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by ruhiginoue

カテゴリ:社会( 926 )

先日「凶悪ストーカーと友達だという法政大学の左巻健男という教授」の最後で、左巻教授は自分のblog(以下「左巻blog」)で非常識な人権侵害発言をくり返していることを問題にしたが、これについてきちんと説明する必要がある。

 まず、実名を出すべきでない人について左巻教授が配慮していないことを問題にしたが、これは精神病とか未成年とか名を伏せるべき人のことであるから、非はあっても不注意によるものである可能性がある。
 しかし、左巻教授から故意に実名を出されたうえで差別用語を用い侮辱をうけた人までいるから悪質である。

 その左巻blogには、共産党を除籍になった板橋区の松崎という議員の件で「松崎さんをツイッターで攻撃する人ら(共産党員・共産党支持者):ツイッター過激派」と、2ちゃんねる掲示板の受け売りも含めて列記されているが、その中には顔写真も掲載した実名のアカウントを明記したうえで「大阪のナマポ」という説明を記述していた。
 そのTwitterのアカウントは、大まかな居住地とともに、ほんとうの氏名と顔写真を掲載していることが確認されている。

 その人が実際に生活保護を受けているか否かとは関係なく、これは名誉毀損として不法行為である。2ちゃんねる掲示板の無責任な匿名の落書きなら鵜呑みにする人はまずいないが、有名な大学の教授が署名入りで記述しているblogであれば、その記載内容を信じる人が出る可能性もあるだろう。
 そして、もちろん事実でなければ経済的な信用に関わるし、(あくまで仮にだが)事実であっても世間の目というものがあり、プライバシー侵害である。 
 また、もしも本人が受給者だと自ら公言していたとしても、縁も所縁もない他人から勝手に言われることではないし、それ以上に問題なのは、正当な権利に対して「ナマポ」という侮辱語・差別語を記述あるいは受け売りのコピペをすれば重大な人権侵害である。
 これが大学に勤める教育者の行為であることに唖然とさせられる。

 これについて共産党員に訊いてみたところ、もちろん教育者として、それ以前に人間として、左巻教授の行為は最低であるが、とくに日本共産党の党員・支持者という立場としては、弱者の人権を守る日本共産党の理念とは到底相容れないとし、そんな人から「科学」云云されたり、問題を起こし除籍された左巻氏と仲良しの区議のことで物申されたり、そんな筋合いはないと言った。
 また、その「ナマポ」と中傷された大阪の人も、問題は自分が悪口を言われたことより、基本的人権・生存権を否定する左巻という人の姿勢のほうだと認識しているそうである。

 このことがTwitterで問題にされた直後に、左巻ブログは「ナマポ」の部分を伏字にしたと聞き、確認したらそうだった。「屁を放って尻すぼめる」ということだろう。キャッシュには残っているからみんな保存したそうで、政治的に気に入らない発言者に対して差別用語を用いて誹謗中傷をした左巻教授の犯罪性は変わらない。
 その大阪の人から訴訟を起こされたら、左巻教授の敗訴だけは確実であろう。また、損害論で賠償金は少ないとしても、教育者としての倫理が問題になる。

 こんなことを公然と行う左巻健男教授について、勤務先の法政大学は何も処分しないつもりだろうか。最近の法政大学は学生運動を迫害していることで知られるが、教員による非倫理的かつ違法性まである発言の反復については放置している大学当局の見識には大いに疑問がある。

 とにかく、「科学的になれば差別がなくなる」という早野龍吾とか菊池誠とかの大学教授たちの非常識はちゃんちゃら可笑しいレベルだという指摘が既に色々されているが、さらに左巻健男教授が彼らのバカげた間違いを自ら証明してくれたというわけだ。



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by ruhiginoue | 2017-03-08 16:06 | 社会 | Comments(6)
 東京都小金井市で起きたストーカー殺人未遂事件にからんで三日間連続で述べてきたが、この小金井市にある法政大学に勤務しているという左巻健男という教授は自らのblogに、別の事件のストーカーと友達であると記載しているそうで、これを知らされて確認したところ事実だった。
 そして驚いたことに、左巻教授の発言はそのストーカー行為の一環に乗っかっていたのだ。

 そのストーカーは、小金井市の事件の犯人と同様に関西から東京に来て、武蔵野市に居住している。同市は小金井市の事件の被害者の住所だった。これらは偶々だろうが、この事件で警察の対応のまずさが指摘され、隣の三鷹市で数年前に起きたストーカー殺人事件から教訓を得ていないという批判もある。このため、地域性について検証してみた方が良いかもしれない。
 
