井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

<   2014年 01月 ( 27 )   > この月の画像一覧

 既に述べたとおり、今回の都知事選で、生活者の目線でなく雲の上の脱原発を金科玉条にしている人たちの気取りと驕りがハッキリした。これは大いなる収穫だった。

 そんな人たちの一人が、元写真家でジャーナリストという伊藤隼也だ。彼はかつて、父親の死は大学病院の過誤によるものだと訴訟を起こして一審で敗訴し控訴断念した経験から、医療問題に熱心とされる。
 そして、昔から今までずっと活動し続けている「医療過誤原告の会」は老人のたまり場になっていると批判して離脱し、周囲の人たちと「メディオ」という団体を結成した。ところが、このメディオという団体は陰険な雰囲気で、会員に意地の悪い人が多くて嫌だからと、加入したもののすぐ脱退してしまったという話を医療被害者たちから色々と聞いている。そして後に活動を停止した。

 ここで伊藤氏のしていた活動は、医療訴訟をシステム化しようというもので、そのための会社まで作ろうというものだったため、医療の被害者団体が、クレーマー集団とか医療総会屋などと、一部の心無い医師から中傷されるきっかけの一つとなっていた。これにより、真に悲惨な被害者たちは大変な不利益となった。
 不良医療の被害者が、言いがかりで金をせびっていると逆非難される風潮ができた原因のうち、特に大きなものは伊藤隼也氏の活動であり、医療問題を悪化させたA級戦犯と言っても良い。しかし、このおかげで伊藤氏個人は、それまでフォトジャーナリストを自称するも実態はB級グラビアアイドルやAV女優を撮影するカメラマンだったのに、医療問題に詳しいジャーナリスとして売り出し、大手マスコミと商売をしている。

 かつてその団体が集会を開いたとき、伊藤氏の自宅である中野区のマンションの集会所が使用され、そこに行ったことがある。ずいぶんと立派で高額なところだ。彼が持っていた車の鍵はBMWだったはずだ。なるほど大手のテレビや雑誌で活躍する人らしい。
 これだから、石原・猪瀬の都政で停滞した公営住宅建設を復活させるという、社民・共産が支持する候補の政策には無関心でいられるだろう。そして、とにかく脱原発というハイソでカッコイイ発想に惹かれるのだろう。彼はツイートした。都知事選で脱原発候補一本化し、右傾化を阻止すべきなのに、実現しないのは社民党および共産党の責任である、と。

 さて、ほんとうにそういえるだろうか。最初、社民党の党首は野党統一候補が望ましいと言っていた。そして市民団体などが、話題になっている脱原発で一致する候補に一本化できないかと各候補に問いかけた。しかし、政策の大きな違いから無理だということで、宇都宮と細川の両方から断られた。このため、社民党は政策で賛同できる宇都宮支持を決めたとのことだ。これは、近所の知り合いの社民党議員も、そのとおりだと説明していた。
 つまり伊藤氏は、その提案を受けた候補者たち皆が断った事実を無視しているのだ。意見は色々あっていいが、少なくとも「ジャーナリスト」を名乗っている人が、事実を無視したうえで名指し非難してはいけない。これでは為にする批判でしかない。
 また、社民党と共産党としては、貧乏人や障害者を切捨てる政策を掲げた人に、脱原発だけで野合はできないと判断したのだ。ところが、右傾化を憂いて見せたり原発を批判して見せたりしながら、右派マスコミの最たるフジテレビや週刊文春から仕事をもらい高級マンションに住み高級外車に乗る伊藤氏とって、それは非難の対象なのである。
 
