コメントの他に、表示されている著書をクリックしてその感想をアマゾンのレビューに投稿してくださることも歓迎です。おたよりはこちらへruhiginoue@excite.co.jp


by ruhiginoue

<   2015年 03月 ( 41 )   > この月の画像一覧

 朝日新聞の書評で、東京大の佐倉教授が『放射線被爆の理科・社会』という本を絶賛している。しかしこの本の著者らは、物事を考える基礎ができていない。科学的と粉飾しているだけの駄本である。取り上げた朝日新聞の気がしれん。

 この本は、まず題名がそうだし、著者らがどこぞの大学のセンセイという肩書を強調するなど、装丁からして虚仮威しと直感したけれど、実際に内容も「やっぱり」であった。

 また本の中には『美味しんぼ』批判もある。逃げたくても逃げられない人は、こっちのほうが科学的だと言われれば、そうかなと信じたがる人が多いだろう。そこにつけこんで、漫画はだめだ俺様は科学者だと威張る人が出ているから、気持ちが悪いことおびただしい。
 
 そして『美味しんぼ』批判は完全に間違いだ。作者の雁谷哲氏の意見に共感はしないが、あの意見を主張する自由はあるし、科学的にも全然問題ない。批判者らは、科学的命題の当てはめ方を間違えてる。これは専門家と称する人たちがよく落ちる陥穽だ。

 しかし、逃げたくても逃げられない地元の人たちは、信じ込もうとするのだろう、と思っていたら、どうも違うようだ。そうとは限らないし、逆の人もいる。その一つを紹介したい。


 私はいわゆる危険地帯の住人で,少しでも安心したくてこの本を読みました。しかし疑問点が、かなりあります。
 
 朝日新聞に佐倉教授の「放射線被曝の理科・社会」の書評が載っています。(『美味しんぼ』の「福島の真実」を批判している部分について)“さまざまなデータにもとづいて,丹念に丁寧に指摘している。事実としてどちらが正しいかは明白だ”とあります。
 かなり雑な本のかなり雑な評だと思うけど,東大の先生が言えば正しいことになってしまうんだろうなァ!

 東大の佐倉教授は「放射線被曝の理科・社会」への書評で次のように書いています。
“正しい見解に到達するために重要なのは,適切なデータに依拠すること,結論先にありきで考えないこと,政治的信条を事実より優先させないこと,議論のテーマを拡散させないこと。”
 でも私は『放射線被曝の理科・社会』を読んで,この本こそ「データの選択が恣意的で,結論に至る説明が抜け,話が横道に逸れやすく,変に政治的で,何より取材が足りない」と感じました。この事は科学的な文章を読み慣れない人でも根気強く読めば気がつくことです。
 佐倉先生、本当にこの本読んだのかな?

 佐倉先生の言う「国民の『自覚なき容認』が原発を増殖させてきた」その行き着く先が「『美味しんぼ』の鼻血になる」と言うのは,内部被曝をむやみに怖がると原発がもっと増えるぞと言うことなのでしょうか?
 科学者達が「安心だ」と言うのを信じないのは,本当に科学への「冒涜」なのでしょうか?私は近所の農家の方が農地を除染して耕作に励み,生協の方が懸命に食品の放射能検査に取り組む姿を見ています。
 しかし一方で,3.11の直後から子供たちや愛犬が鼻血を出したり身体が異変を示すのに気づいた母親たちが,政府や科学者の言う「安全・安心」を簡単に信じられない事も理解できます。
 『美味しんぼ』騒動の時,安倍首相以下環境相や与党幹部,ネトウヨ総動員で『美味しんぼ』叩きが行われました。「食べて応援はしない」と言った私にも恫喝まがいのツイートがやって来ました。
 “少しでも余分な被曝は避けたい”という願いを「科学者」の皆さんが軽んずることのないよう願います。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-11 12:20 | 学術 | Comments(5)
 ドイツのメルケル首相が来日し、東京・築地の浜離宮朝日ホールで講演した。そして脱原発を説き、これを朝日新聞が強調して報じた。
 メルケル首相は、わざわざ朝日新聞社の施設を選び、日本の主要メディアが歴史修正主義者の安倍政権から公然と攻撃されていることについて意思表示をしたと解釈している人たちもいる。
 
