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by ruhiginoue

カテゴリ:芸能( 193 )

ポニーテールに罪はない

 女子のポニーテールは男子の劣情を煽るから禁止だという学校のことが「何を馬鹿なこと言ってるんだ」と話題になっている。

 もともと日本人の髪は太い直毛なので、長く伸ばして束ねるのが向いているから、古来から男女ともに、そうしてきた。
 ただ、女性はうなじが色っぽいとされ、それが昔から日本画にも描かれていたけど、しかし日本に限ったことではない。

 あのアメコミのハリウッド映画化『ハルク』に出演していたジェニファーコネリーが仕事の時に髪をアップにする場面があり、うなじが見える。これにアメリカの映画ファンのサイトでは「ジェニファーは正面から見ても横顔も美しかったけど、後ろから見ても美しかった」と騒がれていた。

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 ここでジェニファーは髪をアップしてるけどポニーテールではない。だから、うなじが色っぽいからとポニーテール禁止というのは合っていない。

 そして80年代前半の一時期にはポニーテールにしている女の子とそれを好む男の子は「ヤンキー」だったという現実があった。だから、その頃の記憶が抜けない人がポニーテールはダメと言ってるのではないか。

 例えば喜多嶋隆の小説に、『ポニーテールに、罪はない』『ポニーテールに、通り雨』『ポニーテールは、振り向かない』の“ポニーテール・シリーズ”があった。
 このうち『振り向かない』はテレビドラマになって人気があった。アイドルが主演のドラマで主人公のライバル役などで人気だった伊藤かずえが、では今度は主役にしようということで、初主演だと話題だったドラマだ。

 この数年前だが、中森明菜の最初のアルバムに収録され、シングルカットされてなかったが人気のある曲でも、こんな歌詞があった。
「♬ 人に言えない恋をしてます〜小さな部屋を2人で借りた〜ポニーテールを夏の陽差しがとくわ〜何があろうと〜あなたがいればいいの〜」

 その世代で、この頃の記憶が抜けてない教師がいて、その発想で「ポニーテール禁止」にしているんじゃないのか。



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by ruhiginoue | 2017-08-05 12:20 | 芸能 | Comments(4)
 坂口杏里が、金をよこさないならプライベートな写真を暴露すると脅したので恐喝未遂で警察に逮捕されたが、その後に釈放された。検察の拘留請求を裁判所が棄却したためだ。
 これは金額が少額であり、しかも未遂であるためだが、そもそも彼女は知り合いに写真の話をして30000円を無心したという程度のことだ。そんなことをされた相手は迷惑だが、日常生活の揉め事の範囲だ。そのうえ具体的な被害はなかった。これでは刑事事件になるほどのことではないし、逮捕するなんてとんでもないことだ。

 この一方で、震災で福島から横浜へ避難した子が同級生から150万円を恐喝されたが、これを犯罪行為ではなくイジメで片付て警察は動かなかったことが問題になった。
 このため、一体どういうことなのかと驚き呆れる人が多い。
 
 この件が実際どうかはともかく、過去の例では、警察と検察にはマスコミに騒がれる事件を担当したがる人がいて、まだ記憶に新しい「村木もと局長の冤罪事件」(『凛の会』事件)も、そうだったと言われていて、政治的な背景が色々と指摘されている。
 こうした目立てる事件には芸能人がらみもあり、やはり後に自分の実績と誇るさい有効らしく、やや俗っぽい。
 そして、これをウリに選挙に出て政界入りする人が時々いる。

 かつて文春が騒いだ『ロス疑惑』で渦中の人となってしまった三浦和義氏は、芸能人の家系であるためワイドショーなどでバカ騒ぎされたあげくに逮捕されたが、警察はわざわざマスコミを呼んでカメラの列の前で手錠をかけて連行した。
 これでは江戸時代の引き回しよりひどい。江戸時代はマスメディアがまだ存在せず、有罪が確定し刑場に行くとき偶然出くわした人たちが見るだけだった。それを被疑者の段階で曝し者にしたのだ。これは他の事件でも同様に問題であることは言うまでもない。
 そして裁判で三浦氏は無罪判決が確定した。

