井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:芸能( 195 )

 「水木一郎『俺は世界中で一番幸せな歌手』アニメ祭開幕で『ゼット!』連発」という見出しの記事で思い出した。
 過日、ある歌手からサインしてもらう機会があって、歌手にサインしてもらうなんて久しぶり、それも何十年ぶりで、小さいころに遊園地で水木一郎にサインしてもらって以来だった。
 その遊園地とは埼玉県の西部線沿線にあったところで、野外ステージの公演だった。この帰りに電車に乗っていたら水木一郎さんも帰るところで乗ってきた。毎度うちの母親がバカだから「あっ、またサインしてもらおうか」なんて言うものだから、聞こえてしまい水木さんは困ったようにうつむいてしまった。

 ところで、水木一郎宅は鎌倉八幡宮の近くにあり、憧れの鎌倉と言われる一等地で、庭も広い。
 これは『マジンガーZ』が人気で主題歌のレコードも売れたから印税がたくさん入ってきたさい、ちょうど宅地が売られていたのをみて、投資のつもりで買い、その後は『仮面ライダー』などアトラクションに出演して歌う仕事をたくさんこなして稼ぎ家を建てたということで、だから「水木一郎のマジンガー御殿」と呼ばれている。
 それで、あの時も埼玉県まで西武線に乗ってセッセと巡業に来ていたのかと納得した。そうやって水木一郎は堅実にやってきたから良かったということだろう。

 よく芸能人は売れて金が入ってくると無駄づかいと散財をしてしまい後で困るということが珍しくない。最悪なのが克美しげるで、『エイトマン』の主題歌など売れて金がたくさん入ってきたのに賭博などで使い果たしてしまい、愛人に貢いでもらって、奥さんにバレそうになって…周知のとおりであった。

 だから、お金が入ってきたら無駄づかいしてはいけないということを色々な人の例から学んだが、その最初は小さいころ遊園地の帰りに水木一郎さんだったのだ。




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by ruhiginoue | 2017-10-13 17:48 | 芸能 | Comments(0)

斉藤由貴のモルモン教

 このブログで分類に「宗教」を作っていなかったから、取り上げるとしたら「社会」か「学術」にしていたが、今回は「芸能」に書く。
 それはモルモン教の話で信者の斉藤由貴に関わるからだ。

 この日本という国の特殊性は色々あるが、強姦は逮捕状が握り潰されて不倫は政治家でも芸能人でも大騒ぎであるが、聖書の表現を借りれば女性に石を投げる社会ということだろう。政治家は不倫を認めていないけど離党で、芸能人は不倫を認めたら教会に除名するよう申し出て留意された。
 
 その斉藤由貴は、信仰がきっかけで出逢った男性と結婚したそうだ。これはモルモン教という団体で、エホバの証人と統一教会と共にキリスト教の三大異端と言われている。モルモン教には、中学生のころ布教をしているアメリカ人の若い男から声をかけられたことがある。そして英語の練習にしようと思い、相手は日本語をけっこう上手だったけど、なるべく英語を使った。
 その当時はモルモン教を知らず、後から「ジョセフ スミスというアメリカ人の青年が神から啓示を受けた」という話だったから、あれがそうだったのかと判ったのだった。
 
 下はネットで拾ったもの。あの時も、こんなパンフを見せられた。宗教論争の中で何が正しいのかと考えたジョセフ スミスは、聖書の中に「わからないことは神に訊ねれば教えてもらえる」という一節から、教えてくださいと祈ったところ啓示を受けたという話である。懐かしい。
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 あのとき布教していた米人の話は途中までだった。その続きは後で知った。ジョセフ スミスは神から啓示を受けたと話したが信用されなかった。まあ当たり前である。しかし少数だが興味を持つ者たちがでてきて、信じる人たちがモルモン教を成立させた。
 しかし、その教義はあまりにも特異だった。それで激しい迫害を受け、暴力沙汰にまで発展し、ついに開祖のジョセフ スミスが殺害される事態となった。まっく、西部劇などに描かれるとおりアメリカの田舎はリンチ社会である。

