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by ruhiginoue

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まるで「八月の狂詩曲」

 今年の八月について、暑いかと思ったら大雨になったりと、何だか「奇妙な夏」でした、という共同通信の記事は、もしかして黒澤明監督の「八月の狂詩曲」を意識してのことだろうか。
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by ruhiginoue | 2008-09-02 11:11 | 社会 | Comments(0)
 日本で「裁判員」なる「陪審員」とも「参審員」とも異なる奇妙な制度が猛批判の中で始まるが、ロシアの監督・俳優として大変有名なニキータ・ミハルコフが、アメリカ映画「12人の怒れる男」を翻案して映画化した。
 この話は、親殺し事件裁判の事実認定で陪審員たちが議論するうちに、最初は有罪と決めてかかっていたのに、慎重に検討してみると無罪の結論となるものだ。
 ミハルコフ版では、ロシア人の養父をチェチェン人の養子が殺害したことになっているが、基になるアメリカのルメット監督版では、アフリカ系の家庭で息子が父親を刺し殺したとされる事件であった。
 どちらも、人種偏見から、やったに決まっているという予断を持っていて、それを批判して描いているのだが、アメリカ版ではその偏見の原因として、黒人家庭で親殺しはよくあることだから、というのだ。これは日本の漫画「ブラックジャック」にも、主人公がニューヨーク滞在中の話で会話の中に出て来た。
 スピルバーグ監督の映画化によって外国にも有名となった「カラーパープル」というピューリッツアー賞小説では、アアフリカ系アメリカ人の家庭の亭主関白と男尊女卑と家庭内暴力が辛辣に描かれていて、だから映画を観ると人種問題よりフェミニズムがテーマかと思ってしまうし、監督がユダヤ系だったこともあり、黒人差別の映画だと非難した人までいた。
 しかし、黒人家庭がそうなってしまうのは人種差別があるからで、社会に出て抑圧ばかりだから、そのストレスから家庭に入ると爆発が起きてしまうのだ。原作者のアリス・ウォーカー自身、子供の頃に家庭内暴力に遭って片目を失明している。彼女の兄が物を投げて当たってしまったのだが、その兄は親のせいでイライラしていたし、親も差別や貧困でイライラしていたのだった。こんな中ではとうとうキレた子供が親を刺してしまうなんてことはありがちで当然だろう。
 だから彼女は、「片目の視力を失ったかわりに社会への視野と観察力・洞察力を得た」と言って社会派小説を書き続けた。そして抑圧された者が暴力に走るとの図式を熟知しているため、「テロとの闘い」という大義の偽善とイラク戦争を、もっとも勇気が要る時期に批判していたのだった。
 日本でも、親子のあいだで暴力沙汰とか時には殺人になる事件が発生するが、やはりここでも、子供は親からストレスを受けてイライラしており、その親は社会から抑圧されてイライラしていると考えるのが自然というものだが、視野を持つことは難しいし、持ってもそこから発言するには勇気がいるのだ。

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by ruhiginoue | 2008-09-02 11:05 | 社会 | Comments(0)

内閣府から個人情報流出

 ホームページから個人情報が読み取れてしまうようになっていたとのことだが、この内閣府の個人情報保護審査会の会長代理をしていた鬼頭季郎は、東京高裁判事時代にデタラメ判決連発と警備員を動員して住民訴訟原告団へ暴行を働くなどのゴロツキである。ロッキード事件の偽電話事件や職権乱用罪で失職した鬼頭判事補の実弟でもあり、兄が兄なら弟も弟というトンデモ兄弟である。
 そして鬼頭季郎は、フジテレビ対ライブドアの事件でホリエモンの味方をしたあと、インターネット関係でまたまた不正をやらかしたとして問題になると、「自分にはパソコンやインターネットの知識が無いから不正は不可能」という趣旨の抗弁をし、こんな無知な老人がよくこの地位に居れたと呆れられた。
 これでは今回の不祥事も当然だろう。
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by ruhiginoue | 2008-09-01 19:38 | 社会 | Comments(0)

ロードショー誌の休刊

 映画雑誌「ロードショー」は、グラビア中心の映画雑誌として「スクリーン」と双璧をなしていた。
 とくに「ロードショー」のほうはスター中心で華やかな誌面だった。「キネマ旬報」が映画の内容とか評論などを重んじていたのとは対照的だった。
 スター主義の華やかで明るい誌面のおかげで、「ロードショー」はとてもよく売れていた。またロードショー誌推薦サントラ版というのは、かつては帯にデカデカと載ったものだった。売れているだけに影響力もあったわけだ。
 ところがインターネットの普及により読者が激減し、休刊するという。
 情報を集めるだけならネットで充分だし、DVDには解説もある。また、読者によるスター投票とか、読者による映画評のコーナーも、今では誰でも自分のサイトに書いて発信できる
 私事で言うと、少年時代に何度か投稿していた。試写会に応募して当たると、見ては批評を書いて投稿する。ぜんぜん採用されなかった。連載していた映画評論家の今は亡き大黒東洋士への反論を書いて送ったこともある。
 しかし、それはあくまで副次的なことで、やはり同誌を買う動機は、表紙がジェニファー・コネリーだったのでつい、という程度のことだった。だから「キネ旬」の愛読者からはミーハー呼ばわりである。

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by ruhiginoue | 2008-09-01 13:31 | 映画 | Comments(6)