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by ruhiginoue

カテゴリ:政治( 613 )

 ちょっとした田中角栄のリバイバルブームだが、彼が失脚したのはアメリカの陰謀だということでも盛り上がっているようだ。これはアメリカに対する反感を表す材料として田中角栄が使われているということであろう。

 ところで、そもそも田中角栄もと総理大臣が何かと人気なのは、自民党の総理大臣としては特異であったというだけでなく、他の政党や連立内閣の総理大臣まで含めて比較しても超個性的だったからだろう。

 だいたい日本の保守政治家には、各地の名士で祖先は地主というような一族が目立ち、そんな人たちが自民党の有力者にもよくいて、そこから総理大臣を何人も出してきた。これとは出自の異なる田中角栄は、田舎からの成り上がり者であると同時に、農村など地方の論理から国中を作り変えようという野心を持っていた。

 こうした田中角栄の発想と実行力は、国土と国民生活の破壊を伴う急進的なものであったから、その壮大さは実に迷惑なものでもあった。だから田中角栄という政治家は、地方を拠り所としていても保守ではなかった。
 また彼が地盤としていた地域は、保守的である地方にしては野党の国会議員も他の地方に比して多く、当時の旧社会党の革新系とか左派とか言われる政治家を同じ地元から何人も当選させていて、地方から変革を望む人たちが多いことが判る。

 つまり、田中角栄という政治家は、保守ではなく、革新より急進的で、地方とか田舎とか農村とかいうものに寄り添う革命家だった。
 これは、しいていえば毛沢東と同じだ。だから中国共産党の政治家たちは、日本の政治家の中で田中角栄には特別な親近感を持っていた。自分らの親玉と同じだからだ。

 あの時の情勢で日中国交正常化なんて、よく実現できたものだと言われた。その後も、あの時に世話になったという挨拶をしに、中国の要人は訪日すると必ず、もう総理大臣ではなくなった田中角栄を訪ねたものだった。高齢の人たちは古い表現で「シナのエラい人たちは、日本に来ると、総理大臣より天皇陛下より田中角栄さんに会いに来るんだね。よほど尊敬しているんだね」と言っていたものだ。

 そして今、中国では「毛沢東は今思うとすごい政治家だったなあ」「しかし、彼のせいで色々あったから、それを忘れて賛美しては誤るよ」という話題になるが、同じように日本では田中角栄ということだ。

 そして、中国では背景にナショナリズムがあるが、日本の場合は反米感情がある。
 


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by ruhiginoue | 2016-11-08 15:24 | 政治 | Comments(0)
 TPPを無理矢理というのは、親子二代で傀儡のアウンサンスーチーに援助することや、親子二代で傀儡となることを拒否した政権のシリアには外国から武器を持ち込み内戦をおこさせ潰そうとしていることなどと、まったく同根なのだが、こういうことをマスコミは報道しないどころか平気で嘘を垂れ流しつづけている。

 そして特に田舎の人にとっては、自分が近所で直接見たこと以外の社会の出来事は、NHKで映ったことがすべてである。
 だから、先日、安倍総理が強行採決なんて考えてもいないと言いながら、TPPで強行採決をしたから、とんでもないことであるはずだけれど、しかし、この様子をNHKが放送せずに採決されたとしか報じなかったので、NHKに映ったことがすべてである田舎の人たちは、自民党は安倍総理が明言したとおり強行採決なんて行われず、政府が正しいからその通りに国会で決まったと思うのだ。

 このような田舎の人たちの「NHKがすべて」は、デビッドクローネンバーグ監督の映画『ビデオドローム』の域に入っている。
 「人は現実を見て認識する以上、人にとっては見たことが現実になる。ゆえにテレビで見たことも現実と認識するから、テレビに映ることが現実になる。したがってテレビこそ現実なのだ」というメディア学の教祖オブリビアン教授の劇中セリフは、まさにNHKが社会のすべてだと思っている田舎の人たちのことだ。

