コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

カテゴリ:国際( 389 )

象牙と密猟と朝日新聞

 朝日新聞の記者が、象牙と密猟を告発しているが、その記事の結論は納得できない。
 
 もちろん、ワシントン条約で規制されたにもかかわらず象牙の商取引がされていることは、ちゃんと指摘している。
 しかし、密猟によって像の数が激減している最大の原因を、ケニアの汚職としている。同国では象牙のために密猟や密輸をして逮捕されても、有罪判決となるのはまれで、過去5年間にゾウやサイの密猟で有罪となり服役したものはたった7パーセント。
 これは、犯罪組織が刑を逃れるために賄賂を贈っているからだとする。

 しかし、密猟するのも、賄賂を贈るのも、賄賂を出せるのも、象牙が高値で売れるからだ。それで犯罪組織は賄賂を出してもそれ以上に儲かるからやるのだし、貧困から背に腹は代えられないという人たちが雇われる。

 だから、取引も販売も所持も禁止し、持ちたがるほうに厳罰を科し、市場を壊滅させて売買を成立させないようにすることだ。そうでないと対策にならない。
 なのに、高価な使用品を持ちたがるセレブな連中を非難せずアフリカの司法や行政が堕落していることに原因があるとするのは、強者にこびて弱者に鞭打つブルジョワマスコミの責任転嫁である。

 これは毛皮もそうだが、象牙も、そういう商品を所有して悦に入る連中は醜いものだ。
 例えば象牙の商品の一つに昔はピアノの鍵盤があった。適度に吸水性があるため指先に汗をかいても滑らないということで、高級品には使用されていたものだ。それをカタログも謳っていた。
 そういう商品を持ちたがる者に、倫理を説いてもむなしい。貧しさゆえ犯罪に走る人の醜さなど比較にならない。

 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-02-21 17:30 | 国際 | Comments(0)
 北朝鮮が核実験をしたらしいと報道されている。
 自衛隊機が空中の放射性物資を測定するために飛び回ったが、とくに検出されなかったという。なら、前にロシアのスホーイ戦闘機が日本の近くに飛来し、自衛隊機が監視していると、日本の周囲を旋回して帰って行ったというのは、やはり原発事故の汚染の実態を調査に来たのだろう。
 ここで疑問なのが、どうして自衛隊機が原発事故を調べないのかということで、調べたけれど発表できない結果であることを恐れたのではないかとも言われている。

 ところで、北朝鮮は地下で核実験をしたらしいから、それでは空中を調べてもわからないはずだ。そして、国内でやっただけマシということも言える。前にフランスが核実験を旧植民地で行ったので、国際的な非難を浴びた。やるならパリでやれと皮肉った政治家もいた。
 また、フランスは原発にも熱心だが、少数民族の居住地に建設することで反対されないようにしてきた。なのに、「アラブの石油ではなくフランスの技術を信用しよう」というスローガンを掲げて原発推進してきたフランスを日本も見習うべきだと言ったのが、当時東京大学助教授だった舛添要一現都知事であった。

 そしてフランスは、石油がらみであることが見え見えのリビア攻撃の先頭に立っていた。かつてリビアは核開発をしようとしていた。だから、先日また放送された八十年代の人気映画『バックトゥザフューチャー』では、タイムマシンの核燃料をリビア人の工作員からだまし取っていたのだ。
 もちろん製作のスチーブン=スピルバーグがその姓のとおりユダヤ人であることも反映している。のちに彼は『シンドラーのリスト』を作っているが、和製シンドラーといわれる杉原千畝の映画も、ユダヤ資本にこびた捏造美談だという批判がある。
 