 しかし、ここで問題なのは左巻教授の発言である。
 そのストーカーと左巻教授はFacebookで友達になったとのことで、その他にも個別の交流があったとしている。
 このストーカー男性のストーキングとは、勝手に友達とか親友とか女性の場合は婚約者ということにしてしまい、嘘八百を言触らしたうえ抗議を受けると脅迫や嫌がらせに及ぶのである。
 その数多い被害者の一人が当方なのだが、インターネットで何度も中傷され、最初は様子を見ていたが、同時に他の人たちにも同じようなことをしたうえ暴力事件まで起こし、それも繰り返しであり、逮捕されるなど何度も警察沙汰と裁判沙汰になったため、これは見過ごせないということで訴訟を起こしたのだった。
 これらの訴訟は当方の勝訴となるか、あるいは被告が何も抗弁できず非を認めたので判決ではなく和解として金を払うことになった。被告が他で起こした暴力事件でも、逮捕された件は反省しているということで起訴猶予となり、その他は治療費と慰謝料を被告は被害者に払えという判決であった。

 これらの事件で共通しているのは、被告を助けようとした者が「恩を仇で返された」ということだ。被告は中学卒業後に無試験の定時制高校に入ったが卒業できず仕事は何一つ務まらない、という情けない状態だったので、これからは真面目にやるという約束で、仕事を世話してやり、その仕事の出来は他の人たちがやり直さないといけないほどひどいものだったが、それを見ることで勉強して次はもっとまともにできるようにと指導し、そのうえちゃんと報酬も払ってやったのだ。
 ところが、それを被告は逆に、こっちが仕事をやってやったのだと公言する。例えば、某社長に彼は自分から「金に困っているので貸してください。あとで仕事で返します」と頼んておいて、仕事で返す能力など無いことはわかっているが同情した社長が金を渡し、後で仕事を回してやるが、また全部やり直しということになり、社長らは呆れながら少しは向上して欲しいと願うのだが、その努力を当人がせず、そのうえ「前払いでもいいから貴方に是非やってくれと社長が懇願した」という嘘を言触らす。
 
 こういうことが何度もあったので、彼は相手にされなくなった。すると嫌がらせを執拗にしたうえ無関係の社員に暴力をふるって負傷させるなど狂暴化しはじめた。
 これと同じころ、やはり仕事を世話しながら色々と教えてやった人たちに対し「報酬を踏み倒された」など嘘の中傷をする。そして「親友」などと勝手に言い、信じていたのに裏切られたとか仲違いして冷たくされたとか、嘘をつきまくる。
 さらにネットでの嫌がらせである。これだから、仕方ないということで皆が訴訟にしたのだった。そして被告はすべて敗訴し、抗弁すらできないということもあった、という次第だ。
 
 さらに、彼は女性に対してストーキングをはじめ、小金井市の事件のように一方的に贈り物をしたり、自宅に押し掛けたり、メールを執拗に送信したり、それを嫌がられると女性の周囲に中傷のメールを送信した。
 その女性が悩んで相談した相手の女性に対してまで、その仕事を妨害するためにわざわざ専用のブログまで作成するという執念深さであり、これに怒って女性が抗議すると認め、この会話は証拠として録音されていて、データーとして関係者に送られ周知のこととなったのだった。
 こんなことをしておいて、さらにその男は被害者の女性を勝手に「婚約者」だと言い出し、自分と結婚しないなら慰謝料を払えと脅す始末。勝手に「親友」でも迷惑だが、「婚約者」ではたまったものではないだろう。そして、女性の訴えを受けて警察では彼をストーカーとして監視対象にしたのだった。
 この男が女性にストーカー行為をしたのは初めてではなく、前にも女性の写真を勝手に撮影して自分のサイトに無断で掲載したうえで、この女性の周囲の人たちから縁談を持ちかけられたという嘘というより妄想を記載していた。


 このように、その犯罪者によって多くの者が多大な迷惑を被っており、特に女性は恐怖のどん底に陥れられて心身ともにボロボロ状態に追い込まれたのだが、そんな男の妄言を左巻健男教授は紹介ないし受け売りしている。
 これでは、ただでさえ異常心理を発揮しているストーカーを煽るようなものであり、非常に危険である。受け狙いなど軽い気持ちなのだろうが左巻教授は認識が甘すぎる。自らが勤務する大学のある小金井市で、女子大生がストーカーに襲われ意識不明の重体となった事件の判決が先日あったばかりであることを真面目に考えるべきだ。

