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by ruhiginoue

カテゴリ:体操( 58 )

 今日の東京新聞にスポーツライターの署名記事が掲載されていて興味深く読んだ。そこで問題になっているのは体育館の床の手入れだった。体育館の床が破損しているため競技中に負傷する人が少なくないという。
 この床の破損は扱いが不適切であるためで、床に折り畳み椅子を置くならシートを敷くべきという指摘とともに、よく清掃の仕方に問題があるとのこと。例えばモップで水拭きなどするため木が湿るのと乾燥とを繰り返すために痛んでしまうのだが、このことを認識していないことが多く、これにより破損した床による負傷者が出て、滑り込みのようになった時に何針も縫う重症を負い、稀には内蔵に達する傷となることもあるそうだ。

 この、床の手入れについては、高校のころに苦い思い出がある。体育館に椅子を置く場合はシートをしていたが、問題は教室であった。濡れたモップで拭くために床が傷んでしまう。
 また、定期的に日常より丁寧に掃除する時は、箒で掃いた後に取り切れない細かい塵を硬く絞った雑巾でふき取り、ほんのわずかに湿るがすぐ乾燥するので、そうしたら木製の床のためのワックスを塗って伸ばしてから乾拭きして磨き艶出しするものなのに、そうではなく濡れたモップでいい加減にこすったあと材質に合わないワックスをぶちまけるようにするから、艶が出ないどころか汚れと混ざって染み込んでしまい、掃除すればするほど汚くなってしまう。
 それで、この学校の教室は床が汚いのかと、最初に見て感じた原因を納得した。だから担任教師に申し入れたのだが「何も言わずに従え」だった。その時は、言いなりにさせることしか頭にないファシストの一種かと思ったが、どうも違うようで、掃除の方法が間違っているという意味を全く理解できないというのが正しそうだった。

 これは同じクラスの同級生が裏付けることを言った。この担任が前にいた学校はすごい田舎にあり、これが現代なのかとビックリするような山奥だという。
 この同級生はそこに住んでいたことがあるから知っている。学校はワックスなんて想像を絶する建物で、もしもワックスをかけようとしたら床の隙間から雨漏りみたいに滴り落ちるそうだ。
 そういうところから赴任してきた教師がこの高校には多いので、知らないということだ。そんな教師に指摘してもチンプンカンプンに決まっているから、生徒が良かれと思って助言しても難癖をつけたくらいにしか思えない。そういうことだった。

 そして、その田舎に行ったことがあるけど、実際にそうだった。そして何年か前に、そこがテレビの報道番組で映った。老人だけの世帯の家が火事になり住んでいた老夫婦が焼死したという事件だったが、焼けた家とともに周囲が映ったら、昔と変わっていない。これでは仕方なかったと納得はしたが、そういうところから教師が来てもらっては実に迷惑なことだとも思った。



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by ruhiginoue | 2017-06-19 19:39 | 体操 | Comments(7)
 学校の体育で武道があることについては、二つの問題がある。一つは安全、もう一つは良心や信条、ということで周知のとおりだ。つまり、もともと人を殺傷する技術だったから、危ないし暴力になるということで忌避されることがあるわけだ。

 かつて宗教上の理由から忌避した生徒が退学処分となって裁判になり、退学はゆきすぎだという判決があった。
 また信仰している宗教が非暴力主義を掲げているので武道に嫌悪感を持った生徒が、柔道なら素手だからと妥協したけど、剣道は武器を持つのでダメだといって先生と対立したことが報じられもした。

 そういう問題とともに、もともと体育で指導力不足の教師や講師のために身体生命に危険が及ぶことがあるけれど、特に柔道では危険が多く、骨折や脱臼をしたりの重症を負ったり頭など急所を打って死亡する事故が相次いでいる。
 このように危険が多く指導が難しいため事故もよく起きている柔道を、どうして必須科目の体育の授業に取り入れるのだろうか。

