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by ruhiginoue

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 一つは、既述のとおりネット上で事実無根の中傷をされたという問題で、それがあまりに悪質だから訴訟にしたのだけど、その相手方が奇妙な書証を提出したため、いったいそれはなんなのかという話になって、その説明とか補足をする書面を年内に提出するようにという裁判官の指示だったのだが、それが来ない。
 
 この相手方弁護士は、前にも、裁判官に指定された期日までに提出するべき書面を提出せず、後に「急病だった」「謝ります」ということで、裁判官もそれなら仕方ないので許すと言ったのだが、診断書があるわけではないから、また提出しないとなると、ほんとうに病気だったのかと疑問を持ってしまう。
 もちろん病気再発ということもありえるが、しかしこの弁護士は先日ほかの訴訟でも期日までに提出しないので関係者を呆れさせたそうだし、弁論のさいも法廷に遅刻ばかりして相手方が怒ったり裁判官が呆れたりの連続という人だそうだから、だらしない人なのかもしれない。
 
 そんな弁護士しか引き受け手がなかったということなのだろう、あのネット中傷魔には。


 二つ目は、こちらから出した喪中の葉書が届いていない人がいること。それはすべて仕事のうえの付き合いの人だからと職場の事務所に出したもので、おそらく配達はされたけど他のものと混じってしまって当人の手に渡らなかったのだろう。忘年会のとき話に出て、それで気づいたという次第。

 ところで、年末年始は働いているという人たちがいる。これにはいろいろな仕事がある。自分の場合は、よくバイトしていた。親兄弟がテレビ観たり酒飲んだりして過ごしている時、独り出かけてコンビニやファミレスやゲーセンの店員などをしていた。

 そのおかげで、親兄弟とその直系の全親戚の中で唯一、いちおう大学まで卒業した。このことで親兄弟からたいへん憎まれた。今さえ楽しければいいという考えをしないのは独りだけだった。そして家庭内でさまざまな迫害を受けているのを見かねた親戚に引き取られたのだった。この親戚は、直系ではなく婚姻によるつながりであった。だから考え方が違ったのだ。

 こういう事情があるので、喪中の葉書を出すとしたら親戚のほうで、親兄弟ではない。そして今年は残念なことがあったので、葉書を出したのだった。


 というわけで、今年と来年は違うようになることを望んでいる。


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by ruhiginoue | 2013-12-31 17:16 | 雑感 | Comments(2)
 渋谷区にある宮下公園は浮浪者の溜まり場となっていたが、これを強引に立ち退かせているとして批判の声が高まっている。
 公共の場しか居場所がない気の毒な宿無したちを、公共の場だから個人が勝手に居座り寝泊りしてはいけないということで警察が排除し、これは社会の冷酷さの反映であるという指摘がされる。
 これは世界各地に見られることで、だから例えば歌手のデビッド ボウイがこだわって何度も語るなど、昔から著名人たちの発言に取り上げられるほどだった。
 宮下公園の場合は、スポーツ用具で世界的に知られるナイキが命名権を買い、中にスポーツ施設を整備するという背景がある。つまり、公共の場を企業の利益のために提供することで金にし、この金のために役所が企業に便宜をはかり、公共の場にしか居場所がない人たちを強制排除ということだ。
 これだから、もともと浮浪者が迷惑だったという観点を持ってしても、役所にはほんとうの公共性とは何かという発想が欠落している、ということで問題になるわけだ。
 また、宿無しが行く場所はちゃんと用意してあって、そこには壁も屋根も風呂もあるから、公園や地下道より良いじゃないかと言っても、みんな嫌がるそうだ。あたりまえだ。施設に収容されるなんて怖いに決まっている。
 もちろん、ナチの収容所のように、シャワーだといわれて服を脱いで入ったら出てきたのは湯ではなく毒ガスだった、ということはないけど、しかし大学病院の医師たちなどは、浮浪者が病気で搬入されたら、新薬の実験とか解剖とかやりたい放題できるので大喜びするという現実がある。
 そして、ナイキなどスポーツ用品の会社が利益をあげているやり方にも、そもそも問題がある。まず、よく言われるようにスポーツのイベントを利権にする手法である。だから、公共施設を命名権と称して私物化し利益の具とするやり方がまかり通る。次に、スポーツ用品を流行させて押し売りする手法。これは七十年代の後半から始まったもので、日本では中高生に売りつけられた。
 この、スポーツ用品をマスメディアによって流行させる販売によって、中高生の部活や体育の水準では不要である高額な商品を購入させ、業界は利益を生んでいた。そして、ナイキやアディダスやプーマなどを持っていない子供が、学校で仲間はずれやいじめに遭うこともあり、それで仕方なく、欲しくもない商品を買っていたという者が、中学生さらに小学生へと広がったのだった。
 これも不景気の反映で、いつも、物が大人に売れないと子供を標的にするものだが、その代表的商品とは外国製のスポーツ用品である。そして、学齢期の子供がいる新興住宅地では、同じくらいの経済力の家族が似たような形と大きさの家に住み、そこから子供が学校へ通い、どんぐりの背比べで強引に差異をつけようとするから、流行の商品を持っているかというどうでもよいことで同級生と比較して、悦に入ったり仲間はずれをしたりという行為に及ぶのだ。
 というわけで、ナイキに迫害されているということでは、ホームレスもマイホーム所持者も同じなのだ。自分は住む家があってよかったと言っている人たちは、ナイキやアディダスを持っていて良かったと言っている子供と、実は同じなのだ。 
 それよりも、よく言われるように「まず自分を持つこと」だろう。そのうえで、家でもスニーカーでも、本当に必要だと判断したなら買えばよい。


