井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:国際( 403 )

 トレードマークのカストロ帽といえば日本だと長谷川和彦だった。監督作品『青春の殺人者』と『太陽を盗んだ男』にカメオ出演しているときにもかぶっている。これはネットで拾った写真。

f0133526_15412091.jpg



 カストロで印象的だったことは、まず、キューバの街中で外国のテレビがインタビューしているのに答える市民たちが、けっこう率直にカストロについて語っていて、その政策などについては平気で批判しながら人柄のことになると「ただ、彼は好きだよ」と言って、それが正直なところというふうだったことだ。これはキューバの国民性とカストロのカリスマ性のためだろう。

 また、アメリカの大統領選挙で、ブッシュ父は経験の長さをウリにしたが、若さをウリにするクリントン夫に敗北した件で、どう思うかと問われたカストロは、「経験も若さも大事だ。若いうちに経験があることが理想的だが」と言っていたこと。彼は若いうちから色々と経験したが、後から、あの時もっと知っていたらという思いもたくさんあっただろう。

 ところで、キューバ革命の直後、カストロはアメリカでも英雄とたたえられていて友好的だったが、改革の中で外国人の土地所有を禁止し米企業の利益を損ねたため対立した。これはNHKなども報じた世界の常識だが、米の報道だけ違った。CBSのいつも「リベラルな」マイク ウォーレス記者は、カストロが反対派を処刑したことをアメリカが非難したからだと述べた。


 こういう報道に触れているうちに、アメリカの「リベラル」は全部まやかしだと気づいたし、アメリカの大手報道も、その受け売り拡散をする日本の大手マスコミのことも信じてはいけないと確信した。




[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-30 18:28 | 国際 | Comments(5)
 キューバのカストロもと議長が亡くなった。90歳だったそうで、彼はアメリカが滅びるまでは死なんぞと頑張っていたがトランプが大統領になって夢が叶うと思い逝った、という冗談が言われている。

 ところで、キューバは貧しいというのは派手な商品が出回っていないだけで、医療や教育などの充実まで含めて比較すると、特にアメリカがそうだが、貧富の差が大きくて一部の人だけ贅沢している国のほうが生活の点でダメだという指摘がある。
 そうなると日本もかなり拙いのだが、自分が恵まれていて努力しないでいい生活している人としては、よい国ということになる。

 その最悪の例として、中学のときの学年主任がいた。親から継いだ事業のため働かなくても良い身分だから趣味で教師をしていると公言し、担当の社会科では反共ぶりを発揮して、「ソ連では行列して買い物をする」など、当時の水準としても陳腐な話をしていた。
 だから「作りすぎて余らないようにするのが悪いのか」と質問されても答えられず、「庶民が貧しいのは宇宙開発や軍事の予算が多すぎるからではないのか」と、よく言われることを質問されても、「防衛費は多ければ多いほどいいんだ。日本も徴兵制度を復活させるべきなんだ」と頓珍漢な反応だったが、特に呆れるのが「医療や教育が無料であることは良いのではないか」という質問には、「私はうちが金持ちだから関係ない」と。

 この程度の教師はよくいるから、今でいう学校リスクの一種なのだろうし、当時はモスクワの行列についてマスコミが政治的意図から宣伝していたので、鵜呑みにしていたり洗脳されている人も少なくなかった。

 後に、例えば宮崎駿は「肉なんて本来は行列して買うくらいが健全でしょう。そのほうが地球は綺麗ですよ」と言って、不自然な大量生産が汚染を引き起こしていることの象徴として引き合いにだしていたけど、そういうことが言われるより前の時代ではあった。
 もちろん、それよりもっと前から指摘はあった。それが『ノストラダムスの大予言』の映画化にも出てきて、人口の増えすぎで食糧難になるという問題を話し合う国際会議でアフリカの代表が「人口増加というが、世界中の農業で生産されている穀物があれば全人類が飢えることはない。ところが、その穀物を家畜の餌にして食肉に変えるからロスが生じて、鶏だと二割、豚だと五割、牛だと七割が、ロスになる。こうした欧米を中心とした一部の国の贅沢が食糧難の原因である」と発言する。
 