 これらについて左巻教授は、あくまで聴いた話だとアリバイのようなことを付記してはいるが、客観的事実が裁判によって証拠の裏付けとともに明らかなのだから、これを確認すればその男の話は嘘であることがすぐ判るはずである。
 それをしないのだから、左巻教授は、あの板橋区議員が訴えられた件で的外れ(これを江戸時代から俗語で『スカタン』という)な発言をして、その間違いにいっこうに気づかないというのも、裁判の書面すら読まないからだと既に彼は指摘を受けていたけれど、これをさらに裏付けるのが、このストーカーの一件だ。
 
 また、一連の件は前にも、このblogの他いくつかのサイトで取り上げられているが、凶悪ストーカーとはいえ精神科に通い治療の公費助成を受けているのだから、いちおう匿名としながら事実だけを周知させ警鐘としている(このことは当blogにおいて前にも明記している)のに、左巻教授は実名を平気で記載してしまう。
 他の人についても、実名を出して人権侵害をしている。これは今日のTwitterで指摘してあるので、そちらも参照のこと。こっちは犯罪者でもない人のことだから、より悪質である。


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by ruhiginoue | 2017-03-06 19:20 | 社会 | Comments(6)
 作家の山崎朋子が講演をしている音声をラジオが放送していたことがあったそうで、それを知り合いがたまたま聴いて、そもそも話の内容に興味があったわけではなく、講師についても名前を知っている程度だったが、つい聴き入ってしまい、そのまま最後まで、ということになったそうで、それは非常に話し方が上手だったからだ、と言っていた。
 もともと山崎朋子は芸能志望だった人なので、喋繰りが得意なのかもしれない。

 かつて山崎朋子は、雑誌のモデルをしながら女優を目指していたが、ストーカーに襲撃されて重症を負い、顔が傷ついたので断念したという。当時は傷を縫うのにナイロン糸が実用化されていかったので絹糸が使われ、これは生物によるものだから身体が拒絶反応を起こし、縫った場所が悪化するという悲惨な状態になってしまったそうだ。
 この犯人の男性は、当時二十歳代の山崎朋子が働いていた喫茶店に来て、そこでウエイトレスをしていた彼女に好意を持ち、それでいきなり刃物で斬り付けたという。これを警察から聴いた新聞記者たちは、フラれたからだと勝手に解釈したようだ。それなら確かに解かりやすい。そこから、交際を申し込んで断られて逆上したとか交際していて別れ話がもつれたとか、さまざまに書かれてしまった。
 こうした記事を読んで、山崎朋子は驚き呆れ困惑したという。交際を申し込まれていないから、当然ながら断っていないし、まして別れ話なんてわけがない。

 こんな経験をしている山崎朋子も、自分が書いた本では勝手な解釈を事実としてしまっていた。
 その代表作で映画化もされた『サンダカン八番娼館』で「からゆきさん」と呼ばれる外国へ娼婦として売られた女性の悲劇を描き、また抑圧された女性をライフワークとしてきたが、その後『サンダカンの墓』で「からゆきさん」たちの墓標はみな日本に背を向けた方向に立っているので、自分を売り飛ばした故郷にはもう未練がないということだと書いていた。
 ところが、これを朝日新聞の本多勝一記者は、読んだときはそうなのかと思ったが、実際にその場に行って見たら、墓地が急斜面にあるため墓標を反対側に向けて立てたら表側が地面に向いてしまうという立地条件で、だから、この場所の急斜面に立っている墓標は、日本人以外の墓もすべて同じ向きであったそうだ。
 そして、このような場合は、あたかも、そうであるような感じで、みな背を向けて立っている、というように記述するべきだと指摘していた。(『ルポルタージュの方法』朝日文庫)

 これは取材して書くことの姿勢と技術の問題で、不明なら、あくまで主観的印象であるとか、あくまで誰かの推測であるとか、そういう書き方をしないといけないということだろう。
 ただ、不明である対象が心理それも異常心理となると不可解すぎて、つい勝手な解釈をしてしまう失敗をしがちである。山崎朋子が斬られた記事については、警察も記者も理解できなかったのではないだろうか。
 今なら不十分とはいえ昔よりは理解できる。それでも、多くの人たちは、一方的に好意をもって、それを打ち明けて、その結果によってどうするか、ではなく、好きになったからいきなり危害を加える、という心理に対して不気味とか怖いとか感じるばかりで、分析するどころではない。
 そして、対応する警察でも、よく判らないから、正しい対応をしたり指導したりもできないということになってしまうのだろう。


