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by ruhiginoue

カテゴリ:政治( 635 )

 オーストラリアのアボリジニ族の狩猟道具から玩具のブーメランが生まれたが、これはよく誤解されていて、標的に命中したうえ戻って来るという都合が良すぎる武器として活劇に描かれることがあるけれど、そんなことはあり得えない。ほんとうは回転することで弧を描き戻って来るから反復して投げることで鳥などの獲物を追い込むためのものだ。

 どうであれ、ブーメランとは戻って来るものである。そこから喩えとして例えばフランス映画『ブーメランのように』(1976年、原題『COMME UN BOOMERANG』)という題名の作品がある。これはアランドロン扮する元やくざ者の主人公が、今では実業家として成功しているけれど、その地位も財産もなげうって、逮捕された息子を警察から奪還する決意をし、かつての侠気を取り戻すという話である。
 また、西城秀樹のヒット曲『ブーメランストリート』も、「♪ブーメラン」と繰り返した後に「きっとあなたは戻って来るだろう」と唄う。

 ところが、誰が最初に勘違いしたのか、他人を批判した内容が自らにも当てはまるという意味で「ブーメラン」と言っている人たちがいる。もちろんいわゆるネットスラングであり、使っているのは程度の低い「ネトウヨ」ばかりである。
 ところが、これを産経新聞はサイトの見出しに使用していて、しかもネトウヨと同じように政府に媚びて「民進党の批判はブーメラン」と記載してしまう。これは、喩えとして不適切であるうえ、内容が記事にも論説にもなっていない。ただの提灯持ち、それもヘタクソなものだ。
 これが、よく2ちゃんねる掲示板など各地に丸写しされていて、ネトウヨが受け売りしているというより産経新聞の関係者が受け売りされているようにみせる自作自演をしているような、実に情けない状態である。

 これだけなら、一部の愚か者のやっていることですむが、総理大臣がよく口にするから日本は末期的だ。「ブーメラン」という間違った喩えのネットスラングを使用するだけで充分みっともないが、しかも「天に向かってブーメランを投げているようなもの」と身振りまで交えて国会で言っていた。この人は「天に唾はく」というよくある喩えを知らないのだろうか。
 これだから「云云」を「伝伝」と読み違えたりもするのだろうし、上に投げれば何でも落ちてくるが横に投げて戻って来ることに意味があるブーメランを、この人は知らないのかもしれない。
 
 こうしたお粗末は情けないが、それよりも、自分の不祥事を問題にされたら他人のことを言い出すというのが醜い。こういうことは小さい子供が大人に叱られたときにやることだ。これだから「還暦幼児」と言われるのだろう。
 

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by ruhiginoue | 2017-02-28 16:56 | 政治 | Comments(0)
 トランプ大統領のTwitterは、やはり膨大なフォロワー数だが、フォローしている数は少なく、その多くは身内のものだ。
 しかし中には気に入った人のアカウントがいくつかあり、この一つがオライリーというアメリカの人気テレビ司会者だ。

 このオライリーは、ことさらタカ派ぶった発言をすることで受けをとることで知られ、視聴率を稼ぐのでハリウッドスターなみのギャラをもらっている。これは日本のテレビでいうと故やしき、辛坊、などが似たようなものであるが、しかしあくまでタカ派であって、日本のように弱い者いじめで受けているというのとは異なるから、まだ健全と言えるだろう。
 そしてオライリーは、自分の個人的な見解を問われると、「死刑制度なんて野蛮なものは絶対に反対です」とか「同姓婚の夫婦が養子をとることには賛成です。愛情のない両親よりは子供のためになるのだから」などと、本来はリベラルの主張だったことを言う。
 ではタカ派発言は受け狙いだけで本心ではないのかというと、そうではなく、無党派として言いたい放題と標榜していたが嘘で、実は共和党員だった。

