コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

カテゴリ:雑感( 249 )

 先日は、「Fラン大学」に入った同級生の話をしたけれども、次は、そこまでではなく、受けても受からない人が少しはいる大学に入った同級生の話。

 どこの大学に入ろうと真面目にやればいいが、そうではなかった。
 その同級生は、大学に入ってから学費から生活費まで親が丸抱えのうえ、親の金で車を乗り回したり酒を飲んだりし、大学の勉強を真面目にやらなかった。あまりにもひどいので、怒ったお父さんにぶん殴られてしまったなんてことまであった。

 しかし、その私立大学は、私立大学の中でも特に学費が高く、そのかわり卒業するの簡単で、必修科目の試験の最中に正解を書いた紙が回ってきてみんなそれを写すから全員満点で合格、という凄いところだった。
 そうして卒業すると、名の通った会社に就職した。出た大学がそんなところだろうと親がそれなりに裕福で身元保証人になり後ろ盾となるからだった。

 これはいくらなんでもひどすぎると誰でも思うかもしれないけれども、そういうのが当たり前なのが日本社会の実態である。
 だから、この同級生と全く同じような人が今の総理大臣である。やはり出席もせず単位を取らずに卒業していたと教授が怒っていた。大学のお坊ちゃん度が高く、乗り回していた車が同級生はソアラで、晋三坊ちゃんはアルファロメオだったらしいから少し高かったが。

 そして、こういう人たちを就職させる企業は、国立大学を卒業していても母子家庭だとダメというような差別をする。もちろん露骨に言う事は少ないけれども就職の問い合わせや会社訪問で「ウチは紹介がなければ」というような言い方をして断る。

 そういえば大英帝国がこんな調子で衰退した。いわゆる「英国病」だ。そして今は「日本病」というべき状態だ。

f0133526_12024080.jpg
 
 日が暮れかかった時の駒ヶ岳が美しい。



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2017-08-17 11:33 | 雑感 | Comments(0)
 毎年のように繰り返し言っているんだけれども一向に改まらないからしつこく言う。8月15日は終戦の日ではない。終戦の日は9月2日である。8月15日はあくまでも日本が戦争で勝つことを諦めたと正式に政府から国民に対して発表した(天皇に発表させた)だけで、終わってはいない。戦争とは相手があるのだから、相手が止めることに同意してくれなければ終わらない。日本で天皇が戦争終わりだと言っても外国には通用しない。現に8月15日から日本が降伏したと敵国に認められた9月2日までの間に散発的に小規模な戦闘は続いていた。

 しかし夏のすごく暑い日と戦争とが、原爆の惨禍もあって、強く結びついているのだろう。
 それで戦争と平和となどを語るのが8月となっていて、また、お盆で死者を弔うことにもからむのだろう。

 だからテレビでも新聞でも特集が組まれたりする。映画館でもかつて旧文芸坐では8月になると戦争と平和を考える映画と言う特集をしていた。文芸坐の地下のほうで『真空地帯』とか旧作の『野火』などを観た思い出がある。ついでに、上の階で夏休みだからと古い怖い映画をやっていたから、日本製の怖いSF『マタンゴ』などを観た覚えがある。

 しかし言葉を正確にしておかないと色々と厄介なことになるのだから、ちゃんと「8月15日は敗戦の日」「終戦の日は9月2日」と言わなければならない。



 
人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2017-08-15 13:28 | 雑感 | Comments(0)
 「Fラン大学」という言葉がある。大学入試の難易度ランキング5段階ABCDEより下のFにランキングということでである。

 こういうところは、入学試験が有って無いようなもので、人気がなくて募集しても定員割れだから願書を出して入学試験に行って名前と受験番号さえ書けばまず入れる。

 それは大体が新しくできた、地方それも辺鄙なところにある私立大学である。なので人気がない。通学しにくいとか下宿して近くにバイトがないとか、条件が悪い。
 だから学生も集まらないが、経営のためにはとにかく客を入れなければならないので、試験が有って無いようなものになる。

 そういうところに入った同級生がいる。受験勉強を全然しなかったから、そこにしか入れないのは当たり前であるが、入ってみたらとんでもない大学だと言っていた。

 なんと大学に入ってすぐに遠足があったと言うのだ。大学で遠足というのにはびっくりだけど、その目的が親睦を図るためだと言うのにもびっくりである。
 それでいて、バスの中では私語は一切禁止。目的地に着くまで乗っている間じゅう車内に大学歌が流れていて、ずっと聴かされ、学生全員が憶えろと言われたそうだ。
 できたばかりの大学だからなのだろうけど、やることがエキセントリックである。