 そもそも、どうして伊藤氏個人の考えに、社民党でも共産党でもその他の政党でも、合わせなければならないのか。それぞれの考え方で方針を決定して活動しているのである。それなのに、自分の願望を叶える責任が他所様の政党にあると勝手に思い込むような発想をしているのだから、思い上りも甚だしい。
 このような思い上りが、マスコミで知られている有名人たちに多く見受けられる。そして今回の都知事選挙に見事な反映をしているのである。だから伊藤氏だけの問題ではないのだが、しかし、やはり昔だけでなく今も彼は駄目だったな、という認識を深めたのだった。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-31 19:30 | 社会 | Comments(2)
 『魔女の宅急便』が実写で映画化され。ポスターが貼ってあるのを見かける。魔女の傍には猫がいる。ヨーロッパの悪名高い「魔女狩り」では、猫を飼っていればもちろんのこと、自宅の周辺に居ただけで魔女と決め付けられて殺された人もいるらしい。
 しかし、アメリカのテレビドラマの名作『奥様は魔女』では、中世にタイムスリップする話があり、そこで主人公の夫が持っていたボールペンを使ったところ、インクもつけないで書けるから魔法だといわれて裁判にかけられてしまうのだが、それを主人公が魔法の力で助け、自分は魔女だと名乗り、魔女だから捕まって殺されるわけがなく、火あぶりにされて殺された人は、そのことが魔女ではない証拠だと言う。確かに、そんなに怖い魔女なら、むざむざ捕まって殺されるわけがない。
 ところが、実際には魔女なんて存在しないため、それゆえ魔女狩りが盛んに行われたというわけだ。そして、魔女が飼うものだということで猫も大量に殺されたが、そのため鼠が大発生してしまい、媒介されてペストが大流行し、大量の死者がでた。
 これと同様に、アメリカをはじめ日本も含めた国々で「赤狩り」のため、共産主義者だけでなくその疑いをかけられた人から、少し知識があるだけで無関係の人まで、弾圧されて、社会を監査する機能が失われて政治と経済に多大な悪影響となった。
 これは右派の人たちだけの悪行ではない。日本の場合、左翼の爺さんたちは大昔の党派対立を引きずり、今も共産党がどうたら言う傾向がある。これはちょうど、鼠が大発生して作物を荒らすわ、ダニを媒介するわ、ペストが伝染するわ、という大被害に、対策として猫を飼おうと言ったら、何十年も前に魚を盗られた話をしだして、だから猫なんて嫌だと言うのと同じだ。
 また、エコロジーの立場から原発には絶対反対だという人が、今は反対しているが昔は推進または結論留保としていた共産党を批判するなら、それと同じ趣旨の批判は自分もしてきたのでわかるのだが、昔は推進していて反対を弾圧してきた政治家が、ご都合主義でニワカに脱原発などと言い出し、その支持者たちが、共産党は前に反対してなかった時期があったと非難しているのは、実に醜い。
 北里柴三郎はパスツールに相談して、猫を飼うことを奨励したが、それは猫が好きだからではなく、ペスト対策で鼠を退治するためだ。これにたいして、猫より犬が好きだと言っても、犬はまず鼠を捕らない。
 あとは、どうしても鼠が好きな人が問題だ。少年時代のマイケル ジャクソンが歌っていた『ベン』の歌詞のような人たち。それが自民党とか舛添とかの支持者ということだ。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-30 22:05 | 政治 | Comments(12)
 かつて、アメリカ大統領選挙に消費者運動のラルフ ネーダーが立候補したら、ゴアの票が減ると非難した人がいた。ブッシュなんかが当選してもいいのかと。政治が国民より大企業のためになっていると批判するネーダーが立候補すると、そこへ流れる票は共和より民主からのほうが多いはずだ。二大政党はどちらも保守だが、金持ちの支持が多い共和党はより保守的だから、民主党に勝ってもらったほうがまだマシと言うことだ。同じことを言う人が、リベラル派と称される人にもいた。
 しかし、石油業界の利益を代弁しているブッシュは戦争するし温暖化対策はしないし、だから駄目だと言っても、原子力業界の支持を受けたゴアというのも駄目で、どちらも大企業贔屓には変わりなく、戦争となるとアメリカの二大政党は翼賛体制となる。だから、そもそも二大政党制が駄目だと訴えたくてネーダーは立候補したわけだ。
 また、当のネーダーはこう言ったのだった。たしかにブッシュは酷い。しかし、そんな酷いブッシュに、二大政党の片方から立候補して勝てないゴアなら、当選しなくてもいいじゃないか、と。
 この話は、ブッシュを舛添に変えても通用するだろう。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-29 18:49 | 政治 | Comments(0)
 都知事選挙の掲示板を見て、誰もが大きすぎると感じている。これを大量に設置するだけで大金がかかるのだが、それにしては候補者のポスターが貼られておらず、ほとんど空欄だ。これだけで大変な無駄遣いである。
 もっと大勢の立候補者がいるという前提だったが、意外に立候補者が少なかったのかというと、そうではないだろう。これは毎度のことだ。実は大勢の立候補者がいても対応できるようにしながら、立候補できないようにしているのだ。立候補するには大金が要る。まず供託金が高額だ。当選しようという気がないのに他の目的で立候補する人が出てはこまるというなら、諸外国でやっているように、立候補するには賛同の署名を集めるというようにするべきだが、それはしない。
 つまり、大金をかけて選挙をし、大金が無いと立候補できないようにしているということだ。かつて青島幸男知事が当選した当時、自分はタレント議員として有名だったけど、そうでない人は組織の後ろ盾がないと駄目なようになっていると指摘していた。そして掲示板については、大金をかけて設置するよりテレビで討論会でもしたほうが安上がりなうえ公平であるはずなのに、業者を儲からせようとしているか、ポスターを貼りめぐらす資金や組織の無い者を当選できないようにする悪計としか思えない、と言っていた。

