井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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三毛猫ホームズ

 『図書』(岩波)掲載の赤川次郎さんの話の続き。
 赤川さんは、原発事故にも言及している。

 「野田政権の誕生は、『政権交代』の意味が完全に失われるのと同義語になった。
 経済界が菅首相を何が何でも政権から引きずり下ろすと決めたのは、菅さんが浜岡原発を停止させたときだろう。
 大事故を起こした福島第一原発が停まるのは仕方ない。しかし、まだ事故を起こしたわけでもない浜岡原発を停めるとはどういうことだ。
 ―その瞬間から、新聞、TVの大手マスコミを総動員しての「菅おろし」がスタートした。
 結果、仮設住宅がなかなかできないのも、がれきの処理が進まないのも、福島の事故が収束しないのも、すべて「菅のせい」だと言わんばかりの記事、報道が続出した。
 菅さんが東京電力の幹部を怒鳴りつけたという、しごく当然のことさえ、一国の指導者の資質に欠けると批判した。では、事故を前にただ呆然自失している東電や安全保安院の連中にすべてを任せて黙っているのが、首相としてふさわしい行動だったというのか?
 ともあれ、経済界の意を体して首相になった野田さんは、最初の国会質疑で、訊かれてもいないことまで答弁した(官僚の作文をそのまま読んだ)ほどいい加減だったのに、今、消費税増税には「政治生命をかける」ほど熱心である。
 俳優の山本太郎さんが「役者生命をかけて」、原発反対を訴えているのと比べ、その「生命」の軽さはどうだろう。
 今も放射性物質を出し続け、原子炉に近づくこともできず、4号機の危険が指摘されているというのに、早々と『事故の収束宣言』を出したとき、世界は唖然としたのではないか。私は、平然とこういう発言をする首相を持ったことに赤面した。」

 そして、小説の人気シリーズの基になった、昔飼っていた三毛猫を思い出したことについて。

 「福島では、原発事故からの避難に、ペットを連れて行けず、置いて来ざるを得なかった人が大勢いた。その胸中はどうだったろう。人の命こそ第一であっても、共に生き、苦労を慰めてくれたペットは、飼い主にとって、家族そのものである。
 TVの福島のドキュメンタリーで、ほんのわずかな時間、帰宅を許された夫婦が、残してきた犬にエサをやり、鎖がすぐ外れるようにして再び離れる場面があった。車が走り出すと、犬は鎖を振り切って必死で車を追いかけてくる。しかし、車を停めるわけにはいかないのだ。
 犬には放射能も原発も理解できない。なぜ主人が自分を捨てて行くのか、わからない。
 いつまでも車を追い続ける犬の映像に、涙が出た。人間は何と残酷なことをしたのだろう。
 東京電力の幹部や、再稼動を言い立てる人々は、こんな場面にも何も感じないのだろうか。」

 何も感じない人はいる。他人の不幸を嘲笑するような心を病んだ人もいるが、それとは違い、不感症である。

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by ruhiginoue | 2012-07-15 17:06 | 文学 | Comments(4)

ベートーヴェンを聴く夜

 岩波書店が発行している月刊誌「図書」の七月号に、赤川次郎さんが「ベートーヴェンを聴く夜」という一文を書いている。
 彼はミステリー作家としてたいへんな売れっ子であると同時に、クラシック音楽ファンとしても知られている。そして、最近では夜に仕事の休憩としてベートーヴェンを聴くことが最近は多く、「常に高みをめざして努力する、前へ進むエネルギーに『人間の気高さ』を確かめたいからである」というのだが、ここまでならマニアとかファンなら誰でもだいたい気取って書ける。面白いのはその後である。

