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by ruhiginoue

カテゴリ:国際( 397 )

 ブリテンの半分くらいを占めるスコットランドは、もともと英語を話していなかった。後からイングランドに飲み込まれるようにされた歴史だ。
 これに反発する人たちがいて、ジェームズ ボンドはスコットランド訛りをわざと話すが、それは演じるショーン コネリーが意識してのことで、彼は世界的に知られる大スターなのに、どうしてビートルズやアレック ギネスのように勲章をもらえないのかというと、スコットランドの民族主義運動に熱心だったからだとささやかれていた。
 そう思われていてはまずいと英国政府も思ったのか叙勲ということになり、するとショーン コネリーはエリザベス女王の前にスコットランドの民族衣装を着て行ったのだった。
 また、国歌斉唱でゴットセーブザクイーンを唄わないサッカー選手もいて、スコットランドの出身者としては、女王陛下とはあくまでイングランドのクイーンだというわけだ。

 あとはアイルランド統一の問題がある。ブリテンに近い北アイルランドは連合王国に属しているが、アイルランドはアイルランドに属するべきという主張も根強い。
 かつてはアイルランド共和国軍(IRA)と名乗る過激派組織が、今のイスラム国やアルカイダより目立っていて、爆弾テロ事件でサッチャー首相が危ない目に遭ってもいた。

 しかしEUでみんな一緒となることで落ち着いていた。それなのに離脱で再燃という次第で、ソ連崩壊の次は連合王国(UK)崩壊かもしれず、ところが投票率7割を超えた国民投票で、実は多くの英国民が「離脱」の意味を理解せぬまま投票していたようだという問題になっている。

 英国は日本と違って民度が高いと誤解している人たちがいる。しかし、フランスでは、ちょっとインテリになるともう「国営放送を真に受けるのはバカ」と言うけど、イギリスでは、ちょうど日本の田舎者がNHKを信奉するみたいに「国営放送だから」と盲信し、よほど左寄りの一部の人が「BBC視聴登録ボイコットしよう」と呼びかけているのが実態だ。

 また『ガーディアン』や『タイムズ』といったクオリティ紙はごく一部の知識階級が読み、圧倒的多数の庶民は『サン』や『スター』など発行数百万部を誇るゴシップ紙を読むという国だ。 日本だったら、朝日新聞より東京スポーツが何倍も売れているというようなものだ。ガーディアンやタイムズや朝日新聞といったクオリティー紙が無条件に良いとは言えないが、英国の民度はたかが知れていて、そこで国民投票しても結果はその程度ということだ。


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by ruhiginoue | 2016-06-28 12:33 | 国際 | Comments(4)
 中国の「天安門事件」の日が来るたびに、ずさんな報道ばかりだと感じる。
 まず「天安門事件」といえば本来は周恩来総理の死去にさいして天安門広場で追悼の集会が任意で行われていたところ、それが「周総理は立派だったが、四人組の連中はひどすぎる」という糾弾に発展し、それでその四人組の指示で警官が出動するなどして強引に解散させようとしたため負傷者が出た事件のことだ。
 だからその後に起きたのは「第二次天安門事件」と言われていた。それがいつのまにか「天安門事件」と言われるようになってしまった。

 また、集会を蹴散らすには放水や催涙弾を用いるのが普通で、それで充分だったはずなのになぜか軍隊が出動したため流血の事態となったことについて言及されない。
 これは、政治改革を求める穏健な集会に趙総書記が不適切な対応をしたため暴動に発展したという嘘を李鵬首相が流布し、鄧小平も騙されて軍隊が出動し、総書記は失脚した。総書記を邪魔にしていた首相の陰謀による中国政府の内紛だった。ところが日本の報道からは欠落しているので本質が見えず、訳が分からなくなっている。

 また、若者の青臭い理想論では社会が混乱するだけで発展しないことは文化大革命で証明済みだから、経済を優先して暮らしをよくすることが本当の民主主義だと多くの中国人が言っており、しかもそれを日本の戦後の発展を見て確信したと言う。鄧小平も日本に来たら中国の政治闘争がムダだったと気づいたと言う。

 一方で日本からすると、企業にとっては貿易の都合があり、一般的には学生運動世代の老人の非常識な言動から学生運動に対する悪印象があり、中国の天安門事件に寛容になってきた。
 そして自民党が逆に昔の中国共産党のようになって、経済と暮らしより不毛な政治闘争ばかりを志向し改憲を唱えるなどして嫌われているとの現実がある。

