井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:学術( 103 )

 欧州の50歳の建設作業員の男性が、「エナジードリンク」を一日に4から5本を飲み続けて3週間したところで急性肝炎を発症したという話をきいた。
 この男性の症状は、エナジードリンクに含まれるナイアシンとして知られるビタミンB3の大量摂取によって引き起こされたと考えられている。

 この建設作業員の男は、いつもの食生活をしながら、毎日の仕事への活力を補うべくエナジードリンクを飲み始めたが、その後まもなく、彼は異常な疲れと腹痛を覚えるようになり、吐き気や嘔吐の症状が出はじめたという。

 このとき彼はインフルエンザかと思ったが、黄疸が出た時に別の異常であると気づき、病院で検査を受けたところ、慢性C型肝炎を示す高いレベルの量のトランスアミナーゼ肝臓酵素が認められ、重症肝炎が明らかになった。


 このような症例は過去にもあり、このため過剰摂取の危険がまた指摘された。しかし、以前同様のケースが報告された時は1日300mgのナイアシンを摂取していたのに対し、今回の彼の1日のナイアシン摂取量は約160~200mgで、これは毒性を引き起こすと予想されるレベルを下回っていたから、毒性が蓄積されたと医師はみているとのこと。


 かつては、薬と違って栄養剤だと余分でも排泄されるので安心だと言われていたが、そうではなく過剰摂取は悪影響があると言われるようになってきた。

 これについて、もう10年くらい前に知り合いの医師から、診断ではなく私生活上で指摘をされていた。このとき、通販で色々と買って持っていたので、それを注意されたのだった。


 そして最近のことだが、ドラッグストアで働いている薬剤師が言っていた。
 「薬店に勤務している立場からは言いにくい事実だが、そもそも栄養を人工的な工業品であるサプリとかドリンク剤で摂るのは不自然なことで、内臓への負担も指摘されている。もともと病気中や手術後など健康上の具体的な事情がある場合に、緊急的とか一時的とかいう使い方をするものだ。それ以外ではなるべく避けるべきで、少なくとも、これを飲んでいれば安心だとか、より健康になれるとか、そんな勝手な思い込みや宣伝に載せられたりで日常的に取り入れることは絶対にやめるべきだ」

 というわけで、サプリメントなどに依存しないよう、普段からの食生活に配慮することにしている。それはそれでけっこう大変なのだが、そのほうが楽しい。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-21 17:55 | 学術 | Comments(3)

ノーベル賞と嫉妬

 ノーベル賞は世界でもっとも有名な賞(ショー)だから、注目されるのは当然だし、賞金もなかなかの額なので、もらえれるなら結構なことだと思ってる人もいる。サルトルのように、それでも要らないと言ったカッコイイ人もいたが。
 
 それで、ノーベル賞のたびに、授賞者を出せる国や社会の環境が話題になる。
 前にノーベル賞を受けた人が、大学などの研究室ではなく民間企業に勤務していたことで話題になったことに加え、その受賞した開発で会社からもらった報奨金が少なく、受賞してからボーナスが出たことでも騒がれた。ノーベル賞に選ばれたら文化勲章というように、日本が自ら評価しないことが原因といわれる。

 そのことで、田中という受賞者の方が勤務している会社を気遣って「ちゃんと給料をくれて自由に研究をさせてくれた」と記者会見で言ったところ、その部分だけ取り上げ「それに比べ中村という人はもっと金をよこせと会社を裁判に訴えてケシカラン」と非難した人たちがいた。
 そして、彼がアメリカの大学で教鞭をとるため米国籍になり、蓮舫代表で話題の二重国籍が日本は認められないので日本国籍を失い日本人ではなくなったのに、その開発によりノーベル賞を受けたら「日本の誇り」と騒いだ。
 こんなところが日本人の情けなさというか醜さというかだ。

 あと、文学賞のボブ ディランのことをかつてジョン レノンとデビッド ボウイは歌詞の中で本名で呼んでいたことを思い出したが、これで候補だった村上春樹はまた逃したわけだ。
 ある松本清張の小説に、大手出版社が主催する文学賞に選ばれた人を同人誌の仲間たちが「おめでとう」「我々も誇りに思うよ」と口々に言うけど実はみんな心の中では妬んでいて邪魔しようとする話があったけれど、これはノーベル賞でも、文学賞以外でも、同じだろう。

