井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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 最近は会っていないので健在か不明なのだが、その人とは、たまたま近所に住んでいたから知り合い、最初に音楽を習った。勉強そのものではなく仕方について訊いてばかりだった。その点では、学校の音楽の教師が話にならないので、有益だった。
 その人は高齢だったから、行っていた当時はまだ「上野の音楽学校」と言われていた時期だった。これが美術学校と合併して東京芸術大学の音楽学部と美術学部になる。
 そこに彼は入学したものの、病気になって退学してしまったという。そして回復するまでが大変だったため、音楽学校にいたころの記憶の多くが薄れてしまったのだが、憶えていることもあって、その中には、どうしてそんなことが記憶に残っているのかというような思い出もあるそうだ。
 その最たるのが黛敏郎のことだそうで、彼が売れてきたとき「そういえば、そんな先輩が1コ上にいたなあ」と思ったそうだ。なんでかというと、服装が派手だったから。
 まあ、芸術家にはお洒落な人がよくいるものだが、お洒落にもいろいろあって、その中に派手好みというのがある。かつて『題名のない音楽会』の司会をしていた黛敏郎の服装を見れば、昔からそうだったというのも納得である。
 そんなことを思い出したのだが、そこでさらに連想したのが、黛敏郎が作曲した報道番組の音楽。ニュースの内容は大したこと無いのに、始まりだけ無駄に重厚なのが面白かった。
 


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by ruhiginoue | 2013-02-27 19:33 | 音楽 | Comments(0)
 北朝鮮が核開発やミサイル開発をしていることについて、もとはと言えばアメリカが、政治的に敵対する国や資源を強奪したい国を武力攻撃し、その多くの場合は言いがかりをつけて後で嘘がバレているのだから、それを未然に防ぐため有事に備えることは、独立国なら当然と言うこともできる。
 これは、兵器開発や軍備を積極的に是とするのではなく、他にどうすることも出来ない現実だろう。
 これについて、知り合いの社民党の女性の地方議員から、「どんな理由があっても核兵器は駄目だ」「戦争に備えるなんて考えは駄目だ」と言われたことがあるけれど、そうした社民党的な発想を否定している最たる安倍総理は、どうして北朝鮮を非難しているのか。北朝鮮は国防に熱心だから偉いと絶賛しないなんて不可解だ。
 これは、どちらの考えが正しいとかいうのではなく、整合性の問題だ。
 もっとも、整合性なんてどうでもいい人だっている。毎度おなじみの橋下氏は、北朝鮮に「核兵器廃絶を求め、平和な国際社会の実現を目指す人々の願いを裏切った」という抗議文を贈ったそうだが、つい昨年11月には「現実は無理ですよ。日本は平和ボケしている。核廃絶を日本がやると言ったって、誰ができるのか」と言ってた。
 まったく日本の政治家は話にならない。

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by ruhiginoue | 2013-02-26 19:25 | 政治 | Comments(2)
 昨年末に、衆議院選挙は票の集計が操作されるという危惧を表明していたところ、選挙直前になったら、マスコミ報道などが工作的で変だといわれはじめ、さらに選挙の結果を受けて、不正があったのではないかと騒がれた。
 その真相は今となってはわからないが、そうしたら地元の自民党関係者たちが話していたのを聞いた。夏の参院選はまた自民党が圧勝すると「決まって」いて、その後の予定を立てているそうだ。そして、報道はすでに完全に統制しているから、残るはインターネットなので選挙利用解禁を口実にする。ブログやツィターが自由に出来るのはあと数ヶ月だと薄ら笑いを浮かべて言っていた。
 これは何かの冗談を悪く解釈したのかもしれないし、そうであって欲しい。しかし夏の参院選でもまた不正があるのではないかと噂されているのは、去年の衆院選の不可解で違和感ある結果に続いて、自民党のやけに自信たっぷりな態度と、それを新聞テレビが持ち上げる大合唱をしているからだ。
 だから、次の参院選挙には国際選挙監視団の導入をすべきと、知っている地元の議員に訴えているが、反応が鈍い。そこで、身近な議員から政党まで、夏の参院選では外国からの監視をと、みんなで訴えて欲しい。
 知っている議員には直接、知らない議員や政党には手紙・FAX・Eメール・なんでもいい。議員らのブログやツィターや掲示板にも、どんどん訴えを書き込む。野党に対しては、自民と財界とアメリカの不正を防ぐためだと訴え、自民に対しては、やましくないならやれと言うのだ。
 正しい政策を訴えても、マスコミに公正な報道をしろと訴えても、最終的に投票の集計を操作されてしまっては意味が無い。ロシアのプーチン大統領は、その監視を経た選挙で返り咲いているが、日本の安倍総理の返咲きは違う。外部からの監視が無い選挙なら、みんなで投票をボイコットするべきだ。