 すると、こういう話をしていると今度は国語の女性の教師が出て来て叱る。「SFなんてくだらない」「古典や名作を」「不安を煽るものではなく、心が豊かになるものを」と言って、「はるはあけぼのようようしろくやりゆく・・・・・」を丸暗記しなさいなどと強要するのだった。これも学校リスクではないか。

 しかし、昔から不可解と言われていたのは、モスクワの行列で、そもそも金が無いとか店に商品が無いというなら買い物に行く人がいないはずなのに、なんで行列するのかということだった。
 それで、直接見た人たちの証言によると、特売品のようなものが来た時は、みんなが買いに来て混雑し、それが無くなると店の棚がほとんど空になり、それをわざと西側のテレビなどが撮影して悪宣伝に使っていたということと、あの行列は買い物ではなくその会計であったということだ。料金計算してその場で支払をするのではなく会計が別窓口で、そこに一気に客が来るから行列になっていた。
 これは日本だとよく病院がそうであるが、このほうが計算しやすくていいのだけど客は二度手間になる。しかしモスクワのスーパーは日本の大学病院と同じで、客の手間を省いてやろうという発想がなかったということだった。

 どうであれ、当時から違和感はあったけれど、主観的願望で語る社会科教師のような人と、社会性のない国語教師のような人(理科などにもいるが)がいて、そんな人たちのほうが、洗脳されやすい人を作るには好都合だから権力が重宝がる、という図式なのだろう。

 


[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-28 17:37 | 国際 | Comments(1)

海自の哨戒機P1

 海上自衛隊の哨戒機P1が初の海外訓練に出発したという報道で、ニュージーランドがらみということから、最近では同国に不信感をもっているので良い印象ではなかった。

 それはともかく、これは前にも日本で作ろうとしていたのに、田中内閣がアメリカの圧力を受けてロッキード社から買うことになったという過去がある。そのロッキードP3Cは、旅客機の機体を基盤としていて、そこにレーダーなどパトロール機としての装備を施したものだった。だから日本の航空機に基づいていても特に変わりはなかった。

 なのにアメリカから買えと言われて田中内閣は従い、それでロッキード社から買うことになり、裏で金が動いたのではないか、対潜哨戒ではなく対銭紹介じゃないかと皮肉られ、さらに旅客機で「ロッキード疑獄事件」があり、これで田中角栄総理は後に逮捕までされている。だから、今また田中角栄リバイバルブームで、失脚はアメリカの陰謀だと言われているわけだ。

 そして、前にアメリカに屈した日本政府のため悔しがっていた川崎が中心になって国産品を作ったということだが、他にも航空自衛隊のF2を日本で作ろうとしたらアメリカと一緒にF16を改造することになったことがあるので、もう事情が変わったのだろうかと思った。

 それで、P1の開発には携わった人たちが大勢いるので、その一人である自衛官(当時)に尋ねたところ、F2の時には背景に日米貿易摩擦があったのでアメリカがとやかく言って来たのであり、その後はやはり事情が変わっていて、そして日本が独自にP1の開発をできたということだった。

 また、エンジンと機体は別、機体でも胴体と翼は別、というように、部品による会社の得意分野から、別々の会社が作ったものが合わさっていて、その統括も開発にさいして重要な仕事だったということだ。
 これは、アメリカでも部分的にボーイングだったりロッキードマーチンだったりするし、ロシアでもスホーイだったりミグだったりするようなことだろう。

 そういうことで完成したP1は、今は普通に飛んでいるようだが、前にできたと思って飛ばそうとしたら機体がボキッみたいなことがあって、あの当時はその自衛官の奥さんが「夫は今たいへん」と言っていた。
 
 このように、設計どおりにちゃんと作れたかは大変な心配だが、そもそも設計が大丈夫なのかということも心配になるという。
 その話のとき、余談だがF14はF15より設計的には完璧だったが、設計が完璧だと余地が無いため目的を果たしたら用済みになってしまうという、よく語られることを訊いてみたところ、「たしかに、F14はもう全部退役したけど、F15は改造しながら今でも使っている」ということだ。
 
 これについて、人間もそうではないか、人生設計に欠陥がある者のほうが、長く活躍できるのではないか、と考えたのだった。
 



[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-17 18:39 | 国際 | Comments(0)