 しかし保守派のメルケル首相が説くドイツの脱原発は欺瞞に満ちている。

 まず、メルケルはドイツが欧州で和解を進められたことについて「ドイツが過去ときちんと向き合ったからだ。隣国(フランス)の寛容さもあった」と述べたが、これは事実上、日本の歴史修正主義を牽制するよりも、歴史で日本を非難している中国や韓国への非難となっている。

 また、NATOがリビアを攻撃した時、最初ドイツは中国やロシアらと共に反対した。ところが後で同調した。攻撃の急先鋒だったフランスに「寛容」の見返りで同調し、また脱原発と言い出した代わりに、産油国に傀儡政権を作り石油資源を強奪する勢力の仲間入りする意図がミエミエであった。
 これを指摘したのは、日本のメディアの中では、あの商売右翼放送「チャンネル桜」で、クライン孝子というこれまた右曲りの欧州在住のジャーナリストだけであった。

 そしてドイツの諜報機関がカダフィの暗殺に一役噛んでいたと指摘されている。今リビアはカリスマを失い混乱状態である。
 しかし、この侵略戦争について、日本の大手メディアはすべて翼賛報道した。そこでは朝日新聞が最も悪質だった。過去の朝日新聞の報道と整合性もない、ひどいものだった。まったくNATO軍記者クラブの幹事という状態である。
 
 そんな中で異を唱えたのは、クライン孝子の他には堤未果という女性のジャーナリストくらいだった。この二人の立場は異なるが、どちらも普段は疑問を感じる言動が目立つ。
 しかし、そのおかげで逆に偽善から距離をとっていたのだろう。資源の強奪とそのための侵略戦争を、イスラム世界の民主化とか脱原発とか言って表面を飾り、ついでにイスラム絡みでテロが頻発したり、脱原発が進まないことへの不満についてガス抜きをする偽善である。

 これを積極的に推進または迎合することにより、民主主義とか歴史の反省とか脱原発で上辺だけ良識派を気取って見せた、ドイツと朝日新聞なのである。まさに偽善者の提携である。これに騙されてはいけない。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-10 12:56 | 国際 | Comments(0)
 朝日新聞社に東大出が入社しない年があったことを捉えて、一部の雑誌などは、朝日新聞が堕ちたとか東大生に見限られたとか言った。ここには、もちろん自分が朝日新聞に入りたかったけど学歴が原因で駄目だったから僻んでいる者もいるだろう。しかし、そもそも東大出が大勢入る新聞社というのが変だ。省庁に入って官僚になるかのようだ。
 
 そうした朝日新聞と学歴の話といえば、松本清張の話が有名だ。松本は中学まで成績優秀だったが、貧困のため進学できなかった。朝日新聞で働き始め、仕事ぶりはたいへん優秀だったが、大卒でないため正社員になれなかった。臨時雇いとして正社員から侮辱的な扱いをされたこともあった。そういうことがテレビ等でも紹介された。松本が小説家として有名になったからだ。それなのに、まだ大学とか東大とかに拘ってるのがおかしい。むしろ、朝日新聞に東大出が入らなかったら、東大が堕ちたか朝日新聞がマシになったかの、どっちかだろう。
 
 かつて斉藤貴男というフリーランスの記者が、朝日新聞は東大出ばかりなのが良くないんだと批判していた。これについて名物記者の一人である本田雅和氏に訊く機会があった。彼は、「入社した時、横浜国大卒の俺以外は東大卒ばかりだった。いまどき東大出なんて駄目だ」と言っていた。

 また、朝日新聞の大スター記者だった本多勝一氏も、自分の勉強したい分野と家業の都合とでそれぞれ別の学部に入ることになり、結局は千葉大と京都大と二箇所の大学に行ったけれど、どちらも理科系だった。そして、ジャーナリストになる以前に入社するため学歴が必要というのは不当である、という指摘を本多記者はしていたことがある。
 ある対談でのことだった。毎日新聞は高卒以上が条件ということで他の新聞よりはマシだけど、それだって必要ない。大学を出て企業に就職という感覚だから、入社試験で新聞社と銀行を一緒に受験する学生がいるのだ、とも言ってた。
 