 こういうことは、地方に住んでいる人ではなくても、マスメディアを鵜呑みにしている人とか、スマホなどは持っていてもテレビや新聞と同じ情報源のサイトに依存していて他はゲームしかやってない人とか、あと出身地や居住場所よりも年配の人にありがちな傾向であるとか、そういう指摘があって、これももっともではある。

 ただ、例えば埼玉の山奥から来た同級生などは、大学の時も社会人になっても、飲み会などで盛り上がっている時にまで「NHKのニュースの時間だ」と言い出し、独りで勝手に見ればと言われると「みんな話をやめて一緒に見るんだ」と目を吊り上げ語気を強める。
 ここまで言動には出さなくても、これと同じように、NHKによってみんな同時に同じ認識を持ち同じ考え方にならなければならない、という強迫観念を持つ人が田舎には多い。

 もともとこうだから、安倍総理がマスコミ関係者を買収も同然にして、特にNHKには懇意の人たちを経営者に据える不正をして批判されたけど、それは、やり得になるからだ。



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by ruhiginoue | 2016-11-06 12:10 | 政治 | Comments(0)
 日本共産党の松崎いたる板橋区議が、裁判に訴えられていることで所属政党から呼び出されて質問され、このことに同区議が公然と不満を言い、それに対して他の党員から批判や不快感の表明があった、ということは既にここでも触れている。

 その呼び出しのさい、同区議にとっても良い機会だから、所属政党に事情を説明して理解を求めればよいはずだが、そうならなかったようだ。
 そもそも同区議が裁判に訴えられたのは、まず原告は党の関係者に頼んで同区議を紹介してもらい面談して誤解を解こうとしたのに聞く耳持たなかったからだ。それどころか同区議は、内容はほとんど変わらず言葉のボルテージだけエスカレートさせた。そして訴えられ被告となったのだ。

 おそらく同区議はコミュニケーション能力に難がある人なのだろう。もともと同区議はSNSで質問をされると、よく、正しいか否かという以前に的外れな返答をする人であった。この時はネット上でのことだから齟齬もあるだろうと思っていた。ところが同区議は面談してもダメで、しかも所属政党の組織が相手であっても上手くいかないということになる。

 この件で、共産党員の方々が問題にしていることは、同区議の主張に対する賛否とは別であり、中には前から賛同していると言う人もいて、ただし、やるにしても節度というものが必要であり、しかも党の看板を背負った議員がその肩書で活動するには品位を保たないといけない、ということだった。

 ところが、松崎いたる議員は、区の対応を問題にする中で特定の個人を名指し非難したうえで口汚く罵った。
 これについて同議員は、他にも同じ趣旨を言っている人たちがいるのに自分だけ訴えられたと強調し、不当な訴えであると主張している。
 しかし趣旨は同じでも、あのときの同議員の発言は、他の人たちは訴えられていないのに同議員だけ訴えられた、というのも当然の言葉づかいだった。

 それゆえ、党の看板を背負った議員ともあろう者が、その公務の中で口汚い罵りをして訴えられたのだから、党の看板を傷つける恐れがあり、だから党としては心配になって当然だろう。

 その、批判に名を借りて罵声を浴びせた同議員の行為が名誉毀損に該当するかの法的問題は裁判に判断が委ねられることだが、それとは別に、訴えられた原因からして節度と品位に欠けるとなれば、今後、仮に裁判では違法性なしとされて勝訴できても、選挙には影響してしまう。
 だから、共産党でも他の政党でも、こういうことは危惧するものだろう。

 なのに、党外から無関係の野次馬が口を出して同党を攻撃し、しかも左巻健男という人に至っては、よく共産党や宮本顕治が悪口で言われる「査問」を行ったと非難したのだから、そんな制度は共産党に無いと党員たちが怒って当然だし、傍から見ていても相変わらず無責任な発言をする人だと感じるのだ。