 その当時、この話題をテレビでタモリが「あんな見世物をするということは、担当者は政治に転じるつもりじゃないか。きっと選挙に出る」と断言したが、この話を三浦氏に会った時に言ったら、「実際にそうだったはずだ。たしか担当者(具体的に名を出して)は、あのあと政界入りした」と言った。

 このようなことは他にも色々とあった。それがまだ続いているということで、これでは無理な捜査や逮捕をしがちになるかもしれない これでは、共謀罪なんてことになったら、もっと凄いことになりそうだ。その中で芸能人もまさかと思うことで逮捕されるようになるはずだ。


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by ruhiginoue | 2017-04-24 16:43 | 芸能 | Comments(0)

♪裸の王様がやってきた

 渡哲也(本名・渡瀬道彦)は、若いころから度重なる病魔の襲撃に遭っていたが、実弟の渡瀬恒彦は屈強そのものな印象だった。しかし最近では重病で危ういことが何度かあり、兄より先に亡くなった。
 
 渡瀬恒彦は、時代劇や任侠物や刑事物では強面な感じだったが、その後はテレビで良いお父さんを演じて、その延長で出演した入浴剤のCМが話題だった。活劇でならしただけに体つきはやはりがっちりしていると言われていた。
 そのさい唄ったCМソングが受けたのでCDシングルが発売され、これはその当時、学校のお遊戯や運動会にも取り上げられたし、またテレビのコントの中で志村けんもネタにして「♪はーだかのーおうさまがーやってきたーやってきたー」と、よく唄っていたものだ。 
 渡哲也は俳優の一方で歌手としても「くちなしの花」のようなヒット曲があり、出演したドラマの主題を歌ったりもしていたが、渡瀬恒彦は俳優一筋の感じで、親しい人によるとカラオケもあまりやらなかったそうだ。ところが思いがけずヒット曲を出したわけだ。

 このたびの訃報で思い出し、入浴の時につい「♪はーだかーのーおうさまがー」と口ずさんでしまうが、しかしその宣伝の会社をはじめ合成着色料などが入った入浴剤は使わない。口にするわけではないし、ただちに害があるのでもないが、しかし全身浸かるのが良い訳ないだろうと言う医師がいたから、それもそうだと考えた。

 そうでないものは、どこの店にも置いていないから、取り寄せている。だからアマゾンを利用してしまう。やや高額だが評判の良いものを近所で唯一置いてあったウェルパーク(いなげや系で薬から食品まである)は、それが高くて買う人が少ないからと置かなくなってしまった。

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 そうなると通販になり、しかも、まとめて買うと店より安い。だから、過日ヤマト運輸が通販でバンクしそうだという話題が出たけれど、どうしても通販ということになってしまう人が増えるのだろう。



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by ruhiginoue | 2017-03-19 15:57 | 芸能 | Comments(2)
 「森友学園 8億控除」スクープした朝日新聞だが、朝日新聞も含めて大手マスコミは国有地を格安で払い下げてもらっていたから、どこの大手マスコミもこの問題について後ろめたくて向き合えないだろうと批判されてきた。
 それでも朝日は記事にした。
 また、朝日新聞と同様に最近の文芸春秋社は不動産業に熱心で、その土地はそれまでの御用報道の褒美だったのではないかとの疑惑があることを他の雑誌が指摘しているが、それはともかく、その不動産業のおかげで広告収入を気にしないですみ、今話題の電通など他の雑誌では躊躇う記事を発表し、さらに他で載せられなかった記事も持ち込まれるから「文春砲」といわれるものを連発している。

 ところが、朝日新聞に「おまえが言うな」と騒ぐ愚か者たちがいる。
 それでも言ったから朝日は偉いはずだ。「言うな」では、朝日を批判するというより政府の不正をかばっているだけだ。そんなことも解らないのだろうか。
 そもそも、土地の格安払下げなど大手マスコミを国が優遇していたのは懐柔して都合の良い報道にしようとする意図である。なのに、その件を、いつもは朝日などが反政府だとか左寄りとか言って非難してばかりいる政府ベッタリ権力媚売り連中が非難するなんて辻褄が合わず滑稽だ。

 しかも、後ろめたいはずなのに、手前を棚にあげて朝日新聞が報じ、これによって内閣が困るということは、自民党内の反安倍勢力から働きかけがあったのではないか、政権与党内に倒閣の動きがあるのではないか、などの推測がされている。
 こうした発想をみんなしており、これは前提となる事実から当たり前のことなのだが、それなのに「お前が言うな」の決まり文句しか出てこない人たちがいる。

