井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:社会( 997 )

 NHKに委託された業者(グッドスタッフ)の訪問員が、テレビを含む一切の受信機を持たない人に契約を強要したので、その会話を録音して抗議したところ、NHKおよびグッドスタッフは非を認めて謝罪訪問と謝罪文の提出をしたそうだ。
 この証拠を提示するまでは非を認めなかったそうで、だからNHKが来たら必ず録音や録画をするべきだと、その人は言っていた。たしかに、「ちがうだろ」「ハゲー」のように録音など証拠が決め手となることはよくある。

 そのNHK委託業者を名乗る男は先日こちらにも来た。例の「テレビがなくてもワンセグがあるだろう」と脅迫的言質を奏する周知のとおりの話だろうから、録画しながら話すと通告した。
 「ネットに載せるのでは」
 「投稿しないのに録画するか」
 「ではダメです。インターネットに掲載されたら困る」
 「公開されて困る話なのか」
 「じゃあ結構です」
 と、慌てて帰って行った。
 つまり最初からやましい気が連中にはあるということだ。

 この前日、NHKは『NW9』で、「タイヤのパンク事故」、イバンカお嬢様の「優れた政治能力」、「トランプの感情分析」、そのうえ「石田えり56歳のヌード」という内容。この日は国会前で4万人が熱く政治危機を訴えていたのだが、その事実をNHKは7時のニュースと同様に無視して一切報じなかった。
 これは安倍総理を支持する「日本会議」が経営委員に送り込まれたためであろうと、NHKに対して公共放送失格だという怒りが巻き起こっていたが、その翌日には強引に受信契約を結ばせて金を取ろうとする。
 つまり、魅力ある番組を作って勧誘して回るのではなく、異常な放送をして怒りを買いながら力ずくで金を奪い取ろうという狂気で、もともと問題があったNHKがさらにここまで堕落したのかと驚かされる。

 また、北朝鮮が脅威だと煽り、米大統領の「武器を買え」に言いなりの総理に好都合な話ばかりして、高額な武器がさらに日本に売られると割高のぼったくりである事実を隠し、そんな政治に苦しめられる庶民に受信料を払えワンセグも同額だと迫るNHKは、その汚れ仕事も委託業者に丸投げであり、正職員の給与は高い。




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by ruhiginoue | 2017-11-11 18:11 | 社会 | Comments(5)
 覗き趣味の写真を撮って週刊誌やタブロイド紙に売るカメラマンが、ダイアナ元皇太子妃を盗撮しているうちにとうとう室内で裸でいる姿を撮影したため、やりすぎどころではないと問題になったことがある。
 これについて英国のジャーナリストが「私なら絶対にやらない。違法行為なのでやってはいけないことだが、だからやらないのではなく、人権侵害だからやらないのだ。もしも盗撮して重大な告発になり、それによって逆に人権を守ることにつながるなら、違法行為でもやるだろうし、それで逮捕されたり刑務所にぶち込まれたりしても、本望だ」と喝破して話題になったことがある。

 ところで、先日、朝日新聞のスポーツ担当カメラマンが盗撮をしたと報じられた。これは密かに女性の姿を撮影するスリルなどが楽しくて、この劣情から繰り返しやったと、当人は述べてたそうだ。
 このような話では、朝日新聞とは直接の関係がない。前置きしたように、もしも朝日新聞に掲載された写真が盗撮によるもので、プライバシー侵害などの問題を起こすものか、報道する意義があるのか、というような議論になるならともかく、そんな要素は皆無である。

 それを産経新聞や日本テレビが「朝日新聞のカメラマンが盗撮」と鬼の首でも取ったように騒いでいた。そもそも業務とは無関係の話だ。盗撮したものを朝日新聞が掲載したわけではないし、そんなことがありえる内容の被写体でもなく、個人の迷惑防止条例違反の行為にすぎない。そんなことをした者が朝日新聞と雇用契約していたというだけの話だ。

 これは前から言われていることだが、従業員が犯罪を起こして就業先とは無関係でも日本では問題になる。これが諸外国と違うところだ。
 また、これについて外国に滞在する割合の多い人が指摘していた。
 なにか従業員が不祥事を起こしても、それが仕事と関係無ければ、イギリスやアメリカ、カナダ、イタリアの会社は謝らない。従業員は家族でも運命共同体でもなく、単に労働力を提供してもらっているだけの商取引関係にある商売相手だから。
 ところが「場の論理」に支配された日本では話が違う。日本では会社は「場」であるから、誰かが罪を犯すと「A新聞の記者のNが窃盗を犯した」などと報道される。そんな報道は日本だけ。会社と従業員は雇用関係にあるにすぎず、なのにどこに勤務しているかなんて報道する意味がないのだが、この当たり前のことが日本では通用しない。