 このため、モルモン教徒たちは安住の土地を求めて開拓されていない地方へと旅立つが、人がいないところは砂漠ばかり。このままだと不毛の地でみんな野垂れ死んで『ポルターガイスト2』の牧師一行のような地縛霊になりそうだった。

 ところが、そこで湖に突き当たった。
 しかし不毛の土地だった。その湖は湧き水や川の流れた先ではなく、海の一部が浸食作用によって陸の中に孤立したもので海水だった。これではダメだと普通は考えるものだが、開祖を殺され迫害を逃れ旅してきたモルモン教徒たちは狂喜した。塩水の湖といえば死海。モーゼの出エジプト記と同じように、自分たちは神から導かれて約束の土地にたどり着いたと解釈した。偶然に決まっていると思うと同時に、その経緯を思えば仕方ないと、信者でなくても理解するだろう。

 こうして、ソルトレークシティーをモルモン教徒たちが開拓して発展させ、ユタ州は僻地でモルモン教ばかり。だから同地の出身者で信者のケント デリカットが「ユタ、バカにしないでよね。ユタだって電気通ってるよ」と言っていたわけだ。

 その後、モルモン教の極端に特異な教義の代表ともいえる一夫多妻制は、あくまで理念であって実行するには今の時代として問題があると本部は声明しているが、どんな宗教にも原理主義者がいるもので、実行している信者がユタで発覚して「CBSドキュメント60分」が騒いだりしたものだ。
 だから斉藤由貴の件も、女性ではなく男性の側が一夫多妻のつもりだったと言ったら、不倫ではなく本部に背いたということになったかもしれない。

 どうであれ、不倫は家族内の問題だから、いくら芸能人で注目されるとしても他人がとやかく言うことではなく、それよりもう一人のケントことケント ギルバートもユタ出身のモルモン教徒だが、あの金に困ってなりふり構わずのネトウヨ商売は、いくら名義貸しでも恥ずかしくないのだろうか、良心か痛まないのだろうか。彼を起用して有名にした大橋巨泉は、草葉の陰で何を思うか。



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by ruhiginoue | 2017-09-15 19:27 | 芸能 | Comments(5)
 喜劇俳優のジェリールイスがラスベガスの自宅で亡くなり、影響を受けた田代まさしが追悼していた。

 田代まさしは、ジェリールイスの大ファンであると志村けんに言ったところ、志村けんもジェリールイスが出演している映画のビデオを全部持っていると言い、そこで意気投合したとのことだ、

 また、かつてあるテレビ番組で田代まさしは、ジェリールイスの代表作『底抜け大学教授』のビデオ紹介しながら、自分にとって神様のように尊敬しているコメディアンであると言い、この映画はエディマーフィ主演でリメイクされたのだと解説していた。

 そして、『底抜け大学教授』は、太っている大学教授が女性にモテたくてダイエットに励むけど無駄な努力に終わってしまう話だと田代まさしは説明し、続けて、モテたくて努力するけど無駄だったという喜劇は自分には身につまされてしまうと語った。

 その時、田代まさしは同席していた長島一茂に「長島さんはかっこいいから、俺なんかと違って、女にモテたくて無駄な努力してしまったなんてことに縁がないでしょうが」と振った。
 そうしたら長島一茂は「いや、無駄な努力なら僕だって9年間プロ野球で」と平然として言った。

 これは天然ボケなのか、自虐ネタなのか、とにかくこういうふうに普通なら恥ずかしいことも平気で語る感覚は、人生を渡っていくのに必要なのかもしれない。



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by ruhiginoue | 2017-08-22 11:48 | 芸能 | Comments(0)

ポニーテールに罪はない

 女子のポニーテールは男子の劣情を煽るから禁止だという学校のことが「何を馬鹿なこと言ってるんだ」と話題になっている。

 もともと日本人の髪は太い直毛なので、長く伸ばして束ねるのが向いているから、古来から男女ともに、そうしてきた。
 ただ、女性はうなじが色っぽいとされ、それが昔から日本画にも描かれていたけど、しかし日本に限ったことではない。