 実際に、新聞社が大きくなり大企業なみに新卒採用で東大卒とか早大政経卒とか、そんなことばっかり言ってるから、悪名高い読売新聞の渡邉とか、この間の朝日新聞の木村みたいな記者上がり社長が権力志向になって政治家にすりより、新聞の報道をダメにしてしまったではないか。
 
 こうなると、朝日新聞に東大卒が入社しなかったことは、むしろ喜ばしいことだろう。それに、東京大学の方でも意欲ある人は学問を直接活かしたベンチャービジネスに傾倒していると言われている。実際に東大の構内には微生物学を応用した商品などの特設展示がされていたりする。こうなると、本田雅和記者の言うとおり、「いまどき東大出なんて駄目だ」ということになる。彼の指摘は当たっている。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-09 13:11 | 社会 | Comments(2)
 「一七、八歳の美少女だったら、熱狂の度はもっとあがるでしょうな。だいたい民衆は王子様とかお姫様とかが大好きですから」 
f0133526_11174111.jpeg
「昔から童話では、王子や王女が正義で、大臣が悪と相場が決まっているからな。だが、童話と同じレベルで政治を判断されたらこまる」
 『銀河英雄伝説4策謀編』田中芳樹著 創元SF文庫133頁 
f0133526_11162343.jpeg
  しかし、現実でも童話の相場と同じようになっている。

[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-08 08:49 | 文学 | Comments(9)
 もともと海保は、開けた海が逆に密室も同然となる沖で、密入国者や密漁船に対してすさまじい凶暴さを発揮しており、辺野古の比ではない。よく機動隊の暴力が言われるけれども、海保のほうが乱暴だ。
 また、外敵に対してだけでなく、海保の連中は仲間同士のイジメとかもすごい。こういうことは警察や自衛隊や消防にもあるけれど、海保ほどではない。それを前に直接見てから訴えてきたけれど、あまり関心持ってもらえなかった。それが辺野古のおかげで注目された。

 そして辺野古の今を描く映画『圧殺の海』が公開された。基地建設に抗議する市民を暴力的に排除しながら薄ら笑いを浮かべる海保の狂気。
 だから『海猿』という、映画化もされた漫画が非難されている。この漫画と映画には前からここでも指摘してきたが、最近になって非難が幅広くなっている。

 そこで、朝日新聞に難癖つけて訴訟を起こした者らがいるなら、『海猿』の作者らも訴えてやったらどうかと呼びかけたところ、費用の寄付ならするという申出があった。ありがたいが、集団訴訟にしないと意味が無いので、原告になってくれる人がもっと集まったら実行したいと考えている。

 その作者である漫画家の佐藤秀峰は、新聞社からコメントを求められたらしく、「『辺野古の件と海猿が無関係であることは明らかだが、それを理解できない報道機関って素晴らしいですね』とコメントすれば良かっただろうか?」とツイートしていた。

 海猿の実態があんたの漫画と全然違うんじゃないかって言う質問なのは明らかなのに、はぐらかして嫌みのつもり。そこにネトウヨどもがエール。スバラシイマンガ屋である。

 ここで佐藤が言う「無関係」とは「フィクション」ということだろう。あくまでもフィクションだから、現実とは無関係と言いたいようだ。例えばイスラム国を正義の味方としたマンガを描き、惨殺された人たちについて意見を求められたら、フィクションだから無関係というのと同じことになる。

 また『海猿』がフィクションでエンターテイメントと言うなら、サンダーバードのように架空の救助隊をSFではない形で設定し描くことも充分できたはずだ。ところが原案取材と言う人が他にいて、しかもその人は、あのビデオ流出の件でも不祥事を起こした海保を庇い立てしていた。辺野古より以前から海保の暴虐は批判されていたが、そこへぶつけてきたのが『海猿』だった。これはエンターテイメントではなくプロパガンダだ。

 この前にも佐藤秀峰は『ブラックジャックによろしく』という漫画を描いてテレビドラマにもなったが、医師など医療関係者たちに散々デタラメと指摘されていた。これも同じことだ。
 もちろん、フィクションだからとデタラメを描いていいわけじゃない。『ブラックジャックによろしく』をデタラメだと批判をする医師や看護師たちも、『ER』はフィクションだがデタラメではないと言っていた。当たり前のことだが、フィクションとデタラメは違う。