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by ruhiginoue | 2017-03-05 18:38 | 社会 | Comments(0)
 判決が先日あった小金井ストーカー事件に想うことの続きである。
 その事件の被害者は、大学生である傍らでアイドルとして音楽活動をしており、出演しているライブハウスを訪れたところを待ち伏せ襲撃されたから、もともとストーカー被害に遭っていたにも関わらず危険を避けるための配慮が足りなかったのではないかという指摘があるけれど、しかし本職のスターとは違ってボディーガードを雇うなどの対処は、後ろ盾の組織力や資金などから限界がある。
 これが前回までの話であった。

 もう一つ問題があるのは、ライブハウスなどで小規模な活動をしている人たちは、客との交流を重んじ、固定ファンがいることだ。このため、客の方が勘違いの期待をしてしまう傾向が大スターより強い。
 過日、ある中学の国語試験の長文問題で、文中にある「妄想による虚しい行為」とは例えばどんなことか具体的に説明せよ、という出題に、ある生徒が「自分が行かないとアイドルが悲しむと思い込んでいるファンが握手会に行くこと」と書いたので、意味が合っていて具体的だから正解であるうえ面白いから先生がTwitterで紹介して「いいね」がたくさんクリックされていた。
 これはCDに握手券を付けて売るような商売の場合だが、そうでなくても、ライブハウスに来るのは固定ファンがほとんど、という人は武道館や東京ドームのような大会場にくらべて客の数が少ないので、熱心なファンは、勘違いや思い込みではなくほんとうに自分が行かないと目に見えて観客が減るということで、行かなければいけないと思う。

 こうして熱心な常連客になっているうちに、その中には、自分は相手にとって特別な存在だと思い込み始める人がいるというわけだ。大スターだと手が届かない所にいる人であるけど、それとは違い身近に思えるためらしい。

 最近では、インターネットでblogやTwitterやYouTubeなど動画サイトを通じて宣伝や発表ができるため活発化していて、そのため自称歌手も増大し、アイドルとは思えないし上手いわけでもない人や、いつ練習しているのかも判らない人までいるほどだ。
 しかし、そうなる前からこの種の活動はあったし、それをしている人たちにとっては、熱心な固定ファンなのかストーカーなのか区別できない人は、もともと悩みの種ということらしい。

 この件は、また続きを書くつもりだ。 
 



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by ruhiginoue | 2017-03-04 17:35 | 社会 | Comments(3)
 2月28日、愛知県警は、名古屋市にある「東海美容外科クリニック」で豊胸手術を受けていた同市在住の女性会社員(32)が意識不明になって搬送先の病院で死亡したことを発表した。
 この発表によると、その女性は前日の27日午後7時30分頃から局所麻酔で手術を受けていたが、途中から会話が出来なくなり、同9時20分頃に意識不明の状態で同市内の病院に搬送され約1時間後に死亡したという。
 その女性に持病はなく、同クリニックで手術を受けたのは初めてであり、男性医師が執刀し、看護師が立ち会っていたという。この男性医師は「通常通りの手順で手術していた」などと説明しているという。何かミスによる業務上過失致死の疑いもあるとみて県警は手術と死亡の因果関係などについて調べているとの報道だった。

 この豊胸手術がどのような内容であったかは不明だが、もともと美容外科は誇大広告が多いうえ、広告のスポンサーであるため特に女性むけの雑誌は批判や告発ができない。失敗もあるが、手術自体でなくても麻酔の事故などリスクは常に付きまとう。
 これらを十分に説明したうえでないと手術をしてはならないのだが、しっかり理解したうえで、それでもやるかと問われたら多くの人は躊躇したり断ったりするものだ。そうなると、商売のため隠匿したり、悪意はなくても言いそびれたりするものだ。派手な宣伝の費用も含めて莫大な投資をしているのだから回収しないといけない。

