コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue
 先日、Twitterの差別発言の問題について、差別はだいたい匿名の無責任なアカウントだから、顕名であればいちおう責任をもった発言と見做すことができるという指摘をした。

 ところが、実名と顔写真と連絡先の携帯電話番号と住所まで掲載していた菅野完氏のアカウントが永久凍結された。
 ちょうど、あの籠池氏が逮捕され、国会を開かないでいた総理が選挙と言い出し疑惑隠しと批判され、なら不信任案で対抗すべしとツイートした途端、籠池氏と一緒に騒いで安倍内閣批判していた菅野完氏のアカウント永久凍結という次第。
 これでは、実際にどうかは別だが、陰謀だと騒がれても仕方ない。

 これにより、基になった菅野完氏の発言が消失してしまったので、それに対して述べた話の意味がよくわからなくなってしまったから、説明しておこう。

 先日、菅野完氏は、大学の先生など自分が給料をもらっている身であると講演料を要らないと言うが、これはフリーランスの者としては迷惑だという話をしていた。
 しかし、講演を要らないと言う大学の先生は、給料もらってるから金をもらわなくても大丈夫なのではなく、自説を広めたいからだ。
 それだけでなく、本業である講義でさえ、あちこちの大学を駆けずり回って講義して、新幹線に乗ったりするから給料もらっても交通費に消え、手間暇を考慮したら赤字ということもよくあるが、それでも自分の話を一人でも多くの人に聴いてもらいたいのだ。

 例えば法学部で教える知り合いは、自分が弁護士になっても人権派弁護士が一人増えるだけだから、それよりも大勢の学生の中から人権派弁護士が何人も産まれて欲しいと願い、儲からないのに一所懸命に講義してる、と言っている。大学の仕事でそうだから、市民運動から報酬を受取らなくても当然だ。

 こうした心意気を、「スト破り」の一種であるかのように非難して欲しくないものだ。


[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-19 20:47 | 社会 | Comments(1)
 「この前、北朝鮮からミサイルが発射された時に、北海道の上空でゴーッって音が響き渡ったらしい」

 という女性の愚かなツイートを真に受けた人たちがいる一方で、デタラメを言うなという人たちもいた。そんな音はしていないし、冗談にしても、ありえないことだから真に受けるほうもバカだという指摘がされていた。上空のミサイルは音が空気を伝わってくるようなところにない。政府がプロバガンダに利用して危機を煽っているから、もっと低く飛んでいるかのように勘違いさせられたとしても無知すぎる。

 しかし、宇宙空間は空気が無いから音は伝わらないけど、『スターウォーズ』や『宇宙戦艦ヤマト』などのSF映画では宇宙で轟音がしてるから、勘違いする人もいるのかもしれない。宇宙空間が出てくるSF映画で音がしないのは『2001年宇宙の旅』くらいじゃなかった。あれはヘルメットの中で自分の呼吸の音ばかりが響いている描写だった。
 ただ、子供だって宇宙で音がするわけないとわかっているから、実際に音がしているのではなく効果音であると解釈してきたはずだ。非現実の映像を盛り上げるために効果音を入れているのだ。

 これでわかった。なんで最近の映画がつまらないのか。違和感がひどいからだ。CGの進歩でリアルな映像が好きなだけ作れるようになったのだから、音で煽る必要はなく、もう効果音も音楽も無用になったのだ。それなのに、昔と同じ表現をしていて不自然なのだ。
 昔、『キングコング対ゴジラ』で、大タコが出てキングコングと闘う場面があったけど、ここでタコはキングコングとゴジラのように着ぐるみとはいかないから、ほんとうの生きているタコをセットの中に入れるなどして相対的に大きく見せていたが、このためタコのニュルニュルした感じがリアルだった。
 そこへ音楽はタコのニュルニュルした動きに合わせてグリッサンドを多用したものになっていたが、作曲した伊福部昭は、本物のタコを使って撮影すると聞いたときは、なら音楽は無用ではないかと監督に言ったそうだ。怪獣は本物ではないから音楽で煽る必要があるけど、本物なら無用だろうということだ。