 前に野坂昭如が、テレビで自分の戦争体験の話をしたさい、『戦争論』という漫画に怒って「なんだあれは、何もわかってないなら黙ってろ」「もしも小林という奴に会ったらぶん殴ってやろうと思ってる」と言ってたけど、これと同じことを『海猿』の佐藤って奴に思っている人は、いっぱいいるだろう。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-07 12:27 | 社会 | Comments(8)
 もともと日本では、少年事件だと大騒ぎするが、もっと凶悪な暴力団の事件等は世間もマスコミも沈黙する。少年自身が社会的に非力であるし、非行に走る少年は家庭環境に問題があるから親の後ろ盾がない。
 また、暴力団のように報復されることもない。それで安心して攻撃し、正義の味方を気取ることができる。そういう人向けに週刊誌が煽る記事を書く。とにかく売りたいからだ。

 特に新潮社は、発行する複数の雑誌で、少年の実名と顔写真の掲載を何度もやって、そのたびに事件の重大性などと言うけれど、では実名と顔写真が事件とどう関係あるのかってことを、一度も説明したことがない。だから売りたいだけだ。そう昔から言われてきた。

 この新潮社と同様なのが文芸春秋社で、どちらも少年事件で実名報道したり少年法無用などと法律も知らずに煽ったり、この一方で政治家や大企業の不正を擁護し、これを追及する他のマスコミを批判する。つまり弱者を虐め強者に媚びる商売をしている。
 昔、週刊文春が売上のためにやった実名報道のため、少年は偏見を受け更生できずにまた犯罪者になってしまったことがあるけれど、文芸春秋社は何も責任取らなかった。新潮社も、少年が成人してから実名報道のため偏見を受けて就職できずヤクザになったら、そこから生じた被害者に対して責任を取るだろうか。もちろん取る気なんかないだろう。後先考えず売ることばかり考えてるのでなければ、あんな無責任なことやるばずがないる。

 そして、これに外国のマスコミ関係者が驚く。文芸春秋社も新潮社も、ゴシップ専門ではない。ゴシップマガジンとかイエローペーパーとかいわれる雑誌や新聞は外国にもあるが、その専門の発行元が商売しているものだ。ところが日本では主に文学を扱う出版社が、下品な雑誌で商売している。だからよく驚かれるのだ。

 しかし、既に日本の出版社は文学を諦めている。商業的に成り立たないというだけでなく、分野そのものが過去の遺物となっているからだ。
 そのあげく経営不振だから、取材に金がかからないうえ訴訟のリスクも少ないヘイト記事に手を出す。今は外国の悪口が流行だが、もっと前からは少年事件を利用していた。丹念に取材し詳しく報じたら匿名だけど誰だか判ってしまった、というなら事件の重大性から必要だと言うこともできるが、そうではなくテキトーな記事で話題作りして売りたいだけだから、実名などと売り物にするのだ。

 だから、そんなゲス雑誌は買わないようにすることだ。待合室に置いてある診療所や理容店にも行かないことだ。そんな雑誌を読むと思って待合室に置くのだから、患者や客は侮辱されている。侮辱されながら世話になったり金払ったりすることはない。そんな雑誌など置かないところはいくらでもある。普段から気位をもって生きるべきだ。そうすれば健康になれる。



[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-06 12:30 | 社会 | Comments(6)
 北朝鮮が日本海側へミサイル発射した。それしか日本では報道されない。せいぜい、アメリカの軍事演習に対抗したという程度のこと。それ以上は追及しない。
 かつて日本のマスコミも、アメリカが韓国と日本も従わせてのこうした軍事演習「チームスピリット」について批判的に報じたことがあった。
 また、アメリカは制裁と称して封鎖し追いつめて、そこの国民の生活が困窮すると人権問題と騒ぎ、軍事力による体制転覆をそそのかし、また正当化するのが常套手段だったが、これついても同様に批判的な報道があった。
 ところが、同じことが中東で行われても、今の大手マスコミおよび自称「戦場ジャーナリスト」どもは完全に翼賛報道をしており、それによって自分が民主とか人権の側にいると錯覚している。すさまじいばかりの堕落である。
 そして、次の戦争は北朝鮮ということになる。
 