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by ruhiginoue | 2013-12-30 20:05 | 体操 | Comments(8)
 ワーグナー 楽劇『ヴァルキューレ』 第二幕 第一場


 あの好戦的な音楽とともに。

 ヴォータン 「勇ましい娘よ、今こそ馬の手綱を引き締めよ。やがて激しい戦いが始まるのだ」

 ブリュンヒルデ 「父上、私のほうこそ申し上げます。戦いの準備をなさいませ。激しい嵐に立ち向かうのです。あなたの妻のフリッカが、怒りに燃えてやって来ますよ」

 音楽が憂鬱に転じ、妻が来るのを見て独り言。
 ヴォータン 「いつもの嵐だ。昔からの厄介ごとだ。しっかりせねば」




 さて、安倍総理の妻・昭恵さんが防潮堤問題の無人島を見学し、何十億円という莫大な費用を投じる防波堤建設予定地に守るべき農地がない実態を目の当たりにしたため、政府がとんでもない無駄遣いをしようとしていることを夫に伝えると述べたそうだ。
 この昭恵夫人は、居酒屋を経営し始めて、総理の妻が店を始めたと話題になり、たいした料理もできないのにと揶揄されもしたが、その体験から「経営してみたら、小さな店にとって消費税の負担が重いと実感した。全国の小さな店や会社の経営者は、さぞ大変だろうと身をもってわかった。消費税率をあげることには慎重になってもらいたい」という、とても実感のこもった発言をした。
 また、原発の再稼動はしないほうが良いと言い、「自分の国の原発事故も片付かないのに、外国に原発を売ろうというのは如何か」と発言した。
 彼女は「家庭内野党」を自称し、その言葉の表現には、なかなか訴える力があるので、下手な野党の批判より、よほど総理には堪えているらしい。
 ところが、この昭恵夫人は「才媛」と評判があった人で、縁談がいくらでも来て「ひくてあまた」だったところへ紹介されて安倍氏と会い、そうしたら安倍氏からたいへん気に入られてしまい、熱烈な求愛を受けてついに結婚したという経緯だったから、「文句があったら離婚」などと言い出されるのを恐れる安倍氏は、「夫の仕事を批判するな」とは言えないらしい、というのが周囲の見方だ。
 というわけなので、大神ヴォータンが片目を差し出してまで結婚した女神フリッカに「男の人はどうしてこうも権力の虜なのか」などと罵られて世界征服の野望を諦めたように、安倍総理にもなってもらいたいものだ。
 ヴォータンを観察していた火の神ローゲは言う「世界広しといえども、女とその情に敵う価値はありません。それだけ世界は貧しいのです」