 だから、ノーベル賞のたびに研究環境の充実などが課題であるといわれ続けてはいるが、授賞者が日本からでても、表向きでは喜んではいても内心では僻みと妬みばっかりだから、研究環境が良くなることは、おそらく無いだろう。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-10-15 19:38 | 学術 | Comments(4)

青森の三大丸山遺跡

 北海道からの帰りに青森に寄る。今にも雨が降りそうな空模様だ。空気も湿っぽい。

f0133526_15321084.jpg



 青森の三内丸山遺跡に来たら、雨が降りだした。傘をさして遺跡の見学。

f0133526_15324359.jpg



f0133526_15335744.jpg



f0133526_15334452.jpg



 再現された縄文時代の大規模建築物。集会や冬季の防寒に使用されたと考えられている。

f0133526_15335142.jpg




 雨が強くなり、博物館の中に入る。

f0133526_15341046.jpg


 「盛土」(もりど)。
 大量の土器や土偶からヒスイの玉などが、建設残土とともに廃棄されていた。ゴミではなく土に返す発想だったのかも。

f0133526_15392307.jpg


 盛土(もりど)の底。土器などの破片が埋もれていた。

f0133526_15341785.jpg

並べるとなかなか壮観な土器群。

f0133526_15340600.jpg

 
この木柱はレプリカではなく出土した実物。周囲を展示館の照明が取り囲んでいる。

f0133526_15340125.jpg

 一万年も続いた縄文時代はそれなりの文明社会で、京都や奈良の渡来人による移植ではなく、これこそオリジナルの日本であったというべきだろう。





[PR]
by ruhiginoue | 2016-10-11 12:41 | 学術 | Comments(0)
 日本医療安全学会が今年3月に東京都内で開いた学術集会の講演で、登壇した男性が「遺賊が求めているのは金と、医師・看護師への処罰であって、原因究明や再発防止は関係ない」などと話し、スライドにも同様の表現があったという。また、これを見て会場内から笑いが起きたそうだ。

 「賊」は犯罪者を思わせる表現だとして、複数の参加者が発言内容の問題を指摘し、これを受けた会員有志が今月、対応を求める文書を同学会の理事長に提出したところ、学会は理事会で協議し、発言に対し、「社会へ貢献する民主的な良識の学術団体としては不適切であり、容認しない」とする声明文を26日、サイトに掲載した。

 これに対し発言したとされる男性は取材に対し、「いわゆるモンスターペイシェント(理不尽な要求を繰り返す患者)を指したもので、現実にそういう人はいる。不適切な発言とは思っていない」と話したそうだ。つまり開き直ったということだ。

 同学会のサイトによると、男性は代議員として名を連ねている。弁護士であるという情報もある。医師お抱え弁護士ということらしいが、霞ヶ関の裁判所前に黒塗りの車が横付けされて立派なスーツを着た威張り腐った感じの弁護士集団がどやどやと降りてくるけど、医者の訴訟代理人の弁護士たちであることがよくあり、その弁護士たちはだいたい弁論でもこんな調子である。

 ただ、医師とか弁護士とかだけではなく、例えば政権与党所属の石原伸晃議員が原発事故について「福島サティアン」とか「金目」なんて言ってたりと、深刻な問題を真面目に話すべきところで悪ふざけをしたうえ、悲惨な想いをした人たちを侮辱するなどしていて、日本の社会全体がそういう発想をする嫌な雰囲気になってるのだ。

 ところが、そういうのが嫌なものだとは感じない人たちが多数いて、逆に安倍総理の言葉を借りると「美しい国」ということになるのだ。もともと、日本人のものの考え方は世界的に見ても特殊で、「秘境」と表現した文化人類学者もいる。これを前提にして、常に念頭に置いておかなければ、日本では物事の本質が見えてこない。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-08-28 19:33 | 学術 | Comments(1)
 戦争の話の時季であるから『きけ わだつみのこえ』などを読む。

 理系の学生は軍事研究のため徴兵を猶予されていた。そこから誤解が生じ、自分らのやっている学問は役に立ち、他は役に立たないという勘違いと思い上がりが理系の連中に生じ、今も続いている。あくまで戦争に一部が役に立っただけで、もともと理系は趣味と遊びであるのに。