 そして、核開発を放棄して国際協調路線をとったリビアは、NATO軍に攻撃され、侵略されたのだ。イラクと同じである。大量破壊兵器をもっているからと攻撃されたが、実はもっていなかったから攻撃されたのだ。これはもう世界の常識である。
 こうなると、抑止力のために核実験する北朝鮮ではなく、むしろ欧米を非難しなければならないのではないか。しかし、これを言うには勇気がいる。そんな蛮勇のある人は、政治家にもジャーナリストにも見当たらない。せいぜい、山本太郎議員の穏健な反対論に迎合するだけだ。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2016-01-10 17:37 | 国際 | Comments(3)
 東京都が開発の三年物の債権を売り出していて、完売したらしいが、これはリスクがとても少ないので堅実な人が買っていたようだ。
 建設などの再建となるとオリンピックがらみかもしれないと言われるが、それで残念だったのがトルコだ。猪瀬都知事のイスラム教偏見発言で東京ではなくトルコに決まるかと思ったら意外にも違った。それで安堵した猪瀬知事だったが違法献金で辞任することになった。どちらにしても、トルコは期待が外れ多いに落胆してした。
 
 そして、今度はロシアと揉めている。撃墜事件で怒ったロシアはプーチン大統領が経済制裁すると言って息巻いている。
 もともとトルコとロシアは間に挟まった国の戦争がらみで険悪になることがあった。例えばセルビア戦争では、ロシアは同じスラブ系のセルビアを助けるため出兵し、トルコと戦っている。このとき兵士を励ますためチャイコフスキーは「スラブ行進曲」を作曲した。
 そういう歴史があるから、NATO軍がユーゴを空爆したさい、ロシアは激怒し、当時のエリツィン大統領が厳しく批判したうえ、右翼民族派といわれるロシアの自民党はジリノフスキー党首が義勇兵を送ってNATO軍と戦うと言い出した。
 このとき日本では、サッカーのストイコビッチ選手が試合中にNATO軍を批判するパフォーマンスをして話題になった。彼はセルビア人で、紛争のため試合に出られず日本に来ていた。そうでもなければ、あんな大選手がJリーグに、それもグランパスなんかに来るわけないと言う人もいた。
 
 ロシア軍のSU24を、トルコはアメリカから買ったF16で撃墜したそうだが、それなら今度からロシア軍はSU27の護衛付きに、というように小学生のころだったら発想しただろうが、石油がらみであろうことはまでは考えなかったろう。
 「スラブ行進曲」は、ロシア五人組と違い西洋志向のチャイコフスキーが珍しく民族主義的な曲を作ったものだが、高校生のとき、チャイコフスキーのファンの同級生に、チャイコフスキーの作品で好きな作品は何かと問われ「スラブ行進曲」と答えたら顔をしかめられた。伊福部昭の曲みたいで良いと言うと、さらに顔をしかめられた。
 そんな思い出がある。

 それはともかく、少し前に、信託銀行も兼ねたメインバンクから奨められてトルコに投資したが、ちっとも儲からなかったという人の話を聞いた。そして最近、どうもトルコはこのところツイてないのか、どうなっているのだろうかという感じだ。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-12-16 17:33 | 国際 | Comments(0)
 NHKのニュースは、ミャンマーのアウンサンスーチー女史を「民主化運動の指導者」と呼んできた。これが論説の中で評価的な呼称であることを明らかにしてのことならともかく、報道の中で客観的な肩書としていた。
 これが不当であることは、まず「民主化運動の指導者」という肩書が存在しないことからだけでも明らかである。客観的に呼ぶなら、政府に反抗して軟禁されるなどしていた当時は「反体制活動家」であり、その後は「野党の代表者」である。
 これを日本に当て嵌めたら、例えば逮捕されている重信房子のような人はもちろんのこと、民主党なり共産党なり野党の代表であっても、それを「日本の民主化運動の指導者」と外国メディアが報道したら、日本政府は不当だと受け取るだろうし、場合によっては批判したり抗議したりするだろう。

 このような偏向報道をNHKがするのは、アウンサンスーチー女史がアメリカの傀儡だからだ。その父親はイギリスの傀儡だった。だから彼女はオルブライト長官の指示に従い、資金提供も受けてきたことは、日本の外交官も証言している。このことは先述したとおり。
 もともとNHKは、日本政府の言いなり放送をしてきたので、日本政府が追従しているアメリカの傀儡を応援する。これは当然のことだ。
 この良い例が、ベトナム戦争の報道であった。

