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by ruhiginoue

カテゴリ:社会( 920 )

 『24時間テレビ』の問題を語っていたらネトウヨが絡んできて、福祉より軍事の方が大事だと言う。
 それで思いついたが新・24時間テレビ『愛国心は日本を救う』という番組をやって、防衛費の寄付を呼びかけてみたらどうか。外国の脅威を煽り、愛国ポルノ調にして、集まったお金でオスプレイを贈りますとか。

 『24時間テレビ』は78年から毎年ずっと開催して350億円以上寄付金を集めたというが、38年もやってイージス艦一隻の値段の3分の1くらいである。しかし、福祉には無関心の人が多かったり、障害者は邪魔だと殺傷する人までいたりするが、それとは違い、国防には強い関心を持つ愛国者が大勢いるから、多額の寄付金が集まっても良いはずだ。

 もちろん、ネット上で匿名で愛国者ぶる口先だけの人もいるし、名乗りを上げて愛国者とか国士とかを自称していても、選挙に出るとか言って自分に金をよこせと無心する田母神さんのような人たちが目立つが、そうではなく、反対に自分のほうが金を出して国に貢献すると言う人もいるはずだ。

 そんな人は実際にはどれくらいいるか。そこまで熱烈な愛国心があるのなら、国防の足しにしてくださいと私財を寄付してもよさそうな人たちが自腹を切るか。それが防衛費の募金をすれば試される。

 また、防衛費の募金を呼びかけるのにテレビだけでなく、大成功した結婚指輪の宣伝のように映画館でやったらどうか。ゴジラ暴れ自衛隊出動する映画などが上映される前に「給料3ヶ月分の愛国心」と訴えかけるのだ。

 あと、自分で寄付をすると使い道に対して税金以上に関心を持つ人が多い。田母神さんも、自衛隊を辞めて騒動を起こしてマスコミに出たり講演したりで稼いでいるうちはよかったが、調子に乗って選挙に立ち資金を寄付してもらったため、その使途に問題があって違法行為で逮捕されてしまったけど、その前に使い込みがあったために寄付したした人たちが怒ってしまった。
 だから、防衛費をみんなで寄付するようにしたら、それで武器を買うさい、アメリカが売りつけるときにボッタクリをしたとか、天下り連中のため割高になっていたとか、そういうことにみんな怒るはずだ。

 というわけで、いいことばかりだと考えられるから、やってみたらどうか。

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by ruhiginoue | 2016-08-30 18:44 | 社会 | Comments(10)
 さいたま地裁は8月26日、「ワンセグ携帯を持っているだけではNHK受信料の支払い義務はない」という判決を言い渡した。

 この裁判は、埼玉県朝霞市の大橋昌信市議(NHKから国民を守る党)が、支払い義務がないことを確認するためにNHKを相手取って争っているもの。NHKから国民を守る党は、都知事選挙に候補者を立て、政見放送でNHKのスタジオから「NHKをぶっ潰す」と連呼した。得票は大したことなかったが、話題になった。

 裁判を起こした大橋市議は、NHKに「ワンセグだけも受信料を支払う義務はあるのか」尋ねたところ、「契約は必要」と言われたことから、支払い義務がないことを確認するため裁判を起こしたとのことである。

 放送法64条には、「協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。ただし、放送の受信を目的としない受信設備のみを設置した者については、この限りでない」と規定されている。

 それなら、テレビを観る目的で携帯電話を所有していなければ契約する必要はないはずだ。また、携帯電話のワンセグは「設置」ではなく「携帯」であるし、仮に「設置」に当たるとしても受信料の必要がない「放送の受信を目的としない受信設備」である。これが同市議の主張であった。

 これに対してNHKは「設置」とは「放送を受信できる状態にすること」と反論していた。

 判決は、マルチメディア放送の定義を定めた放送法2条14号で「設置」と「携帯」が分けられていることから、ワンセグは「携帯」であり「設置」とするNHKの主張を「文理解釈上、相当の無理がある」とした。