 ところで、都知事選挙で進歩的とか左派とか言われる文化人たちが、脱原発と急に言い出したというだけで細川元総理の応援をしはじめ、中には、他にも脱原発を政策の一つにしている宇都宮元日弁連会長に、邪魔だから降りろとまで言い出した人たちがいて話題である。
 舛添元厚労相には知名度があるからと、喧嘩別れしていたにもかかわらず自民の都連が推し、これと一緒に公明が乗った。こうなると大変有力だから、対抗する野党の統一候補を希望する人たちがいた。しかし、他の候補者たちは、原発問題で一部政策が一致するだけだから、統一候補は無理だということだった。
 そこで、共産党と社民党は、原発のほかに福祉政策重視を訴えているからと、宇都宮支持とする決定をしたのだが、これに対して、進歩的とか左派と言われてきた文化人たちが、とにかく脱原発ということで、細川元総理を支持することにしたのだ。
 この文化人たちは、脱原発というだけで具体策は異なるのに、細川元総理は知名度があるうえ、小泉元総理が応援しているから有利そうだ、ということで支持を決めた。これまで細川総理と小泉総理を、大企業ひいきなどと厳しく批判していた人たちまで。細川陣営は、福祉政策で、高齢者や障害者に対して「自助・共助・公助」つまり、まず自分で何とかしろという、これまで自民党が同じ言葉によってやってきた弱者切り捨てを踏襲すると公約していて、原発以外では舛添陣営とほとんど変わらないというのに。
 これでは、共産党と社民党が細川支持しないのも当然なのだが、一部の有名な進歩的・左派の文化人たちは、とにかく脱原発ということで細川を支持し、宇都宮を邪魔者扱いしたうえ、福祉政策を重視するから細川・小泉は支持できないと結論した共産党と社民党を非難している。まったく生活者とか庶民の目線ではなく、有名人になって生活に心配のいらなくなった文化人たちの気取りとしか思えない。
 だから、そもそもこういうことだ、という意味で、もう一度くりかえして引用する。