 つまり、このところネトウヨと呼ばれる連中の勢いが衰えていると指摘されているが、これはネトウヨとの親和性を持つ安倍内閣の行き詰まりを意味しているということではないか。だから、大手マスコミ幹部との会食といった安倍式の手法も通用しなくなりつつあるということではないだろうか。
 
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by ruhiginoue | 2017-03-02 18:03 | 芸能 | Comments(6)

芸能人と新興宗教

 テレビドラマ出演で活躍していた清水富美加が幸福の科学と名乗る新興宗教に専念するという声明を発表し、これは親が信者だから影響されたのであって本人の意思なのか疑わしいとも言われている。

 こうした宗教と親の影響から揉め事の芸能人というのは、オウム真理教に入り芸能活動から引退した鹿島トモ子のことが知られていた。彼女は引退の背景に健康上の事情があったので、娘を後継ぎのように芸能人にしようと希望した。
 けれど当の娘が芸能にまったく興味がなく、それで相談された教祖は娘に母親の意思を伝え説得しようとした。しかし娘の意思は変わらなかった。そこから揉め事に発展したと伝えられている。

 この点、薬師丸ひろ子のお父さんは偉かった。彼女の父親は霊友会の信者であるうえ職員だった。霊友会は、すっかり落ち目の石原慎太郎と昔から癒着していたことで有名な新興宗教だ。
 この「インナートリップの霊友会」の信者で職員でもあることをマスコミに問われると、薬師丸ひろ子のお父さんは、家族の中で信者は自分だけで娘は関係ないと言い毅然とした対応であった。おそらく教団内部には広告塔に利用したがった人だっていたはずであるが。

 また、幸福の科学と芸能人といえば他にも色々あり、特にロックバンド・ブルーハーツの件はひどかった。熱心な信者となったベーシストがファンに入信勧誘をする公私混同をし、これで社会的信頼を失ってしまったから解散することにしたのは周知のとおり。
 ただ、清水富美加は、仕事で不本意なことをさせられたり給与や労働条件などが劣悪であったことが影響していると言われていて、これについて他の芸能人たちが、この世界はもともとそういうことが珍しくないと証言している。

 このところ芸能人の引退騒動が相次いでいるが、売れない人が諦めたのではなく有名な俳優が姿を消していて、その背景に芸能人であるため独特の苦労や不愉快があり、これで傷つくことがあるけれど、それを我慢してまで芸能人を続けたいとは思わなくなっているのではないかという指摘がマスコミに出ている。
 つまり、みんな芸能というものに意義とか甲斐とかいうものを感じなくなる傾向があり、そもそも芸能それ自体の存在意義が失われてきているということではないか。
 だから、これからもどんどん辞める人が増え、なり手もますますいなくなるだろう。


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by ruhiginoue | 2017-02-17 12:11 | 芸能 | Comments(0)

また税金の季節に

 もう何年も前になるが、たまたまお邪魔したお宅の人がお笑い好きのためテレビで演芸番組を観ていた。その出演者の一人が哀愁のある歌を流しながら「ヒロシです」と名乗り、うつむき加減で「この間、ホームレスのおじさんに『君は俺の若いころにソックだ』と言われました」などと嘆かわしい様子で言い爆笑されていた。
 こういうのは、いわゆるボヤキ漫談の一種で、変わった語り口が面白く、だからウケていた。

 このヒロシという人は、そのお邪魔したお宅の人が言うにはアナウンサーの生島ヒロシから取って付けた芸名らしく、本名は斎藤健一で、クラブに勤務していたが客がつかない売れないホストだったそうだ。

 このヒロシさんが先日インタビューで語っており、久しぶりに思い出したが、その話も興味深かった。彼は東京に来たとき月収が七万円ほどで、お笑いで売れたら最盛期には年収が四千万円くらいになり、手取りで月収六十万円くらいだから大企業で役に付いた人くらいの収入に若くしてなったということだった。
 このように収入が増えて何が良かったかというと、自宅内に風呂のある所に住めるようになったことであり、月収七万円では風呂無しの部屋でないと住めないから、時間を気にせずに入浴できることがありがたかったそうだ。
 
