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by ruhiginoue

カテゴリ:司法( 500 )

 講演会の録音を「テープ起こし」して雑誌の記事にする仕事をよくやっているけれども、これは医療裁判でやった経験から慣れているためだ。文章と違い喋っている言葉を文字にするのは、発音と語彙と趣旨の読み取りが大変な面倒くさい作業である。

 なのに、よく、「証拠がある」と言い録音そのものを持ってくる依頼人がいるから、弁護士が困る。手間ひまのかかる作業を多忙な弁護士はやってられないし、できる事務員を法律事務所が雇っていればいいが、そうでなければ依頼人が自分でやるしかない。
 また、自分でできない人は、その家族も大体できないことが多い。外の誰かに依頼するにしても、事情を理解しているうえに予備知識があるのでないと、正確に聴き取り争点を明確にする文章として構成することは難しい。
 だから、当人ができなければ、その家族も大体できないという傾向となるのだ。めんどくさい作業をコツコツとできる性格か、語彙や作文の能力がそれなりか、ということは家族で共通していることが多いからだ。

 ところでこの「テープ起こし」という表現は、今では録音テープがほとんど使われていないが昔からの慣習で言われている。今主流のICレコーダーは小型なうえ録音時間が長く回転モーターの音がしないので、隠し録りしやすくて便利だ。テープが廃れるわけだ。
 しかし、気付かれたり身体検査されたりで取り上げられてしまうこともある。だから念のため携帯電話を通話状態にして通話相手に録音してもらったりする。

 昔のサスペンスやミステリーでは、写真を撮るとカメラがそのデータを直後に電波で転送すると言うものが出てきたものだ。これはスパイが捕まったりした場合の備えであり、早く情報を届けられるようにするためでもある。
 それが今は携帯電話やスマホでもできてしまう。

 そのあとは、裁判で録音を証拠として出す場合の問題がある。録音は誘導で言わされた場合がある。例えば、オウム真理教に殺されたことで知られる坂本弁護士は、労働争議で証拠の録音を分析し、挑発してやらせた陰謀を暴いた実績があったし、あのマルコムX の娘がFBIの巧みな誘導にひっかけられた時は、キング牧師の未亡人が助けた。夫がFBIに散々やられていたので敵の手口をわかっていたからだ。

 自分の防衛大の裁判の場合、最初は、防衛医大の助教授(今の准教授)が患者に対し驕った口をきいていたので頭にきたから、それを録音しておき法廷で暴露したのだが、後から弁護士が、テープ起こしを見て、問題になった手術をその助教授が、自分ではやらないし執刀医のしたことを理解できないと言っていることに着目した。
 そして、上司ですら理解できないものを、患者に丁寧に説明し納得の上で手術同意書をとったなんてあり得ない、執刀医が言っていることは明らかに虚偽である、と突いた。
 ただし、実際には、こんな単純な話ではなく、そこまでに至るまで、非常な手間と調査と根気が必要だった。

 そして、あの手この手を使いはしたが偶発的な材料もあった。その防衛大の助教授が、録音は誘導尋問だと逃げることも予想して対応策を練っていたが、その前に助教授が証言したくないと言い始め、おかしいじゃないかという話になった。実は学会で東大の教授に「あの手術は何だ」と言われヤバイと思い逃げたのだった。

 あと、これは債権回収業者がよくやることだけども、盗み録りだと、本意な発言じゃなかったとか別の意味で言ったとか色々と弁解されてしまうので、あらかじめ、こういう話だから録音をせてもらいますと宣言しておくことだ。

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by ruhiginoue | 2015-09-11 11:24 | 司法 | Comments(0)
 袴田事件など証拠隠蔽による死刑判決や、村木厚労省次官の事件で発覚した検察による証拠の改竄など、検察の不正や制度の欠陥により発生している冤罪が問題となり、それで司法改革をするはずだったのに、実際には司法取引や盗聴の拡大などを盛り込んだ、冤罪の醸造と警察国家化を柱とした刑事訴訟法改悪が衆議院で可決されてしまった。
 
