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by ruhiginoue

<   2009年 09月 ( 59 )   > この月の画像一覧

 ドイツ人の7人に一人が、「ベルリンの壁」があった方が良かったと言うのは、ギュンター=ヴァント氏などが警告していたように、改革して双方から歩み寄るのではなく巨費を投じた強引な合併によって西が東を併合した形になって、東は屈辱を受けた割に豊かにはならず、西はただ莫大な負担となってしまったことで、どちらも不満だったからだろう。これは統一直後から言われていたこと。
 ドイツと言えばオーケストラだが、東ドイツは商業主義と無縁だったことで伝統が生きていて良かったから、クラシック音楽ファンにとっては結構であった部分がある。
 もちろん、ザンテリングのようにナチを批判してソ連に亡命してから帰国して専用オーケストラをあてがわれた人もいるし、テンシュテットのように西側に逃げ出して成功してBMW買ったと喜んでた人もいれば、ケーゲルのように社会主義を支持しオケ育成などで大貢献しながら統一直後の混乱の中で自殺した人、壁の中でヨロシクやりながらケーゲルに嫌がらせして地位を保ち統一に文化人として貢献して「ドイツ人道主義の鏡」と称されたのち渡米してニューヨークフィルに行ったりと世渡り上手なマズアのような人もいて、人間模様はいろいろだが、音楽は最高である。
 余談だがボブ=ゲルドフがピンクフロイドに扮した『壁』という映画は良かった。音楽の好みは違ったけれど。

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ドイツ人の7人に1人、「ベルリンの壁」の復活望む=調査 | Excite エキサイト
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by ruhiginoue | 2009-09-17 22:47 | 音楽 | Comments(0)
 マンガ好き前総理時代「アニメの殿堂」を、新政権の川端文科相は記者会見で中止する方針を表明した。もともと血税117億円もの予算投入には批判があった。
 これに対して、展示場ではなく人材育成になるとして擁護していたのが漫画家の里中満智子だが、彼女はかつて、自分が漫画家を目指していた頃は、漫画が社会的に認知されていなかったので親に言えなかったが、その情勢もすっかり変わり親が励ましたりするようになり、その結果、反骨精神が失われて良い漫画家になれなくなると言っていたけれど、その考えは変わったということだろうか。
 もちろん、みんなが自宅でアニメを自主制作してyoutubeに投稿してみんなで見るようになれるなどの技術的な進歩もあり、これはこの先どんどん進化するだろうから、ますます国家的な施設など不要ではないかとも思われる。
 また、「劇画村塾」とか「代々木アニメーション学院」が無かったのはもちろん、HOW TO本や里中先生の講釈が解りやすかったNHK教育テレビの講座も無く、道具一式セットが売り出されてもいなかった時代にこそ、日本の漫画やアニメは世界から注目される作品群を生み出しているのだから、それでも国家的養成が必要だろうか。まして経済事情が苦しいときに血税を投入してまで。
 しかし、それ以上に、そもそも漫画もアニメもカウンターカルチャーであり、だから反骨精神あってこそ優れた創作家たりうるというのが里中説ではなかったのか。実際、宮崎駿が絶賛する『雪の女王』など旧ソ連の優れたアニメは、国家的な育成ではなく、それに力を入れていたスターリン時代の終焉直後のすき間に咲いた季節外れの雪割草のような存在であったはずだ。
 それとも、中国が技術を見せつけて作った「動く水墨画」のような公式芸術作品ばかりにしたいのか。あんなアニメを作って何の意味があるのかと宮崎駿も言っていたが。
 つまり、漫画アニメを公的に育成するのは、カウンターカルチャーを国策にするということで、それ自体が矛盾である。だから、そのうえ費用と経済情勢のこともあり、「殿堂」中止は当然だ。
 
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by ruhiginoue | 2009-09-17 10:38 | 映画 | Comments(4)
この一言につきる




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by ruhiginoue | 2009-09-16 22:17 | 政治 | Comments(0)

NHKの取材に怒る人たち

 漫画家の唐沢なをきが、NHKスタッフの取材方法に激怒し、途中で拒否していたことについてNHKは正式に謝罪することにしたらしい。
 番組の趣旨に合せようと強引な誘導があったかららしいが、例の秋葉原のホコ天で逮捕された女性がNHKの執拗な要請だったと言っていたことを思い出す。
 大股開きのパフォーマンスでカメラ小僧らの注目を集めていた彼女は、NHKの取材に応じたところ、再現して撮影させて欲しいと言われ、その場でやろうとしたら、そうではなく秋葉原の歩行者天国でまたやって欲しいとい依頼され、警告を受けていたので断ったけれど、しつこく頼まれたのでやったら逮捕されてしまい、途端にNHKは無関係を装い始めたそうだ。
 NHKは影響力を持っていることから横柄だと言われて来たが,しかし最近では不祥事続きで受信料支払い拒否が増大しているので、多少は気にするようになったのだろう。インターネットで情報も広がりやすくなったことも影響しているはずだ。
 受信料拒否といえば、作家の影山民夫も生前NHKに出演したときに不愉快なことがあったそうで、もう受信料を払わないし取りに来たら犬をけしかけるなどと週刊誌上で怒りをぶちまけていた。 