 あのアメコミのハリウッド映画化『ハルク』に出演していたジェニファーコネリーが仕事の時に髪をアップにする場面があり、うなじが見える。これにアメリカの映画ファンのサイトでは「ジェニファーは正面から見ても横顔も美しかったけど、後ろから見ても美しかった」と騒がれていた。

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 ここでジェニファーは髪をアップしてるけどポニーテールではない。だから、うなじが色っぽいからとポニーテール禁止というのは合っていない。

 そして80年代前半の一時期にはポニーテールにしている女の子とそれを好む男の子は「ヤンキー」だったという現実があった。だから、その頃の記憶が抜けない人がポニーテールはダメと言ってるのではないか。

 例えば喜多嶋隆の小説に、『ポニーテールに、罪はない』『ポニーテールに、通り雨』『ポニーテールは、振り向かない』の“ポニーテール・シリーズ”があった。
 このうち『振り向かない』はテレビドラマになって人気があった。アイドルが主演のドラマで主人公のライバル役などで人気だった伊藤かずえが、では今度は主役にしようということで、初主演だと話題だったドラマだ。

 この数年前だが、中森明菜の最初のアルバムに収録され、シングルカットされてなかったが人気のある曲でも、こんな歌詞があった。
「♬ 人に言えない恋をしてます〜小さな部屋を2人で借りた〜ポニーテールを夏の陽差しがとくわ〜何があろうと〜あなたがいればいいの〜」

 その世代で、この頃の記憶が抜けてない教師がいて、その発想で「ポニーテール禁止」にしているんじゃないのか。



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by ruhiginoue | 2017-08-05 12:20 | 芸能 | Comments(4)
 坂口杏里が、金をよこさないならプライベートな写真を暴露すると脅したので恐喝未遂で警察に逮捕されたが、その後に釈放された。検察の拘留請求を裁判所が棄却したためだ。
 これは金額が少額であり、しかも未遂であるためだが、そもそも彼女は知り合いに写真の話をして30000円を無心したという程度のことだ。そんなことをされた相手は迷惑だが、日常生活の揉め事の範囲だ。そのうえ具体的な被害はなかった。これでは刑事事件になるほどのことではないし、逮捕するなんてとんでもないことだ。

 この一方で、震災で福島から横浜へ避難した子が同級生から150万円を恐喝されたが、これを犯罪行為ではなくイジメで片付て警察は動かなかったことが問題になった。
 このため、一体どういうことなのかと驚き呆れる人が多い。
 
 この件が実際どうかはともかく、過去の例では、警察と検察にはマスコミに騒がれる事件を担当したがる人がいて、まだ記憶に新しい「村木もと局長の冤罪事件」(『凛の会』事件)も、そうだったと言われていて、政治的な背景が色々と指摘されている。
 こうした目立てる事件には芸能人がらみもあり、やはり後に自分の実績と誇るさい有効らしく、やや俗っぽい。
 そして、これをウリに選挙に出て政界入りする人が時々いる。

 かつて文春が騒いだ『ロス疑惑』で渦中の人となってしまった三浦和義氏は、芸能人の家系であるためワイドショーなどでバカ騒ぎされたあげくに逮捕されたが、警察はわざわざマスコミを呼んでカメラの列の前で手錠をかけて連行した。
 これでは江戸時代の引き回しよりひどい。江戸時代はマスメディアがまだ存在せず、有罪が確定し刑場に行くとき偶然出くわした人たちが見るだけだった。それを被疑者の段階で曝し者にしたのだ。これは他の事件でも同様に問題であることは言うまでもない。
 そして裁判で三浦氏は無罪判決が確定した。

 その当時、この話題をテレビでタモリが「あんな見世物をするということは、担当者は政治に転じるつもりじゃないか。きっと選挙に出る」と断言したが、この話を三浦氏に会った時に言ったら、「実際にそうだったはずだ。たしか担当者(具体的に名を出して)は、あのあと政界入りした」と言った。

 このようなことは他にも色々とあった。それがまだ続いているということで、これでは無理な捜査や逮捕をしがちになるかもしれない これでは、共謀罪なんてことになったら、もっと凄いことになりそうだ。その中で芸能人もまさかと思うことで逮捕されるようになるはずだ。