 ここで日弁連も共犯者である。日弁連の執行部は「可視化」を過大に期待した。可視化は事件の僅か2〜3パーセントしか対象にならないというふざけたものであるが、これでも最初の一歩になると言って拘ったという。
 この過剰な拘りに加え、官僚が多数を占める審議の中で負けを嫌い、一括一体採決を受容れてしまった。いちおう自分たちの意見も通ったという体裁にするだけだった。このため弁護士会内と現場の意見を押さえ込んだのだ。

 こうした日弁連の体質は、前から指摘してきたとおりだ。表向きは、ちょうど大江健三郎のような進歩的文化人たちの反核のように、偉い文化人様やセンセイ方がマスコミを意識しながら格好つけて声明を発表するのと同じで、戦争反対とか警察国家化反対と言って見せるが、その裏では権力の手先になって反対する市民に迫害を加えている。

 これを裁判で追及したが、裁判官も権力にすりよるし、天下り先に配慮もする。動かぬ証拠を無視したり捏造をしたりで、見逃したり匿ったりをしてしまう。
 
 また、日弁連は外部から監査する制度もあるが、それに対する訴えを握りつぶす連続である。書面を受け取っていないとか、提出が期日に遅れたなどと虚偽の書面を作製する。もちろん提出したこととその日付は受付の認め印があるから、日弁連の虚偽は簡単に判るし、証拠も大量にあり、例えば懲戒請求をした人などが色々と文書を所持しているのだが、これを訴える制度がない。これをわかっていて日弁連は故意に不正やインチキをしている。
 
 よって、司法の健全化のためには、日弁連も改革というより解体が必要である。  
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by ruhiginoue | 2015-08-13 20:52 | 司法 | Comments(1)
 発売されたばかりの月刊誌『紙爆』9月号に、先日の刑事訴訟法改悪につながる検察の不祥事と居直りについて、青木理氏と鈴木邦男氏が講演した要約の形で記事が掲載されている。
 ここで構成を担当した。紙面の都合で、お二人が冗談を言い合うなどユーモラスなやりとりは最後に省略されてしまったが、それより大切なのはここで語り合われた深刻な問題についてだった。これはぜひ読んでいただきたい。
 
 あと、読者の投書欄に掲載された記事批判には同感だった。先月号の安倍総理退陣までという記事があまりに期待はずれで、これを書いた朝霞唯夫という記者は日頃から自民党の元重鎮と親しくしているからネタにできるという話をするが、そのような「おともだち記事」では安倍政権の延命に好都合なだけだからいらないし、さらに前月の記事でも、同記者は橋下市長を礼賛していて、このような権力に媚びる記事はこの雑誌に相応しくない、というものだった。
 その前にも、朝霞唯夫という人は同じような姿勢の記事があり、例えば都知事選挙では、宇都宮候補の陣営では共産党一色なので多くの有権者から見向きもされていないという、まるで事実に反した記事を書いていた。
 そういうことが続いて、とうとう読者からの批判が掲載されたということだろう。
 

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by ruhiginoue | 2015-08-09 19:26 | 司法 | Comments(0)
 JR駅トイレに「自民党」と落書きされているのが複数見つかり、器物損壊容疑で警視庁が捜査するという報道があった。
 ここで多くの人が疑問に感じるのは、なぜ落書きだと器物損壊になるのか、ということだ。壊れてなどいないじゃないか。

 しかし、前に、公園の公衆便所に落書きして器物損害罪で有罪になった人が、実際にいた。この裁判には批判が多かった。落書きを消す費用を民事で賠償請求すれば良いのに、器物損壊で刑事事件になるとは不可解だから。
 
 そもそも器物損害とは、壊すなど使用できなくすることであり、壊さなくても使用できなくすれば該当する。そして落書きしたことを壊したというのは変だが、不愉快な落書きならトイレを使にいくくなり、壊したも同然ということだった。かなり屁理屈っぽい。

 しかも、そのトイレには前から落書きがあって、しかも卑猥なものだったから変態っぽい人が前に来たと思うと気味が悪くて使い難い。だから既に壊れていたことになる。もう壊れて使用不可能なものを損壊なんて有り得ない。そう弁護側は主張した。
 
