井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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 かつてイラクでの人質事件で「自己責任」と繰り返した者たちの態度が今回微妙に違っているのは、やはり邦人保護のための集団的自衛権行使容認との絡みだと指摘されている。
 しかし、そうした政治的な背景とは無関係に、相変わらず人質らを貶めたり、そうまではしなくても冷淡だったり、というのが日本全体を覆う雰囲気だ。

 これは宗教の影響だろう。もともと日本人は、外国で人質になったり遭難したりする人だけでなく、国内で災害や犯罪の被害に遭った人にも、自殺や過労死や病気や怪我をした人にさえ、当人が悪いと蔑む。

 なぜなら、不幸や災難は祖先や前世の因縁であり、現世でその罰を受けている、という昔からの信仰が浸透したままでいるため、無意識にそういう態度になる。
 そして、本人の罪業なのだから他人が助けることはなく、罰を受けている者はむしろ虐めるべきで、そうするのが神仏に与えられた義務だと信じる。
 また、不吉な業を背負った人は忌むべきものとして憎み、避けたがる。

 こうした土壌というか通奏低音というかが日本人の意識の下敷きになっているから、職場でも学校でも家庭でも、過労死する人は自己管理がなってない、虐められる者に原因があるから自殺するほうが悪い、虐待死させても躾けのためだ、などと平然と言う人と、それを受容れる人が、日本の多数派なのだ。

 これは、しっかり染み付いているため、そう簡単に払拭できるものではない。日本人のDNAに組み込まれていて、人により遺伝が顕性か非顕性かの違いがあるだけだろう。

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by ruhiginoue | 2015-01-24 18:50 | 社会 | Comments(13)
 前回は、平井和正の死と『幻魔大戦』の件で、映画化にキースエマーソンが音楽を提供したことに話が及んだが、その続き。

 『幻魔大戦』のサントラは廃盤となっているらしく、サントラマニアとプログレマニアが今でも求めるので、中古品の相場はやや高めだそうだ。しかし、うちのパソコンにはデーターとして入っている。近所のツタヤにCDがあったからだ。過去のレコードより演奏時間が僅かに長めで、これはレコードに比してCDの音域の広さから、開始の微弱な音まで収録されているからだ。

 キースエマーソンは、インタビューの中で、「あなたが担当した映画音楽のリストにある“ハルマゲドン”とは何ですか」と質問されると「これは“ゲンマタイセン”という日本のアニメで、日本の音楽家と合作というより合成だった」と述べていた。つまり、知名度は高くないということだ。

 それに比べると、受賞した『インフェルノ』は知名度が高く、再版されてもいる。ダリオアルジェント監督の恐怖映画には、イタリアの映画音楽の巨匠エンニオモリコーネなどクラシック系の作曲家が音楽をつける他に、ブログレロック系の音楽であることも多い。
 ファンの中には、アルジェントの作品にはゴブリンのドロドロした音楽が似合っていて、エマーソンの曲では奇麗すぎて合わないと言う人がいる。これは、わかる気もする。
 
 キースエマーソンは、オーケストラを使うことが時々あるが、それをすると金がかかるから、映画の制作費から出してもらえるので映画音楽をやるようになったと言っていたことがある。
 りんけんバンドの照屋林賢は、「ロック系のミュージシャンがオーケストラと共演したがるのはクラシックにコンプレックスがあるから」と喝破していたが、確かに、ロック系のミュージシャンはオーケストレーションになるとクラシック系の人に相談したり依託しているものだ。
 エマーソンもそうで、この点はガーシュインやチャッブリンと同じだ。もちろん佐村河内守よりは細かい所まで書いているだろうが。
 
 しかし、星勝(この人は「まさる」じゃなく「かつ」らしい)は、バンド上がりの作曲家で専門教育を受けていないのに、編曲も指揮もやってしまう。どうやっているのかと不思議だったが、機会があってレコード会社のプロデューサーに訊いたら、演奏のさい、演奏家たちに率直に質問して教えてもらっているそうだ。
 ところが小室哲哉は映画音楽で自分が作った曲をオーケストラ用に編曲してもらうと、録音セッションのさい管弦楽技法を知らないくせに口を出して嫌がられたらしい。
  
 というわけで、考えや、やり方は、色々というわけだ。


 おことわり
 操作を間違えたようで、そのため一部の消えてしまった記事を再掲しました。
 コメントが二件寄せられていたけど、後のほうが読めませんでした。
 コメントしてくださった方にお詫びします。