 追記 ヴァルキューレが死んだ兵士を運ぶ先の城は動画の歌詞にもあるが「ワルハラ」。靖国神社の英霊が行くのは「高天原(タカマガハラ」」。

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by ruhiginoue | 2013-12-29 23:48 | 政治 | Comments(5)
 年末恒例FM放送のバイロイト音楽祭。
 今年は『ニーベルングの指輪』が中心で、歴史と引っ掛ける奇抜な演出により、一部の観客からブーイングが起きていた。しかし音楽はたいへん良い出来であった。
 いつも聴いて思うのは、小学生のころ、同級生に奨められて『銀河鉄道999』を読んだ当時には気づかなかったが、この物語の骨子は『指輪』 とまったく同じ、ということ。
 『999』の主人公は、死んだ母親に良く似たメーテルという女性と出会い、銀河鉄道に乗り込むが、このメーテルは、主人公に近づくため主人公の母親に姿を似せる偽装をしていた。メーテルは自分の親の指示により、機械化帝国といわれる星の構成員に相応しい人を地球から運ぶ役割を担っていた。
 そして主人公はメーテルを母親のように慕うが、二人には恋愛感情もかすかに生じている。『指輪』で、ヴァルキューレの戦乙女たちが兵士となる男たちを城に運び、その中心である娘ブリュンヒルデは、自分が名付け親である勇者ジークフリートと愛し合う。
 そしてメーテルの両親が対立し、カカア天下となる。メーテルの両親は科学文明の理想を追求していたが、機械化された理想郷に危険なものを感じた夫は計画の中止を決意し、これを妻は裏切りと受けとる。そして母親に忠実だった娘は、密かに父親の側に寝返っていた。
 この『999』の構図は『指輪』 とそっくりである。ただし、カカア天下は同じだが、計画中止を言い出すのが『指輪』では妻のほうであり、そのため妻に屈した夫が娘に計画の破棄を指示する。そして最後は「神々の黄昏」となる城と同様に、機械化帝国も大崩壊する。
 この作者の松本零士は、ワーグナー大好きで『音楽の革命児ワーグナー』などの著書まであるから影響は当然だし、後から『二ーベルングの指輪』をSF仕立ての漫画にしてもいるけれど、既に『銀河鉄道999』があったのだ。
 ただ、小学生の当時は、着想は面白く感じて読み始めたものの、こうした構造は理解できず不可解だった。後でワーグナーによって理解したという次第だ。それを、音楽聴くたびに思い出す。


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by ruhiginoue | 2013-12-27 22:50 | 音楽 | Comments(0)
 餅を特売していたので買ったが、コメが国産であることを強調してはいるけど、産地が何処なのか記載しておらず、国産でも、それはそれで心配である。特に311以降。
 ところで、この売り出しの時期になると、すでに消防署のほうでは、窒息する事故について対応を考え始めている。今年は何人になるかと。
 それで、餅の袋にも、その注意書きがしてある。

 ところで、

 「正月に、うちの婆さんが餅を喉に詰まらせて、病院に運んだら大変」
 「どうしたの」
 「助かっちまったんだよ」
 「なら、いいじゃないか」
 「治療代払わされたうえ長生きされるんだぞ。たまったもんじゃねえ」
 「よしなさい」

 こういう漫才をしていたビートたけしが都知事に、という話もある。
 
 食べ物で窒息というと、やはり餅が圧倒的で、次にご飯とかパンで、例の「こんにゃくゼリー」は少ないのに、それをあの野田聖子議員が騒いだ。
 もちろん安全にする対策はしたほうがよく、丸ごと飲まないよう切り込みを入れたらどうか、という話があった。すると「こんにゃくに切り込みなんていやらしい」「体外受精の野田聖子さん、こんにゃくに八つ当たりしても、逃げた男は戻ってきませんよ」という発展をしたのだった。
 それらは冗談としても、どうも自民党の女性のセンセイたちには、片山さつき議員などそうだが、なにかを槍玉に挙げて攻撃することで、意味があると信じているようだ。なんか、勘違いしてないか。

