井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:社会( 979 )

 8月6日は1945年だと広島原爆の日だが、1977年なら『宇宙戦艦ヤマト』の劇場版第1作が公開された日である。

 この物語は、他の惑星からの攻撃によって放射能に汚染された地球を救うため宇宙戦艦ヤマトが活躍するというものである。

 そもそも『宇宙戦艦ヤマト』は、過去の名作からの剽窃が多く、B級作品の面白さだと言われてきたし、そんな作品が後に著作権争いで裁判をしているのは滑稽だとも言われたものだ。

 しかし製作者の西崎義展は『宇宙戦艦ヤマト』のテーマは「愛」であると説き、当時は中高生が受験などで悩み家庭内暴力や自殺をするので社会問題になっていたけれど、それに対する若者達へのメッセージであると発信し続けたのだった。

 さらに、敗戦から復興して上昇気運の日本に同調するようにナショナリズムを込め、それが軍国調と批判されると、続編では女性メロドラマの要素を強めて命の大切さを説いて見せ、巧みに時勢に迎合してきた。


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 若者たちに取り囲まれる西崎義展プロデューサー


 また、欧米のステューデント・パワー発露に影響されて日本でも学生運動が盛んになったが、それが行き詰まり衰退すると、サブカルチャーとかカウンターカルチャーと呼ばれるものに若者が引き寄せられ、消費社会の中に埋没しながら連帯ではなくたむろするようになっていた。
 そうした時代に見事な合致をしてたのだった。

 
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 映画館の前に若者たちが行列しているが、その中には大学生まで大勢いた。



 ところで、アメリカでは学生運動に代わって自由を求めるヒッピー文化が盛んになるが、そのほとんどは一般社会に吸収され、残されたものの一部はカルト化しチャールズ゠マンソン事件などを引き起こした。

 一方、やはり学生運動の衰退した日本では、89年の幼女連続誘拐殺害事件で死刑になる青年がオタクという言葉を一躍有名にしたうえ、95年のオウム真理教事件では、教団で毒ガスを作ってばらまきながら、教団製巨大空気清浄機のことを、宇宙戦艦ヤマトが毒ガス攻撃をかわしたメカに引っ掛けて“コスモクリーナー”と呼ぶ始末であった。

 そして現在は、宇宙戦艦ヤマトがリメイクされているけれども、かつてとは違い下降線をたどる日本の中で自慰的ナショナリズムが流行している。



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by ruhiginoue | 2017-08-06 12:17 | 社会 | Comments(3)
 月刊誌サビオが隔月刊化すると広報している。これによって右翼商売の下火化を指摘する声がある。

 あの籠池氏のように、右翼商売をしていた人がちょっと都合が悪くなると、その周りに蟻のように群がっていた人たちが蜘蛛の子散らすようにして一気に散っていった姿を見れば、そういうご時世なんだろうと誰でも思う。

 かつて小学館は『サピオ』と週刊ポストによる右翼路線が90年代に盛んだったが、この当時は編集者に小沢一郎の熱心なシンパがいたから、というふうに聞いていた。
 けれどもそうではなく、後に小学館の編集者で『セブン』にも『ポスト』にも『サピオ』にもいたという人に訊いたら、あれはあくまでも商売だと言っていた。
 だから、橋下徹に対する評価が雑誌によって正反対だったりするということだった。確かにそうだった。
 つまり右翼といっても様々だから、どちらにも売りたいということだ。

 そのため、機を見るに敏な小林よしのり漫画も変わって、『サピオ』連載にしては政府に対して批判的になってきた。
 しかし『ポスト』の伊沢元彦なんかは相変わらずのワンパターンで、サッサと切ればいいのにと思う。

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大沼から小沼へ向かう途中。

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by ruhiginoue | 2017-08-04 13:42 | 社会 | Comments(0)