 つまり、かつてリベラルとされたものが今では常識となってきたので、リベラル派の唱えることが特に進歩的ではなくなってしまい、特色を失ったということだろう。
 そこで、やはり受け狙いでタカ派発言をしてきたトランプが大統領に上り詰めた。これをリベラルが批判しても特色に欠け、しかも売れていてセレブといわれる芸能人たちがリベラルぶって批判しても庶民からは反発されこそすれ受け容れられはしないと指摘されている。

 また、田舎の庶民からすると切実な問題について、都会で成功した人たちの語ることは絵空事に見えてしまう。ここから生じた「地方の力」によって、惨敗に決まっていると言われていたトランプが当選したのだという指摘があるけれど、これで思い出したのは『ベストヒットUSA』の司会をしていた小林克也が「アメリカは広大な田舎なんです。みんなアメリカというとニューヨークやロサンゼルスといった大都会をまず思い浮かべるけれど、それはアメリカのごく一部で、他はどこまでも続く田舎なんです。そういうところで聴かれている歌がヒットチャートの上位になるんです」と言っていたことだ。

 かつて田中角栄総理が都会でどんなに批判されていても地方で支持されているという問題につて、大手マスコミが金脈問題やロッキード事件などで田中角栄批判の大合唱の中、朝日新聞は本多勝一記者が「田中角栄を圧勝させた側の心理と論理」を掲載した。
 いくら「列島改造」など田中総理の政策は大企業のためで地方は豊かにならないという実態を告発して批判してみせたとしても、地方の人たちはこう言う。
 「他の候補者は口先でよく公約しますよ、こんなに融資するの、生活を楽にさせるの。バカこくなって言いたいのう。カネは天から降ってこんし、地から湧いても来ないに。天からは雪ばっかし降ってくるし、地からは地震や洪水だわさ。田中先生は違う。夢みたいな公約などせんで、道が狭ければ広げる、雪があったらどかす、これだ」

 そして本多記者はこう指摘する。
 「角栄だけがなぜ悪い―この、中央政界やマスコミへの不信感は、角栄に投票しなかった住民の間にさえ一般的である。自民党の他の派閥のリーダーたち、福田赳夫や中曾根康弘や『大平』『三木』等々は、果たしてカネにどれだけキレイだというのだろう。『田中金脈』に熱中したジャーナリストにしても、田中以外に決して追及の手を広げようとはしないし、『自民党』を追及しようとしない。『角栄』だけに必死でしぼっている。これでは自民党内の他の派閥なりアメリカCIAなりに操作されている出版社に、かれらが利用されているだけだと噂されても仕方がない。こんな連中の『金脈追及』などチャンチャラおかしいとみる人々に対して、田中批判は何の説得力も持ち得ないのだ」

 まったく、国境に障壁を作ると言ったり、大手マスコミと対立して見せたり、というトランプ大統領と同じような図式ではないか。
 さて、トランプ大統領をアメリカのセレブに合わせて批判している朝日新聞を含めた日本の大手マスコミは、こうした認識を持ち合わせているだろうか。


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by ruhiginoue | 2017-02-27 17:38 | 政治 | Comments(12)
 保育指針改定案に、3歳以上の幼児に対し「保育所内外の行事において国旗に親しむ」と明記されたというので、お子様ランチを食べさせるとは結構なことだと早とちりしたが、そうではなかった。
 これについて、菅義偉は記者会見で「従来、小中高校において、国歌や国旗の意義を理解させ尊重する態度を育てるよう指導している。学校教育への円滑な接続を図る点からごく自然なことだ」と発言した。
 つまり学校に入る前に洗脳しておこうということだ。

 これで思い出したのが鈴木邦男氏の指摘だ。鈴木氏は、自分が右翼になったのは高校がミッション系だったことが影響していて、賛美歌を無理強いされて反発したと言うことだった。ただでさえ反抗期なのに強制すれば当然だから、強制する政治家たちは子供たちを左翼にしようとしているとしか思えないと言っていた。
 それで、反抗期になる前からあらかじめ「親しむ」ことで刷り込もうということなのだろう。

