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by ruhiginoue

カテゴリ:国際( 394 )

 下のグラフは英国選挙での有権者の購読新聞ごとの投票先。

 政党は、青が保守派「保守党」、赤が革新系「労働党」、橙が中道「自由民主党」、黄色が民族主義「スコットランド民族党」、緑がエコロジー「緑の党」、紫が右派「イギリス独立党」、灰色がその他つまり諸派か無所属。

 一番上の保守党支持が圧倒的な『テレグラフ』は一般紙の発行部数一位、論調は保守的で保守党議員に元記者がいるなど親密、一般紙だが三面記事重視、ということで日本なら明らかに『読売』である。

 その下の『エクスプレス』『メール』はどちらもタブロイド紙で保守的であるからライバルだが、部数では『メール』が三倍と圧勝。

 その下の『サン』は右派でゴシップなど下品で有名だが、それだから売れていて英国で発行部数一位である。日本なら『東スポ』だ。

 上記は庶民の読者が多いが、その下にある『タイムス』は高級紙(クオリティペーパー)で、富裕層や知識階級とかインテリとか言われる人に読者が多く、論調は保守的。

 その下の『ファイナンシャルタイムス』は経済紙で、英国より外国での部数が多く、英字紙で発行部数が一位。日本ではしいて言えば『日経』か。

 その下の『スター』は芸能や下ネタが多く、『サン』のライバルのような存在。

 その下の『ミラー』は中道左派で、労働党支持を公式に標榜している。英国メディアがイラク戦争に翼賛か日和見だったのに対し、唯一反対を表明した。

 その下『インディペンデント』はリベラルな高級紙で、かつては紙の新聞も出していて『ガーディアン』から読者を奪っていたが、経営の問題からオンラインに特化した。

 一番下の『ガーディアン』は『タイムス』とともにジャーナリズム研究分野で英国の新聞としては世界的高級紙とされ、インテリ好み、保守の『タイムス』よりリベラル、娯楽味がある『テレグラフ』より硬い記事が多めである。日本なら『朝日』に近い。

 この調査が正確なら、イギリスでは新聞の傾向と選挙での投票がはっきりしている。これに対して、日本ではここまでにはなるまい。宅配が多くて報道や論調を意識しないでいる人たちがけっこういるからだ。


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by ruhiginoue | 2017-06-14 20:36 | 国際 | Comments(2)
 今朝はNHKがFM放送の音楽番組を中断して、北朝鮮が何か発射したということを韓国の軍から聞いたというのを韓国のメディアが発表した、という三段階の間接情報をちょっと流したうえで、古い情報を付け加えてながら延々と北朝鮮が戦争を始めようとしているかのようにステリックに叫んだ。

 そして、結局はどうだったかというと、北朝鮮が対艦ミサイル発射の訓練ないし実験をしたとみられ、弾道ミサイルではないから日本の安全保障上の問題ではないということだった。
 たったこれだけの説明で済むことを、NHKは音楽を中断して延々と、新しい情報も緊急の情報も無いまま、政府が対応に大忙しであると喚き散らす広報をした。ちょうどFMではハイドンの交響曲『時計』の有名な第二楽章の途中で、それからさらに次の曲が終わりそうになるまでという長さであった。
 これは、国内の問題を外に逸らそうとする政府の意を受けたものだろうが、その内容だけでなくアナウンサーの物々しい口調まで朝鮮中央通信に似てきた。しかし、そろそろ「またか」という反応になってきたことだろう。

 しかし、ここでNHKではなく日本政府に訊きたいことがある。先にトランプ大統領の指示でアメリカ軍の艦隊が出動しており、このように、敵対する外国の武装した軍艦が領海に接近してきて威嚇したら、地対艦ミサイルを誇示して抑止しようとするのは、当たり前のことじゃないか、それとも不適切なのか、防衛相と自衛隊の幕僚長に見解を伺いたい。
 これを国会で質問されたら、なんと答弁するだろう。