 つまり、日本では奇妙な発想が常識よりも優位にあるのだ。そこへ他のマスコミが付け込んで、無意味な嫌がらせ報道をしたということだ。



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by ruhiginoue | 2017-11-09 12:53 | 社会 | Comments(0)
 あの「レイプ揉み消し疑惑」の山口敬之という人が、その件で週刊誌などに騒がれたせいで「老父が入院しました」とFBに投稿したところ、ほんとうに因果関係があるのかと疑問を呈する人や、加害者のくせに被害者ぶっていると批判する人がいる。
 しかし、自分の息子が女性を強引にホテルに連れ込んで犯したうえ下着をお土産に欲しいなんて言う変態だと知ったら、普通の親ならショックで倒れたり体の具合が悪くなったりして当然だ。

 ただ、山口敬之という人には妻子がいるそうで、その家族としては自分の夫(父)が、あんなことをしたと知ってショックじゃないのか?と言う人たちがいるけど、ああいう人は元々お金で家族をつなぎとめているもの。だから彼は金のため権力に媚びるし、そんな人の家族が気にするのは、夫(父)が何をしでかしたかよりも、騒動の影響で夫(父)の収入が減り自分たちの生活の質が悪化しないか、贅沢が続けられなくなりゃしないか、ということだけ。

 これは前に述べたが、知り合いのジャーナリストで親一人子一人の人が、仕事で出かけるとき、権力から睨まれて警察に逮捕されることもありえるし、暴力団などに狙われてテロに遭うこともありえるから、そのような事態になった場合の対応を子供に教えていると言っていた。まるで時代劇の『子連れ狼』であった。
 これと山口敬之という人は真逆で、金のために権力にすり寄り、欲望のためにしでかしたことで罪に問われると権力に助けを求めた。彼は「ジャーナリスト」ではなく「大手マスコミ関係者」でしかない。
 しかし、そういう人だから収入は多く、それによって家族は世間の平均よりずっと良い生活をしてきたのだから、それが良くて夫(父)として家族から認められていたのだ。

 ほかの職業でも、例えば医師には、専門家にあるまじきとんでもないことをして問題になったら、それで評判が落ちて収入が減れば家族の生活に影響すると愚痴ってばかりいて、自分の非道や無責任の被害に遭った患者のことなど何とも思っていない人がよくいる。
 そういう人は、悲惨な被害者について家族からどう思われているのだろうかと疑問だが、しかしよく観察すると、そもそも家族は金でつなぎとめられているから、夫(父)がどんなに酷いことをしようと、お金のこと以外はまるで無関心である。

 これについて、知り合いの女性の医師が言っていた。医師の婚活パーティーにどんな女性が行くか知ってるか、と。中には、まだ医学部の学生であるときから目を付けて擦り寄っている女性がいるそうだ。
 そんな中で、医学生の集団強姦のような事件が起きる。擦り寄られているうちに思い上がってしまうから、そういうことをする。
 それと同じで、大手マスコミでそれらしい地位にいる山口敬之という人も、フリーランスの若い女性のジャーナリストから仕事がらみで相談されたら、思い上がった医学生みたいな感覚を発揮したのではないか。
 そういう人の妻子であれば、医師の婚活パーティーに行く女性と同じ感覚だろうから、権力に擦り寄って逮捕状を握り潰してもらい収入がまだ多ければ結構なことであり、強姦したことなど全然気にならないはず、ということだ。

  


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by ruhiginoue | 2017-11-04 11:51 | 社会 | Comments(4)
 最近、有名人の訴訟代理人をしたことでも知られる某弁護士が、SNSで生活保護と役所の対応について告発していた。
 それによると、生活保護費の支給日に役所に行って生活保護の窓口近くのベンチに腰かけるなどしてさりげなく様子を観察してみるとよいそうだ。
 まず、職員が偉そうにして、ひどいものだそうだ。これについては、公費を扱っているだけなのに自分の金だと錯覚しているかのようだ、という指摘が前からされている。
 そして、その弁護士が目撃したのは、収入の申告漏れがあったらしい受給者を窓口カウンターに立たせたまま衆人環視の状況で叱責し、挙句に「こっちも人間だからさ!ちゃんとやってくれないと、もう助けたくないなあってなっちゃうよ!わかる?」(ママ)などの暴言を吐いている職員の様子。これに弁護士は、否おまえ個人のお気持ちで支給決めるわけじゃねえだろと憤ったと言う。