 アメリカの傀儡政権と闘う「南ベトナム解放民族戦線」を、敵対するアメリカはベトナムの共産ゲリラという意味で「ベトコン」と呼んでいた。これは蔑称であるし、正式名称でもその略称でもない。だから、客観的に報道するなら使うべきではない、ということで、最初はどのマスコミも使っていたが、次第に使用しなくなった。
 ところがNHKだけは報道で使用し続けた。その一方は「米軍」「政府軍」と正式名称で呼んでいた。さらに、アメリカが後ろ盾となる政権が倒れ、取って代わった臨時政府が樹立すると、NHKから外国語放送を頼まれていたベトナム語に詳しい大学教授が「臨時政府」をベトナム語に訳して放送していたら、これを知ったNHKの担当者が、そう呼ぶなと言い出し、なぜなら日本政府がアメリカを気にして認めていないからで、この意思に従うのが「日本人の良識」であるとのたまうから、その大学教授は驚き呆れてしまったという。

 このように、NHKは昔から客観的とか中立公正と標榜しておいて、実は政府の意向に合わせて偏った報道をしていた。こんな「公共」放送に、素直に受信料を払うなんて愚かだと思うが、それでも好きな人は喜んで払うだろうから、そういう人たちから三人前くらいの受信料をとればいいのである。
 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-12-12 17:29 | 国際 | Comments(5)
 フランスでまたテロ事件ということだが、あれだけ世界中で恨みを買いまくっていながら何事もないというほうがむしろ不可解だろう。
 だいたいフランスは、国の機関が堂々とニュージーランドで反核運動にテロをしたことがあり、海上でのことだったから、今の日本の海保と同じだ。それで日本でも、抗議のためにフランス製をボイコットしてニュージーランド製品を買おうという市民団体があった。これは八十年代のことで、この運動に関わっている知り合いに付き合ったため、あのころはキウイをたくさん食べていた。おかげで美容と健康には良かったが、その後はニュージーランドも政権交代で変節してしまった。
 また、植民地で核実験を平気でやるし、原発は少数民族の住むところに建設するし、石油のためには中東を侵略する、という悪の権化みたいなことをしてきたのがフランスという国だ。

 そしてフランスに左派の大統領が誕生し、これは社会党に一本化して共産党も投票を集中したからで、日本も見習うべきだと説いたのが羽仁五郎というタレント学者だった。これを朝日新聞に依頼された原稿に書いたらボツにされてしまい、詫びの意味か原稿料をたくさんくれたが、載せられないということだったと、自著に書いていた。
 この、マルキストを自称し国会議員も務め中核派と親しかった羽仁五郎と、それに同調する日本のおめでたい左翼は、そのフランス社会党のミッテラン大統領が来日すると、リベラルな発言をするかと期待していたら見事に裏切られたのだった。

 来日したフランスのミッテラン大統領は、原発を推進し、軍事産業を振興し、武器輸出を促進し、世界中の戦争でフランスがますます大儲けする政策をとると表明したので、被爆国である日本に来ていながら少しも配慮しないのかと驚いて言う日本社会党と日本共産党は言ったが、これに対してフランスの左派の大統領は、そんなことはまったく意に介さないと突っぱねたのだった。
 そしてさらに、超保守派のシラク大統領、ゴロツキ同然のサルコジ大統領、というようにフランスはしょせんああいう国であるということを世界中が見せつけられてきた。

 しかも、日本での政権交代だって、自民党の悪政をさらにひどくした政権になってばかりであった。なのに、今の野党共闘に期待しすぎている人たちなどは、羽仁五郎が八十年代の前半に説いて破たんしている議論を蒸し返している。
 はっきり言って、フランスと同様に、日本もしょせんはそういう国である。
 これは、あきらめろということではなく、その認識をしておかないと、変わらないことを変わると思い込んで失敗するから、正しい認識をもって臨まないといけないということだ。
 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-12-08 17:19 | 国際 | Comments(9)