 ワンセグでの契約に関する裁判は今回はじめてのことで、裁判所による解釈が示されたため今後のNHK受信料をめぐる裁判に大きな影響を与えるだろう。

 この市議は自ら訴えたが、NHKが訪問してきてワンセグ付きの電話やスマホを持っているだろうと慇懃に問われた人は多い。このため、NHKの「ふれあい」という電話窓口に問い合わせると、なにが「ふれあい」かというほどものすごい横柄な対応である。

 そして、上記のような放送法の問題とともに、同法では小型の自動車電話など直接受信できる機器という規定なのだからワンセグとは機能が異なることなども指摘し、そもそもワンセグが無い時代の法律を勝手に解釈しているNHKは間違っていると指摘したところ、NHKの回答は、「それはあなた独自の解釈です」と言うので、ではNHKの解釈は独自ではなく内閣法制局や最高裁判所などの裏付けがあるのかと質問したら「放送法を解釈するのは内閣法制局でも最高裁判所でもななくNHKです」という返答であった。
 
 NHKに言わせると、NHKが法であるということだ。まるで西部劇の悪徳保安官が「この街じゃ俺様が法律なんだ」と嘯いているのと同じである。
 これというのも、NHKが様々な不祥事を起こしても特別扱いされて裁判所も屁理屈をこねてかばってきたから、NHKは自分が内閣より裁判所より偉いと勘違いして思いあがったのだろう。

 そもそも、NHKは他の放送局と違い特権的な地位を与えられていることを利用して様々な関連事業をしても儲けているから、受信料を徴収しなくても経営が成り立つほどで、少なくとも大幅値下げすべき状態だと指摘されている。
 なのにNHKは、勝手な解釈でワンセグからも取り立てるなどしながら、職員の給与は高く、経費の無駄遣いをしたり、無駄な建物をどんどん建てたりしている。

 そして放送内容は政府ベッタリで公共放送の責務を果たしていない。NHKは解体するべきだろう。 

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by ruhiginoue | 2016-08-26 20:06 | 社会 | Comments(4)
 「むのたけじ」の死去で朝日新聞が美化している。朝日新聞社に後ろ足で砂をかけて出て行った虚飾にまみれた人なのに。
 それを言ったら細川隆元も朝日新聞を辞めた後は自民党ベッタリになり朝日新聞を非難しまくっていたのに死んだら美化していた。
 もともと日本では、なにがあっても死ねば解決だから。

 ここでも既に以下のように述べていた。 (2015年9月8日)

 朝日新聞を、戦時中の軍への協力を反省して辞めたと大見得をきり、ミニコミ紙を発行していた「むの・たけじ」を、反共主義者で小沢一郎シンパの田中龍作らが最近になって持ち上げている。「むの・たけじ」は最近では小沢一郎を応援しているからだろう。
 しかし、この「むの・たけじ」には昔から如何わしいという評判がいっぱいだった。そのうち、すでに1973年、朝日新聞の記者だった本多勝一は、先輩記者の小和田次郎との対談のなかで、大手新聞社を辞めミニコミを発行することについて、次のように述べていた。

本多 じゃ、やめてどうすりゃいいのか、教えて下さいと申したいね。この「知れた限界」に。
小和田 むの・たけじみたいにやれというわけか。
本多 あれはあれで、有意義がどうかは別として一つの道だったと思いますよ。しかし私もまたああすることが本当に有意義だろうか。私はそうは思わない。本当にいいと思ったらやるけどね。今のところ私は強い疑問を抱いている。それに「むの・たけじ」という人物そのものが実は大変な虚像を持ったインチキだってことが次第にわかってきた。
 本多勝一『事実とは何か』朝日文庫152ページ。

 これは、この間の都知事選挙でも証明されたと言われている。なのに、最近では朝日新聞まで持ち上げている。後ろ足で砂をかけられたのに。呆れたものである。

 そして拙書『朝日新聞の逆襲』でも、この件は詳しく語っている。しかし、この件に関心を持たない人が少なくないので、朝日新聞もその記者たちも軽率になれるのだろう。これについては、今後も厳しく批判していく。
 

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by ruhiginoue | 2016-08-24 06:31 | 社会 | Comments(0)

