井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

カテゴリ:映画( 205 )

 宮崎駿監督の新作「崖の上のポニョ」が公開され客入りは好調な出だしで、はたして最終的にはどうなるかという予想がされているが、これは不確定要素が多いので最後まで何とも言いがたいものだ。
 宮崎駿監督作品は、アニメファンの間で話題になりはしても興行が振るわずテレビ放映によって一般的にも人気が出ることが続いてきた。メガヒットとまでなったのは「魔女の宅急便」からで、これも最初の頃はそれほどではなかったのに、ある事件があってから映画館に親子連れが続々と詰めかけた結果だった。
 それは他でもない、つい先日処刑された、監督と同じ名字の青年が起こした事件だった。
 彼は家は裕福だったが、親から受験勉強ばかりさせられて、そのため友達もなかなか出来ず、生まれつきの変形により手の動きに不自由があり早く手術すれば治った可能性もあったのに放置されたため障害が残ってしまい気にしていたという。
 そしてビデオソフト収集に喜びを見いだし、オタクという言葉をポピュラーにし、今ならyoutubeで簡単に観られるけれど当時としては貴重だったソフトを持っていることを収集家同士で自慢しあっては悦に入る孤独な青年だった。
 そしてゆきずりの幼女に手の不自由さを見られてしまい、逆上して殺害したと証言している。法廷では、やってきた父親に「あんたのせいで僕の人生はめちゃめちゃだったんだ」と罵り、その後この父親は自殺した。
 ところが、まだ容疑者が捕まらず、小さい子供が外で遊んでいるとき殺されたという事件に不安と恐れを抱いた親たちは子供を一人で外に出さなくなり、ちょうどその時期から映画館の客が急増した。つまり、とりあえず映画にということで親子連れが押し掛けることになったらしい。
 なにが偶然に影響するかしれないので、興行とはわからないものだ。

Excite �G�L�T�C�g : �Љ�j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-07-26 15:37 | 映画 | Comments(2)
 「ロボコップ」が久しぶりに新作だそうだ。
 日本の「メタルヒーローシリーズ」に影響され、スタッフが東映に来て「宇宙刑事ギャバン」などの器材を見学して行ったそうだが(確かにソックリ)、殉職した警官が復活というのも平井和正原作の「エイトマン」があったし、石森章太郎の「ロボット刑事」というのもあった。もっと古くは「タンクタンクロー」とか「人間タンク」などがあって、日本古来からの発想のようだ。そうしたアイデアを集積したのだから、ロボコップの真の作者は「八手三郎」だと言うこともできる。
 しかし「ロボコップ」は描かれる近未来にリアリティがあった。国家財政の危機から公的機関が次々と民営化され、軍隊や警察まで民間企業に丸投げ。企業利益優先のため劣悪な条件で働かされる警官たちはストライキし、その間に犯罪が激発。しかしそれは下町のことであって、セレブな人たちの住む高級住宅地や六本木ヒルズのようなビルは租界のような別世界。そこでも利益と権力争いのため足の引っ張り合いがあり、時には殺しまで。
 そんな中で、自分が何者か模索し戦い続けるロボコップ。
 続編はさらにリアルにしたけれど暗すぎた。悪徳企業家たちは逃げ延び、「悔しい」という婦人警官に対してロボコップが言う。
 「耐えろ!所詮われわれは人間だ」
 音楽も良かった。バーホーベン監督は「ジェリー・ゴールドスミスに作って欲しかったけれど、そんな巨匠は作曲料が高くて、ロボコップのような低予算では起用できなかった」と言っていたが、確かに見るからに安っぽいB級SF活劇だった。でもバジル・ボドゥリスの作曲したロボコップのテーマはとても良かったし、続編ではもっとベテランのレナード・ローゼンマンが作った「ローボコーップ、ローボコーップ」という合唱つきのテーマ曲もなかなか。
 三作目の空飛ぶロボコップはやりすぎだったし、テレビシリーズはやや子供向けだった。ところが新作はますます暗くなるという。一作目の予言が今では当たっていて受け容れられるということか。