 郵便振替が使えるのは東京の用紙だと東京の他には山梨などだけだからコンビニ店で送金してと北海道の郵便局で言われたから不可解だったが、なんでだろうか。


 これは健康保険税の納付期限を過ぎたので仕方なく納めたからだが、取られたというのが正確だ。こんなのは国民年金と同じで実質は人頭税だ。


 なぜなら深刻な健康問題を抱える者にとってほど本当に必要な医療は保険の対象外だからだ。マイケルムーアの映画『シッコ』でも、健康保険の掛け金ばかり高くて治療が対象外なものを一覧にすると宇宙の彼方まで続くと『スターウォーズ』の冒頭場面をパロディにして皮肉っていたが、日本でも病気や怪我で診療を受けて保険が効いて良かったとか国民皆保険制度を守るべきだとか言う人の話を聞くと、深刻さの甚だしさが乏しい。


 それで、自費で診療を受けて負担に苦しみながら意味のない保険税を取られるという踏んだり蹴ったりとか往復ビンタとかいう状態だ。


 ならば、蓮舫議員のことで思ったのだが、外国籍になって日本人をやめて在日外国人になったらどうかと考えてみた。金次第の参政権など要らないから、ただでさえ破綻しているうえ安倍の株価偽装で貰えないこと確実な国民年金や有害無益な健康保険税を納めなくてよくなるほうがいいのではないか。


 さて、どうなのか。これから調べてみることにした。


郵便局とコンビニの後、ラムサール条約湿にて昼食。


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by ruhiginoue | 2017-08-03 17:46 | 社会 | Comments(2)
去年、どうして医師や弁護士など専門職は自分の仕事の使命感よりも金儲けに関心が向くのかという昔から語られている問題について少し触れたところ、なんと医師や弁護士が実名を出して非難というより罵声を浴びせてきた。こんな品の悪い発言をして仕事に差し障りがないんだろうかと疑問になった。

その中に、乱暴な口をきくことで悪名が高いネトウヨ医師がいて、変な質問をしてきた。医学部に入れなかったのでひがんでいるのかと言った。おかしな話である。話の流れからすれば、病気や怪我のときに金がなくて医者に診てもらえなかったことがあるのかという質問になる。それなら自然だろう。

これで思い出したのだが、それより少し前、大学を卒業してからさらに専門の学校に行き今は看護師をしているまだ若い女性が「医者なんて仕事がつまらない」と言っていた。
かつては、看護師として働いた後さらに医師の免許も得て自分の才覚で働けるようになるというものだった。それがよくドラマ例えば『ER』など病院ドラマにも出てきたけれど、それはもう過去の話なんだそうだ。

この時は、よく聞くように医者もシステムの中に組み込まれた歯車のようになって才覚なんて必要なくなっているいると言われてはいたけど、いくらなんでもそこまでとは信じられなかった。
だが、どうもその「使命感ではなく、せっかく資格を取ったんだから金だ」という話をする人に出くわすたびに、その人の資質より、そもそも医者の仕事がつまらないものになったのではないかという気がしてきた。

それならば、他でも、医師として働いてる人に、好きな仕事に就けて仕事が楽しくて充実してて良いんじゃないかと問うと「全然そんな事はない」とこた人に出くわすことが多いことにも納得できるのだった。



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by ruhiginoue | 2017-07-30 17:22 | 社会 | Comments(0)
  昨年、大橋巨泉氏の死去とともに、医師の対応と経歴が問題になった。問題の医師が元防衛医大講師で、その当時の手術のさい不適切があり裁判となって、防衛医大側(国)が敗訴のうえ控訴もしないという異例の結果で、それくらい酷い手術であったわけだが、その後、防衛医大を退任した医師が専門外に手を出して、また問題を起こしたのだから、当方も元患者・元原告として週刊誌の取材を受けたのだけど、それについて専門医が巨泉氏の一周忌ということで記事を書いているから、それを以下に引用する。


巨泉さんの一周忌で 記事

【ドクター和のニッポン臨終図巻】

 タレントの大橋巨泉さんが82歳で亡くなってから、はや1年がたちました。命日の7月12日、ワイドショーでは大きく扱うかと思いきや、芸能ネタは女優の松居一代さんのことばかり(心のバランスを崩された人をおもしろおかしく大きく取り上げることには医師として疑問を感じますが…)。ならば私が医師として、哀悼の意を込めてここに書きます。

