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by ruhiginoue

カテゴリ:社会( 926 )

 映画化もされたスティーブンキングの小説『ペットセマタリー』は、動物を埋めると生き返る墓地があったけど土が腐っているので生き返ってから凶悪になるという怖い話だが、これと同じように、出演した人が異常な復活と変容をするテレビ番組が『朝まで生テレビ』(テレビ朝日)だ。 
 この番組が、最初は大したことなかったマスコミ人を宣伝して売り出し、しばしばデタラメを批判されて再起不能かという人を敗者復活のうえブレイクさせ社会に害毒を垂れ流させてきた。例えば舛添要一や西部邁がそうだったし、今では三浦瑠璃といったとろこか。

 その三浦瑠璃という「政治学者」が『朝まで生テレビ』に出演して森友問題で野党の議員を徹底論駁したと(ネットで見たが、そんな内容ではなかった)して、その動画サイトへのリンクが各地に貼られていたが、そのさい掲示板とかTwitterで「きれいなお姉さんが民進党議員をやっつけた」と紹介があり、これに対し「勝ち誇ったような驕った態度で勝ちに見せかけているだけ」という反応とともに、「派手なだけのオバハンが生意気なネーチャンのふりしているだけじゃん」「全然きれいじゃないね」「ブサイクだよ。ガリベン女によくある誤魔化し方が上手いだけ」という風貌に対する反論があり、そのうえで「宣伝のための自作自演と自画自賛じゃないのか」という疑惑もあった。
 どうであれ、ネットで録画を見たが三浦瑠璃には迫力が無かった。

 かつて社会学者の上野千鶴子が東大教授になる前「フェミニズムの女性論客」とマスコミで紹介されていた当時に、女性の保守派論客の後継者難を語っていた。
 けっこう前になる1989年か90年すでに60歳近かった曽野綾子がまだもてはやされている原因は、後に続く女性保守派論客がおらず、候補者を見まわしても山口令子がいるくらいで、彼女は知恵も教養もなく暴言ばかりと指摘していた。
 この山口令子に対する評価を裏付けるようなことがあった。都知事選挙候補として記憶に新しい鳥越俊太郎が週刊誌の編集長だったとき、ある催しで司会をしていて、彼女を紹介するさい「ヒステリックな文体で知られる山口令子さん」と言ったため彼女が怒ってしまったことが週刊誌にネタにされていた。鳥越俊太郎としては周知のことなので軽い気持ちで言ったらしいが、自覚していない山口令子としては不当に感じたらしい。
 このあと山口令子は『朝まで生テレビ』に出演したが、発言を求められても眠くてダメだった。まあ、深夜にテレビというのも不健康だし、どうしても眠れなくてテレビを見るなら通販だろう。

 しかし、文体とか夜更かしではなく三浦瑠璃の迫力の無さは顔が問題だ。強気に出ていても迫力が無いのは、保守派論客でありながら曽野綾子や櫻井よし子のような不気味さが乏しいからだ。マスコミに出ている保守派論客なんてどうせ中身が無いのだから肝心なのは威圧感であり、特に女性は不気味さがないと相手を戦慄させられない。
 その点、前に櫻井よし子はポスターに出たら笑顔が『シャイニング』や『バットマン』のジャックニコルソンのようだと言われたが、そうでないと威圧感が無い。曽野綾子も、賞味期限がとっくに切れて引退する年齢になっても通用しているのは、ダリオアルジェント監督のジャロー映画に出てくる殺す方の女性みたいなゾッとさせられる形相だからだ。これは元々だったのが歳をとって容貌が衰えたことでさらに強烈になってきた。

 とういうことなので、そういう形相と容貌に三浦瑠璃も早くなれるとよい。おそらく大丈夫だろう。
 


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by ruhiginoue | 2017-04-21 17:47 | 社会 | Comments(0)
♪渡部昇一ボワッと~インチキおじさん登場。この人に言わせればヒットラーはエライ人~そんなの非常識~タッタタラリラ

 この替え歌が、もう賞味期限切れとなり残念ではある。
 しかし中江兆民は、山県有朋が死んだとき「死ぬことでしか世の中に貢献できない人が貢献した」と言ったが、それと同じでもある。
 
 これに常連寄稿先は「【渡部昇一氏死去】戦後の言論空間に風穴、勇気ある知の巨人(産経ニュース)」と誤植しているので訂正する。
  【渡部昇一死去】戦後の言論空間に墓穴、狂気ある痴の虚人
 