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by ruhiginoue | 2013-02-23 18:34 | 政治 | Comments(0)

金か名誉か

 裁判は決闘の伝統が反映しているので、名誉のために闘うとの要素がある。これは名誉毀損罪や侮辱罪で賠償請求するのとは異なる。
 また、復讐や報復とも異なる。無念の思いを社会の中で公的に認めさせることで、名誉と気位を取り戻すのだから。
 その点、自分が裁判経験した防衛医大との医療裁判では、裁判長が途中で代わっているのだが、裁判長の対応が対照的だった。
 最初の裁判長はたいへん同情的な態度であったが、だいたいの事実関係を調べて確認すると和解を薦めた。見舞金のような性質であり、国を断罪する気はないようだったが、裁判所から勧告があったのだから、それ相当の和解金を提示するよう、国=防衛医大に進言した。
 これに国の側は惹かれたようだったが、防衛医大は難色を示した。そうしているうちに、異動で裁判長が交代した。
 次の裁判長は、明確に判決する方針をとった。そして、最低の賠償金額だったが、防衛医大を見事なほど断罪して国側の責任を全面的に認めた。この裁判長は後に、東京大気汚染訴訟でも同様だった。どうしても認められる範囲で最低の賠償とし、少なすぎると控訴されたのだが、いちおう国の責任を認めていた。
 最初の裁判長の言う通りにしたら、多額の和解金が手に入った可能性がある。
 しかし国の責任はあやふや。金で楽はできるが、悔しい気持ちはそのままで、問題の医師は安泰である。
 そうではなかった。乏しい賠償金だから、経費など差し引いて金はほとんど手元に残らない。労力なども考慮したら収支決算は大赤字である。
 しかし、国の責任が認められたから、画期的と騒がれて新聞とテレビで報道された。そして問題の医師は、学会で非難され、追われるように大学を去り、個人で経営しはじめた診療所は商売敵たちに判決と報道をネタに叩かれ、今では千葉県のたいへんな僻地に行き、それまで専門を自称していた分野とはほとんど関係がない診療をやっている。
 この結果は、ぜんぜん金にならなかったけど、精神衛生上はたいへん良かった。あとは、人それぞれ、思うことや価値観や事情によるだろう。

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by ruhiginoue | 2013-02-20 22:16 | 司法 | Comments(2)
 「横田さん夫妻 日本は核を持つ北朝鮮に侮られている」
 こういう見出しの報道をTBSのサイトで見たが、そう発言しているところは、その報道の中に無かった。そこは他の部分と違い録画に音声が無く、テロップなどで説明するだけ。勘ぐれば、日本も核で対抗すべきだと言うのに利用しただけかもしれない。それでは報道ではなく世論操作だ。

 そして、第三国からは、こんな指摘がある。

 「モスクワ国際関係大学、国際調査研究所で上級学術研究員を務めるアンドレイ゠イヴァノフ氏は、制裁を発動しても北朝鮮がそれによってロケットや核兵器の製造をやめるわけでないことは、火を見るよりも明らかだと指摘する。」

「米国が悪い体制を打倒するために軍事力を使う以上、北朝鮮にとっては核の盾は生き残るための唯一の担保となる。現在ある国際的な対北朝鮮制裁は全く機能していないのは確かだ。北朝鮮はそんなものと無関係に平穏に暮らしている。」

「この地域に新たな制裁が加えられ、軍事活動が強化されればただ状況は先鋭化し、北朝鮮はますます砦を取り囲まれたように感じるだけだ。こうした状況ではいかなる改革も地域の不安定要因とみなされるため、改革のテーマが議事録からはずされるだろう。」