 なのに日本の報道は「民主化を求める集会が軍隊に弾圧された」というだけで掘り下げることがなく、それが言葉づかいに表れている。中国の天安門事件でもシリアでもミャンマーでも「民主化」という言葉の使い方があまりに軽々しい。それぞれ内容は異なることなのに。
 もちろん「東欧の民主化」以来の、敵対する政権に反対する運動だけ「民主化」と呼ぶプロパガンダが報道に名を借りて行われているからであるが、それ以前の問題として、全体的にマスコミ報道がステロタイプになっている。これは記者の能力か劣化したということもあるし、それ以上に、型にはまったことしかできない仕組みになってしまっているからなのだろう。

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by ruhiginoue | 2016-06-10 17:33 | 国際 | Comments(0)
 シリア情勢などで川上泰徳は、現地取材によらず間接情報の受け売りをし、その中立性と信憑性を指摘されると、他に方法が無く、信じられない証拠が無い、という逆立ちした屁理屈を繰り返している。反対側の情報と比較し検証するのは常識なのだが。

 これは、欧米の大手メディアに同調する彼の姑息な処世術のためだ。こうしておくことが、今の大手メディアお座敷にあがるには最も好都合だ。朝日新聞のWebRonzaにもCIA雑誌(オリバーストーンの表現)『ニューズウイーク』にも出られる。沖縄の米軍基地反対運動に地元は迷惑しているという雑誌だ。

 ここで川上泰徳は、シリア情勢で政治的中立性のない団体の発表する犠牲者数を受け売りして疑問を呈されると正当化に汲々としている。
  かつて本多勝一が、カンボジア情勢で間接情報から直接証言に迫り理科系の感覚で定量的に分析し同僚を感嘆させた手法とは大違いだ。
 それだけ、 昔に比べて朝日新聞の記者の技量が堕ちているということだ。

 また、本多勝一が右からも左からも付け込まれ叩かれるのを前提にしているから緻密な取材をして慎重な記述を繰り返したのと違い、川上泰徳は欧米メディアやNATOの記者クラブ的な発表を垂れ流し受け売りでヨシとしているから実に安全で、慢心して杜撰な発言ばかりする。

 しかも川上泰徳らは、我々のおかげで国民は知ることが出来ると驕ったことを記者会見して言ったが、それを評価するのは国民の方だ。平気で自画自賛する感覚に呆れるしかないし、そんな立派な仕事はしていない。

 それだけ朝日新聞の記者の使命感とか倫理観とかいうものまでが劣化したのだ

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by ruhiginoue | 2016-05-10 17:43 | 国際 | Comments(0)
 例えばミャンマーの件。
 駐在していた日本の大使が、アウンサンスーチー女史はアメリカの傀儡に過ぎずオルブライト長官の指示をいちいち受けていて、会ったら人柄も最悪で、持ち上げてしまうことは誤りだと述べたところ、軍事政権寄りだと朝日新聞に非難されてしまったと発言していた。

 そして朝日新聞も含めて大手メディアは、スーチー女史を「ミャンマーの民主化運動の指導者」と呼んでいるが、これは肩入れした評価的な表現である。客観的で正確な表現をすれば、スーチー女史は「ミャンマーの反体制活動家」のちに「野党の代表者」となるはずだ。

 これを朝日新聞の記事や記者のツイッターアカウントで指摘しても無視である。NHKも同様であった。この点も拙書『朝日新聞の逆襲』で詳述したとおり。 

 まったく客観的な報道は不可能であり、なんらかの主張があって当然であるが、そのことと、適切な言葉の表現を用いなければならないこととは、別問題である。
 スーチー女史を評価しているということで、自分の言葉として言うなら構わない。ベトナム戦争について、「アメリカの傀儡政権」と言っても「共産ゲリラ(べトコン)」と言っても、そう主張して言う分にはいいが、中立を装って報道する中では「南ベトナム政府」「解放民族戦線」と言わなければならない。

 つまり、事実を述べている中に評価的な表現を混ぜ込むことは不適切であるのだが、こういうことは昔まさにベトナム戦争の報道でマスコミが反省していたことのはずなのに、そういうことも知らない人が、今の朝日新聞でもNHKでもその他でも、幅をきかせているのだろう。