 ところで、中学の同級生が渡部昇一のファンだった。受験ノイローゼで精神科に通いながら「ニート」となり、しかし部屋で読書してるから自分は他の人たちよりエライと言い、ならもっとマシな本を読むべきで渡部昇一なんてデタラメばかりと指摘すると「いいんだ。あの人はいろんな本を読んでいるんだ」と奇妙な正当化。自分と重なるのだろう。
 このようなファンが多いということだ。

 このようこき下ろされるだけでなく、渡部昇一は、自分が虚弱体質なうえ猛勉強しても学校の成績は中くらいが精一杯だったと告白している。
 そして、「米は脳に良くない」「食べるとバカになる」と言われたことがあり、これはアメリカが余った小麦を日本人に食わせる陰謀と言われたが、代表作『知的生活の方法』で渡部昇一上智大教授(当時の肩書)が「しかし私は山形の米所の出身なので米飯をたくさん食べる」と書いていたので、本当に米は脳に悪いと思った人も少なくない。
 また、彼はマザコンで、講演をすれば演壇から控え室まで母親の自慢話が延々と続く。彼が劣悪遺伝子を抹殺せよというのは心身の劣った自分を産んだ母親への怨みと甘えだったのだろう。

 そして、渡部昇一の書いたもので『知的生活の方法』の次に有名なのが『神聖なる義務』であった。これについて、障害児を生むなととしつつ既に生まれた子はしょうがないと言うことだったと産経は擁護するが、それでその後どうなったかというと、渡部と対談もする産経の「正論大賞」仲間の曽野綾子が、障害児を産んだ自民党の野田聖子議員は社会に迷惑をかけていると非難することになるのだ。

 これについて渡部昇一当人は、ナチスが障害者を排除したからドイツは発展したのであるから、ナチスにやられないためにはあらかじめ障害を持つ子供を作らないようにすべきだと説いたのだと書いて開き直っていた。
 これをあの障害者施設襲撃事件にあてはめると、犯人の植松のようなことをする者が出ないように障害児を生むなということになる。
 
 このように、障害者の子供を作るなと言った渡部昇一と曽野綾子。そして障害児を持つ人を名指し非難。問題にされると、ナチスと違って自発的にやれという意味だと反論のつもり。しかも2人とも生命操作と避妊を否定するカトリック信者を自称している。これを問題にしないどころか2人を持ち上げる上智大と聖心女子大(例えばデーケン神父)。

 あの『銀河英雄伝説』の一巻(アニメでは後から回想)で、独裁者が劣悪遺伝子排除を訴えるさい「神聖なる義務」と言うが、これは明らかに作者の田中芳樹が、渡部昇一を皮肉ったものだった。
 このあとその独裁者は、自分の子供が生まれつきの障害者であったという皮肉なことになるが、自分が遺伝性難病で子供がいることを告白した原口一博議員は、南京虐殺事件を否定する名古屋市長を支持する意見広告に名を連ねていたけれど、そこで隣の隣に名がある渡部昇一が、遺伝性難病を持つ者は社会に迷惑をかけないよう子供を作らずに劣悪遺伝子を抹殺する神聖なる義務がある、という持論について、どう思っているのだろうか。

 以上の詳細や出典などは、拙書『防衛医大…』の防衛医大で渡部昇一が講演の項および『朝日新聞…』の朝日新聞に対する渡部昇一らによる非常識な非難で述べているので、興味があったら参照を。

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by ruhiginoue | 2017-04-18 12:45 | 社会 | Comments(11)
 NHKは、籾井前会長の退職金を満額支払うと経営委が議決し、これにより2126万円もらえることになったそうだ。
 この人は何か仕事をしただろうか。NHKの公共放送としての責務を否定し、政府の広報にすると宣言しただけだ。そして実際にNHKは、もともと政府の広報も同然だったが、これがさらに露骨となり、なりふり構わずの世論操作ばかりになってしまった。
 
 そのおかげで、数々の不正が問題になっている内閣も、世論調査の支持率が53%あるとか言って開き直っている。政策を批判されたことに対して世論の支持を持ち出すならまだしも不正を行ったことを追及されて言うのではコジツケも甚だしいし、こんなところで総理大臣が言い出すということは、やはり世論調査は操作されたものだろう。

 この報酬として、何も仕事はしていないが不正を堂々と行って不当な給与と退職金をタップリもらうということだ。
 これなのに受信料を払ってるやつはバカとしかいいようがない。