「ここ数年の経験から北朝鮮との交渉でなんらかの前向きな動きが見られるときというのは、日韓米が態度を軟化させたときのみだということは明白だ。2000年代当初、金大中大統領が北との和平政策をとったときは、急速によい結果がもたらされた。当時北は経済的に苦しい状況にあったが、そのことよりむしろ韓国からの支援が得られたため、北は慎重ながらも経済改革を開始した。また、短期間でG8参加国をはじめとする西側諸国との外交関係も樹立された。」

「日本でさえ、北朝鮮との関係見直しを始めた。2001年小泉純一郎首相はピョンヤンを訪問し、最高指導者の金正日氏と会見を行っている。二国間関係の改善は苦しい景気後退からの出口を模索していた日本に安い労働力と原材料をもつ北朝鮮市場への道を開いた。小泉首相は訪問とともに、両国関係に黒雲をなげかけていた『拉致問題』も解決しようと試みた。これに対し金正日氏は善意を発揮するしるしとして、1970-80年代に北朝鮮工作員が日本人を拉致した事実を認め、数名の帰国を許した。」

「ところが米国が突如立場を厳格化させたため、このプロセスはロジカルな帰結を得ないままに終わり、北朝鮮を巡る新たな状況の先鋭化が始まってしまった。北の経済改革はストップし、逆に核プログラムがてこ入れされてしまった結果、地域の安全には何のプラスにもならなかった。」

 ここから、ロシアがアメリカを牽制する意図を割り引いたとしても、正しい指摘であることに変わりはないだろう。
 この記事の指摘のとおりだったから、あの蓮池透氏の一連の言動となったのだった。最近では福島第一原発で働いていたときの衝撃の告白で話題となった蓮池透氏は、その前は拉致被害者の家族の一人として、これまで最も強硬な意見を主張してきた。
 ところが態度を急変させた。「軍拡の口実にするため、日朝の関係を改善しないようにされてしまい、拉致事件の解決も中座させられてしまった」と抗議の声をあげたのだった。すると家族の会から追放されてしまった。やはり圧力があったのだろう。
 また、あのデビ婦人は、亡き夫の人脈を利用し、個人で北朝鮮を訪問するなどしたためスタンドプレーと批判されたさい、安倍晋三氏らが対北朝鮮を自分の売名に利用してばかりいるため問題が解決しないのだから、それで仕方なく自分に出来ることをしただけだと反論したうえ「マスゴミ」に騙されないでと訴えていた。
 というわけなので、安倍総理を強引に返咲きさせた大手メディアの報道など、信じてはならない。

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by ruhiginoue | 2013-02-18 19:53 | 国際 | Comments(0)
 東京音楽大学民族音楽研究所公開講座「伊福部昭室内楽作品を集めて」が代々木上原で開催されていたので出向いた。
 曲目が多かったうえ解説などもあったので、午後の2時から始まって第1部の途中に休憩が挟まり、1時間おいて第2部となり、そこでも途中で休憩が挟まり、終わったら7時30分という、長時間であった。
 曲は全部知っているので、ただ楽しんだ。解説も全部知っていることだった。曲とその背景について、知らない人に詳しくという意義はあるだろう。そうではなく、演奏方法とか作曲の技術について関心があったけれど、そちらは一切なしで、やはり、あまり関心をもたれないことなのかもしれない。
 そういうことは、自分なりに見て参考にするしかなかった。ただ、どんなことでも、ほんとうに大事なことの勉強とは、習うのではなく盗むものだと言われているし、音楽もそうだと言った音大の教授もいたなと、思い出した。
 
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by ruhiginoue | 2013-02-16 23:37 | 音楽 | Comments(1)

