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by ruhiginoue

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花見と選挙

 つい先日まで、みんな寒い寒いと言っていたのに、急に温かくなった。
 そして桜が咲きはじめた。また花見の季節が来る。今年は地方選挙がある。こうなると議員たちは、あっちこっちの花見の席に行き、5分ぐらい顔を出して挨拶して回る。
 こういうことが平気な人であることが、まず議員の資格なんだろう。
 
 中には、同窓会でヨロシクと言ったり、カラオケで歌う前に一席ぶってしまいひんしゅくという人まででる。

 こういうのが民主主義とは思えない、というより、投票という制度にそもそも問題がある。クジ引きで順番を決めて交代で全員参加のほうが良いという意見もある。

 最近では、出かけていて戻ると、知り合いの議員たちからのチラシが色々と郵便受けに入っている。丁寧に直筆の人もいるのが地方議会らしい。
 地方議会では、最下位当選と次点の得票差が少なく、田舎だと一票差なんてこともある。それで、せっせと宣伝するわけだ。
 
 あと、選挙の葉書など、せっせと出すほうなので、何票か期待できると思われるのだろう。
 そして、自民党を批判して、しかし民主党もだめだと思ったら共産党に、と言っていたけど共産党をちょっと批判したら大喜びで社民党とか生活とかが来るから、仕方ないことだが、いろいろと面倒である。


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by ruhiginoue | 2015-03-31 13:56 | 政治 | Comments(9)
 映画『A-B2-C』が、配給会社に契約を一方的に打切られ上映できなくなった件で、「ブロガーかさこ」という、人気があるほうのブログは、この映画の出来が悪いことをあげつらい、これでは上映しない方が脱原発のためになりそうなほどであると非難した。

 しかし、そんなことは言論表現の自由の問題とは無関係だ。そうしたケジメがつけられないのだから、困ったものである。しかも、一時はかなりのアクセスがあった。

 もちろん、そのブログの説く「放射能の不安を煽っても脱原発は実現しない。経済的見地から主張をしなければならない」という趣旨の指摘は正しい。脱原発とは政策を変えさせなければならないからだ。

 しかし「不安を煽るな」は間違いだ。確かに、不安ばかりでは無力だし、それだけ叫んでいては情緒的で程度が低いと看做される。だが、正直に気持ちを訴えることを上から目線で否定することも、人間不在に至る。

 この「脱原発の急先鋒」を自称する「ブロガーかさこ」の説く「脱原発には不確かな恐怖や不安を訴えてはダメで、政治や経済の問題だけ主張するべき」という上から目線は、かつて80年代後半に広瀬隆を攻撃した時の共産党の機関誌紙に酷似している。

 そういう態度はおごっていると受け取られ、支持が集まらない。批判のネタとして敵に利用されるだけだ。実際に、80年代の共産党機関紙誌のやったことは、結局、原発反対論の水準を向上させるどころか、逆手に取られて原発推進派に利用された。
 
 

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by ruhiginoue | 2015-03-31 13:35 | 社会 | Comments(2)
 人気漫画『美味しんぼ』について、まだ誤解したままでいる人たちが少なくないようだ。こういう人たちが誤解しているのは原発とか福島とかではなく漫画を誤解している。
 
 まず、『美味しんぼ』の福島編にでてくる鼻血話について、後から作者が述べた見解は、色々と騒ぎになったことを受けて色々と言っていることのなので、漫画が描いた物語を解説したものではない。
 
 また、あの物語が描いているのは、主人公の新聞記者が福島に取材しに行って、そこで原発事故の後に不自然な鼻血が出て不安になったと言う人たちを実話に基づいて取り上げたうえ、主人公も鼻血が出たため妻から心配され、取材のため長期滞在していたことが影響したのではないかと不安がる、というものだ。
 
 この鼻血については諸説あり、自信たっぷりに言う人もいるが、どれも明確に断定できない。だから不安になる。不安にさいなまされることも、事故で受けた被害の一つである。仮に、後から絶対確実に心配ないと証明された(それは不可能だろうが)としても、それまでに抱いた不安によって悪化した生活の質は、取り戻せない。

 そこで本末転倒し、不安を煽るなと言う。しかし不安があるから、安心したくなり、そこで実際どうなのか知ろうとする。そして、これはそもそも原発事故がなければ必要がなかったことだ。その結果がどうであれ、しなくてもよい心配を強いられたのだ。その分、ほんらい出来たはずの他のことに妨げとなった。
 つまり、あくまでも責められるべきは事故を起こした連中であって、それによる不安を漫画に取り上げた人ではない。