NHKの特集と極貧の日本

 NHKが、経済的事情のため進学ができないという女子高生を特集したところ、ネットでは「ワンピースに散財している」「二万円もする高価なペンを持っている」「貧困の捏造だ」など批判が続出し、ここへ例の国会議員まで口を出している。
 この女子高生はアルバイトで家計を支える母親と二人暮らしでクーラーもない。そもそも、このNHKの特集は、餓死するような極貧家庭に焦点を当てたものではなく、家庭の収入が一定の基準を満たさないため子供が進学できないというものだった。
 なのに、餓死するほどでないと貧困ではないという人たちが大勢いるわけで、遂に日本は本当に貧しい国になってしまったのだ。
 
 ところで、「ワンピース」が散財とはすっかりオシャレのことかと思ったら人気漫画の方だったから呆れてしまったが、「二万円もするペン」とはイラストレーター志望だからで、つまり貧しい癖に二万円のペンを持つ女子高生は、将来に向けて技能を磨こうとしてることにケチをつけられたわけだ。
 これは自分にも似た経験がある。小学生のころ、勉強に励むためのささやかな贅沢の筆記具を、同じ組の裕福な家のバカ息子に壊された。生意気だと言われて。担任教師に訴えたが知らんぷりだった。

 また、パソコンが高いので千円のキーボードで練習しているという話もあったが、ピアノなら昔からのこと。集合住宅に住み、高くて買えず、置き場所がなく、音で近所迷惑、ということで音がしない鍵盤で指づかいだけ練習し、後は学校の音楽室で練習ということをしている人ならよくいたものだ。
 これに学校の先生に理解があればいいけど、意地悪な人もいて備品に触るなと言うのだった。

 高くて買えないという問題は、いろいろな事情があったり人によって感覚や価値観が違ったりするので、理解しにくいものだ。
 かつて舞踊家の花柳幻舟は、親が旅芸人だったので小学校にも行けずランドセル背負ったことがないと話したら、評論家の俵萌子に「なんで?ランドセルなんて安いのに」と言われ、なんて冷たい人かと思ったそうだ。
 俵萌子は元夫の俵孝太郎と違ってリベラルな立場から教育問題を語っていたが、そんな人でさえこんな想像力を欠いた態度をとるということだ。


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by ruhiginoue | 2016-08-22 06:30 | 社会 | Comments(2)
 生活苦に追い込まれて一人娘を殺害した母親がヤミ金融から娘の制服代7万5千円を借りていた事案を機にSNSで全国の制服代を探った調査報道から、異常に高価な制服が問題になっている。
 全体に学用品で学校指定というのは利権の温床であるが、中でも制服は、特に田舎だと産業が乏しいため儲けたければ公共事業しかなく、そこから学校教育まで食い物にする者たちがいるということは、前から言われてきたことだ。

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 これは昔から問題だった。それで久しぶりに思い出したのが、あの懐かしのアニメの名作『魔法のマコちゃん』だ。『ひみつのアッコちゃん』『魔法使いサリー』が人気だったので、それに続いて製作され、同じ視聴者が見るようにということで、少し成長しているから内容もやや大人向けにしたことから、人魚姫の見た人間社会の醜さという社会派の要素があるメルヘンとなった。
 だから海の汚染とか軍事基地の問題まで題材にしていた。その中に学校の制服の話もあった。マコちゃんが「高すぎます」と抗議していた。

 【AFP】競泳米国代表のライアン ロクテ選手(Ryan Lochte)は、リオデジャネイロ五輪で強盗に銃を突き付けられて金品を奪われたという話をでっちあげたことにより、世界に向けてその醜態をさらした米国人たちの仲間入りを果たした。  
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 五輪で通算12個のメダルを獲得しているスター選手のロクテと、そのチームメート3人がリオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で強盗に遭ったとのニュースは当初、開催国ブラジルにとって大きな失態として受け止められていた。しかし、米国、そして世界中の人々はその後、4人の証言が徐々に崩れていく様子を、信じられぬ思いで目の当たりにすることになった。
 真実はこうだった。――先週末のパーティーで酒に酔い、宿泊施設に戻る途中だった4人は、ガソリンスタンドに立ち寄ると、トイレで器物破損行為に及び、壁に向かって小便をしたため、警備員によって拘束された。