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by ruhiginoue | 2009-09-16 21:54 | 社会 | Comments(0)
 受験勉強で悪戦苦闘する予備校生が、そのことで妹に侮辱され激怒して妹を殺害した事件の直後、女優志望だった可愛らしい妹の顔写真とともに、死体は唾液まみれで、兄は殺害した妹の服を脱がして全身を舐め回したとか、死体の頭部を抱いて寝たとか、週刊誌などがいろいろ書き立てたが、それらのほとんどは作り話だったことが、裁判になって解った。
 しかし、週刊誌も週刊誌だが、裁判官も裁判官だ。
 被告は一審では殺害のみ責任能力が認められたが、二審では殺害後の死体損壊まで責任能力を認め刑を五年も加算した。ここで問題なのは、精神状態について専門家たちが意見を述べたことに対し、素人の裁判官が判断することだ。
 もちろん判断するのは原告と被告の主張についてであり、その根拠として専門家の意見や鑑定があるのだから、どんな分野でも論理的に比較すれば素人にも判断は可能である。その訓練をしているのが法律家である。
 ただ、実際に裁判官がどうするかというと、医師だったら専門が同じでも勤務先の大学など権威によって判断する傾向があるし、刑事事件では露骨に検察側に偏向する。これには医師も呆れている。同じように鑑定しても検察側だと採用され勝訴につながり、弁護側だと採用されず敗訴につながる。
 だから医師などは、よく、理系と違って文系はいいかげんだと言う。しかし、この種のいいかげんは理系にもかなりある。だから司法で問題なのは、専門外の分野に対して当否あるいは優劣を判断する力を養う訓練が、日本の法曹養成システムにほとんど存在しないことだろう。
 そこで改革案として、裁判官だけは日弁連の適性試験を3年に一度は受験することを提案したい。そして採点は匿名で、結果はもちろん公表し、点が悪いと解任される。今の最高裁判事の国民審査よりは有益だろう。
 これというのも、今回の妹殺害事件で二審が死体損壊について責任能力から逆転有罪としたのは、ただ頭から検察側の証拠に転向しただけで、論に叶った結論ではなく、またかという判決だからだ。こうなるのも、裁判官が官僚主義に毒されていることとともに、論理構成能力が欠如しているからだ。
 
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by ruhiginoue | 2009-09-16 20:57 | 司法 | Comments(2)

河村名古屋市長は失格

 名古屋市の河村たかし市長が市議会の一般質問で、1937年の南京大虐殺事件について、「事件そのものについて日中友好のためにきちんと検証し直す必要がある」と述べたが、それはおなじみの否定派の意見を自らの認識としており、それを前提とするものだから、その否定の方向で検証すると両国の友好になるという非常識なものだ。
 これは、どんな歴史認識を持つかの問題ではない。地方自治なのになぜ歴史認識なのかというと、都市間の友好に関わることだから出て来る話であり、諸説あるなら調査したらいいと答弁すればよい。実際に調査して、それが適正に行われたなら,結果として持論の正しさが実証されるかもしれないのだから。
 ところが、わざわざ意見が分かれる内容それも相手国側から反発を招くであろう意見を述べるのは脱線であり、国家間の外交問題に属することについて地方自治体の首長が個人的見解を述べるのは誤りである。現実に、地方議会で市長などが「この場で個人的見解を述べることは不適切なので答弁できない」と言うことは多い。
 そもそも、名古屋は例の麻生発言でも話題となった水害対策とか、どこの自治体も悩む税収不足とか、市民のためにすることが色々あるはずだが、それを差し置いて南京事件がどうとか発言する意味はどこにあるのか。市政とどう関係があるのか。
 地方自治どころか国政ですら、現実的な政策を差し置いて特に安倍総理などがイデオロギー論争趣味の発揮ばかりしてきたからから自民党は見限られた。それが理解できない市長は自民党の中の程度が低い連中と同じである。
 自分が正しいと考えることを言うにしても、相応しい時と場がある。そんな常識も理解できない河村たかしは市長失格である。 即刻辞任せよ。



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by ruhiginoue | 2009-09-15 21:17 | 政治 | Comments(5)

青い色だとサスペリア

 駅での自殺防止対策として、山手線全29駅のホームに青い照明灯を取り付けるそうだ。もともと駅とか道路やトンネルでは橙色の照明だが,これは波長が長いので遠くまで見えやすい。
 しかし心理学者らの間で、青い照明は「精神状態を落ち着かせる効果がある」とされ、犯罪の防止にも役立つと言われている。それで各自治体では街頭を青くしようという提案もされている。
 青い色の照明だと、『サスペリア』などダリオ=アルジェント監督の怖い映画の殺人場面の印象だが、あれは鮮血を際立たせるための演出で、実際は青いほうが鎮静の作用があるらしい。
 赤い方が血や火を連想して興奮すると考えられるが、それは人間だけらしく、例えば闘牛の場合は布が赤くなくても挑発すれば突撃してくるそうだ。赤い布を見て怒るのは牛ではなく人間サマで、特に経営者サマだろう。だから5月の初頭に民主党支持の「穏健」な労組は青い旗を掲げるようにしているらしい。
 
