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by ruhiginoue

たまりかねたのか、それともただ偏屈な老人か

 アメリカで、自宅の庭に飛び込んだボールを持ち主の子供に返さない老人が、窃盗罪に問われていて、担当警官によると、以前からこの老人には同様の苦情があったそうだ。
 ほんとうに迷惑していたのか、頑なだっただけなのか。
 自分の経験では、小学生のころ、「ボール取らせてください」と言うと、快く敷地内に入れてくれたことが多く、たまには、退屈していたような老人がお菓子などをくれたりしたものだった。
 でも、静寂を破られて怒ることもあるし、ほんとうの意味で退屈していたから、子供を構うより問題を起こして周囲の大人の関心がひきたいという心理が働くこともあるだろう。
 ところで、ボール取りに行った子供が、その邸宅に入ったまま帰ってこなくて、実は地下の実験室に囚われて、という怖い話が、たまにテレビの特撮ものにあり、観たあとはボールを取りに行けなくなったものだが、そういうネタで巧みに作劇するのは、だいたい伊上勝の脚本だったと後から知った。
 また、ドリフターズのコントで、いかりや長介ふんする老人と、その奥さんにふんした女装した加藤茶が、近所の高校から飛び込んでくるボールにわずらわされる話があった。他のドリフのメンバーやゲストのタレントたちが「すみません、野球部です」「バスケ部です」「バレー部です」とユニフォーム姿でボールを取りに来ては謝る。老夫妻は寛容で、「うちは学校がすぐ近くにあるから仕方ない」と言う。
 そして、そのうちにボール以外のものが飛び込んで来るというギャグだった。将棋の駒や盤が飛んできて「すみません、将棋部です。対局中に負けそうになった部員がぶち切れて投げてしまいました」とか、生物部で飼育していたいろいろな動物が逃げ出して乱入してきたりする。
 最後のオチは、このコントにドリフで唯一出てこなかった高木ブーが飛び込んで来るというもの。
 「ん?君は何部だ」
 「デブです」


庭に飛び込んだボールを返さない89歳女性、窃盗の容疑で逮捕 | Excite エキサイト
by ruhiginoue | 2008-10-22 07:31 | 国際