 このため、これまでスター選手として脚光を浴びCМにも出演していた同選手は、その座から転落してしまうと言われている。
 日本でも、野球とか柔道で目立ったことだが、スポーツ選手がその活躍でスターになりチヤホヤされて思い上がり傍若無人な態度が顰蹙を買って、最初はスターだから大目に見られていて、それで増長して遂に取り返しのつかないことを仕出かしてしまい身の破滅、ということがある。

 これも『魔法のマコちゃん』に出てきた。こういう選手にマコが見かねて注意をしたら、同級生から、彼は代表選手なんだから特別扱いしないといけないとか愛校心がないのかとか非難されてしまう。

 かつてアニメに社会派の要素があると、よく辻眞先脚本だったもので、『魔法のマコちゃん』にも関与していたから、そうなのだろうか確認するために調べてみたら、どちらも別の人の脚本だった。
 しかし、題材と同じことが相次いだので思い出してしまったのだ。

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by ruhiginoue | 2016-08-21 18:06 | 社会 | Comments(4)
 「50ババアが、いまさら結婚して新居を構えたからといって、新しいペットでも買うような感覚で無理矢理に人工授精で障害だらけの子供を産んで、その障害児のケアをするのは、時給900円のワープア労働者。使われるのは税金。この構造に怒らない奴がむしろおかしいだろう。本当野田聖子は最悪」
 
 この匿名アカウントのツイートに「いいね♥」たちまち100を超えた。

 野田聖子のことをこのように考える人がいるのはわかるが、それを言うと、その言葉が必ず子供にもかかってくるんだけど、子供は自分を産んだ母親を責めなきゃならんのだろうか。

 しかし、障害者施設襲撃事件にからんで衝撃を受けたという野田聖子議員は、障害児を産んだことを誹謗されるまでは曽野綾子のことを尊敬していたと言ってるから、自民党タカ派ベッタリ発言を繰り返してきたことで曽野綾子を尊敬してきたわけで、それが障害者差別とつながっていることに気づかなかったわけだ。

 曽野綾子は渡部昇一と対談をして、震災の被災者を甘やかすな、瓦礫を燃やして飯を炊けなど暴言。渡部も、生まれつきの病気を持つ子供を作った親は税金を使いけしからんと名指し非難。そんな子供をナチが抹殺したからドイツは発展したとまで言った。
 障害者を産まないことが「神聖な義務」と週刊文春に書いた渡部昇一は、新防衛相・稲田朋美の後援会長である。

 曽野綾子と渡部昇一はカトリック系大学を卒業しているうえ、洗礼を受けたクリスチャンであると公言している。もちん、「論語読みの論語知らず」という言葉があるけれども「聖書読みの聖書知らず」という場合もある。ただし曽野綾子の差別的極右発言にも関わらず昔からずっと持ち上げていた上智大学のデーケン神父のような人がいた事実もある。

 つまり野田聖子は、障害者の親が社会から受ける偏見を、自らが当事者になってやっと気づいたということだが、問題はこのあと果たして自分の自民党員としての立ち位置を客観視することが出来るか否かということだろう。


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by ruhiginoue | 2016-08-18 21:03 | 社会 | Comments(0)
 8月15日になると最近は靖国神社にコスプレ右翼というのが詰めかけてきてテーマパークと化してしまってるから、外国人は面白がったり奇妙奇天烈そうにしたりで、信心深い昔からの参拝者は顔をしかめる。
 そうしたら、ついに防衛大臣や都知事にまでコスプレ右翼が及んでいる、という話を先日した。

 知り合いのイタリア人写真家は、よく8月15日に靖国神社に行って、そのコスプレ右翼たちの写真を撮って展覧会を開いている。
 その写真家は靖国神社で、日本人の参拝者から「あっ白人だ」などと言われ、最初は敵意のある視線を向けられたが、「お前の国はどこだ」と訊かれて「イタリア」と答えたら「じゃあ仲間だ」と急に態度が変わり、こんなこと日本の他の場所ではなかったそうだ。

