井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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 秘密法について、とんでもない法律だと反対している人たちがいるけれど、その一方で、これは法律ではないと指摘して反対している人たちもいる。それは、法律というものを法律によって全否定する法律であるという、矛盾した内容だからだ。
 公務員が秘密を漏らしてはいけないというだけなら変ではないが、この秘密法では、秘密を漏らすことは罪であるというだけでなく、秘密が漏れる結果につながるから知ろうとすることも罪であるとし、では、それに当たるのはどんなことなのかも秘密にしておき、そんなことを好き勝手にやるけれど、常識の範囲でやるに決まっているのだから心配してはいけなくて、これに反対するほうがおかしいというものだ。
 これでは法律ではないし、法律はいらない。これで社会の秩序が保てるなら、面倒な思いをして、いちいち、いろいろ、法律を作って運用することは、まったくない。
 つまり、法律そのものを全否定する法律だ。また、国と社会の秩序を守るためと称して、国と社会から秩序をなくしてしまうものだ。
 まるで、西部劇の悪徳保安官などが、法律を無視して「この街ではオレが法律だ」と言っているのと同じなのだが、これにあのランボーは反撃して、警察署長にサバイバルナイフを突きつけて「オレが法律だ」と言い返す。
 これと同様に、もしも、また何かのきっかけで政権交代したら、自民党、公明党、みんなの党が、弾圧される。別の党が政権に就いて、それが民主党でも共産党でも、反対していたけれど、自分が権力を維持したい側となったら、反対していた自民党の作った悪法だから廃止するべきだとは思っていても、自分にとって都合が良すぎる法律だから廃止できなくなる。
 これだから、法律とは為政者に好都合なものであってはならないのだ。というより、そもそも法律とは為政者が勝手なことをしないようにするためにあるのだ。
 これを、悪い官僚は解っていて無視していると思われるが、自民党・公明党・みんなの党は、解ってないのではないか。少なくとも安倍総理は理解できていないという態度だ。というか、安倍という人の頭は、何か理解できることが一つでもあるか既に疑問なので、そんな人が総理でいる今の日本は、ロシアの寓話の「イワンのバカ」と同じということだろう。


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by ruhiginoue | 2013-11-30 12:19 | 政治 | Comments(5)
 秘密法反対が駄目だった場合に、そんな法律が出来てしまうこと自体の他にも嫌なことがあるだろうと予想をしてツィターに書いておいたら、同感したようにリツイートした人たちがいた。
 それは、反対したのに通ってしまったら、それが面白くないので、同じく反対した人たちの中で、自分と自分が支持している以外の政党のせいだという、実にくだらない八つ当たりを、後の祭りの中でする奴が出るだろうというものだった。
 なぜかというと、これには安保反対の時の先例があるからだ。
 そうしたらやっぱり出た。そうしたツイートをしているのは、世代といい言葉遣いといい後期高齢者左翼とか化石左翼とかいうべき人たちで、そんな人たちは、共産党が前衛と自称しながらプチブル的であり云々と、若い世代の人たちにとっては宇宙人語に感じられる表現をしていたから滑稽であるが、書いている当人は大真面目の様子だ。
 その前例である安保闘争の内部対立を描いた映画『日本の夜と霧』を十代の当時に非商業的な上映会で観たが、そのとき一緒に観た同世代は一様に、劇中に描かれる、共産党員が優雅独尊だから運動に悪影響しているという主張について、そういうこともあっただろうし、その後も今もあるだろうとは思ったが、それよりも、それをことさら強調する監督・大島渚や脚本・石堂淑郎ら新左翼を自称する連中の、自分たちの運動が成功しなかったことを他党派に責任転嫁する姿勢のほうに、むしろ醜さを感じたのだった。
 そして周知のとおり、その後の大島や石堂の変節ぶりは実に醜いものだったが、これについて彼らと同世代の者たちは、『日本の夜と霧』のような映画を作った人たちだった「のに」、と批判したけれど、もっと後の世代の者たちは、あんな映画を作っていた人たちだった「から」、と当然のこととして受け取ったものだ。
 ということだから、今回の秘密法についても、あの世代の者たちは、また同じようなことを言うだろうと予想していたら、その通りだったし、この後の世代の者からも、同様の者がチラホラと見受けられるので、それはさらに目立つようになるだろうと予想している。
 ただ、そういう者たちは世代交代するたびに確実な減少をしているので、ここに希望を見出すことができる。 