不動産王か初の女性か

 アメリカの大統領選挙は、日本なら、橋下徹なんかとんでもないことになってしまうからこっちの弁護士だった女性に投票しようと言われたけど、それが稲田朋美だったのでもっと嫌だった、というような感じだと書いたら、それでも彼女たちの頭の出来は大違いだと指摘された。
 たしかに、クリントン夫妻はともに政治家になる前は弁護士だったけど、特にヒラリーは売れていて、全米弁護士ベスト100にランキングしていたから、稲田朋美のように売れないので右翼発言を右翼雑誌に投稿したりで政治家に転じたのとは大違いだ。しかも稲田弁護士は裁判の方で連戦連敗である。

 それにしても、アメリカの大統領は誰がなっても戦争ということに変わりはない。共和党と民主党は、ウルトラセブンの最終話に出て来た双頭怪獣バンドンみたいなものである。

f0133526_14465219.jpg


 だから二大政党に対して「第三極」とマスメディアは騒ぐが、それにしてもキングギドラのどの頭に噛みつかれたいか選べと迫られているようなものだ。

 ところで、外国人の知人に貸したら持って帰国してしまい返してもらえない映画のビデオが二つあり、一つがこれで、風刺で「不動産王クランプ氏」が出てくる。それが中国人の下から逃げ出した怪物を相手に大騒ぎになるのだから、新大統領が中国がらみで悶着を起こしたら映画が現実となったようなものだ。

f0133526_14524698.jpg



 もうひとつが、初の女性大統領を夢見る十代の少女という映画。

f0133526_14535560.jpg



 この二作が、偶然だが貸して返してもらえず、なぜか大統領選挙の候補たちと関連していたわけだ。まあ、当時のVHS方式ビデオだったから惜しくはないが。
 しかし、なんでこの二作かというと、フィビィー ケイツとジェニファー コネリーが出ていて、この二人こそ世界一の美少女の双璧ということだった。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-12 15:01 | 国際 | Comments(8)
 アメリカでは、大統領選挙の結果に対して抗議のデモが頻発しているが、この背景には間接選挙により得票が当落に直結しない選挙制度が前から問題になってきたことがある。
 しかし、このことは同時に、もう少しで結果が逆になりもしたのに、それだけの魅力がない対立候補だったからだ、ということができる。
 そして、それはヒラリー クリントンという候補者の人柄に難があったからであると同時に、そんな候補者を選んでしまった民主党の堕落がある。

 そんなにトランプなんていう人が大統領になるのが気に入らないなら、なんでサンダースじゃなくヒラリーが候補になった時点で文句を言わなかったのか。民主党に対して抗議のデモをかけなかったのか。終わってから文句を言っても仕方ない。

 そもそも、金持ちの支持者が多い共和党に対し、民主党の支持基盤は庶民それも労働者であった。それなのにオバマ政権は戦争とグローバリズムで労働者を収奪し苦しめて来たのではないか。実際に、労働者が民主党から離反して共和党へと支持を乗り換えてしまったりもした。
 ところが、ヒラリーはエリートとエスタブリッシュメントしか見ていなかったうえ、庶民とか労働者を見下すようにしていた。

 また、庶民とは異なるが意識の高いインテリとかアーチストとかの階層に属するアメリカ人達は、民主党の候補者が決まって共和党はトランプとなった時すでに、サンダースだったらよかったのだが、仕方ないのでヒラリーを推すしかないという人たちが多かったと言われている。
 それなのに、ヒラリーの選挙運動は、戦略的支持でしかないのを積極的支持されていると勘違いしてしまった。自分達こそが希望の星であるかのように振る舞って「ガラスの天井を破る」などと空虚なスローガンを掲げて自らの言葉に酔っぱらっていた。

 ただし、サンダースという人には裏があるので信用はできない。
 それでも、トランプが説くような発想が許せないというなら、サンダースが対抗するのには相応しいはずだ。かつて議会でボイコットされて、他の議員たちがみんな退席した中で懸命に戦争反対の演説をしたり、社会主義はダメだと言われようと、弱者を保護して平等な社会にするのだと訴え続けたのだから。
 これとは大違いのヒラリーは、トランプと多くの共通点を持ち、輪をかけたような部分まであり、特に戦争に関してはトランプより政策がタカ派というだけでなく、彼女は人格的にも極めて好戦的で、自国内の弱者に対するのと同じように外国に対しても冷酷で残忍残虐だ。
 