 ところで、終戦記念日は8月15日ではなく9月2日である。
 戦争には相手がいる。相手もやめると合意しなければ戦争は終わらない。8月15日は戦争で勝つことを諦めたと日本が一方的に発表しただけだから終わっていない。そして9月2日に終わった。それまでの間、散発的だが戦闘がまだ続いていた。だから戦勝国では9月2日が戦勝記念日である。
 ただ、どうでもいいからとにかく終わりだと、玉音放送によって思った人が多かったのだろう。

 そして8月15日になると思い出すことがある。
 高校の卒業式の日に担任教師から、卒業するにあたりこれまでの高校生活について一言と尋ねられたら、一番仲良くしていた同級生は「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」と大真面目に言うので、教師が「そんなに嫌だったのか」と驚いて言ったが、自分も同感だった。


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by ruhiginoue | 2016-08-15 15:32 | 社会 | Comments(4)
 タレントの室井滋がテレビで発言したことが話題というか問題になっている。
 それでまず思い浮かんだことは長谷川和彦とまだ続いているのかということだが、それはともかく、その発言とは同性愛者の男性についての録画を見た室井は、すぐさま「案外さ、女の子と付き合ったら変わっちゃうんじゃない? 今、男の人しか知らないって言ってたから」と言い放ったそうだ。

 これで思い出したが、David Bowieは自分がバイセクシュアルであるとわざと女性に言うのはなぜかというと、「女性の方がいいわよ」と女性が誘ってくることがあるので言ってるんだと述べていたことがある。

 しかし、冗談では済まないのは、同性愛者であることを勝手に大学で暴露されて自殺した人がいるという報道があったばかりだから、このように軽く考えて口にする人がいるので問題だというわけだ。

 プライバシーについて自ら明かにするすることを「カミングアウト」、他者が勝手に暴露してしまうことを「アウティング」というそうだが、テレビで芸能人について軽い気持ちで家系などについて言ってしまい猛抗議を受け番組を降りることになった人もいる。
 これが公人なら話は別で、例えばアーノルドシュワルツェネッガーなど芸能人として有名になってもプライバシーだからマスコミも取り上げなかったことが、その知名度と稼ぎを利用して政治家になったら途端に騒がれた。

 また、松本清張の小説では、犯罪のアリバイを証明できる人がそのとき不倫の密会中だったため証言してくれなくて困る話があるけど、アメリカ映画『悪意の不在』では、嫌疑をかけられた人にアリバイがあることを知った新聞記者が善意から報道したところ、そのアリバイとは妊娠中絶がらみで、カトリック信者の戒律から隠しておきたかったことだったから、記事がきっかけで家族にわかってしまい、女性が自殺してしまう。

 このように、人には何が重要かということに優先順位があるから、それを念頭においておくべきだ。
 

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by ruhiginoue | 2016-08-12 20:30 | 社会 | Comments(0)
 生活保護が188億円の削減だが、ばらまき経済対策28兆円のたった0.067%であり、海外には52兆円ばらまいている。桁違いのバラマキをしておいて生活保護を削るのは何故か。
 それは支持率が上がるから。弱い者いじめが好きな奴が日本という国には多い。国民性だ。

 アメリカ人の国民性は戦争好き。映画『パットン大戦車軍団』の冒頭で、実在のパットン将軍は星条旗を背景に演説し、「アメリカ人は伝統的に戦いを好む」と言う。
 また、カーター元大統領は言った。「アメリカ人の困ったところは、戦争も辞さないと言う政治家に人気がでること。だから落ち目の大統領の手っ取り早い支持率回復方法は戦争」

 これが日本の場合は、日本人は伝統的に弱いものいじめを好み、弱い者いじめをする政治家に人気が出る。だから生活保護とか学費補助とか弱者に配慮する予算を削減することで支持率が上昇する。

 これには宗教が影響している。神道にもあるが、特に仏教だ。日本で障害者差別がひどいのは仏教が大きく影響している。障害者や病人は前世で悪いことをしたからその罰を受けて苦しむために生まれてきたのだからどんどん苦しめてやるべきなんだと言うふうにクソ坊主どもが何百年も説教し続けてきたから、その影響は現代まで続いている。こんなのは仏教本来の教義ではなく、一部の宗派は反省と謝罪の意を表明したことがあるけど、長年にわたる影響はそう簡単になくならない。