 また、文系の学生は語学力と情報収集能力に長けていたので、国内外の情勢を察知し、『日本は敗ける』と早くから予期していた。俳優の天本英世が言っていた。仲良しだった飯干晃一は軍の秘密放送を傍受し敗戦を確信して逃亡を模索してたと。戦後、飯干晃一は新聞記者から『仁義なき戦い』など作家に。天本英世は東大で外国語やってたら軍隊に動員され、戦後は俳優になりマッドサイエンティスト役を得意にしていたというのが皮肉っぽい。理系の学生は研究室に閉じこもり大本営発表を鵜呑みにしていた。

 そもそも大学の理科系は、金はかかるし時間もかかる。金を出してくれる親がいてバイトをたくさんしなくていい身分じゃないと行けない。それで最初からあきらめる人が多いので競争率が実質的に低いから優秀な人のいる割合が少ないのだが、親がかりで長々と遊んでるだけなのにたくさん勉強してると勘違いしてる人が多い。

 かつて青色発光ダイオードのオッさんがもっと金よこせと裁判に訴えたけど値切られてしまい気の毒だったが、そのさい「日本は文系国家だ」と愚痴っていた。それは文系の方が理系より優秀な人間が相対的に多いから仕方ない。教育の機会均等が無い社会だから、全体的に高学歴でも優秀とは限らないうえ、金がかかる分野ほど才能ではなく経済でふるいにかけられている。
 つまり、まず意欲や才能よりも経済力でふるいにかけられてるから実力主義じゃない。そうなると金や時間がかかる分野(学部・学科)ほど優秀な人が相対的に少なくなる。その最たるものは医学部だろう。

 これだから、戦没学生の話からわかるのは、理系に誤解と思い上がりさせたのが軍国主義の大きな害毒ということである。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-08-11 20:28 | 学術 | Comments(2)
 例えば、「石炭を石油にするには」と言っても、工業の問題なら石炭から石油を抽出する方法になるが、商業の問題なら石炭と石油の等価交換または石炭の売却益で石油を購入する方法になるし、抽出するにしてもそれで採算が合うかどうかという話だ。
 ところが、石炭を売って石油を買うことを前提にして、具体的にはどうするかの話をしているところに、石炭から石油を抽出する話をする人がいて、「今話しているのは、そんな問題ではない」と指摘されたのに「この方法は正しい」と言ったらどうか。そして、いくら強弁しても虚しいと説明しても理解できないとしたら。

 この喩え話と同じ間違いをしでかして無自覚でいるのが、あの左巻健男とか大石雅寿とかいう人たちである。前にも言っていたが、その後もまだSNSなどで続けていたから、どうしたら解かるようになるのかと呆れてしまった。

 この人たちは、自分は科学者だとしたうえで、科学的誤りを言う人を批判していると言うのだが、そこでとんでもないデタラメを述べる。科学的に正しいことを言って裁判に訴えられた人がいるなどと、そんな中世の宗教裁判みたいなことが現代の日本にあるわけない。
 よく調べると、まるで違った。他人が言うことに対して、間違っていると指摘するのではなく、悪意をもって嘘を言いふらしていると根拠もなく言ったから名誉毀損で訴えられたのだ。

 ところが、これを指摘されても、自分の言うことは科学的に正しいと繰り返すばかり。趣旨を読み取れずに外れたことを言ったことについての反省はしない。理科はなんとかなるけど国語は苦手ということだろうか。それにしても、ほんとうに自信があるなら、少しは謙虚になれるはずだ。

 ようするに、左巻健男とか大石雅寿とかいう人たちは根本的かつ本質的に無知ということだ。知識に尺度や基準は無いから、無知とは知識の量ではなく、自分が興味を持っていること以外には無関心でいて構わないとする怠惰や傲慢のことだ。
 こういう人たちが幅を利かせる時代は、もう終わりにしないといけない。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-07-06 15:46 | 学術 | Comments(2)
 誘拐事件で逮捕された男の卒業を千葉大学が取り消すというので批判を浴びている。
 まだ逮捕された段階であるから、推定無罪の原則があるし、有罪になるとしても裁判で何が出て来てどんなことになるのか不明であり、意外なことになることも珍しくない。
 また、罪を償って更生し、働いて稼いで被害者に賠償するなら、学歴はあったほうが良い。

 それに、そもそも大学で勉強したことは無関係であるが、大学の名声に傷がつかないように、卒業生ではないことにしたいのだろうか。そんなことをしてもいまさら手遅れである。
 そういうことなら、東大法学部なんて取り消さないといけない卒業生でいっぱいだ。医学部もそうだ。慶応は医学部と経済学部がそうだ。他にも挙げていたらきりがない。