 巨泉さんは2013年にステージ4の中咽頭がんが発覚。リンパ節に転移していましたが、手術で摘出、大本のがんには35回の放射線照射を続けました。
 治療の甲斐あって、担当医から「がんはなくなった」と言われましたが、副作用による衰弱が著しく、その後2度の腸閉塞と手術。16年2月には左鼻腔内にがんが見つかり、抗がん剤と再びの放射線治療を受けています。
 同年4月より極端な体力低下が見られ、死を意識し始めます。「安楽死したい」と口にするものの、弟から「日本では安楽死は認められていない」と言われ、落胆したとエッセーに書いています。

 このころ、自宅のある千葉県で在宅医療を始めたものの、トラブルが続きました。在宅医は会うなり「どう死にたいですか?」と聞いてきたとのこと。これには本人もご家族も呆然としたそうです。
 背中の痛みを訴えたところモルヒネの過剰投与をされ、意識朦朧となりました。不審に思った家族がこの在宅医を調べたところ、元は皮膚科の専門医で、緩和ケアについては素人同然のようであった…という記事が週刊誌に大きく載ったのを覚えている人も多いことでしょう。
 結局、意識が低下した巨泉さんを見たご家族が救急搬送を依頼。ICUから3カ月間出ることのないまま、帰らぬ人となりました。

 その在宅医やモルヒネの過剰投与についてどう思うか? という取材を、私はいくつも受けました。国策として在宅医療推進が続く中、緩和ケアの技術や看取りの経験が未熟な在宅医もいることは事実で、この道のプロとしてはふがいない限りです。と同時に、モルヒネ=怖い薬というイメージが独り歩きしたことは非常に残念です。モルヒネは決して危険な薬ではありません。私も毎日使っています。

 そして何よりも、一時は安楽死したいとまで言っていた巨泉さんが、なぜ3カ月もICUに入ったまま最期を迎えたのか…。そもそも、どういう最期を迎えたいのか、ご本人と家族と医師が思いを共有できていなかったように感じました。文書でリビングウイル(生前の意思表明)をしていたのかも気になりました。

いずれにせよ、巨泉さんは在宅医療に多くの問題提起をしてくれました。巨泉さんの死を無駄にすることなく、より信頼される在宅医を育てていこうと思います。


 ■長尾和宏(ながお・かずひろ) 医学博士。東京医大卒業後、大阪大第二内科入局。1995年、兵庫県尼崎市で長尾クリニックを開業。外来診療から在宅医療まで「人を診る」総合診療を目指す。近著「薬のやめどき」「痛くない死に方」はいずれもベストセラー。関西国際大学客員教授。

                            


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by ruhiginoue | 2017-07-29 18:19 | 社会 | Comments(0)
中高生のアイドルを並ばせた番組にイタリア人タレントのジローラモ氏がゲスト出演していたら、司会者が
「毎回恒例の質問です。どの子がタイプですか?」
これにジローラモ氏は面食らい
「みんな子どもですよね?みんな、自分の娘だったら嬉しいですね」と答えた。
これが健全な大人だと話題になった。

そのジローラモ氏は、14歳の時に父親から
「お前は奥手すぎる」
と叱られてナンパの練習をさせられ、恥ずかしくて女性に声をかけられないと言ったら殴られたそうだ。
そんな怖いお父さんだったが、要するに早く大人になれと強く指導されたと言っていた。

そうでないと、大人になっても子供が性愛の対象になってしまうことがある。未成年の買春をする人が逮捕されて原因を追求するため心理カウンセリングを受けると、自分が未成年の当時に親などから抑圧されて精神の一部が大人になれず、そこから問題を起こしていた、などの実例が報告されている。

