井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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NHK受信料拒否

 権力からも商業主義からも自由であるために、公営放送でも民間放送でもなく「公共放送」の形をとり受信料制度をとっている建前のNHKだが、実際には、予算の承認など政府のひも付きで、有力政治家の圧力で放送内容を変えてしまうし、企業や商品の広告こそしないけれど、番組に商品を利用しての間接宣伝はしていて、それに色々な企業から売り込みを受けては取引して応じているし、そうした元々ある不信に加え、続く不祥事とテレビ離れが拍車をかけ、受信料不払いが増大しているのだが、アメリカからの圧力による「国策」の地デジに対応するための投資が必要で、不払いに対して訴訟を起こすなど強行手段に出始めているという。
 しかし、これらは単にケチで払っていない人たちに対してであり、思うところ有ってボイコットしている者たちに対しては「藪蛇」となるので昔から避けていたのが実情だ。貧乏で払えない人は訴えても無駄だし、ただのケチで払わない人は、出るところへ出られたら慌てて払うものだから脅しだけで効果がある。
 ところが、NHKの体質や予算の無駄づかいを問題にしたいからと手ぐすね引いて待っている人は、訴えたら面倒なのでNHKとしては避ける。もちろん裁判になればNHKは勝つだろう。なんせ一審で負けても二審で、二審で負けても最高裁に行けば強引に逆転勝訴できるのが権力べったりのNHKである。ただし、今NHKの目的は金であるから、まずは脅しただけで払うただのドケチさんを相手にするのが得策だ。
 かつて我が「実家」では生意気な高校生の息子が、集金人に対して行宗総一著『NHKはもういらない』(三一新書)とか、本多勝一著『NHK受信料拒否の論理』(未来社)を見せて、払わないと宣言して追い返したが、その両親が、払わないといけないのではないかと「なんとなく思って」、貧乏なくせに支払ってしまっていたものだ。
 そういう貧乏人も少なくないだろうから、訴訟もある程度は効果があるだろう。ただ、そのうち、それならテレビなんて要らないと言い出して捨てる人が激増するだろうが。 
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by ruhiginoue | 2009-07-10 22:46 | 社会 | Comments(3)
 ご時世から、小沢一郎に続き鳩山由紀夫と、民主党代表の資金について不正が突かれているが、しかし、これをいくらやっても票が自民に戻るのではなく共産党などへ流れるだけかもしれないし、そうなったほうが良いのではないかと、民主党に期待してはいないから思うのだが、しかし、この政治がらみのお金の問題については、例の佐藤優氏の指摘したことに賛成である。
 彼が言うとおり、政治資金規制法違反などは形式犯であり、それも悪いけれど、でも、受託収賄罪などのように、国民の信任を受けた立場を利用して自分や誰かの利益にするような、国民の代表者として明らかに失格というものと比較したらどうか。違法性があることは同じでも、内実はまるで異なるものだ。
 その点は、どの党を支持する者であっても、肝に銘じたうえで選挙の投票をするべきだろう。

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by ruhiginoue | 2009-07-06 19:20 | 政治 | Comments(3)
 児童ポルノ規制法改正で、提案者の葉梨康弘議員は、宮沢りえさんの写真集を1年以内に廃棄しろと発言したと一部の新聞が誤報したと主張し、自らは見ていないため児童ポルノか判断できず、「そんな直截的な答弁は行っていない」と反論したうえ、新聞やネット上の情報については、「誤解による決めつけ」としている。
 しかし、宮沢りえ写真集を例に出して過去の出版物はどうかと質問されて、そうかもしれない物は廃棄して当然であり、法案は一年間の猶予があるようになっていると答弁したのだから、内容的には言ったことになる。これについてはこちらを参照
 そもそも、定義が曖昧という問題もあるが、それ以前に、単純所持が犯罪とされることに危険がある。それだと、疑わしいから家宅捜索ができて、自作自演で陥れることもできるし、そこまではしなくても、引っかき回されて仕事にも生活にも支障を来すように嫌がらせが出来てしまう。
 現に、警察の不祥事などを告発した本や雑誌に対する報復として警察がデタラメな口実を作って出版社にガサ入れすることが、昔から横行している。それに抗議したら「コーボー」(公務執行妨害の略)と叫んで逮捕。こういう手口を常套手段としていることは昔から日本の警察は悪名高い。つい去年も「麻生邸見学」の事件があったではないか。