 また、セットとか特撮とか作り物の中で俳優が演技していても、どちらも現実ではないと思っているから違和感がないけれど、CGで本物そっくりに映像が作られた中に俳優がいると、無名の俳優なら問題ないが、スターとか有名な俳優が出ていると、そこで嘘だと感じてしまう。
 そうなっているのに、相変わらず効果音や音楽で煽ったりスターが出たりと、時代遅れになった方法で映画が作られている。もう俳優も、ほんらいの在り方である舞台にスターがいるべきだ。舞台なら映画とちがって外国人の役を演じたりしていても、もともと例えばシェークスピア劇に出ているのはローレンスオリビエであってハムレットではないと観客はわかっていて、古代ギリシャからドラマとは別人を演じて人間と物事の本質を理解するものだから、むしろ違うとわかっているものなのだ。だから「役者」というのだ。

 もし機会があったら映画を作ってみたいと思うけど、その場合、スターはもちろん有名な俳優はいっさい出さないし、出来れば姿も声も合成し、アニメ以上に完全な作り物として、非現実的な効果音と音楽は一切入れないだろう。




[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-18 21:51 | 映画 | Comments(0)
 高齢者が住む家の階段に本を置いているのを見て危険だと指摘した知り合いが、言うことをきいてもらえなかったという。他に置き場がなく、それは本棚が満杯だからで、それらの本は読み終わったものなのに必要だと言い張り、なのに読み返すわけでもない。
 
 このように、高齢者は家の中にある物を整理しようとせず、ためこんでまう。ただ、そうでなくても階段を物置にしている人は良く見かけ、そして本であることが多い。

 これで思い出したが、プロレスラーのジャイアント馬場は絵を描くことと読書が好きだったので、格闘家としては異色の趣味と言われ、これについてテレビで久米宏からに訊かれたさい、読み終わった本は捨ててしまうと言っていた。
 なぜなら、マンションに住んでいて、集合住宅は収納場が少ないためだと言う。ジャイアント馬場を主人公にしたアニメ映画では一戸建ての邸宅に住んでいたが、隣にラッシャー木村の家があるなど現実ではなかった。

 ただ、ジャイアント馬場は前に一戸建ての自宅に住んでいたが、何度も泥棒に入られたので防犯のためマンションに転居したと言っていた。一戸建てよりは侵入しにくく、特にオートロックなら安全性が高い。

 また、ジャイアント馬場が何度も空き巣に入られた時は、出場している試合がテレビで生中継されている時だったそうだ。これでは今自宅に居ないとテレビで全国に宣伝しているようなものだ。この話に久米宏は、自分もよく生放送をやっているから心配になってきたと言った。

 とにかく、住居を物置にするのはもったいないし、階段など安全を犠牲にするのは論外である。だから前にも述べたが、自分の場合は自宅近くに貸物置があるので、本はそこに入れている。密閉しているから紫外線や湿気の被害もない。

 ところが、孤独な老人の収集癖だけでななく、読み返すことがない本を並べて悦に入る人がいて、そうした人には、たくさん読んだと自己満足しているけど頭に入っていない人が目立つ。
 これについて、老人に注意した知り合いは、こう助言している。

 「書籍=教養とか勘違いはやめて下さい。優れた本を読んだなら、生き方に反映させましょうよ。」




[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-17 20:03 | 雑感 | Comments(4)

「文春砲」もはや弾切れ

 民進党叩きを始めた週刊文春について、久々にほんらいの文春らしく権力のイヌ記事に回帰したと言う声があがっている。
 それにしても前原誠司民進党代表と北朝鮮美女“親密写真”を入手したというからどんなものかと思ったら18年前の記念撮影だったので、ついに「文春砲」も弾切れということか。

 どうであれ、たまにヒットで「文春砲」と呼ばれたところで「三つ子の魂百」までというわけで、かつてリクルート疑獄で自民党が苦戦したら、疑獄で問題の金額とは桁違いの合法献金のうちパチンコ屋からの献金がちょっと旧社会党にあったからと北朝鮮の手先と騒いで差別意識丸出しで自民党に媚びた当時より更に安直だから笑ってしまう。

 もともと、文芸春秋とはそういう会社である。
 かつて田中角栄を金脈問題で追い詰め失脚させたと得意になっていたけど、それで自民党が追い詰められ野党が勢いづいた途端に田中擁護論に方針転換。立花隆は怒ったけれど、結局は古巣と妥協して仲直り。どんなにカッコつけても結局は権力に擦り寄る。菊池寛の時代から変わってないのだ。

