井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

中国人の好きな日本映画は『千と千尋の神隠し』

 中国でアンケートを取った結果、好きな日本映画の一位は『千と千尋の神隠し』だった。
 中国で公開された外国映画でもっとも客の入りが良かったのは『ライオンキング』だったから、中国で外国映画はアニメ強しと言える。アニメなら人種とか国籍は無関係だからかもしれない。
 『ライオンキング』は、中国での題名が『獅子王』と直訳であった。その前に外国映画中国一位だったのは、主人公が来て卓球するなどしたこともあってヒットした『フォレストガンプ』で、中国では『阿含正伝』という題名だった。ガンプが言いにくいので魯迅の『阿Q正伝』をもじって主人公の名もアガンに変えてしまったそうだ。
 中国語では、発音をそのままカタカナということが出来ないから、発音ではなく意味をそのまま漢字にする。それで感心したのが、『トロン』。今でこそ当たり前のCGだが、始めて本格的に長編映画に使用し、映像は単純だったが当時としては驚嘆だった。コンピュータープログラムを擬人化するなど、物語もよく練られている。これは中国では『電子世界争覇戦』という題名。適格で迫力がある。
 かつて日本では、単純に考えてコンピューターを「電子計算機」と言っていた時期があるけれど、そのときすでに中国では『電脳』という見事な訳をしていた。この点では流石だと思う。
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Commented by ケーキイーター at 2008-09-11 14:50 x
 確かに「電脳」は名訳かもしれません。
 ところで、お師匠さんに質問するいいチャンスだ。『千と千尋の神隠し』は中国語ではどういう表記をしているのでしょうか。発音まではわからなくていいです。
Commented by ruhiginoue at 2008-09-11 16:59
 わかりません。

『Chihiros Reise ins Zauberland』(ドイツ語)直訳:「千尋の魔法の国の旅」
『Spirited Away』(英語)訳:spirit away = 「誘拐する、神隠しにする、忽然と連れ去る」
『El viaje de Chihiro』(スペイン語)直訳:「千尋の旅」
『Le Voyage de Chihiro』(フランス語)直訳:「千尋の旅」
『La città incantata』(イタリア語)直訳:「不思議の町」

 中国語は見つかりません。誰かわかったら教えて下さい。

 アニメと言えば中国で視聴率80パーセントを記録した『オバケのQ太郎』は『小妖怪Q太郎』とほぼ直訳でした。ここでも阿Qの影響がうかがえます。
Commented by Re:Q at 2008-09-11 22:22 x
 「阿Q正伝」はなぜQという文字がローマ字なのか未だに不思議です。
それにしても「千と千尋〜」の各国語のタイトル、面白いです。ヨーロッパ圏では「旅」なんですね。「旅」の語義がとても広いのかも知れません。それに比べると英語の方が原題に近いニュアンスのようですが、あまりに直接的すぎるような気も…。
 「神隠し」という言葉はとても前近代的ですが、そうした世界の中では日常に含まれていた事件だったのでしょう。日本人の前近代の引きずり方は、なかなか興味深いモノがありますね。「魔法の国の旅」なんていかにも中世的で、ヨーロッパは前近代よりもより古い中世を引きずっているのかも知れません。
 ところで日本でも「オバケのQ太郎」は大変な視聴率をとりました。その次の時間帯に続いたのは「ウルトラQ」で業界では「恐怖のQQタイム」と恐れられていたそうです。
Commented by ruhiginoue at 2008-09-11 22:51
 その白黒のオバQの声は、今は亡き曽我町子さんで、声に特徴がありました。
 俳優としては主婦など普通の役も演じていたけれど、なんといっても悪役でならしたのが有名でしょう。
 『レインボーマン』のキングイグアナ、『5年3組魔法組』の魔女ベルバラ、『電子戦隊デンジマン』と『太陽戦隊サンバルカン』のへドリアン女王など。
 もし『奥さまは魔女』を日本で作ったら、サマンサのママは曽我町子さんだったでしょう。
 小説の冒頭には、人の噂が根拠だが実在した人物で、名前はアキュウだがキュウの漢字がいくつかあって、不明なのでQを充てたと書かれています。
 英語の題名だとまるで『ポルターガイスト』みたいです。こちらは悪霊によって異次元に拉致(abduction)と表現してました。このニュアンスはどう違うのか、これも判る方がいらしたら御教えください。
Commented by Re:Q at 2008-09-11 23:11 x
 >小説の冒頭には、阿キュウの漢字がいくつかあって、不明なのでQを充てたと書かれています。

 そういう事でしたか。ちゃんと読まねばいけませんね。
ありがとうございました。

 曽我町子さんのエンドラ、見てみたかったですね。残念。
Commented by EN at 2008-09-12 03:56 x
「千と千尋の神隠し」を劇場で観た時、小学生の時に読んだ「霧のむこうのふしぎな町」という児童小説とそっくりだと思って、興奮して家に帰ってググれば2、3同じ意見を見つけられた程度、この型はよくあるものだから、と思って納得したものでしたが、今また同じように検索したらwikiにさえそのことが書かれてあって、ちょっと吃驚しました。
ついで検索したら、「霧のむこうのふしぎな町」は2003年に台湾、韓国、イタリアで海外出版が予定されていたとの記述を見つけました。
その後のことはわかりませんが、イタリア語で「千と千尋の神隠し」が「不思議の町」と訳されているのは、それと関連しているのかな?と、興味を持ちました。
Commented by EN at 2008-09-12 04:35 x
あれ?自分そんな以前からグーグル検索なんてしてたかしら。今じゃ当たり前になってしまって思い出せない・・・
いや映画観たのと検索したとの間には、もっと時間がかかっていたような気がします・・・しつこく頭の隅にあったんだと思います。ボケたコメントしてしまってごめんなさい。
Commented by ruhiginoue at 2008-09-12 12:53
 以前映画化したかったけど叶わなかったことがあるから、それで影響されているということでしたね。
 『不思議の国のアリス』や『オズの魔法使い』のような感じもしましたが。河に落ちたとき助けられたなんて『霧の中のハリネズミ』だな、とも。
 

 
 
Commented by k_penguin at 2008-09-12 13:05
>ケーキイーターさん
https://www.rakuten.co.jp/tokkai/img10183202664.jpeg

ふつーに「千と千尋」。
Commented by ケーキイーター at 2008-09-12 16:23 x
k_penguin さんへ

どうもありがとう。
Commented by ケーキイーター at 2008-09-12 16:29 x
 この映画そのものの元ネタは、『ゲド戦記』原作の第二巻を「ぽーんと丸ごと」ですね。興味のある方は手にとって読んでみてください。
Commented by ruhiginoue at 2008-09-12 17:12
k_penguin さん多謝
久石譲さんが音楽を付けた映画リストですね。

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by ruhiginoue | 2008-09-11 10:57 | 映画 | Comments(12)