 しかし、それなら子供をみんな保育園か幼稚園に入れなければならないから増設するべきだが、それは政府が無策なので、保育園に落ちたうえ「親しむ」こともなかったら「日本死ね」と思う人たちが増えるだろう。
 なにをやっているのか、日本の政府は。無能すぎる。 

 そして、今は亡き右翼の有名な赤尾敏氏は、自身が日の丸と君が代が大好きだったが強制には反対していて、それは、権力によって嫌がることを強制するべきではないというのが大原則であるはずだし、また、政治家の仕事ではないということだった。政治家の仕事は、国民に国旗を掲げて国歌を唄えと命令することではなく、国民が国旗を掲げて国歌を唄いたくなる国にすることだと指摘していた。
 まったく実にごもっともである。

 ちなみに、自分が幼稚園の時は、運動会の万国旗をみんなで描きましょうということになり、図鑑を見ながら好きな旗を描くよう先生が言ったら、圧倒的だったのは日の丸であった。クレヨンで描くのには簡単だから。サウジアラビアなど誰も書かなかった。
 こどもは単純なものに親しむが、日の丸をカッコイイと言う人はいなかった。世界各地の旗に付いている星のマークの方がカッコイイとみんな言っていた。


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by ruhiginoue | 2017-02-20 17:36 | 政治 | Comments(6)

  はじめに。(追記)

 左巻blogのリンクから来た方は、こちらもお読みいただくようお奨めします。
 



 かつて、よく知らないけど大学の教員らしい左巻健男という人が講演をするという時、そこにゲストとして呼び発言させる予定の人はいろいろと問題を起こしているから、そんな人を呼ぶのはやめたほうがいいと述べたことがある。あの松崎参(いたる)板橋区議会議員だったからだ。

 もとはといえば、そういう話だった。
 もちろん、ここでそう忠告したところで「はい、そうですか」とやめるとは考えられない。だから、どういう関係なのかという疑問のほうが主だった。
 
 その後になって知ったことだが、この二人は家族ぐるみの付き合いがあることをうかがわせる内容をSNSに掲載しているので個人的に親しいのだろうと言われていた。それを人づてに聞いていたが、そうしたら最近になって、左巻という人は自らのSNSで、松崎という人とは友人であると明記したそうだ。
 これについて確認したところ、前から左巻という人がやっているというブログに記載されていた。これと同じ趣旨のことを彼がその前にも公言していたかは不明だが、それなりに親しいことは確かではないかと考えられる。
 ただし、友情と社会的な活動とでケジメをつける必要はあるし、友人の味方をするにしても不正な方法で擁護することは許されない。これは常識だ。

 その、左巻という人が松崎という人と「友人」と明記したさい、こちらに名指しで変なことを書いていた。
 それは昨年末の12月27日付で「井上静氏は何をしたいのか?」という題になっているものだった。
 「執拗に松崎板橋区議に対して非難を続ける井上静という人がいる。松崎さんと友人のぼくに対しても執拗に非難する。」
 という書き出しだが、そもそもこれは、先述したとおり松崎区議が色々と問題を起こしているなかでついに裁判に訴えられたことに触れたもので、その後、松崎という議員と左巻という人は揃って、この問題について虚偽を連発したため色々な方面から批判をされており、それについてこちらでも言及したというだけのことだ。

 つまり、彼らは自分で原因をこしらえているだけなのだが、そこを理解できないのか隠しているのか、ただ文句を言うだけで反論しない。
 ただし喚き散らすばかりの松崎議員とは違い、左巻という人はいちおう反論めいたことをしたことはある。それは「これでほんとうに大学の先生なのか」と呆れるほど程度の低いお粗末なものであったことは、既に述べた。