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by ruhiginoue | 2016-11-05 11:55 | 政治 | Comments(0)
 「川内1号機再開、事実上容認する姿勢」という朝日新聞デジタルの見出しを見て、テレビ朝日などでレポーターやコメンテーターとして活躍していた三反園鹿児島県知事に落胆したと言う人たちがいるけれど、その発言をちゃんと読んでみよう。
 
 鹿児島知事定期検査で停止中の九州電力川内原発1号機の運転再開について、鹿児県の三反園訓知事は先月28日の記者会見で「私に稼働させるかさせないかの権限はない」としたうえで「私がどう対応をとろうとも、九電は稼働させていくことになる」と述べ、運転再開を事実上容認する姿勢を示した。
 三反園知事は8~9月に2回、稼働中の川内原発の即時停止と再点検を九電に要請したが拒否されており、12月8日ごろに九電が予定する1号機の運転再開を認めるかどうかが焦点になっている。

 これだと、鹿児島知事としては「事実上容認」ではなく、勝手にやられてしまって、どうすることもできない、ということだ。
 もしも自民・公明が推薦する人が当選していたら、原発の再稼働は(佐賀空港のオスプレイ配置も)強引に推進していたはずだ。それよりは頑張っている。
 なのに「事実上容認する姿勢を示した」ことにしてしまい、これを見出しにしてまでいる。

 つまり、地方自治の限界か否かという問題なのに、そこを追及しないから記事に深みがなく、野党の推した人が首長になってもどうせ同じだと諦めさせようとする印象操作としか考えられない内容に、この『朝日』の報道は堕している。

 そんな記事ではないというなら、知事が要請して拒絶されても、他にとるべき方法があるということでなければならないが、知事からやめろと強制力を伴って言うことはできないのだから、あとは知事の権限を使って合法的に妨害しろとでもいう意味になる。

 それは可能だという指摘もある。川内原発は県道43号線を封鎖されると機材の搬入が一切できなくなりそうで、海輸や空輸で対抗されることもあるけれど、県知事として県道を封鎖し強く意思表示することをしてみたらどうか。
 かつて、飛鳥田一雄(のちの旧社会党委員長)が横浜市長だった時に、米軍戦車列を人垣で道路封鎖した「村雨橋闘争」があったが、そこまでやってみせる首長が沖縄のこともある今こそまた居てもよいかもしれない。

 しかし、朝日新聞はそういう主張をしてはいないだろう。そこまで書けたら大したものだ。



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by ruhiginoue | 2016-11-02 15:10 | 政治 | Comments(8)
 松崎いたる板橋区議が所属政党内で問題になったため、党員の中には、ここで前に彼を批判したさい「日本共産党の」と必ず付けていたことを不快がる人がいる。
 しかし、そのさい同議員に直接の確認をしている。一連の言動は個人的にではなく議員の資格で行っており、日本共産党を代表する業務だと明言したのだ。だから、問題にするさい「日本共産党の松崎いたる板橋区議」と表記したのであり、その言動は同党に相応しくない内容だという批判もしている。

 また、その言動をするにあたり党内で議論などしたかと質問したところ、科学的に証明されていることだから議論は無用だと言った。科学的にどうであっても、それに基づいてどう政治的な判断をするかという問題があるのだが、その区別が出来ない議員というわけだ。

 それに、そもそも素人が一部の誰かの話を鵜呑みにして受け売りすることが科学的な姿勢といえるのかと訊いたら、それでも自分は唯物法的弁証法だからイコール日本共産党であると断言したのだ。彼は大学で美術が専攻だったから自然科学も社会科学も素養が無いと明言しているが、それにもかかわらず用語だけ実質を伴わずに虚しく躍らせているということが、こうした彼の発言に表れている。
 そんな人でも当選させる組織力があるのだから、その意味では日本共産党も大したものである。皮肉ではなく、その力をもっと良いことに使って欲しいということだ。