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by ruhiginoue | 2017-04-24 16:43 | 芸能 | Comments(0)

♪裸の王様がやってきた

 渡哲也(本名・渡瀬道彦)は、若いころから度重なる病魔の襲撃に遭っていたが、実弟の渡瀬恒彦は屈強そのものな印象だった。しかし最近では重病で危ういことが何度かあり、兄より先に亡くなった。
 
 渡瀬恒彦は、時代劇や任侠物や刑事物では強面な感じだったが、その後はテレビで良いお父さんを演じて、その延長で出演した入浴剤のCМが話題だった。活劇でならしただけに体つきはやはりがっちりしていると言われていた。
 そのさい唄ったCМソングが受けたのでCDシングルが発売され、これはその当時、学校のお遊戯や運動会にも取り上げられたし、またテレビのコントの中で志村けんもネタにして「♪はーだかのーおうさまがーやってきたーやってきたー」と、よく唄っていたものだ。 
 渡哲也は俳優の一方で歌手としても「くちなしの花」のようなヒット曲があり、出演したドラマの主題を歌ったりもしていたが、渡瀬恒彦は俳優一筋の感じで、親しい人によるとカラオケもあまりやらなかったそうだ。ところが思いがけずヒット曲を出したわけだ。

 このたびの訃報で思い出し、入浴の時につい「♪はーだかーのーおうさまがー」と口ずさんでしまうが、しかしその宣伝の会社をはじめ合成着色料などが入った入浴剤は使わない。口にするわけではないし、ただちに害があるのでもないが、しかし全身浸かるのが良い訳ないだろうと言う医師がいたから、それもそうだと考えた。

 そうでないものは、どこの店にも置いていないから、取り寄せている。だからアマゾンを利用してしまう。やや高額だが評判の良いものを近所で唯一置いてあったウェルパーク(いなげや系で薬から食品まである)は、それが高くて買う人が少ないからと置かなくなってしまった。

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 そうなると通販になり、しかも、まとめて買うと店より安い。だから、過日ヤマト運輸が通販でバンクしそうだという話題が出たけれど、どうしても通販ということになってしまう人が増えるのだろう。



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by ruhiginoue | 2017-03-19 15:57 | 芸能 | Comments(2)
 「森友学園 8億控除」スクープした朝日新聞だが、朝日新聞も含めて大手マスコミは国有地を格安で払い下げてもらっていたから、どこの大手マスコミもこの問題について後ろめたくて向き合えないだろうと批判されてきた。
 それでも朝日は記事にした。
 また、朝日新聞と同様に最近の文芸春秋社は不動産業に熱心で、その土地はそれまでの御用報道の褒美だったのではないかとの疑惑があることを他の雑誌が指摘しているが、それはともかく、その不動産業のおかげで広告収入を気にしないですみ、今話題の電通など他の雑誌では躊躇う記事を発表し、さらに他で載せられなかった記事も持ち込まれるから「文春砲」といわれるものを連発している。

 ところが、朝日新聞に「おまえが言うな」と騒ぐ愚か者たちがいる。
 それでも言ったから朝日は偉いはずだ。「言うな」では、朝日を批判するというより政府の不正をかばっているだけだ。そんなことも解らないのだろうか。
 そもそも、土地の格安払下げなど大手マスコミを国が優遇していたのは懐柔して都合の良い報道にしようとする意図である。なのに、その件を、いつもは朝日などが反政府だとか左寄りとか言って非難してばかりいる政府ベッタリ権力媚売り連中が非難するなんて辻褄が合わず滑稽だ。

 しかも、後ろめたいはずなのに、手前を棚にあげて朝日新聞が報じ、これによって内閣が困るということは、自民党内の反安倍勢力から働きかけがあったのではないか、政権与党内に倒閣の動きがあるのではないか、などの推測がされている。
 こうした発想をみんなしており、これは前提となる事実から当たり前のことなのだが、それなのに「お前が言うな」の決まり文句しか出てこない人たちがいる。