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by ruhiginoue | 2016-05-09 17:31 | 国際 | Comments(4)
 ベルギーで連続爆弾事件があり、死傷者が出ているそうだ。
 ベルギーはイスラム蔑視とNATO軍事介入積極支持をしてきたのだから、それが原因で爆弾事件が起きても不思議ではない。
 
 しかし、そうした政府など多数派の姿勢に反対する市民が首都のブリュッセルで集会を開くなどし、マスメディアから流される政府の嘘に対して「われわれは騙されやすい市民であることを拒否する」という横断幕を掲げていた。
 
 また、ベルギー人ジーナリスト・ミッシェル コロン氏がNATO批判と政府批判およびマスメディア批判を展開し、「問題があるのは中東ではなくヨーロッパのほうだ」と喝破していることは、手前味噌だが拙書『朝日新聞の逆襲』の中でも触れていて、かつての朝日新聞は今のような薄っぺらではなかったという指摘をした。

 今の朝日新聞は、傀儡のスーチー女史を軍事政権に抵抗する民主化運動の指導者ともちあげ、異を唱える外交官を軍事政権寄りだと非難したり、キューバやアルゼンチンの対米関係改善を無邪気に持ち上げたりしてしまっていて、そこには記者たちの問題意識の欠片も無い。

 これだから、朝日新聞は政府のプロパガンダを批判できない。「安保法制を中韓は危惧しているが、欧米だけでなく中東やアフリカ諸国など世界中が支持と理解をし、反対運動を批判している」と政府と御用メディアは言うが、これはアメリカの都合に迎合しているだけで、インチキな「アラブの春」と同じである。
 そのさい欧米は、そそのかされて叛乱を起こした側を勝手に外から政府だと「承認」してしまい、ほんらいの政府を軍事介入で潰してしまった。
 これと安保法制も同じだ。日本の憲法に違反していることを政権与党が参考人として出した専門家まで指摘しているのに強行採決し、これをそそのかしたアメリカと追従する国々が外から支持し、日本は法治国だから日本の憲法を守れと日本の政府に要求している日本の国民を非難している。
 これでは日本が外国から侵略を受けて主権侵害されているも同然である。

 ところが、欧米の傀儡政権を民主化と支持している朝日新聞であるがゆえに、国内問題にもチグハグとなり、市民が反対する安保法制を満足に批判できなくなっているのだ。



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by ruhiginoue | 2016-03-28 17:23 | 国際 | Comments(0)
 アメリカの大統領選挙でトランプを支持する人は、彼が差別的発言をするなど品性に難があるとしても、彼は億万長者だから自己資金で選挙に出ているのでスポンサーにおもねることがないからだと言う。

 そう言いたくなる人たちがいることは、よくわかる。これまでどんなに良識を持った人が大統領になっても、莫大な選挙資金を出してくれるスポンサーに操られてしまっていたからだ。
 今のオバマ大統領にしてもそうだ。まだ何もしていないのに期待をさせてくれたからとノーベル平和賞を受けたけれど、それを見事に裏切ってくれた。

 前に小沢一郎が「担ぐ神輿は軽くてバカが良い」と言っていて、これは自民党にいたころの海部総理大臣のことがあったのではないかと思われるが、そうではなくてもしょせんは担がれている神輿ということで、思い出すのは映画『仁義なき戦い』の「アンタは最初からワシらが担いでいる神輿じゃないの」「アンタがおとなしくしているならワシらも黙って担ぐがの」「神輿が勝手に歩けるいうなら歩いてみ」のセリフを思い出す。

 だから、TPPなど多国籍企業によって国が食い物にされることなど候補者が反対していても、それで国民に支持されて当選したところで、大企業に資金を頼っていては反対を貫けない。
 しかしトランプ候補は億万長者なので、彼もTPPには反対だと言っているけれど他の候補者よりは実行できるのではないかと思い、だとしたら他に問題があっても仕方ないというかまだマシではないかということになるわけだ。

 しかし、映画スターだから自己資金で選挙に当選したアーノルド シュワルツェネッガーがカリフォルニア州知事になってどうだったか。共和党の失政を民主党のせいにして、それを派手な宣伝で有権者を騙すなど、あくどいことばかりしていた。
 