 また、言葉巧みに、時には強引に、契約させられてしまう事例もある。もちろん命にかかわることなので、後で拒否することもできるし、そうするべきだ。そうすればいいのだから、予約したけれど納得できなければ来なければいいと言って、来た方が悪いと責任逃れする医師もいる。
 ところが、大手クリニックで豊胸手術の契約をした女性が、強引にさせられてしまったと感じ、また失敗や支払いの不安もあったから、無視して予約日に行かなかったところ違約金を請求され、この支払いを拒否したら裁判に訴えられたという事件もあった。
 そして驚いたことに、その訴訟代理人は政治家の汚職を弁護して無罪を勝ち取ることで有名な法律事務所に所属している人たちだった。

 こういうことは、すでに雑誌に書いたり、それらをまとめたうえ書き加えた本を出したりして訴えてきたが、もう被害に遭ってしまった人たちから「私もです」「聞いてください」と出版社に電話がかかってきたり、「弁護士を紹介して」というメールが来たり、というほうが多いのが現実だ。


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by ruhiginoue | 2017-03-01 17:51 | 社会 | Comments(0)
 幼稚園児のころ、うちの母親から「日本で一番偉いのは天皇陛下で二番目に偉いのが皇后陛下」と教えられたので、その話を幼稚園で他の園児たちと話していたら、そうではないと担任の女性の先生が言った。
「みんなのお父さんお母さんが、みんな同じくらい偉いのよ。そういう意味で天皇陛下と皇后陛下がいるのよ」
 つまり民主主義とか象徴とかいう難しい言葉を使わずに園児たちに教えてくれたのだった。

 これをTwitterに投稿したら途端に、この部分だけあっという間に100以上retweetされ、そのあとに続く話は無視されてしまった。
 まあ、そのあとの話とは「これ以来なにかにつけて、うちの母親はダメだなと思うようになった」という個人的な話だから仕方ないが、そのうえで「今話題の塚本幼稚園だったら、うちの母親の言うとおりだと言うだろう」と、皮肉のつもりだったのだ。

 その、自分がかつて通い卒園しているところは音楽大学の付属で、先生はその音楽大学の卒業生だったから、政治には素人ばかりだった。なのでむしろ単純明快に園児でも理解できるように教えられたのかもしれない。
 また、これは憲法の規定に沿った説明だ。今の日本の社会は建前として、偉い人とそうでない人の違いは無く、天皇がいて皇后がいるのは夫婦や父母ということだから敬われ、敬われても特別に偉いということではないし、もちろん偉さに順序がついているのでもないということだ。
 
 だからこそ今ちょうど議論になっている女性が天皇になることなどが色々と関わってくるが、それは別にして、いちおう今の憲法に規定されているとおりに教えるのが、幼稚園も含めて、また私立であっても、先生の仕事のはずだ。
 それに、この方が今の社会にとって自然に受け入れられるし、親しまれやすくもあり、反発されにくいはずだ。逆に、塚本幼稚園のようなのは社会と親和性が乏しく強引になりがちで、反発を買いやすく、反対しやすい。だから、こういう極端なことをしたがる右派は偽保守の偽装左翼ではないかと疑う人まで出るのだ。

 余談だが、幼稚園くらいのころは叩き込んだり刷り込んだりしやすいというのは本当で、だから塚本幼稚園では教育勅語を暗唱させたりするのだろう。音楽大学の付属幼稚園では、みんなで唄うのはドイツ民謡を音名で、そうやって憶えさせられたものだった。
 「♪ドレミファーソ、ソ、ラファドラソー」と、後で考えるといかにもという音階である。日本では「子ぎつねコンコン山の中」などの歌詞がつけられている。
 これら、あまり真面目にやってなかったけど、完全に憶えている。やはり幼稚園くらいが身につきやすいということだろう。

 
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by ruhiginoue | 2017-02-25 09:12 | 社会 | Comments(5)
 時代錯誤の愛国主義や排外主義と民族差別を教育することに対して批判が起きたら、それをやっているのは私学だから何をしても勝手だとか、宗教系の私学だって同じだとか、そういう誤った認識を開陳している人たちがいる。

 とんでもないことで、私学だから何をしてもよいわけではない。宗教系の私学とは、宗教の理念に基づいた建学の精神であったり、宗教団体によって設立されていたりするものではあるが、そもそも学校に限らず世俗の事業を宗教が運営するのは、あくまで、その事業を介して宗教的な理念を社会的に具体化するためであり、宗教の教義とかドグマとかいうものそれ自体を強制することが目的ではない。
 