 しかも、日本共産党の松崎いたる板橋区議に対し堂々と実名を出して批判する人たちの中には、共産党の支持者であるとか、親戚に党員がいて頑張っている姿に共感と尊敬をしているとかいう人までいるのだ。
 そのさいSNSで指摘されていたが、大資本に対峙するなら政治家の仕事だし、共産党にとっては特に相応しい仕事だと評価もできるけれど、ベンチャービジネスにも満たないようなちっぽけな集団や個人を攻撃対象にするなんて、議員が自らの地位を利用して行うこととして如何なものか、と疑義を唱えられていた。

 すると、日本共産党の松崎いたる板橋区議は、小さい相手でも容赦しないのが日本共産党のやり方だと言い切ったのだ。
 これが、大資本や公権力だから小さな不正でも見逃せないというのなら、相手が大きくて力があっても立ち向かうのは勇気があると言うこともできるが、そうではなく、逆に社会的に小さい存在に目を付けて政治権力によって攻撃すると言う。それが日本共産党のやり方なのだそうだ。もし本当なら危ない政党であると誰でも感じるだろう。

 まるで中国映画『芙蓉鎮』に描かれる文革時代ではないか。この話には、意識の低い地方で威張り腐っている共産党員が、中央の政治の尻馬に乗って滅茶苦茶なことをする場面があるけれど、この時代の反省があるから、中国で小説が書かれ発表され名監督により映画化され公開もされているのだ。

 それなのに日本共産党の松崎いたる板橋区議は、共産党だから科学を標榜しているとし、自分は自然科学にも社会科学にも素人だが、自分は科学的だと自分で言っているので科学的な自分が正しいことになるから、共産党員までも含めた他のあらゆる別意見の人たちは間違いで、これには議論の余地もなくて、そこまでの言動ができる自分にはこれがあるのだと左巻健男の著書を引き合いに出し、その態度はちょうど文化大革命の紅衛兵たちが毛沢東語録を持って高く掲げている様子にかぶさるが、その本すらどこまで読解しているかも疑問な話しぶりなのだ。

 こういう態度を日本共産党は危惧したのだろう。野党共闘その他さまざまなことに悪影響するだろうから。なのに、例の菊池誠という人は松崎いたる板橋区議を煽ったのだ。共産党なんだからもっとやれと言って。




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by ruhiginoue | 2016-10-31 12:11 | 政治 | Comments(7)
 このところ前のツイートを共産党員などがリツイートして蒸し返すので、なぜかと思ったら、それに関するメールも来た。前に批判した日本共産党の松崎いたる板橋区議員が党内でも問題になったからのようだ。彼は面白くないことがあったから党を批判する発言までしたとのこと。

 それで、今では松崎いたる区議が反党的行為に及んだから党員たちの態度が変わったけれど、その前までは多くの党員たちが共産党の議員だからと先入観で味方していた。
 しかし、前に問題にしたとおり、松崎議員は自分が共産党員であり議員までやっているのに、かつて共産党の候補として選挙に立候補して落選した人を侮辱するネトウヨに同調したり、共産党の国会議員の言葉尻をとらえ揶揄するツイートをしたり、という悪ふざけとしか言いようがないことをSNSでやっていた。
 もともと松崎区議は、議員でありながらSNSに書くことが政治や経済の政策を論ずるのではなく、時事ネタの駄洒落や回文ばかりであった。これではまるでお茶濁しという印象だったが、そのあと実名を出して非難した人から、根拠の無い話まで付け加えられたとして名誉毀損で訴えられ、現在係争中であるし、そのうえ反党的言動があると問題にする党員がいるということだ。