 これはアメリカだけのことではない。トランプはダメだと言いながら、サンダースでは左寄りだと難癖をつけてヒラリーにして負けた民主党およびそれを取り巻く人たちの無様さは、日本だと、まず政治では、共産党と共闘すると保守票が逃げると言って自民党と同じになり選挙で勝てなくなる民進党がそうだし、他の分野でも例えばマスコミでは、読売と競争して当たり障りのない記事と論説で読者を失う朝日新聞が、まったく同じではないか。
 つまり、他山の石ではないということだ。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-11 18:30 | 国際 | Comments(14)
 アメリカ大統領選挙に日本から注目が集まってることで、「日本人は自分の国の選挙にもこれくらい関心をもつべきなのに」と嘆くツイートを見かけたが、日本はどの政党が政権に就いても、誰が総理大臣になっても、アメリカの言いなりでなければ辞めさせられるのだから、自国よりアメリカに関心を持つのは当然のことだ。

 そのアメリカ大統領選挙の結果は、日本なら、橋下徹なんかではとんでもないことになってしまうから、こっちの女性のほうに投票しよう、と言われたけど、それが稲田朋美だったので、もっと嫌だった、というような感じだ。

 このトランプの勝利見込みという段階で、カナダに移住の問い合わせが殺到したっていうのはブッシュjrの時と同じだが、それがオバマになって戦争しなくなると期待したら裏切られ、ノーベル平和賞の選者たちもガッカリし、なんでそうなっちゃったのかというと国務長官のヒラリーが戦争をけしかけていたからだ。
 これでは庶民もリベラルも彼女に投票したくないのが当然だろう。

 ところで、マスコミや調査会社の分析と予想は大ハズレだった。
 これについて、日本人は勝馬に乗ろうとする性質があり、優勢なほうに投票する傾向があると言われるので、マスコミが選挙の予想をすると、優勢だと騒ぐほうを勝たせようとしていて、そうしろと外部から工作もあるのではと言われるが、アメリカ人は逆で、不利な方を応援してやろうと考えあえて投票する人がいるから、米メディアの選挙予想が外れているのはもともとトランプの後押しだったのかもしれないと推測することも可能だ。
 ただし、それはあくまで穿った見方で、ほんとうにハズレすなわち米メディアが日本メディアと同様ダメになっているという印象のほうが強い。

 あと、「有名な芸能人たちがヒラリーを応援したのに、なぜ」というツイートを見かけたが、それだけヒラリーがダメということだし、あと石原プロが総出で応援して当選とかいう日本の方が不健全なのだ。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-09 17:18 | 国際 | Comments(6)
 核禁止条約交渉の国連委決議で、賛成多数となったが、核保有国は反対か棄権であった。アメリカなどは反対、中国は棄権。
 ここで日本は反対した。唯一被爆国の日本がなぜ反対するのか。賛成したいところだがアメリカを気にして棄権どころか反対してしまったのだ。

 この一方で、核開発する北朝鮮は賛成した。このため日本は北朝鮮よりダメだと怒っている人もいる。これは日本が北朝鮮より国際的に劣位であるからだ。つまり、アメリカに対して、北朝鮮は休戦しているが、日本は敗戦している。
 このため、あくまで核保有国に対抗して開発や実験をしている北朝鮮は、みんなで持たないようにするのは賛成ということであるが、日本は核攻撃されて屈服したから核保有国に媚びて反対ということだ。

 そのため、国連委決議で日本が反対したことに「米に追随」であると被爆者は怒りの意を表明し、被団協が抗議文を出した。

 ただ、ここで、日本は被爆体験から核廃絶を訴える立場である、というのは、そもそも日本人の精神構造に反している。日本人は「鬼畜米英」と叫んで戦争して、負けたら「ギブーミーチョコレート」という民族である。だから総理大臣が岸から安倍へと至るのだ。
 