 そしてその同級生は、辺鄙なところにある大学だから、そこに通学できるところに下宿したが、その下宿屋をやっている老夫妻に「今年は真面目な学生さんが入ってくれて良かった」と言われたそうだ。
 そう言われて彼は面食らったが、その下宿屋の夫妻が言う話によると、日常生活のことであった。大学で真面目に勉強するかなんて下宿屋にはわからないんだから、日常生活の話なのはむしろ当然である。

 では不真面目な学生とは何かというと、仲間と一緒に麻雀をして夜遅くまでガチャガチャと音を立てたり、オートバイのエンジンをブンブンとふかしたり、要するに騒音が問題だった。

 この点で言うと、その同級生は下宿の部屋に居るとき大きな音を立てたりせず真面目に…マンガ読んだりしてる、というわけだ。

 その同級生は自動車教習所に就職した。大学がFランでも、就職でき、仕事で偉そうにしてられる、なんてのはこれぐらいだと言っていた。


f0133526_12072052.jpg
大沼でヨットを楽しむ人がいる。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2017-08-11 11:27 | 雑感 | Comments(1)
 『華麗なる美容外科の恐怖』は、出版社の通常在庫が品切れとなっている。
 まだあるのは古本屋がアマゾンに出品したものだが、これも安いものは無くなって「コレクター」として逆に値段が高くなっているものだけだ。
 そういう高いものを買うよりも、図書館に結構置いてあるから、そちらで読んでいただきたい。

 もともと、この本は値段が安かった。出版社が他のことで非常に儲かっていたので税金対策で経費をいっぱい使おうと大量に発行し、定価を安くして薄利多売としていた。それらが、おかげさまで全部売れてなくなったわけだ。

 ところが、この本を美容外科関係の裁判に資料として提出したいと言ってくる人がいて、すると裁判所に提出する書証としてコピーされたものを見たら表紙の部分に図書館のインデックス用ラベルが写っていて苦笑させられた。
 これには出版社の人も「買えよ」と呆れて言っていたが、美容外科で散財してしまい安い本も買えないような状態の人もいる。
 今は亡きピート・バーンズも、大スターの億万長者だったが美容外科の失敗と復元手術費用がきっかけで破産した。

 あと、危ない美容外科医師の問題について、美容外科はナチが人種差別から発想と実施していたことがあるから、やばい医師には政治性もあるんだという話について、最初は理解できないと言う人もいた。倫理的に問題のある医者はよくいるけれども、政治的なのかと言うのだ。

 しかし今ではこのような疑問を持つ人はほとんどいない。派手な宣伝で売っている美容クリニックのチェーン店の院長が、それを証明してくれたからである。



f0133526_14150587.jpg
昨日は少し遠くまで歩いて温泉に行ったが、すると帰りにキタキツネと会った。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2017-08-08 13:40 | 雑感 | Comments(3)

高校の頃の数学教師

今、高校の数学の問題集をやっている。これは参考書や問題集を専門に出版している文英堂という会社のものだ。
この文英堂の参考書と問題集は、今まで買ったことも手に取ったこともなかったが、これを愛用する同級生が中学の同じ組にいたので、書店に並んでるのを見て「これか」と思ったことならある。
そして、今まで買ったことなかったから買ってやってみたんだけど、あまりいいとは思わない。人によって好みがあるんだろうけど。

ただ、その同級生は、一生懸命に勉強してる割には数学の成績だけよくなかった。
だからといって文英堂の参考書と問題集は数学だけダメということではないだろう。自分にも同級生にとっても合ってなかったのかもしれないし、同級生の場合は中学のものだから、高校のは違うかもしれない。

また、入試用のものになると、高校入試の中学生向け問題集や参考書は普通に書店で売っているけれども、大学入試の高校生向けのものはよほど大きな書店でなければ置いてない。そうなるとなおさら比較ができない。

ところで高校の頃、担任の教師が学年主任で数学の担当だった。地方の国立大を出ている比較的年配の人だった。
どうも、その授業を聴いても解らない。
そして生徒会の顧問をしていたのも数学の担当で、まだ若いほうで 、他の地方の国立大学を卒業してる人だった。この人に、担任の先生の数学の授業が解らないのでちょっと教えてくれと頼んだことがある。

それなのに教えてくれなかった。もともと、この人は不親切な人ではあった。
しかし、あの時は不親切だとしか思わなかったけど、今から考えると別に事情もあったんだろうと思う。
これで教えてくれてもだめだったら、何も問題ない。どっちの教え方もダメだったか、教えられる方がダメだった、あるいは馬鹿じゃないけど数学だけはダメだった、いずれかということになる。