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 もう一つ北朝鮮がらみで、自民党の古屋圭司選挙対策委員長が、先日「北朝鮮は、今年は9回もミサイルを撃っている。デブの金正恩(キムジョンウン、朝鮮労働党委員長)っていうどうしようもない人。北朝鮮は伝統的に融和策をとっても解決しない」と演説したが、体形などは無関係であり、そんな言葉づかいは品が無く、外交上も悪影響だから、政権与党の要職にある人の言葉として不適切だという批判があった。
 それも、もちろん褒められたことではないが、先に述べたとおりのアメリカについては、どうなのか。沈黙したままで「伝統的」では話にならず、外交も安全保障も駄目ということになる。

 そして、マスコミ報道では「デブ」と言ったことが見出しになっていたりするが、むしろ重要なのは、そのあとに続く「(拉致被害者は)みな生きている。」のほうだ。なんで判るのか。どんな情報に基づいているのか。
 これとは逆に田原総一朗がテレビで「みんな死んでいる」と発言し、外務省の人から直接聞いたと言ったものの外務省から否定されて謝罪したことがあった。これだけでなく田原という人は、よく、自分だけが特別に知っていると得意になって話して、そこに何の根拠もないことが何度もあった。
 そんな口から出まかせするテレビ司会者と自民党の選挙対策委員長が同じでは困るだろう。これも問い糺したい話だ。



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by ruhiginoue | 2017-06-08 16:07 | 国際 | Comments(2)
 前にも述べたとおり、世論調査の電話はマスコミを装った思想調査だったりすることがあり、そんな偽装の調査を企業の依頼で就職の採否を決める材料としてやったという興信所に勤務する人の証言もある。
 これを恐れて、与党支持だと答える人がよくいる。だからマスコミの発表を信じてはいけないし、また発表することが雰囲気づくりの世論操作という面もあるから要注意だ。

 しかし、世論調査のおかしな結果には他にも原因がある。安倍内閣が政策破綻のうえ不祥事続きであり、だから世論調査でも個別の政策に対する評価は低いのだが、なのに支持率が急落はしない。そして若い世代ほど支持が高い。
 これは、不安のために現状維持を志向している、ということらしい。そういう分析がある。つまり若い世代ほど物心ともに貧しいということだ。自分の経験でも、困窮しているときほど変化を恐れるようになる。綱渡りをしているときに微風が吹いてもビクビクしてしまう感覚のようなものだ。

 また、もしも世論調査で、内閣の支持とともに中国や韓国について好感を持っているかと質問すれば、おそらく安倍内閣を支持する者のほとんどが嫌悪感を持つと回答するだろう。これをわかっているから、安倍内閣は非常識でも下品でもお構いなしに憎悪を煽っているのだ。
 そして、政策がうまくいっていないから、悪いのは隣国だとけしかけ、それに乗せられるのは、政策がうまくいかないことによって苦しめられている人たちで、なぜなら他にはけ口が無いから、という悪循環の図式が成り立つわけだ。

 こうなると、まともな議論や主張は通用しない。憎悪を煽る政治家たちはもちろん、その犠牲者でありながら支持する者たちも「屠殺人に懐く家畜」とみなして同情しないことだ。




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by ruhiginoue | 2017-05-30 21:17 | 国際 | Comments(0)
 過日、テレビでとりあげられた北朝鮮の技術者優遇が話題になった。
 もともと、都会と地方との格差はどこの国にもあるが、北朝鮮には極端な特徴があって、辺鄙なところでみすぼらしい生活をしている人たちと、都会で東京と大して変わらない生活をしている人たちとで、その違いがすごいと言われ、どちらになるかは子供が成績優秀かスポーツや芸術の才能があるか、などが影響するから北朝鮮の人たちは子供の教育に熱心だといわれてきた。