 また、トランペット奏者の日野皓正がガキの悪ふざけにブチ切れひっぱたいただけなのに教育的体罰と言い訳している件で教育評論家の尾木ママは、日本には体罰容認が歴史の中に無く、今も法律で禁止されていて、容認している外国も規定が厳格で、これに違反したら暴行罪になるから、日本で体罰をすることは根拠のない無法であるという指摘をし、これを文春に書いたそうだ。
 ただし、日本の二千年の歴史で体罰禁止は戦後の数十年だけと嘘をつき暴行死事件を起こし刑務所に入れられまでした戸塚宏を、刑事事件になっても必死で擁護し続けたのが文春であった。

 ところが、安倍政権を週刊文春が批判したくらいで文芸春秋社が左傾化したとネトウヨが妄言を吐くだけでなく、同社の体質を身をもって知る文春の元社員まで同じようなことを言う者がいるけど、文春にあるのは商業主義だけ。安倍政権だろうと民進党だろうと芸能人だろうと、売れそうなネタがあれば飛び付くだけのこと。
 これは当の文春が認めている。同社の『文春砲』という本によれば、社会正義や不正追及といったジャーナリズムの使命など関心がなく、政治問題のスクープも芸能人の不倫を暴くのも同列のエンターテイメントである。

 やはり昔から一貫している。文芸春秋社は、田中金脈追及もあくまで好奇心があったからだと表明していたけれど、ではなぜ自民党全体にはその好奇心がないのか、それでいてなぜ日本共産党には好奇心があるのか、他にも、天皇、原発、自衛隊、などには、なぜ好奇心がないのか、と昔から指摘されいた。
 
 つまり、商売になるウケることをやり、ウケるから商売として権力を批判するけど、もともと権力に媚びるほうが商売に有利だから、媚びたほうが商売になりそうな時は、当然そうするのだ。
 この体質について拙書『朝日新聞の逆襲』でページを割いていたのだから、それが昔のことになってしまっては困る。だから文芸春秋社が変わっていないことを示してくれて良かった。




[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-16 14:50 | 社会 | Comments(0)

斉藤由貴のモルモン教

 このブログで分類に「宗教」を作っていなかったから、取り上げるとしたら「社会」か「学術」にしていたが、今回は「芸能」に書く。
 それはモルモン教の話で信者の斉藤由貴に関わるからだ。

 この日本という国の特殊性は色々あるが、強姦は逮捕状が握り潰されて不倫は政治家でも芸能人でも大騒ぎであるが、聖書の表現を借りれば女性に石を投げる社会ということだろう。政治家は不倫を認めていないけど離党で、芸能人は不倫を認めたら教会に除名するよう申し出て留意された。
 
 その斉藤由貴は、信仰がきっかけで出逢った男性と結婚したそうだ。これはモルモン教という団体で、エホバの証人と統一教会と共にキリスト教の三大異端と言われている。モルモン教には、中学生のころ布教をしているアメリカ人の若い男から声をかけられたことがある。そして英語の練習にしようと思い、相手は日本語をけっこう上手だったけど、なるべく英語を使った。
 その当時はモルモン教を知らず、後から「ジョセフ スミスというアメリカ人の青年が神から啓示を受けた」という話だったから、あれがそうだったのかと判ったのだった。
 
 下はネットで拾ったもの。あの時も、こんなパンフを見せられた。宗教論争の中で何が正しいのかと考えたジョセフ スミスは、聖書の中に「わからないことは神に訊ねれば教えてもらえる」という一節から、教えてくださいと祈ったところ啓示を受けたという話である。懐かしい。
f0133526_19180652.jpg


 あのとき布教していた米人の話は途中までだった。その続きは後で知った。ジョセフ スミスは神から啓示を受けたと話したが信用されなかった。まあ当たり前である。しかし少数だが興味を持つ者たちがでてきて、信じる人たちがモルモン教を成立させた。
 しかし、その教義はあまりにも特異だった。それで激しい迫害を受け、暴力沙汰にまで発展し、ついに開祖のジョセフ スミスが殺害される事態となった。まっく、西部劇などに描かれるとおりアメリカの田舎はリンチ社会である。

 このため、モルモン教徒たちは安住の土地を求めて開拓されていない地方へと旅立つが、人がいないところは砂漠ばかり。このままだと不毛の地でみんな野垂れ死んで『ポルターガイスト2』の牧師一行のような地縛霊になりそうだった。