かつては、その当時に戦争があって抑圧されていた世代の人が問題を起こしていたし、宗教の
戒律に縛られていた家庭の出身者や宗教家となった人に問題が見られた。
そして勉強ばっかりだった人にも問題があり、今世紀に入って間もなくのころ、東京高裁の裁判官が出会い系サイトで未成年の家出少女に買春したのがバレて逮捕され失職した事件があった。
これは、非常識な事実認定の荒唐無稽な判決が連発される一因であろう。

また、日本の場合は伝統的に「大人になるな」という教育が普通である。実例を挙げていたらキリがないが、学生運動をやめなさいと母親たちが大学生の息子にキャラメルを配ったという笑い話のような実話まであるほどだ。

これだから、大人が自分の子供みたいな年齢のアイドルに夢中にもなるだろう。


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by ruhiginoue | 2017-07-27 16:34 | 社会 | Comments(7)
国民年金を払えない人が続出し、困窮者からの取り立てをさらに強化している。老後に備えてところか、今の段階で生活できなくなる。
しかも受け取りは60歳〜65歳〜70歳〜と、どんどんどん先送りになっていく。
これについては前から指摘があった。『ナニワ金融道』で知られる青木雄二は、国民年金なんて国営のネズミ講であると言っていたし、人口比から受け取り年齢が上がっていき、90歳になってやっと貰える年金なんてブラックユーモアだと指摘していた。

また、それよりもっと前に高坂正堯という保守派の政治学者が、もとはと言えば田中角栄総理大臣が悪いとし、経済も人口も右肩上がりが永久に続くという現実にはありえない前提で制度を作ったのだから最初から破綻は見えていたと指摘していた。

かつては年金未納問題があり、啓発ポスターに出ていた芸能人がちゃんと納めていなかったということを週刊誌に騒がれたことから始まり、総理大臣を含めた閣僚たちまで納めていなかったのが問題になったけれど、今は年金を納めたくても収められず、取り立てによって生活できなくなる人が出るようになり、そして前から言われたように、やはりもらえなくなるのだ。

ところが、こういう問題を話しても、もう金生活をして「逃げ切り組」となっている老人たちは平気な顔をしている。後世の人たちのことなんか全然考えていない。人口の構成比で老人ばかりが多くなったことや、不正規雇用が増えてしまったことを、全く認識していないのである。
このままだと、あのヘイト漫画で有名な山の車輪の作品のように、老人を憎む者が増えるだろう。




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by ruhiginoue | 2017-07-25 19:14 | 社会 | Comments(2)
民進党は蓮舫の国籍問題に反映しているとおり、中に右曲がりがいて困るから自民党の受け皿にならなくて、それより共産党の方がよくやってくれているから、共産党にリベラルを幅広く受け入れられるようになってもらい、それに合わせて党名も理念も変えてくれたらいい、なんて言い出す人がいるけれど、これには反発が強い。

それもそのはずで、現に今まで新自由クラブだの進歩党だのがあって、エコロジーなど部分的には共産党よりリベラルだったが、みんな萎んでしまい、その原因が所詮は保守だったからだ。
さらに民主党が政権交替までしたのに長続きしなかったのも、根本には同じ事情がある。

ただ、国際共産主義運動の支部として何処何処共産党が各国にあり、フランスとかイタリアはそれを続けていたけど、日本共産党はソ連と中国の対立などから独自路線を取ることにしてコミンテルン日本支部であることをやめてしまったから、日本共産党から日本を削除し、ただ「共産党」にしてもいいはず。自民党などイギリスやロシアにもあるが独自路線だから国名は付けてない。

それに「共産主義」は日本製の言葉だ。コミュニズムを共同主義と直訳では抽象的なので共同で生産する共産と意訳し、これを中国が輸入した。
日本は外国文化を輸入すると専門用語に適切な日本語訳を作ってきた。この努力が日本の進歩につながった。そして中国も日本から多くの漢字訳語を輸入していた。それだけ優れた翻訳が多かったわけだ。

その一つが「共産主義」だった。しかし漢字のニュアンスが違うので産を生むのではなく分けるような印象になってしまった。誤訳であり「公社主義」が適切と中国で指摘されている。だから党名変更は中国共産党こそがすべきだ。