 だいたい、劇中に描かれた経過は結論ではない、ということを知らないか、忘れている人たちがいるから、変なことになる。
 例えば、小林よしのりとか山野車輪とかは評論のためにストーリー性がない漫画を描いており、こういうものなら描かれていることが結論や主張となっているけれど、『美味しんぼ』はルポルタージュのような内容ではあるが、描く形式はあくまで物語であるから、その劇中に現れる物事は作者の主張や結論ではない。
 そして『美味しんぼ』の話の続きでは、主人公は福島について書いた記事を批判されたり、父親に叱られたり、という展開になる。

 なのに、物語に描かれることはすべて作者の主張であるとか、経緯にすぎないことを結論だと早とちりしてしまう人がいる、ということだ。
 こういうことは、政治的な人の特徴だ。この良い例が、差別を描いた小説や映画に対して、しばしば差別反対運動をしている人たちが行う非難だ。差別を受けて悲しんでいる人の描写に対して「理不尽な差別に抗議もせずメソメソしているようにするとはケシカラン。これは差別だ」と言う。
 しかし、その後の物語展開は、最初は差別を受け悲しんでいるだけの人が、その理不尽さに気づいたり、啓蒙されたり、仲間が出来たり、ということにより変わって行く。だから差別を批判する話なのに、途中で文句を言って差別だと喚くのだ。

 こういうと、また勘違いする人がいて、なら『美味しんぼ』は原発事故の影響を否定する話なのかと言い出したりするだろうが、それも違う。登場する人たちの営みや、考える過程を描くことによって、人間の本質に迫るのが物語である、という意味だ。

 そして、こうした物語という一種の芸術表現を理解しない政治的な人たちには、左よりな人たちが少なくない。娯楽や芸術まで政治的主張の道具だと思っているので、他の人たちの作品までそうであると錯覚するのだ。
 この具体例としては、先に上げた差別問題だと解放同盟の急進派の朝田善之助という人が今さら言うまでもなく有名だったし、中国では毛沢東の奥さんの江青が、もと女優なので映画等に口出しをして、その内容が上記と同じ調子だったから中国映画界は大迷惑だった。

 こういうことだから、『美味しんぼ』の作者が物語とは別に色々とマスコミ向けに言っていることはともかく、漫画を非難している人たちのうち、政府や業界の方面は原発の問題をとりあげて欲しくないということだろうが、これとは違う左よりの人たちは、そもそも物語というものをわかっていないのだ。


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by ruhiginoue | 2015-03-30 13:23 | 社会 | Comments(2)
 原発事故の汚染で特にキノコは心配だと言われているが、それに対して、大丈夫だ、私は食べる、みんな食べろ、なんて言っている人を見ると、あの昔観た怖い映画『マタンゴ』を思い出す。
 この映画は核実験による突然変異のキノコの話で、唯一人逃げ出した男が、やはりキノコを食べてみんなと一緒になれば良かったと言う結末だ。つまりスリラーの形をとってるけど、社会の同調圧力を風刺してる。

 さて、安全だからキノコを食べるというのが安斎育郎という元反原発学者である。原発を批判して東大を追われたというが、それは大昔の話だ。この人に不信感をもったきっかけは、かもがわブックレットで「科学的命題と価値的命題」なるものを説いてたのを読んだからだ。
 この当時、医療裁判で東京大学と接触があり、そのさいにそこの研究者から、この人の論の立て方は一貫性がなく、ご都合主義だという指摘をされた。

 そして、原発事故後に同じ出版社から『放射線被爆の理科・社会』という酷似した本が出たのだった。この本が駄目だという指摘はすでにあちこちでされているが、その前から、原発事故が起きる何年も前から、そもそも論の建て方が学問的ではないという指摘をされていたのだった。

 こうした安斎育郎と、それを無批判で受け売りする絵本作家・松本春野の一連の言動は、福島の為と言いながら原子力業界を喜ばせていると問題にしたところ、東京都の某共産党員から、批判への反論ではなく「与太者」と公然と罵声を浴びせられた。
 