 つまり、このところネトウヨと呼ばれる連中の勢いが衰えていると指摘されているが、これはネトウヨとの親和性を持つ安倍内閣の行き詰まりを意味しているということではないか。だから、大手マスコミ幹部との会食といった安倍式の手法も通用しなくなりつつあるということではないだろうか。
 
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by ruhiginoue | 2017-03-02 18:03 | 芸能 | Comments(6)

芸能人と新興宗教

 テレビドラマ出演で活躍していた清水富美加が幸福の科学と名乗る新興宗教に専念するという声明を発表し、これは親が信者だから影響されたのであって本人の意思なのか疑わしいとも言われている。

 こうした宗教と親の影響から揉め事の芸能人というのは、オウム真理教に入り芸能活動から引退した鹿島トモ子のことが知られていた。彼女は引退の背景に健康上の事情があったので、娘を後継ぎのように芸能人にしようと希望した。
 けれど当の娘が芸能にまったく興味がなく、それで相談された教祖は娘に母親の意思を伝え説得しようとした。しかし娘の意思は変わらなかった。そこから揉め事に発展したと伝えられている。

 この点、薬師丸ひろ子のお父さんは偉かった。彼女の父親は霊友会の信者であるうえ職員だった。霊友会は、すっかり落ち目の石原慎太郎と昔から癒着していたことで有名な新興宗教だ。
 この「インナートリップの霊友会」の信者で職員でもあることをマスコミに問われると、薬師丸ひろ子のお父さんは、家族の中で信者は自分だけで娘は関係ないと言い毅然とした対応であった。おそらく教団内部には広告塔に利用したがった人だっていたはずであるが。

 また、幸福の科学と芸能人といえば他にも色々あり、特にロックバンド・ブルーハーツの件はひどかった。熱心な信者となったベーシストがファンに入信勧誘をする公私混同をし、これで社会的信頼を失ってしまったから解散することにしたのは周知のとおり。
 ただ、清水富美加は、仕事で不本意なことをさせられたり給与や労働条件などが劣悪であったことが影響していると言われていて、これについて他の芸能人たちが、この世界はもともとそういうことが珍しくないと証言している。

 このところ芸能人の引退騒動が相次いでいるが、売れない人が諦めたのではなく有名な俳優が姿を消していて、その背景に芸能人であるため独特の苦労や不愉快があり、これで傷つくことがあるけれど、それを我慢してまで芸能人を続けたいとは思わなくなっているのではないかという指摘がマスコミに出ている。
 つまり、みんな芸能というものに意義とか甲斐とかいうものを感じなくなる傾向があり、そもそも芸能それ自体の存在意義が失われてきているということではないか。
 だから、これからもどんどん辞める人が増え、なり手もますますいなくなるだろう。


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by ruhiginoue | 2017-02-17 12:11 | 芸能 | Comments(0)

また税金の季節に

 もう何年も前になるが、たまたまお邪魔したお宅の人がお笑い好きのためテレビで演芸番組を観ていた。その出演者の一人が哀愁のある歌を流しながら「ヒロシです」と名乗り、うつむき加減で「この間、ホームレスのおじさんに『君は俺の若いころにソックだ』と言われました」などと嘆かわしい様子で言い爆笑されていた。
 こういうのは、いわゆるボヤキ漫談の一種で、変わった語り口が面白く、だからウケていた。

 このヒロシという人は、そのお邪魔したお宅の人が言うにはアナウンサーの生島ヒロシから取って付けた芸名らしく、本名は斎藤健一で、クラブに勤務していたが客がつかない売れないホストだったそうだ。

 このヒロシさんが先日インタビューで語っており、久しぶりに思い出したが、その話も興味深かった。彼は東京に来たとき月収が七万円ほどで、お笑いで売れたら最盛期には年収が四千万円くらいになり、手取りで月収六十万円くらいだから大企業で役に付いた人くらいの収入に若くしてなったということだった。
 このように収入が増えて何が良かったかというと、自宅内に風呂のある所に住めるようになったことであり、月収七万円では風呂無しの部屋でないと住めないから、時間を気にせずに入浴できることがありがたかったそうだ。
 