 ところで過日、世田谷区の保健福祉センターでパワハラを受けたという話が寄せられた。
 この世田谷区の福祉職員について、その容姿とか学歴とかについて、劣等コンプレックスでイジメをやっているのではないかという点は、考えられることだけれど問題と直接の関係はないのでひとまず置くとする。

 そのほかの点、名が「柳田康男」であり、そんな人は辞めて欲しいと役所に訴えたところ、公務員が公務中のことだから個人責任はなく自治体の責任だという返答であり、そのかわり実名だして批判しても法律上は問題がない、という話であったことは事実であると確認できた。
 また、他の職員と混同されては他の人が迷惑するので、むしろ実名を出したほうが問題がないことも法的見地から言えるので、そのまま紹介する。
 
 そこで寄せられた話によると、その人は病気で手術を繰り返していたので一時期に生活保護を受けていた。
 そのとき世田谷区の保健福祉センターの柳田康男からパワハラがあった。保護費の支給日に保護費が入った封筒をちらつかせながら渡さず、侮辱する言葉を浴びせかけてから「ほらよ」と放り投げるように渡したり下に落として拾わせたりした。
 こんなこと他の職員はせず、先に手渡している。

 また家庭訪問では「手術なんてしないで働け」とか「お前のようなのがいると社会に迷惑がかかる」とか笑いながら言ったそうだ。
 最初、福祉事務所との話し合いで、治療して良くなったら社会復帰する方針であったが、それなのに柳田康男が妨害と嫌がらせをした。
 それまでは福祉事務所が通院する交通費を出していた。これはそう規定されているからだ。ところが柳田康男は申請しても事務処理しないで通院の妨害をした。

 このため世田谷区役所に相談したら、パワハラはともかく交通費のことは保健福祉センターに問い合わせするとの返答。そして、交通費の申請があったら通院の記録と医療券を照合して確認できるはずなのに、していなかったから、柳田の上司が家庭訪問して謝罪した。
 このことについて柳田康男は、手術して治ったからいいのだと勘違いして「あんたいつまで生活保護やってんだ」と言ってしまったと上司に釈明したそうだ。釈明になってないだろう。

 これはあまりにもひどい話だが、しかし、一人の出来損ない職員の問題ではなく、そもそも生活保護費を手渡しというのが不適切であろう。現金だから受け取ったあとで紛失などの危険もあるし、手渡すことで役人が自分の金だと勘違いもする。
 そうではなく、生保費支給を振り込みにしている役所があるそうで、そうしている某役所に問い合わせたところ事実であった。

 なぜ、そうするのかというと「支給は支給、指導は指導」だからだ。福祉事務所には、生活保護費を受けている人が健全な生活をして、いずれ立ち直れるように支援し、そのための指導する権限はあるけれど、それを国民の権利である保護費の支給を質にとって行っては憲法の理念にもとるし、だいいち嫌らしいから役人の品位を堕とす、ということだった。

 なるほど。
 あと、そうすれば役所の名義で振り込みとなるから、手渡している役人が錯覚して自分の金を渡していると思うこともないはずだ。
 こういうことだから、他の自治体もすべて振り込みとし、呼びつけて手渡しは禁止すべきである。



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by ruhiginoue | 2017-11-03 18:04 | 社会 | Comments(2)
 『日本一醜い親への手紙 そんな親なら捨てちゃえば?』が出版されたという話題の中で、前に、同級生の父親について親が親だから子供も子供ということを書いた。

 この本を企画した今一生氏は、先日のハロウィンで仮装のため化粧により傷を描く演出が一部で流行っていることについて、その傷は仮装が終わってから消すことができるけれど、本物だから消せない人もいるから、それを考えると複雑な気持ちになってしまうと述べていた。
 また、今一生氏の友人に、生まれつき顔に赤アザがある人がいて、お二人は本の販売促進のために企画された対談をしていたが、この人とは当方も前から知り合いであった。