 なのに有罪判決になった。被告人の落書きとは「戦争反対」だった。卑猥な落書きがあっても使用可能で、戦争反対だと使用不能になるということだ。
 つまり屁理屈で有罪にしたのは政治的な意図だったという批判が巻き起こったのだった。

 では、このたび警察が器物損壊で捜査を開始した駅のトイレの落書きも、それによって使用不可能になるほど不快な内容だということだろう。
 まあ、確かに「自民党」なんて書いてあるトイレは「感じ悪いよね」


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by ruhiginoue | 2015-07-26 23:50 | 司法 | Comments(0)

当人は大真面目だが

 客観だと変なのだが、当人は大真面目ということは、よくある。

 知人が、いわゆる近所のトラブルで喧嘩をしたのだが、そのさい暴力をふるったと、相手から警察に訴えられた。
 隣人同士の揉め事に警察が介入することは稀だが、暴力沙汰となれば出てくることもある。それが不公正だったと、知人は怒り心頭だった。喧嘩した相手は警察友の会みたいな団体に関与しているから、贔屓されてるみたいだと言う。

 それは主観であるし、実際に警察の対応に問題があるとしても、あくまで副次的な問題で、まず肝心なのは暴力をふるったかどうかであり、殴られたりしたと言うが怪我などしていないだろうとか、診断書があるとしても内容に疑問があるとか、そういうことで反論しなくてはならない。

 しかし、これをいくら説明しても、反発されるだけだった。警察の態度のため頭に血がのぼってしまい、そのことばかり喚き、親身になってくれている相手に逆ギレし、家族にまで怒りをぶつける。

 ついに、彼は有名な弁護士を雇うと言い出し、法律事務所ヒロナカに電話した。
 「弘中先生に弁護してもらいたい。警察の態度が不公正だから、これは国策捜査です」
 もちろん、断わられた。

 笑ってしまいそうだが、当人は大真面目だから、気の毒でもある。そのあとのことは知らない。

 自分を冷静に見つめることは大事だが、困難でもある。これを乗り越えられるかどうかで、人生の分かれ道である。



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by ruhiginoue | 2015-07-22 09:01 | 司法 | Comments(0)
 埼玉県北本市の中学校で、給食費をいくら督促しても払わない親がいるため業を煮やし、未納なら弁当にしろと通達して波紋が広がっている。
 
 そんなことを言ったら、給食が不味いからもっと美味しい弁当を持って来るという者も出るだろうが、それ以前の問題として、親が悪いのに子供に報復するような発想は駄目だという指摘をされている。
 
 そもそも、給食はレストランで食事するのとは違い、金銭など対価の支払いによる財やサービスの提供という一般的な契約関係とは異なり「学校給食法」いう法律が根拠になっている。
 これにより、学校給食とは、栄養を摂るとともに集団生活や食文化を学ぶためのもので、教育の一環であると規定されている。
 したがって、経済的困窮者には減免措置があり、費用を払えるはずなのに払わない親には、給食の意義を説明し、払わせるのが筋である。

 これは、あの橋下徹さんが、変な政治家になってしまう前に、弁護士としての立場から、給食費を払わないなら食べさせないのが当然という意見に対し反論して言ったことだ。まったく正しい指摘であった。

 ということなので、親を啓発し説得すべきであるし、また、政治家を引退して弁護士に戻ると言っていながら政治に未練がありそうな橋下徹さんは、前言を翻さず真面目な弁護士に戻るべきである。


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by ruhiginoue | 2015-07-06 11:38 | 司法 | Comments(3)
 自民党がゲストに「小林を呼ぶ」という予定が不都合そうなので中止になったというから、それは小林の「節」なのか「よしのり」なのか迷ってしまった。
 どちらも右派の論客として知られていたが、このところの自民党が余りに酷いと言って、法学者の小林節も漫画家の小林よしのりも、自民党を批判している。そして適切なゲストとして呼ばれたのが百田尚樹というのだから、確かに自民党はひどく劣化していると言われているが当然だろう。

 また、迷ってしまったのは同じ姓が多いこともある。佐藤と鈴木の次に山本と小林が多い。前に配達とか配布の仕事をしたことがあるけれど、同じ姓が大量にある一方で珍しい姓があり、均衡が取れてないと感じた。