 しかも、色々な武道をしてきた人に言わせると、柔道は見物している分には面白いが、やるには武道のなかでもとくに危険が多く、しかも武道の中でもっとも喧嘩の役に立たないそうだ。
 そんな柔道に比べると、相撲のほうがやって安全なうえ身体を鍛えられて技術の応用では武道のなかで最も喧嘩にも役立つし、なにより楽しいという。

 あと、悪い冗談でしかない銃剣術の復活である。例の「髭の隊長」「ニヤケ顔した出世亡者の元自衛官」の自民党佐藤議員が「自衛隊では航空と陸上では必須だ」とか言い出したことも影響しているが、まだ自衛隊でやっていることが無駄だ。刃物同士の戦闘でもまるで役に立たないことは、とっくの昔に証明されている。
 もちろん日常の護身術としても役に立たず、棒を使うなら剣道やフェンシングの応用のほうが強い。

 あとはせいぜい無抵抗の人間を殺すことくらいだが、あの池田小学校の児童殺害事件の犯人の元自衛官は次々と子供を突き刺す手際が良かったので自衛隊で習った銃剣術を応用したのではないかと言われていた。しかし、その直後に語ることがタブーみたいになった。
 そのうち、殺人事件を起こした少年が逮捕され「学校の体育で習った銃剣術を応用した」と供述したとしても、これを勇気のないマスコミは追及できず、週刊誌がまたいつもの調子で「少年法が悪い」と騒ぐだけだろう。

 こうなるのも、現実を直視せず浅はかな思い付きだけで勝手なことを言う人たちがいて、それが幅を利かせている日本の社会が原因だ。




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by ruhiginoue | 2017-04-02 19:48 | 体操 | Comments(7)

プロレスと国会とAV

 成人向けの録画「アダルトビデオ」(AV)に描かれる痴漢や強姦は、それが悪いことにされてない内容なので、影響されて模倣犯になる人がでるのではないかという危惧をする人がいる。
 しかし、これは映画『それでもボクはやってない』にも出て来たように、陥れるために何か持っていたらこじ付けることのほうが多いのではないか。コロンバイン高校の乱射事件から銃社会アメリカを告発した記録映画『ボーリングフォーコロンバイン』の題名は、銃社会の問題から目を逸らして犯人がファンだったロックの歌詞に影響されたとこじつける人たちがいたので、ではボウリングもやっていたから何か関係があるのかという皮肉だった。

 ただ、これは歌手の大槻ケンヂが指摘していたことだが、AVはプロレスと共通していて、見世物にするための演出があるのに真剣勝負であるように見せかるものだから、その暴力性の嘘臭さに気づいていれば娯楽だが、そうでなければ真に受けてしまう人がいる可能性ならある。
 もちろん、これはいつも面白可笑しく話す大槻ケンヂのことだから、その大袈裟さに疑いが生じるということについて「馬場さんの脳天チョップは本当に効いているのかな」と言うなど、真面目一辺倒の話ではなかった。

 ところで、国会の与野党のやり取りをプロレスに喩えたため批判を受けて撤回と謝罪した自民党議員がいた。
 もともと、大袈裟で派手という意味でプロレスを引き合いに出すことはアメリカのテレビなどでもやっていることだ。しかし、その自民党議員は「田舎のプロレス」と表現したため、田舎にもプロレスにも失礼だと指摘された。プロレスの地方興行を観戦したことのある人なら知っていることだが、その試合を盛り上げるための迫力は、普段からの大変な鍛え方がなければ成り立たない。

 それに、田舎ではなく中央の中央である国会で、自民党は大仁田厚とか松波健四郎とかレスラー崩れたちを議員にして野党の議員たちに対して乱暴させてきた。松波など女性の議員に対して暴力をふるっていたことは、被害者の一人である辻本清美議員や周辺にいた目撃者などが証言している。

 そもそも、国会をプロレスと言うなら、もっと面白くやっているべきだろう。何か言うにしてもラッシャー木村のよう聞いていて楽しい話をしたらどうか。それすらできないで、下手な喩はやめるべきだ。
 