ところが、教えてもらって、できてしまったら、もちろん、たまたまその若い生徒会の顧問の数学の教師の教え方が、たまたまこの生徒には向いていたと、いうこともできるけど、そうだとしても、ましてや教え方が良かったということだったら、年配の学年主任の数学の先生の面白がつぶれてしまう。
おそらくそういうことを考えて、教えてくれなかったんだろう。あの生徒会顧問の数学の先生は、生徒会の活動についても顧問としての自己保身ばかり考えていたから。所詮そういう人ってこと。

現に、理科の先生に聞いたら、普通に教えてくれた。理科の教師なら、高校までの数学くらい教えられる。
おかげ様で赤点取らずにすみ、感謝して「ありがとうございました」と言ったけど、担当の先生の授業がわかんなくて他の先生に教えてもらったらわかった、なんてことは言わなかった。その程度の配慮くらい高校生でもできる。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2017-07-15 13:43 | 雑感 | Comments(2)
 熱い日が続いている。熱中症対策に待避所を作ったと役所が拡声器で呼びかけている。

 また、死者行方不明者が出た大災害で、エアコンのない避難所で熱中症になる人もいるそうだ。消防と警察と共に自衛隊が出動して働いているとき。防衛相は留守で「勉強会」というが時間からすると実は食事会だったのだろう。もちろんそこではエアコンが効いていただろう。

 こんな調子だから、学校でも異常なことがあるのだろう。
 なんと小学生が下校の時に水分補給してはいけないといわれているそうだ。そのため、すごく暑いのに下校途中にお茶が飲めず、帰ってきたら軽い熱中症だったという。
 ここで指導するなら、カフェインのない麦茶か水にして清涼飲料水は論外とか、安全や行儀のために道の脇に寄ってから立ち止まって飲む、などを教えるべきだ。

 かつては、旧軍隊から体育会系に受け継がれた精神論で、根性を鍛えるためと称してわざと苦しめるやり方が横行し、その一つに水を飲ませないことがあった。それで本当に効果があると錯覚している者が多かった。
 また、『戦場にかける橋』で、暑さと渇きのため川の水を飲んでしまい高熱にうなされる場面があったが、東南アジアに行くとその危険があるので勝手に水を飲むなと旧軍は指示していた。最初はその意味があったものだったけど、それが我慢訓練と化し、意味を見失って一人歩きしはじめたようだ。

 あと、部活でよく、水を飲むと疲れると言われて苦しめられるが、これは迷信であることが大学の保健体育の実験によって確認されている。疲れるほど一気に大量に飲むことはなく、むしろ不可能だった。
 だから適度に補給するべきだ。その方が疲れないし、生命が安全である。
 そして気をつけるべきなのは、キンキンに冷えたものを一気に大量に飲むと身体が冷えすぎたり腹下したりする、ということだ。ほんとうは15℃前後が良いらしい。

 灼熱の砂漠でも、水分があれば大丈夫だし、ないと死ぬそうだ。だから暑い日は水分の補給を。




[PR]
by ruhiginoue | 2017-07-10 18:01 | 雑感 | Comments(6)
 前に住んでいた所で、毎日のように通る道の途中に共産党の地区の事務所があり、そこで機関紙を売っていた。自販機ではなく勝手に取れるようになっていて料金箱がある。畑の近くで野菜の直販しているみたいだった。
 そこで買って読んでいたが、そこの人から配達しようかと声をかけられることが時々あった。よく通るから配達は無用だと言って断わった。配達してもらうと選挙のときにウザイことになるということもあった。

 あと、新聞を配達ではななくコンビニ店で買うのはポイントカードに貯まるというケチ臭い楽しみがあるからで、ファミリーマートはTポイントカードだが、これはTSUTAYAのカードが同じことになるので使っていて、セブンイレブンだとナナコカードでポイントがたまるうえスイカやパスモと同じだから、よく支払いのとき手が滑って小銭を落としてしまう者としてはありがたい。

 また、コンビニ店で食パンなどを買うことがあり、これはプライベートブランドの中に値は割高ではあるけどトランス脂肪酸の心配があるマーガリンを使用していないというものがあるからだが、この時に一緒に新聞を買っている。

f0133526_19061087.jpg


 そういえば、高校生のとき、自宅に配達の朝日新聞と読売新聞のほかに、なぜか近所に販売店が無かった毎日新聞および東京新聞などの地方紙を学校の図書館で読んでいたが、さらに腹が減ってコンビニ店で食べ物を買うとついでに日刊ゲンダイも買っていた。政治では自民党を、野球では巨人を、こき下ろして悪口の言いたい放題だから「これ面白いよ」と同級生に推奨していた。
 ただ、日刊ゲンダイにはスポーツ紙と同じように風俗の記事などが載っているので、先生から「学校に持ってきて読むな」と言われたものだった。