 その方は顔の痣について、よく「痣なんて気にしなければいいんだ」と言う人がいるんで、なら油性のペンで自分と同じように顔に模様をつけて外を歩き、人に見られた感想を聞かせて下さいと言ったところ、消せるのに試した人はいなかったと言っていた。
 それだけ「気にしなければいい」と言い放つ人は無責任であるということだ。

 また、顔など目立つ部位は特にそうだが、痣は外見の問題も深刻であるけれど、もう一つ、悪性の痣は癌として他に転移し生命に関わるから別の意味でも深刻である。
 これについて、その同級生の父親は、切除手術しないといけないかどうか慎重に検査して判断しないといけないということで苦悩している息子の同級生に対して、ニヤケながらこう言い放った。
 「ケッのアザはあったほうがいいんだぞ(笑)」
 それは「蒙古斑」と呼ばれる東洋人の幼児にあり、いずれ消えるものだ。医学的無知にしても深刻な話になんてことを言うのかと呆れたが、それで「面白いお父さんだね」と皮肉を言ったのにバカ息子には通じず「おまえ、うちのお父さん好きだろ。でもお父さんお前が大嫌いなんだ」と言った。これは前に『日本一醜い親への手紙』を話題にしたからだ。

 このように、親が親だから子供も子供でも説明したとおり、自分が恵まれているのはいいが、そうでない人に対して想像力が働かないどころか、思いやりが欠如しているだけでは済まず、積極的に侮辱して悦にいるという人であるから、さらに身体生命に関わる問題にまで最低の言動をしたということであった。
 このような人たちは何を言っても無駄だから関わらないで精神衛生を維持するしかないが、ただ、このような人たちが世の中でけっこう幅を利かせている現実もあるので、どうしたらよいかと思案している。
 





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by ruhiginoue | 2017-11-01 14:23 | 社会 | Comments(2)
 もともとの髪の毛の色が染めているように見えるから、学校で毛染め禁止なので、染めていないように見えるように毛染めしろという、ようするに規則違反ではないが規則違反のように見えるので、規則違反をして規則違反してないように見せろ、というギャグのような話を強制する大阪の高校が訴えられた件は、そもそもそこの教師にとって、教育でも秩序でもなくイジメが目的であった以外に考えられない。

 これを昨日の話題としたが、その、女子生徒の地毛を黒髪に染めさせた高校の教頭が、クセっ毛かパーマか不明だがクルッとした髪型で、白髪混じりでハゲかかっていたため、このインタビューが放送されると、学生に強要する前にこの教頭の髪にストパーかけて毛を黒く染めて増毛させなくて良いのかと言われている。テレビのインタビューに答えるなら、教頭らしくネクタイをしてヒゲも剃れとも言われていた。たしかにその教頭は清潔感がなさすぎる外観だった。
 もともと、生徒の服装と髪型に対して口やかましい教師には、手前の身だしなみがダメという人が目立ったものだ。

 この、生徒の髪の毛をとやかく言うなら先生はどうかという話で思い出したのが、この志村けんのコントであった。志村けん、真に迫った演技というより地で演じているようだった。
 
 もともとの体質はどうしようもないということでは、自分の高校で、同じクラスの女の子が、このコントのように口紅を塗って学校に来ているのではないかと教師から言われて、荒れ対策のリップクリームを塗っているだけだと否定し、それにしては赤いと言われると体質だと釈明したのだが、そのうえでこちらを指さし「それなら彼の唇の方が赤っぽい」と余計なことを言った。
 これに対して教師は、「他の人はいい。お前だから疑っている」と言った。その女生徒は、後に資生堂に就職した。これは本当のこと。そういう女生徒だから疑われたわけだ。
 
 その余計なことだが、唇が赤っぽいのは体質だけでなく結核が原因である場合も考えられ、うちの母親は同級生にそういう人がいたから実際に見たことがあり、また父方の祖父が結核のため三十歳代前半で死去しているから、念のためと検査を受けさせられたことがある。
 それで結核ではないと既に判明していたから心配などはしなかったが、その女生徒から利用されて迷惑ではあった。