 これに対して日本はどうか。教育と学術が冷遇されていることについて、いちいち言うまでもない。
 それと同時に、政府の相談役のようにしている「文化人」たちは、どんな発言をしているか。例の百田尚樹が漢文を学校教科から無くせと言ったり、曾野綾子が連立方程式は自分にとって無用だったから要らないと言ったりしている。
 これは、なんてことない自分が学校で苦手だった科目は自分の頭が悪いんじゃなくその科目が悪いと否定しようとする「他罰的傾向」があるということだろう。よく劣等感を持つネトウヨが、そんな教科は要らないとか、授業が解らなかったのは日教組のせいだとか、そんなふうに責任転嫁をしているが、これと同じだ。

 しかしネトウヨは笑い話ですむが、政府の要人および政府に影響力がある人だったら、笑っていられない。前に曽野綾子が、白人と黒人は性格が違うので別々に住むべきだと産経新聞に書いて「人種隔離(アパルトヘイト)」の推奨だとして国際的に批判されたが、それは一介のモノカキではなく政府の委員などをよくしている人だったからだ。
 これと同じことで、産経の「正論大賞」をもらうには連立方程式なんて要らないだろうが、そんなことを言う人が政府の肝いりで教育を審議したりする諮問機関の構成員などをしているのでは危ないことになるだろう。北朝鮮が教育に力を入れ技術者を優遇しているのに、日本の政府は方程式なんて要らないという人の意見を重宝がっていたのだから。

 また、科学技術だけじゃなく文学だって、古文と漢文を勉強するから、大昔から中国は「論語」「兵法」なのに、日本は「つれづれなるままに」「はるはあけぼの」だったと悟り、国際社会でしっかりしなきゃいけないと思うものだ。その自覚なしに、ただ百田尚樹のような嫌中ヘイトスピーチやってりゃ負けてしまう。

 こんな「文化人」たちが、なぜ日本政府から贔屓されるのか。他でもない総理大臣が子供のころから勉強嫌いで、お坊ちゃま私立大学を必修科目未履修で卒業し、国会でカンニングペーパーの漢字を誤読したり立法府と行政府の取り違えしたり、という醜態である。北朝鮮も三代目だが、真面目でよく勉強し成績が良かったから、まだ若いけど後継者にしようということになり、放蕩息子の兄貴は邪魔になって殺された。
 つまり北朝鮮と違い日本の三代目は実に劣等で、だから親しくしたがる相手も同類項となるわけだ。

 そして、その同類項たちが委員になり教育政策やNHKにまで関与し、そもそも政府の政策自体が教育や学術を冷遇しているから国立大学の国際ランクが低下する。一方で北朝鮮は教育や科学を優遇しミサイルも遠くまで飛ぶようになってきて、これが脅威だと政府は言うなら、まずあんたらが辞職しろと言いたい。

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by ruhiginoue | 2017-05-20 17:06 | 国際 | Comments(3)
 ロシアの日本語サイト「スプートニク」が、日本向けにアンケートをしており、安倍総理の主張する憲法改正についてどう思うかというものだが、選択肢が次のようになっている。
 1その内容が良いので賛成 2その内容が悪いから反対 3その内容では無意味だから反対 4憲法を読んだことが無いので何とも言えない

 これに、安倍総理が正直に回答したら、絶対に4だろう。冗談や皮肉ではなく。
 このうち3の意味がないというものは、自民党からも指摘が出ている。安倍総理は、2項まである憲法9条に3項を付け加えて自衛隊の存在を明記するという。そうなると、2項とどう整合性をとるのか、これまで日本政府は前の二つの項に反しないように限定しているから自衛隊は合憲であるとしてきたが、それは嘘だったということなのか、という問題が発生する。
 すると安倍総理は、合憲だけど違憲の疑いを持たれるので持たれないようにすると言った。こんな無茶苦茶を言うし、他のことでも前に行政府と立法府を間違えたりしたのだから、憲法を読んだことが無いこと確実だ。