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by ruhiginoue | 2013-11-28 18:46 | 政治 | Comments(2)
 輸血によってHIV感染者が出たことにより、日本赤十字社は、防止のため安全検査の精度向上と感染リスクの高い行動をとっていないかを調べる献血前の問診に力を注ぐが、しかし安全検査には限界があるという報道があった。
 この感染事件について、薬害エイズの被害者であり訴訟の原告で広告塔だったことを売り出して当選した川田龍平議員は、薬害エイズ以来の重大事件だと語ったそうだ。
 つまり輸血にはさまざまなリスクがあり、その一つが感染である。だから輸血はよほどの場合以外にはしないほうが良いことは、医学の常識である。
 これについて、自分もたいへん危険な体験をしている。過日、近所の開業医から、防衛医大病院で受けた手術について、ちょうどその時期に輸血による感染で深刻な被害が出ていたから、特に危険があったという指摘をされた。
 しかし、これはこの老齢の大ベテラン開業医に限らず、ありとあらゆる医師が吃驚仰天するのだが、大量出血する手術自体が危険なうえ、輸血してそのときは助かっても、その後に輸血のリスクがあるから、いったい何の手術かという話だ。
 これについて、皮膚癌の原因となる悪性の患部を広範囲に切除しないと命にかかわるという説明だったが、そうだとしたら手術のやり方が間違っていると専門医が指摘し、そうしたら、執刀した医師は、美容外科の目的だったと言ったのだ。患部は悪性ではなく、メラニン色素により変色していただけで、見てくれが悪いから切除する手術だったと言う。
 そんなバカなことがあるはずないと、あらゆる医師が言う。そのような手術で、輸血が必要になるかもしれない大手術をするのは、医学的に非常識すぎる。当然の指摘だろう。
 しかも、この手術について防衛医大の医師たちからも、批判はあっても賛同はなかった。それに、大学病院では、簡単な処置ならともかく、大掛かりな手術であれば、専門科目の医師たちで合議して方針を決定するものであり、防衛医大でもそうだったが、これだけは違い、執刀した医師が独断で行ったものだった。だから後で問題になった。
 ところが、それで訴訟になったら、執刀医である防衛医大の伊藤嘉恭講師(当時) は、美容目的の手術であるとしながら、患者が希望していないのに医師から推奨したと認めた。そして、防衛医大の直属の上司だった助教授(今で言う准教授)が、自分では絶対にやらない手術だと断言し、東大医学部教授で学会の会長をしている専門医も、適応が無い手術だと指摘したのに対し、独断執刀医は自分こそ日本の第一人者であり、この手術はベストであると断言した。
 講師ふぜいで准教授も教授も批判する蛮勇は大したものではあるが、そのうえ、医学部を出て数年なのに、日本の第一人者であると豪語したのである。また、第一人者にしては、そのとき専門認定医資格を持っておらず、後から取得している。
 だから伊藤講師は、医学的な知識と医師としての実績についての認識の両方で非常識すぎるため、他の医師たちから妄想虚言ではないかと真顔で心配されたのである。

 前と少し重なるが、この防衛医大の手術被害写真
 
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 そして裁判でも防衛医大が自ら非を認めた結果となったのである。後に伊藤嘉恭医師は防衛医大を去り、千葉県の大網で、おおあみ在宅診療所というのを運営しはじめた。千葉県の職員が、あそこはすごい辺鄙なところだと言っていた。そこで、それまで専門と称していたのとは違うことをはじめた。この一方で、防衛医大で伊藤医師の下にいた年下で格下の医師は、その専門分野で順天堂大学医学部の教授になっている。
 こうして、困難な国家賠償訴訟にもかかわらず国が敗訴した背景に、防衛医大の医師たちも由々しき事態と考えて、率直な証言をしたことがある。
 ところが、これも秘密だから漏らした公務員も求めた市民も懲役10年とかいうのだから、恐ろしいことである。こんなことも可能な法案の強行(凶行)採決に協力した野党が、川田龍平議員が所属する党である。
 ここから抗議の離党をする議員たちが出ているが、反対だと言っていた川田議員は、あやふやな言葉を使い逃げていた。
 前に雑誌で批判を書いたが、彼は自分が薬害で苦しんだ経験から、社会を良くしたいという気持ちで議員になったのではなく、病気で差別されて悔しかったから、政治家という虚名を得ることで世間を見返してやろうとしたのだろう。これをステージママが後押しした。しかし、選挙には立候補に年齢の規定があるので、宮沢りえや安達祐美とは逆に母親が先にデビューしたというわけだったのだろう。
 しかし、しょせん「被害者スター」は、広告塔に利用されて使い捨てされるものだ。だから真面目にやろうとすると福田衣里子議員のように、味がなくなったガムのように扱われる運命だ。それは惨めだから、川田は権力の被害者だったことを売りにしながら、権力に擦り寄るのだろうか。

