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by ruhiginoue

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 アメリカで、不景気になると離婚が増え、とくにウォール街に顕著だという。
 『ウォール街』という映画があった。この映画のオリバー・ストーン監督はユダヤ系で父親が投機ビジネスをしている裕福な家の出だったが、不良で麻薬などの問題を起こしたあげくヤケクソになって名門大学を中退しベトナム戦争へ志願。この体験が『プラトーン』になった。
 つづいて作った『ウォール街』ではまた主演がチャーリー=シーンで父親のマーティン=シーンと実の親子が親子の役で共演。気骨ある父とバカ息子というのはマーチンとチャーリーも同じだった。よく警察沙汰を起こすことは父子同じだが、父は反戦などデモや座り込みが原因で、息子は酒や女の問題だった。
 映画の中でバカ息子チャーリーは、マイケル=ダグラスふんする悪党にそそのかされてインサイダー取引をして逮捕される。父親の勤め先を食い物にしようとする投機家に対して、「職場の仲間と労働組合を裏切ることはできない」と儲け話を断固拒否するマチーン親父の毅然とした姿に感動して悪事をやめようとする息子だったが、「転職してなんとかやって行ける」と言うのに対して付合っていた彼女から「さんざん贅沢をした今になって、なんとかやっていけるレベルでは満足できない」と拒否されてしまう。そして手錠かけられて泣きべそかきながら連行されていくバカ息子チャーリー。女を見る目も無かったわけだ。
 ホリエモンと付合っていた、売れないながらもいちおう芸能人の彼女は、その後どうしたのだろうか。
 ところで漫画家の松本零士氏が言っていたが、彼の母親は元教師で、子供の宿題を見て適切な添削をしてくれたそうだ。子供の頃は、大人だからできるのだろうと思っていたが、普通はとてもできないことだった。
 松本氏の母親の世代で、女性が学校を出て教師になれるということは、かなり恵まれた家庭の出身だった。それが結婚してから貧乏になってしまった。松本氏の父親はあまり成功していない商人だった。だから、貧乏そのものに加えて、損な結婚をしたことを、周囲から嘲笑されたそうだ。
 しかし、悔しくても歯を食いしばって耐えて、子供たちを養うために働き続けた。そんな苦労を、いいとこ出のお嬢さんだった人が乗り越えられたのは、誰が何と言おうと自分が好きで結婚したという確信があったからだった。
 その影響だろう、松本作品の主人公には「他人がどうであろうと自分は自分」という信念の人が多い。いま歌手と揉めている『銀河鉄道999』も、極貧の母と息子が寒さに耐えている場面から始まり、それは父親がいないからで、機械化文明の風潮に反対したため殺されたという会話が交わされている。そして結末も、機械化文明は誤りとして崩壊する。
 こんな話をしても、やはり女性は、苦労や貧乏は嫌だと言うものだ。どこの家庭でも、女の子には苦労させないように親は気を使う。
 松本氏だって、「サルマタケ」が生える四畳半のアパートで暮らしながら気持ちだけは崇高でいる主人公を体験から描いてはいるが、その後SFで大ブレークするまでは、「悪女」でおなじみの奥さんの漫画のほうが売れていたから悔しかったと告白している。
 
 
 
 
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by ruhiginoue | 2008-07-20 15:17 | 国際 | Comments(2)

勉強はしたほうがいい 

 勉強しろとうるさく言われて親を刺殺してしまった女子中学生がいた。
 「となりの山田くん」(高畑勲監督、いしいひさいち原作、スタジオジブリ製作)という映画で、「勉強しろ」と母親から口うるさく言われた中学生が、「どうして勉強しないといけないのか」と思い父親に質問すると、父親は返答に困ってしまい、そのブザマな様子を目の当たりにした息子は「やっぱり勉強はしたほうがいいのかな」と言う場面があった。
 親から勉強しろと言われて反発を感じたら、そんな腹が立つ親みたいにならないように、たくさん勉強をするべきだ。ほんとうにちゃんと勉強した親なら、子供に反感を持たれないし、それ以前に勉強しろと言わなくても子供は自然と親を見習うもの。
 あと、成長する段階で、たいていは親を殺す夢をみるもの。それが精神が自立した証拠で、大人になれたのだ。これに比べたら夢精なんて意味が無い。精神と違い身体なんて勝手に成長する。
 親殺しの夢をみない人は親離れできず、恋人が出来なかったり、結婚しても配偶者より親に頼りつづける人になってしまう。それではダメだ。ビートたけしの名言「寝る前にちゃんと閉めようガスの栓」のパロディ「寝る前にちゃんと絞めよう親の首」というやつだ。夜の営みをする歳になったら親の威光を消さなければならないということだ。そういうたけし自身はダメだったが。
 精神的に自立していても、親殺しの夢を見ない人は、現実に親を殺そうと思っていたりする。そんな人が何かのきっかけてキレてしまうと、ほんとうに殺してしまう。だからそれを防ぐため親に見立てた人形を刃物で刺すセラピーもある。
 