 とにかく、餅を食べるときは気をつけよう。


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by ruhiginoue | 2013-12-26 23:06 | 雑感 | Comments(4)
 用事が済んだ後で、せっかく近くまで来たのだからと、有楽町の老舗映画館スバル座で、『ルートヴィヒ』(LUDWIG II)を鑑賞した。場内は平日の昼間にしては客が入っていた。それも、地味な欧州映画にしては。
 さて、これはドイツ映画。ワーグナー生誕200年ということで、歌劇を愛するバイエル王ルートヴィッヒの生涯をワーグナーとの関係とともに描いた大作。この人がいたから、今FMで年末恒例として放送している「バイロイト音楽祭」もあるというわけ。
 この話は、既にイタリア映画の大作、巨匠ビスコンティ監督による『ルートヴィッヒ 神々の黄昏』がある。こちらに比べると見劣りするという人もいるだろうが、今回のドイツ映画のほうが正直言って面白かった。ちょうど、イタリアの監督と撮影による絢爛豪華な『ラストエンペラー』より、中国で作られた『末代皇帝』のほうが地味ながら真に迫っていたように。
 また、イタリア物より本国物のほうは、主人公が特に美男子の俳優ではないところも同じだった。
 あと、若くして即位した颯爽とした王を支えるのがルッツというから『銀英伝』を連想してしまった。それと、ネットの動画サイトで観るのと違い字幕が入るから、訳を見ながらだと聞き取れて、つたないドイツ語の力でほとんどの科白が判る。
 しかし気になるのは、どの俳優もみんなルートヴッヒをルートヴックと発音しているように聞こえたが、こちらのほうが本当なのだろうか。後で調べないと。   
 
 
 途中、日比谷公園の噴水のほとりで一休み。水が澄んでいる。

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 水が澄んでいるのは、このように落ち葉などを掬い取っている職員がいるから、公共の場がちゃんと整備とともに手入れされているのが、東京の取り得と言っていいかもしれない。

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by ruhiginoue | 2013-12-25 22:02 | 映画 | Comments(0)
 三原じゅん子先生が学歴をとやかく言われたことに反論したそうだ。
 その学歴差別したコメントの送信元を辿ったら片山さつき先生か丸川珠代先生の事務所か自宅だったりして、と思ったが、それらしい時にそれらしい人が疑われるのは世の常である。

 しかし、これは手前の話だが、前に色々な嘘をネット上に流されたので法的措置をとったところ、実は、流した張本人ではないかと推測していた者ではなく、その同調者たちの仕業だった、ということがあった。結果として雑魚が網にかかったわけだ。実際つまらない奴らだった。

 それはともかく、今は政治家の三原じゅん子という人は、かつて暴力行為の現行犯で逮捕されたことがある。学歴より逮捕歴のほうが、まだ気にするべきことではないだろうか。彼女は週刊誌に雇われたカメラマンに怒って暴力をふるったらしいが、芸能界の女性随一の怪力の持ち主として知られ、腕相撲大会で何度も優勝しているから、一般的な女性よりも威力があったのだろう。
 そして彼女は、逮捕されたさい警察署内で受けた屈辱的な扱いを語っていた。だから政治家になって人権問題に取り組もう、ということではなかった。むしろ彼女は逆と評価したほうがいいだろう。自分のつらかった体験から、不正のない社会になって欲しいと考えるに至る人は、一部である。
 そのふりだけをしている人もいて、それは左翼にも少なくない。前に述べたとおり「我々は公安事件で逮捕されたから偉いのだ」と、くだらない自慢をして、それを人権擁護運動だと勘違いしている60代70代の人たちを、よくみかける。いちおう左翼ですらこんな調子だから、芸能界から自民党に入ったという人に期待するほうが変かもしれない。
 また、自分が学歴のことを言われて不愉快なら、能力意欲次第の教育制度とするよう、政治家として努力するべきだろう。そして、東大出を無意味に誇っている女性議員とか、二世三世の自民党議員たちが幅を利かせ、そこに金持ち私大卒が目立ち、総理は付属からずっと成蹊、副総理は漢字も読めないけど学習院、という状態について、具体的な言及があってもいいはずだ。
 それがないから、せっかくの反論も味気ないものであった。


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by ruhiginoue | 2013-12-24 17:19 | 政治 | Comments(2)
 猪瀬直樹という人は、都知事になる前は副都知事であった。それを辞めて、任期途中で辞めた知事の指名によって後継者となったが、2007年6月から12年11月までの副知事時代の退職金を約3700万円受け取っている。
 彼が副知事になるさい、他の「野党」は迎合したが共産党は不承認だったので、石原慎太郎都知事は「なんでも反対の共産党」と誹謗した。なんでもみんな反対している政党は一つもないのだから、自分のすることに何でも合わせないのが気に入らないと、嘘による中傷をするというわけだ。
 そして猪瀬都知事が5000万円ものお金の不祥事により石原から促され辞職し、その調査をする百条委員会は撤回のうえ、猪瀬に650万円のボーナスに続いて退職金が1000万円ほど支払われることに批判の声があがっているが、都議会で共産党は抗議の声をあげたものの賛成多数で決定。
 つまり、是非とか道理などではなく同調圧力ということであり、田舎では、同調しないで是々非々の立場をとっただけで思想信条とか政治とは無関係なのに「共産党」とレッテル貼りをされることがよくあるけど、それと同じように東京都も村社会で、少なくとも都庁の中では埼玉県とか千葉県とか群馬県と同じということだ。
 これでは、次に誰が知事になっても、同じだろう。