 そういうことが収入が増えることの良さであるから、かつてのような売れっ子にまたなりたいかというと、そうは思わないので「再ブレイク」は望んでいないとヒロシさんは言う。
 また、収入が多くなると税金に保険に年金と国からかなり取られて、収入が少なくて困っているときには国は何もしてくれなかったのに、とのこと。

 ほんとうに、ヒロシさんの言うとおりだ。そして今年もまた税金の通知が役所からやってきた。そのうえ質の悪い医療に博打でスルも同然の年金ということは周知のとおりで、こんなことのためにガッポリもっていかれるのだから、たまったものではない。
 
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by ruhiginoue | 2017-02-02 18:22 | 芸能 | Comments(2)
 うかつにも気付かなかったのだが、名優・米倉斉加年(よねくら・まさかね)さんが亡くなったとき、「モランボンのジャン」のCMに出演していたことが報道では軽く触れる程度だったけれど、この背景について辛淑玉さんが次のように書いていた。

 「焼肉のタレといえば『モランボンのジャン』がすぐ思い浮かぶ。スーパーの肉コーナーには欠かせない一品だろう」
 「そのジャンのコマーシャルには、今では想像もできないほどの産みの苦しみがあった」
 「なにしろ『チョーセン』という言葉を口にすることさえはばかれた時代だ。まして放送の中ではタブーを超えていたと言ってもいい」
 「そんな中、『朝鮮の味、ジャン!!』というナレーションと共に、美しい映像がテレビ画面いっぱいに流されたのだ」
 「私は、その映像に釘付けになった」
 「モランボンのコマーシャルは、何度となく放送局から拒否された」
 「また、『朝鮮』を掲げた企業のコマーシャルに出演してくれる俳優を探すのも困難を極めた」
 「俳優生命の終りを意味するほどの差別感情が社会に蔓延していたからだ」
 「抜擢されたのは、CMには決して出ることのなかった名優、米倉斉加年さんだった」
 「その彼が、30年前、全鎮植氏(注:モランボン創業者)の求めに応じて、朝鮮風のパジチョゴリを着てコマーシャルに出演したのだ」 
 「そのせいで米倉さんが受けた仕打ちは凄まじいものだった。まず、すべての役から下ろされ、メディアへの出演も断られた。仕事がまったくなくなったのだ」
 「もちろん米倉さんの子どもも無事ではいられなかった。学校で『チョーセンジン』といじめられて帰ってきて、『ねぇ、お父さん、私の家は朝鮮人なの?』と尋ねたそうだ」
 「その時、米倉さんは微動だにせず『そうだ、朝鮮人だ。朝鮮人で何が悪い?』という趣旨の言葉を子どもたちにかけた」
 「米倉さんは、1934年に福岡で生まれた日本人である。しかし彼は、自分は日本人だとは決して口にしなかった。それは、このコマーシャルを引き受けるときの彼の覚悟でもあったのだろう。当時を振り返って、『あのとき、このコマーシャルはただ焼肉のタレの宣伝ではない、社会意識への挑戦であり、文化を伝える作業だと認識していたのは、全さんと私と、あなた(私のこと)だけだったかもしれませんね。わっはっは』と愉快そうに語ってくれた」

 この79年の宣伝を、はっきり覚えている。米倉斉加年が「朝鮮の味」と言いながら食べる様子がほんとうに美味しそうで、これがきっかけで初めて買った。気に入ったので他人に奨めると、みんな賛同した。
 そのあと、学校の行事でキャンプをしたさい、飯盒炊飯のオカズで焼肉にジャンを使用した。校長先生が味見をして回っていたが、うちの班の焼肉だけは「これは美味しい」と絶賛し、全部食べそうな勢いを理性で止めたような様子だった。これほどだったのだ。
 だから思い出が深い。ところが、その宣伝の陰でこんなことがあったとは…彼は「私の師匠は宇野重吉」と、反骨の俳優の弟子だと誇っていたが…