 
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by ruhiginoue | 2008-07-20 07:03 | 社会 | Comments(6)
 そう言うと、「子鹿物語」を観ろ、と言い返されそうな話。
 アメリカで、バイソンを虐殺して動物虐待や窃盗の罪に問われた男がいた。しかし野生ではなく飼っているもので、迷惑していたという。
 日本だったら動物虐待および窃盗ではなく器物損壊だ。よく、犬や猫に迷惑している人が毒入り餌をばらまく。
 前に住んでいた所で、うちに脅迫めいた手紙が来て、迷惑していると書かれていた。しかし当時うちでは動物を飼っていなかったので、隣のうちと間違えたのではないかと思い、その手紙を隣人に見せた。隣では犬と猫を飼っていた。犬はよく些細なことで吠えてうるさかった。隣人は「気をつけないと」と言っていたが、犠牲になったのは犬ではなく猫の方だった。無惨で、隣の奥さんは数日寝込んでしまった。

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by ruhiginoue | 2008-07-19 02:23 | 国際 | Comments(0)

「敗北の文学」

 芥川龍之介の遺失したと思われていた遺書が発見されて公開。
 彼の自殺について、共産党の指導者となる宮本顕治が「敗北の文学」と論じて論壇誌のコンクール一位となり、保守派の小林秀雄は二位だった。このため文芸春秋など保守派の論壇では、共産党に対するコンプレックスをひきずり、そこからさらにヒステリックな左派攻撃をすることになる。
 宮本が言うには、理想主義者で進歩的で反権力だった芥川は、現実との乖離に絶望して負けたということだった。
 しかし、松本清張はもっと辛辣だった。芥川の自殺はゆきづまりではあるがネタ切れによって作品が書けなくなったにすぎず、哲学的な要素はないということ。
 松本が正しい。芥川の作品は数学の公式のように正しいが、そこへ代入する数値がなかった。これではすぐにゆきづまる。
 学校秀才で社会経験が乏しかった芥川に対して、松本は貧しくて優等生だったけれど進学できず、これが就職にも響いて朝日新聞の正社員になれなかったがジャーナリズムで活躍した経験から社会を観察し、文春にもっとも多く書いた作家であり左翼からは「しょせんは体制イデオローグ」と言われながらも社会派作品を量産した。
 宮本も文筆だけでなく政治家となり現実社会と向き合った。
 芥川は少年のときに夢中になった人は多いが、大人になってからも読む人は少ない。社会経験のない作家の作品は、読者に社会経験ができるとそっぽを向かれる。
 そして、うちにとじこもって小説ばかり読んでいる文学青年のものであることは、芥川は三島由紀夫とおなじであった。三島は社会的に認められたかったけどノーベル賞に落選して政治活動を無理して行い自殺。欲しくなかったけど受賞してしまった川端康成は弟子にうしろめたくて、政治に無関心なのに選挙で自民党の候補を応援したあげく自殺。
 「敗北の文学」ではなく文学の敗北である。というか、そもそも文学なんて青少年向けのもので、社会人になったら卒業して現実を生きるものだろう。松本清張でさえ、夢中になって読むのは比較的若いうちである。 
 