 ところが、そこで湖に突き当たった。
 しかし不毛の土地だった。その湖は湧き水や川の流れた先ではなく、海の一部が浸食作用によって陸の中に孤立したもので海水だった。これではダメだと普通は考えるものだが、開祖を殺され迫害を逃れ旅してきたモルモン教徒たちは狂喜した。塩水の湖といえば死海。モーゼの出エジプト記と同じように、自分たちは神から導かれて約束の土地にたどり着いたと解釈した。偶然に決まっていると思うと同時に、その経緯を思えば仕方ないと、信者でなくても理解するだろう。

 こうして、ソルトレークシティーをモルモン教徒たちが開拓して発展させ、ユタ州は僻地でモルモン教ばかり。だから同地の出身者で信者のケント デリカットが「ユタ、バカにしないでよね。ユタだって電気通ってるよ」と言っていたわけだ。

 その後、モルモン教の極端に特異な教義の代表ともいえる一夫多妻制は、あくまで理念であって実行するには今の時代として問題があると本部は声明しているが、どんな宗教にも原理主義者がいるもので、実行している信者がユタで発覚して「CBSドキュメント60分」が騒いだりしたものだ。
 だから斉藤由貴の件も、女性ではなく男性の側が一夫多妻のつもりだったと言ったら、不倫ではなく本部に背いたということになったかもしれない。

 どうであれ、不倫は家族内の問題だから、いくら芸能人で注目されるとしても他人がとやかく言うことではなく、それよりもう一人のケントことケント ギルバートもユタ出身のモルモン教徒だが、あの金に困ってなりふり構わずのネトウヨ商売は、いくら名義貸しでも恥ずかしくないのだろうか、良心か痛まないのだろうか。彼を起用して有名にした大橋巨泉は、草葉の陰で何を思うか。



[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-15 19:27 | 芸能 | Comments(5)
 ミサイル開発と核開発の実験により米朝対立が深まっていることから、拉致問題の解決が遠のいていると関係者は危機感を抱き、それについて訴えるため訪米するなどしていると報じられている。

 そもそも拉致問題は、南部韓民国と間にある離散家族問題とともに、北部朝鮮共和国が解決に向けて前向きになり、恥を忍んで大幅な譲歩をしていた。対決姿勢一辺倒ではなく近隣国との融和と国際協調の路線をとるべき時期ではないかと北朝鮮側が判断し、またそうするほうが利益にもなるとロシアなどから説得されて、このほうが現実的であろうと、その時は判断したからた。
 そこへアメリカが付け込んで介入してきた。「不意打ち食らった」と金正日は言ったと伝えられる。そしてロシアも怒った。この結果が今の状態である。
 
 また、北朝鮮は中東やアフリカと、経済や軍事で密接な関係があった。だから欧米とその同調国が制裁をしても「抜け道」がある。険悪になっていたミャンマーとも「敵の敵は味方」ということで手を組んでいた。
 ところが、中東やアフリカで欧米がそそのかした「アラブの春」「民主化」の偽装とそれに協力する名目でNATOの軍事介入があり、これでイラクにつづきエジプトやリビアでの政権転覆とシリアの内戦が起こされ、ミャンマーでは今でこそ化けの皮が剥げたスーチー女史が民主化のリーダーとしてノーベル平和賞を授けられたうえアメリカの傀儡政権を樹立した。

 だから、日本では欧米メディアの受け売りやNATO軍記者クラブからの垂れ流しばかり報道されているため欺かれているけれど、北朝鮮はもともと建設や軍事の技術者および医師などの交流があるため実態と真相を知っているので、直接の圧力と同時に外堀を埋められている現実に危機感を抱いた。
 これでは、何を言われようと、どう圧力をかけられようと、断固として妥協しない。だから軍事開発も絶対にやめない。

 つまり、軍拡はどこの国でもやめるべきだし、拉致などもってのほかであるが、しかし、もともと核拡散防止とは核兵器を持っている国が持たない国に対して危険だから持つなと説教するものだったし、そのうえ、既に一旦は外交で解決に向かっていたことがアメリカによりこじれてしまったという経緯であるから、こうした背景を理解しないと、単純に圧力の一辺倒で何とかなると錯覚するのだ。

 ここで深刻なのは、これを日本の政治家たちが理解していないことだ。
 この人達は自分に不都合な時だけマスメディアを目の敵にしていて、国際関係のように最も信じていけないことは鵜呑みにしている。
 だから、諸外国が確信犯的に対応していることに対して、そうとは知らず真面目に同調してしまうのだ。そして困ったことになる。