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by ruhiginoue | 2013-11-27 12:40 | 政治 | Comments(0)
 人気ブログの投票というのが色々あって、そのうち幾つかに、このブログを登録しているのだけど、おかげさまで上位にランキングされ、先日はまた一位に返り咲いた。
 ネットの投票で、政治の分野だと、ありえない数値のものが上位になっていて、今回のように国会で強行採決などあると、政府を支持するブログが異常な数値となるのは周知のとおり。
 そうではない地味な分野では、当ブログのように地道なものばかりであるが、組織的な投票ではないということで、ほんとうの読者がいるのだから嬉しいことである。そして、座頭市が言うように、正しければお天道様が見ているとの気持ちを忘れないようにしたい。
 
 ところで、この程度のことに僻む愚か者がいて、そいつは自分のブログがお粗末だから訪問がいないだけなのに、嫌がらせをする。それに関連して、次の29日11時に東京地裁立川支部402号法廷で弁論がある。いつものことだが、この期日が近づくとともに、嫌がらせがある。誹謗をネットで書かれたりもする。
 当方のツィター・フォローとかブログ訪問をしてくれる人たちの中に、弁護士など法律家もいるが、中には対立関係の人もいるので、当方に対しネット上で匿名の中傷があると、その人たちではないかとの疑いを指摘される。しかしそれは違うと確信できる。なぜなら少しでも法的知識があれば絶対にしない間違いを伴っているからだ。
 また、この被告は、他でも暴行傷害事件の被告となっているのだが、やはり負傷させられた被害者のところへ、被告の意を受けた者から執拗な電話があり、脅迫じみた感じもして嫌な気分だったそうだ。
 すでに知っている人たちがいて噂しているので、今さらという感じだが説明しておくと、その被告は、こちらは頼んでもいないのに、勝手に医師や弁護士への非難をネットで言いふらし、代わりにやってやったからその代金をよこせと請求し、ふざけるなと拒否したら、頼まれたからやったと言い出したのだ。
 これについてもハッキリさせておきたい。興味のある人は傍聴してほしい。


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by ruhiginoue | 2013-11-26 23:49 | 司法 | Comments(0)

日比谷公園の池と噴水

 今日は、用事で霞ヶ関へ行ったのだが、知人から、日比谷公園の噴水の周りの植物が見事な彩りだと聞いていたので、用を済ませた後で寄った。
 すると、通りかかった人たちが皆、携帯電話などで撮影していた。
 それもそのはずで、同様にして撮影したとおり、この色。

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by ruhiginoue | 2013-11-25 17:53 | 雑感 | Comments(0)
 
작은연못
小さな蓮池 
歌 キム ミンギ


山奥の小道の横の小さな蓮池には

今はよどんだ水があるばかり 何も住んでいないが

はるか昔 この蓮池にはきれいな鮒が2匹

住んでいたということだ 山奥の小さな蓮池に


(ここから長調から短調へ)

ある晴れた夏の日 蓮池の鮒2匹

互いに殺しあい 一匹は水の上に浮かびあがり

その肉が腐りはじめ それにつれて水も腐っていき

蓮池には何も住めなくなってしまった



山奥の小道の横の小さな蓮池には

今はよどんだ水があるばかり 何も住んではいない





 最近、日本と韓国でいろいろ変な喧嘩しているので、思い出してしまったのだった。


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by ruhiginoue | 2013-11-24 13:15 | 音楽 | Comments(0)
 交通事故を起こした者を厳罰に処す法案が国会で満場一致で決められ、これを事故で犠牲になった人たちの遺族らが傍聴席から見て喜んでいた。
 これに違和感を覚えたり、危険を感じたりした人は多かった。悲惨な事故が起きているのだから危険運転に厳しくするのはよいが、事故を起こすかもしれない病気を抱えた人を酔っ払い運転と同様に処罰してよいのか。
 それならまず、運転したら危険かもしれない人が、生活のために働かざるを得ないところで運転を強要されたり、失業を恐れて病気を隠して運転したり、ということが無いように、弱者へ配慮するよう法律を充実させるべきではないのか。
 そうした弱者への思いやりをせず、社会の制度を冷酷なままにして、弱者が弱者ゆえの原因で何か不始末をしでかしてしまったら、不真面目な人と同じように厳しく罰するというのでは、不合理かつ不道徳ではないか。
 しかも、悲劇の主人公となった遺族たちよる無言の圧力がかかり、これをマスメディアが流布し、ここから深く考えず煽られた人たちがいて、醸し出された雰囲気によって誰も反対できないというのでは、このほうが下手すると危険運転の横行より恐ろしいのではないのか。
 それに、罰則を厳しくしても、事故は減らないという現実がある。法改正で罰則を厳しくしたという啓発と広報のポスターを警視庁が作成して、全国の警察で張り巡らせている最中に、職場に向かう警察官が酒気帯び運転を見つかってしまうというお粗末な実態まである。
 どうも、社会全体が、何か勘違いをしているのではないだろうか。 