 その、かつて選挙に立候補した日本共産党の吉岡正史さんという方のことだが、吉岡さんとは以前住んでいた狛江市の市長選挙のさいに会い名刺交換もした。こちらは矢野市長を応援する党外の一住民として実名入りで赤旗にコメントが掲載された。
 その後、吉岡さんは共産党から選挙に立候補し、国会議員には当選できなかったが東京の選挙区で不利な闘いの中それなりの得票で、頑張ったことがわかる。区割りで当選した区議会議員とは大違いだ。

 この人に対してネトウヨが「彼の真実はしんぶん赤旗であり事実ではなく妄想なのだ」と侮辱的な非難をしたら、これを松崎いたる板橋区議員はリツイトーした。そのとき他にも彼がリツイートしていたのは賛同ツイートばかりであった。それらと共にリツィートしたのだ。そして、しばらく様子をみていたが、反撃しようとしないで放置していた。
 これでは、吉岡氏個人を貶めるものを拡散したうえ結果として党と機関紙も一緒に貶めることになる。よく、賛同ではなく曝すためにリツイートしたと後から言い訳する者がいるけれど、これもそういうことだったのか。
 その前に松崎いたる板橋区議は、共産党員なのに赤旗をちゃんと読まないという批判もされたが、そこで赤旗に書いてあることは妄想だという侮辱をリツィートするのだから、普通は悪意と受け取られることだ。
 どうであれ、松崎いたる板橋区議のツイッターその他SNSの使用は全体的に無神経とか無配慮とかいうしかなく、その中で名誉毀損で裁判沙汰まであるということだ。

 この松崎いたる板橋区議員が名誉毀損で訴えられているのは、悪意で嘘を流布していると根拠なく決めつけて議員の立場から個人攻撃したからだ。先に指摘したとおり、訴えられたのはあくまで、存在しない事実を付け加えたからだ。それを松崎区議は、偽科学を批判したから訴えられたと嘘をついた。偽科学を批判したことではなく、そのさいそこに勝手な付け加えをしたから訴えられたというのに。そして今また、党内での揉め事で、偽科学の側に党組織が味方したかのように言って話を逸らそうとしている。これに党員たちが怒りだしたわけだ。

 そうなる前は、共産党の議員を批判したというだけで反発する共産党員たちがいたのだが、そのうえ前にあの左巻健男という人が、松崎区議を批判するのは「反共」なのかとツイートしたことも若干影響してるのかもしれない。左巻の意図が誤解なのか煽りなのかは不明だが。

 しかしこちらは反共どころか逆に「松崎はいずれ下里や筆坂のようになるぞ」と批判していたのだ。そのうち『そこまで言って委員会』や『WILL』などに「松崎元共産党区議」として出るのではないか、と。これは皮肉ではなく本当にそうなりそうだという意味だった。


 そもそも、日本共産党の松崎いたる板橋区議員が「偽科学」を追及すると言うならそれもいいけれど、ならば自分は大学で「美術専攻」だったと言うように科学には素人だから、専門家から様々な意見を聞いて、対立する論点があったら双方を調べて比較する作業もしなければならなかった。

 ところが日本共産党の松崎いたる板橋区議は、専門家どころかタレント学者のようなことをニワカにはじめた菊池誠とか左巻健男とかの一方的な話だけを鵜呑みにしたうえで受け売りをし、しかも特定個人を議員の立場から糾弾するという非常識な行為に及んだ。しかもそこへ根拠のない事実を付け加えて訴えられるというお粗末である。


 これについて例の菊池は、勝手に自分の考え方だけが正しいとしたうえで、それに基づき他の見解を糾弾する活動は科学によって立つ共産党だからやって当然のことだと言って松崎区議を煽った。これはかつてソ連共産党や文革時代の中国共産党が科学と称して魔女狩り的な政治弾圧をしたのと同じ図式だ。