 「もちろん、音楽が現実を変えるわけではない。ヒトラーだって、フルトベングラーの振るベートーヴェンが大好きだった。
 それでも、私には思い出す光景がある。『格差』を肯定し、労働者を使い捨てできる社会を作りながら、見た目のイメージで高い人気を誇った小泉純一郎首相。クラシックファンを自称していた小泉氏と、私はしばしば同じコンサートに行くことがあって、場内に起こる拍手に笑顔で応じるその姿にうんざりしていた。
 だが、あるとき、客席にいつものように意気揚々と入って来た小泉氏を見て、やれやれと思っていると、場内から拍手の代わりに激しいブーイングが起こったのである。瞬間、小泉氏の顔はこわばって、そのまま席についた。
 そのとき、私は『この国も捨てたもんじゃない』と思った。こういう意思表示をする人がいることは新鮮な驚きであった。
 その夜のコンサートで何を聴いたか、今では全く憶えていない」

 こんな人と同じ趣味なんて嫌だなあ、と思わされることは、よくあることだが、その気持ちについて赤川さんは明確な筆致で解き明かしてくれたのだった。

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by ruhiginoue | 2012-07-14 20:42 | 音楽 | Comments(0)

今年もぺぺのライブ

 昨年と同様、女声デュオ「ぺぺ」のライブがあった。
 コンサートホールではなくライブハウスなので、入場料は安い代わりに飲み物を必ず一品注文ということであった。
 もちろん「ロフト」とは違うけど、雑誌関係の催しという性質もあり、その後は親睦の宴会に。

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 ぺぺの二人に話を聞く鈴木邦男氏。
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 著書「犯罪報道の犯罪」などマスゴミ批判で知られる元通信社現大学教授の浅野健一氏と。後ろに偶然一緒に写っているのは「週刊金曜日」の編集者。
 顔が見えない人は小学館の編集者で、女性誌「セブン」を担当しているけど、前には「ポスト」「サピオ」も担当していたベテラン。同じ出版社が出していて担当者も同じだったりするのに「ポスト」と「サピオ」は小沢や橋下の評価が正反対だったりとスタンスがまるで違うのではないかと質問したら「そのとおり」と言って大笑いしていた。
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by ruhiginoue | 2012-07-13 17:22 | 芸能 | Comments(0)
 狛江市の矢野裕市長が、任期を終えた。
 彼の頭は16年前と違い真っ白だった。その白髪は歳につれて、ではなく、就任直後に一気にであった。それだけ苦労して務めた、稀に見る立派な市長であった。
 しかし狛江市民が共産党から借りていた人材だったので、返す時が来たのだった。
 もし政治家を続けるなら、共産党の比例名簿で上位に入れて国政で活躍して欲しい。かつて旧社会党が、横浜の名物市長を委員長にしたけれど、今後は共産党がどうするのか。共産党が立ち直れないと復活待望論が沸いてくると言われている。しかし政治家を続けさせるなら国政に転じさせるべきだ。でないと共産党にとってもったいない。
 また、狛江市にとっては長期政権の弊害が現れている。だから矢野市長の功罪について最たるものは次のことだ。
 功は選挙に強くて腐敗した保守を押さえられたこと。
 罪は選挙に強すぎて共産党を驕らせてしまったこと。
 そして縁故政治を始めたことなどを、当方は批判してきた。厳しすぎると言われもしたが、これでも手加減したつもりだ。

 さて後継候補は破れたとはいえ、かなりの得票であった。組織力資金力で劣るのに接戦に持ち込めたのは、矢野市長の応援を受けて、その市政の継続を訴えたためだろう。
 これに応えた有権者がそれだけ多く居たことを考慮して、新市長は政策に当たるべきである。少なくとも「失われた16年」などと言ったことは撤回するべきだ。そうでないと多くの有権者に失礼である。
 かつて矢野氏に破れた有力候補は、選挙後に「当選おめでとうございます。しかし私も◎%の得票を得ているのだから、それ相当の有権者に私の政策は支持されたのです。それを考慮したうえで職務を遂行してください」と矢野氏に言いに来たそうだ。
 これは相手とその支持者への礼儀および自分を支持した人への責任であり、だから選挙の当選者と落選した有力候補者の間での習慣になっている。
 だけど、後の選挙のある有力な(石原都知事の応援まで受けた)候補者は、そのような挨拶に来なかったと聞いた。
 しかし、その人とは違って田辺氏は、矢野市長の後継者ということだったのだから、新市長となる人のところへちゃんと挨拶に行ったうえで、自分に投票してくれた人たちへの責任を果たしたのではないかと思う。(してなかったら、羽交い締めにしてでもさせるべきだ)そのうえで、市民は新市長の政策に向き合うことだろう。