 ほんとうの意味で憲法を改正したいのなら、例えば、軍事力保持を明記し、ただし自衛に徹しなければならないとし、そのために、どこの国とも、いかなる内容でも、軍事同盟を締結しない、という趣旨にして、安保条約は破棄、米軍基地撤去、というのはどうかと提案するなら、賛否とは別に議論や国民投票する意義があるだろう。
 それでアメリカをはじめ諸外国がどう反応するか、軍事費がよけいにかからないか、などの心配もある。
 しかし真の独立というなら外交も成功させるべきで、その自信が無ければ諦めたほうがいい。それに軍事費が増えても、その一方では、オスプレイに象徴される無用なものを在庫処分で割高値段で売りつけられることも、「思いやり予算」で米軍司令官の奥さんの化粧品代まで日本国民の税金で負担させられる卑屈なことも、沖縄の観光資源破壊も、横田のように首都の真ん中に外国軍基地がある屈辱も、厚木基地のすさまじい騒音も、米兵による暴行事件も、みんな無くなる。
 さて、どちらを選ぼうか。

 こういう現実の問題を解決する具体的な劇的変化のために議論をして、国民投票にかけるというなら、その手間暇費用は、結果がどちらであっても無駄ではない。
 ところが、安倍総理はただ条文を変えたいだけ。虚しい実績が欲しいだけで中身が無い。こんなことにつきあわされるなんて御免と思う人も多いはずだが、安倍総理と同じ頭の程度の日本国民も少なくないので、困ったものである。
 もう日本お終いということだ。
 


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by ruhiginoue | 2017-05-06 15:07 | 国際 | Comments(2)
 米国が4月6日突如シリア空軍基地を巡航ミサイル「トマホーク」ミサイル59発を発射して攻撃し、軍人6名と周辺の民間人9人が死亡したと報じられた。

 この攻撃は米国の自衛行動ではなく、国連安全保障理事会の決議によるものでもないから「侵略行為」である。仮にシリア軍が化学兵器を使用したとしても、これに米国が報復攻撃をする法的根拠はないからだ。

 そもそもシリア軍が攻撃に化学兵器を使ったことは大いに疑問であり、なぜなら証拠がないうえあり得ないと考える材料ばかりだからだ。そして、昔からアメリカの大統領にとって最も手っ取り早い支持率回復の方法は戦争である。


 これらは、なにかと悪役に仕立てられているトランプ大統領だからこそ検証がなされ疑いを呈するメディアもあるけれど、その前のリビアの時などオバマ大統領だったから正しいに違いないと単純な報道がされたわけだ。ブッシュ大統領のイラク戦争を批判していた、ノーベル平和賞のオバマ大統領だからという程度のこと。
 このように報道は単純でいい加減なのだ。
 だいたい大統領が誰であっても、戦争するのは神輿を担いでる者たちで、神輿は勝手に歩けない。

 そして、シリアと北朝鮮に戦争をしかけることについても、右派のトランプ大統領がやることだからと批判している人たちが相当程度いるようだが、そのうちかなり多くが、もしヒラリークリントンが大統領だったら「民主主義国のリベラルな政府が独裁者を倒し自由のない国民を救うためだ」と支持していることだろう。
 これだから、誰が大統領になってもどうせ戦争をするのだから、トランプが大統領だったおかげで検証と批判をされるからまだマシである。

 また、北朝鮮政府は、自民党のように「ミサイル開発をやめろというならアメリカから攻撃されない方法の対案を出せ」と言うべきだ。他にどうすればいいのだろうか。もしも核を手放したら、たちまちNATO軍の攻撃をうけてしまう。
 だから、北朝鮮は抑止力を得ようとして発射実験を反復している。つまり「誇示」や「威嚇」をしているのだが、これを大手マスメディアは「挑発」を繰り返していると表現している。これは不適切な表現であるどころか意味を逆にしている。
 こうしたマスメディアのデタラメに騙されてはいけない。
 