 この特に多い姓の一つ鈴木と言えば、鈴木宗男議員が外務省に電話をかけて「鈴木だ」と名乗ったら「どちらの鈴木様ですか」と言われ「鈴木と言ったら俺に決まっているだろう」と怒ったと伝えられる。
 このように言うのは、鈴木は多いけれど、自分は外交族議員だから外務省に顔が利くと思って横柄に出たのだろう。そんな調子だから恨まれてしまい、問題発言の記録をバラされて国会で慌てたのだった。

 その当時、その問題発言などで渦中の人となった鈴木議員は、当時放送していた『筑紫哲也ニュース23』に出演して、自分は外見が悪いので印象まで悪くなったという話をし、なぜなら頭の毛が薄いと、ロマンスグレーの筑紫相手に言っていた。ふざけているような発言だが、本人は本気で気にしていたようだ。
 それなら百田尚樹など、どう思っているのだろうか。まるでサンダーバードの悪役だが。

 それはともかく、同じ姓が多いと区別がつかない。伝統ある姓に加えて、明治以降に真似て増えてしまった姓もある。例えば田中などがそうだ。もとは由緒ある武家の姓だった。だから時代劇の『必殺』に、オカマ口調のエリートで威張っている上司「筆頭同心田中様」という人も出て来る。正式には田中熊五郎らしい。
 他にも北海道でアイヌ系の人たちは、役人が手抜きして同じ姓を片っ端からつけたので混乱し、特別に姓を変えられるようにして欲しいと、ウタリ協会の萱野茂もと議員が著書で述べていた。

 そこで、夫婦別姓でなければ少数派の姓にする、という法律を作ったらどうか。

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by ruhiginoue | 2015-07-02 20:12 | 司法 | Comments(8)
 「闇サイト」と呼ばれるインターネットウエッブサイトで知り合った三人組が共謀して強盗殺人事件を起こしたため「闇サイト事件」と報じられた事件で、死刑判決を受けていた首謀者の刑が執行されたそうだ。

 この事件から得られた貴重な教訓をマスコミが報道しないので、困ったものだ。
 
 最初は、似たような犯行が相次ぐかと「闇サイト」に不安を抱いた人が多かった。だが実際には、暴力団やテロ組織とは違い、しょせん闇サイトで俄かに知り合った仲間だったので、簡単に仲間割れして捕まり、首謀者は死刑になった。
 この部分を、マスコミは強調して報道し、模倣を防ぐべきだった。
 
 また、共犯者が自首して主犯も逮捕され、さらなる犯行が防止されたから、共犯者は減刑となった。
 なのに自首しても死刑では、今後、犯罪者が自首しなくなり、犯行を重ねたり逃亡したりしてしまう。
 しかし遺族は自分の憎しみに凝り固まり、共犯者まで死刑にすることを望み、そのための署名運動までした。自分の家族と同じような犠牲者が出たり、自分と同じように悲しむ遺族が出たりするのを防ぐことにまで思い至らない。
 しかも、死刑の署名とは、権力に人を殺せと数の力で求めるということで、これがまかり通ったら闇サイトよりはるかにヤバいことになる。
 つまり、遺族感情の危険性が露呈したということだ。なのに、遺族の感情を情緒的に伝えるばかりの報道だ。

 こんな報道ばかりになるのは、もちろん受け狙いしか考えていないからとか、事件を政治的に利用したがる人に媚びているとか、そういう疑いも持てるが、それ以前に、合理的に考えることが出来ない記者が少なくないからだろう。

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by ruhiginoue | 2015-06-27 22:14 | 司法 | Comments(2)
 日弁連は、安保法制の問題点を詳細に分析した意見書を発表し「全会一致で反対だ」とカッコつけている、相変わらずの空々しさである。
 日弁連なんて、昔から本多勝一が批判していた大江健三郎みたいな「進歩的文化人」と同じで「声明」だけ。
 だいたい、有事法制を批判した市民に、自民党と一緒に弾圧をして、それを今も続けておいて「よく言うよ」だ。
 