 この法案推進の側は、サミット参加国で単純所持規制がないのは日本とロシアだけだと言っているが、それでいいのだ。特高警察とKGBの伝統を今も引きずる危ない体質の国だから。


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by ruhiginoue | 2009-07-04 09:53 | 政治 | Comments(11)
 09年版「青少年の現状と施策」(青少年白書)は、学校に行かず仕事も職業訓練もしない若者「ニート」が高い年齢層で増加傾向にあると指摘するが、ここには、学校に行きたくても金がなく、仕事したくても職がなく、職業訓練うけるにも金がかかる、という現実が先ずある。
 雇用情勢の悪化が深刻で、5月の有効求人倍率が過去最悪を更新して0.44倍、失業率も過去最悪に迫る5.2%。TV東京の『WBS』でも、今後、正規社員のリストラが進むことや、昨年、失業して失業保険を受けていた失業者の給付がそろそろ切れ始める、ということを取り上げていた。
 この不況下で求人がないのも当然だが、そこへ数字の誤魔化しとしか言いようがない操作がされている。ブラック企業と呼ばれる、労働基準法関係なくサビ残満載、営業ノルマが地獄、パワハラ地獄、狂信的精神論、マルチまがいに自爆を迫る、などの問題企業の「求人」がカウントされている。だから、まともな求人の応募には、何十倍、何百倍という倍率で殺到する。
 こいう状況のため、書類を出しても面接にたどり着けるのがほんのわずか。そして正規社員での求人がままならないので、しょうがなくアルバイトをさがしても、年齢であっさりと断わられる。
 そんな中だというのに、雇用創出の経済政策がお粗末だと言われているのは周知の通りだが、そこへもって、公的な、とりあえずの就職斡旋とか無料の職業訓練の相談などが、とんでもない実態なのだ。
 ハローワークを定年退職した人が老人の暇つぶしをしているだけで給料をもらっている。就職や職業訓練の相談など、時代遅れな就職観とともに自分の若い頃の自慢話をするばかり。もちろんパソコンとかインターネットなんて解らない。無料配布の求人誌や折り込みチラシを目の前に放り出して、これを見ろと言うだけなのに「相談」とか「指導」の仕事をしたことにして、自分は税金から給与をもらっている。
 また、身障者など事情を抱えた人の悩みを解決するどころか侮辱して嘲笑する始末。大学や大学院を出たけれど病気や怪我の後遺症で就労に苦労しているという人に向かって、その求人誌や折り込みチラシを突きつけて、「見方が解らなかったら教えてあげるよ」とニタニタしながら言った老人もいた。実際に相談したところ、貴重な時間の無駄なだけでなく、不愉快な態度と壮絶な加齢臭のダブルパンチで生き地獄だったと言う人は多い。役所に苦情が寄せられたら、それを聞いて「自分も」と同様の苦情がさらに寄せられた所もある。この種の告発は全国的である。
 「経済成長戦略」などの大きなことを直ちに実行するのは困難だから、先ずはとりあえずの政策を誠実に実行するべきなのだが、真面目にやっていない。それはすべて老人たちの仕業である。政治家も老人が多いが、政治家だけではなく、今の日本の社会では全体的に老人たちが不真面目で、その被害を後の世代が受けているのだ。この状態でありながら、ニートと言われる人は働く気が有るのか無いなのか、などと主観的な分野をとやかく言っても無意味である。