ミャンマーにも傀儡政権

 ついにミャンマーにも傀儡政権ができる。

 アウン サウン スーチーは、客観的に正確な表現をすれば、「反体制活動家」から「野党の代表者」となった人だが、それをマスメディアは「民主化運動の指導者」と主観的で肩入れした表現をしていた。
 特にひどかったのが久米宏だった。しかし、この、小沢一郎と一緒にアウン サウン スーチーを美化していた偽装リベラル番組『ニュース ステーション』だけではなく、NHKまで同じだった。
 NHKには訂正して公正さを保つよう申し入れたが無視されたが、このようにNHKの方針に反した報道がされているということは、やはり傀儡だからだろう。

 また、アウン サウン スーチーの記録映画も、露骨なプロパガンダだったが、真に受けている人が多いので呆れてしまう。映画はフィクションだ。西部劇が悪徳保安官のワイアット アープを美化してきたのよりも、ヤコペッティの『残酷物語』よりも、タチが悪かった。

 そもそもアウン サウン スーチーは親の七光りだが、軍人の父親がイギリスの傀儡で、娘もその影響は受けているが、むしろアメリカの傀儡だという指摘がある。資金提供を受けていたし、オルブライト長官から常に指示を受けて行動してきた。

 また、国名をもともとの民族読みの「ミャンマー」にしたことに、この父と娘は反対していて、英語式の読み方の「ビルマ」にこだわっていた。
 これは日本が国際会議で「NIPPON」でも「NIHON」でも「YAMATO」ともせず「JAPAN」にしているのと同じだ。従属国の傀儡政権ということだ。
 なのに、彼女にあわせて「ビルマ」と呼びましょうとアホで国辱的なことを言ったのが『ニュース ステーション』の久米宏である。とんだ国賊だから、こういうところに右派は怒らないといけないのだが、日本の右派も対米追従ばかりである。

 そして、かつてミャンマー駐在の日本大使が、アウン サウン スーチーは傀儡だと指摘したうえ、会ってみると実に性格が悪い嫌な奴で、昔の過激派や全学連みたいだったと言っていたが、すると朝日新聞から、軍事政権ベッタリだと誹謗されてしまったそうだ。

 まるで、アルカイダなどをけしかけた民主化偽装の侵略「アラブの春」と同じで、そうしたらやはり、またまた朝日新聞がもっともアウン サウン スーチー美化をしている。記事でも記者のツィッターでも。朝日新聞のニセリベラルぶりが、ここでも発揮されている。

 しかし、あんなに露骨で大規模な支援をしつづけて、マスメディアの美化工作まで執拗にしたにしては、ずいぶんと時間がかかった。これではおそらく、性格の悪い七光り女性の政権など、すぐに破たんするだろう。その後の成り行きがどうなるか、注目すべきである。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-11-25 17:34 | 国際 | Comments(0)
 前回に続いて食肉の話。

 朝鮮戦争では、初めてジェット戦闘機同士の空中戦となったが、これはアメリカ軍のF86戦闘機の圧勝だったそうだ。戦闘機の性能はほとんど変わらなかったが、アメリカ軍のパイロットは熟練していたのに対し、ソ連から供与されたミグ戦闘機に中国人のパイロットが乗った方では訓練が足りず、操縦技術に大差があったためだと言われている。

 また、ミグ戦闘機は交戦中に攻撃を受けてもいないのに墜落してしまったことがあり、これを目撃したアメリカ軍の操縦士は、その様子から、敵機は操縦士が気絶したようだと指摘していた。ジェット戦闘機の推進力による身体への重圧は強く、この負担に耐えかねて操縦士が気絶してしまったと考えられている。