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by ruhiginoue | 2013-11-22 18:08 | 社会 | Comments(10)

万年筆で書いて闘う

 今の政治情勢は、まるでSF映画『スターウォーズ』に描かれる、暗黒のシスが勢力を伸ばしている時代のようだ。
 そこで戦う武器は、野蛮な銃を跳ね返す騎士の剣である。もちろん、暗黒面に堕ちた騎士も使用している。銃では敵わない。
 というのと同じなのが、万年筆である。PKデックのSF小説にも、未来の世界で万年筆を使うから文化人という場面がある。この高貴な道具を使用して、紙に書いて思案すると、どこか違うのである。ブログのようにいきなりパソコンで書くものは、どうしても軽い。その前の思案は、自ら一文字一文字書きながら行う。
 このところ、あらゆる筆記具が、ワープロとパソコンの浸透によって衰退ぎみであると言われている。そんな中で、文具店と書店の品揃えが豊富な大店舗は、単に物品をそろっているというだけではなく、その場に行くことで知性を刺戟する楽しい空間となっているから、足を運んでいる人も多い。
 そこで特に注目なのが、万年筆である。これは都心の大手専門文具店だけでなく、カメラや家電の大型量販店でも、売り場の一角を占めている。小さな商品であるが、高級品になると家電に匹敵する値段であるから、鍵のかかったショウケースに入れられている。
 この万年筆の利点は、手に力を入れて筆圧をかけなくてもペンそれ自体の重さだけで書けるため、大量の筆記に向いているということだ。だから万年筆は「物書き」の道具であった。愛用の一本があったり、文字の太さによって草案用とか下書き用などと使い分けたり。
 そして、以前、出版社の編集室で打ち合わせがあったさい、モンブランを使用して覚書をしていると、これを見た社長は、ちょっと貸してと言って書いてみて書き味が滑らかだと評した。もっとも社長は、高価な品を色々と持っているはずだが、これは使い込んでいるから良いと指摘した。
 そうした感触は思考を助けもするのだ。
 しかし困るのは、使っているうちに色々と欲しくなってしまうことだ。カメラのレンズとか、日本刀の同太貫とか、それらと同じなのだ。
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by ruhiginoue | 2013-11-21 22:27 | 雑感 | Comments(12)
 よく、報道などで「信じるに足る相当の根拠」という問題になる。これは、結果として誤りだと判明したが、悪意によって嘘をついたのではなく、その時点では信じるに足る相当の根拠が存在した、ということで免責されるというものだ。
 これについて、色々と問題がある。例えば、後で冤罪だと解ったけれど、その時は警察が発表したのだから、それに基づいて誤った報道をしても、信じるに足る相当の根拠が存在したということにして良いのか、ということなど。
 それよりもっと程度が低い話によって、自分および業務関係には、困っている人たちがいる。それは、妄想に基づいて話をして回る者が一人いるためだ。この人は、ちょっと仕事で関わったというだけで、勝手に友達だと言いふらす。特に、打ち合わせのさいの飲食で、経費にするとか好意とかで、支払いをこちら持ちにするという、よくあることがされると、それをおごられたと受け取ったうえ友情によるものだと勝手に解釈してしまい、だから親友になったとまで言う。
 そして、親しいから特別に知っているという体裁をとって嘘とか悪口を言いふらす。当人はそんなつもりではなく、自分で自分を持ち上げるために嘘をつき、そのさい他人を引き合いに出すから、この結果、嘘による悪口となる。具体的には、自分から仕事をくださいと頼んでおいて、それならと仕方なく仕事を回してやったら、仕事の出来栄えがあまりよくないうえ、頼まれたから仕事してやったのに報酬が少ないと話を逆にして言いふらしたり、もらったお金をもらってないと言いふらしたりする。あるいは、他人の仕事について、自分が紹介してやったと嘘を言いふらす。
 それでみんな怒ってしまい、関係は途絶するのだが、そのあと、嘘を真に受けてしまった人に、訂正を求めなければならなかったり、場合によっては抗議しなければならないこともあったり、とても面倒なことになる。
 すると、貴方と大変に親しい人が大真面目に言うのだから、信じてしまっても仕方ないという弁解や反論をされてしまうことがある。こうなってしまうのは、嘘が自己暗示にもなっているので、吐いている当人が嘘だと思っていないから、言われたほうは騙されてしまうのだ。
 実は、これで迷惑している自分も、騙されかけたことがある。あるときは、仕事関係でお互いに知っている女性と交際していると言うから、何時の間にそうなったのかと驚いたけど実は嘘だったり、またあるときは、他の女性でこちらとは面識は無いが知ってはいる女性と結婚すると言うので驚いたが実は嘘だったり、ということがあって、嘘を吐いている当人は自己暗示によって信じ込んでいるから、真顔で話す。だからそうなのかと思ってしまう。そして、しばらくしたら本当のことが判る。しかも、彼はその自己暗示によって女性にセクハラとストーカーに及んだことまである。
 これでもって、信じるに足る相当な根拠が存在するといわれては、誰だってたまらない。滑稽ではあるが、笑ってばかりもいられない。このような困った人と少しでも関わってしまうと、本当に大変である。