 つまり問題なのは、科学的にどの見解が正しいかではない。菊池誠のように自分と違う見解を否定するためにマスメディアや政治家に働きかけて煽り潰しにかかるやり方が危険なのだ。かつてソ連のフルシチョフ首相が農政失敗の責任を問われ失脚した背景には、農作物について口から出まかせを言う学者がいた。彼は政治家に取り入り、自説と対立する学者に偽科学のレッテルを貼り迫害したのだ。
 これは、学術論争も政治家やマスコミに取り入ると、正しいかどうかではなく、口が達者な方の勝ちということだ。この点、菊池は大したことないが、左巻なんて実に口が上手い。これは有名だ。



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by ruhiginoue | 2016-10-27 12:49 | 政治 | Comments(1)
 稲田朋美防衛相の白紙領収書が追及されているなかで、政治資金で外食を年間276万円もしていることが報じられている。
 こういうことは昔からあって、特権的な地位にいる人がその立場を利用して庶民から乖離し、そこから様々な社会の不正が発生する原因になっているから問題なのだ。
 
 ところが、高校の頃、政治家が地位を利用し贅沢し美味いもの食っているという問題について話をしていたら、担任教師に叱られてしまった。美味しいものを食べたいと思うから嫉妬心が生じる。慎ましく感謝の生活を心がけていれば社会に批判的にならないと大真面目に説教するのだ。

 また、その先生から気に入られている高校の同級生は、味覚音痴に産んでくれた親に感謝していると言った。何食ったって美味いから貧乏でいい。政治に、社会に、なにも不満がない。自分がよければいいという問題ではないんだが、そこがわかってない。
 しかし、弱い者がさらに弱い者を叩くことはする。
 
 先日、Twitterを見ていたら、精神病で生活保護だという男の実名と顔写真を載せたアカウントがあって、他の生活保護受給者をバカにしていた。例えば、刑務所の献立みたいな自分の食事の写真を載せ、こうやって安く栄養とっていると言い、これができない奴はどうせ生活保護費で酒を飲んでいるんだろうと嘲っていた。
 これは究極的かもしれないが、今の状態に満足していると言う者など、実は無理して思い込んでいるだけで、その証拠に、そんな人は必ずどこかで自分より弱者を見下しているものだ。満足している人なら、そんなことする必要はないのに、絶対にやっている。

 だから、担任教師の言うことに素直な同級生は、社会に不満を持たず政治を批判しないが、弱者を見下すことに悦楽を感じている。
 先日、沖縄の基地問題で弾圧に来た機動隊員が地元住民を「土人」と罵倒したことで官房長官も不適切だとし、やはり沖縄は植民地だと再認識されたが、この時代錯誤の差別用語を、かつてその同級生は会食の席でイラク情勢にからめて使用した。

 「クルド人が難民になって来る土人」そして「ギャッハッハッハッ」と笑った。

 そんなのが面白いと思う人と一緒に飲食したら楽しくないどころか不快すぎて健康に悪いから付き合うのやめた。そのとき同席していて一緒に笑った他の同級生とも。




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by ruhiginoue | 2016-10-21 10:21 | 政治 | Comments(6)
 この、問題になったツイートについて。

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 「天賦人権論」とは要するに、人としての権利はすべての人に平等というあくまで喩えであり、日本国憲法において権利とは国民の不断の努力によるものとされている。
 つまり片山さつき議員は、天賦人権論の意味と日本国憲法の内容を知らないということだ。東大法学部卒の元霞が関官僚なのに。これで国会議員が務まる。日本って凄い国である。

 そもそも日本に啓蒙思想の基盤がなかったことが間違いの原因であろうが、しかし、学校でちゃんと勉強すればわかる簡単な話なのに奇妙である。いちおう学校で勉強して知っているはずなのに、それがここまで変なことになるということは、実は知っていて嘘をついているのではないかという疑惑が生じる。国民のすべてにある人権を保障するための仕組みとしての国を否定し、国を私物化することで利権を拡大して貪りたいという意図があるから、わざとやっているわけだ。
 