 しかし、安斎育郎と松本春野を批判してる人たちの中には、共産党員や共産党系の民医連の医師もいた。
 なのに、共産党の催す集い「赤旗まつり」の、保守や新左翼は除かれているブックフェアに参加している出版社の一つを批判したり、共産党の国会議員の孫を批判したりする者は「与太者」と罵った共産党員がいたわけだ。
 しかも、ちょっと批判しただけなのに、なんでも難癖をつける奴だとも言っていた。つまりこの共産党員は「なんでも反対の共産党」と中傷する者と同じだったわけだ。
 これは、たまたま愚かな党員がいたというだけ。これについて他の党員も、人間だから間違いはあると言う。同感である。ただ、それではすまないこともある。

 前に、本多勝一が共産党の党大会で来賓となり、そのさいの挨拶で、自民党の悪政に立ち向かうといいながら他の政党は烏合離散ばかり繰り返しているので、消去法による現実的な選択として「シンパでも、お追従でもなく」共産党を応援するしかないと演説した。

 これと同様に、自分も共産党を非党員の無党派という立場から選挙で応援し、このことで同党の機関紙『しんぶん赤旗』に実名で何回も載った。
 ところが、数年前に、体調不良で引退する議員の後釜に、親戚が地盤をそっくり引き継いで立候補することを不適切ではないかと言った途端に、地元の共産党員から「支持者を装った創価学会の工作員だ」と侮辱をされたことがある。

 前にも述べたように、自民党バカ息子内閣に見られるような露骨な世襲ではないけれど、日本共産党には、中国共産党で言うところの「太子党」が隠然とした影響力を持っている。
 そして、しばしば共産党が、支持を広げるためにという善意の提案を、批判と受け取って反発するのは、これが主な原因だ。盲従者ばかり求めるからだ。自分の頭で考えたり判断したりする者が増えると、血統主義が通用しなくなり、相対的に自分らの党内での影響力が低下してしまうと心配しているのだ。
 
 今は小選挙区制度の弊害などにより、党組織だけで固まらずに広汎な支援が必要である。だから、よく言われるような他の党派との提携とか野合などしなくてよいから、まず共産党は「太子党」を克服して党内の健全化と活性化をすすめるべきだ。

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by ruhiginoue | 2015-03-29 15:21 | 政治 | Comments(7)
 かつて、『がんばれロボコン』というリメイクもされた人気番組のオリジナルのほうで、生意気な秀才ロボットのロボガリが、後から登場したもっと生意気な秀才ロボットのロボメカに、「後輩は先輩に敬意を払え」と言ったら、ロボメカが「我々は先輩と後輩ではない。旧式と新型だ」と言い返す話がある。

 また、『マジンガーZ』の最終回では、マジンガーZが太刀打ちできない強敵どもを、新型のグレートマジンガーが簡単になぎ倒すし、『ガンダム』では例の「ザクとは違うのだよ、ザクとは」というセリフなど。

 もちろんロボットは機械だから、新型が優秀に決まっている。では人間はどうか。
 
 このところFM放送で、若手新人演奏家のライブ録音を聴いた後に、昔の巨匠たちの「名演奏」の録音を聴くと、すごい下手くそに感じる。これは録音技術の違いではない。
 やはり後の世代の方が進歩するに決まってるのだから、当たり前のことであろう。スポーツだって、どんどん新記録が出るものだ。

 これを言ってやりたくなる人が今の老人には多くて、よく、今の老人世代がひどいからだという指摘もある。今現在進行している市民の運動で、安保闘争の話などを得意になって若い人に言うからだろう。

 しかし、何と言おうと前世代の人々より後世代の人々のほうが優秀で当たり前である。そうでなければ、指導してくれた親や教師や先輩たちに失礼である。
 これを踏まえていれば、どちらの世代も、互いにどういう態度を取るべきかわかるはずだ。


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by ruhiginoue | 2015-03-29 14:33 | 雑感 | Comments(2)
 インドの学校で、生徒のカンニングに友人や家族が協力していると国際的な話題になっている。不正であるが、学歴社会のため、本人の実力ではなく試験がすべてということになってしまったからだという。
 
 こういうことがあるから、カンニングは個人の不正ではなく社会の歪みとして語られるわけだ。
 例えば、甲子園に行く常連の学校では、野球部の生徒はみんなカンニングして、先生も見て見ぬふりして、誰も咎めないと、野球名門校を出た親類が言っていた。野球の練習ばかりだから、カンニングでもしないと試験できるわけないでしょう、ということで。

 また、同級生の出た某大学では、試験中に堂々と回答を書いた紙が回ってきて、それを写すからみんな満点なのだそうだ。そこは平均的な私立大学より学費が高めで、入るのも出るのも楽である。