前に中国人と話をしていたら「共産主義とは、俺は無一文だけどもお前は一万円持ってるのだから、俺たちはそれぞれ五千円持っていることになる。だからお前は俺に五千円よこせ、ということだ」と真面目に言った。
本当は、「俺もお前も五千円持っているから、合わせた一万円で一緒にやろう」みたいな発想のはずだ。
もちろん「お前の金を俺によこせ」と言うのは不良中国人だが、その基に誤訳があるのだ。

あと、名前で面倒なことといえば日本共産党の場合、不和であったり恣意であったりが、不破のことか志位のことか、誤変換なのかどうかの判別しにくいということだ。


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by ruhiginoue | 2017-07-19 17:25 | 社会 | Comments(4)
 東京女子医大の赤字が22億円にもなり、「危機的状況」と言われている。東京女子医大は例の薬の誤投与と不適切な措置のため乳幼児が死亡する事故があり行政処分をうけてから患者が来なくなったそうだが、それより前から医師の驕った言動で信頼を失っていた。

 もともと、学校長が自らの出産を教え子の女性たちに見せてまで勉強させていたのが起源である「女子医大」だったが、男社会となって女性のことなど頭では知っていても身体ではわからない医師が偉そうにしていると指摘されるようになって久しい。

 それには触れないで、東京女子医大の問題から、給料が安いという話ばっかりになっている。こういう話をしているのは医師である。

 もちろん気になるだろうが、自分の給料ばかり気にしているのでは、議員たちと同じであり、公に奉仕する使命感はどこへ行ったと言いたくなる。
 そして、この程度の話でも、医師は議員と同じように神経質になる。
 これが大臣か知事に言われたなら権力によって何かされるのではないかと危惧するのもわかるが、一般人からちょっと問題提起されたくらいでピリピリするのは、なぜだろうか。



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by ruhiginoue | 2017-07-06 20:16 | 社会 | Comments(6)
 健康保険の納入書が送付される時期だが、国民健康保険の値上げがすさまじいので驚きの問い合わせや払えないという訴えが役所に殺到しているそうだ。

 そもそも、国保加入者は低所得なのに保険料は高いので、加入者は苦しみ財政は赤字である。もともと農家などのために国民健康保険制度は作られ、その事業が始まった1961年の加入者は大半が農林水産業や自営業者だった。ところが、現在は年金生活者などの無職者と非正規雇用者が約8割を占めている。

 そのうえで、国保料を払えない人の保険証を取り上げたり、差し押さえ件数が増えた自治体に「報奨金」を出すなど、わざと弱い者いじめをしてサディスティックな快感を味わっているとしか思えないことをしている。

 これにより、働いても働いても国保料で消えてしまい、かえって身体を悪くしてしまう人が続出し、その中には障害者になった人までいる。つまり国保は命を守ためというのが建前だが、実際には命を奪うための虐殺制度となっているのだ。

 さらに、18年4月からは国保の財政運営は市区町村から都道府県に移され、都道府県が財政管理を行うことになる。市区町村は国保料を集めて都道府県に納付する責任を負うようになる。だから今でも江戸時代の年貢よりたちが悪い制度が、今後はさらに滞納者への差し押さえなどが強化されるとみられている。

 だから国民健康保険から逃げだすため、例えば本を出したことがある人なら入れる著述業むけの健康保険などがあり、どうしようかと言っている知り合いもいる。売れても売れなくても一律ということだから悩むわけだ。

 これについて、前に役所で、国保が高すぎるので乗り換えたらいいと言われたことがある。たくさん仕事したのでそれなりに入ってきたためだ。しかし、そうなると一定以上の収入を確保しようとして、言いたいことを我慢したり媚び諂いの発言をしたりすることになる。

 ただ、そう悩める人は逃げ口があるだけまだよくて、それすらない人たちが大勢いるのだ。親の七光りで政治家になった人達にはわかるまいが。



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by ruhiginoue | 2017-07-05 19:54 | 社会 | Comments(0)