 とにかく、生来の身体的な特徴でとやかく言うのも、オシャレしていることについてとやかく言うのも、余計なことである。




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by ruhiginoue | 2017-10-29 14:22 | 社会 | Comments(8)
 生まれつき茶色い髪を黒く染めるよう教諭らから何度も指導され精神的な苦痛を受けたとして、大阪府立高校3年の女子生徒が、府に約220万円の賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こした。27日に第1回口頭弁論があり、府は請求棄却を求め、争う姿勢を示した。
 訴状によると、生徒の母親は2015年4月の入学時、生徒の髪が生まれつき茶色いことを学校側に説明。黒染めを強要しないよう求めた。しかし教諭らは、染色や脱色を禁じる「生徒心得」を理由に、黒く染めるよう指導した。「生来的に金髪の外国人留学生でも、規則では黒染めをさせることになる」とも述べたという。
 生徒は黒染めに応じていたが、色が戻るたびに染め直すよう指示され、2年次の16年9月には黒染めが不十分だとして授業への出席を禁じられた。翌10月の修学旅行への参加も認められず、現在も不登校が続いているという。
 生徒側は、「黒染めで頭皮や頭髪に健康被害が生じた。身体的特徴を否定され精神的苦痛も受けた」と主張。「高校には生徒が健全に発育できる環境を作る義務がある」としたうえで、今回の指導はそれに反する「違法な指導だ」と訴えている。大阪府教育庁は朝日新聞の取材に「事実関係も含め、係争中なので答えられない」とした。

 以上朝日新聞の記事より引用。

 他のマスメディアでも同じ趣旨の報道がされており、かなりの話題になっている。
 そして、毛染めがダメなのに、染めたような色だから染めていないような色に染めろと強制するという滑稽さ理不尽さに対して批判が起きている。

 この事件から、自分の高校のころのことを思い出したが、毛染めは禁止でも生来の色を染めろとは言われなかった。なぜなら、禁止する理由が明確だったからだ。身だしなみ+少々のオシャレならいいが、パーマとか毛染めになると余計に金がかかる。そんな余裕がある人は他所の高校に行けばよい。この高校は私立校のように学費が高い学校ではなく、しかも地域の特徴から公立の中でも特に貧乏な家庭の者が多い、ということだった。

 これは笑いそうになっても笑ってはいけない話で、うちも貧乏だったが、それで貧乏人の多い高校に仕方なく行かされたところ、うちがマシに思える家庭の人がよくいた。そのひどい一例が、前にとりあげた不潔な蕎麦屋の品が悪い息子の話だった。
 これくらい貧乏な人が多い学校だと、指導が明確になる。そうでないと、変なことになる。
 
 もともと、身体的特徴で少数派の人が差別を受けても「気にしなければいい」で一蹴し、差別の正当化でイジメの助長することが日本ではまかり通っている。
 だから、生来の髪色を染めろと強要するけれど、自発的に染めたら違反だと咎められるのだ。周囲に合わせないのは悪いと言ったり、周囲と違うのを気にするのが悪いと言ったり、どちらにしても責められる。

 つまり身体的特徴の少数派をイジメて悦に入っているだけである。こんなのは指導でもなければ価値観の押し付けでもなく、サディスティックな快感を味わっているだけだ。こういう倒錯した感覚の持ち主が日本には昔から非常に多い。そして骨の髄まで染み込んでいるから、そう簡単には抜けない。



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by ruhiginoue | 2017-10-28 14:53 | 社会 | Comments(8)

篠沢秀夫の死と週刊文春

 フランス文学研究の元大学教授・篠沢秀夫が84歳で死去したとのこと。彼はテレビの人気番組『クイズダービー』に出演して有名になった。
 これも司会・大橋巨泉の番組だったが、ケントギルバートと同様に、大橋巨泉の番組によって有名になった人には右翼としての発言を繰り返す人たちがいる。
 
 ただ、ケントギルバートは事業に失敗して金に困っての商売だが、篠沢秀夫は信念の右翼だったようで、金のためというわけではなく歴史修正主義といわれる団体に賛同してきた。
 これを「保守派の論客」と書いたマスメディアもあるが、この内容では保守ではなく極右というべきである。
 ただし、基本はまともなので保守だと言うべき発言も彼はしていた。