 「文化人か、フン。マスコミに蛭のように吸い付き、体制の中で首を鎖につながれ、空虚な自尊心と低劣なナルシズムに人生を浪費する。それが文化人って奴さ。俺がもっとも軽蔑する人種だね」 手塚治虫『人間昆虫記』より。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-28 16:48 | 政治 | Comments(1)
 都知事選挙で最有力といわれるのが舛添元厚労相だが、これに怒っているのが、彼の別れた妻だった片山さつき自民党国会議員だ。
 彼女によると、舛添という人は家庭内で最低最悪だったそうで、個人的に不愉快な思いをしたというだけでなく、その内容から知事なんてとんでもないということだ。
 他にも、舛添という人は厚労相になろうという手前、自ら親の介護をして福祉の大切さが判ったと言っていたけれど、実は作り話で、きょうだいに押し付けていたという証言が地元であるそうだ。
 そんな人でも最有力なのは、もちろん自民党と、公明党の支持母体である創価学会の、強大な集票力があるからで、これに対抗して、たかが脱原発で統一候補という程度では太刀打ちできるはずがない。
 また、舛添という人そのものの人気もある。あんな無見識で差別的な言動をしていて、しかも壮絶というくらい不細工な男であるが、エリートコースを順調に来た人であり、不細工だから努力してきた人だということで、その内容を吟味せず、好意をもっている人がいる。そういう人が女性にも多い。
 恥を忍んで自分のことを言うと、かつて付き合っていた女性も、舛添に好意的だった。彼女は、前に付き合っていた男と別れてから怨み続けていて、それは舛添が片山と離婚したのと同じ原因だったというのに。
 なぜかというと、自分は片山ではないからということ。他人事だから関係ないそうだ。そういうところが自分としては嫌で別れたのだけど、自分のことなら許せないけれど他人事なら構わないという人は多い。
 ほかでもない片山も、自分のことでは舛添にいつまでも怨み骨髄だが、他人に対しては周知のとおり弱い者いじめ。そのことをいわれると、東大を出て官僚になって議員なったと誇らしげに言う。
 こういうことなので、舛添という人の性格がどんなに悪くても、それで支持する人はそんなに減らないだろう。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-27 22:56 | 政治 | Comments(3)
 もしも、こんなことを言った人がいたら、どうだろうか。
 「極左は悪い。その最たる団体の中核派は絶対に許せない。だから中核派で主流になれなかったから離脱して中核派を最も厳しく批判している革マル派を支持する」
 絶対に、バカだと思われるだろう。しかし、同様なのが、小沢とか細川を支持してるい人たちだ。
 もちろん、中核派とか革マル派を知らないから意味がわからない人もいるはずで、同様に、自民党で何があったかという経緯を知らない、あるいは知っていても認識していないという人たちもいるだろう。
 しかし、自民党を批判して改革を訴えるポーズをとりながら、実質は自民党の別働隊のダミーでしかないという指摘があって、その通りだったという現実の証明が、最新版の「みんなの党」から過去に遡れば何度もあった、なのに、まだ騙そうとする図々しい人たちと、騙されている愚かな人たちがいるのだから、惨憺たるものだ。

 都知事選挙の細川・小泉連合に対する態度は、原発反対に限らない「左」的な言辞を並べてきた連中についてのリトマス試験紙だ。もともと、「進歩的文化人」という連中が偽者ばかりであることについては、多くの指摘があったが、今回は「まさかあの人まで」と驚かされる人たちが何人もいる異例の事態だ。それを見せ付けられるきっかけを作ってくれたのだから、細川・小泉の元総理の漫才には、皮肉ではなく感謝しなければならない。
 けっきょく、有名でマスコミに売れっ子だから成金という「進歩的文化人」にとっては、カッコイイ理念としての脱原発には関心があっても、生活不安を抱える多くの都民のための政策には無関心なのだろう。だから脱原発をにわかに唱えただけで他は賛否以前に政策が無く、アンケートで他の候補者とちがい無回答ばかりの細川だけど、平気で支持しているのだろう。