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by ruhiginoue | 2016-11-27 12:54 | 体操 | Comments(2)
 「ジャイアンツ」と「アンパイア」を掛け合わせた造語で「ジャンパイア」という言葉があり、審判が巨人に有利な判定をしているのではないかという意味だ。
 これが、10月8日のCSファーストステージ第1戦で疑惑の判定があったため、また話題になった。

 プロ野球でも大相撲と同様に八百長が行われているという話は、昔から言われてきたことで、あの『巨人の星』のテレビアニメ化でも「野球なんてイカサマ試合ばっかり」と言われて主人公が激怒してしまうことがある。
 あと、外人助っ人として来日した選手の中で、日本のプロ野球は不正をしていると言う人がいた。
 ここでよくあるのは、例えばストライクゾーンの違いに馴染めないことから変だと文句を言うだけの選手だが、それとは違い、87年に一期だけの契約で来日したアメリカの超大物強打者ボブ ホーナー選手は、回顧録で日本の審判は巨人を勝たせるため不正な判定をしていると明言していた。

 このホーナー選手は、アメリカのメジャーリーグでも大選手だった。その強面と巨体から「レッドデビル(赤鬼)」とあだ名されていたが、彼はフリーエージェント宣言したら契約金が高騰して移籍先が決まらないでいたところ、日本のスカウトに声をかけられて、三億円という破格の年俸でヤクルトスワローズに一年契約でやってきた。当時の現役メージャーリーガーには一億数千万円もの高額な年俸を受け取る選手がいたが、その倍くらいである。
 そして圧倒的な力を見せる。アメリカに比較して日本の球場は狭く、とくにヤクルトスワローズのホームグラウンドになっている神宮球場は狭いから、ホーナー選手は打つと一塁に向かって走ろうとしたがホームランになることがよくあった。ホームランになるか二塁打くらいになるかきわどいからだが、それが狭い球場ではみんなホームランになり、ホーナー選手は一試合に二本も三本もホームランをかっ飛ばすので驚かれた。

 それで話題になったので、ヤクルトのテレビCМに出てヤクルトを手にし「もう一本」と言ってまたギャラを受け取り、来年また三億円でと提示されたが断り、帰国してアメリカのチームで活躍する。
 それから数年して引退すると、これまで得た金で財テクにいそしみ、いつもパソコンで株価のチャートを見ているということだった。

 そのボブ ホーナー選手は、帰国してから日本で活躍したことについて回顧録を出版した。その邦訳が日本でも出たので読んだところ、日本のプロ野球は巨人を勝たせるために試合をしていて、他のチームとの試合ではボールの判定となるのが巨人戦ではストライクと判定されていしまい、仕方なくなんとか打とうするから巨人戦では他に比してよく空振りをしたと言う。そして、いくら人気チームでもフェアに試合して勝つべきであり、不正には付き合いきれないと言っていた。

 それから今までも、審判が巨人を贔屓して不正をしているという疑惑は相変わらず言われているということで、今年もまた、ということだ。

 こうした審判の不正疑惑の他にも、色々と読売ジャイアンツが汚いことをすると言われてきた。例えば、かつて日本シリーズで西武ライオンズの森監督が退任することになったと試合前に東京ドームの電光掲示板が表示し、汚いやり方だと非難がおき、これについて森監督は、確かに、これから試合というとき意欲に冷水をかけられたような感じだったと言っていた。 
 こういうことがあるから、東京ドームでは空調で巨人攻撃の時だけ外野側に空気が流れるようにして球が飛びやすくする「ドームラン」があるなどと言われるのだ。

 では、審判の不正は実際にどうなのか。あくまで悪口として言われているだけだという否定論とともに、人気チームだから有利にしないといけないような心理的圧迫があると言う元審判もいて、この雰囲気が特に東京ドームでは強いから、なにかきわどいときに影響が表れてしまうこともあるのではないかと指摘されている。