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by ruhiginoue | 2017-01-13 14:27 | 芸能 | Comments(12)
 「『紅白歌合戦』なんてやめちまえ」という人たちがいるけど、そうじゃなくNHKが放送を全部やめちまえばいいのだ。
 例えばもう一つの年末恒例FMのバロイト音楽祭は、かつてはこれで聴くのが貴重な機会だったが、後に録画が発売され、買わなくても上野の資料室で鑑賞できるようになり、今は動画サイトでいつでも色々と鑑賞できる。他の文化でも同様だ。だからNHKなんて無用になったし、そのうえ報道は政府広報だから、いらなくて当然だ。

 これも年末の恒例らしいが、「西野カナさんが初受賞」とは何かと思ったら「レコード大賞」だという。
 「誰?それ」という声はよく聞くが、「えっ!レコード大賞なんてまだあったの?」というのが正直なところだし、「レコードとかCDなんてものがまだあったの?」と驚く人も多いし、そもそも「何か録音したものを受る商売がまだあったの?」と驚くべきかもしれない。

 まだあったのか、というべきものに年賀状もある。
 かつて本多勝一氏は、年賀状を割引料金にすべきと主張してボイコットし寒中見舞い状にしていたが、自分は逆意見で、独立採算制の公共事業を維持するため年賀状の料金は高くて良いとしていた。
 しかし民営化で意味がなくなったから、その時から年賀状は一切やめてしまった。もっとも、これは自分だけでなく、今では新年の挨拶もe‐mailの人が多いはずだ。年賀状は古い人か義理のある人だけのものになっているのだろう。

 ところで民営化といえば、今、かつての民営化路線の綻びの件で、歌手で元国鉄職員の藤井フミヤは、労働運動もしたけど原宿や渋谷の楽しさを知ってしまい辞めて芸能に行ったことを新聞のインタビューで語っていた。
 たしかに、彼が人気を博した80年代に、渋谷や原宿は若者を堕落させて刹那的で保守的にさせる場所だと言われていた。そして若者は消費と恋愛だけで刹那的かつ保守的になるように仕立てられた。その象徴がチェッカーズと松田聖子だった。
 これは日本だけではない。デビッドボウイも80年代に見事に変節したし、ジョン レノンも死ななかったらたぶん同じか、もっと醜いことになっていただろう。

 また、国鉄分割民営化とは、労働運動の脱線に付け込み、政治が原因であることまで末端の労働者が悪いというプロバガンダが大手マスコミによって大々的に行われ、時事通信の屋山太郎と竹中平蔵の先輩の慶応の加藤寛がデタラメを言って煽り、これに対して井上ひさしや野坂昭如などが反対していたが、しかし財界の圧力と当時のレーガン・サッチャー民営化路線が日本にも響いていたから抗しきれなかった。

 そのツケが、今になって回ってきたのだが、ここで生き残るためには、これまでの文化を全否定するところから始めないといけない。今まで楽しいとか価値あると信じていたものは全部嘘で間違いだったと。そうしないと、政治や経済だけでは解決できない。
 こう発想を転換すると、気持ちが楽になる。みんなそうするべきだ。

 

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by ruhiginoue | 2017-01-03 08:53 | 芸能 | Comments(9)
 今年は芸能人の訃報が目立つ。他にはカストロ氏のように政治家で有名な人が亡くなったけれど、芸能人が次々と死去した印象の年だった。

 そして元俳優の根津甚八氏も亡くなった。彼は病気を複数抱えていたため数年前に引退を発表していた。
 その出演作で年末年始にかかわる話がある。浅田次郎の小説が原作の『ラブレター』で、これは劇場長編映画と単発テレビドラマと韓国で翻案された映画にもなっている。そのうち中井貴一が主演の映画に根津甚八は出演している。

 その森崎東監督の映画『ラブレター』では、主人公に偽装結婚を依頼する暴力団組長に根津甚八がふんしていて、覚醒剤にも手を出したため組が警察に目を付けられてしまい、その子分にふんした今は政治家の山本太郎が覚せい剤を隠そうとして逃げ回る。
 そうした様子をコミカルに描いているのだが、主人公は一緒にいたため関係しているのではないかと警察に拘束されて問い詰められてしまう。彼はほんとうに何も知らなかったので釈放されるが、年末年始を留置場で過ごすはめになる。

 この時、留置場の食事に正月だから餅が出て、主人公は他の閉じ込められた人たちと一緒に食べているのだが、そこへ外から「軍艦マーチ」が聞こえて来て、さらに拡声器で男性のがなりたてる声がする。
 「愛国義勇軍の斎藤くん、あけましておめでとう。警察に負けずにがんばろーっ」
 すると、その斎藤らしい人が立ち上がるので、右翼の活動家が逮捕されているのを街宣車で仲間が励ましに来たということがわかる。