 そのお粗末さが、続く文にも表れている。

 「共産党を揶揄する投稿も多い」

 と書いて、当方のTwitterのアドレスを記載しているが、Twitterでもblogでも、共産党の政策について賛否を述べたことならあるが共産党を揶揄したことはない。左巻という人は「揶揄」という意味を勘違いしていないか。彼は前にも言葉の意味を勘違いして頓珍漢な発言を書いたことがある。このことは前にここで指摘したとおりだ。

 

 さらに、左巻という人はこんなことを書いた。

 「何をして生活しているのかわからない人。」

 これはどういう意味だろうか。生計を立てているという意味なのか、日常生活の態度という意味なのか、それ以外にも色々と解釈ができる。

 もしかすると、以前に、法学部卒後は法律関係の資格としては比較的簡単な方である「宅建」(宅地建物取引主任者)の資格を取って不動産業をしていて、著述とどちらが本業なのか不明だが、とにかく某不動産屋で働いているのを見たと噂をされたことがあり、このことを指している可能性もありうる。

 たしかに不動産の仕事をしたことはあって、このことはこのblogでも何年か前にハッキリと書いているし、通帳には給与振り込みの記録があるが、今はその店に居ない。

 とにかく、具体的に公表しているのは著述のことなのだから、それ以外はプライバシーだし、何となく不信な人であるように思わせようとしていることは卑怯である。

 つまり左巻という人は反論とか批判ではなく印象操作で対抗しているわけであるから、これは事実上の敗北宣言であろう。


 また、左巻という人は続けてこんなことも書いている。

 「井上静氏の投稿をRTしている人らのメインは松崎さんが板橋ホタル館不正を問題にしていることに反発している人ら。それとニセ科学の批判をされることを嫌う人ら。」

 まず、前半は下にリンクしている地元紙の記事にあるとおり、左巻という人が応援する松崎議員の完全敗北という様相である。



 また、後半はあからさまな嘘である。

 この松崎議員は、所属していた日本共産党の議員団と対立したうえ除籍されたから党員らに批判されているが、これと「ニセ科学」はまったく関係がない。

 また、そのさい党員らは、

 「疑似科学が蔓延らないように批判することは結構だが、科学という以上は理路整然と、節度と品位を保って行わなければならない。なのにニセ科学批判と称して騒いでいる一部の人たちは下品な言葉づかいで罵声を浴びせたりヒステリーを煽ったりしており、それを注意されると『バカをバカと言って何が悪い』という意味の居直りをするから、これでは科学的な姿勢に程遠い」

 「日本共産党の不破議長はその著書で『共産党は科学的であるべきだ。そして共産党員にとっての科学的とは、自然的分野でも、政治経済など社会的分野でも、科学的な視野を持つべきという意味であり、自らを正当化したり押し付けたりするために最初から我こそは科学的と強弁する怠け者に好都合なものとは違う』という趣旨を説いている。ところがニセ科学批判を叫んでいる人たちには、この怠け者が目立つ」

 などの主張をしている。

 これと同趣旨を当方も主張しているからRTされているのである。




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by ruhiginoue | 2017-02-19 18:51 | 政治 | Comments(4)
 つい先日「透析患者を殺せ」の暴言で大顰蹙だった長谷川豊もとアナウンサーが維新から選挙に立候補するそうだ。
 この「維新の党」について、関西生まれという知り合いは、そんな古臭い言葉に惹き付けられる人は首都圏に少ないだろうと指摘していた。かつて「維新」はプロレス団体が使っていて、これはかなり前のことで、そもそも洒落だし、歴史でも明治維新への否定的評価が一般的になってきているのだから、よい印象とは言い難い。
 なのに「維新」というのは関西の発信で、いろいろな意味で関西は首都圏よりかなり遅れているから、そんなことをしているのだろう、ということだった。