 それでボイコットが増加し裁判沙汰にもなっているが、焦ったNHKはワンセグ付き携帯電話を持っているんじゃないかなどと放送法をデタラメ解釈して嘘をつき契約や支払いを迫るようになった。
 あまりにひどいので、いつもNHKに偏向して大甘の裁判所ですらNHKの荒唐無稽な言い分を認めなくなった。
 しかも、そうした契約の強要や取り立てなど汚れ仕事は委託業者に押し付けている。NHKの正規職員たちは威張って命令するだけ。NHKはブラック企業と化している。そんな委託業者は、なんとしてでも転職したほうがよい。

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by ruhiginoue | 2017-04-15 06:00 | 社会 | Comments(4)
 北海道から去年の台風被害が響いているそうだ。
 昨年その季節に北海道に行ったら大変な被害だった。交通が遮断されてしまい、ホテルとかサウナとかのインターネットコーナーは乗り物と宿泊を探す人が集っていた。用事や行楽で来た人たちはみな嘆いていたが、民宿の経営者など「書き入れ時にキャンセルが相次いで泣きたいのはこっちだよ」と言っていた。

 この台風被害の影響で北海道産のジャガイモが不作となり、材料の確保が難しくなっているとして菓子メーカーの間では、一部のポテトチップスの販売を休止するという。
 すでに「湖池屋」は「125グラムお徳用すっぱムーチョチップスさっぱり梅味」など9商品の販売を休止したうえ「130グラムお徳用ポテトチップスリッチコンソメ」など7商品の販売を終了した。
 また、「カルビー」は今月15日から「ポテトチップス 関東だししょうゆ」など地域限定商品を中心に18商品の販売を終了するほか、今月22日からは「ポテトチップス うすしお味 BIGBAG」など容量の多い商品を中心に15商品の販売を休止すると発表した。

 菓子メーカー各社によると、ポテトチップスの原料となるジャガイモのほとんどが国産で、全体の7割から8割を北海道から仕入れている。ポテトチップス専用の品種は契約した農家に栽培を委託していることが多く、ほかの産地への切り替えが難しい。
 そしてジャガイモは主に夏に収穫されるため、今の時期は保管してあるじゃがいもでポテトチップスを製造していて、それがなくなってきたということだが、農林水産省によれば原料として使うために海外産のジャガイモを生で輸入する場合は病害虫などが国内に入ることを防ぐため法律の規制があり、港にある工場でしか加工が認められていないということだ。

 そういえば、家庭菜園で農地を借りていたことがあるけれど、ジャガイモは簡単だからと植えたら隣接する菜園から嫌がられた。病害虫が付きやすいので周囲に悪影響を及ぼしやすいのだ。輸入なら神経を使って当然だろう。

 そしてお菓子各社は、限られた原料を販売量の多い主力商品に振り向けるため今回の措置をとったほか、新商品の発売数も減らして対応しているが、例年の量のじゃがいもを確保できるめどは立っておらず、来月からは九州地方でじゃがいもの収穫が始まるけれど、例年並みの量を確保するためには、今年の北海道が天候に恵まれたうえ収穫が行われる8月まで待つ、ということなならざるをえないと説明する。

 一昨年の北海道産のジャガイモは、およそ43%がでんぷん用、ポテトチップスなどの加工食品用がおよそ27%、飼料用やタネ用などがおよそ15%、それに、スーパーなどで販売される青果用がおよそ14%という割合の消費ということだ。

 この事態に、ポテトチップ好きは困っているようだが、しかしこれを機会にポテトチップを食べるのをやめる提案したい。 
 もともとポテトチップはダイエットの敵であった。大きいもの一枚を食べるとそのカロリーは階段で五階くらいまで昇れるほどだと言われているから、一袋を全部食べたらカロリー消費するのが大変だ。
 また、ジャガイモを薄く切って高熱の油で揚げるから、ビタミンは壊れカロリーは上がり、味がなくなってしまうので色々と化学調味料などで味を付け加える。つまり自然の恵みを無駄にしている。
 しかも袋のプラスチックでゴミが増える。ごみ処理も有料だったりする。こうなると健康と環境と家計に悪い食い物である。

