井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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 先日、話題にした弘中弁護士について、月刊誌に書いた記事が掲載され発売中。

月刊『紙の爆弾』「小沢一郎無罪」の訴訟代理人
弘中惇一郎弁護士の美容外科「医療費取り立て訴訟」の不可解

 過去には医療問題で患者の側につき、さまざまな事件で進歩的な立場からの弁護活動をし、自由人権協会の理事も務めてきた弘中氏は、安部英医師につづいて池田ゆう子医師の代理人となり、また政治家や芸能人のために頑張っているが、彼は、闘う弁護士なのか、有名人の弁護士なのか、という考察と関係者および有識者のコメントを。

 他にも政治から原発や芸能まで幅広く、興味深い記事がいろいろ載っているので、ぜひ。

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by ruhiginoue | 2012-12-10 19:23 | 司法 | Comments(2)
 選挙を前に、新聞テレビの大手マスコミが、世論調査したら自民党が圧勝で政権に返り咲くうえ安定多数になると派手に騒ぎ、それがあまりにも歩調を合わせていて、そうなんだと国民に刷り込もうとしているのではないかと、問題にしている人たちもいる。
 また、ネット上でのいろいろなアンケートとか、街の雰囲気とか、肌で感じられるものと、この各新聞一面トップは違和感がある。もちろん、自民党はもともと政権与党として長く勢力を保ってきたから、失策や組織の分裂により衰退してはいても、巻き返しはできるだろうが、マスコミが発表するような結果を、自ら出せるほどの元気は、どの候補者にも無い。
 かつて自民党が長期政権となっていた当時は、マスコミが世論調査で自民優勢だと発表すると、その「アナウンス効果」により、自民支持および保守層が、自分が棄権しても与党は安泰だと思って投票しなくなり、自民にとって迷惑なことだった。だから、マスコミが自民優位と報道したら、わざとそう報道して自民を不利にしようとしているのではないかと、自民党執行部は疑心暗鬼になっていたものだ。
 しかし、今は事情が違う。無党派層の影響が大きいうえ、組織票ばかりの公明党が与党に入っているから、投票率が上がることを与党側が嫌うようになっていた。
 それに、民主党政権に国民が落胆したのは、せっかく政権交代したのに自民と変わらなかったからであり、そのうえ自民が旧態依然だから、多少の揺り戻しはあっても、ほんとうに支持を取り戻したとは言いがたい。
 それで「第三極」とか言われてるけど、そうしたらそこで脱原発が盛んに言われるようになったので、それをなんとか潰したい財界の一部とアメリカの陰謀による圧力でマスコミが動かされたのではないかと疑われる。その疑いは自然なことだろう。
 とくにアメリカとしては、原子力が技術的に衰弱しているため、日本頼りであるという指摘がある。日本は原子力でアメリカの下請けになっているから、脱原発で困るのはアメリカだ。
 また、最近の選挙におけるマスメディアの利用は、世論操作だとしたらいかにもアメリカ的なやり方だと指摘されているし、「アラブの春」という、石油強奪のため傀儡政権を作る「民主化に名を借りた侵略」(堤未果)で、昨年から今まで日本の大手マスコミが一斉に協力して嘘の報道を連日垂れ流して来たのだから、その延長であると考えるほうが自然だろう。
 そんなことを考えているこのごろだったが、そうしたら始めたばかりの大した事ないツィターを、自民党のあの片山さつき議員からフォローされた。監視しているということなのか、選挙が終わってからどうなるか気がかりである。

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by ruhiginoue | 2012-12-08 19:08 | 政治 | Comments(4)

テレビの刑事ドラマ

 大学で刑事訴訟法と犯罪学を習った教授は、もと検察官の弁護士だった。卒業後に八王子の地裁でたまたま再会したこともある。
 この人は授業中に、よく「テレビの刑事ドラマなんて観るな」と言っていた。1時間枠でタイトルとCMを除き正味45分足らずの時間に、事件が解決するという非現実的な話は馬鹿げているからだという。
 時間の制約で非現実的な展開となることは、アメリカのドラマも同様で、いま東京で放送されている『CSI科学捜査班』も、DNA鑑定など本当は数日かかるはずの結果が、その日のうちに出るように見える。
 しかし、『CSI』は日本のテレビとは比較にならない手間と時間と人材と、何より予算をかけていて、実際に高視聴率をあげているだけによく出来ており、まず犯行動機と人物描写などが工夫されていて面白いし、なにより、思い込みと推理ではなく、証拠によって科学的・論理的に結論を導き出す捜査の基本姿勢に好感が持てる。
 また、捜査官たちの職務に対する姿勢が冷静かつ洗練されているので、安心して見ていられる。
 例えば、警官が押収令状の手続きを忘れたため、決定的かと思われた証拠が裁判で採用できなくなってしまい、新たな証拠を苦労して探さないといけなくなったときなど、ウッカリした警官と、その不備を指摘して突いて来た被告の弁護士に、一旦は腹を立てるものの、しかし、適切に手続きをしなければ権力の横暴につながるわけだから、手続きの不備を問題にすることは当然であり、犯罪者を取り逃がしてしまったら危険ではあるが、社会がファシズムになってしまってはもっと危険だという認識を捜査官たちは再確認し、気を取り直し落ち着いて再捜査に当たる。
 このような洗練された感覚は、日本の刑事ドラマに欠落している。それでも今は昔に比べるとマシになっていて、一昔前の日本の刑事ドラマでは、警官たちが当たり前のように「別件で引っ張って締め上げ吐かせましょう」と言い、実際に拷問も同然のことをして、この場面を不正ではなく正義のためだとして描くのが当然だった。そんなものを、石原プロなどが製作して繰り返し放送してきた。
 ドラマ一つとっても、このざまである。アメリカにNOと言うことはできない。