 このように警察署の前で街宣車が仲間の逮捕に抗議して「かーえーせー、かーえーせー」と拡声器で連呼している様子は、ときどき見かける。そして、右翼だけでなく政治性があると嫌がらせ目的で年末年始に逮捕するということが行われてきた。あの鈴木邦男氏も右翼活動家だったときにやられたことがあると言って怒っていた。

 こういう実態が、あの映画ではコミカルに描かれていて告発ではないが、現実に即して要素として取り入れられていたのだ。それを年末の訃報によって思い出したというわけだ。
 この他にも、その出演作は色々と面白いものがあるけれど、それは別にまた語りたい。
 
 


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by ruhiginoue | 2016-12-30 17:50 | 芸能 | Comments(2)
 毎年、年末になると今年の言葉というのを雑誌や寺などが発表するが、そのさい「流行語大賞」に疑問が出る。それは自分と意見が違うという反感ではなく、そんな言葉は流行していないというもので、かつ、そもそも流行語ではないということだ。

 もうずいぶん前のことだが、あるテレビ番組で「流行語大賞」が発表されたという話題のさい、女性お笑い芸人が語尾に付けて言う決まり文句「だっちゅーの」と、人気だったテレビドラマの題名「ショムニ」が選ばれたということに対し、いつも出ているアナウンサーが「だっちゅーの、ならふざけて言っている人がいたけど、ショムニなんて誰も言ってませんよね」と指摘していた。ドラマの題名だとは知っていても、そこから転じて何かの表現に使うということは無かったからだ。
 
 こんな昔から、そもそも流行語ではないものが流行語大賞になってきたのだった。みんなが使うから流行語であり、ただ話題になったものを表す言葉ではないのに。
 だいたい、日常的に使える言葉でないと流行しない。だから昔から「超〇〇」とか「記憶にございません」とか、そんなのが流行語とされた。なのに話題になったものを示す言葉だというだけで「流行語」と言ってしまうことが多い。

 しかし今年の「日本死ね」は、使える点では合格だ。実際にこの匿名ブログの怒りの言葉は模倣もされたし、この言葉の意味は、国の政策を批判し、こんなことでは日本の将来はお先真っ暗ということを、他人事でも一般論でもなく自分の子供のことでまず怒っていて「保育園落ちた日本死ね」と表現したものだったから、政治家が取り上げもして、これまで日の当たりにくかった問題を明るみに出したという意義が認められた。

 また、これにいわゆるネトウヨおよびその体質の人たちが反発し、「日本死ねなんて流行ってない」とか言っているが、そんなことを言っている人たちに限って、そのブログを書いた誰かや、これをきっかけに問題として取り上げた議員らに対し、「日本死ね」は反日だなんだと罵声を浴びせていたのだから、手前で流行させる役割を担っておいて後で否定する滑稽さである。

 ところで、これについて、つるの剛士とかいう芸人が、汚い言葉だと文句をつけたり、大して流行ってもいない「神ってる」が相応しいとかツイートし、そこには生まれたばかり子供を抱く自分の写真が掲載されていて、「日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」と述べている。
 これでは、国に対する批判が起きる現状を子供を持つ者として残念に思う、というのではなく、他人事なので必死の叫びなど意に介さず、言葉尻を非難して国の無策を免罪しているだけだ。
 まず曽野綾子の二番煎じであり、津川雅彦の「言う奴が死ね」に比して少し綺麗事っぽくして、上品ぶり、いい子ぶり、体制に媚びようとする意図が見え透いている。しょせん芸人にはこの程度の人が少なくない。

 ただ、保育園落ちた日本死ね、は飽くまで怒りの比喩だけど、武器輸出して儲けようとかカジノで儲けようとかいう国は、ほんとに死ねと言いたくなる。少子化といいながら保育園に入れず、無認可とか無資格の人しかいない保育所で乳幼児が死んだりする国は無策だが、戦争や博打で儲けようとする国は悪徳である。



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by ruhiginoue | 2016-12-03 13:26 | 芸能 | Comments(3)