 ところが、音楽大学では犯罪どころかクラシック以外の音楽をやったことで卒業取り消しなんてことが昔はザラだった。例えば歌手の淡谷のり子は東京音楽大学が東京音楽学校か東洋音楽学校と称していた時期の卒業生だが、芸術歌曲やオペラではなく流行歌でヒット曲を出したため学校の権威を傷つけたとして卒業生名簿から名前を抹消された。
 のちに和解というか大学が考え直したというかで、東京音楽大学の要綱などには、卒業生の有名人が母校を訪問したという写真に淡谷のり子が黒柳徹子らと一緒に載っていた。
 ほかでも同様のことがあったようで、作曲家の神津善行は国立音大を出ているが、彼の妻の女優・中村メイ子が言うには、彼は在学中にジャズをやったため退学に追い込まれたそうだし、美輪明宏は似たようなことで校長か理事長と喧嘩になり国立音大付属高校を中途退学したと言っていた。
 
 しかし、音楽学校の話は馬鹿げた話ではあるがいちおうは勉強した内容と関連がある。東大法学部などの取り消すべき卒業生たちもそうだ。
 ところが千葉大と誘拐は無関係だ。関係がないの卒業を取り消しなんてやっていると、そのうち必ず政治的な問題でそういうことになるものだ。危ない話である。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-04-10 18:00 | 学術 | Comments(11)

武道と外道と共産党

 拙書『朝日新聞の逆襲』でも触れたが、人の悪口しか能がなく、それも権力や財力のある強者に媚びて弱いもの虐めばかりしている堤曉とか花田紀凱とかの編集長がやっている雑誌『WILL』を理科ネタにしたようなのが佐巻健男編集長の『Rika Tan』である。『子供の科学』を陰険にしたような感じもする。

 こういう雑誌はあくまで読み物だから、そこで「科学ライター」と自称し無関係な学位を虚しくひけらかしてヒステリーを起こしている片瀬久美子などが書いていることは、いくら「科学」といってもそれは『ポスト』や『サピオ』に井沢元彦が書いている「歴史」と同じである。

 しかも、このような人たちの「強気を助け弱きを挫く」という特徴は、ボクサー崩れが暴力団の用心棒になっているのと酷似している。
 そもそも科学でもその他の学術でも、人を貶めて悦に入るためにあるのではない。

 これは前に述べたとおり、学術と武術は同じということだ。武術を修練して極めても、己の身と名誉を守るためにやむを得ない場合に限って行使するものだ。そうでなければただの暴力だ。
 だから、武術が暴力に堕してしまわないように自律と礼儀が重んじられ、その道がある。この「道」を踏み外す者は外道である。この図式は活劇にもよく描かれる。

 これと他の学術も同じである。権威をかさに着て他人を見下したり、批判にかこつけて侮辱したり、自分の間違いは認めなかったり、そういうことをしている雑誌の編集長や書き手は、まさに外道である。

 そして日本共産党の機関『しんぶん赤旗』に『Rika Tan』の広告が。大見出しで「特集・ニセ科学を斬る!2016」。記事は「放射能不安とニセ科学」など。
 まったく、選挙に向けて野党共闘の分断工作になるといえば資金を出す勢力もあるはず。こういうことに無警戒で乗せられる日本共産党の側も間抜けである。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-03-17 17:43 | 学術 | Comments(4)
 拙書『朝日新聞の逆襲』で、元記者が関与している『週刊金曜日』誌に言及しているが、ここで、同誌の連載をまとめてベストセラーとなった『買ってはいけない』は、もともと三一書房が『買ってはいけない化粧品』など「買ってはいけない○○」というシリーズで発行していた本が先にあったという話を三一書房の人が言っていたことに触れている。
 これらを専門家が読むと、いちおうご尤もなのだが面白おかしく書いてあると言う。これは、商業出版されれた読み物であるからやむを得ないことだ。それでも、消費者を啓発して大企業を告発する反権力の姿勢である。

 ところが、この真似をしているようでいて逆に権力にすり寄っているため、いくら商業出版とはいえただ売りたいとか目立ちたいというだけの姿勢であるものが横行している。
 そして、あくまでも読み物であるのに、それを運動のよりどころにし、まるで中国の文化大革命で紅衛兵が毛沢東語録を掲げるようにしている運動団体や議員までいて、大企業ではなく個人や零細企業を迫害している狂信的な人までいる。