 このことを環境保護運動をしているイギリス人にきいた。また環境問題とか食料問題だけでなく自分個人のためにも、ポテトチップ食べながらビール飲んだりしてアメリカ人みたいに不健康に太って寿命を縮めるなんてバカだということだった。
 それで、もとは好物だったが一切食べなくなった。ジャガイモが不作なら、なおさらやめるべきだ。不作はやめるいい機会でもある。お菓子会社には悪いが、他にお菓子はいくらでも美味しいものがある。



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by ruhiginoue | 2017-04-11 22:55 | 社会 | Comments(6)
 今話題の「忖度」という言葉は日本的で外国語に翻訳しにくいとかできないとか言われて国際的に話題である。

 この言葉は、最初に英訳されたとき「(想像に基づいて)(…を)推量する、推測する、推量する、思う」という意味の"surmise"とされたが、これだけでは言葉のもつニュアンスが表現できていないという指摘もされた。

 そしてドイツ語には、"unausgesprochene Anweisung"(発言なしの指示)、あるいは"vorauseilender Gehorsam"(先回り服従)という表現があり、これは「権力者の直接的な命令に対する服従ではなく、権力者が期待する行動を下位者が自主的に推測して行う服従」という意味で、これに、今の政治問題に出ている「忖度」は該当するという指摘がされている。

 ところが、これだと今の政治問題についてはそうかもしれないが、「忖度」という言葉の持つ元々の意味のすべてを言い表していないという意見もある。つまり、悪い意味だけになってしまうということだ。

 それで思い出したのが、あの田中角栄総理の話だ。かつて彼は近所の人から、たしか風呂場のことだったが、とにかく自宅の設備が壊れてしまい困っているという相談をされ、そこで彼は仕事がら業者に詳しいから、そちらへ話して修繕できるように手配してあげると言った。
 「ただ…」と相談した人はそこで言いかけた。すると田中角栄氏は「わかった!」と強い調子で言って遮り、「ワシから依頼するのだから立て替えておく」と言った。

 これはもちろん、相手が費用がいくらになるかと気にしているわけで、このことは言わなくても判るということだ。
 そして、続けて出てくる「支払いが心配だ」とか、まして「金がない」なんてことは、誰だって恥ずかしかったり惨めだったりするに決まっている。
 だから田中角栄は言わせなかった。もう察していることは手間を省いたほうが効率が良いし、相手の気持ちも普通に感覚を持っていれば理解できる。

 このように、金とか力を持っている側が、そうでない相手のことを思いやってのことなら、日本人が昔からもっている美徳である。
 それがいつの間にか、逆に弱者が強者の顔色を伺うという意味に変わってしまった。
 だから、「忖度」という言葉を、今の政治問題になっている意味だけに解釈されては嫌だと感じる人たちがいるのだろう。




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by ruhiginoue | 2017-04-08 20:44 | 社会 | Comments(2)
 子供の習い事の調査で、東大生にピアノ経験者が圧倒的に多いという結果だったそうだ。
 そのわけについて東大生に訊いたところ、楽譜を学び手を動かすことで身体で憶えたりすることが他の勉強に役立ち、これが受験勉強にも影響したはずだと言う。また、それを親も意識してやらせていたとのことだ。

 たしかに、受験に役立つ頭の体操ではあるだろう。
 しかしそれ以前に、習い事の月謝やピアノを買うゆとりと置く場所のない貧乏なうちでは進学どころではないだろう。

 もともと、東大生に限らず試験の難しいところへ進学する人は、子供の頃から楽器をやっている人が多かった。
 そうでない人には、まるで楽器に興味が無い人を別にすると、興味をもっても買えないので諦めるか、買えなくはないけど親が反対する、という家庭の事情が目立つ。
 そして、親から反対される人の多くは、勉強の邪魔になると言われることが多い。しかし、実際には成績が良くて進学する子供のほうが楽器をやっていて、逆に親が「勉強の邪魔」と言って楽器をやらせてくれない子供のほうが成績も進学も結果が良くない。

 これは結局、勉強の邪魔になるから楽器はダメだと言うほんとうのわけとは、貧乏でゆとりがないということであり、それを言うと惨めだから勉強を口実に持ち出しているだけで、これが進学にも反映するということだ。
 もともと、こういうことだったのだから、今回の調査を引き合いに出して、勉強に役立ち現に東大生の多くもピアノを習っていると言っても、ダメだと言っている親を説得することはほとんど不可能であろう。
 
 


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by ruhiginoue | 2017-03-28 19:20 | 社会 | Comments(8)
 「餃子の王将」というチェーン店が読売新聞と提携し、紙面に「無料クーポン券」を載せているが、これを図書館の新聞から切り取って持って行く者がいるそうだ。
 このようなことは器物損壊罪になるので、警告を表示する図書館もある。
  