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by ruhiginoue | 2009-07-03 10:41 | 経済 | Comments(4)
 急死したマイケル゠ジャクソンはスーパースターだったので、莫大な遺産をめぐって騒動に発展しているが、そのなかで、彼の子供が実子かどうかも揉め事になっているそうだ。
 こういうことは、血縁関係と法的関係も問題になる。例えばマドンナのように、子作りだけと約束した男性との間に娘がいたり、ジョディー゠フォスターのように、買った精子で子作りしたりということもある。そうなると、故ジャクソン氏にも同様のことがあるかもしれない。
 またフランスでは、イヴ゠モンタンの死後、その娘だという女性が名乗り出て、顔がソックリというくらいよく似ていたから、ほんとうかもしれないと墓を開けて遺体からDNAを採取して調べたところ、まったく血縁はないと判明し、顔が似ているだけでは断定できないことが証明された。
 このように、血縁関係とはなかなか難しいものだが、そうなるのは財産が絡むからだ。財産が無ければ、親類間で多少もめることはあっても、世間の騒動にまではならない。
 その点、芸能人は注目が集まるし、スターとなると稼ぎが多くて遺産相続の問題に発展する。これが実業家などの場合は、芸能人ほど騒がれはしないけど、財産上の揉め事になる。特に、資産が多くて女好きで子作り好きという人だ。その良い例が堤康二郎で、この人の血縁関係の複雑さと、そこからの骨肉の争いは有名だ。これをモデルにしたとしか思えない映画『傷だらけの山河』(山村聡主演、石川達三原作 山本薩夫監督)は面白いからお薦め。
 つまり、血縁関係はそもそもわかりにくいものであり、それが大きな問題になるのはもっぱら財産が絡んだ場合である。だから、財産が無い人にとっては関心がないことだ。自分に無いから、有る人について、他人事なのに関心を寄せる。そして芸能人はもっとも適した対象だ。果たしてマイケル゠ジャクソンはどう決着がつくのだろうか。
 余談だが、自分は両親に全然似ていなかったけれど、実子かどうかなど全然気にしなかった。財産が無いので、気にする必要が無かったのだ。
 ただ、甥が似ていて、自分の少年時代とソックリだ。だから血縁はあったと考えられる。そして親戚などから、伯父が風来坊みたいなところがあるため寅さんと光男みたいだと言われる。それでは喩えが悪いと抗議した。それを言うなら、アルバートさんとアンソニーと言うべきだ、と。
 
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by ruhiginoue | 2009-07-03 09:39 | 芸能 | Comments(0)
 デビッド=クローネンバーグ監督の映画『Mバタフライ』(原作はトニー賞演劇)でジョン=ローンが扮した京劇俳優のモデル・時 佩璞(じ・はいはく)氏が6月30日にパリの自宅で死去、70歳だった。フランス公共ラジオが伝えた。
 60年代、女性に成り済まして北京でフランスの外交官ベルナール・ブルシコ氏(映画ではジェレミー=アイアンズ扮する)に近づき、外交機密を入手して中国側に流していた。83年にパリで逮捕されるまで、男性であることに気付かれなかったという。86年にスパイ罪で禁固6年の有罪判決を受けたが、87年に当時のミッテラン大統領から恩赦を受けた。
 怖い映画で知られるクローネンバーグの生理的恐怖描写は鳴りを潜めているが、幻想に囚われ現実を拒否しながら、最後まで観念に拘り殉ずる主人公の姿は、『ビデオドローム』などと共通していた。逮捕された後に護送車の中でジョン=ローンがジェレミー=アイアンズの前で裸になって見せて自分は男だと告白しても見ようとせず、下を向いたまま「お前は彼女じゃない」と言う姿は哀れであった。