 ただし、すでにこういう指摘をしていた人がいる。
 
 「文化人か、フン。マスコミに蛭のように吸い付き、体制の中で首を鎖につながれ、空虚な自尊心と低劣なナルシズムに人生を浪費する。それが文化人って奴さ。俺がもっとも軽蔑する人種だね」
 これは手塚治虫の漫画『人間昆虫記』の中のセリフである。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-26 21:50 | 政治 | Comments(1)
 都知事選挙の鈴木たつお候補には、法廷で出くわしたことがある。会ったのではなく、遭ったというわけだ。
出版社の労使紛争の裁判だった。この当時、その会社から本を出していたことから、傍聴しに行った、というより傍聴席を埋めるために動員されたのだった。付き合いというわけだった。
 ここで、労働組合側の代理人として鈴木弁護士が登場したわけだ。荒っぽい態度で有名な人だったが、見るからにそんな感じの人で、弁論のさいも実際に、態度といい言動といい、とても荒っぽかった。
 証人尋問では、社長に対して「自分から申請して証言しているのでしょう。答えなさい」と語気も荒く詰め寄るし、その後で会社側の弁護士が、証言内容を補うための反対尋問をすると「ずいぶんと強引な誘導だな」と言って大笑いして見せる。
 反対尋問では誘導してもよいのだが、それが無理しているものだということを強調するために、不規則発言したうえで大声だして笑ったものだから、裁判長に「やりすぎですよ」と注意されていた。
 この時の話をいろいろな弁護士にすると、だいたいは「最初から喧嘩腰じゃなくても、いいのにね」と言う。
 とにかく、ユニークな弁護士であることには、変わりない。
 都知事選挙で、どうして田母神なんて人が、どうせ泡沫なのに出てくるのかというと、それは相対的に舛添が中庸に見えるようにするためだろう、という見方がある。
 では、鈴木は宇都宮の引き立て役かというと、そうではないだろう。この人は田母神と違って本気みたいだ。
 というわけなので、左翼といわれる人たちで、宇都宮でも保守的だとか、共産党と社民党が推薦したから気に入らないという人たちに、だからといって細川を応援するという人たちがいるけれど、そんなことするよりは鈴木の応援をしたほうがいいのではないか。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-25 15:55 | 司法 | Comments(4)
 有権者はまともに政策を知らされておらず、そこへマスメディアが印象操作という相変わらずの図式では選挙などしないほうがマシで、前に皮肉ったとおり「ファイナルファンタジー」の製作元に依頼して知事を作ってもらったほうが、ほんとうに良いのではないか。

 そういう意味で、良い知事がいる。千葉県の森田健作こと鈴木知事だ。彼はもともと色々な政党を渡り歩く国会議員だったが、自民党にいながら無党派と嘘をついて千葉の知事になってしまい、問題となった。ところがそのまま続けたうえ再選もされている。

 なぜか。それは、彼が政治家という虚名を欲しがる芸能人でしかなかったので、就任したものの、仕事らしいことをしないからだ。彼は本来、自民党に浸かってはいないが関係は保つなどの態度から、石原慎太郎や橋下徹と同じ知事なのだが、それらしいことをしない。

 また、政治家としての森田健作は、もともとその時々に有利な党派へすりよる国会議員だったから、そのあと自民党で落ち着いたものの、過去の経緯などから冷遇され不満を言っていた。そこで無党派を名乗り知事選挙に立候補し、特定党派に偏らない政治をすると言って当選したが、自民党に籍を置いたままだったので、嘘をついて当選したと批判された。

 しかし、特定党派に偏らないという公約は果たした。なにもしないので特定党派に偏らないのだ。やったように見えることは、もともと知事が誰であっても行われたことで、そこに顔を出しているだけ。

 こうして、ただ体裁だけ整えているから、有権者にとっては、これと言って仕事をしてないと同時に余計なこともしないので、たいへん理想的な知事になっていると、千葉県民は満足している。そう千葉県民の知人に聞いた。
 