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by ruhiginoue | 2012-07-11 19:06 | 政治 | Comments(1)
 自分の親を扶養せず生活保護を受けさせるケチで不埒な関西お笑い芸人が話題となったら、それに便乗し、弱者いじめにより劣情を刺激する発言を、一部のメディアや政治家たちが始めた。
 これをとがめたり、冷静になろうと呼びかける者たちが、メディアにも政治家にも現れており、そうした議決案があらゆる党派の賛成で全会一致可決という地方議会も出てきたから、バランス感覚や良識などが働いたのだろう。
 ただ、まだ言及が不充分な根本的問題がある。それは、日本の社会は親が貧しければ子供も兄弟姉妹も貧しいという問題だ。お笑い芸人の場合、貧しかったのに収入が急増したので騒がれたけれど、これは芸人が売れるようになったということだから特殊な少数の例外である。
 そうではなく一般的には、奨学金などの制度が未整備であるから親が貧乏だと進学できず、学歴や資格が取得できなくて就職で不利になってしまうし、給料の良い大企業や独占企業では相変わらず縁故採用が幅を利かせているので、政治家の子供などはボンクラでも入れるけれど、貧しい家庭の出身者が努力して、塾にも行かず小学校から高校まで公立に行き、さらに国公立大を優秀な成績で卒業しても、そうした大企業は紹介がないから駄目だと言って採用試験すら受けさせず門前払いという実態がある。
 このうえ、障害者や病弱な人は、肉体労働が無理なので知識や技能を身につけないと働けないのに、身体障害や病気のため高校や大学で入学拒否された人は大勢いるし、また身体障害や病弱は、家庭が貧しかったため早期に適切な医療が受けられなかったことが原因である人もいるなど、さらに様々な理不尽が加わる。
 これだから貧困は再生産されることが多く、実際に福祉関係の仕事をしている人は、福祉に頼る前に血縁者に扶養の義務があるからと照会したら、到底無理だったということばかりだと証言する。
 この現実を見ようとしない人たちが、「先ず家族の絆だ」などと無責任で残酷な美辞麗句を言い放つのである。
 
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by ruhiginoue | 2012-07-09 19:56 | 社会 | Comments(0)

小沢一郎離党は至極当然

 周知のとおり、小沢一郎さんは民主党から「チーママ」といわれるような形で党のまとめ役を要請され就任したわけだが、そのあと選挙でそれなりの成果をあげたさい、自民党から「大連立」を打診され、受けようという姿勢を見せたところ、それでは駄目だというのが民主党側の返答だった。
 なぜなら、民主党が彼を招いて期待したこととは、政権に参加することではなく、政権交代することだったからだ。
 そもそも彼自身は消費税率上げ論者だったし、もともと自民党にいて、離党し自分の党を作り、政策で合意したら自民と組み、その法案が実現されたらまた離れることもしてきた。だから自民から打診されたら大連立もありという態度を強く見せたけれど、そうではなく、これから必要なのは政権交代ということだった。
 そして政権交代を実現したのだから、それなのに党内で反対意見が強い法案を、旧政権側の自民党と公明党に協力を受けて成立させるのでは、何のために今まで働いてきたのか解らなくなる。これでは一緒にやってはいけないというのも当然だろう。
 そういう経緯なのだから、小沢一郎という政治家の考えとか人柄などの評価、消費税率を上げることの是非、などとは無関係に、今までの経緯からすれば離党は至極当然のことだ。誰だって同じ立場だったら怒って出て行くだろう。