 これでは、障害者の施設を襲撃する者もいて当然だし、政界入りしそこなった人について「五体不満足」なのは前世でよほど悪いことをしたのだと言う信心深い人たちがいる。顔面のアザに悩む高校生を主人公にした筒井康隆の短編小説に、主人公が通学で電車に乗っているとき、小さい子供が無邪気な感覚で、あのお兄ちゃんはなんであんな顔をしているのかと言ってしまい、それを母親は失礼だから止めなさいと叱るのではなく「罰」だと教える場面があるけれど、これが普通のことだ。

 これが政治にも反映しているし、野党が共闘しても勝てないどころか野党の中でも差別は横行していて、だから差別に苦しむ人たちの多くが期待も応援もしないのだ。


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by ruhiginoue | 2016-08-02 16:12 | 社会 | Comments(1)
 大橋巨泉氏が亡くなり、彼の家族がマスコミを通じて発表したコメントに、以下の部分がある。

 「先生からは『死因は“急性呼吸不全”ですが、その原因には、中咽頭がん以来の手術や放射線などの影響も含まれますが、最後に受けたモルヒネ系の鎮痛剤の過剰投与による影響も大きい』と伺いました。
 もし、一つ愚痴をお許しいただければ、最後の在宅介護の痛み止めの誤投与が無ければと許せない気持ちです。」

 報道によると、 「大橋さんは度重なるがんの手術と放射線治療などによる衰弱、加えて今年4月に受けた在宅介護の医療機関のモルヒネ系鎮痛剤の誤投与により極端な体力減退に陥り」 と解説されている。

 この「誤投与」をした医師とは、あの伊藤嘉恭もと防衛医大皮膚科講師。防衛医大に勤務していた当時、不適切な手術で障害を発生させ、裁判で敗訴したうえ防衛医大が控訴を断念。この事実は拙書『防衛医大の場合は』で述べたとおり。

 その「美容」手術の結果。撮影は防衛医大の研修医。裁判で伊藤医師は、この手術が美容的に最善であると強弁した。

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 その後、防衛医大を去った伊藤嘉恭医師は、美容クリニックを経営しはじめた。拙書『華麗なる美容外科の恐怖』でも言及しているとおり、当時は『ビューティーコロシアム』というテレビ番組が放送されるなどして美容外科ブームだった。
 
 さらに商売変えをして、千葉県の中でもかなり田舎だと千葉県庁の役人も言っていた大網というところで、大網在宅診療所なるものを開設。 もともと専門外の分野であるが、その当時は保険で報酬が優遇されており、これを一部の医師がビジネスチャンスと捉えて群ったので問題になったことは、厚労省が対策に乗り出したことからすでに報道されている。

 そこへ、千葉にゴルフ場付き自宅を建設して転居した大橋巨泉氏が、千葉県内の医療機関で癌の治療を受けていたところ、すでに報道されているとおり激しい苦痛に悩んでおり、在宅診療で緩和医療を受けることにしたが、近隣で在宅診療をしていた伊藤嘉恭医師がやってきたという経緯だった。

 大網在宅診療所 背景から田舎であることが判る。

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 そして、誤った薬の投与により衰弱がひどくなり、これをかかっていた病院の医師に指摘された遺族は、「許せない気持ち」と声明のなかで述べたということだ。

 ご遺族は、伊藤嘉恭医師の防衛医大での「前科」を知り、 これをマスコミも調べていて、このため当方も週刊誌の記者から防衛医大裁判の原告として取材を受けた。今、『週刊ポスト』の8月1日(月)発売号で1ページの記事になっていて、批判する医師の談話とともに、こちらで話したことも名前入りで載っている。
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追記
サイトにも掲載されたので、この記事だけ読めればよければこちらへ

関連項目
防衛医大訴訟について
肝炎訴訟との関係

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by ruhiginoue | 2016-08-01 06:00 | 社会 | Comments(19)