 これで思い出したが、理科の授業で使うから新聞に載っている天気図を切り抜いて学校に持ってこいと言われて、うちで新聞をとってない貧しい家の子が図書館の新聞から切り抜いたという話が昔あった。これは無料クーポン券を切り取るセコイ感じとは違い悲しい感じがする話だった。

 この天気図だが、中学のときに理科の教師が頭にくることを言ったので、今も忘れられない。今日の新聞から切り抜けと言うので、それでは裏面の記事が読めなってしまうから、古新聞で日付を指定して統一すればいいという提案が生徒からあったのだが、その教師は「どうせ天気図の裏面なんて政治や経済の欄だから読まないだろう」と言った。生徒だけでなく親らもバカにしている。

 まあ、大人でも新聞を細かく読まない人の方が多いという現実もあるが、教師がこれでは困る。
 また、理科の教師だから政治や経済なんて無関心だったのかもしれないが、天候は軍事機密だったこともあるし、商売に天気が影響して株価も動く。そういう総合的な視野がなく自分の専門しか興味がない人も少なくない。テレビ欄とスポーツ欄にしか関心がない人は、教師にもいる。

 そういう人たちは、アンチジャイアンツでもない限り読売新聞を読んで、ついでに餃子の王将のクーポン券を切り抜けばいいだろう。
 そうでないハイレベルな朝日新聞は、受験に役立つ天声人語という宣伝をしているが、それでこの広告はなんだろうか。
 
 
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 この場合は「関心」ではなく「感心」じゃないのか。「なるほど」なんだから。アンケートで主婦が書いたことから抜粋したにしても、間違った言葉の使い方を大きく宣伝に使うというのはお粗末だ。
 あと、「本質」は「迫る」とか「捉える」もので、「突く」なら「核心」などになるはずだが、「本質を突く」という使われ方もされていて間違いとは言いにくいが、語彙からすると不自然ではある。
 どうであれ、「なんだろう」というなら「関心」もつだろうが、「なるほど」というなら「感心」するものである。
 こんな広告するなら、天声人語ではなく餃子の王将とか他のどこか飲食チェーン店のクーポン券で売ったほうがいい。
  


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by ruhiginoue | 2017-03-23 17:34 | 社会 | Comments(0)
 顔の変形、痣、傷、麻痺、などにより人とは違う外見の人たちが受ける学校でのいじめや恋愛や就職の苦労などの「見た目問題」について、朝日新聞の岩井建樹記者がその当事者に本音を尋ねる記事を発表した。
 この記事は、細かいところに難があり、例えば、同じような外見の問題でも原因は異なるのだが、それを病気や怪我が原因としか書かれていない記述があり、生まれつきの奇形もあることに触れていないなどの不備がある。

 それでも、このように当事者から率直な話を聴き、その現実を報道することには大いに意義があるので、記者はよくやってくれたと感じる。
 なぜなら、顔に変形や傷跡や痣がある人たちが、やはりそれゆえ悩んでいるということを周知させて欲しいからだ。身体的な問題を抱えていれば色々と不都合があるなどするから悩んで当たり前だが、そんな常識ともいうべきことを否定し、そうすることで人を苦しめたり傷つけたりすることが横行しているからだ。

 この中には、苦悩して当然なのに明るく元気に振る舞っている人、ということで見世物にして悦に入る「感動ポルノ」もあり、そのいやらしさが批判されているけれど、さらにこれを利用していやがらせが行われているのを、よく見聞きする。
 それは、傷跡などが顔ではなく服で隠れる身体の部分の人に、学校の教師などが無神経や時にはいじめ感覚で曝しものにすることだ。不幸中の幸いで服に隠れるというのに、それを「ほんとうの自分を隠すのは良くない」とか無茶苦茶なことを偉そうに言って、それで羞恥や屈辱を味合わせ、いじめの対象にする。

 そして「顔の人は隠せないから気にしないでいる。そんなこと気にしなければいいんだ」と正当化し「気にしないで明るくしている立派な人に、おまえもなれ。いくらいじめられても我慢するんだ」と説教や訓示をし、他人を苦しめ傷つけることで自分が見識をもつ偉い人だと自己満足する。
 これをわかっていてやっている確信犯も明らかにいるが、しかし、よく教師や宗教家などは自分のしていることの罪深さに気づかず本気で自分は立派だと錯覚している。そうすることで手前は幸せなのだろうが、その種の幸せな人は迷惑でしかない。
 