 その代表的な発言は、テレビ番組である少年事件が取りあげられたさいのことだ。
 このとき週刊文春が少年の実名を報道したことについて、こんなことをするのは明らかに法律違反であると指摘され問題になっていたのに、ここで出演していた歌手の和田アキ子が良く考えもせず軽々しく支持した。
 すると同席していた篠沢秀夫は、週刊文春はやってはいけないことをしたとキッパリと言った。そして和田アキ子がただの感情論で、週刊文春だけが正しくて、同じことをしない他のマスメディアが間違っている、と言うのに対し、篠沢秀夫は「そのような態度は人間社会が培ってきたものを否定することになる」と言って毅然と批判した。

 このように言える人は、他の発言がどうであろうと保守であると言える。
 一方、週刊文春は保守ではなく商売で権力にすり寄っているだけであることは、昔から定評がある。少年事件にしても、実名報道で騒ぎにして売りたいだけなのが見え見えであった。だから、その後、実名報道すれば何がどう有益で違法行為がどう許されるのかということを、きちんと説明できなかった。

 この恥知らず商売をしてきたのが、今では月刊Hanadaという月刊willのエピゴーネン雑誌を発行している花田紀凱である。
 かつて彼は週刊文春を週刊誌発行数一位にのし上げて「ミスター文春」とまで呼ばれたが、そのやり方がなりふり構わずで汚いと批判もされていて、そしたらついに不祥事を起こして辞めた、という人だ。
 そして今ではあの山口敬之に勝手な放言を誌上でやらせてヒンシュクを買っているが、これも商売だということだろうか。
 そうとばかりも言えない。昔から彼は女性が自己主張するとムキになって叩く性癖があり、これは業界では語り草だった。

 どうであれ、篠沢秀夫には筋の通ったところがあったとだけは言える。



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by ruhiginoue | 2017-10-27 17:44 | 社会 | Comments(2)
 久米宏氏がテレビ司会者として人気番組に主演してきた思い出を語り、特に『ザ・ベストテン』と『ニュースステーション』が双璧のようなものだから、これに多くの言葉を費やして語る本を出版した、という話題の中で、インタビューしている朝日新聞の記者に「朝日新聞は叩かれ足りない」と述べていたので、それはその通りだが、彼が言うと滑稽であるから失笑させられた。

 ちょうど今、安倍首相の評判が悪いのに自民党が選挙で「圧勝」しそうだと朝日新聞などが騒いでいるが、これには色々な指摘があって、それに対しての賛否もそれぞれあるけれど、そもそも民意が議席数に正確に反映されない選挙制度に問題があるためだ、ということでは一致をみるだろう。

 そして、これを今、朝日新聞の記者も指摘しているが、この選挙制度の危険はずっと前から朝日新聞の記者では特に石川真澄氏が懸命に訴え続けていて、その話を本多勝一氏も引き続き問題にしていたのだ。
 ところが、朝日新聞を退社してテレビに出るようになった筑紫哲也氏は『ニュースステーション』での久米宏氏と歩調を合わせて小選挙区制は政治改革になるという策動に迎合していたのだ。

 あの当時でさえ、それは間違っているとか翼賛政治と改憲になるとか指摘されていたが、政治学者だという福岡政行・駒澤大学助教授(当時)が共演してデタラメを言いまくって異論を説く者たちを中傷しまくり、その語彙の貧弱さとステロタイプには、まだ若輩だった者でさえ唖然とした。
 これが、日本で最も人気があるニュースショーだと海外メディアから紹介されたり、リベラルな報道姿勢だということで評価されたり反感を買ったりしていたのだから、日本は絶望だと心底から感じたものだ。

 そして、やはりテレビは良くないといくら言ったところで、内容ではなく雰囲気で訴えるテレビに乗せられてしまった人が多かったのだ。
 また、現在の朝日新聞の記者の中にも、小選挙区の害毒と共に小池一派の態度を問題にしている人がいて、そこで迎合する議員たちについては「リベラルははじく、なんて言われて、面接官の前で持論にふたをするような政治家はいらない。明日から別の職業についた方がいい」と厳しい指摘をしていて、まったく賛成ではある。
 しかし、ここで思い出したのは「朝日新聞に入りたかったら面接で私の名前を出してはいけませんよ」と本多勝一氏が言っていたことだ。

 だから、叩かれ足りないのは朝日新聞だけでなく、それ以上に久米宏氏である。『徹子の部屋』に出たとき「日本に再び戦争をさせない」という気概で『ニュースステーション』をやっていると述べていたが、現実は真逆であるのだから。



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by ruhiginoue | 2017-10-17 15:54 | 社会 | Comments(6)