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by ruhiginoue | 2017-04-14 07:33 | 国際 | Comments(4)
 シリアはロシアの協力を受けてイスラム過激派らを討伐し、とにかく内戦の殺戮と混乱が収まってくれればよいとシリア国民も歓迎しているのだから、そんなところで政府軍から毒ガス攻撃というのは現実的ではないと指摘されていているし確証もないのだが、そんなことはお構いなしで戦争をしようというのが欧米の「戦争屋」に支配された政治と、その広報でしかないマスメディアである。
 だから国連での芝居がかったアメリカの態度は、すでにイラクとリビアのときのでっち上げ非難で見飽きており空々しいのだが、そんなことは演じている者だってわかっているはずだ。しかしいくら批判されても罵られても、平気だろう。
 
 そして北朝鮮へと矛先が唐突に向かうが、もともと北朝鮮はアメリカから攻撃をされたら韓国を攻撃し首都を壊滅状態に陥れ国そのものが破滅的な状態になるよう準備を整えることで防止して来たし、最近ではさらに技術の進歩があって韓国さらに日本にも攻撃をできるように尽力しているから、ここでアメリカが下手なことをすれば東アジア全体が滅茶滅茶になってしまうということで、やめて欲しいし、できないだろうと推測もされ、これは希望的ではなく現実的なのだが、それでも戦争にもっていこうとしていることだけは確実だ。

 すでに、リビアの前例がある。リビアは欧米との経済協力関係を結んで対立をやめ、軍事開発を中止し、欧米との相互利益を図り、国内も経済的に繁栄させていた。ここで戦争となれば周辺も不安定になり欧米も大損であるから、これを担保にしてリビアは戦争を防げると考えていた。
 これは、それまでの常識では、正しかった。しかし、もう欧米に常識は通用しなかった。そしてリビアは、繁栄していたのに国民はみんな貧困だとか民主化運動を軍が弾圧したとか嘘の報道を欧米のマスコミに流されたうえNATO軍から攻撃を受けて破滅的状態となり、難民の乗った船が遭難する、なんてことまで起きるようになってしまった。

 どうして、欧米はこれまでの常識が通用しなくなったのか。日本の政治も同じだが、完全に行き詰まって破滅を志向はじめたとしか言いようがない。そして外国を巻き添えにしてしまおうということで、まずは目障りな政権とか体制とかの国々を標的にするのだ。
 このような現状であるから、ほんとうに戦争で滅茶苦茶になることは現実味がある。
 
 この背景および操られたメディアの問題は、拙書『朝日新聞の逆襲』で詳しく述べたつもりだが、この部分は受け容れられていないという残念な状態である。

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by ruhiginoue | 2017-04-12 22:55 | 国際 | Comments(0)
 先日、給付型奨学金について「我々の世代は学費くらい自分でバイトして稼いだもんだ。甘やかすんじゃねえ」と言っている老人たちの妄言が批判されているという話をした。
 そういうことを言っている六十~七十歳代の老人たちの時代とは違い、今では学費が桁違いに高くなっているうえ勉強も厳しいから給付型奨学金が必要なのだが、この現実を老人たちは知らない。あるいは認めたがらない。

 また、「自分たちの世代が苦労したんだから後の世代の人も苦労しなきゃ面白くねぇ」と言う老人たちは本当は苦労していない、という指摘がされていることも前に述べたけれど、それとは別に、後の世代がなにかしら良くなることへ嫉妬して嫌がらせしていることもある。

 これは隣の韓国で兵役がなくならないのと同じだろう。自分たちは若いころに兵役でつらい思いをしたから、それを後の世代には無くしてあげたいと思うのではなく、同じ嫌な目に遭わせてやらないと不公平だという不合理な感情である。
 これにより、もっとも伸びる時期に水を注されてしまい、人材の育成にとって妨害となり社会の発展にも悪影響し、これは昔から指摘されてきたことなのだが一向に改まらず、個々人がつらいだけでなく国力の衰退にもつながっている。