 そういう連中が変なネタにしないように、当たり前のことを当たり前にするための報道をして欲しいということだ。だから今回の記事は有意義である。





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by ruhiginoue | 2017-03-22 17:16 | 社会 | Comments(0)

卒業式とサリン事件

 多くの学校や大学で卒業式が行われる日に、地下鉄サリン事件が有った。個人的には「有った」というより「遭った」というべきだった。あの日は裁判所に行くため地下鉄千代田線に乗っていたが、霞が関駅が封鎖されているので、隣の国会議事堂前駅から行くしかなかった。
 このときは、なにか不明だが薬物が撒かれたためだと言われていた。そして国会議事堂前駅で降りたら周囲には防護服の集団がいて、まるで『カサンドラクロス』だと思った。

 その後、防衛医大の待合室には「サリン事件で被害に遭われた方はご相談ください」という張り紙がしてあり、いかにも専門家がいるように振る舞っているけど、実は俄かに仕立てられた医師が慌てて文献を読み始めたのが実態だと、研修医に聴いた。
 そもそも、軍事的な医学を研究するのではないかという危惧に対して、一般の医学しか行わないと説明していたのだから、後になってから専門家がいるというのでは整合性に問題が起きる。
 つまり、場当たり的にご都合主義の態度をとったということだ。

 ところで、防衛医大にも制服と制帽があり、その卒業式では帽子投げをするのだが、学生の任意によるものなので投げた後で自分で拾うと、卒業生の研修医が言っていた。
 しかし防衛大では恒例行事で、これはアメリカの士官学校のマネだから、みっともないのでやめた方がいいという意見も昔からあった。これは主題歌が大ヒットしたアメリカ映画『愛と青春の旅立ち』の卒業場面でも有名だが、このあたりから『愛とナントカのナニナニ』という邦題が流行したのだった。

 さて、防衛大の卒業式では総理大臣の訓示があるもので、今年は安倍総理がなんだかんだと言っていることに対するいろいろな意見があるけれど、なんであれ自衛隊が重要な仕事をするという趣旨だから、それならもっとまともな防衛大臣を任命してくれと卒業生も言いたいのではないだろうか。

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by ruhiginoue | 2017-03-20 18:06 | 社会 | Comments(3)
 何年も前のことだが、アメリカのテレビドキュメンタリーで、女性が外で働き男性が家事を担当している家庭を紹介していた。そのくらいなら特別に珍しいほどではないが、その女性は車いす生活をする身体障害者で、男性は健常者ということに特徴があった。
 これは、車いす生活で家事は困難だから夫の担当、妻は事務職なのでデスクワークでよいから勤めに出る、ということだった。だから、逆ではないかと思ってしまったら勘違いだ。

 ここで問題だったのは通勤で、電車やバスで毎日だと大変だ。それで、自家用車を改造し、車いすで乗り込み、すべて手を使って運転できるようにしていた。この改造費用に何百万円もかかったが、公費助成でまかなわれた。
 この支出に対して役所の認識は、身体障害者が福祉を受けないようになるからいずれ黒字になり、そのうえ逆に税金を納めてくれるから、合理的だということだった。
 そして、この女性は、ユニークな人生を送っていると言って明るく前向きだった。

 このように、障害者が社会に出て働けるよう自動車を改造するなどの助成が欧米では当たり前のようにあるけれど、日本では金がかかりすぎてもったいないと言い、生活保護や障害者年金を出す。それより働いてもらったほうが何倍も税金を取れるのに、かえって損してる。

 こうした障害者の例だけでなく、アメリカでは女優から司会者に転じたウーピー・ゴールドバーグが下積み時代に、イギリスでは『ハリーポッター』の作者JKローリングがシングルマザーだったこともあり、生活保護を受けていたが、その後、売れたら何倍もの税金を納めるようになり、賞賛された。
 こうした発想が、日本にはない。

 結局、日本人の主流な考え方が不合理になるのは、根本的に発想が陰湿だからだろう。前向きで肯定的になれないうえ、自分がそうだから他人にもそうであるよう強いる。そして弱い者いじめをして暗い悦楽を味わう。
 この陰気臭さを駆逐しないと、この社会はますます沈み込むはずだ。
 
 


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by ruhiginoue | 2017-03-09 17:30 | 社会 | Comments(17)