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by ruhiginoue | 2015-01-23 17:08 | 音楽 | Comments(3)

平井和正の死去

 SF作家の平井和正が死去したそうだ。
 彼はけっこうな人気があったらしく、半村良がSFコメディ『亜空間要塞の逆襲』のなかで、楽屋落ふうに、半村良とちがって平井和正には大量のファンレターが来ると書かれていた。
 しかし、熱心なファンほど変な人が多いもので、平井和正の信者には超能力を真面目に信じている人がよくいる。
 それとは関係ないことだが、平井和正の作品『エイトマン』に関与した人たちは、災難に遭ったりや犯罪に手を染めている。漫画化した桑田次郎は拳銃不法所持で逮捕され、当人は自殺するつもりだったと言っている。アニメ化の主題歌を作詞した前田武彦は、政治的な言動によってテレビから干されたことがある。主題歌を唄っていた克美しげるは愛人を殺害して刑務所に。

 ところで、以前、平井和正の長ったらしい小説『幻魔大戦』を全部読んでいて、エマーソンレイク&パーマー(ELP)の『展覧会の絵』のレコードを持っているという人が、『幻魔大戦』は83年に角川映画初のアニメとして『銀河鉄道999』のりんたろう監督で映画化され、音楽を『999』と同じ青木望が担当するとともに、ELPのキースエマーソンが主題歌と伴劇に曲を提供していた、という話を知らなかった。
 この映画化についてその人は驚いていたが、こっちは知らなかったという人に驚いた。よく話を聞くと、その人はたいへんな田舎に住んでいた。だから東京の映画館は『幻魔大戦』の上映で満員だったが、80年代になっても映画館が無いところがあったのだった。
 
 おことわり
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by ruhiginoue | 2015-01-23 16:30 | 文学 | Comments(0)
 これは、ある「人権擁護団体」の機関紙の新年号に掲載された広告である。
 赤軍派を名乗る極左過激派が、旅客機「よど号」をハイジャックし、北朝鮮に亡命した事件から45周年であると、当事者たちから新年の挨拶だ。
 
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 これだから「人権擁護団体」ではなく「左翼団体」だと言われてしまうのだろう。

 昨年も、北朝鮮の首都である平壌に在住する三人が原告となって、日本側を相手に裁判を起こしていた。
 日本人拉致に関与した疑いで逮捕状が出ていたが、この逮捕状を撤回し、逮捕状によって被った精神的苦痛に対する賠償をしろ、と請求する訴訟を起こしたのだった。
 その結果、東京地裁と東京高裁とも赤軍派側の敗訴だったが、むしろ問題はこれを支援してきた人たちの体質だろう。

 この裁判について「救援連絡センター」の機関紙上で、支援者の代表をしている井上清志という人が、敗訴で裁判所を批判していたが、ただ判決が気に入らないとし、続けて「怒り。」という、わけがわからない文だった。

 彼は元赤軍派活動家で爆弾テロ事件の元刑事被告人だ。その世代だから、仲間も年齢七十歳前後の老人が多い。
 彼は、この裁判の体験から「国賠ネットワーク」という団体をつくり、国賠裁判に関わる人たちに連帯を呼びかけたが、集まって来た人たちに向かって、左翼運動がらみの公安事件になった者だけがエライという態度をとり、ごく普通の市民が遭った権力犯罪の被害に対しては嘲笑する。
 悲惨な被害者を指さしながら大声でゲラゲラと嗤うだけでなく、時には権力犯罪の被害で身障者になった動きの不自然さに「あれえっ、なあに、やってんだあ」と揶揄したり、女性ならセクハラ発言を浴びせたり、それはそれは、ひどいものだった。

 このうえで、上記の広告の団体と提携し、この他にも周囲には極左過激派の関係者が何人も。
 これに反発する人たちに対して、井上清志は「オウム真理教の信者の裁判も支援しているから良いんだ」と繰り返す。だが、それは、元信者やその子供までが偏見や差別を受けているから、人権侵害として問題にしているのであって、宗教的な共感ではない。
 同様に、北朝鮮との外交問題に便乗し、軍拡や民族差別の口実にすることに対しては、右派も左派も保守もノンポリも関係なく、心ある人たちは反対や危惧をしているのであって、政治的な共感ではない。