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by ruhiginoue | 2009-07-03 08:28 | 映画 | Comments(0)
 もともと愛国心とは、「ならず者の最後の砦」というけれど、故郷への愛着や属している社会への責任を政治的な忠誠にすり替えていたり、その忠誠も普遍的な国ではなくたまたま実権を握っている勢力への服従でしかなく、私的な利権を公益にすりかえているばかりだから、要注意だ。
 しかし、それとは別に、埼玉は「保守王国」だが、それにしても上田清司知事の発言はひどいものだった。1日の県議会で、県立学校の式典で国歌斉唱時に起立しない教員について「教員が模範にならないようでは、どうにもならない。国旗、国歌が嫌いな教員は辞めるしかないんじゃないか」「自国を愛せない人は他国でも尊敬されない。国旗を掲げ国歌を歌うのは当然だ」などと発言したそうだが、どちらの意見に賛成かではなく、意見について問題の建て方がなっていない。
 嫌でも国に決められたことに従えというのと、嫌なことに従いたくないのは愛国心が無いと決めつけるのとは、全く別。国旗・国歌なんて学校では不要という考えもあるし、国旗・国歌と決められていても、日の丸・君が代は認められないという人もいる。
 外国の例で言うと、実に色々である。
 アメリカ国歌は大財閥のモルガン一族の歌だから作り直すべきという人など少数派がいるし、強制されない自由があるからアメリカは好きだという人がいて、国旗を踏んづけても罰せられない国だから命を捧げてもいいとまで言う人がいる。また、それを否定したら「星条旗の価値を貶める」という判例もある。
 フランスには、三色旗とラ・マルセイユーズ自体に反対する人がいるし、反対ではないし誇りに思うが、それゆえ愛し方やその表現方法を強制されるのは反対だと言う人もいるし、一カ所に集められて国旗を仰がされ国歌を唄わされたり聞かされたのするのはフランス人が大好きな個人主義に反すると言う人もいる。
 ロシアでは、テトリスのテーマとしても知られる公募によって決められた国歌だが、ソ連時代のものなので反対する人がいて、エリツィンもと大統領も反対していたし、世界的に著名な音楽家ロストボロービッチ氏は「とても起立して唄う気にはなれません」と強い調子で言っていた。
 オーストラリアでは、現在は折衷案が採用されているが、長い間にわたり英連邦所属派と独立派との間で、英国歌『ゴッド・セーブ・ザ・クイーン』にするか、国民的愛唱歌『ワルツイング・マチルダ』にするかで、どちらの勢力が優勢になるか選挙のたびに国歌が変わるので、国際オリンピック委員会などがセレモニーについて「今回はどちらにしますか」とお伺いをたてていた。
 他にもいちいち挙げていたらきりがないのだが、誰の何をどう批判しようとそれ自体は結構だが、ちゃんと問題点は区別しないといけない。
 埼玉県知事もひどいが、そうなる原因の一つが、反対している人たちの中に、問題点をちゃんと整理できないで独りよがりで騒いでいる人たちがいる。これについては、日の丸君が代の裁判で、前に述べたとおりであるが、前にこの問題に関心がある人に指摘を受けたが、そういう独りよがり敗訴派は、日教組崩れのもと県立高校教師の佐高信(現・週刊金曜日発行人)の支持する勢力だそうだ。