 そして、こうした日本の政治が良くないというのが常に少数派であるのは、他でもない日本人の特質によるものなので、ちょっと政治を批判したくらいで日本そのものに反対しているという「反日」だと非難する人たちがいるのも、むしろ当然のことなのだ。
 
 だから、問題の本質は、敗戦による対米追従ではななく、日本人の発想や性格なのだ。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-11-03 13:08 | 国際 | Comments(8)

大阪はタンツボ

 沖縄県民は「土人」だと警官が罵った事件は海外のメディアでもとりあげられているが、これはほんとうに国連人権理事会に持っていくべき案件だ。
 この差別暴言を吐いた警官と、それを擁護する知事と、擁護のためにデマをテレビでばらまく大阪ってところは、便所の落書きを公共の電波に乗せてしまい、そかもそこで問題発言した人の差別と弱い者いじめが良いと知事や市長にしてしまう土地柄だから普通のことなのだろう。かつて森元総理大臣は、あまりに公共性が無く利己的な土地柄だと憤って「大阪はタンツボだ」と言ったが、他にも子供の給食費を踏み倒し「義務教育やろ、何で払わなあかんねん」と怒鳴るモラルの低い親など、大阪はその精神構造が深刻である。
 
 もともと「琉球人と朝鮮人お断り」の表示が大阪の飲食店などで70年代ぐらいまで普通にあった。他の地方の人は「どこにも偏見はあるけど、あんな露骨な差別をするなんて他の地方じゃありえない」と言っていたものだ。そして、わさび寿司とか土人とか今も大阪は変わっていなかったわけだ。
 もっとも、英国でも「アイルランド人と犬はお断り」の看板が昔は普通に建っていたそうで、『ドラゴン怒りの鉄拳』に、租界地の「中国人と犬は入るべからず」という看板を怒ったブルースリーが壊してしまう場面があったけど、あれは日本が英国の真似をしたのだろう。差別と植民地主義は同根だ。

 しかしこのところ、中国は日本の国債を「爆買い」していて、日経の報道によると買い越し額は三倍になっているそうだ。前からアメリカは放漫財政が原因で国債を中国に大量に引き受けてもらっていて、だからアメリカは中国と喧嘩しているようでいて顔色をうかがってばかりいる。そして中国は同じ効果を狙って日本の国債も、ということではないか。
 それなのに、日本は頼りにならないアメリカのために騒音やら兵士の暴虐があったりの軍事基地を大金かけて作ってやり、それで自然破壊して沖縄でも大変なことになっているのだから、ずいぶんとバカなことをしているとしか言いようがない。


[PR]
by ruhiginoue | 2016-10-25 15:30 | 国際 | Comments(11)
 アメリカの大統領選挙で、トランプ候補は口が悪くて汚い言葉を平気で吐くから問題だと批判されているが、その内容は、汚い言葉で罵る敵であっても仲良くすべきなのが原則で、そのための努力をするのが政治だというものだ。
 方やヒラリー クリントンは上品そうな印象であるが実際は少しも上品ではないし、その話の内容は、敵は戦争して殺せ、敵でなくても自己利益のため侵略しろ、という狂気の沙汰である。
 だから上辺の印象で判断は危険だ。

 だいたい、トランプ候補の下品な発言を叩くのは、はっきり言って馬鹿でもできるし、実際にバカなマスコミが単純に報道している。これに対してクリントン候補の好戦性は理解しにくい。しかし、これは単に上辺の印象から判りにくいというだけではない。彼女の国務長官時代の戦争にかかわる残虐な行為とその言動、および基にある発想の残忍さを、大手マスコミが報道しないので知らない人が多いから理解しにくいのだ。

 これは日本にも通じる問題だ。トランプのように女性に破廉恥な野郎はダメと言われてるけど、ではヒラリーのように鉄の女を気取り戦争大好きで、実際に国務長官時代は大量虐殺経験があり当選したらまた戦争すると堂々と言っている人が、世界最大の軍事大国の大統領になるのはよいのか。そこを考えない人が多いから、単純な好戦性を発揮している稲田や小池といった女性政治家たちがのさばっているんだろう。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-10-22 12:10 | 国際 | Comments(5)
 これまでノーベル文学賞に選ばれたけど受け取らなかったのは二人だが、パステルナークは政治問題になることを恐れて辞退、サルトルは反体制反権威なので拒否、そしてボブ ディランは無視、ということか。