 そもそも、大金持ちがその資力を用いて世のため人のために活躍するなんて、『サンダーバード』や『バットマン』などSFの世界である。シュワルツェネッガー主演のSF映画『ターミネーター2』のセリフを借りれば、彼は退任後は映画にまた出ているが、活劇なら「アイル ビー バック」でよいけれど政治は「アスタラ ビスタ ベイビー」である。

 結局、問題なのは金のかかる選挙で、そんな制度の国は民主主義ではないということだ。

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by ruhiginoue | 2016-03-22 17:27 | 国際 | Comments(0)
 アメリカ合州国の大統領選挙で、民主党ではサンダースとヒラリーの指名争いとなっているが、サンダースはかなりの左派でヒラリーはかなりの右派である。

 ところが、公民権運動で逮捕までされながら黒人の地位向上に尽力し闘ってきたサンダースに対してなぜか黒人の支持が集まっていないらしい。それで黒人たちはサンダースについて事実を知らない人が多いのではないかと考えている人もいる。

 しかし、この支持の乏しさは、知っているのに支持していない人が少なくないほどだ。なぜか。

 前にアメリカの反体制派の弁護士(日本ではこういうのを「人権派弁護士」と奇妙な呼び方をする)が言っていた。差別や貧困の問題と向き合い闘ったため権力から迫害された人の裁判で、黒人の陪審員がなぜかそんな被告に冷淡な傾向があり不可解だった。

 こうした政治的な事件だけでなく、政治的な要素の無い裁判の民事でも刑事でも、黒人の陪審員に良い印象を与えようとして被告が慈善事業に寄付をしていたとかいう話をしたら逆効果だった。

 よく話を聞いてみると、黒人の多くは人種差別を受けてきた不信感から「リベラルな白人は偽善者」という偏見を持ってしまっていることが少なくないと気づいた。

 つまり逆説的にいうと、人種差別が原因で、人種差別に反対すると不信感を持たれるようになったということだ。
 これは「人種」を「性別」とか「出身地」とか「職業」とか色々挿げ替えてみても成り立つ。だから要注意である。


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by ruhiginoue | 2016-03-20 17:34 | 国際 | Comments(2)
 前に、「アベ政治を許さない」の馬鹿馬鹿しさを指摘した。
 もちろんも彼の還暦幼児ぶりと彼の取り巻き連中の醜さはひどいものだ。
 しかし、それは表層の問題にすぎない。TPPや安保法制や憲法解釈勝手変更といった真に深刻な政治経済の問題は、すべてアメリカの意向によるものだ。
 だから、安倍内閣でなくても自民党でなくても民主党や共産党が政権に就いても変わらない。アメリカに逆らう総理大臣は追われて、言いなりになる傀儡が据えられる。

 なので、野党共闘などに過大な期待をしてはいけない。自民党が公明党と組んでいるなら、民主党も対抗して共産党などと組んでもよいではないかという、ごく当たり前の話ではあるが、その域を超えての期待は無理というものだ。

 そして、今度は北朝鮮との外交問題だ。
 北朝鮮は、外交問題の解決を優先して日本に譲歩したが、そこへアメリカに付け込まれしまった。これについて金正日は「不意打ちを食らった」と言ったそうだ。
 そして、日本はアメリカに何も言えないので、北朝鮮はアメリカしか見なくなって、北朝鮮から一方的な宣言をされて交渉終了という情けないことになってしまった。
 結局、アメリカの支配下に日本があるから、いつも無視されるのだ。

 ところが、この言い訳に自民党は、アメリカが後ろ盾だから交渉が進んだと弁解してきた。これが間違いであることが証明されてしまったが、千葉県知事になる前に自民党の議員をやっていた森田健作こと鈴木栄治は、自民党の対米従属を正当化するため、北朝鮮と交渉が進んだのはアメリカに日本がコバンザメのようにしているおかげだとテレビでも熱弁をふるっていた。もちろん苦しそうな態度だった。

 そんなのが当選してしまう選挙である。何があるかわからない。
 かつて、あの丸川珠代が立候補したとき、自民党の支持者ですら呆れていて、あんなのが当選するはずないと言っていたが当選し、現職の強みで今もトンデモ発言しながら議員を続けている。
 だから、増山麗奈が当選してしまうことだって無いとは断言できない。どう転んでも変なことになりそうである。

 こういう日本政治の実態に対して認識が甘すぎるから、一向にダメということなのだろう。


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by ruhiginoue | 2016-02-24 18:17 | 国際 | Comments(2)