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by ruhiginoue | 2013-11-19 23:21 | 司法 | Comments(0)
 ぼくのお父さんは九大を出ている。九大は九州大学のことだけど知らなかったから、日本の大学には一から十まであると思っていた。そして十大が日本で一番入るのが難しいと聞いていたから、九大は二番目だと思っていた。
 という六歳の子供の話があって、もちろん東京大学は「とうだい」で、「十」は「とお」だから「十大」は「とおだい」である。こういうことがあるから、変換のとき「とう」ではなく「とお」になる場合は、「遠くの、大きな、氷の上を、多くの、狼と、コオロギが、十、通った」という懐かしい憶え方を思い出すことになる。

 ところで、冤罪事件といわれる袴田事件で、目撃者が死刑囚のアリバイを証言したという。証拠の捏造や取り調べの拷問が問題になり、また、担当した裁判官のうち判決文を実際に書いた主任判事が、自分は無罪にすべきと主張したのに裁判長らによって押し切られ強引に有罪にされたと告白したので、大騒ぎになった。

 この告白をした元裁判官は九州大学を出ている。成績は優秀で、裁判官になってからは良心的な仕事ぶりだったが、この事件のことで後悔の念を口にし続けた。これを基にした映画「BOX 袴田事件 命とは」の中で、強引な有罪がいかに法の精神に反しているかを説く主任判事に対し、もう一人の裁判官が「国立出に言われなくても解っている」と可笑しな反発をする場面がある。
 この国立にコンプレックスがある私大出の判事が同窓会に行く場面があり、そこでみんな「都の西北」と歌っている。そして、その裁判官が出世したことを、教授や同窓生らが喜んで称えていた。

 かつて司法試験では「中東戦争」とマスコミが名づけたように、中央大学法学部が東京大学法学部と合格者数を競い合っていたが、八王子の僻地に移転してから不便になりすぎた中央は転落して、今では早稲田大学法学部が取って代わっている。
 しかし、優秀かつ良心的な仕事ぶりで官学に対抗するならともかく、出世亡者の「ヒラメ判事」になっては情けない。
 そういう人が少なくないと、早稲田の現役学生に聞いたことがある。早稲田や慶応など名門私立は、官学に対抗するつもりで権力に擦り寄るようになってしまったらしい。むしろ反骨精神を発揮しているのは、かつて東大出の評論家・大宅荘一にお手軽という意味で「駅弁大学」と皮肉られた、旧帝国大学ではない地方の国立大の、先生たちである。
 そんな先生たちは、色々な大学に講師として趣いて、交通費がかかりすぎ不採算なのだが、持論を説くために飛び回っている。そういう先生の授業がもっとも面白かったという思い出がある。自分の出た大学の法学部では、司法試験をほったらかして、犯罪学とか冤罪問題とか京大事件とかドブロク訴訟などの話ばかりしている先生がいっぱいで、楽しかったし、結果としては役に立ったと思っている。
 しかし、ヒラメを寿司ネタにする作業がいまいち進んでいないから、努力不足を反省している。

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by ruhiginoue | 2013-11-18 13:30 | 司法 | Comments(2)