 これは宗教以外の政治その他でも同様である。その教義や思想それ自体は宗教団体や政治団体がやるべきことで、学校教育ではその基盤に教義や思想があっても、それ自体はついでに一般教養として添える程度にしておいて、そのうち特に興味や必要がある者は専攻すものだ。
 だから、私学で学ぶ者にどこまで押し付けてよいかという問題にもなり、これまでに、挙げていたらきりがないほどの実例があった。

 ついでだが、「瑞穂の國小學院」というのは滑稽だという人たちがいて、それは「國」「學」という字体のためだが、「國學院大學」というのもある。
 ここの体育の授業で、柔道では公立学校と違い道場に神棚もあったが、これに宗教が違うからと礼を拒否する学生もいる。担当教員が「生意気」と怒っていたが、私学で神道系だけど通う学生が強制される義務はない。入ったのはあくまで大学であり宗教団体ではないのだから、嫌なら拒否する自由もある。

 それなら他の科目にすればよいのだが、それに大学側は難色を示していた。なぜなら、宗教以前に体育の選択で柔道が不人気で、自分から希望する人はほとんどおらずジャンケンで負けた人ばかりだったから、宗教が原因で他にしたいと言うのを認めたら俄かクリスチャンや俄かムスリムの学生が現れてみんな柔道から去ってしまうであろうから。
 なので、あまり宗教を強制しなければいいのだが、柔道の講師は「安全祈願」だから必要だと言う。それは指導者が注意するべき義務だ。日本以上に柔道大国となったフランスでも、大統領が黒帯のロシアでも、道場に神棚なんてないだろう。そして精神論に依存する指導力不足から事故を起こしているのが日本の柔道である。

 これと同じで、精神論に依存して敗戦した反省の足りない人たちが、時代錯誤の愛国主義の学校をはじめ、それを贔屓する人たちがいて、国有地をバーゲンセールどころか「もってけ泥棒」のレベルのことをしたのだろう。


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by ruhiginoue | 2017-02-23 12:51 | 社会 | Comments(3)
 昨日、大橋巨泉氏の死去と医師の責任について述べたさい、ネトウヨが大橋氏とその遺族を揶揄したり中傷したりしていたことに触れた。大橋氏が進歩的な立場から社会問題について発言していたことを取り上げ「反日を殺した医者は表彰すべき」などと、品の無い悪口にしても異常なことだったという話だった。
 
 ところが、こういうのはネトウヨだけでなく、左翼それも極左の活動家だったり、重度の障害者だったり、意外な人たちがネトウヨと同じ感覚で同じことをやっていて、そうした人たちは平然と姿を曝しているものだ。
 もともとネトウヨには、うだつの上がらない日常の鬱憤から弱い者いじめをし、そのさい権力にすり寄ったり媚びたりしている様子が透けて見えるものだが、これをより明確にしている極左と障害者がいる。

 まず、極左の中には反体制とか反権力とかいうだけで人権意識の欠片も無い者がいることは周知のとおりで、だから暴力事件などを起こしていることも当然と受け取られているから、傷ついたり死んだりした人を嘲り笑うくらい平気であることも、すんなり受け取られるだろう。

 これについては、前に、爆弾事件で逮捕歴のある赤軍派活動家が国賠ネットワークという団体を作り、ハイジャックで北朝鮮に亡命した赤軍派たちが拉致事件に関与したと逮捕状を出されたことについて、犯人たちを擁護する運動をしてきたという話の時に、その運動の中心人物がギャハハとかゲへへとか指さしあざ笑う事実を紹介した。
 この話を、長年所属してきた中核派から支部まるごと脱退したという人に話したところ「赤軍派に限らず党派とかセクトとかいわれる集団には嫌な奴が多いからな」と言った。

 また、世代的に評判の悪い全共闘世代とか団塊の世代の人たちが、もともと若いころから言動に問題があったところへもって歳をとってボケはじめてさらに異常な言動をしているということは世間の一般的な認識ともいえるが、そんな人たちの中に、やはり病気や怪我の苦しみ痛み、それによる身体障害と家族の苦労と苦悩、あるいは死の悲しみ、といったことに対して嘲笑している人たちがいる。

 そして、障害者にも、同じことをしている人がいて、例えば先の国賠ネットワークに関与している脳性麻痺で全身と言語が不自由な男は、障害者の立場から社会問題を考えているのではなく、苦労や苦悩をしている人を嘲笑し見下すことで憂さ晴らしするのが目的で、不自由な体の動きで付きまといながら不自由な言葉を絞り出し嘲り笑いをしていた。