[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-14 18:15 | 国際 | Comments(4)
 先日、ツイッター社が差別表現を伴う投稿を放置しているとして、東京都内にある同社日本法人が入るオフィスビル前で市民らの抗議行動があった。
 その建物前の歩道に、民族差別や性差別を煽る投稿を印刷した紙を敷き詰め、ビルに向かって「差別ツイート野放しやめて」「ヘイトツイートは表現の自由にあたらない」などと書かれたポスターを掲げた。

 ここで、差別も言論の自由だと言っている人たちがいるけれど、そんなのは論外である。ただ、差別の冤罪も現実にあり、ひどい場合は差別を批判したことが差別になると糾弾されてしまう。これは主観的な判断によって見解の相違を攻撃するものであり、しばしば起きることだ。

 では、客観的に判断することが可能だろうか。これは困難だ。
 そして、テレビがやっていた「差別用語削除」のようにマニュアルと照らして差別用語を機械的に削除してしまうことにつながる。
 その最悪の例は、NHKが政見放送に差別用語があると勝手に音声を消してしまった事件だ。その政見放送の中で候補者が話した中に差別用語があったけれど、差別するどころか逆に、こんな差別をなくそうと言う主張だった。
 これで候補者が怒って裁判になり、判決で公職選挙法違反であるとNHKの非が認められたのに、控訴審では「ヒラメ判事」が実質政府広報放送局に忖度し、差別を未然に防止するため正当だという逆転判決で、みんな唖然とした。意味を考えない上辺だけの「言葉狩り」を司法が追認してしまった。
 こんなことがあるから、差別の法規制には危険もある。

 しかし、それとは違う客観的な判断基準がある。先ず顕名か匿名か問題にするべきだ。これは客観的である。
 そして顕名なら、例の高須院長のように商売に影響するなど非難を浴びるリスクを(どこまで認識しているかは別として)承知の上だと見做せはするから、いちおう言い分があるとの前提になり、だから削除せず批判や糾弾をする。
 これに対して匿名の場合(実際に差別は圧倒的に匿名)は、最初から無責任ということだから、それで差別を書いたら無条件に削除、反論や弁解をしたいなら顕名で責任をもつ。
 と、いうようにすべきだ。
f0133526_16155636.jpg


[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-13 16:16 | 社会 | Comments(0)
 なるほど、ちょっとした閃きだったのだろう。

 中学三年生の女子が、ネット上で、専門学校生の21歳の女性から人気アイドルグループのコンサート・チケットを譲り受ける交渉をし、その話がまとまると自分ではなく、やはりチケットを求めている他の女性に成りすまして、そちらへチケットを送付するように指定した。

 そうとは知らない専門学校生の女性は、指定されたとおり他の女性にチケットを送付し、この代金は専門学校生ではなく売買サイトを通じて中三女子の口座に振り込まれた。これで中三女子は丸儲けである。
 しかし、この他の女性にとっては、チケットを入手してその代金を支払ったので取引が無事終了である。

 それとともに、中三女子は今度は専門学校生になりすまして、やはりチケットを求める高校生など更に別の女性らと交渉し、専門学校生の口座に代金を振り込ませた。
 こうして専門学校生には、その女子高生など別の女性たちからチケットの代金が振り込まれ、これを専門学校生は、先にチケットを送付した他の女性から振り込まれた代金と受けとめて、これで取引は終了したと思った。

 ところが、女子高生らは代金を振り込んだのにチケットが届かない。それで詐欺の被害に遭ったのではないかと疑って警察に相談した。
 こうなると、専門学校生が女子高生などから代金を受け取っておいて商品を渡さなかったと見られてしまう。そして専門学校生は詐欺の疑いで警察に逮捕されてしまった。

 この事件について、今、機器の進歩によりネットでの犯罪は、思いついたら年少者でも簡単に実行できると指摘したうえで、この防止策をどうするかについて説く人の談話が、マスコミに掲載されている。
 ただ、もともと年少者が、犯罪になるということまでは考えが及ばず、ちょっと閃いてグッドアイデアだと実行してしまう話は、よくある。
 例えば、前に小学生がネットで株の売買を知り、小遣いで少額の購入をすると、捏造話で株価を釣り上げ売却益を得ていた事件があった。製薬会社の株を買ってから、同社が画期的な新薬を開発したという噂を各サイトに書き込む、という手口であった。
 こういうのは「風説の流布」という犯罪であり、なぜなら経済を混乱させるからで、当然だと少し考えればわかるが、年少者には考えられない。
 