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by ruhiginoue | 2012-12-05 18:14 | 映画 | Comments(5)
 もともと天邪鬼なので、選挙が近いと政治の話ではないことを書きたくなる。
 そこで、今、東京で再放送されている人気アニメ『タッチ』の話の続きを書くことにする。
 『タッチ』のヒロインの朝倉南の声優・日高のり子は、これがはまり役だったし、当時は新人で不慣れだったために共演者と裏方から厳しく指導されて力をつけたから、これにより声優の地位を確立した。
 彼女の起用は、下手でも可能性に賭けて育成しながら、というものだったらしい。そうでなければ島本須美が起用されていたはずだった。この二人は声の質が似ていて、アニメで同じ役の候補に挙がり、最後は島本須美が選ばれることが度々だったため、日高のり子はオーディションで島本須美がいるのを見ると、またあの人に役を取られる、と思ったそうだ。
 この二人は、アニメのヒロインの声優として人気を博したが、その前にはテレビドラマに出演していた。しかし島本須美は女優で、日高のり子はアイドルだったから、そこで演技力に差が出たのだろう。
 しかし島本須美は、反対に日高のり子に役を持っていかれたことがあると言っていて、それが『となりのトトロ』のサツキちゃんと、『タッチ』の南ちゃんだったそうだ。どちらも日高のり子の代表作だから、それだけ役に合っていたとも言える。
 また、サツキちゃんはとてもしっかりした女の子で、凛々しいほどだから、ナウシカの面影がある少女だと言われたものだ。そしてナウシカを演じた島本須美は、出番が圧倒的に多いサツキちゃんを演じたかったけど、その母親を演じることになる。
 そして南ちゃん役は、演技のしっかりした島本須美を堅実に起用するのではなく、新人の日高のり子を起用し、指導の手間はかかるけど初々しさがあって良かったわけだが、このことと共に、演出する側としては自分でスターを育てたかったのではないだろうか。
 日高のり子は、杉井ギサブロー監督から、上手にと意識しすぎないよう優しく指導されたと証言しているが、杉井監督としては、宮崎駿監督の作品でスターになった島本須美を避けたのかもしれない。
 この当時アニメのヒロイン役の声優としてトップスターだった島本須美は、『ルパン三世カリオストロの城』のクラリス姫の役と、『風の谷のナウシカ』のナウシカ役で、その地位を確立していた。
 それを起用すれば話題づくりと興行で有利だが、凡庸な演出家ならともかく、名匠・杉井ギサブロー監督としては、名匠・宮崎駿監督に育てられたスターを起用しないで、自らスターを育てようと考えて当然ではないか。
 それは憶測だが、ここで気になるのは島本須美のクラリス姫と日高のり子の南ちゃんが、どちらも同じセリフを言っていて、これが物語で山場となっていることだ。
 彼女たちは、主人公の男性に「つれていって」と言うのだ。
 まずクラリス姫は、幽閉されていた城から、犯罪者のルパンによって解放されメデタシである。これはディズニーとは逆だ。宮崎監督はディズニー嫌いで「白雪姫なんてアホ娘」とまで言っているが、ディズニーアニメでは白雪姫も眠り姫もシンデレラも、王子様に見初められて結婚し、お城に嫁いでメデタシである。
 ディズニーは、権力にすりより戦時中にプロパガンダ映画を作った褒美に提供された土地にディズニーランドを作り、スタジオの労働運動つぶしの陰険さも有名だった。
 反対に宮崎監督は、東映動画の労使紛争で組合活動に熱心で、そこで高畑勲監督と意気投合したというのだから、その姿勢は反権力である。
 そんな労使紛争になじめず、東映動画を退社してしまったのが杉井ギサブロー監督であり、その後の十年にわたるスナフキンのような放浪生活の後、復帰したのが『タッチ』だった。
 そして、南ちゃんの「つれていって」とは、思いを寄せる男性が頑張っている野球で、私を一緒に甲子園に連れて行って、ということであり、男性に身をゆだねるのではなく発奮させる言葉であった。
 さらに彼女は、それまでのスポーツドラマのヒロインがマネージャーとして裏方だったのに対し、新体操で頭角を現したため野球部のマネージャーを辞め、自ら大会で受賞するという自立した活躍を見せる。
 これに比べたら、ディズニーと逆であっても宮崎作品のヒロインはまだ受動的であり、男性から自立していない。
 つまりディズニーとジブリに対して、杉井ギサブロー監督という第三極があるようなもので、これは選挙で言われている第三極より、よほど意味がある。
 
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by ruhiginoue | 2012-12-03 14:30 | 映画 | Comments(5)