 こういう人は他にも見受けられるが、これについて障害者の世話をしているという人に話すと、「そんなことはない。障害者への偏見だ」と言う人がいる。
 そう言う人は、たまたま関わった障害者が良い人だったのかもしれないが、あるいは自分が健常者であるから被害に遭ったことがないのかもしれず、後者の可能性の方が高いのではないか。

 というのも、自らも障害者であるなど苦労や苦悩を抱える人になると、そうした被害に遭ったという人がよくいるからだ。障害者が他人の障害などをからかったり嘲笑したり、逆に苦労や苦悩をしていることに対して「そんなの大したことない」など心無いことを言ったり。
 これらのうち後者のほうがその心理を解りやすいだろうが、前者もよくあることだ。ただ、より醜い心理なので理解したくないという気持ちになるのではないか。

 こういう実態があるので、なかなか社会が良くならないのだろう。自民党が生き残っていたり、弱い者いじめが相変わらずだったり、これはなぜかと言う人がいるけど、この現実を直視すればわかるはずだ。


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by ruhiginoue | 2017-02-22 17:34 | 社会 | Comments(2)
 昨年、大橋巨泉氏の死去に伴い、その遺族は、在宅診療をうけたさい医師に不適切な行為があったとし、このことをその後に入院したさい他の医師らに指摘されたと述べた。
 これを週刊誌などが取り上げた。その不適切を問題とされた医師は、大学病院に勤務していた時に行った不適切な手術が原因で医療過誤裁判となり敗訴した過去があり、その後、まるで別の分野へ「にわかに」乗り換えて診療所の経営を始めたという経緯であった。
 このため、その医療過誤裁判の原告であった当方に、週刊誌の記者が取材に来た。
 この話は、すでにこちらで説明したとおりである。

 この問題が、今月の16にNHKの『クローズアップ現代』でも取り上げられた。
 その概要がNHKのサイトに掲載されている。
 http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3936/1.html
 その部分を以下に抜粋して引用する。

 去年(2016年)、この世を去ったタレントの大橋巨泉さん。
 医師が自宅を訪問する在宅医療を受けていましたが、思い描いていたものとは全く違っていたといいます。

 大橋巨泉さんの妻 大橋寿々子さん
 「悔しくて、それで泣いて、それで眠れず、日々過ごしています。」

 10年以上前に、がんと診断されてから入退院を繰り返してきた巨泉さん。
 住み慣れた、わが家で余生をできるだけ家族と楽しみたいと、在宅医療を選択しました。
 「自分で歩いて車に乗って、うちへ帰ってきたわけですよ。書斎で仕事もできる。希望にあふれて帰ってきました。」
 巨泉さんは、医師の支えを受けながら、新しい生活を送れると期待していました。
 ところが、初めて訪れた在宅医から、思わぬ言葉をかけられたといいます。 

 “いきなり僕に「大橋さん。どこで死にたいですか?」と聞いてきた。
 僕は、すでに死ぬ覚悟はできていたのだが、「えっ?俺もう死ぬの?」とぼう然とした。”

 「えって、びっくりして返事をして。主人は首をかしげながら、ひゅーっと小さくなっていくようにがっかりしてしまった。」

 その日を境に、急激に食欲が落ち、生きる気力さえ失っているように見えたといいます。
 その後、体調が悪化し、再び入院。
 3か月後に、息を引き取りました。

 担当した医師は、NHKの取材に対し、「病状が重いと判断したため、最期の過ごし方を確認しましたが、患者側と認識が違っていました。結果的に精神的な苦痛を取り除けなかったことをおわびします」と回答しました。

 これに対して、さまざまな反応が出ている。
 まず、医師が心無い言葉を浴びせて患者を傷つけて気力を失わせたこと、これについて意思の疎通がうまくできなかったと言い訳する医師、というのに驚いたとか呆れたとかいうもの。
 また、先に週刊誌が報じていること、すなわち医師が薬の扱いなどで不適切だったのではないかという疑惑が、他の医師からの指摘および元々専門外だった事実から持ち上がったのだが、そこは突っ込まなかったからNHKはその程度かというもの。