[PR]
by ruhiginoue | 2017-06-16 19:06 | 雑感 | Comments(4)
 道徳の教科書で愛国心の高揚にパン屋の話は不適切とか検定で文句を言われたが、なんでこんなケチをつけるのか。
 戦前、黒澤明は内務省の検閲で、誕生日の場面にケーキが出てくることを「外国の習慣だ」とケチをつけられ、怒ってわざとケーキではなく「誕生日を祝ったらいけないんですか」と言ったら、その誘導に引っかかった役人が「ああ、誕生祝いなんてくだらん」と言ったから、すかさず「天長節(天皇誕生日)はくだらんのですね」と言い返し、役人が慌てたそうだ。
 そして、権力の頂点にいるより下っ端のほうが異常なことをすると、黒澤明は指摘していた。これは、木っ端役人が自分の持つ権限を最大に振り回すから無茶苦茶なことになるということだろう。

 だいたい、アメリカが余った小麦を買えと日本に言ってきたことからできた会社のトラックが走り回り、そのコンテナには金髪の白人の子がパンをほおばってる絵が付いていて、また給食をパンにして米を余らせたりしてきた、そんな日本政府が今さらパンしかも街のパン屋を侮辱するというのが醜い。

 そして、愛国主義を標榜しているからというだけで国有地を「もってけドロボウ」式のバーゲンセールしながら、アメリカからはもっとすごい金額で欠陥機オスプレイを購入してやる日本政府。
 そんなもの自衛隊が要らないと言っているのだから、予算はもっと有効に使うべきなのに、アメリカも要らなくなったから日本にバーゲンセールではなく、開発費用を回収するため日本に割高どころかバカにしているという値段で売りつけ、これに従う日本政府。

 つまり、悔しいけどアメリカ政府に何も言えないので、教科書につまらない文句を言ったりアナクロ幼稚園を応援したりして、自己満足それも自慰行為を子供たちに押し付ける、というだけのことなのだろう。
 だから、アメリカと北朝鮮が対立して今にもミサイル攻撃されそうだと大騒ぎしながら、原発は再稼動することにして、その次の日は総理が芸能人たちを招いて楽しそうにお花見しているという平和ボケぶり。

 それに、パンに文句があるなら、和食をアピールする広報に出演したときの安倍総理の破滅的な食し方とくに箸の持ち方の成って無さが問題だ。箸をとってボールペンでやるように回して持ち替えるなど、無精とかズボラ持ちとか言われ叱られたものだ。
 こんなことを、総理大臣が日の丸の横で和食を紹介しながらやらかしたのだ。

 こうなったら道徳の教科書に「箸の持ち方」を始めとした作法も載せて厳しく躾け、安倍総理のようにならないようにしないといけない。

f0133526_07421067.jpg



[PR]
by ruhiginoue | 2017-04-16 07:43 | 雑感 | Comments(19)
 Twitterで『中一コース』という雑誌の話をしている人がいて思い出した。これは学研が発行していた中学生むけ雑誌で、ライバルは旺文社の『中一時代』だった。もちろん二年生むけと三年生むけもある。
 どちらもテレビCМを流すなど派手な宣伝していて、必ず人気アイドルが出ていた。『時代』が山口百恵なら『コース』は桜田淳子ということがあったし、大人気だったピンクレディーと松田聖子は両方だったのではないか。
 これを年間予約すると、安物の万年筆などオマケがついてきた。小学六年生のところにはダイレクトメールが両方から必ず来たが、今では個人情報の問題で事情が違うのだろうか。とにかく、昭和の時代は一世風靡したということで、ネットで検索したら色々と思い出を語っている人たちがいた。

 これらの雑誌を配達している書店もあり、年間購読している同級生も多かったが、うちは貧乏だったので中二のとき年に五冊だけ買った。つまり中間テストと期末テストの対策が付いている号を、一学期と二学期にそれぞれ二冊、三学期は期末だけなので一冊、合計に年で五冊というわけだ。