 しかし長谷川豊という人が立候補する予定なのは千葉ということだ。首都圏といっても千葉はやはり遅れている。
 また、千葉と群馬は医療が劣悪な県の双璧だと言われてきて、あの千葉大学医学部集団強姦事件などがあったさいも土地柄による後進性が絡んでいると受け取った地元の人たちが、やはり千葉だなと言っていた。
 
 また、防衛医大の件でも、敗訴した医師は防衛医大講師の職を去り、医療が貧困とか劣悪とかいわれる千葉のかなり僻地で開業し、当地でまた人命にかかわる問題を起こし、しかもこれが著名な芸能人だったので騒がれた。防衛医大講師のその後
 ところが、地元の人の話によると、あれだけテレビや週刊誌でなんども騒がれているのに、地元では、そもそも知らない人がいるし、知っていても他に医療機関がないから仕方なく頼っているという人たちがいるそうだ。

 そうなると、「透析患者は殺せ」の候補者に相応しい土地柄と皮肉の一つも言いたくなるし、実際にそれなりの得票になったり、もしかすると当選するかもしれない。

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by ruhiginoue | 2017-02-09 19:11 | 政治 | Comments(0)
 国会で労働時間の規制が議題になっているが、ここに出て来た「80時間」という数値が酷すぎると言われている。
 それでも規制が無いよりは有るほうが良いという人は、騙されているどころか罠にはめられていると既に指摘されていて、なぜならこの数値では規制どころか「80時間までなら良い」と国がお墨付きを与えているわけだから、「上限までもっと働け」になるからだ。
 こんなことは火を見るよりも明らかだが、なのに気づけない人が少なくないということだ。

 これで思い出したけれど、かつて軍拡の歯止めには経済力に見合った費用という、それ自体はもっともなことに基づき、「防衛費はGNPの1%以内」と決めたが、しかし当時は経済が二桁成長していたから、「まだ枠内だからもっと増やしても良い」ということになり、歯止めどころか軍拡の口実になってしまった。
 これは、最初からその意図だったと言われている。当たり前だ。気づかないわけがない。その後、経済成長が鈍って枠内に収まらなくなってくると、今度は「そんな規制があったら国が守れない」と言いだした。

 このように、大衆が為政者に騙されるにしても、過去の例を教訓にできないとは情けないことであるし、労働時間のことはより直接的に自らに関わってくることだから、無関心でいては自分が危ない。

 ところで、そうした審議をしている国会で、安倍総理は勝手に退出してしまい、みんなの見ている前で、撮影するカメラが前にあるのに、ズボンを治す品の悪い仕草(これは欧米だと異性がいたらセクハラと見做される行為)をわざとらしくやって見せ、しかも背伸びをした。
 
 このさい議長に、お手洗いに行くのはいいが一言断ってからにするよう注意されていた。こんなのは常識である。
 そんな規則も礼儀作法も知らない総理ということで皮肉られているが、安倍総理は下痢が止まらなくなる持病を抱えていて、前に中途で辞任したのもそれが原因だと言っている。
 それが今では新薬が効いていると言っているけれど、無理して抑えているだけで調子が良くないのではないかと言われている。
 それを誤魔化そうとして、無作法で傲慢な素振りをわざとして見せる、関心を逸らすための行為ではなかったのか。


「なんか匂いますね」は、この場合「臭い」が合っていると思うが、この拾ったコラージュの誰か不明な作り手はそこまで考えていなかったのだろう。

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by ruhiginoue | 2017-01-30 15:31 | 政治 | Comments(7)
 国会で安倍総理が「云云」を「伝伝」と間違えて「ウンヌン」なのに「デンデン」と言ってしまい失笑されている。
 ただ、ウッカリ間違えることは大した問題じゃない。誰でもよくあることだ。「ミゾウユウ」など読み違いを連発した麻生総理のように漢字が苦手な人もいる。ただ安倍総理の場合、他の事でも色々と無知や無見識を露呈させてきたうえで滑稽な間違いをしたから、この人は根本的に駄目なんだと言われるのだ。
 