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by ruhiginoue | 2013-12-23 00:15 | 政治 | Comments(12)
 小沢一郎が大変な支持を集めているのに、それが選挙に反映しないのは得票集計の数値操作など不正があったからではないかという疑惑を語る人たちがいる。
 あのリチャードコシミズを名乗るオッサンの、なんでも片っ端から「インボーだー」は冗談だとしても、昔から選挙の不正は指摘されてきたし、だから自民党が長期政権を維持できたという部分も完全に否定はできないだろう。また、マスメディアが権力に弱すぎて偏向させられ、自民の応援ばかりしているというのも現実だ。
 しかし、それを小沢一郎と絡めて語ると変なことになる。ネットで小沢支持を表明している人たちは、【小沢支持が多数派であるように見せかける】【反自民の分断】【民主でだめなら共産などへ、という流れを止めようとしている】など、そうした工作であって、自分の意思で小沢に共感を表明しているのかは疑わしい。
 そうでなければ、小沢が対米関係や経済や原発について過去にしてきたことと整合性がないことについて、具体的な議論が少しくらいあってもよさそうなものだ。

 これについて、参考になる話がある。
 以下に抜粋引用した雑誌の論説について、書いている石原慎太郎都知事(当時)に対して「他人のことを言えるのか」という突っ込みどころはあるけれど、彼が挙げている事実関係はほぼその通り。みんな知っているはずのこと。知らない人はよほどの無知だ。

 小沢総理なんてまっぴらゴメンだ 月刊WILL 2007年9月号 石原慎太郎(東京都知事)

  若い人は知らないだろうし、年配の方も忘れてしまっただろうけれど、小沢一郎が自民党でさんざん好き勝手をして、大金もつくり、平成5年に自民党を出て新しい政党を作った。それで政界は大混乱になった。その党は新生党という名前だった。

 しかし、金権で倒れた後も、ロッキード事件が起こるまで角さんの作った田中派、「経世会」は、自民党すなわち日本の政治を牛耳ってきた。そのもとで一番、勝手気ままなことをした金丸信という人の庇護の下で、30代で幹事長をつとめ、自民党を壟断してきたのが小沢一郎です。その小沢一郎がさっさと仲間を固めて出て行って、新生党を作った。その時に、田中角栄の金権政治と戦った立花隆さんは朝日新聞にこう書きました。

  《羽田新党とは何か。あなた方は、要するに経世会の分裂した片割れではないか。経世会とは何か。要するに旧田中派ではないか。田中派とは何か。5億円収賄犯・田中角栄をかついで、日本の政治を10年余りにわたって目茶苦茶にしてきた徒党ではないか。
  党外の刑事被告人を領袖とあおぎ、天才政治家とあがめ、田中が右といえば右、左といえば左に動いて、日本の総理大臣の首を次々にすげかえ、数の力であらゆる道理を踏みにじってきた、政治腐敗の元凶のような集団ではないか。あなた方はその中核だったではないか。
  田中が病気に倒れると、看板を経世会とかけかえただけで、田中派時代と全く同じように、金の力と数の力で政治を支配し、権力のうま味を思う存分吸い取ってきたのが、あなた方ではなかったか。
  あなた方のつくったそうした政治構造が、リクルート事件を生み、佐川事件を生み、金丸事件を生んだのではなかったか。いまや政治腐敗の代名詞となった竹下・金丸は、あなた方の大親分ではなかったか。ついこの間まで大親分の集めた黒いカネを喜んでもらっていたのは誰なのか。
  政治改革という錦の御旗を振り回していれば、そういう恥ずべき過去をみんな忘れてくれるとでも思っているのだろうか。
  いま必要なのは、政治改革よりあなた方の人間性改革だろう。その第一歩は、日本の政治を破壊し腐敗させてきたのは自分たちであると正直に認め、懺悔し、反省することである。自分たちの過去にけじめもつけずに、何が新生だ。ちゃんちゃらおかしい》 (1993年6月24日)