 
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by ruhiginoue | 2008-07-19 01:17 | 文学 | Comments(8)
 犯罪をしでかして捕まった者が、酒を飲んで泥酔していて何も覚えていないと言うことがよくある。ほんとうに何も覚えていないとしても、大人なら、自分が悪い。しかし、子供が自分の意志に反して大人から無理強いされたのだったら、どうだろうか。悪いことをしたけれど子供はむしろ可哀想で、責任は大人にあるはずだ。
 ところが少年犯罪のたびに、大人の責任を問わず子供ばかり責める。未成年者に実名報道しろとか厳罰とか死刑などと言う人たちは、悪いことをさせた大人の責任を追及しない。それは、なんてことはない、自分がだらしない大人だからというだけのことではないか。子供を犯罪に走らせた出来損ないの大人と同類である自分を認めたくないのだろう。未熟な子供のしたことだから責任は成熟した大人にあるということになると困るのだろう。自分が大人らしからぬ低い程度だから自信がないのだ。しかし自分がバカだとは信じたくないので、子供のほうが狡猾なんだと思い込む。そして子供は責任をとれると言い張る。
 光市事件なんて、その最たるものだ。
 あの犯行は内容からして頭がおかしくなければ到底できることではないが、産まれてから事件を起こす前々日まで父親の暴力を受け続け、失神や重傷を負うことも度々だった。母親も殴られ続けて自殺。その死体を少年は目の当たりにしてしまい、それから異常な言動に拍車がかかり、ついに数年後あの忌まわしい事件を起こす。
 妻を自殺に追いやり、親父のせいで頭がおかしくなった息子が他所の母親と赤ん坊を殺し、そのため息子は死刑囚になった。だから直接手にかけたのではないが4人殺したも同然である。4人も殺せば死刑のはずだが、この父親は妻に自殺されても反省の色無く、息子への暴力は続き、フィリビン人の女性を後妻として他は知らん顔だそうである。
 ところが、息子のほうを「殺せ」「死刑」と叫ぶ声はやかましいほどだが、父親に対しては静かすぎるほどだ。
 この社会は暴力親父には甘い。なんせ、夫の暴力で離婚を訴えた女性に対して、裁判官が「殴るには理由があるからだ。私だって妻を殴ることがある」と言い放った有名な裁判例があるし、家庭裁判所の参与員なんて老人が暇潰しにやってきて古い考えを押し付けることが多いから、裁判官よりもっとひどい。人権擁護委員も、田舎ではただの名誉職でしかないから似たようなもので、夫の暴力には我慢しろとか「人間は忍耐が大切だ」と延々と説教された女性もいる。
 女性と子供が暴力から一時退避するシェルターを作ろうとすると「家族制度の崩壊につながる」と封建的家制度を今も信奉する人たちが反対する。人が不幸でも枠組みが守られるべきということだ。
 こうした「保守反動派」だけではなく、「左派」とか「人権派」の人たちにも、同類項は少なくない。人権擁護団体の活動家で、「女房を殴ったことがある」と言う人はゴロゴロいる。後悔して言うだけでなく、無反省に言う者もいる。
 そう言う情けない日本社会で、また少年が事件を起こした。親から「死んでしまえ」などと暴言を浴びせられたと言っている。そして、乗っ取ったバスの乗務員や、やってきた警官に、親の仕打ちを打ち明けていたという。訴えるところが無いから、いちおう有っても信用できないから、そうするしかなかったのだろう。
 
 
  
 
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by ruhiginoue | 2008-07-18 00:25 | 社会 | Comments(5)
 五輪誘致は国民が熱願しているというのが石原都知事の言い分。そんなわけないだろう。長野オリンピックのときだって、地元では環境破壊だとか迷惑だという反対論が、かなりあった。国の発展を示すのにちょうど良いという場合に、国民が熱望しているということになる。前の東京オリンピックがそうだったし、今ちょうど北京オリンピックがそうだ。
 ロサンゼルスのとき、派手なショーにして大企業のスポンサーを募り税金は一切使わず成功したとのことで、それまで開催は金ばかりかかると敬遠されていた五輪もビッグビジネスチャンスになりうると誘致合戦になったが、現実は厳しくて、そう上手く行くとは限らないことが実証されている。
 今回のサミットでさえ、金ばかりかかり(プレスセンターに30億って、そんな金があるなら夕張を助けろ)神経質警備で地元は大迷惑だという。オリンピックだったらどうか。大変なだけの見返りが期待できるなら、みんな諸手を上げて賛成するだろうが、そうでないから皇族を引っ張り出そうとするのだろう。だから宮内庁も「ばか」じゃないから反対しているのだろう。
 
 
 
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by ruhiginoue | 2008-07-17 23:08 | 政治 | Comments(6)
 アメリカで、自分の選挙権一票をネットで売ろうとした大学生が逮捕され、とんでもないことだと指摘されたところジョークだったと答えたそうだ。そして冗談では済まされないと批判されている。票を売るのは贈収賄行為で刑事事件となるし、権利とは得る為には命がけなこともあるわけだし、選挙とは意見の違いを争うものであって金が動くべきことではなく、そもそも一人一票なのだ。
 自分のものだから売るのも自由だと錯覚した人は日本にもいて、91年に東京都渋谷区で、同区内にある聖心女子大の学生がそうだった。渋谷区議会議員選挙がらみだった。
 警察の取り調べでは、悪いことをしたという気が無く、「自分のものだから売っていいなら売春してもいいの?自分の身体だよね」と言われ赤面しながら「それはいけませんわ」と答えるから警官もあきれ果てて「ほんとうにお嬢さまなんだな」と言ったそうだ。
 そういう学校は、礼儀とか躾はしっかりしていたけれど、市民としての教育はお留守だったということだ。それではだめだろう。例外はやんごとなき一族に嫁いで選挙権が無くなった場合。