 だから防止策も必要だが、今回のチケット詐欺は手の込んだこととはいえ中学生がやったことで、誤認逮捕された専門学校生が一貫して否認しているのに、まともに調べず19日も拘留した警察の対応が問題だ。
 このあと専門学校生の女性が自ら郵送の記録を取り寄せて検察に提出したことで真相が判明したが、それは警察が最初にやることだった。
 もともと、日本の警察は、一旦目星をつけたら何が何でも犯人に仕立てようとして事実確認をしようとしない。
 そうなるのも、そんなやり方が裁判で通用するからだ。いくら警察と検察が杜撰だったり無茶苦茶だったりしても、裁判所が追認しなければ、警察も検察も改めざるを得ない。
 だから、最も悪いのは多くの裁判官たちである。




[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-12 12:33 | 司法 | Comments(2)
 山尾志桜里議員が週刊誌に不倫疑惑を騒がれたことで所属する民進党から離れることにして、提出した離党届が受理されたと報道され、また当人も自ら公表した。
 これについて、不倫とか不貞行為があったとする証拠があるわけではなく、当事者も否定しているのだから、やましいことがないのに離党とは奇妙だという指摘があり、脇が甘かったことで迷惑をかけたと当人は言っているが、不倫したけど離党などしていない議員は同党に他にもいるし、他の党にもいるのだから、自ら進んで離党とは不可解である。

 それで、もしかすると不倫疑惑を口実に民進党内から追放されたのではないかという見方をする人たちがいて、そもそも不倫疑惑は同党内から週刊誌に働きかけたものではないかとまで疑う人達がいる。
 というのも、山尾志桜里議員が国会質問で話題になったことからにわかに知名度が上がり、それで党の要職にという話になり内定もしたが、しかし当選二回の議員が他の当選回数が多い年長の議員を差し置いて、ということに反発や嫉妬があったのではないかと推測されるからだ。
 それを察した山尾志桜里議員は、週刊誌の記事だけでなく党内に嫌な気分になってしまい出ていくことにしたのではないか。

 その心中は不明だが、政党に限らず色々な団体で、後から入った人や年少の者が注目されたり成果があったりすると、先にいた人たちから反感を持たれたり僻まれたりするものだから、これは民進党でもありうることだと十分に考えられる。
 例えば市民運動団体でも、最初にはじめた人達が先輩面していたが、ただ歳をとって実は功績のようなものがなく、それで後の世代の人達が成功するようになると邪魔になって嫌がらせをするものだ。
 それでも我慢して一緒にやっていると必ず迫害がエスカレートして追放するまで止めないから、そうなる前に出ていくことが精神衛生も含めて最善と判断するわけだ。
 こういうことは、追放されたというべきか見限ったというべきかわからないが、その時はけっこう清々しているものである。

f0133526_20062444.jpg
 人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-11 16:11 | 政治 | Comments(0)

ホタルの逢引

 人間様の世界では週刊誌やワイドショーが騒いで醜いばかりだが、昆虫の世界を眺めている分には幻想的で美しい限りである。
 それとも、その目線で見ると、人間の社会と同様に色々あるのだろうか。

 7月に、北海道の東大沼でホタルが乱舞していたのを観察した。ちょうど花火大会だったが、なんかショボイので観光客たちはホタルのほうに目をやる人が多かった。
 その当時、東京の墨田川花火大会では「二万発打ち上げた」とテレビなどで報じられていたが、この一方で地元の七飯町長は広報で「二百発打ち上げます」と得意になっていた。

 ホタルは英語ではファイアーフライ。
 トンボはドラゴンフライというだけに獲物を襲う様子が狂暴で、テントに侵入したオニヤンマを外に出してやろうとした人の親切が理解されず危害を加えられそうになったと感じたようで、手に噛みつかれていた。オニヤンマのような大型トンボにはスズメバチも餌食になるほどだ。
 ところがホタルは成虫になると何も食べない。ホタルは幼虫の時トンボと同様に水中ですごし、小型の貝カワニナを猛烈に食べている。そして成虫になると蓄えた栄養が尽きて死ぬまで何も食べずにひたすら逢引きするのだ



 失礼して照明をあてて撮影。
 こうなる前の互いに光って接近する様子(動画参照)のほうが情感がある。それはどんな生物も、人間も同じかもしれないが。


f0133526_20380654.jpg




[PR]
# by ruhiginoue | 2017-09-10 20:46 | 自然 | Comments(4)