 かなり激しい文章だが、しかしこの通りだと思う。
 日本とアメリカの関係の中で、日本をアメリカの経済奴隷にしたのは誰か。金丸・小沢じゃないですか。
  大都市はともかく、地方都市の商店街はほとんど潰れてしまった。そして代わりに郊外に大店舗が出来た。私は自分の選挙区での体験から、こんなものを作ったら商店街は駄目になるとわかっていたし、多くの者が反対した。アメリカの圧力のままに、大店舗法なるものを改悪し、商店街を潰したのは金丸、小沢です。
 それから、やっちゃいけない日本とアメリカの対の経済構造協議というのをやった。
 世界が狭くなってきて、経済先進国同士で問題が起こると世界全体に影響を及ぼすからと、みんなで合議しようということで経済先進国が集まってWTOとかOECDを作った。
  しかし、アメリカは日本の経済に押されて具合が悪くなってきたので日本をとっちめてやろうと、安保条約で恩に着せて、自分達が軍備を使って日本を守ってやっているんだから言うことを聞けといって、バイラテラル(2国間)の経済構造協議をやることになった。
  私達は大反対しました。案の定、アメリカは270項目の要望を突きつけてきた。中にはとんちんかんなものが随分あった。
  私はそれに反対して、140項目の反対案を作った。私が主宰している黎明の会という政策研究会のメンバーには、今は自民党を離れてしまった亀井静香くんや平沼赳夫くんがいました。
  そして私達がそれを発表しようと恩ったら、自民党の最高議決会の総務会が4回潰された。小沢幹事長が命じたんです。会期末だったので、そのまま国会は閉幕。仕方ないから私達は翻訳して、外人記者クラブでも発表した。アメリカは嫌がるだろうけれど、私はやりました。しかし結局、アメリカの無法な要求はいくつか通りました。

  それをいいことにアメリカが何をやってきたか。毎年、日本はアメリカから年次改革要望書というものを突きつけられている。ああしろ、こうしろといろいろなことを言ってくる。
  例えばアメリカの弁護士は水準が低く役に立たないのが多いのに、日本でも弁護士を増やせ、そしてアメリカの弁護士も日本で弁護できるようにしろと言ってきている。あるいは、金融市場をもっと開放しろとも。
  金丸・小沢が牛耳っていた頃の自民党の歴代の大蔵大臣はたいした危惧も持たずに「ビッグバン」「ビッグバン」とはしゃいで金融の自由化をしました。
  今どうなっているか。ヘッジファンドがどんどん出てきて、日本の会社を買い占めて売っている。ハゲタカファンドが日本で好きなことをして儲けている。こんなことを許したのは誰かといえば、小沢一郎じゃないですか。
  そして1991年(平成3年)に湾岸戦争が起きた。プレディというアメリカの財務長官が日本に圧力をかけに飛んできた。アメリカにはカネがないから、日本はカネを出せと言いに来た。
  当時は傀儡政権の海部政権、これは金丸と小沢が作った内閣です。金丸は海部の言うことなんか全く聞かずに、自分で人事をし、内閣を作った。海部は総理にしてもらっただけで、人事は何もできなかった。
  その海部内閣の主要閣僚、外務大臣・中山太郎、大蔵大臣・橋本龍太郎、通商産業大臣・武藤嘉文、内閣官房長官・坂本三十次の4人で紀尾井町の「福田屋」という料理屋で接待したら、ブレディがいきなり40億ドル出せと言った。
  4人はぶったまげて「そんなカネは急には出せない」と断った。ブレディは繰り返し3回言った後、「駄目なら俺は帰るぞ。駄目なんだな」と念を押した。
  「よしわかった。これで日米関係は悪くなる。あんた方の責任だ。もう1回名前を教えろ。中山、橋本、武藤、坂本だな」。
  そうしたら慌てて一人が立ち上がって「ちょっと待ってください!」。恐らく宣房長官の坂本でしょう。そう言ってある人に電話をかけた。
  当然、相手は幹事長の小沢です。その後には金丸がいたろう。小沢が相談して、金丸が「それじゃあ出してやれ」となって、40億出すことになった。