 この話をきいて、なるほど納得であった。入るのも出るのも楽な私立大学を出た同級生は、休日に予習するということが想像を絶することだったのだ。
 休日に予習していると、電話かかってきて遊びに行こうと誘うが、今度、語学で翻訳を当てられるから今日はダメだと言っても、答えを書いた紙が試験中に回ってくる大学に行ってる同級生には、その意味がまったく理解できないということだ。

 このように、勉強しなくても金で卒業させてくれる大学を出た同級生だが、就職はすんなり決まった。そういう私大に親が行かせてくれる家庭の出身者だから、親が身元保証人として安心、などにより。
 一方、努力したことを認めて欲しくて「うちが貧乏で新聞配達しながら卒業しました」などと言う人は、「えらいねー」とだけ言われ、二日後に履歴書を送り返されるそうで、実際にその悔しい思い出を語る人から直接聞いたことがある。

 こういうことをしていると、社会とか国とかは、少しずつだが確実に衰退するはずだ。
 

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by ruhiginoue | 2015-03-29 13:59 | 雑感 | Comments(4)
 台湾で日本産商品の規制に力を入れているが、これを日本はろくに報道しない。諸外国では汚染に対して神経を使っているが、日本では逆に大丈夫の大合唱である。

 これについて、「我が大日本帝国は放射能に強い民族」という極弱電波が受信されるようになった、と茶化して言う人もいる。もちろん、あくまで皮肉だが、これでは、そういうことになってしまう。

  昔は違った。例えば豊田有恒という人が、原発の汚染は技術の進歩で解決できるようになるはずだと説いていた。

 この人は『鉄腕アトム』の台本を書いていたけれど虫プロを追放されてしまい、SF作家として独立したが、売れなくなった。
 一時期、家族そろってケロッグのCMに出ていたが、これを「小説が売れなくて貧乏だからコーンフレークばかり食べている」と、からかわれていた。

 それで始めた商売が、原発推進と嫌韓である。ある意味パイオニアでもある。

 この豊田有恒は、原発の危険を訴える広瀬隆に向かって、上記のように言ったのだった。つまり、手前がかつて関与していたSFアニメの「コスモクリーナー」みたいなものがいずれ出来るから原発は大丈夫だ、ということだった。

 そうじゃなくて、コスモクリーナーが発明される前に原発事故が起きてしまったが、外国では心配されても日本は放射能に強いから大丈夫ということが言われているわけだ。

 つまり日本人がガミラス人になるということだ。

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by ruhiginoue | 2015-03-28 11:58 | 社会 | Comments(7)
 医師になった人にむけて医師会が配布するパンフレットの中に「自殺防止マニュアル」というのがあって、これは患者を追いつめないようにするためのものらしいが、一瞬は、医師が過労やストレスで自殺しないようにするものかと思ってしまうものだ。

 それというのも、医者はけっこう自殺するからだ。失敗して患者を死なせちゃったり、助けられるはずの患者を上司が口出しや手出しをして殺してしまったり、なんていう事の連続で悩み、しかも勉強したおかげで命を断つ方法をよく解っていて、また薬物も手に入れやすい立場なので。

 しかし、患者が死んでも「率で言うとほんの数パーセントです。後は病院のリスクマネージャーに。文句があるなら、こっちも弁護士を依頼します。賠償金なら、うちで加入している損害保険の会社が交渉します」と言えるようになって、医者は一人前である。

 『ボクが医者を辞めたわけ』『医者が尊敬されなくなったわけ』という本の著者である永井明という元医師がテレビに出演したさい、医者や看護師の言うことを聞かない困った患者の実例を紹介されると、こうコメントした。
 「でも素直にしてたら死にますよ」

 これは医者に限らず、学者でも教師でも、なんでもそうだ。

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by ruhiginoue | 2015-03-28 11:17 | 学術 | Comments(3)
 堀田善衛という有名な作家は、宮崎駿も大ファンだ。また反戦主義者としても有名で、ベトナム戦争では脱走米兵を匿ったりした。そんな彼は、一貫して反体制派のジャーナリストであった松浦総三に、こう言ったそうだ。

 「共産党員には、誠実で優秀な人もいるが、酷い奴もたくさんいる。だから私はテストしてから付き合う」

 その点で、今回問題にした「松本家の人々」は、リトマス試験紙のようなものだ。冷静に対応する者と、情緒に流される者、松本善明といわさきちひろの家系というだけで盲従する共産党員と、そのことは除外して判断するべきという党員、という具合に。