 つまり、アメリカ人の操縦士にくらべて中国人の操縦士は体力で劣っていたということだ。これは、もともと東洋人が小柄であることが大きかったことに加えて、食べ物が違ったという指摘もある。やはり当時のアメリカでは精の付く物をたくさん食べられたが、戦後まもなくの中国の食糧事情ではアメリカのようにはいかなかったらしい。

 そして数年前に、各地で軍用機の撮影をしてまわっている人から、アメリカの基地へ行ったときの話を聞いたのだが、撮った写真を見せてもらったら、その中にパイロットの食事のボリュームがすごいのでそれも一緒に撮影したというものがあって、見たらステーキがバカでかく、朝鮮戦争の話を思い出した。
 これが普通に基地の食堂で出てくるというだけでビックリだが、それをアメリカ人のパイロットはペロリと平らげてしまったそうだ。それくらいでないと、ジェット戦闘機の操縦をする体力が維持できないということか。

 それなら、全人類が菜食主義者になれば戦争がなくなるかというと、ジェット戦闘機の代わりに巡航ミサイルということになるだけだろうが、肉を食べなければ環境破壊も食糧難も減ることは確実だから、そうなれば間接的には平和に貢献するはずだ。

 あのガンジーもそうだったが、非暴力主義の人で、殺して肉をたべることをせず牛乳なら、という人がいる。
 しかし、牛乳を受け付けない人もいる。自分はそんなことないと思っていて、よく飲んでいたが、次第に駄目になってきた。飲むと初めて飲んだ人のように発疹ができるようになり、次には飲むと下痢するようになってしまった。体質が変わってしまったのだろうか。
 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-11-18 17:42 | 国際 | Comments(4)

 「難民しよう」のヘイトイラストを描いた人が非難されている。女性だと聞いた。
 困っている人を社会で助けようという当たり前のことに対して、そうるすと他人の金を目当てする者がいるという発想は、片山さつき議員の生活保護叩きと共通している。
 そういうふうに先ず考える人は、自分が何か抑圧されていて、それを弱いもの虐めで発散しているものだ。
 ところが、これについて言及すると、差別であるとか、同情することないとか、そのように非難する人たちがいる。上辺の現象だけ非難して、その原因を究明しないのでは、問題に関心をもっているようなふりをして実は問題から逃げているのだが。

 そもそも、難民について今もっとも深刻なのはシリアの内戦によることだが、ここでは難民への同情とか人道とか言うことで、ほかの議論を封じられている。
 ヘイトなイラストみたいに人道的見地から受け入れることを嫌とか迷惑とか言うのではなく、そもそもこの内戦は欧米に責任があるのだから、欧米が負担して当然ではないのか。叛乱に資金援助して内戦を発生させたサウジアラビアやカタールと、その裏にいる欧米が悪いのではないか。
 すると、シリアのアサド大統領に味方しているとか、悪いのはイスラム国だとか、そういう罵詈雑言で応じられる。難民にヘイトスピーチする人たちではなく、それを批判している人道的なことが大好きなリベラルな人たちから、非難されてしまうのである。
 こちらには、問題から逃げている似非リベラルの人たちだけでなく、政治的な意図を持つ確信犯の偽装リベラルの人たちもいる。

 こうしてみると、「難民しよう」のヘイトイラストなど、描いた人がただの愚か者でまだ罪が軽いと思うし、抑圧されているだろうから同情の対象かもしれない。むしろ、これを非難している人たちにこそ、疑いの目を向けるべきだ。



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-10-20 16:12 | 国際 | Comments(1)
 「イラクのどこに大量破壊兵器があった?この調子では、われわれもフセインのように殺されるぞ!」
 リビアのカダフィは国際会議で怒りとともに熱弁をふるって訴えていた。しかしシリアのアサド大統領は、聞きながらへらへら笑っていた。