 ところが、井上清志と仲間たちは、「北朝鮮のハイジャック犯と拉致容疑者の支援なんて、反感を持たれるばかりで支持が得られないのではないか」と質問される度に「でも、国賠ネットワークの普通の市民の人たちが支援してくれています」と繰り返していた。実は、政治性より人間性を疑うべきほどひどい嫌がらせをしていながら。

 よく、日本の人権状況は先進国の水準ではないと国内外から批判されている。これは、人権擁護運動が実質的に存在せず、これに名を借りた左翼運動があるだけだから、ということも一因だろう。


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by ruhiginoue | 2015-01-21 18:51 | 国際 | Comments(4)

戸籍謄本の記載

 例えば、婚姻届けを役所に提出するさい、戸籍謄本が必要だが、再婚の場合はその記載があるだけでなく前の相手の姓名が具体的に書かれているから、再婚の相手に判ってしまう。

 これが松田聖子と結婚して、戸籍謄本に前の配偶者が神田正輝と記載されていたとしたら、スーパーアイドルとアナ王女のお父さんだから、嫌ではないだろう。

 しかし、これが片山さつきで、戸籍謄本に前の配偶者が舛添要一と書いてあるのを見たら、どうだろうか。大抵の人は嫌じゃないか。

 まあ、人それぞれではあろうが、戸籍は余計なことが載り過ぎではないだろうか。

 日本の戸籍制度は世界的に特殊だが、かつてヒトラーが日本の戸籍制度を知ると、これは便利だと言って欲しがったそうだ。
確かに、彼にとっては便利だろう。

 そういう点で、この制度には問題がある。

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by ruhiginoue | 2015-01-20 21:42 | 司法 | Comments(1)
 プロ野球・中日ドラゴンズの強打者として活躍した大豊泰昭さんが、急性骨髄性白血病で死去したとのこと。
 「大豊は大砲」と新聞の見出しになったが、その打撃は一本足打法によるものだった。
  一本足打法といえば王貞治だが、大豊は王がやるのをビデオで見て研究しても上手くいかず、後から落合博光の指摘を受けて修正したら上手くいくようになったようだ。
 その指摘がナルホドだった。
 王が大記録達成した時の映像を良いと錯覚して真似るからダメだ。記録を作ったということは、選手として晩年に差し掛かっていることになる。
 実際に、大豊が観ていた録画の王は絶頂期を過ぎているから、よく見ると一本足打法のフォームは崩れている。それではなく、記録を作る前に駆け出しだったころの姿を手本にすべきだ、と。
 これは他のことも同じで、成功した人は盛りを過ぎているからお手本にしてはいけない。
 自分の体験でも、スポーツや楽器を習うなら、ネームバリューによって月謝ばかり高い歳とった大先生ではなく、無名でも盛りの先生が良いとアドバイスを受けたことがある。
 だからナルホドと。
 しかし早すぎる死去は残念である。

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by ruhiginoue | 2015-01-19 18:13 | 体操 | Comments(4)
 阪神大震災と言えば、身内が亡くなったという知らせに泣きながら家族と連絡をとっている人を見た事が、もっとも印象強かった。

 そのあと、被災者にも差があると知った。
 阪神大震災で、倒壊した建物の下敷きになり死んだ人は、親の負担を減らそうと家賃の安い下宿にした学生など古い家に住んでいた人がよくいた。
 高級住宅地として知られる芦屋の建物は頑丈だから揺れても倒壊しなかった。損害はあったが、それは揺れて倒れた美術品などが壊れたことだった。そしてそこの住民らは、断水したのでベンツのトランクにポリタンクを積み、給水車がいるとこへやってきた。
 命と生活に、金で差がこんなにあるのかと思った。

 そのあと防衛医大で医師に聞いたのだが、自衛隊の医官がヘリコプターに乗り被災地に行ったら、ヘリの飛び方が不安定で怖かったそうだ。乗組員たちも、財政難で整備不良など機体に問題があると言っていたそうだ。
 しかし、当時は世界中が軍縮に向かい防衛費が減ってる時期だった中で日本は例外だった。なのに、なぜ。
 とは言っても、それはあくまでアメリカから高いものを買わされているからであって、決して自衛隊が充実してるわけでないんだ、と隊員たちは言うし、これは誰が聞いても納得だろう。