 そうしているうちに、ちょうど学校サボりたくて仮病を使っていたら自己暗示にかかってほんとに病気になってしまった、みたいな状態になる。もともと一流のペテン師は自分をも欺くので、それに引っかからないように注意しなければならないと言われてきた。

 これについて弁護士や検察官をやってた人によると、嘘をつくのが上手な人は、嘘をついている間は自分でも信じていて、嘘つき終わったら途端に今まで話してたのは嘘であると自覚し、その使い分けが見事だと言っていた。
 
 たとえば、結婚詐欺師は典型的なプロの嘘つきで、それが一流になると本当に愛しまでする。だから被害者は騙される。そして財産を奪うと途端に愛が冷める。これを平気で繰り返す。第三者から見ればとんでもない大嘘つきであるが、当事者の主観的には愛に偽りがない。それで、嘘だと指摘されると過剰なほど反発するというわけだ。

 そんな人が、政治家とくに自民党の人には、多くいるのだろう。そして自民党には嘘の上手な人が他の党に比して多いので長く政権に就いているのだろう。


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by ruhiginoue | 2016-10-07 18:10 | 政治 | Comments(2)
 稲田朋美防衛相は、国会質問で、民進党の辻元清美議員から、8月15日の戦没者追悼式に参加しなかったことを追及されて涙ぐんだ。
 もともと稲田防衛大臣は、「国のために命を捧げた人に感謝と敬意を払わなければならない」と説いてきたのに、その趣旨で催される戦没者追悼式に参加しなかったのだ。自らの信条と大臣である立場の両方から、何をさしおいても参加すべきだったはずだ。
 このため、辻元議員から、歴代は全員参加している事実を指摘されたうえで、言行不一致であると追及されたのだった。

 もちろん、他人に対しては滅私奉公を説きながら、自分は私利私欲の塊という人はよくいて、特に政治家は、その中でも特に自民党の政治家は、そんなのが目立つ。
 ただ、稲田大臣の場合は他にも事情があると指摘されている。彼女が戦没者追悼式に参加しなかったのはジブチに派遣している自衛隊員の激励の仕事があり、これによりスケジュールが合わくなったからだが、では、大臣なら参加するはずの政府の催しがある8月15日にわざわざ海外視察の予定を入れたのはなぜか。

 それは、靖国神社に参拝しないことを、他に仕事があって「できなかった」ということにするためだ。防衛相である彼女が8月15日に靖国神社に参拝すれば、世界各地で騒がれる。特に中国や韓国からは猛反発されるし、北朝鮮も東南アジア諸国もヨーロッパの一部なども騒ぐだろう。それを気にしたアメリカから日本政府は文句をつけられる。
 そんな面倒なことになっては困るから、靖国神社参拝をしないよう政府の指示があったはずだ。しかし、そうすると今度は彼女の支持母体である右派団体から反発されてしまう。
 だからその日に他の仕事が入るようにした。そして出かけて行って、戦没者追悼式にも参加できなくなった。

 そもそも、職務に忠実になら戦没者追悼式に参加して靖国神社の参拝は控えるものだし、自らの思想信条と支持者たちの方を優先するなら防衛相を引き受けず靖国神社に参拝すべきだ。
 ところが、両方にいい顔して、組織票も大臣の肩書も欲しくてアブとハチを両方獲ろうという態度だった稲田氏は、そこを国会質問で突かれてしまい泣きべそかいたのだ。

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 そして稲田防衛相が困っているので安倍総理が援護に出て来た。かつて小泉総理が、中谷防衛庁長官に答弁させようとしたところ、辻元議員が、これは総理が答えるべきだと言って「総理、総理」と連発して話題になったが、これとは逆になったわけだ。