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by ruhiginoue | 2008-07-17 07:46 | 国際 | Comments(0)
 精神科病棟は裁判員だった人でいっぱいになりそうだ。
 被告の家族に恨まれて殺される人もいるだろう。
 裁判員は陪審員とはちがい、裁判官と検察官があらかじめ判決を作っておいて、強引に賛成させるもの。陪審員のように、官僚の独善や暴走を市民の良識によって抑制するものではない。
 無実であることが明らかな人を死刑や無期刑にするなら国民を共犯者にして批判されないようにしてしまうわけだ。
 実際、最高裁は初めのころ陪審員だと思って裁判員制度に反対していた。自分たちの権力が犯されると心配したからだ。
 陪審員なら、市民の良識に対して検察から控訴することは許されない。ところが裁判員の判決は検察から控訴されると今度は裁判員抜きで司法官僚だけの裁判となる。「お上」が国民を完全に見下している象徴のような制度である。
 拒否したら罰金10万円だが、金のある者にとっては端金だから、罰金支払って自分の仕事したほうが得である。拒否できないのは貧乏人である。貧乏人の多くは低学歴で無知だから言いなりにしやすいということだ。
 やりたくなかったら、ブログを初めてひたすら「死刑制度反対」「最高裁は政治家の言いなり」などと書きまくること。当ブログの受け売りをしてもいい。そして候補者になってしまったときブログをやっていると告げて印刷したものを渡せば絶対に選ばれない。
 
 
 
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by ruhiginoue | 2008-07-16 03:54 | 司法 | Comments(0)
 香港について、英国のサッチャー首相は、中国ではなく英国が持っていたほうがいかに有益であるかと力強く説き伏せたつもりだったが、鄧小平から「そんなことは関係ない。単に期限が到来したから回収するだけだ」とピシャリと言われてしまい言い返せなかった。
 自ら「鉄血宰相」「鉄の女」と名乗り徹底した強硬路線を貫き、フォークランド(マナビス)島の領有権をめぐっては軍事政権のアルゼンチン相手に派手な戦争までしたサッチャー首相が、その回顧録の中で「自分の政治家人生の中で唯一の完全敗北」と認めたのが、この香港を巡っての外交における東洋人の中でも特に小柄な翁との対決であった。
 さて、日本は竹島の領有権について中学の学習指導要領解説書に初めて記載するという。対立する韓国に配慮して和らげた表現にしたが、それでも反発は起きている。
 しょせん、この種の問題は様々な駆け引きによって勝つか負けるかによって決まる。なんと喚こうと、それが現実である。
 はたして日本政府は、物議となることをわかっていながらあえて踏み出すだけの裏付けを持っているのだろうか。自分は正しいと言うだけでなく、それを押し進める政治戦略を持っているのだろうか。
 それが無いのなら、自分たちは出来ないので学校で教えておけば後の世代の者がなんとかしてくれるという甘い期待による責任放棄としか言いようが無い。今から具体的な努力を積み重ねたうえで後世に引き継いでもらうのでないと、何もないまま丸投げされたほうは迷惑なだけだ。
 
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by ruhiginoue | 2008-07-15 09:48 | 国際 | Comments(1)
 ガンから再起した忌野清志郎氏が転移によってまた治療で、公演は中止だという。
 先日たまたまFM放送を聴いていたら、忌野清志郎復活という番組に出ていて、新曲の「新宿で飲んで中央線に乗って帰る途中に吉祥寺あたりでゲロ吐いてやっと国立に着いて・・」という意味の歌詞に大笑いしてしまったが、ビートルズは大好きでポール派というのは意外だった。ジョン派だと思っていたが。
 日本はガンが多く、実は原子力発電所の風下の地域に目立つそうだが、そういうことがあるからFM東京(親会社はサザエさんが言う「エネルギー(原発)とエレクトロニクスの東芝」)は、放送禁止ということか。そして「FM東京ー腐ったラジオ、最低のラジオ、バカのラジオ、政治家の手先。何でも勝手に放送禁止さー」という怒りの生放送ハプニングということか。

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by ruhiginoue | 2008-07-15 02:10 | 音楽 | Comments(0)