象牙と密猟と朝日新聞

 朝日新聞の記者が、象牙と密猟を告発しているが、その記事の結論は納得できない。
 
 もちろん、ワシントン条約で規制されたにもかかわらず象牙の商取引がされていることは、ちゃんと指摘している。
 しかし、密猟によって像の数が激減している最大の原因を、ケニアの汚職としている。同国では象牙のために密猟や密輸をして逮捕されても、有罪判決となるのはまれで、過去5年間にゾウやサイの密猟で有罪となり服役したものはたった7パーセント。
 これは、犯罪組織が刑を逃れるために賄賂を贈っているからだとする。

 しかし、密猟するのも、賄賂を贈るのも、賄賂を出せるのも、象牙が高値で売れるからだ。それで犯罪組織は賄賂を出してもそれ以上に儲かるからやるのだし、貧困から背に腹は代えられないという人たちが雇われる。

 だから、取引も販売も所持も禁止し、持ちたがるほうに厳罰を科し、市場を壊滅させて売買を成立させないようにすることだ。そうでないと対策にならない。
 なのに、高価な使用品を持ちたがるセレブな連中を非難せずアフリカの司法や行政が堕落していることに原因があるとするのは、強者にこびて弱者に鞭打つブルジョワマスコミの責任転嫁である。

 これは毛皮もそうだが、象牙も、そういう商品を所有して悦に入る連中は醜いものだ。
 例えば象牙の商品の一つに昔はピアノの鍵盤があった。適度に吸水性があるため指先に汗をかいても滑らないということで、高級品には使用されていたものだ。それをカタログも謳っていた。
 そういう商品を持ちたがる者に、倫理を説いてもむなしい。貧しさゆえ犯罪に走る人の醜さなど比較にならない。

 

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by ruhiginoue | 2016-02-21 17:30 | 国際 | Comments(0)
 北朝鮮が核実験をしたらしいと報道されている。
 自衛隊機が空中の放射性物資を測定するために飛び回ったが、とくに検出されなかったという。なら、前にロシアのスホーイ戦闘機が日本の近くに飛来し、自衛隊機が監視していると、日本の周囲を旋回して帰って行ったというのは、やはり原発事故の汚染の実態を調査に来たのだろう。
 ここで疑問なのが、どうして自衛隊機が原発事故を調べないのかということで、調べたけれど発表できない結果であることを恐れたのではないかとも言われている。

 ところで、北朝鮮は地下で核実験をしたらしいから、それでは空中を調べてもわからないはずだ。そして、国内でやっただけマシということも言える。前にフランスが核実験を旧植民地で行ったので、国際的な非難を浴びた。やるならパリでやれと皮肉った政治家もいた。
 また、フランスは原発にも熱心だが、少数民族の居住地に建設することで反対されないようにしてきた。なのに、「アラブの石油ではなくフランスの技術を信用しよう」というスローガンを掲げて原発推進してきたフランスを日本も見習うべきだと言ったのが、当時東京大学助教授だった舛添要一現都知事であった。

 そしてフランスは、石油がらみであることが見え見えのリビア攻撃の先頭に立っていた。かつてリビアは核開発をしようとしていた。だから、先日また放送された八十年代の人気映画『バックトゥザフューチャー』では、タイムマシンの核燃料をリビア人の工作員からだまし取っていたのだ。
 もちろん製作のスチーブン=スピルバーグがその姓のとおりユダヤ人であることも反映している。のちに彼は『シンドラーのリスト』を作っているが、和製シンドラーといわれる杉原千畝の映画も、ユダヤ資本にこびた捏造美談だという批判がある。
 
 そして、核開発を放棄して国際協調路線をとったリビアは、NATO軍に攻撃され、侵略されたのだ。イラクと同じである。大量破壊兵器をもっているからと攻撃されたが、実はもっていなかったから攻撃されたのだ。これはもう世界の常識である。
 こうなると、抑止力のために核実験する北朝鮮ではなく、むしろ欧米を非難しなければならないのではないか。しかし、これを言うには勇気がいる。そんな蛮勇のある人は、政治家にもジャーナリストにも見当たらない。せいぜい、山本太郎議員の穏健な反対論に迎合するだけだ。


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by ruhiginoue | 2016-01-10 17:37 | 国際 | Comments(3)