 どうしてこうなってしまったのか。
 もともと稲田朋美という人は、敵を設定したうえで、権力とか集団とか力を持つ人に擦り寄りけしかけ敵を攻撃させ、自分を強く見せかけて地位を得た人だ。売れない田舎弁護士だったが、右派のメディアや団体に売り込んで、戦争がらみの報道で朝日新聞を訴えるようけしかけ、決起集会では朝日新聞を許すなと絶叫調で演説して煽った。
 ところが、裁判の結果は惨敗だった。お粗末な訴訟活動だったから当然だ。これに弁護士として力及ばずと詫びもせず、その場で選挙演説を始めた。だから居合わせた人たちは呆れたと言う。

 しかし、このパフォーマンスにより安倍総理の目に留まり、自民党の応援をうけて議員になった。しかし大臣という責任ある立場になり、野党の議員から直接に質問をぶつけられた途端に、自ら対峙することに慣れていないから涙ぐんでしまったのだ。

 これで思い出したのだが、小学六年の時の学級委員の女子が、この稲田防衛相と同じだった。同じ組で誰でもいいから担任教師から好かれていない者に難癖をつけると、周囲を煽り集団でつるし上げ、そうすることで教室内の秩序を守っているということにして担任教師に取り入っていた。
 しかし気の強い同級生から学級会で反撃されると泣き出してしまう。すると担任教師が割り込んできて庇ってくれるのだ。

 このような処世術によってのし上がって行く人がいるもので、そういう人はだいたい子供の頃からそうなのだ。自ら会得したのか、親に仕込まれたのか、それは人によるのだろうが。

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by ruhiginoue | 2016-10-05 16:03 | 政治 | Comments(5)
 稲田防衛相は弁護士のくせに自衛隊法がわからないのかと批判されたが、これに対して、弁護士でも分野によって詳しいものと詳しくないものがあると言って擁護する者がいるけれど、これは的外れだ。

 まず、法律に限らず、関心が深いとか仕事に関わるとかで、商業的専門家より詳しい素人はいくらでもいる。石破もと防衛相は法学部卒だが弁護士ではないけれど、安保外交がライフワークだと自称していて軍事オタクと皮肉られることもあるくらいだから、自衛隊法には詳しい。それでゴジラ映画での自衛隊は自衛隊法が間違っているのではないかと説いたりもするのだ。

 なのに稲田防衛相が弁護士のくせにと批判されるのは、自衛隊法それ自体を知らないからではない。法律的思考ができないからだ。専門外なら詳しい人に訊くなどして調べておくものだ。沖縄の件で法的根拠の問題になることは、少なくとも弁護士なら予想できたはず。だから弁護士のくせにと言われる。
 
 こうなることは予想できた。先に述べたとおり、稲田防衛相が政界進出の足がかりに朝日新聞へ嫌がらせ訴訟をしかけた時も、朝日側の弁護士が「新聞に真実の報道をする義務はない」と開き直ったと言い非難したが、正確には「法的義務は無い」だった。裁判だから当たり前のこと。そして敗訴した稲田弁護士は、それを反省せず同じ失敗をし、防衛相になったのに自衛隊出動の法的根拠を説明できなかったということだ。
 だから、これは個別の法律に詳しいかどうかの問題ではなく、法律的思考ができないということで、弁護士のくせに、という問題となるのだ。

 そもそも、なぜ防衛隊ではなく自衛隊なのかというと、その前身の保安隊と警察予備隊は「他衛隊」だったからで、朝鮮戦争で日本の米軍が手薄になり、当時は戦争の記憶が生々しくアメリカを憎む日本人が多く、暴動から在日米人を守れということだったが、時代が変わり自らを衛る隊になったのだった。
 しかし現実とくに沖縄をみると自衛隊になっていないのではないか。

 ところで自衛隊ヘリコプターで輸送の法的根拠に稲田防衛大臣が返答に窮したことと、石破元防衛大臣が『シン・ゴジラ』は自衛隊法が違うんじゃないかと言ってるので思い出したけど、シリーズ中ダントツの大ヒットであった映画のこれは自衛隊法ではどうなんだろう。


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by ruhiginoue | 2016-09-16 12:58 | 政治 | Comments(0)