 となると、これは選挙で自民党が有利になるというのと同じなのかもしれない。あの集計機の「ムサシ」がどうたらいう陰謀論は一部の人が面白おかしく言っているだけだが、選挙活動の違反について警察の対応が恣意的であることは昔から周知の事実で、これについて警察官とか元警察官が、こうしろと上から命令されたわけではないが、そうしないといけないような雰囲気があると言っていた。

 また、司法でも「ヒラメ判事」がいるし、そのなかには国が望んでいないのに勝手に贔屓する裁判官がいる。なかでも滑稽なほど典型的な例として、自衛隊基地の騒音で防音などの補償を求める訴訟があったとき、自衛隊としても住民のために補償をしようと考えていて、裁判で国に命令する判決となれば予算も出せると考えていたのに、裁判官が国に気を利かせて勝手にゴマスリ判決をして請求棄却してしまい、これに国側も驚いてしまい、自衛隊としては国民から評判が悪くなってしまうと危惧した、という事件があった。

 こうした「ありがためいわく」は、プロスポーツの審判にもあるのではないか。



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by ruhiginoue | 2016-10-13 22:04 | 体操 | Comments(6)
 アメリカで最も人気がある画家ノーマン=ロックウェルの「言論の自由」は、普通の身なりをした庶民が立ち上がり周囲から様々な視線を向けられながらも毅然として自分の意見を述べている絵だが、描かれたものすべてが鑑賞する者の視線を主題に向けて誘導することで山なりの安定した図柄を築いており、内容とともにそれを表現する優れた構図の例として絵の講座でよく引き合いに出される。

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 周囲が立っているのに立たないことで「立ち上がる」こともある。

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 サンフランシスコ・フォーティナイナーズのクオーターバック・キャパニック選手は、8月26日の試合前、国歌演奏で起立せず、これは米国各地で黒人に対して相次ぐ警察暴力への抗議だと説明した。彼は試合後に次のように述べた。

 「黒人や有色人種を抑圧する国の国旗に誇りを示すために起立するつもりはない」
 「自分にとってこれはフットボールより大事なことで、この問題から目を背けるのは自己中心的だ。道端には遺体が転がり、人殺しをした連中は無罪放免で有給休暇をとっているんだ」
 
 フォーティナイナーズは、「この国の国歌を称える行為に参加するかどうか、個人が選択する権利を我々は認める」と声明を発し、選手の行動を支持した。

 この抗議行動と発言に対する賛否が湧き上がり、特に国を守るために命を捧げている米軍人に対して不敬だという批判が渦巻いたが、軍経験者の中から、選手は表現の自由を行使しているだけで、自分たちはそういう自由を守るために軍人になったなどと擁護する意見が続々とあがった。

 オバマ大統領は記者会見で、キャパニック選手の抗議行動について質問されると、なぜ国歌に敬意を示そうとしないのか、軍関係者が理解するのは大変だろうが、問題提起しようとする選手の誠意は疑いようがないと述べた。

 まったく、日本とは大違いだが、それはともかく、キャパニック選手の発言で、この締めくくりの言葉が素晴らしい。

 「たとえフットボールを取り上げられても、選手資格を奪われても、正しいことのために立ち上がったと、私自身が分かっていればいいんです」

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by ruhiginoue | 2016-09-07 12:42 | 体操 | Comments(8)
 2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(もと総理)が、東京都内で開かれたリオデジャネイロ五輪日本選手団の壮行会であいさつしたさい、直前の国歌斉唱の様子に触れ「どうしてみんなそろって国歌を歌わないんでしょうか。国歌も歌えないような選手は日本の選手ではない」と苦言を呈し、昨年のラグビーのワールドカップでは日本代表が「涙を流しながら君が代を歌っていた」とし、「選手の皆さんにお願いしたいのは、口をもごもごするだけではなく、大きな声で国歌を歌うこと」と述べたそうだ。

 ところが、揃って国歌を唄わないのは当たり前で、これは「斉唱」ではなく「独唱」だったため、聴いていただけの人や合わせて口ずさんでいた人がいたというだけだから、森会長は勘違いでケチをつけたと批判されている。