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by ruhiginoue | 2012-07-07 22:10 | 政治 | Comments(5)
 東京都狛江市は、長い保守政治により酷い腐敗政治となり、そのため地元の市民団体に推された共産党員の市長が、自民・公明さらに民主などまで足したよりも多くの得票によって、四期十六年もの長期政権となったが、それを勘違いした共産党が縁故政治をしたり組織選挙をしたりと市民不在の傾向を次第に強め、先月の選挙では市長の後継者を当選させられなかった。
 これについて問題にしたところ、
読んでない方はこちらを参照
このエントリーはアクセス数が爆発的に増大し、どこのリンクから来たかを調べたら、右派のほうが多かったので残念であった。もちろん、飛びつく気持ちはわかる。しかしこちらとしては共産党に反省して欲しいという気持ちが強い。腐敗した保守を批判するべき立場の政党が、保守と同じことをして市民の意見に耳を貸さず、市民から選ばれたとは言いがたい縁故者を議員にして、文句をつけるなと逆に非難し、共産党を批判することは保守を利することだから黙れと言うのでは、一党派の問題では済まされない。

 批判されている自民党と同じことを共産党がやってしまったのは、もう一つある。
 すでに報道されて周知だが、狛江市では先の市議会議員選挙において、自民党系の女性が初立候補でトップ当選した。子育て真っ最中と言って哺乳瓶を持ったポスターを貼り、受けたわけだ。彼女は安倍晋三元総理が主催する政治講座の出身で、それだけに凄い右よりだが、それを隠してイメージ選挙をしたのだった。
 これを、市長選で共産党は模倣した。田辺良彦候補も子育ての最中だと言って、配布したチラシには小さい娘と一緒にいる写真を掲載していた。
 これは酷いと言われた。子供を曝して利用するのはそれなりに効果があるけれど手法として禁忌である。写真は、娘の顔もはっきり判るものだった。からかわれたり、いじめられたり、していないだろうかと心配になる。

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注 子供の顔が判らなくなるように縮小してアップロードした。

 そして、自民党系の女性議員のほうは、地元の子育て環境を良くすると公約し、ホームページでは「子供たちを健やかに育む」と謳っていたのだが、なのに自分の三人の子供たちは他所にやっていたので、あんなことを言って当選しながら自分の子供だけ「お受験」で地元から移したのではないかと囁かれていたら、実は彼女は夫と上手くいかなくなり、夫が子供たちをつれて実家へ出て行ったのだった。そして、そのまま離婚届を夫が提出した直後に、狛江の自宅に独り残されていた女性議員は、そこで自殺しているのを発見された。
 だから、あんな売り方をする選挙運動はすべきではなかったのだ、という批判が当時されていたのだった。家庭で何かあった場合に、世間体が悪くなりすぎて引っ込みがつかず、追い詰められてしまうのだから。
 なのに、それを模倣したうえ子供の写真まで掲載したのは、元共産党狛江市議会議員・元狛江市議会副議長の田辺良彦候補に、家族への思いやりが欠落していたか、それとも当人の意思を無視して共産党が手段を選ばなかったのか、いずれにしても許せることではない。
 