日本人のタカリ根性

 チェコ人は、カフカについて、プラハに居たがドイツ語で書いていたからドイツ文学と言うし、フィンランド人は、ムーミンの作者について、スウェーデン語を使っていたから違うと言う。なのに日本人はカズオ イシグロが英国籍で英語で書いてるのにノーベル賞ではしゃぐ。

 これについて、恥ずかしいと言う日本人もいるが、もともと金メダルやノーベル賞に便乗するのは日本人のタカリ根性だ。なにかあると寄ってタカって、便乗するだけならまだしもオコボレを頂戴しようとする。

 この日本人のタカリ根性は昔から指摘されているが、これが選挙にも影響し、選挙事務所ができると、運動を手伝う人たちのために賄う飲食物を目当てに寄ってくる人がいる。特に田舎がひどいもので、各候補の事務所を掛け持ちして回り、どっちが気前いいかと比較している。
 これが「先進国」だと、選挙事務所ができたら、興味を持った人は訪ねていき、居合わせた運動員から政策を聴くものだ。また、その政策に共感できたら、寸志という感じで幾らかの寄付を置いて帰る。

 私事だが、防衛医大訴訟の時も、実は、友達とかではない一部の野次馬的な者が、国を訴えても勝てないとか、そんなことをするものではないとか言い、「無駄」「非国民」などと、実にひどいものだったが、そんな奴らに限って、勝訴してマスコミに取り上げられると「テレビのインタビューみたよ」「陰ながら応援していた」などと言ってきて、中には「賠償金が入ったんだってな。今晩空いてるからな」と言った奴までいた。

 そういうクズは論外として、あの当時、なぜまとまった金額の振り込みがあったのかの事情を知らない銀行員が、投資しないかと「営業」に来ていて、正直言うと、それにのって増やしていたのだった。
 また、インタビューに対し稿料扱いで報酬を支払うとの申し出があり、ありがたく受け取った。そしてテレビの製作会社から振り込みがあったので、そこの銀行の人は、そっち方面の仕事をしていると思っていたそうだ。
 そういうのも、みんな投資に回していた。

 こうした背景に、知り合いの冤罪被害者のことがあったからだ。その人は無実の罪で刑務所に入ったが真犯人の逮捕で潔白が完全に証明され、何年も刑務所に入っていた賠償金が国から出た。
 そして、マスコミから取材を受けて報酬を払うと言われても、報道なのだからと辞退していた。このように、とても堅い人だった。

 ところが、すでに補償があったのに、警察の捜査の不正を問題にして国家賠償請求を新たに起こそうという話があり、これに彼はのったのだが、この大変さのため心身共に疲労困憊して体の具合が悪くなってしまい、仕事ができなくなった。
 そのうえ、補償で受け取った金があるから休養できるかと思っていたら、その金はすべて裁判のために使い果たしてしまったそうで、体調も悪いし貯蓄もないから生活保護を受けていると言うので驚いた。

 ということは、そこまで追い込まれる裁判をけしかけた人たちは、支援していると言っていたけど、金銭面では何も支援してなかった、あるいは、ろくに支援していなかった、ということになる。
 これで思い出したが、けしかけた人たちには左翼崩れの学生運動世代の老人が目立ち、あの人たちを実際に見てよく知っている。あれは支援すると言いながら自分たちの自己満足で反権力を叫ぶ材料に利用しているだけだ。
 そして、ダシにしているから、親身になることはなく、「人権」を標榜していても人権意識など欠片も無い。だから被害に対してもザマアミロと言わんばかり。それどころか、実際にそう口にして嘲り笑っているクズ連中である。

 あのとき連中は原告と一緒に写真を撮って運動のホームページに掲載していたが、「支援」していると見せるためのアリバイ工作でしかなかった。こんなことなら、小池百合子みたいに一人三万円とか言えばよかっただろう。裁判支援カンパとして協力してくれと言っても、あいつらでは払わないに決まっているが。

 つまり、田舎で強い自民党には日本人のタカリ根性が影響しているだけでなく、それを批判している連中にだって同じことが言えるのだ。むしろ、反権力を標榜しながら権力犯罪の犠牲者を食い物にして笑っている分、たちが悪いと言える。
 こういうのを直接見ているので、それを考慮した対応をせざるを得ないのだ。



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by ruhiginoue | 2017-10-10 19:51 | 社会 | Comments(9)