 もちろん、そうでなくても森会長の発言には色々と問題がある。パラリンピックだから障害のためできない人だっているだろうし、今もめている英国で独立論が再燃しているスコットランドの選手は英国歌を嫌がり歌わないが、それを森会長のように非難する政治家が英国にいるだろうか。
 おそらく森会長としては、日本は単一民族国家であり、少数民族など居ないことになり、かつての発言のように「天皇中心の神の国」だから、諸外国とは違うと信じているのだろう。

 しかし、そういう自民党によくある話だけではなく、森喜朗という人に独特な感覚がもともとあったうえでのことだ。
 かつて中曽根元総理が言っていたように、森という人はブッシュ二代目と同じで勉強はあまりしないがスポーツには熱心だった。しかし大学にスポーツ推薦で入ると運動部に短期間所属しただけで辞めてしまった。彼にとってスポーツは処世術でしかなかった。だから競技で頑張れではなく国歌で声が小さいと難癖をつけるのだ。

 しかも森喜朗という人は、選手たちが自分のために努力していることに加えて国の名誉にもなるということで努力しているのに対し、常に上から目線でとやかく言い、難癖をつけたりすることまである。スケート選手の女性が失敗したことをあげつらい「あの子は肝心なところで転ぶ」と心無い発言をしたことは記憶に新しい。

 なぜこうなるのか。森喜朗という人は下品な言動が目立つが親の七光りで政治家になり、息子もとんだ出来損ないで酔っ払い運転でコンビニ店に突っ込む事故を起こし議員辞職しているが、それでも地位を得られる特権階級だ。こういう人たちに特徴的なこととして、政治家としての自分を代表者や為政者ではなく支配者だと信じている。
 実際に森喜朗人という人は、昔からテレビなどで公然と「私はエスタブリッシュ」とか「体制側」とか言い、国民を縛ったり監視したりして服従させるのが当たり前であるとし、支配者だという意識を剥き出しにしてきた。

 だから、森喜朗という人は国もスポーツも愛しておらず、真に努力している人たちに対して上から目線で勝手なことばかり言うのだ。
 こんなふうに舐められて平気でいる多くの国民も相当にマヌケだが、いいかげんに気づいたほうがいい。

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by ruhiginoue | 2016-07-04 15:54 | 体操 | Comments(9)
 オリンピック誘致の買収疑惑が持ち上がっているが、もともと何気ない買収ならあったといわれている。
 たとえば、「アンケートにご協力を」と言って、用紙とともに記入用の筆記具が渡され、記入した用紙を回収したら、筆記用具は持ち帰ってけっこうですということがある。こういう場合の筆記具は百円もしない景品用のボールペンなものだが、それが何万円もするモンブランなどの高級万年筆だったりするから、明らかに賄賂である。

 ところが今回の買収疑惑は億単位の送金というから本格的で、そうでもしないとオリンピック開催権を「落札」できなかったのだろう。東京に決まったとき、なぜかと不可解に感じた人は多いはずだ。
「そういうことだったのかと」いうわけだ。
 
 もとは石原都知事が基地問題で「横田基地返還」をぶちあげて、「首都のど真ん中を外国軍基地が占領しているなんて国辱」と息巻き人気取りしたが、その実現が無理なのでオリンピック誘致の話をはじめて話題を逸らしただけだったはずだ。そんなことに都の財政を無視した大金を投じた。

 ここで送金したのは、宣伝をとりおこなう「電通」だったが、外国の報道と違って日本のマスコミは電通の名を出さない。

 日本でも人気があるアメリカのドラマ『奥サマは魔女』で、ダーリンは広告会社に勤務していて、商品の宣伝からひと騒動あるのが見せ場と風刺になっているが、こういうことが日本はできない。日本の業界は広告代理店の競争がなく、電通の独占にちかい状態だからだ。
 これも有名な話だが、かつて日経連の土光会長が東芝の会長だった当時「電通は東芝のために一生懸命やりますと言うが、松下も日立もみんな引き受けているじゃないか」と言った。だから日本では「比較広告」も存在しない。