 その後、防衛医大と医療裁判をしてる時に、これを知った地元の自治会長から誹謗された。
 「あいつがいたら、阪神大震災みたいな時に自衛隊が助けに来てくれなくなる」
 そのあとは自宅の郵便受けに「出て行け」と汚い字で書いた紙が入れられたり、雪の日は雪の固まりが入れられ郵便物が汚濁や破損したり、という嫌がらせがあった。

 怒って警察や地元の議員などに訴えた。警察が脅迫状の指紋を調べたところ、前科が無かった。また自治会長との関連は怪しめるが関連は不明だった。

 また、知り合いの自衛官は「自衛隊は、そんな卑怯者の集団じゃない。不良医師は訴えてくれたほうが自衛隊とその家族のためになる」と言った。

 そしてあるベテランの地元議員はこう言った。「あの自治会長の爺さんなら、よく知っている。彼はあなたを誹謗するつもりではなく、あれで自衛隊を批判したつもりだったんだ。あの爺さん昔は学生運動に熱心で、旧社会党をずっと支持してきた。年寄りの左翼は、大体あの程度だよ」
 
 自治会長の爺さんについて議員が指摘したことは、当人も認めていた。彼と同世代の人たちに、そんな人が少なくないことも、後に色々な人たちと接して、実によくわかった。

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by ruhiginoue | 2015-01-18 19:20 | 社会 | Comments(0)
 事実無根の誹謗中傷をブログに書かれたため名誉毀損で民事訴訟とした事件については、すでに報告した通り。
 被告が敗訴して控訴。こちらは付帯控訴した。
 すると相手方の弁護士が辞任。この弁護士と別件で関わっている人から知らされたのだが、この弁護士は辞任したうえ依頼人とは絶縁したと言っており、怒っている様子だったそうだ。
 そして、どうしようもなくなったのか、本人が裁判所に赴いて控訴を取り下げ、判決は確定した。
 
 弁護士が怒っていたとしても、それは無理も無いことだと思われる。この被告は、自分には証人がいると自信たっぷりに言ったが、その証人は精神障害者で手帳も所持していると自認しており、法廷で奇声や不規則発言をくりかえし、証言台では見るからに異常そうな表情をしながら提示された証拠の写しを破るなど奇態を曝した。
 こうした証言態度からして正常ではなかったうえ、証言内容も不自然とか不可解で信用できないものだった。

 このことを判決でも指摘されたのだが、この証人尋問があった2014年6月6日の直後から、被告当人も異常な行動をしていたことがわかった。
 それについて、以下を被害者から知らされた。

 同年6月12日 被告は、都内にある結婚相談所に入会
   7月1日 被告は女性を紹介される
   7月8日 実際に会う
   7月22日 被告が結婚相談所に次のメールを送信。
 
 「クリスチャン故の悩みも起きています。Aさん(引用者注、女性はキリスト教徒で、実名を伏せAさんとする)は三十九才で子供を望んでいますから、医学的には一日も猶予は許されません。そこで、Aさんの牧師に挨拶もしたし、式場も決まりそうなので、お恥ずかしい話ですが、もう肉体関係を持ち、妊娠する方向性で行くかどうか二人で迷いました。医学的には、結婚式は後でも良いから妊娠が先ですが、信仰的には式が終えて入籍してからが筋だと思われるので悩みました。」

 これについて、すべて嘘だと被害者は言い、こんな下品な話を弊社に送ってきた人間は後にも先にも被告しかいないと結婚相談所は不快感を表明している。


 同年8月1日、 被告は訴訟を数件抱えていることを女性に伝える。
   8月2日 訴訟を抱えているという理由で女性が交際を断る。
   8月3日 女性から交際を辞退したい旨の連絡が同結婚相談所に来る。
       同結婚相談所が被告にその旨を伝える。

 このあと、被告から、Aさんに対するストーキングと、結婚相談所の経営者への嫌がらせが始まった。これは自宅から礼拝に通っている教会にまで及んだ。Aさんに対しては、やめてやる代わりに50万円よこせと、結婚相談所に対しては入会金を返せと、要求というより脅迫というべき言質であった。