 そういうことが収入が増えることの良さであるから、かつてのような売れっ子にまたなりたいかというと、そうは思わないので「再ブレイク」は望んでいないとヒロシさんは言う。
 また、収入が多くなると税金に保険に年金と国からかなり取られて、収入が少なくて困っているときには国は何もしてくれなかったのに、とのこと。

 ほんとうに、ヒロシさんの言うとおりだ。そして今年もまた税金の通知が役所からやってきた。そのうえ質の悪い医療に博打でスルも同然の年金ということは周知のとおりで、こんなことのためにガッポリもっていかれるのだから、たまったものではない。
 
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by ruhiginoue | 2017-02-02 18:22 | 芸能 | Comments(2)
 うかつにも気付かなかったのだが、名優・米倉斉加年(よねくら・まさかね)さんが亡くなったとき、「モランボンのジャン」のCMに出演していたことが報道では軽く触れる程度だったけれど、この背景について辛淑玉さんが次のように書いていた。

 「焼肉のタレといえば『モランボンのジャン』がすぐ思い浮かぶ。スーパーの肉コーナーには欠かせない一品だろう」
 「そのジャンのコマーシャルには、今では想像もできないほどの産みの苦しみがあった」
 「なにしろ『チョーセン』という言葉を口にすることさえはばかれた時代だ。まして放送の中ではタブーを超えていたと言ってもいい」
 「そんな中、『朝鮮の味、ジャン!!』というナレーションと共に、美しい映像がテレビ画面いっぱいに流されたのだ」
 「私は、その映像に釘付けになった」
 「モランボンのコマーシャルは、何度となく放送局から拒否された」
 「また、『朝鮮』を掲げた企業のコマーシャルに出演してくれる俳優を探すのも困難を極めた」
 「俳優生命の終りを意味するほどの差別感情が社会に蔓延していたからだ」
 「抜擢されたのは、CMには決して出ることのなかった名優、米倉斉加年さんだった」
 「その彼が、30年前、全鎮植氏(注:モランボン創業者)の求めに応じて、朝鮮風のパジチョゴリを着てコマーシャルに出演したのだ」 
 「そのせいで米倉さんが受けた仕打ちは凄まじいものだった。まず、すべての役から下ろされ、メディアへの出演も断られた。仕事がまったくなくなったのだ」
 「もちろん米倉さんの子どもも無事ではいられなかった。学校で『チョーセンジン』といじめられて帰ってきて、『ねぇ、お父さん、私の家は朝鮮人なの?』と尋ねたそうだ」
 「その時、米倉さんは微動だにせず『そうだ、朝鮮人だ。朝鮮人で何が悪い?』という趣旨の言葉を子どもたちにかけた」
 「米倉さんは、1934年に福岡で生まれた日本人である。しかし彼は、自分は日本人だとは決して口にしなかった。それは、このコマーシャルを引き受けるときの彼の覚悟でもあったのだろう。当時を振り返って、『あのとき、このコマーシャルはただ焼肉のタレの宣伝ではない、社会意識への挑戦であり、文化を伝える作業だと認識していたのは、全さんと私と、あなた(私のこと)だけだったかもしれませんね。わっはっは』と愉快そうに語ってくれた」

 この79年の宣伝を、はっきり覚えている。米倉斉加年が「朝鮮の味」と言いながら食べる様子がほんとうに美味しそうで、これがきっかけで初めて買った。気に入ったので他人に奨めると、みんな賛同した。
 そのあと、学校の行事でキャンプをしたさい、飯盒炊飯のオカズで焼肉にジャンを使用した。校長先生が味見をして回っていたが、うちの班の焼肉だけは「これは美味しい」と絶賛し、全部食べそうな勢いを理性で止めたような様子だった。これほどだったのだ。
 だから思い出が深い。ところが、その宣伝の陰でこんなことがあったとは…彼は「私の師匠は宇野重吉」と、反骨の俳優の弟子だと誇っていたが…

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by ruhiginoue | 2017-01-13 14:27 | 芸能 | Comments(12)