 それで、広告収入という弱点を握っている電通の名をマスコミは出せない。こうした実態を田原総一朗が『電通』という本にしているが、これが表玄関からの取材なら、裏玄関からの告発調だったのが大下栄治の『小説電通』で、文庫の解説は佐高信だった。「影の情報省」「電通CIA」「マスコミ御庭番」と皮肉られていたし、本多勝一も朝日新聞の記者時代に電通の影響力に言及している。
 
 こうしたマスコミと電通の関係が、オリンピックがらみで外圧もあって暴露されるなら、実に面白い展開であるから、それを期待したい。


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by ruhiginoue | 2016-05-19 17:47 | 体操 | Comments(0)
 オリンピック誘致の買収疑惑が持ちあがっている。日本からヨーロッパに億円単位の送金があったという。フランスの司法当局が捜査しているそうだ。

 それで思い出したが、かつてリビアがフランスとの石油事業を有利にするため、とうてい無理そうにな人に選挙資金を渡して大統領にしたという噂があった。そうしたら実際にリビアの実力者カダフィの息子が「サルコジは私が大統領にしてやった。送金の記録もある」と明言した。サルコジなんかが大統領になれるわけないのでおかしいと思った人は多い。アメリカのブッシュジュニアよりひどい不真面目の劣等生だった人だ。フランスはいったいどうしてしまったのだろうか。
 これで焦ったのか、フランスが中心になってNato軍はリビアを攻撃した。

 こういうことがあると日本も何か危ない感じがする。

 また、日本が送金した相手はいわゆるぺーパーカンパニーで、公営住宅の一室にあった。一流のコンサルタント会社だから相談をして相当の料金を払ったというのが日本側の説明だったが、そんな会社が団地の一室にあるわけがなく、賄賂としか思えない。

 これで思い出したが、かつて選挙の前に、日本共産党が北朝鮮と裏で結託しているという「告発本」が出版され大金を投じた大々的な宣伝が行われ、この内容が嘘であると日本共産党は猛反発していたが、その発行元は団地の一室だった。そんなところにある会社に潤沢な資金があるわけないから、どこからか流れ込んでいるのだろうといわれていた。

 ふつう、公営住宅で商売するのは鍼灸や整体で、座頭市のように自身が身障者ということがあるから住宅局も容認しているのだ。しかし団地の一室にある出版社も時々存在している。もともと、本を製造するのは印刷とか製本を外部の会社に委託をしているから、編集作業は机があればよく、あとは連絡用の電話くらいで、さらにパソコンとインターネットのおかげで場所は不要だからだ。
 よく、自宅兼事務所というのがあるが、生活の部屋から仕事用の部屋の割合の分だけ家賃を必要経費とすることもできる。これは自分でもやっていた。最初は知らなくて、よくある起業相談の人に教えられた。
 
 しかし、その程度の事務所の会社に、億単位の入金はないはずだ。あったら如何わしい筋であると思うべきだ。

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by ruhiginoue | 2016-05-18 17:43 | 体操 | Comments(15)
 八十年代前半に、ソ連で空手が流行したが色々と問題なり、それで道場は警察か軍の施設内にするよう規制したということが日本でも報道された。勝手に「○○○ノフ流」と称して道場を開く者がいたり暴力事件が相次いだりしたためだが、これが半端ではなく、不良少年に警官が重症を負わされたことまであったということだ。
 
 もともとロシア人などスラブ系は手足が長く、それでバレエが盛んで、手足を伸ばして表現することが日本舞踊とは違うといわれていた。これが柔道とか空手とかの武術だと、同じ身長体重でも有利になる。もともと「リーチ」があるという表現があるけれど、まさにそれだ。