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by ruhiginoue | 2012-07-04 19:23 | 政治 | Comments(5)
 恐喝未遂の疑いにより、宝塚歌劇団に所属していた元女優(44)=東京都世田谷区=と、指定暴力団住吉会系組員(55)=覚せい剤取締法違反罪で服役中=が逮捕された。
 報道によると、二人は昨年末に共謀して、ある男性に、元女優を妊娠させたと言い掛かりをつけて、10万円を脅し取ろうとした疑いをもたれている。
 この程度のことでは、普通、警察が動くことはまずないだろう。男女の揉め事はわかりにくいうえ私的なので、警察は介入したがらない。それでも逮捕者が出たのは、おそらく暴力団員が関与していたからだろう。
 また、何年か前に、暴力団ではなく公務員(自衛官)の男性が行きずりの女性に金を払うからと誘い、ホテルの薄暗い部屋であることを利用し、自宅のパソコンでコピーした札を渡して騙したのだが、後で気づいた女性の訴えで通貨偽造の罪で逮捕されてしまったことがある。
 これも、普通は売春のいざこざ程度で警察は捜査しないものだが、通貨には国家の威信がかかっているので、微量でも許さないという強い姿勢で臨んだのだろう。
 つまり、犯罪に対して権力の側が真面目になるかどうかは、金額の問題ではないということだ。それで、『ルパン三世カリオストロの城』という映画では、札束を大金庫から盗むより偽札作りのほうが深刻として描かれ、宮崎監督は国家の威信とは何かを問うたとプログラムで述べ、しかしやはり最大の悪党は主人公であり、なぜならお姫様の心を盗んで逃げたと警部は指摘する、というオチであったね。

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by ruhiginoue | 2012-07-03 20:31 | 司法 | Comments(0)

喫煙に公共性があるのか

 政府は喫煙率の低減に数値目標を盛り込んだ「次期がん対策推進基本計画」を決定したそうだ。
 タバコにかけられる税金の収入よりも、健康被害や火災による損害の金額のほうが多いという指摘は、かなり昔からされてきたが、それでも為政者にとっては、タバコ税ほどありがたいものはない。タバコは、税金をかけやすい。生活必需品ではないので反発が少ないし、習慣性があるため、税金に怒ってボイコットしようにも、やめられない人のほうが多い。
 そして昔から、戦争のたびにタバコの税率が上げられてきた。イラクを攻撃するためアメリカは日本に戦費を130億ドルふんだくったけど、これは石油の利権のためだから日本も恩恵があるので出せとアメリカははっきり言っているのだから、当然、石油にかけられるのかと思ったら、タバコ税の値上げであった。
 なんでこうなるのか。それもそのはずで、戦争反対と叫ぶ人たちですら、世界平和と自分の健康のために禁煙をするべきだと説いても、禁煙できた人はほとんどいない。自分の健康を蝕みながら、世界各地で戦争の惨禍をもたらす費用を出すなんて愚か過ぎるといっても、どうしてもタバコはやめられないと言う。
 そして、前に、公共の場でタバコの煙に迷惑した人が、対策を求め差し止め請求訴訟を起こしたところ、「受忍限度の範囲内」という判決だったことは、大きく報道されて、法的に強い批判があった。
 まず、健康被害がありうるなら受忍限度の範囲外であることはもちろん、そもそも「受忍限度」とは、嫌なことを我慢することはないが、公共性があることなら、可能な範囲で我慢すべきということなので、喫煙に公共性があるわけでもないのに、この法的概念を持ち出す判決はおかしいということだった。
 それでも、戦争財源ようするに人命を奪っての公共性という特殊なことであり、そんなことを裁判の判決にまで反映させてしまったのだから、タバコの箱に「健康を損なう恐れがあります」「吸い過ぎに注意しましょう」なんていう、まるで消費者金融の宣伝で申し訳程度に「ご利用は計画的に」と表示されるような甘い警告を載せるのではなく、すべての銘柄に日の丸と菊の紋章を付け、「どんどんタバコを吸って国に貢献しましょう」「がんばれ日本」「がんばれ喫煙者」と記載するとともにタバコの税金は十倍に上げ、一度に十箱以上購入した人には「喫煙愛国者」の証書を授け、肺がんで死んだ人には無条件で勲一等を与えることにしよう。
 そうすれば、人に迷惑をかけて自分の健康も害する意思の弱い人たちを、満足感とともにあの世に送ることができるだろう。

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by ruhiginoue | 2012-07-02 20:42 | 司法 | Comments(10)