  ブレディは日本に4~5時間しかいなかったのに40億ドルせしめて帰ってきて、ワシントンで記者会見をした。
  記者会見で、記者が「あまり機嫌がよくないけど、日本はやっぱりカネを出しませんでしたか」と聞いた。ブレディは「出したよ」と答える。
  記者が「不機嫌なのを見ると、額が少ないんですね? いくらなんですか?」と聞かれて、ブレディが「40億ドル」と言ったら、みんなぶったまげた。
  日本に数時間しかいなくてそれだけのカネが取れたのなら大成功じゃないですか、と言われたブレディがニヤッと笑って「俺は2日かかると思ったんだが、アイツらちょっと脅かしたら4時間でカネを出した。だったら最初からもっとふっかければよかった」。こんなことまで言われていたんだ。
 その後、さらにアメリカは90億ドルを要求してきた。さすがにこれは内閣の一存では決まりませんから、9月に臨時国会を開いて、結局、合わせて130億ドルを出してアメリカの戦争を助けた。
  ところが出した直後に戦争は終ってしまった。カネをどう使ったか報告がない。日本にキックバックしたという噂があります。日本のメディアはやる能力も覇気もないから調べられない。アメリカ人の2人の記者が書きました。そのカネが誰にいったのか。想像に難くないけれど。
  そして、それからすぐ小沢一郎は党を割って出て行った。

 小沢・金丸は何をやったんですか。アメリカに約束した8年間に430兆のカネを無駄遣いして日本の経済力を弱めた。
 430兆のカネを使って何をやったか。沖縄の経済需要の全くない島に5万トンのコンテナ船が着くような港ができている。市長が自慢して見に来てくれと言われたけれど、船が来るのかと聞けばニヤニヤ笑うだけ。
 北海道で熊や鹿しか出てこないようなところに道路を作った。その先に街なんかありゃしない。そういう馬鹿なことをやった。みんな国民の税金です。そのため国債も発行した。それで日本の財政はガタガタになってしまった。

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by ruhiginoue | 2013-12-20 18:03 | 政治 | Comments(11)

猪瀬、知事やめるってよ

 今日は外を歩き回る用事を入れていたけれど、この天候では効率が良くないうえ風邪をひきそうなので、予定を変えた。そして調整のうえ手帳にも記入しておいた。

 さて、手帳と言えば前に手帳で話題の猪瀬直樹都知事が辞任することにしたそうだ。この記事
 「晩節を汚さないように」と前任者に言われたそうだが、そんなことよく他人に言えたものだと、図々しさに感心させられた。
 この猪瀬直樹という人が書き手として優秀だったのは、出世作『ミカドの肖像』のように、少しのネタで延々と書く水増し技術とか、田中康夫に批判されたら、その掲載が『朝日ジャーナル』だったので『週刊文春』に持ち込み「朝日対文春」の図式にすりかえて逃げる、という姑息な処世術だった。

 ロバートAハインラインのヒューゴ賞SF小説『月は無慈悲な夜の女王』では、月世界の革命で指導者をコンピューターの映像と音声で仕立てる。これなら暗殺も不祥事も心配なく、勝利のあとは「晩節を汚さないように」戦死したことにしてしまった。都知事もそうしたらどうか。
 だいたい、辞任で選挙ということになったら、さて、どの有名人を担ぎ出そうか、というのだから、これではもう知事なんていらない。給与がもったいないし、選挙の費用も無駄。不在のほうがマシだろう。『ファイナルファンタジー』のスタッフにでも頼んで知事を作ってもらったらどうか。

 そもそも、知事が辞任することになったのは金の問題だが、ほんとうに民主的な選挙というなら金が無いと当選どころか立候補もできないという今の制度が問題だ。まず高額な供託金を納めないといけず、もちろんこれは、当選する気がないのに何か別の宣伝とか売名に利用する人などがいるからだが、それなら、諸外国でやっているように、立候補するには賛同の署名を一定以上集めなければいけない、というようにするべきだろう。
 それなのに、金ばかりかかるようにしておいて、5000万円にしては簡素すぎる借用証というような話ばかり問題にしていても、根本的な解決にはならない。なので、金の不祥事で辞めた人の後釜も、また金の裏付けがある組織と団体に担がれた人が当選してしまうだろうから、選挙をやり直しても無駄である可能性が高い。

 それにしても今日は、気温の低下は大したことないけれど湿気た冷たさがある。こんな季候を苦手な猫たちが『夏への扉』 を探していることだろう。





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by ruhiginoue | 2013-12-19 16:25 | Comments(5)