井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:映画( 201 )

 タレント映画解説者(評論家ではない)の水野晴郎氏が亡くなった。
 彼はかつて選挙に担ぎだされて立候補したが、比例名簿3位にして落選した。
 選挙期間中、テレビの「水曜ロードショー」への出演を自粛していたが、そのため同じ放送時間でありながら水野氏のおしゃべりが無い分だけ映画を放送する時間が多くなり、映画の長さによってはノーカット放送となった。
 映画ファンは大喜びして言ったものだ。
 「いやぁ、解説が無い映画って本当にいいもんですね」

Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-06-12 06:21 | 映画 | Comments(5)
 黒澤作品リメイクが振るわない。
 時代劇ばかりだから、次は現代劇を。「悪い奴ほどよく眠る」を、今度は防衛省を舞台にしたら絶対受ける。ただし問題は圧力。
Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-05-30 22:42 | 映画 | Comments(2)
 マンガの天才主人公は無神経で残酷な態度が目立つというコネタだが、出してある例には疑問な部分が。
 マンガの例が少ないのに映画にもあるといって「アマデウス」の話に。それに、この映画はよく見ると、単に凡人と天才の比較をしたのではない。ウケ狙いを重視したアントニオ・サリエリ(実際に劇的高揚が得意だったと伝えられている)に対してアマデウス・モーツアルトは、完成度にこだわりオペラの上演時間が長くなって皇帝がアクビするなど観客を疲れさせてしまう。だからモーツアルトはサリエリに「少し君を見習うことにするよ」と半分は本気、半分は皮肉、そんな調子で言う。
 漫画「庖丁人味兵」も「ガラスの仮面」も、恵まれた環境にあるライバルを天賦の才を持つ主人公が打ち破って行く痛快さが受けているが、才能とは世俗の価値観とは異なるため欠損した人間性に備わるということであり、だから「ドラゴンボール」の主人公もモーツアルトと同様に家庭を顧みない。
 つまり天才とはある種の不幸である。トーマス・マンの「トオニオ・クレーゲル」が言う「才能というよりは呪い」だ。だから残酷な印象になる。
 それにしても「包丁人味兵」とは70年代前半に少年ジャンプに連載していたもので、ずいぶんと古いものを持ち出したものだ。残酷なら「美味しんぼ」の先生のほうがすごい。このモデル魯山人も、不遇な生い立ちのため子供の頃に食べ物に苦労し美食にこだわるようになった。
 あと、このネタに引き合いにぜひ出すべき「ブラックジャック」が無いのが疑問だ。
 

�}���K�ɂ݂�u�V�ˎ�l��v�̎c���� | Excite �G�L�T�C�g
[PR]
by ruhiginoue | 2008-05-09 11:18 | 映画 | Comments(0)
 イタリアでは、物議となる映画の上映反対運動を、製作者や配給会社が自作自演して宣伝することがよくある。「政治的」とか「残酷」とかいろいろ。実際にそれなりの内容であることもあるが、大したことなかったりする場合も多い。
 「靖国」も、いちゃもんがついたことが大宣伝となって満員御礼となりそうだ。もっともこちらは、いちゃもんをつけた人たちはマジだったようだがピンボケだったため逆効果となった。
 既に指摘があるが、ほんとうに「反日宣伝」の要素があるなら、外国で上映されることを心配しなければならないはずだ。もしも日本国内で上映できず、日本人は内容がわからないまま外国では上映され、これを日本では上映できなかったと話題にされたら反論もできない。
 今回、上映はできたが、国会議員がとやかく言って公開が危ぶまれたという騒動になってしまったのだから、国内では映画の宣伝になり、国外では反日宣伝となる結果となった。まさか、こうしたくて騒いだのではあるまい。ただのトンマではないのか。
 Excite �G�L�T�C�g : �Љ�j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-05-03 19:11 | 映画 | Comments(2)
 「バーバレラ」がリメイクだそうで、製作はまたラウレンティスと聞いて、会社潰したはず(だから「トータルリコール」はカロルコに委譲)だけど復活したのか。
 英バンド名のもとになったデュラン・デュランとか懐かしいが、ジェーン・フォンダが無重力で服を脱ぐ名場面の特撮は日本で「さよならジュピター」が真似しようとしたところ金がかかりすぎてあきらめたというが、どんな技術だったのか、知っている人がいたら教えて欲しい。
 技術の進歩に依存すると「ホーンティング」のような失敗となり、要は内容だ。

Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-04-26 15:03 | 映画 | Comments(0)

「移動じゃなくパンだ」

 「隠し砦の三悪人」がリメイクしてまた失敗しそうだ。
 黒澤明監督のこの映画でいちばん迫力があるのは、三船敏郎の侍が馬に乗って敵の騎兵たちを追撃し追いつきざまに連続して切り倒す場面。ジョン・ミリアスが「風とライオン」で真似していた。
 「あんな長い移動レール敷く予算があったら私でも撮れる」
 後輩監督に言われた黒澤明監督。
 「おい、あれが移動だと思っているのか」
 「移動じゃないんですか」
 「移動なんかぜんぜん使ってない。あれはパンだ」
 そもそも、あんな長いレール敷く場所はない。同じ所を何度も走らせて繰り返し撮った。走る馬の足下映像を挿入することでつなぎ、長い距離のように見せた。カメラは停止したところからパン撮影。パンだから背景が流れて疾走感が強くなる。そして繰り返し同じように撮影しているようでいて、次第に迫っている。近づいたのではなくレンズを交換している。
 それを「アラビアのロレンス」みたいにしたと勘違いした人がいたということ。
 黒澤明監督は金をかけたから迫力のある活劇が撮れたのではない。特撮とかCGを使ったのではない。映画技術の基本を踏まえて表現していたということ。

Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-04-26 04:10 | 映画 | Comments(2)
 ピーター・ウエラは「ロボコップ」がヒットしたあと続編への出演は拒んでいた。あの扮装をしてアクションするのはキツいからだ。しかし次に出たSF「リバイアサン」がずっこけてしまったため出演依頼がなくなり、仕方なく「ロポコップ2」に出た。こちらも不評だった。
 織田裕二が、大ヒット映画「踊る大捜査線」の続編には否定的だったのだが急に出演に前向きとなったのは、「椿三十郎」がこけてしまったためらしい。
 名作のリメイクは失敗しやすい。どんなに頑張っても比較されてしまい、オリジナルのファンからは不満を言われるに決まっている。他に黒澤映画は「生きる」「天国と地獄」がTVでリメイクされて、やはりひどい出来だった。
 なのに、「椿三十郎」なんかになんで出演してしまったのか。そのうえ製作と監督をみれば失敗するに決まっている。
 今度「隠し砦の三悪人」がリメイクされるが、これも失敗しそうだ。金かけたスペクタクルにするというのだが、オリジナルは低予算でアイディアが良かったから面白かったのだ。
  
Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-04-20 01:04 | 映画 | Comments(0)
 もちろん「けっこう仮面」も。永井豪はあらかじめ承諾を得ていた。森進一は勝手にやるから怒られた。
 「レインボーマン」「ダイヤモンドアイ」「コンドールマン」の三部作も、なかなか傑作であった。
 とくに「レインボーマン」には、作者の思想が反映している。
 悪役が戦争で日本を恨んでいる外人たちの秘密結社。主人公はインドの山奥で修行して凄い超能力を身につけたのだが、それでもどうしようもないのが妹の手術代で、アメリカで手術をすれば治せるが渡米しようにも金がなく、1ドル360円もすると悩んでいた。
 日本のアンビバレンツな立場そのもの。般若信教を唱えて九字を切って変身するが、「アノクタラサンミャクサンボダイ」とサンスクリット語から突然「レインボーダッシュセブン」と英語になるのもそのためか。
 そんな作品を生み出してきた川内康範氏が88歳で死去。
  
 Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u793E%u4F1A%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9
[PR]
by ruhiginoue | 2008-04-07 22:23 | 映画 | Comments(1)

HRギーガ

 「エイリアン展」が開催される。この「応援団長」にタレントの中川翔子が就任し、彼女は映画に登場した「エイリアン」の大型フィギアを見て感嘆していたそうだ。
 「エイリアン」が公開された当時、その美術の斬新さが驚かれ、その余韻が続き数年後にはHRギーガによる原画展も開催された。
 「エイリアン」は「スターウォーズ」で大成功した20世紀フォックス社が続けて発表して話題となったものだ。映画評論家の淀川長治が指摘していたとおり、「スターウォーズ」はロボットのデザインが「メトロポリス」などヨーロッパ映画の影響が明らかだが美術的には下手で、アメリカ映画はだいたい美術が下手だ。
 ところが「エイリアン」はやや例外的だったようだ。ただ、これは監督をはじめイギリス人が主要なスタッフだった。視覚効果もだが、こちらは「スタートレック」などを押しのけてアカデミー賞に選ばれている。最新の技術を駆使した「スタートレック」とは違い、「エイリアン」は昔ながらのやり方にこだわり、画面合成もコンビューターを使わず多重露光にするなど原始的といってもよく、基本はセットとミニチュアに着ぐるみというまさに「特撮」だった。
 そうしたほうが効果があった。美術設定がしっかりとしており、これを表現するにはむしろ単純な技術を緻密にやるほうが適していたからだ。日本の昔の作品もそうだった。それがどんどんと技術ばかり進歩して美術的感覚が乏しくなっているから味気なくなっている。
 「エイリアン」は最初「スペース・ビースト」という題名の活劇調だったのが改題されてゴチックロマン調になって、独特の雰囲気たっぷりになった。それが成功した映画だった。
 
  Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u82B8%u80FD%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9
[PR]
by ruhiginoue | 2008-03-20 02:07 | 映画 | Comments(2)
 「ロッキー」に続き、還暦スタローンがドーピングして鍛えて大奮闘のランボー新作は、戦闘場面の残酷描写がR15指定となったほどだが、暴力をおもしろがるのではなく告発するためだと作り手と送り手は説明している。
 それは深作欣二監督がそうだったが、戦争体験が実際にあったから説得力をもっていた。
 一作目の冒頭では、ランボーが戦友を尋ねると、その母親の貧しそうな黒人女性が、息子は死んだと言う。まだ若いのに癌だった。ベトナム戦争でアメリカ軍が化学兵器を使ったからだろうと語り、それが表沙汰にならず満足な補償もないようだとの場面は、短い会話だけでけっこう衝撃的だったが。

Excite %u30A8%u30AD%u30B5%u30A4%u30C8 : %u82B8%u80FD%u30CB%u30E5%u30FC%u30B9
[PR]
by ruhiginoue | 2008-03-07 16:26 | 映画 | Comments(0)