 この一方で北朝鮮は、若者は兵役より勉強や労働で頑張って国づくりに貢献するべきだという方針に転換している。
 かつてアメリカが韓国と日本に協力させて合同軍事演習を繰り返すと、これに威圧された北側は総動員で警戒に当たっていたが、その繰り返しによって働く暇もなくなり停滞してしまった。
 しかも、昔はともかく今では巡航ミサイルが飛んできたりするのだから、いくら軍隊に人を動員しても攻撃を防げない。それならミサイルを開発しながら若い者は勉強したり働いたりしたほうが良いということに当然なった。

 そして北朝鮮は建設ラッシュと言われるように建物や道路がつぎつぎに完成しているし、都会ではピザの店で若い人たちが働いたり食っていたりという、東京かと一瞬見間違える様子を外国メディアが放映していたりする。
 これらは、緊張感の強さから現実的で合理的な選択をせざるを得ないということだろう。北朝鮮に比べれば韓国も日本も緊張感が乏しいから、老人どもが若者に無意味な嫌がらせをするゆとりがあるということだ。
 しかし、そんな緊張感が欠如したことでは、韓国も日本も衰退が酷くなるばかりだろう。

 このように、本当の意味での緊張感が欠如しているので、これも前から言って来たことだが、日本ではタカ派ほど平和ボケしているのだ。
 また北朝鮮はミサイルを発射し、これは米大統領と日本首相の会談の最中に反応を見るつもりなどと憶測されているが、このミサイル開発について、知り合いの社民党の議員は「軍事はいけない。何でも話し合いで解決するべきだ」と批判していた。
 こうした社民党的護憲派とでもいうような考え方にいつも猛反対して現実主義者を気取っている人たちが、なんで北朝鮮を非難するのだろうか。「国防と安全保障に熱心な北朝鮮は偉い」と褒めるべきじゃないか?これが毎度不可解である。

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by ruhiginoue | 2017-02-15 12:42 | 国際 | Comments(7)
 スターバックスコーヒーが難民を従業員として雇うと表明したところ「難民よりアメリカ人を雇え!」と怒りのボイコット運動が勃発したという。どうせ偽善だとか安い労働力を欲しいだけだとか非難もされてしまった。

 こうなるのも、スタバは911事件で救出作業する人達に水を提供するにも代金を要求した位の超ウルトラ守銭奴ドケチだったからで、つまり普段からの行動が悪くて信用されないということだ。
 では日本が難民を受け入れると言ったら、もちろん信用されるわけがいない。難民を受け入れるなら先ずブラック企業をなんとかしないといけない。

 そもそも、難民として受け入れてもらうより、難民になりたくない。当たり前だ。なのに紛争をけしかける側を擁護し、内戦の平定を非難する一方で難民を受け入れるのが人道的とか言ってる人がいて、とんだマッチポンプだし、もしかすると安い奴隷的な労働力が欲しい企業がスポンサーなのかと疑われる。例えば例の朝日新聞の川上泰徳もと記者のシリア情勢などにおける一連の言動である。こんな人に発言の場を与え居ているのだから、朝日新聞WebRonzaにも呆れるしかない。

 ところで、スターバックスコーヒーはイスラエル支援企業だからと嫌う人がいるが、前から言われているこのことはデマであると言う人もいて、スタバの経営者からは噂であると否定する発言が出ている。
 たしかに、もともと疑惑をもたれていていたが決定的な証拠があったわけではないし、前にここでも述べたが、むしろ日本ではスタバジャパンの経営をしているのが石原慎太郎と幼馴染の人だから印象が悪いという人が目立った。

 それに、ほんとうにスタバを嫌う人たちは、スタバのコーヒーなんて値段が高くて飲んだら不味かったという本質的な反感を持っている。あんな値段では、飲み物代と昼飯代が変わらないくらいになってしまうし、そんな値段を出す価値のある味ではないし、ドトールとかセブンイレブンのコーヒーのほうがよほど美味しくて安い、ということだ。