  
 Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-07-26 14:59 | 映画 | Comments(0)
 今のテレビはつまらない。昔は面白かったのに。
 そう言う人は多い。メディアが多様化してテレビの地位が相対的に下がっただけではなく、内容が充実していない。昔の番組をDVDで見て、内容の違いに驚くことすらある。
 昔は製作に当たっていた人たちが意欲的だったけれど、最近は下請け任せに予算ケチりなどの構造的問題があり、だから捏造などがおきるし、そうでなくても出来がお粗末ということになる。
 そんな話を、数年前に知り合いの米系日本人(アメリカ生まれだが成人してから日本に帰化した人)と話していたら、その人はアメリカで放送されていた日本のアニメも、昔は面白かったのに、最近はダメだなあと言っていて、良かった作品はなんといっても「マッハGO!GO!GO!」。
 外国でも人気がある日本アニメといえば、韓国では男の子には「マジンガーZ」、女の子には「キャンディ キャンディ」で、「キャンディ」は「冬ソナ」に大変な影響を与えたそうだ。死んだはずの人とそっくりな人が現れてビックリなんて話は、ヒッチコックの「めまい」かと思ったら「キャンディ」のだったらしい。イギリスではサッカー人気で「キャプテン翼」だが、内容は努力とか友情とか良いのだが、あの絵柄はひどすぎると言われているらしい。体型のデッサンがなってないとか、みんな同じ顔してるとか。
 しかし、アメリカでは「マッハGO!GO!GO!」の人気はたいへんなものだったそうだ。そうしたら見て育った世代により映画化である。
 なるほどと思った。
 
 Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-07-05 19:37 | 映画 | Comments(3)

島本須美も出ている

 「クラリス」「ナウシカ」で、どこかで聴いたことある声だけど解らず、すっと後からアニメのウルトラマンの女性隊員だと気づいた。
 
�w�U���E���g���}���x������Ă݂� | Excite �G�L�T�C�g
[PR]
by ruhiginoue | 2008-06-27 11:15 | 映画 | Comments(1)
 タレント映画解説者(評論家ではない)の水野晴郎氏が亡くなった。
 彼はかつて選挙に担ぎだされて立候補したが、比例名簿3位にして落選した。
 選挙期間中、テレビの「水曜ロードショー」への出演を自粛していたが、そのため同じ放送時間でありながら水野氏のおしゃべりが無い分だけ映画を放送する時間が多くなり、映画の長さによってはノーカット放送となった。
 映画ファンは大喜びして言ったものだ。
 「いやぁ、解説が無い映画って本当にいいもんですね」

Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-06-12 06:21 | 映画 | Comments(5)
 黒澤作品リメイクが振るわない。
 時代劇ばかりだから、次は現代劇を。「悪い奴ほどよく眠る」を、今度は防衛省を舞台にしたら絶対受ける。ただし問題は圧力。
Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-05-30 22:42 | 映画 | Comments(2)
 マンガの天才主人公は無神経で残酷な態度が目立つというコネタだが、出してある例には疑問な部分が。
 マンガの例が少ないのに映画にもあるといって「アマデウス」の話に。それに、この映画はよく見ると、単に凡人と天才の比較をしたのではない。ウケ狙いを重視したアントニオ・サリエリ(実際に劇的高揚が得意だったと伝えられている)に対してアマデウス・モーツアルトは、完成度にこだわりオペラの上演時間が長くなって皇帝がアクビするなど観客を疲れさせてしまう。だからモーツアルトはサリエリに「少し君を見習うことにするよ」と半分は本気、半分は皮肉、そんな調子で言う。
 漫画「庖丁人味兵」も「ガラスの仮面」も、恵まれた環境にあるライバルを天賦の才を持つ主人公が打ち破って行く痛快さが受けているが、才能とは世俗の価値観とは異なるため欠損した人間性に備わるということであり、だから「ドラゴンボール」の主人公もモーツアルトと同様に家庭を顧みない。
 つまり天才とはある種の不幸である。トーマス・マンの「トオニオ・クレーゲル」が言う「才能というよりは呪い」だ。だから残酷な印象になる。
 それにしても「包丁人味兵」とは70年代前半に少年ジャンプに連載していたもので、ずいぶんと古いものを持ち出したものだ。残酷なら「美味しんぼ」の先生のほうがすごい。このモデル魯山人も、不遇な生い立ちのため子供の頃に食べ物に苦労し美食にこだわるようになった。
 あと、このネタに引き合いにぜひ出すべき「ブラックジャック」が無いのが疑問だ。
 