 ところで、総理の言い間違いといえば池田総理の「エケチット」が有名だが、このあと「エチケット」でしょうと言われて「私はフランス語に詳しくないので」と、さらに変なことを言ったと本で読んだが、ネットでは確認できなかった。どうなのだろうか。
 ちなみによく言われるエチケットは英語だが、仏語にもエチケットがあって意味が違う。

 これよりずっと最近のものでは小泉総理がやったことがあった。外交問題で出た「show the flag」は直訳すると「旗を見せろ」で、これは何の旗を持っているのか「立場をハッキリさせよ」という意味になる。日本語でも立場について「旗色鮮明」と言う。
 これについて小泉総理は「フロッグ」と言ってしまい、国会議場で「えー」という声があがり、小泉総理は慌てて戻って「フラッグです。蛙じゃなく旗」と言い直した。
 これは今は亡き大橋巨泉さんが質問に立ったさいのことだったから、かつて人気があった教養バラエティ番組『巨泉の使えない英語』が国会で、と話題になった。

 国会ではないが、かつて『ニュース23』の筑紫哲也さんが「多事争論」で、池波正太郎の時代小説『鬼平犯科帳』の主人公「火付け盗賊検め長谷川平蔵」がその厳しさから「鬼の平蔵」略して「鬼平」と呼ばれているのを「オニヒラ」と読み間違えた。
 これは自分で書いた原稿としながら他人の書いたものだったからじゃないかと言われた。原稿を書くのが間に合わなかったか、誰かに原稿を押し付けられたか。
 あのとき見ていたが、後者だろうと思う。その口調と表情からして、不本意なのでわざとやったような態度だったから。

 そう思うのは、自分が小学生の頃、学校行事でPTA向けに心にもない挨拶する役を押し付けられてしまい、しかたないから、わざとらしくて空々しい美辞麗句の内容の原稿を書いて、先生の検閲を受けてパスし、みんなの前で読んだんだけど、自分で書いておいてほんとは読めるのにわざと「あれ?この漢字なんて読むんだっけ」と独り言ちるという、ささやかな抵抗したことがあったからだ。



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by ruhiginoue | 2017-01-26 16:02 | 政治 | Comments(6)
 ネトウヨと呼ばれる連中は、なんでもいいから権力の側にすり寄って自己拡大したがる者という定評があるけれど、その習性のために、権力がなにか規制しようとすると、そこに危険が指摘されても賛成し、反対する者を罵る型が決まりきっている。

 この型には思い出がある。高校の時に、学校側が髪型について神経質になりすぎているから、校則と対応を見直して欲しいという意見があったのだが、これに生徒の側から反対する者もいた。そういう者もいることはむしろ当然に予想ができることだったが、それにしては凄まじすぎる反発をする者が一人いたのだ。
 
 その同級生は、壮年性脱毛症だった。神経性ではない。稀には早い人だと十代の後半から壮年性脱毛になるが、彼は同級生の髪型を見ては校則違反を咎め、もっと自由にしようという生徒会役員を「アカだ!共産党だ!」と罵っていた。そして狂ったように「きょ~さんと~、きょ~さんと~」と喚き散らした。これは安倍総理の「にっきょーそ、にっきょーそ」を、もっとヒステリックにしたようなものだった。

 この印象が強烈だったので、ネトウヨの発言を見かけると、これを書いている人は若禿ではないかと一瞬思ってしまうほどだ。


 この間、共産党を除籍された松崎いたる板橋区議員は、その少し前に、共産党の議員でありながら、安倍総理の政策対応を問題にした共産党の小池晃議員にケチをつけたため、共産党員と熱心な党支持者たちから批判されていたが、これは少子化問題で小池晃議員の発言のうち「安倍総理には子供がいない」という言葉尻をとらえ、自分も安倍総理と同じで結婚したけど子供ができないと喚いたのだった。子供がいないと駄目という趣旨の話ではなかったというのに。
 そして共産党員などからは、党員しかも議員でありながら…という批判をされていたが、党外からは「きっと松崎板橋区議は『必殺シリーズ』の中村主水のように姑から『婿殿!』『種無しカボチャ!』などと罵られていたのではないか」というネタにされていた。
 それは冗談にしても、当人としてはたいへん気にしていたのではないか。それで神経過敏になってしまい、党員で党議員でもある立場を忘れてしまったのではないか。