 そうした団体や議員に対しては厳しい批判をしていかなければならないが、ここで問題なのは当該の読み物を発行したり書いたりしている人たちの態度である。
 その人たちは「科学的」を三つ葉葵の印籠のように掲げ、持論に反する者は「ニセ科学」とレッテル貼りしたり、事実関係をちゃんと確認しなかったり、学歴を貶めたり、とても科学的とか論理的とか言えず嫌らしい。おそらく一種のコンプレックス商法なのだろう。
 
 そもそも科学とは、他人を見下して悦に入るためにあるものではない。
 いくら売りつけたいのだとしても、これでは学術的にも商業的にも倫理的ではない。ニセ科学を批判しているニセ知識人という滑稽な図式だ。

 しかも、これに関与している人たちの攻撃的な態度は、まるで武術を嗜んだ人が半端な自信をもって喧嘩を吹っかけているも同然である。
 しかも権力にすりよっているから、武道家崩れが暴力団の用心棒になってゴロ撒きしているようなものだ。

 よく言われるように、ほんとうに武道家であれば、身を守ること、名誉を守ること、礼儀を守ること、これらを重んじるものである。それがなければ、ただの暴力である。科学もその他の学問も、同じことである。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-03-08 17:30 | 学術 | Comments(0)
 例の佐巻健男一派の一人・大石雅寿という人にツイッターでふざけたことを書かれた問題は、すでに説明している。
 それは簡単におさらいすると以下の通りだ。

 どうやら佐巻健男という『子供の科学』を陰険にしたような雑誌を発行している人は錯覚をしたようで、こちらで彼のことをナノ銀除染ができると唱えている人に含めていると思い込むか疑うかして「井上静氏は勝手に妄想しないでください」とツイートした。
 これをそっくり引用しながら大石という人は、「左巻さん」と呼びかける形でナノ銀の件を「ありえませんよね」と否定するのだが、当人としては「左巻さんはそんなこと考えていないはず」という意味のつもりだったのだろうが、「井上静という人が妄想でナノ銀除染を唱えている」という意味にしか受けら取られない文になりネット上で流通してしまった。
 これを指摘して訂正するよう求めても、大石という人は知見は間違ってないと繰り返すばかり。それとは別の意味を発生させているという指摘については無視である。誤解させたことで違法行為になるという指摘が第三者からも寄せられたのだから、普通はわかりそうなものだ。
 おそらく、彼は恍けているのか、本当にわからないのか、それらのどちらかだろう。まさか後者ということはないだろうが、しかし理科は得意だが国語は苦手という人もいる。

 以上のような次第だったが、ここで問題となるのは、この大石という人は文句があったら名誉毀損で裁判に訴えたらいいと開き直っていたことだ。
 そこで訴訟とするなら、相手方がどんな抗弁に出るかをあらかじめ検討しておかなければならない。そうすると、別の意味を発生させて誤解させる言質を流布した事実は争いがないので、あとはその誤解によっても名誉低下をきたすことはないという主張をすることになる。
 
 そう主張するためには、「してもいない間違いをしたことにされてしまった」ということを否定する必要がある。そして「ナノ銀除染を唱えたとしても、それで直ちに間違いを言ったことにならない」ということでなければならない。さらに「『ナノ銀除染はあり得ない』というのはあくまで一部の人たちが説いていることであり、学問上の定説でもなければ社会一般の認識でもないから、言ってもいないのに言ったと思われたとしても非常識とか誤りとかの誹りを受けることはない」ということでなければならない。
 
 このような主張を、訴えられたらするだろうかと考えると、どんな弁護士でもほぼ確実にするだろう。実際にそうだからで、あとは意見の違いや主張の対立ということになるのだから。

 ここで逆の見方をすると、それ故あの日本共産党の松崎いたる板橋区議は訴えられてしまったのだ。ナノ銀除染を否定する人たちに自分も賛同しているというだけならともかく、ナノ銀除染を肯定的に話す者は悪意に決まっていて「犯罪」だと罵ったのだから。

 よって、大石という人を訴えて勝てるか否かは、ナノ銀除染なんてありえないということが一部の説ではなく普遍的な真理となるか否かにかかっている。そうなるように、左巻一派のみなさんには健闘してもらいたいと願うものである。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-03-07 17:30 | 学術 | Comments(0)