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by ruhiginoue | 2009-07-02 16:35 | 社会 | Comments(8)
 橋下氏が、テレビでデタラメな懲戒請求を呼びかけたことで訴えられ、一審で敗訴して賠償命令が言い渡されていたが、間違ったことを言ったと謝罪しながら控訴し、二審でも敗訴したものの、賠償額は減らされた。懲戒請求についてデタラメを言ったことは追認したが、名誉毀損ではないということだ。
 これは、名誉毀損に該当する虚偽の事実を述べたというのではなく、論評したということだから、それなら間違っていても名誉毀損に限っては該当しないということなら、いちおうは理屈が通る。ただ、批判するにしては下品で不穏当な言葉で罵っているのだから、侮辱罪に該当するはずだ。
 また、不十分な情報に基づいて述べたことをに気づいてテレビ局側に削除を求めたのにテレビ局が放送してしまったとも聞くから、その点では気の毒ではある。ただし、もとは自分の落ち度であることは変わりないと彼も思って謝罪したのではあろうが。そうすると、この番組『たかじんのそこまで言って委員会』は、前にも実名を出して間違ったことを言い個人を誹謗した出演者の発言を、録画番組であり編集してから放送してるのに、問題の箇所をそのまま流してしまい訴えられて、テレビ局側が慰謝料を支払った事があるから、ずいぶんといいかげんな製作姿勢だ。
 このあとは「三審制」と彼も言うからには最高裁に行くだろうし、そうしたら逆転勝訴もあるだろう。日本の司法官僚制度は、権力に媚びて弱い者イジメする破廉恥な判決をどれだけ厚顔にやるかで出世していくのは周知のこと。だから地裁から高裁さらに最高裁と行くにつれて、その傾向が明白になることも言うまでもないこと。
 しかし、弁護士のくせに弁護士についての制度で間違ったことを言ったために他の弁護士に迷惑をかけたという点は、どんなに強引にやっても否定はしにくいだろうが、この点は最高裁のお手並みと鈍感力を拝見するとしよう。
 やや余談になるが、この光市の事件は、弁護側はどうして「母親を失って母性回帰」云々などと小難しい主張の仕方を、学者の鑑定意見そのままで言ったのかは疑問だ。もっと判りやすく言えばいい。
 この事件の犯人は父親の暴行により母親が死んでいて、自身も幼少から事件を起こす前々日まで父親から暴行を受け続けて気絶するわ鼓膜が破れるわで、しかも母親が目の前で死んだため、脳への物理的な衝撃と精神的な打撃の両方を繰り返し受けて頭がおかしくなってしまった、と言うべきではなかったか。
 もともと、普通に生活して学校にも行き、やっとこさ高校まで出はしたが(その直後の犯行)、その一方で、奇妙な言動が目立ち、近所の人たちも、家庭の問題大ありの実態を知っていたため、あの子は頭がおかしくなったのではないかと心配していた。実際に、あの事件の異様さは、まともな頭をしていたら不可能だ。そして、「父親があれでは」とみんな言っていたことを地元紙が報じているし、しかし事件後その父親がテレビのインタビューで自分には関係ないと言わんばかりのひどい態度だったから、見た人たちは一様に呆れかえっており、「池田小事件の犯人の親父もひどかったが、それを上回る」と言われたものだった。
 だから、犯人はむしろ気の毒なので無期懲役として長い時間をかけて医療刑務所に入れて治療しながら償わせて、できることなら親父の方を死刑にしたほうがいいと言われてもいる。
 ただ、父親を死刑には法律上できなくても、未成年者の犯行なうえ原因も直接的に作っている親なので賠償責任は今の法制度でもあるのだが、ところが、団地住まいしている低所得者なので賠償能力が無い。賠償能力があるくらいなら、最初から事件が起きなかったかもしれない。岡山駅突き落とし事件と同じである。他の事情もあるが特に貧しい場合、抑圧された感覚を常に持っている親は、手っ取り早く八つ当たりできる家族に、特におとなしい配偶者や弱い子供に当たる。
 それはアリス=ウォーカーのピューリッツアー賞小説『カラーパープル』(スピルバーグ監督の映画化も有名)が描くアメリカの黒人家庭では人種差別のはけ口としてのDVがあるのと同様だ。先頃亡くなったマイケル=ジャクソンの整形手術は、父親に似ているのが嫌だったからだと言っていたが、彼の父も、そんな貧困黒人家庭の横柄な亭主だったそうだ。
 アリス=ウォーカーはDVのため子供の頃に片眼を失明しているが、「視力の代わりに洞察力を得た」と言っていた。みんながそうであればいいのだが、なかなかそうはいかないものだ。

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by ruhiginoue | 2009-07-02 15:23 | 司法 | Comments(1)