 これを警察に訴えたところ、被害の事実を確認した警察は、被告をストーカーとして監視の対象にした。

 この事実を控訴審で問題にしようと、書面と証拠を用意していたのだが、取り下げとなった。ただでさえ弁護士に愛想をつかされ辞任されているのに、これがまた暴露されてはどうしようもなくなると思ったのではないだろうか。
 そして判決が確定したのだから、賠償金と利息と訴訟費用敗者負担分を早く払うべきなのに、まだである。他の被害者たちからは、差し押さえをするよう勧められている。
 
 この加害者について刑事事件にもなっているが、そこでは精神病の可能性も検証されるだろう。その判断を、今は待っているところだ。

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by ruhiginoue | 2015-01-17 15:47 | 司法 | Comments(0)
 ツィターとはつぶやくように短文投稿するものなのだが、延々と連続投稿する人が時々いる。これならブログに書いてリンクすればいいのにと言われるものだが、なぜそうしないのか不可解である。
 
 そして先日、大学で教鞭をとっていると言う人が、ツイートで延々と連続投稿し、南北格差の問題を説いていた。ヨーロッパが、嗜好品の砂糖とコーヒーを生産するために南半球の生産地から搾取しているという説明に続く結論として、安い労働力で儲ける企業と、そこから無自覚に購入してしまう消費者に問題がある、という趣旨だった。

 これには異論がない。多くの人たちに関心をもって欲しいとも思う。ただ、そうした問題の代表のような会社としてユニクロを挙げたので、これまでの説明にそぐわなかった。

 だから、砂糖やコーヒーの事を言うならユニクロよりもネスレだろうと指摘した。南半球の生産者からの収奪と北半球の労働者からの搾取で暴利を貪るこの多国籍企業は、日本でも労働裁判になっている。
 そして、大企業におもねる裁判官の偏った訴訟指揮も指弾されていたし、こうした企業の製品をやめて公正で良心的な商取引をしようと頑張っている小さな会社があるから、なるべくこういう所から購入するよう心がけている人たちがいる。

 すると、この大学の先生は、そうだと返信したうえ、ユニクロは議論の入り口に過ぎないと続けた。そして別の話題を始めた。これを読んだ人は、ツッコミがあってから話題が急に変わったようで面白いという反応だった。

 こちらとしては、特にツッコミを入れたつもりではなかった。だが、この先生はツッコミがあったら急に話題を変えたと面白がられた。
 この先生は、いつも何か言われると「こんなことも知らないなんて駄目だ」「私の教えている学生なら知っている」「ちゃんと勉強しなさい」「どんな学問も最初は丸暗記から入る」などと上から目線で説いてばかり。
 だから面白がられたのだろう。

 しかし、南北問題の歴史的経緯を延々と語り大学で学問する意義を説く先生が、まさに今、南北問題から労働問題になり、大企業を相手に体張って裁判などで闘う市民がいることへ具体的に話が及ばない。そして「社会に出て今の現実を直視せよ」ではなく、「本を読んで勉強してから何か言いなさい」と威張る。
 
 これは面白がってばかりも居られない。


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by ruhiginoue | 2015-01-16 17:38 | 社会 | Comments(9)
 高須クリニックを経営する高須克弥という医師は、関東大震災後の官憲デマを知らなかったようで、それを今さら信じているから、そうした彼のツイートを目にした人が、あまりにも馬鹿らしく、その酷さに目眩いがするほどだと言っていた。

 この他にも色々と盛んな高須医師のネトウヨ発言だが、これはもちろん商売を有利にするため権力に擦り寄ろうなどの意図もあるだろうけれど、そもそも手術で顔を変えようと言うのはナチスが強制収容所で人種差別意識からやったことだし、戦争によって発展してきた技術でもあるから、差別主義と軍国主義へ傾く思想的に危ない医師が、この分野には昔から多い。

 医師作家のマイケル・クライトンが指摘していた通り、美容整形・形成外科は必ずしも軍国主義とか右翼ではないが、負傷者を治療することで他では得られない練習になるため戦争を好んできた。
 そこからも、自然と好戦的になる。高須クリニック経営者の発言は単なる悪ふざけや政治道楽ばかりとは言い切れない。

 現実に、日本で形成外科・美容外科の発展の拠点になったのは東京警察病院だが、その時代は大衆運動や学生運動が盛んで、デモや集会には過激派も跋扈していたから、火炎瓶などで負傷する警官は良い練習台になったと大喜びで語る医師に愕然とさせられたことがある。


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by ruhiginoue | 2015-01-15 13:27 | 社会 | Comments(4)