 また、どうもコーヒー豆以外のものが混ぜてあるような感触がすると言う人たちもいる。日本のインスタントコーヒーだと昔からあったことで、かつて練馬大根が大豊作で大量に売れ残ったから乾燥させ焼き焦がし豆の香りをつけたインスタントコーヒーが作られ、これがほんとの「ダイコンミズマシ」だと言われたものだった。

 ところがアメリカのCBSドキュメントは、スタバがいかに味に気を使っているかというネタを放送していたが、これでは報道ではなく宣伝だ。
 とにかく、『プラダを着た悪魔』などハリウッド映画にも描かれるように、セレブの拘りと気取っている人たちがスタバを購入しているのだから、高くて不味くても良いということだ。



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by ruhiginoue | 2017-02-06 20:14 | 国際 | Comments(4)
 ドナルドトランプ大統領が就任したが、このトランプ氏を厳しく批判してきたオリバーストーン監督は「トランプ大統領もあながち悪くない」と「意外な評価」をしていると報道されている。
 しかし、これは決して意外なことではない。

 この件でオリバーストーン監督は「ヒラリークリントンが勝っていれば危険だった。彼女は本来の意味でのリベラルではない。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じている。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。大統領になっていたら世界中で戦争が増え、第三次大戦の可能性さえあった」と言う。

 たしかに、何度も強調してきたとおりヒラリークリントンは、国務長官の時に、アメリカが軍事介入することで戦争になり人が死ぬことを甲高い声をあげてゲラゲラ笑いながら語った様子が動画サイトで話題になって大顰蹙だったうえ、次は大統領になってもっと戦争をして人殺しするつもりだと言う狂気であった。
 これではドナルドトランプが嫌いな人でも、対抗候補のヒラリークリントンに投票したくなくなる。

 こうしたヒラリークリントンのような上昇志向ばかり強い女性は好戦的で、その実例は他にも日本の防衛相や都知事などにも見受けられるが、そういうのとは別に、オリバーストーンが外国に軍事介入したがる「リベラル」を警戒しているのは、かつて急遽ケネディの跡を継いだジョンソン大統領が大きな政府を志向するリベラルな政策を推進する一方でベトナム戦争を拡大した現実が念頭にあるからだろう。

 だから同監督の映画では、『JFK』でベトナム戦争に消極的だったケネディ大統領が暗殺されたのは軍産複合体の陰謀とされ、『七月四日に生まれて』で実在のベトナム帰還兵ロンコービックをモデルにした主人公が車椅子で共和党の集会に押しかけ「北爆をやめろ」と絶叫し、この北爆は戦争を解決するためだという大統領を描いた『ニクソン』でニクソン大統領に「ベトナム戦争はそもそも民主党が始めたことじゃないか」と言わせている。

 そしてオリバーストーン監督は、ロンポール議員を応援してもいた。同議員は基本的に保守派であり共和党に所属していたが、同党は大きな政府を志向するようになってしまったと批判し、第三極のリバタリアン党に入ったこともあり、大統領選挙に繰り返し立候補して、そのたびに「小さな政府ならまず軍縮を」と訴え、軍事は増強するけれど専守防衛に徹して外国に軍隊を常駐させるべきではなく軍事介入などもってのほか、という方針を訴えつづけた。

 こうしたロンポール議員を支持したり、よく知っている者には、政治経済についてマスコミよりインターネットから情報を得る者たちが圧倒的に多いという特徴が指摘されている。
 だからこのブログでも同議員に関わる話が出て来て海外のサイトに翻訳をスーパーインポーズしたりしていたが、これはバイリンガルというほどではないがある程度という者たちで訳したあと互いに見せ合って不自然な部分を指摘し合う作業をしたからだった。今ではもっと堪能な人たちが楽々とやっているので、その手間は無用になったが。

 このため、オリバーストーン監督は批判してきたドナルドトランプ氏が大統領になったら、ヒラリークリントンよりマシだと言い出した、ということについて容易に受け入れられるのだ。

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by ruhiginoue | 2017-01-24 15:27 | 国際 | Comments(14)