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by ruhiginoue

やはり共謀罪がらみの政治的な思惑か

 三浦和義氏について、アメリカの裁判所の判断は、日本で無罪となった事件はアメリカで蒸し返すことは許されないとしたものの、共謀したことについては、日本には同様の法が無いのでアメリカで裁けるとした。
 つまり、この三浦氏逮捕は、日本で問題になっている共謀罪を成立させようという政治的な思惑があったとの疑惑が、より濃厚となった。
 日本で共謀罪が出て来たのは、アメリカ言いなり政府に反抗する日本人を弾圧するため、犯罪を話し合ったというだけで罪となる法律を作り、しかも、その話し合いがあったという証処は言葉尻を捉えようと、警察のスパイの証言だろうとかまわないというデタラメなものだ。こんなことは先進国の司法では認められないが、日本で通用してしまう。実際にも、脅迫でヤクザではなく労組に対してこの手法が利用されたなど色々な例がある。だから、そこにつけ込まれたのだろう。
 そもそも三浦氏についての原点である「ロス疑惑」なるものも、ロサンゼルスオリンピックを目前に控え、アメリカ人による銃犯罪に外国人旅行者がまきこまれたとなるとオリンピック観戦客の招来に悪影響があるとアメリカが危惧し始めたとたんに、いかにも売り込まれたような形で週刊誌が騒ぎ始めたうえ、これをネタに警察が乗り出したものだった。つまり松本サリン事件と共通している。
 しかし真犯人を見たと言う目撃者がいたなどしたうえ、他にもいろいろな証処から無罪になる。
 こういうことを知らない日本人が多いのは、もちろん「マスゴミ」を真に受ける人が多いこともあるが、三浦氏とその支援者たちの対応の誤りも響いているからだ。良心的に対応した少数の報道人もいて、その中には大手マスコミもふくまれるのだが、三浦氏とその支援者たちは、道具として利用されたマスコミを主犯と決めつけて、とにかくマスコミが悪いと繰り返し、間違いであることがとっくに指摘されている「マスコミは司法・立法・行政に次ぐ第四権力だから倒せ」などと馬鹿げたスローガンを叫び続けるという、愚かな対応をしてしまったのだ。
 そして、マスコミがウケ狙いでよくやる、何か悪者を挙げて集団ヒステリーを煽り叩くことで社会正義に貢献したような錯覚をするということを、批判している側自らが、やてしまった。とにかくマスコミを悪者にして叩き「ミイラとりがミイラとなった」状態となってしまったのである。
 私は三浦氏の支援集会に行ったことがあるが、このようなバカ発言が相次いだので、呆れてしまって、その後に何が催されても行く気がすっかり失せてしまったというのが、正直な所である。
 
 
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Commented by ken at 2008-09-27 13:56 x
何とも込み入ったお話ですね。そもそも、我々日本人が忘れてしまっている「ロス疑惑」を、ここで持ち出している米国の検察側の「今まで一生懸命調査してきた執念」には恐れ入ります。 三浦氏は判決後も米国生活のように見受けられますが、事件は米国、裁判は日本、終わったら米国・・・。 いっそのことアメリカに帰化した方が良いのでは? どうも、いい加減な事に日本の裁判を利用されているだけにしか見えませんがね。 
Commented by ruhiginoue at 2008-09-27 14:20
 最初、アメリカは捜査を続けているうちに何か新しい証拠を発見したとか技術の進歩でドラマの「CSI」みたいなことが出来たのかと思ったら、実は何も発見されてないただの蒸し返しで、記録の管理すらちゃんとしておらず、未解決事件だから逮捕というだけで、アメリカのやることがズサンだと発覚しただけでした。
 しかし、政治的な裏がある疑いは今回のことで濃くなりました。
 三浦氏は、サイパンが米国領であると知らずに観光にのんきに出かけて行ったと言ってましたが、サイパンどころか日本国中が戦後ずっとアメリカ占領状態と変わっていないと言って右翼たちが激怒しています。だから集会があるといかにもといった風袋の人たちがぞろぞろと来ます。有名な鈴木邦夫氏の姿も。
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by ruhiginoue | 2008-09-27 13:31 | 司法 | Comments(2)