 もともと日弁連は、何処かの政権与党と連立している「平和の党」と同じだ。看板だけ掲げてブレーキのふりして実はアクセルである。
 ところが、日弁連に対しての方が幻想を持っている人の割合が圧倒的に多い。進歩的な弁護士や左派の弁護士が目立っているからだ。
 しかし、権力とか大資本の代理人をしている弁護士のほうが実入りがよくコネもあって、力を持っているのが実態である。
 
 昨年の7月にも、「集団的自衛権」行使容認に反対する日弁連パレードが行われ、日弁連会長を先頭に全国の弁護士会からの参加者と市民の約500人が「閣議決定を撤回しろ!」「平和的生存権を守れ!」などとの声をあげた。
 これは、もちろん表向きのポーズにすぎない。偽装というべきだろう。

 日弁連だけでなく、東京弁護士会などの弁護士団体は、格好だけで実質何もしないどころか、裏では権力の手先となって、権力に反対したため迫害されている市民を、一緒になって迫害しているのだ。この実態は、すでにここで述べている。

 そして、法的に問題にしても、裁判官としては天下り先なので断罪しないどころか、証拠を無視したり訴えの趣旨を曲解するなど、不正をしまくっている。
 それを知っているので、日弁連は故意に不正をする。マスコミも逃げ腰である。何かあったとき、ただでさえ政治的圧力があると日本の司法は権力側に偏向するし、これと弁護士会や日弁連がグルであるともわかっているが、自分たちが迫害を受けることを恐れてしまう。

 だから、時々、フリーランスのジャーナリストたちが、外国メディアを相手に記者会見しているのである。
 つまり、日本は政治も経済も司法も、まさに「真昼の暗黒」なのだ。 

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by ruhiginoue | 2015-06-21 14:19 | 司法 | Comments(1)
 東京都立高校の元教職員22人が、卒業式や入学式で君が代斉唱時に起立して歌わなかったことで再雇用されなかったのは違法として損害賠償を都に求めた訴訟の判決が25日にあった。
 東京地裁(吉田徹裁判長)は、「職務命令違反があったことだけを不当に重視し、教職員としての長年の経験や意欲を全く考慮していない」「都教育委員会は裁量権を逸脱、乱用した」と指摘し、これは再雇用への期待を違法に侵害したものであるから、全員にそれぞれ200万円超の賠償を命じた。

 この種の裁判で、すでに最高裁も指摘していたように、他が良いのに君が代だけでクビしないといけないほど重要なことなのかという疑問がある。
 なぜなら、学校の儀式で国旗国歌を法律で義務づけ、逆らうと刑事罰と明確にしているのは中国くらいだからだ。これと北朝鮮と韓国も近いが、宗教には配慮するらしい。インドのように重じながらも国際化によって外国人もいるのだから強制はしないとか、ヨーロッパのように入学式と卒業式をやらないとか、メキシコのようにナショナルアンセムであってナショナルソングではないから歌詞が無くて歌えないという例もある。

 あと知名度の低いどこかの小国までは知らないけれど、要するに、世界を見渡せは、そこまでしないと絶対にいけないというほどのものではないとだけは言えるわけだ。
 なのに、卒業式と入学式で、「国旗国歌は世界の常識だ」と、御用マスコミ人が喚いてきた。
 例えば、アパルトヘイト推奨で国際的に話題になった曾野綾子は、世界の常識であるから「国際化のために」やって当然と言い(朝日新聞)、世界中でやっていることをやっていない日本は「愛国心の訓練が出来ていない珍しい国」(諸君!)と書いた。
 また、『ワシントンポスト』が記事にしたことで国際的に騒がれた宇野総理の援助交際はやっても正当であり何も問題がないとまで言った三宅久之(朝日ジャーナル誌の質問に談話)も、国旗国歌の強制は「世界の常識であり議論の余地もない」とヒステリック(テレ朝)だった。
 しかも、これらは国旗国歌として法制化もされる前のことだ。
 
 どう考えるかは人によって違うにしても、金のためにいつも恥知らずな発言をするマスコミ人を使い、マスメディアで嘘を垂れ流しながら、権力によって強要するのは卑劣だということは断言してよいはずだ。

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by ruhiginoue | 2015-05-25 20:36 | 司法 | Comments(0)