同じ穴のムジナ

 医師は、医学に関して「専門家に任せて素人は黙っていればいい」と言うのが大好きなくせに、自分が素人である分野には知ったかぶりしてお粗末なことを言いたがる習性があり、「床屋政談」とか「赤提灯談義」などと言われる話を、高度な政治学とか外交問題と錯覚し、得意になっていたりする。
 この話を美容診療所経営で有名な高須医師を例にして、少し黙っていろと言ったところ当人が小耳にはさみツィターで黙らないぞと反発してきた。
 しかし、こういうことは、ほとんどすべての分野について言えるのではないか。
 前に、「武力に依らないイラク復興」を請願する署名を何千人分も独力で集めて、憲法で規定された国民の請願権に則り提出した女子高生を、当時の小泉純一郎総理は、学校の教師が国際政治の難しさを教えないから、こんなことをする生徒が出るのだと公に言い放ち侮辱した。
 自分で支持を集める大変さを知らない七光り総理の、自国民より名主国であるアメリカに媚びへつらった醜い姿だったが、努力した女子高生を生意気だと言う一般国民も少なくなかった。腹立たしいことだが、それも仕方ないことではないか。
 このとき小泉総理を批判していたなかに、知り合いの作曲家がいる。彼は戦争反対が信条である。ただ、音楽については、売れない無名の人とはいえ、どこぞの音楽大学を出ているし、どこぞの作曲コンクールで入選したこともあり、一回か二回(たぶん一回だけだった)NHK・FMの「現代の音楽」で、演奏された曲の録音を放送されたこともある。しかし政治や外交はまったく素人である。
 もちろん、素人でも構わないはずだが、そう思っているなら一貫性を持つべきだ。なのに、この作曲家は、音楽のことになると、素人は駄目だと言って譲らない。ちゃんとした音楽が出来るのは、エキスパートから専門教育を受けた人だけ、なんだそうだ。
 それでは小泉総理と同じではないか。誰でも政治に参加する権利があるのと同じように、音楽その他の芸術も、誰にだって参加する権利があるはずだ。そして、素人では駄目だと威張って言う人が多い割には、医学界も政界も程度が低く、このことは芸術もまったく同じである。
 その作曲家は、自費で立派なホールを借り切って発表会を開くけれど会場はガラガラで、友情から知人も誘って入場券買って行ったところ、同行した者はみんな「まだ終わらないのか」とアクビしてばかりで、あげくに「こんなの音楽じゃない」と言っていた。
 しかし、誰も音を聴いて楽しくない「音楽」も、エキスパートに専門教育を受けたうえで、その技巧を駆使している芸術であり、それを解らない者のほうが悪いということだ。
 このように、自分が専門だと思っていることになると、自分を勝手に持ち上げて他人を見下すというのは、分野に関係がなく共通している。だから、対策としてはまず、自分を専門家だと思っている連中の面の皮を引っ剥がすことが必要だ。意外に簡単にはがせるものである。

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by ruhiginoue | 2013-02-14 20:53 | 雑感 | Comments(0)
 パソコン遠隔操作の犯人とされる人が逮捕されたが、その報道で『産経』は、誤認逮捕されて大迷惑を被った人たちの家族が、被疑者に「正直に認めてほしい」と言っていたかのような見出しにしたため批判され、後から訂正したようだ。
 その記事をちゃんと読むと、実は、親族らは、これは誤認ではなく真犯人なのか、今度こそ大丈夫なのか、慎重に捜査してほしい、ということだった。
 これと同じことが、松本サリン事件の時にあった。マスコミは「黙んまりの麻原」「河野さん犯人に怒り」と報じて、まるで河野氏が麻原に怒っているような印象づけをしていた。
 ところが、実は、被害者の一人である河野氏が語ったのは、「犯人に怒りは感じているけど、犯人が麻原氏なのかはまだ不明であるし、逮捕されたら黙秘権がある」というものだった。
 つまり、被害者の河野さんが第一通報者だったというだけで警察は犯人と決めつけたけど、その受け売りをしたマスコミは、責任追及の矛先が自らに向けられないように、冤罪の加害者は真犯人であると印象づけようとし、それで、なんとしても冤罪の被害者が真犯人に怒っていることにしたかった、ということだ。
 そんな印象操作をしてみたところで、冤罪の加害者はあくまで司法である。真犯人の加害行為は基の事件についてのみで、他人になすり付ける工作をしたとしても、それに気付こうとすれば気付けたのに騙されたのだから、騙されたほうの責任である。
 そして、報道は共犯となった。この事実は動かせない。姑息な誤摩化しは醜い。


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by ruhiginoue | 2013-02-12 17:33 | 社会 | Comments(2)