 そして、プーチン大統領が柔道五段であるなどロシアでも武道は盛んで、また香港の活劇でもカンフー映画にはロシア人の武術家が悪役の強敵として登場し、それをブルース リーやジャッキー チェンが死闘のすえやっつけていた。

 そうした活劇で思い出すのは中学生三年の冬に目撃した同級生の喧嘩だった。下校のさい学校を出てすぐの場所で自転車に乗ったまま殴り合いになり、片方は学年一の極端な長身だったから同じよう手を出したら勝つに決まっている。
 このとき、なにか言い争いをしているのに気づいた。すると普通の身長のほうが怒って先に手をだした。これを見て思わず「イカン」とつぶやいた。やはりその手が届く前に大柄なほうの拳を顔面に食らって鼻血を出した。

 後に、鼻血を出した人は同情されるのではなく、あんな大きい奴と喧嘩するなんて無謀だと言われていた。
 しかし、見ていた者に言わせると、あれは自転車に乗ったまま手を出したのが失敗だった。攻撃を避けるには身体を動かしたり片手で防いだりしながら、もう片手か足または頂頭部か額で反撃しないといけない。なのに片手はハンドルを握り、身体はサドルに乗っていた。これで手を出せは、腕が長いほうが勝つに決まっている。

 ところが、失敗してしまったという自覚のある彼の発想は違った。再戦は考えず、また自分も手を出したことや騒ぐことで面倒なことになり損なことなどを勘案し、診断書をとって訴えるのも諦めた。
 そしてすぐ入試の時期を迎えたが、彼の進路は、あまり程度が高くはないが育ちのよい人ばかりの私立高校に確実な単願受験で入った。
 一方、殴ってけがさせたほうは、大柄にものをいわせて乱暴だったがスポーツで推薦入学するほどではなかったうえ勉強は最低の水準だったから地元の公立校で不良のたまり場と言われるところに入った。

 「金持ち喧嘩せず」ということだと思った中三の春だった。



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by ruhiginoue | 2016-04-16 17:18 | 体操 | Comments(0)
 美容と健康とストレス解消のためフィットネスクラブに通う人は男女ともにいるけれど、マッチョ願望で男のエステというような感覚の人がどこにもいるもので、知人が会員になっているところでも、筋肉増強マニアとかトレーニングオタクの人がいるという話をきいた。
 そんな人は他人にお節介を焼きたがるもので、もっとこうしたららよいというアドバイスを勝手にしてくるそうだ。

 ただ、トレーニングを客観してくれる人がいることは有益だ。自分ではどうしても弱いところを無意識にかばってしまうから、最も鍛えるべきところに気づかないでしまう。それで、そばで誰かが観ていることが必要になる。
 この話は前に周防正行監督が言っていた。トレーニングには立ち会う人がいるだけで大違いだと。あの人は奥さんがダンサーだから影響もあるのではないか、いつも背筋が伸びて全身が引き締まっている。
 それでわかったが、前にシルベスター スタローンがトレーニングしている場面で、なぜかただ観ている人がそばにいた。そういうことだったのか、と。

 あと、もっとも筋力がつく限界負荷は誰かが補佐していないと、バーベルを胸や首に落としたら意思の力ではどんなに頑張っても持ち上げられないので、命にかかわる。それで、絶対に独りでやらないようにと注意書きが張り紙してあったりする。
 それで、自然と居合わせた者たちは会話するようになるのだが、そこで筋肉増強のマニアックな話に発展する。

 これは手術の後遺症を克服しようとトレーニングに通っていたときのことだが、やはり筋力増強マニアの人が話しかけてきて、とにかくブルース リーの話が好きな人だった。
 また、もとプロレスラーの人からは、決定的なダメージを受けている部分を他の筋肉で補う方法を教わった。これが医者だと、治らないからもう駄目だということになってしまうのだが、それでも戦わないといけないのだからどうするかという発想になるのが格闘家である。

 そういうことでは面白くて参考にもなる男のエステである。

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by ruhiginoue | 2016-04-15 17:19 | 体操 | Comments(0)