 しかし、こうして報道されてることで、医師や薬剤師などからの意見も現われ、これらをネット上で知ることができるようになったことについては有益だろう。
 最初の頃は、匿名の卑怯者たちにより、「遺族が金目当てで騒いでいるに決まっているw」とか「あの嫁は人のせいにしたがる性格なのだろうw」とか「年寄だから死んでも仕方ないw」とか中傷があり、またネトウヨどもは大橋巨泉氏が進歩的な立場から社会や政治に発言してきたことにこじつけて「反日を殺した医者は偉いから表彰すべきだww」などと、異常な人間性を発揮していた。

 これについては当方も訴訟中から現在に至るまでさんざんだった。大橋氏は芸能人として著名だったから騒がれ、その中で嫌がらせや中傷もある反面、注目されることで公正な扱われ方をされもするし、問題の医師は在野の開業医であり既に防衛医大の講師ではなくなっている。

 その医師が防衛医大に勤務していた当時は現実でもネトウヨと同じ調子で、これを問題にしても「防衛医大」「日の丸を付けている」を前面に押し出し「政治的配慮を( `・∀・´)ノヨロシク」であった。病院の管理責任はあるが、問題は医師個人の資質や体質にかかっていることであるのに。
 だから、自衛官とその家族も、そんな医師がいては不安だと言い、防衛医大に勤務する医師や卒業生の医師たちも、その医師のことを問題にしたのだった。そして、普通なら勝てない国を相手にした裁判で勝訴となり、国も控訴しなかった。

 そして、この度は著名な芸能人だから騒がれてしまい慌てているらしいという話を聴くが、あの医師は相変わらずだなという思いでいっぱいである。
 
 

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by ruhiginoue | 2017-02-21 12:30 | 社会 | Comments(0)
 朝日新聞テヘラン支局の神田大介支局長が、日米首脳会談について「安倍首相、大丈夫かな…またおなか痛くなっちゃうのでは。」tweetしたところ、同総理の病気を揶揄したという非難があったため、同支局長はその意図は無いと釈明したうえで誤解を招く記述であると判断して当tweetを削除した。
 これについて朝日新聞社広報部は「弊社としても極めて不適切なツイートであったと受けとめています。本人も謝罪し、削除しております」と他紙などに対して表明している。

 しかし、総理大臣は公人中の公人であり、その健康問題は当人だけの問題ではない。特に安倍総理の場合は自ら「最高責任者」と称している。その持病がまた悪化したら有事のさいなど深刻だ。
 また、総理の持病は消化器系であり緊張を強いられると影響するから、この病気のため内科と同時に精神科で精神安定剤を処方される患者もいる。
 しかも、安倍総理は無断で議場から便所に出てしまい議長から注意されたばかりである。こういうことがあったのだから、緊張を強いられる会談に影響するおそれを皮肉られても仕方ないだろう。

 この持病は第一次安倍内閣退陣の一因とされ、今では新薬が効いていると後から言いだしたが、ほんとうに治ったかどうか、その後の暴飲暴食から詐病や仮病だったのではないか、などと疑う人たちもいるし、それ以前に、そもそも深刻な健康問題を隠匿していたことこそが、もっと厳しく批判されていなければならなかったはずである。

 だから、病気を揶揄したと非難されても突っぱねるべきだった。一般論として緊張すると腹痛を起こすことがあるから大丈夫だろうかと述べただけで、病気を揶揄したのではなく、現に安倍総理の側が、そういう心配ならもう無いということだったはずだと言えば良い。そうでなければ、病気が完治していないこと及びその隠匿を問題にしなければならない。
 これが何でできないのか。バカ丸出し対応としか言いようがない。

 だいたい、ネットで非難されたと言っても、それはいわゆるネトウヨの下らない騒ぎでしかなかった。それらは紋切り型の騒ぎで、朝日新聞が「反安倍」だから記者が中傷したなど、これこそ朝日新聞が今やっている「ファクトチェック」したら、朝日新聞の姿勢は「親安倍」であり、神田大介という記者は特に安倍総理を賛美してきた、など真逆である。
 ところが、紋切り型は匿名のネトウヨだけでなく、ニュースサイトなどに掲載される署名記事の中にまで同じ紋切り型の牽強付会が現れたから、これにも呆れさせられる。

 これらの問題については、すでに拙書で詳しく述べているので、既読の方にとっては少し重複する部分がある。
 まず潰瘍性大腸炎については『防衛医大の場合は』で、患者に対する医師の態度として問題にしており、またテヘラン支局長については『朝日新聞の逆襲』の中で問題にしている。


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by ruhiginoue | 2017-02-18 10:06 | 社会 | Comments(0)