東大出も成蹊出も同じか

 安倍晋三という人は、憲法を変えたいとか言っているけれど、どんな憲法が良いかという以前に、憲法とは何かを全然知らない。こんな頭の程度の人が、薬でお腹は治ったと総理に復活してしまったのだから、たまらない。安倍復活は頭を治す新薬が出来てからにして欲しかった。
 それについて、安倍はお坊ちゃま私立学校で付属からずっとだから勉強なんてしていないと言う人たちがいるけど、例の生活保護の問題で弱者は悪者と決めつけ目玉剥いて騒ぎ回る片山さつき議員は、あの無学ぶりでも東大出の官僚だったというから、草壁サツキちゃんじゃないが「こんな目して恐ーい」というべきだ。
 もっとも、国立大は私立大より真面目に勉強しているらしいことは、理系の場合だと研究設備を見比べればその充実ぶりの差から理解ならできるが、他はどうだか解らないし、東大に入れる人はそれ相当の進学校の出身者ばかりなので、私立大に通う人より親の収入は多いと指摘されている。
 だから、ほんとうの意味で勉強したとは言いがたいし、恵まれた自分を当たり前だと思い込んでいるだけの人もいるだろう。これについては、東大出の人も、自戒ないし自虐の意味で、よく言っている。
 また、東大出の医師たちは、しばしば、法学部のバカどもが国をおかしくしていると批判している。しかし、その東大あほう学部卒の溜まり場である霞ヶ関のおかげで、東大あぶない学部の人たちは、専門家にあるまじきミスをしても匿ってもらったり利権を守ってもらったり、たくさん得してきたのだった。
 ただ、そのことも、東大出の医師たちは自覚して恥じたりもしている。それだけ少はマシかもしれない。

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by ruhiginoue | 2013-02-10 18:56 | 政治 | Comments(2)
 ある人が、労組の役割について語っていたことから、思い出したことがある。
 かつて知人の弁護士と話していたさいのこと。
 法廷には、裁判官が動員をかけるような形で他の職員たちを集める。だから、各部署から人員を借りているような意識を裁判官は持っているようだ。そのため、終了の時間が迫って来ると、時間内に済ませようと裁判官が急いだり焦ったり苛立ったりする。
 という話がでた。そこで「日立の裁判で、残業を拒否したから解雇して合憲、なんていう判決を出すんだから、裁判所も、もっと残業すればいいのに」と皮肉を言ったら、その弁護士は笑ったけど、そのあとすぐ「あの日立の判決は酷すぎるな」と真顔で言った。
 その日立の裁判について、日立の工場に勤めている知り合いが、その解雇された人について、別の工場だから面識は無いが、職場で好かれていない人だから、あんな形で失業者にされたけど、「あの人には同情しないな」と言ってケッケッケッという調子であざけり笑っていた。
 そんな人なら同情はしなくていいだろうけど、そんな人を前例にして、自分たちが同じ目に遭ってしまうことを、なぜ心配しないのか。何でも、まず反発されにくそうな人を狙い突破口にするものだ。そう言ったけれど、変わらず嘲笑するばかりだった。
 この解雇問題について、後に評論家の佐高信が書いているのを読んだ。それによると、日立の労働組合の集会に「間違って呼ばれ」て、講演をした。そのさい、裁判以前に、どうして労組は会社に抗議しないのかと批判した。すると労組の役員という人が口を挟み、あの人は解雇されて当然の人だから例外だと反論したそうだ。
 その人の評判については、佐高も知っていたそうだ。我を張り協調性が無い人だし、「一言多いタイプ」でもあったから、職場で好かれていなかった。しかし、それと解雇問題は関係ない。そう指摘しても、あくまで例外だと食ってかかられた。
 だから佐高は呆れて「裁判になれば判例となって結果が一人歩きする。そんなことも解らないのか」「今日は来た甲斐が無かった」と怒りながら言って会場を出たそうだ。
 ここで佐高は、日本の大企業が御用組合ばかりだと批判していたのだが、それ以前の問題ではないかと思い、別の見解を持った。
 つまり、従業員としての立場と、個人の人柄の問題との区別がつけられないうえ、迫害された人を嘲笑して悦に入るかのような態度をとっている人たちが集まっている、という問題であろう。

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by ruhiginoue | 2013-02-09 22:59 | 司法 | Comments(0)