 そもそも、政治的イデオロギーなんて付け焼刃だが、身体的コンプレックスは根が深い。


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by ruhiginoue | 2017-01-18 15:58 | 政治 | Comments(13)
 先日は、有権者にも同僚にも粗暴な松崎いたる議員は勝手に共産党を出て行った、という話題を取り上げたが、この議員の件を勝手な政治的利用する人たちがいる。

 その松崎いたる議員は、ニセ科学を批判して裁判に訴えられ、共産党から見捨てられたかのようにSNSで述べていた。しかし、その話をよく読むと、これについての共産党の結論とは、その裁判の内容があまりに個人的で、議員活動とは直接の関係がないから個人で対応するべきであり党としては関与しないというだけのことだった。

 そもそも、ニセ科学を批判したから裁判沙汰なんてことは法的にあり得ない。これについて他の人からも「科学的真理の真偽自体を直接訴訟対象とすることはできません」と指摘があった。

 これに対して左巻健男という人が、奇妙な反論をしたらしい。当人を名乗るSNS掲載されていて、誰かが受け売りして「拡散」していた。この人は松崎議員と親しく、同議員がニセ科学を批判するというのは大体この人の著書の受け売りと言ってもよい。
 そこで左巻という人は、ニセ科学を批判して訴えられたというのは「ざっくりした話」だという。
 これにまず呆れさせられる。「ざっくりした話」を辞書(goo)では「大ざっぱなさま」「全体を大きくとらえるさま」「おおまかに」「使用例 要旨をざっくりととらえる」と説明してある。実際、一般的にもこのような意味と使用法である。
 だから本件のように要旨がまるで違っているという指摘に対し、おおまかな話だという反論はまるで成立しないし、それどころか、全体を大きくとらえたとしながら実際と異ったら大問題だ。

 また、この左巻健男という人は、松崎いたる区議が訴えられたのは「言葉尻を捉え」ることで名誉毀損にされたものだと騒ぐが、これも事実ではない。そのような反論が可能なのは文理解釈に影響のない部分で揚げ足取りされた場合だ。そうではなく、松崎区議の問題発言は、それらの言葉を使用することで趣旨が定まるものだった。 
 そして、左巻健男という人が名誉毀損の訴えを不当だとするわけとは「言葉尻を捉え」たものだからということだが、その言葉とは訴状と証拠によると以下のごとき言葉である。
 「インチキ」「詐欺」「トンデモ」「いかがわしい」「たわ言」「でっちあげ」「無知かペテン師」「根拠のないウソ話」「妄想」……。
 こうした言葉の数々を、板橋区の議員が同区の職員に向けて執拗に反復して浴びせ続けた。

 このため裁判に訴えられたうえ共産党でも問題にされた。疑似科学批判は結構だが、こんな言葉づかいで罵声を浴びせるような内容を公言して議員が訴えられたのでは、党として裁判の支援ができないだけでなく体面的にも困る。議員としての立場をわきまえて品位を保ち節度をもってやって欲しいということだ。これは常識からして当たり前のことだろう。
 そして法的には次のように問題となった。まず、このような言葉を執拗に浴びせることは正当な批判の範疇ではない侮辱や中傷誹謗である。また、このような言葉を使えばその語彙から、科学の研究や実験に対し、その信憑性を疑うのではなく、悪意を以て捏造したという意味になってしまい、そこに何の根拠も存在しない。だから不法行為として訴えることが可能な形になったのだ。