 『サスペリア』の表現主義的な描写。怖いのが苦手な人は途中までにしておいたほうが・・

  


 『レッズ』の革命とデモとインターナショナルとジョン=リード。

    

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by ruhiginoue | 2009-09-15 20:37 | 社会 | Comments(2)

輸血で手遅れ

 あと、これはギャグだけど、笑ってばかりもいられない。血をもとに戻してと言っても、輸血してしまってからでは手遅れだ。
 この「輸血」というコントは、まだ深刻な被害が社会問題になる前の放送で、今ではもう出来ないだろう。せっかく面白いのに、癒着した厚生官僚と製薬会社と医師らのせいで笑えなくなった。

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by ruhiginoue | 2009-09-15 06:53 | 社会 | Comments(2)
 輸血によって新型インフルエンザ感染の危険が指摘され、欧州の一部で導入されている献血中のウイルスを殺す不活化技術を、日本も使うべきだと言う専門家もいる。
 なんと日本は献血者の自己申告に頼っているというのだから呆れるが、HIVに肝炎にと問題を起こして来ながらこれなのだから、日本の医療と厚生は破滅的だ。
 この危険とはニアミスであった自分を、いろいろな医師から指摘された。防衛医大の手術の時期は、とくに危険な時期だったからだ。
 もともと輸血はリスクが伴い、感染は無くても命にかかわる危険をある程度は覚悟しなければならないので,輸血をするのは余程の事である。ところが防衛医大では不必要な手術をし、そのさい大量出血が考えられるから輸血と平然と言い、それも手術の直前になってからであった。
 皮膚ガンの恐れということで手術だったが、それは誤診ではないかと指摘されると、ガンとは最初から言っておらず、美容外科の手術だったと医師は抗弁した。そこでとんでもない医学的非常識となった。ガンと違い美容外科の手術はしなくてもいいものである。それを、患者が希望してもいないのに大量出血で輸血までという危険な手術を、医師のほうから推奨したうえ実行するはずがない。
 だから多くの医師が指摘する。裁判になり行き当たりばったりで誤魔化しの抗弁をしたので、矛盾が生じてしまったのではないか。そうではなく、仮に、美容外科で大量出血と輸血の伴うような手術を、患者が希望していないのに医師から薦めて実行したとしたら、それだけでも極めて医学的に非常識であるし、そのうえ、美容だとしたらどう見ても失敗なのに成功だと執刀医のみが言っており、それらについて言い逃れではなく本心から述べているのだとしたら、その防衛医大講師の伊藤嘉恭という医師は、完全に頭が狂っている、と。
 たしかに、こう評されても当然だと考えるが、とにかくこのような医師が現場にいて、ここまでひどくはなくても、輸血について考えが安易である医師は少なくないし、国や日赤が安全の為にできることをやっていないのだ。
 なるほど、これでは、駅前などで献血の仕事をしている医師たちが、自分では輸血なんて絶対に嫌だ言うのも当然だ。出血多量と輸血とどちらが危ないかというと、前者であると自信を持って言える場合は、決して多くないのだそうだ。
 
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by ruhiginoue | 2009-09-15 06:39 | 社会 | Comments(2)
 たしかにひどい事件だが、それを起こせてしまうことが、むしろ問題だろう。被害が長期にわたっていて被害者の人数も多いのだから。
 この事件とは、広島県の公立小教諭(のちに懲戒免職)が、その立場を利用して教え子の女児へ、約19年間に起訴分も含め27人に乱暴し、強姦や強制わいせつなどの罪に問われたものだ。広島地裁は求刑通り有期刑の上限の懲役30年の判決を言い渡した。
 もちろん、ここまで悪質すぎる例は珍しい。だが、学校で教師が児童生徒に対して立場を利用し暴力を振るうことは珍しくない。その一部に、軽いセクハラから強姦までが含まれている。ところが教育現場が閉鎖的であったり権威的であったりするため、何か問題があっても明るみに出なかったり、出ても批判できなかったりする。
 それでも問題になることはあるが、それは「氷山の一角」で、さらに処分までされるのはごく一部である。知人のジャーナリストが、この問題で時々役所の担当部署や教育委員会に直談判すると、みんな腰が重いそうだ。官僚主義により身動きがとりにくいうえ、下手に学校や教師に文句を言うと「モンスター」とレッテル貼りされ迫害される、などと気にしている。「君が代斉唱で起立しなかった教師への電光石火の処分とは大違いだ」と、彼は皮肉っていた。
 取り返しのつかないことになってしまってからとやかく言うより、そうなる前に、もっと学校を風通しの良い所としなければならないだろう。これは司法とは別のところで解決しなければならないことだ。

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by ruhiginoue | 2009-09-14 18:17 | 司法 | Comments(4)