人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-23 17:47 | 政治 | Comments(5)

大島渚の変節について

 50年前にテレビ放映された『忘れられた皇軍」』。
 日本軍の軍属として戦い、腕や足を失ったり失明したりと身体障害者になったが、日本政府から補償も恩給もない韓国人たちの姿を捉えた衝撃的な、大島渚監督によるドキュメンタリーだった。
 その後も大島渚監督は、映画『ユンボギの日記』など日韓関係に拘る映画を作り、フォーククールセイダーズ主演の『帰ってきたヨッパライ』では、題名の曲より『イムジン河』を意識して日韓関係を中心としたドラマとしており、さらに『絞首刑』では、在日朝鮮人の死刑執行に失敗した後、死刑囚が自分の罪を被害者に詫びながらも、日の丸を指差して「この旗の下で裁かれることは拒否する」と言う過激な描写まで展開した。
 しかし大島渚は、国際的に作品が評価されてから社会派の仕事をしなくなったと批判されたが、それでも『戦場のメリークリスマス』では原作にない脚色をし、父が在日という歌手のジョニー大倉がふんする朝鮮人軍属カネモト(もとはキムだったのだろう)を、ビートたけしの軍曹がいじめまくる場面を作った。
 最近『忘れられた皇軍』が久しぶりに放送されて「大島渚って立派な仕事をして、偉かったんだね」と感心しているツイートも見かけるけれど、その立派な仕事をした人の変節と晩年の酷い言動を忘れてはならない。テレビタレント化してしまい、社会派の仕事をしなくなっただけでなく、テレビでも雑誌でも昭和天皇を「陛下」と呼び、戦争がらみで擁護発言を連発していた。もともと、そのような人だったのではなく、今までさんざん批判していた相手なのに、ということで問題だ。
 こうした変節の文化人は多い。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-21 22:54 | 社会 | Comments(7)
 親の好きなアニメキャラの名前をつけられて迷惑している人の話を聞いた。
 かつては子沢山のため、面倒くさいからといいかげんな名前があって問題になったものだが、今では少子化により凝りすぎというように事情が変わった。それで「珍名」「奇名」と言っていたのが「キラキラネーム」というようになったわけだ。
 
 名前が嫌な場合、戸籍の名前を変える制度を利用できるかという問題がある。戸籍名の変更は家庭裁判所の許可を得てから役所に変更の届けをしなければならない。そして戸籍法第107条の2「正当な事由によって名を変更しようとする者は、家庭裁判所の許可を得て」の「正当な事由」に該当するのは、主に以下のようなこと。
 
 日本に帰化して日本風の名前に改める。
 営業上の理由から先祖代々の名前を襲名する。
 近所に同姓同名の人がいて紛らわしく著しく不便。
 僧侶として得度するなど宗教活動に専念する上で必要。
 珍奇な名前、外国人に紛らわしい名前、著しく難解・難読の名前で、社会生活上著しく不便。
 
 そして最後の条件に、珍名とかキラキラネームが該当するかどうか、ということになる。
 
 戸籍名の変更が許可制なのは、むやみに変更しては混乱するということだが、この許可は、なかなかされない。そこには、むやみに変えては混乱するというほかに、もうひとつわけがある。最高裁が、戸籍と異なる姓名を日常生活で使用することは法律で禁止されていないと指摘し、嫌なら通称を使用をすればいい、と判断したから。
 ちなみに、これには死刑廃止論で有名な最高裁判事の団藤重光さんも名を連ねていた。それはともかく、ということだから、戸籍の氏名が嫌なら勝手に好きな氏名を名乗ればいいことになる。ただ、実際にはなにかと問題が生じて難しいことだ。
 また、番号で管理するなど、混乱どころかはっきりしすぎのほうが問題となったのに、戸籍でどうこういうのは既に時代遅れだろう。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2014-01-20 22:41 | 司法 | Comments(9)