 これをやると確かに成績が上がった。中一のときは試験対策が付いていることを知らなかったので買ったことがなかった。二年生のときに同級生に知らされて買った。不確かな記憶だが『コース』の方だったと思う。この試験対策のため一年に比較して成績がかなり上がったから、教師から「よく頑張ている」と褒められたが、教材のため要領が良くなっただけだ。

 ところが、三年生になって、同級生から『進研ゼミ』をやらないかと持ち掛けられた。誰かを紹介するとオマケが付くからだった。このとき親戚からもらったお年玉をためていて、この金額が「オビに短しタスキに長し」だったところ購読料と同じくらいなので、やることにした。 
 そうしたら、こちらの試験対策がもっとよくできていて、同じくらいの時間と手間の勉強をしただけでもっと成績が上がった。
 それで思い知った。学校の成績なんで金次第だと。

 そして成績が上位に食い込んでいくと、やはり面白くなってきた。しかし両親が怒り始めた。「勉強しろと口やかましく言いはしたが、進学しろとは言ってない」「勉強しろというのは『中一コース』のレベルにしろということだ。『進研ゼミ』だと受験校に入りさらに大学というレベルになってしまいそうだからダメだ」というわけだ。

 その三学期に、『進研ゼミ』発行元の福武書店(当時。現ベネッセ)から電話がかかってきて、どこの高校に入ったかという結果報告の葉書か封書が送られてこないので、どうなったのかという問い合わせだった。
 このとき、見るに見かねた親戚に引き取られていたので、親元に居なかった。親は電話の問い合わせに対して高校名を言い、また報告は用紙が同封されているのに気づかなかったのだろうと答えたらしい。『進研ゼミ』の冊子が送られてくると開封する前に親が捨てたという真実は言うわけなかった。

 こうして、高校さらに大学と進学はしたが、その間は親戚のもとにいて、姓も合わせて名乗っていた。だから、戸籍名を知らない人とか、親戚を親だと思っていた人とか、勘違いしている人たちが結構いる。




[PR]
by ruhiginoue | 2017-03-27 18:23 | 雑感 | Comments(7)

読書は必要なことなのか

 朝日新聞に掲載された大学生の投書に、読書はしなければならないことなのかという疑問を呈するものがあった。大学生の一日の読書時間がゼロという人も多いことを受けてのことだ。

 ここでいう「読書」とは、趣味ですることの意味らしい。なぜなら、この投書は、読書は楽しいとか教養になるとか良いこともあるが、大学での勉強やアルバイトなどから得られることの方が有意義だと思われるとしたうえで、読書とはあくまで趣味の範疇ではないかという疑問を提示しているので、そうなると必然的に、勉強とか知識を得るのために必要性があって本を読むのとは別に楽しみで行う読書という意味になるからだ。

 これで思い出したのが、評論家の立花隆がその著書で述べていたことだ。彼は、「本を読む」のと「本に当たる」のは違うと説き、じっくり最初から最後まで読むのに対し、調べもので必要なことだけ探してその部分に当たる、という作業があるとしている。

 そういう点では、学校の勉強とか学校以外の試験などのためにすることは「本を読む」というより「本に当たる」というほうが近いはずだ。教科書でも参考書でも全部の内容を得ようとするものではあるが、だからといって最初から最後まで丹念に読んでいては効率が悪すぎる。試験前に「ヤマをかける」ように効率よくするようでいて実は怠けているということではなく、完璧に中身をものにするためには、端から端までやるよりむしろ要点を探し出してそこから繋いでいったり拡大していったりしたほうが良いという意味だ。
 もちろん、ここで欠落が無いようにすべてのページを細かくチェックはするが、順序どおり読むのではないから、栞を挟むことはせず、付箋を貼りまくる。
 こうした勉強とか調べものとは別に違った意味で楽しく読書することは、やはり趣味だろう。そして、これは不必要と考える人もいて当然だ。

 あと、本の内容にもよるだろう。かつてリクルートを創業した江副という人が「小説なんて読まない」と言っていたそうで、趣味で非実用的な読書などしないということだろう。
 そんな彼について作家の小田実は、「江副という人は東大生だったときに新聞部にいて広告取りしていた中で事業のヒントを得たそうだが、あの当時の東大で新聞部に入る奴は左翼だ。そう相場が決まっていた。ワシは今でこそ左翼だと言われるが、東大生のときはノンポリに近かった。少なくとも江副よりは左翼ではなかったはずだ」と言っていた。
 これについての話となると色々と語れるから、それは別の機会にするとして、読書にも「趣味と実益」というものがあるということを、まず確認してから議論しないといけないだろう。

 


[PR]
by ruhiginoue | 2017-03-12 20:15 | 雑感 | Comments(4)