 ところが、これら党の対応に不満の松崎区議が騒ぎたて、そこへ悪意ある人たちが「共産党は偽科学支持だ」というデマ宣伝をはじめた。これでは科学ではなく政治的意図が露骨だ。

 しかも、そこで左巻という人は、自分の言動のお粗末を指摘されたら、それを誤魔化すために低レベルの屁理屈を公言したのであるが、もともと彼は何か批判しようとすると先ずブロックして反論されないようにしておいてから陰口の形でツイートすることで知られている。そんなことをなぜするのかというと、こんな内容だから、ということに尽きるのだろう。
 その後、左巻健男と明記しているSNSについて、他の誰かが勝手に身代わり成りすまし反論したという否定は出ていない。

 こんな結果になりそうだから、前々から松崎いたる板橋区議や左巻健男という人のことを問題にしていたのに、少なくない共産党員らは身内が批判されたとしか考えずに反発していた。そして松崎議員の除籍という事態になったら、その態度も急変したというわけだ。

 追記。
 この議員は「無知かペテン師」と言うのだから、「無知」と「ペテン」は別概念であることを理解しているはずで、それでいて「ペテン」に属する言葉を羅列している、という指摘があった。
 たしかに、ここがおかしい。
 そして、「ペテン」とか「詐欺」とか「インチキ」となると、批判するだけでなく、それをやっている証拠が要るのだが、無かったから、この議員は訴えられたのだ。



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by ruhiginoue | 2016-12-28 12:37 | 政治 | Comments(9)
 かつて板橋区で、こんな問題が起きていた。
 平成27年3月25日付で、日本共産党板橋区議団の大田伸一団長に対し、内容証明郵便によって抗議文が送付された。また板橋区議会事務局の鍵屋一事務局長に対しても、この抗議文を共産党に送付したという通知がされた。
 
 その抗議文によると、平成27年3月19日16時50分頃、区内の男性が板橋区議会事務局で議会資料の閲覧をしていたところ、日本共産党に所属(当時)する松崎いたる議員が現れ「自分は被告なのだから何を閲覧しているのか知ることができる」と言い、閲覧の妨害行為をし続けた。被告というのは同議員が訴えられているという意味のようだが、その強引さとしつこさから身の危険を感じるほどで、この行為は、他の共産党議員によって控え室に連れ戻されるまで続けられた。
 しかも、閲覧が終わり帰る時、同議員はその男性が帰るのをエレベーターホールソファに座り待ち受けており、あまりの異常な態度に不安となったため区議会事務局職員に頼んでエレベーターに乗るまで同行してもらったという。

 こうした同議員の言動は板橋区議会基本条例が謳う情報公開の理念に違反するものであるとして抗議文を送付されたが、これに対して共産党から謝罪などが無かったので、この対応にも区民から批判の声があがっていたということだった。

 そして今年、同議員は自分の思い通りにならないのが不満だからと同党議会派から勝手に出て行ってしまったので除籍となった。このやり取りのさい、同議員は共産党の議員団の中で会談中に感情的になってしまい、これについて自分でも「激高した」とSNSの中で認めている。激昂したが自分は正しいと主張しており、「懸命に主張している中でつい言葉がきつくなったが」と言うような取り繕いすらしない。

 このような、有権者にも同僚にも粗暴な態度をとる議員はどこの党でも困る。すると、同議員は勝手に出て行ってしまった。ところが、それを共産党が追放したというデマを流す人たちがいる。こんなことは絶対に許してはならない。共産党を擁護するということではなく、嘘はいけないということだ。
 もちろん、そんな議員を議会に送り、抗議を受けた段階できちんとした対応をせず、このため市民たちに批判されてきた共産党にも責任がある。



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by ruhiginoue | 2016-12-27 19:21 | 政治 | Comments(0)