�}���K�ɂ݂�u�V�ˎ�l��v�̎c���� | Excite �G�L�T�C�g
[PR]
by ruhiginoue | 2008-05-09 11:18 | 映画 | Comments(0)
 イタリアでは、物議となる映画の上映反対運動を、製作者や配給会社が自作自演して宣伝することがよくある。「政治的」とか「残酷」とかいろいろ。実際にそれなりの内容であることもあるが、大したことなかったりする場合も多い。
 「靖国」も、いちゃもんがついたことが大宣伝となって満員御礼となりそうだ。もっともこちらは、いちゃもんをつけた人たちはマジだったようだがピンボケだったため逆効果となった。
 既に指摘があるが、ほんとうに「反日宣伝」の要素があるなら、外国で上映されることを心配しなければならないはずだ。もしも日本国内で上映できず、日本人は内容がわからないまま外国では上映され、これを日本では上映できなかったと話題にされたら反論もできない。
 今回、上映はできたが、国会議員がとやかく言って公開が危ぶまれたという騒動になってしまったのだから、国内では映画の宣伝になり、国外では反日宣伝となる結果となった。まさか、こうしたくて騒いだのではあるまい。ただのトンマではないのか。
 Excite �G�L�T�C�g : �Љ�j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-05-03 19:11 | 映画 | Comments(2)
 「バーバレラ」がリメイクだそうで、製作はまたラウレンティスと聞いて、会社潰したはず(だから「トータルリコール」はカロルコに委譲)だけど復活したのか。
 英バンド名のもとになったデュラン・デュランとか懐かしいが、ジェーン・フォンダが無重力で服を脱ぐ名場面の特撮は日本で「さよならジュピター」が真似しようとしたところ金がかかりすぎてあきらめたというが、どんな技術だったのか、知っている人がいたら教えて欲しい。
 技術の進歩に依存すると「ホーンティング」のような失敗となり、要は内容だ。

Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-04-26 15:03 | 映画 | Comments(0)

「移動じゃなくパンだ」

 「隠し砦の三悪人」がリメイクしてまた失敗しそうだ。
 黒澤明監督のこの映画でいちばん迫力があるのは、三船敏郎の侍が馬に乗って敵の騎兵たちを追撃し追いつきざまに連続して切り倒す場面。ジョン・ミリアスが「風とライオン」で真似していた。
 「あんな長い移動レール敷く予算があったら私でも撮れる」
 後輩監督に言われた黒澤明監督。
 「おい、あれが移動だと思っているのか」
 「移動じゃないんですか」
 「移動なんかぜんぜん使ってない。あれはパンだ」
 そもそも、あんな長いレール敷く場所はない。同じ所を何度も走らせて繰り返し撮った。走る馬の足下映像を挿入することでつなぎ、長い距離のように見せた。カメラは停止したところからパン撮影。パンだから背景が流れて疾走感が強くなる。そして繰り返し同じように撮影しているようでいて、次第に迫っている。近づいたのではなくレンズを交換している。
 それを「アラビアのロレンス」みたいにしたと勘違いした人がいたということ。
 黒澤明監督は金をかけたから迫力のある活劇が撮れたのではない。特撮とかCGを使ったのではない。映画技術の基本を踏まえて表現していたということ。

Excite �G�L�T�C�g : �|��j���[�X
[PR]
by ruhiginoue | 2008-04-26 04:10 | 映画 | Comments(2)