 カダフィは、国連でも訴えていた。「国連憲章に、加盟国は平等だと書いてある。なのに、なんで一部の国だけが拒否権を持っているんだ」そして国連憲章の冊子を放り投げるパフォーマンスをしてみせた。
 この時、彼はカラフルなアフリカの民族衣装を着ていた。前は軍服を着てサングラスをかけて強面だったのだが、汎アフリカ主義となって南アフリカ共和国のネルソンマンデラ大統領やマルコムXの孫と会談をしていた。虐げられたアフリカをなんとかしようという方に変わったわけだ。しかしマルコムXの孫も不可解な殺され方をした。

 カダフィの言うことは正論だったが、アサド大統領は拒否権を持つ国に媚びていた。アメリカと険悪になればロシアになびき、ソ連崩壊しそうな時には多国籍軍に参加し一緒にイラクを攻撃した。プーチン大統領が登場して強いロシアの復活を推進すれば、またなびく。
 もともとアサド大統領の一派は、宗教の後ろ盾などから少数派だった。だから露骨に蝙蝠のような態度をとることで、厳しい国際情勢を生き延びてきた。なので国民に対しても「文句あるか」と言う調子だった。国民の大多数から支持されてなくても、半端に人気があるやつらよりうまくやってる、ということだった。

 おかげで、リビアとは違いシリアは、ロシアが中国も抱き込んで国連で拒否権を発動しNATOの軍事介入を防いで、さらにイスラム国の過激派を退治するという名目で軍事介入し支援を始めた。
 つまり、正論や原則論を大真面目にぶち上げるよりも、強い者にくっついて回る方が生き延びるということだ。これは国だけじゃなくて個人でも、何でも同じこと。嫌な現実である。ただ現実を見なきゃいけない時もある。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします



[PR]
by ruhiginoue | 2015-10-05 18:31 | 国際 | Comments(10)
 内戦状態のシリアから脱出した難民で、ヨーロッバが混迷している。アメリカは一定の受入れを表明したが、そのやり方には疑いをむけておくべきだ。ベトナム戦争の時には、自国が原因をつくっておきながら被害者を助けると言ってのけ、戦傷による身体障害のない子供を選ぶことでテレビ映りをよくするなど、受入れる人をえり好みしたうえで人道的とみせかけた。こうしたひどく見え透いたやり方をして批判された前科があるのだから。

 一方、日本はもともと難民の受入れに消極的だった。そうした日本の、もともとあった態度は別に問題としてもいいが、今回のシリア難民については、こう言ったらいい。「欧米と違ってシリアの内戦の原因を作ったりそそのかしたりしておりませんから、責任は欧米でとってください」と。

 そもそも、シリア難民の受け入れ問題とか言うより、とにかくシリアの内戦を終わらせ治安を回復するのが筋だ。反政府勢力に外国が武器を渡さず、過激派退治でシリア政府に協力し、その代わり、穏健な反体制派に対しては民主的な態度をとるように国際社会でシリア政府を監視する、など色々とやり方があるはずだ。
 しかし、それらに欧米は関心がない。ロシアと権益で合意するアサド政権を潰したいのだから、シリアの国民など二の次三の次というのが欧米の態度だ。だから、本当に悪いのはアサド大統領より欧米である。

 ところが、シリアの難民を日本も受け入れるべきと言う人たちがいて、その中には、人道的ぶっている一方、内戦と難民の原因を作ったあの地域への欧米による石油絡みの介入は免罪し、その一帯が欧米式に民主的でないから悪いとまで言う人がいる。
 特に朝日新聞関係など、その点で偽善の極みだ。CNN、AFP、アルジャジーラ、など敵対する国々のマスメディアや、ヒューマンライツウオッチなどヨーロッパ製「人権団体」による根拠不明の一方的な情報を、あたかも客観的真実であるかのごとく受け売りして、物見遊山に行った程度の中東の話を独自取材であるかのように垂れ流したうえでのことだから。

 なので、日本には費用や受入れ体制など問題があるうえ、そもそも難民問題は欧米に原因があるのだから、まずは欧米が責任をとって受入れるべきである。



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-14 06:44 | 国際 | Comments(3)