 そういえば、歌詞が文学賞の対象になりうるなら、なぜ生前ジョン レノンは候補にあがってこなかったのだろうかというと、たぶん英国からもらったMBE勲章を返還したから、もしかするとノーベル賞も受け取らないのではないかと考えられたためかもしれない。そう考える人もいる。
 それというのも、勲章を返すさいジョン レノンは英国がベトナム戦争でアメリカを支持したことに抗議すると言ったけど、後に「勲章なんて恥だと思った」と言っているのが記録映画『イマジン』の中にあったからだ。

 そこには他の賞と違い国が与える勲章というものの性質もある。芥川龍之介が「なぜ軍人は酒にも酔わず勲章下げて歩けるのだろうか」と皮肉を書いていたが、ジョン レノンは「戦争の英雄は人を殺して受賞している。人を楽しませたほうがよほど正当な受賞理由」と言って若者の喝采を浴びた。だが、本当の受賞理由は外貨とくに米ドルを獲得して英国経済に多大な貢献をしたからだった。

 また、川端康成が選ばれたのは、他の日本の作家に比べて素直に受け取り政治的に問題ない人だったからとも言われている。大岡昇平は「ノーベル賞に選ばれたのが師匠の川端康成ではなく弟子の三島由紀夫だったら、川端も三島も死ななくて済んだ」と言い、翻訳されて海外に紹介されたらノーベル賞だと言われていた『橋のない川』は、ドナルド キーンらが訳したいと申し入れていたのに、作者の住井すゑは「『雪国』なんかが文学だと思っている人に私の小説は訳せない」と、あいかわらずの毒舌だった。

 あと、大江健三郎はノーベル賞のご褒美に文化勲章という変なシキタリを拒否し、外国の賞はもらっても日本の賞はいらないのかと言われた。同じことを言われたのが黒澤明で、アカデミー賞など世界中の映画賞をたくさん受賞しておいて日本アカデミー賞はボイコットしたためだが、日本アカデミー賞は評判が悪いというだけだ。これは北野武も受賞しておいてその記者会見で皮肉を言っていたほどだ。

 やはり素直にもらっておいて皮肉を言ったのは伊福部昭もそうだった。いまさら国が何の用だと思ったら受賞の知らせなので良かったと思ったが、最初はイラクに行く自衛隊を励ます曲を作れと言われるのかと思ったとチクリ。
 ただ、戦時中は軍から委託というが実態は命令で拒否したら殺されるかもしれなかったという思い出を続けて披露し、笑いを取りながらも冗談ではすまないと言ったのだった。

 その大江健三郎が受賞というさい、ノーベル賞は市民がくれるもので国があたえる勲章とは違うという説明をしていたが、あまり説得力はなかった。
 そんな大江健三郎がせこい処世術をしているという批判は昔からあり、そこで大江を批判してきた本多勝一は賞なんて愚劣なものだとも言い続けてきたが、実は若ころにかなり華々しい受賞歴であり、ボーン上田国際記者賞や日本ジャーナリスト会議(JCJ)賞その他を受けている。
 ところが、これらを多くの記者たちが得意になってひけらかしているのと違い、著書の裏付けにある著者紹介欄などにも記載しないでいる。
 そして前に受けた菊池寛賞を文芸春秋社に拒否して送り返したり、新聞協会賞はもらっていなかったが、それを「残念」とし、なぜなら今年の選考がひどかったので受賞していたら返して抗議の意思を示せたのにと言ったり。

 ということで、賞はもらうよりいらないというほうがカッコイイが、フランスの勲章として最高位にあるレジオンドヌール勲章を拒否した人は「レジオンドヌールは受賞を拒否するだけでは十分ではない。受賞に値しないことが肝要である」と言っていて、もともと勲章にはそういう性質があるけど、特にこの賞はそれなりの知名度でも俗物という人がもらうものだからというわけだ。
 それで外国人としてもらうのが北野武ということであるから、それだと違和感がない。



[PR]
by ruhiginoue | 2016-10-19 22:52 | 国際 | Comments(7)