 外部から批判している人の声も紹介しておく。松本春野が言うには、原発事故の被害が大きいほど脱原発の運動に好都合であるから、これを運動屋が利用して大袈裟に騒ぎ、そのため福島県民は県外の人たちから迷惑を被っているそうだ。
 だが、放射能の影響が大きいほど原発は止めようという人が増えるのは当たり前のことであり、それを悪い表現に置き換えることの方がよほど政治的だ。
 また、松本は自分の原発についての立ち位置は非政治的だと言うが、そんな立ち位置があるなら、自分もぜひそこに立ちたいから、どこにあるか教えてほしい、という皮肉もあった。
 
 報道や出版も商売である。例えば、知り合いが勤める某出版社は本業で出していた経済の本が売れなくなり、それで、南京事件は無い、朝日新聞が左寄り、韓国や中国が悪い、という時勢迎合の本を始め、その延長で福島原発事故放射能は危険じゃないという本も出した。
 なら、今はネット販売があるし、時々営業をして回るだけなんだから、地価の高い東京から福島に越せば、と言ったら「冗談じゃない(笑)」だった。

 この他にも、福島の放射能汚染は大丈夫だから、危ないなんて言ったら福島の人が可哀そう、原発反対運動に福島を利用しないでください、と言ってる人たちが、東京に住んでる、大阪に住んでる、京都に住んでる、と言うから、だったら口で言うばっかじゃなく福島に引っ越して住んで見せればいい。『ふくしまの子そつぎょう』なんて絵本を読めと奨めるより説得力がある。

 この絵本の背景にいる糸井重里は、たっぷり金稼いでいるはずなのに、何で今更、原発で、売れなくなった芸能人や引退したスポーツ選手みたいなことするんだろうか。もっとも彼は、金があっても埋蔵金探すような人だから、何考えてるのか分からない。

 しかし、松本親子が三代の共産党でいながら、自分の商売の絵本を売るために、政府や原子力業界の顔色を伺うマスコミや広告代理店に迎合することで、その力を借り売り出してもらう、という姑息な処世術は、今はじまったことではない。
 良い例が、公私ともに共産党と親密な井上ひさしや反核に熱心な大江健三郎らの、天皇の茶会に出たり文芸春秋社や新潮社という右翼出版社と主に取引したり、という様々な体制迎合ぶりや日和見ぶり。

 これら昔から批判されていた事と同じだ。そして、これらを朝日新聞の記者だった本多勝一などは痛烈に批判してきたが、日本共産党は、ほとんど批判しなかった。


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by ruhiginoue | 2015-03-27 19:29 | 政治 | Comments(3)
 先に問題にしたとおり、松本親子の言動は、原子力業界から歓迎されている。
 これは共産党に打撃となるかもしれない。なぜなら、共産党には同様の前歴があるからだ。

 チェルノブイリ原発事故後に、共産党の機関誌『文化評論』が、事故の被害は小さいと強弁して広瀬隆を非難した。これは業界の働きかけにより『文藝春秋』に転載された。
 このことで広瀬隆はテレビに出演して質問を受け、『文化評論』と『文芸春秋』に掲載されたものが、まるで根拠の無いものだと反証をあげたうえ、両誌ともニセ科学に騙されたと批判した。

 これにより共産党は、反原発運動から反感をもたれ、都知事選にも影響した。保守派と左翼と、大企業の顔色をうかがうマスコミに寄生する「文化人」たちの反共は論外だったが、原発反対運動に本気だった人たちにまで、一部で共産党に不信感を持つ人たちがいたことは、この影響が大きい。

 しかも、その数年後に『文化評論』が経営難で休刊したら、それはソ連崩壊の影響であり、原発反対と言いながらソ連の事故は擁護したから、やはり共産党はソ連から資金援助を受けていたと、右派から誹謗されたのだった。
 また、『文化評論』の編集部にいた有田芳生は、共産党を離れて民主党など保守へ転向している。

 こうして、市民の支持を失い、悪宣伝もされ、というように右派から二重に利用されてしまい、共産党にとって良いことは全くなかった。
 そもそも、広瀬隆とか雁谷哲とか、同じ主張をする人で俗受けする者を批判することで高尚ぶるのは、科学者と称して気取る人たちのナルシズムにはなっても、政党が支持を受けることにはならない。

 なのに、また共産党の悪癖が蠢動していそうだ。

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by ruhiginoue | 2015-03-26 13:31 | 社会 | Comments(2)