 これについて、ロシア科学アカデミー極東支部、朝鮮調査センターのアレクサンドル=ジェビン所長は明確に分析している。参考に「ロシアの声」から引用。

 私なら、最も単純な問いから始める。一体どこで演習が行なわれているのか,ということだ。北朝鮮はカリフォルニアかフロリダの沿岸部で演習をやっているとでもいうのか?それとも、北朝鮮の空母がロサンジェルスかリッチモンドを巡航しているのか?あるいは北朝鮮の海兵隊が米国沿岸に降り立ったとでもいうのか?
 米国から何千マイルも離れた場所で、米国は何万いや何十万人もの軍人の参加する演習を行なっている。これはもちろん、演習場所の近隣諸国の憂慮を招かないわけはない。このため、北朝鮮が自国の国防能力の強化策を取るのは当然のことだと思う。

 また、ここ数年、韓国のマスコミは、米韓軍事演習が防衛的性格を持ったものでは全くないという報道をしている。演習はより暴力的、攻撃的な性格を強めているという。なかには、この演習は朝鮮半島の北部の占領策を構築しようとするものではないかという声も聞かれるようになった。そうでなければ、海兵のパラシュート降下訓練まで行なうとは、何のためなのだろうか?
 こうした行為はすべて、北朝鮮体制が崩壊し、制御不可能な事態が発生し、核施設が管理のない状態に置かれてしまった場合、そのコントロール体制を確立する際に備えて必要なものと正当化されている。だが実のところは、北朝鮮占領、体制転覆への準備が着々と行なわれているのだ。

 こうしたシナリオが現実のものとなる可能性はどれくらいか?中国は北朝鮮が壊滅することに無関心ではないことは周知の事実だろう。米韓は中国との対立にあえて踏み切るだろうか?
 私はそうした危険性も可能性から除外しない。なぜなら韓国は事実上北朝鮮を煽動しており、米国が北朝鮮に攻撃をしかける口実になりそうな報復的行動を起こさせるよう導いているからだ。

 世界の情報空間では米国および西側のマスコミが覇権を握っていることを考えると、まるで米韓が北朝鮮からの暴力と煽動に反撃を行なったかのような世論操作を期待できると思う。
 これこそが、こうした演習のたくらみなのだ。心理的、プロパガンダ的準備が進行している。

 これは、新たな北朝鮮の指導者の経験の足りなさを利用し、相手はおそらく激しい報復に出てくるだろう、そのときはこれを前提条件に北朝鮮を懲らしめてやろう、という方向へむいている。おそらくこれは大規模な介入ではなく、限定攻撃を行い、それに北朝鮮がどう反応するかを見るためではないだろうか。
 これはあまりにも危険だ。韓国の行動は、韓国側から発せられた南北間の信頼と協力の強化が必要という宣言とは根底から矛盾する。信頼は2ヶ月におよぶ演習が行なわれていては築くことはできない。

 ところで北朝鮮側はすでに、自国の核実験を延期することを条件にこの演習を取りやめるよう提案していた。だが米韓は冷戦時代、北朝鮮を大規模演習「チーム・スピリット」で威嚇していたときのような行動を選んでいる。
 それでも2000年代の初頭、南北間対話が積極的に展開されていた時は演習実施が取りやめられた時もあったではないか。ところが今、米韓はなぜか、政治的にも軍事的にもさらに北朝鮮を抑圧し、制裁で封じ込め、国際社会の目の前で人権侵害を行なったと非難して、その指導部を悪魔扱いし、体制崩壊に追い込まねばと思い込んでいる。
 この幻想は残念ながら米韓の政治活動家数人の頭の中には健在で、これが今の米朝関係を、そして南北朝鮮関係をも袋小路に追い込んだ、まさに元凶の路線をとることを彼らに強いているのだ。

  つまり、今北朝鮮は演習に対し、日本海へミサイルを発射することで報復した。これは、ほのめかしではない。北朝鮮はそう簡単に敵の手に落ちることはないというはっきりとしたメッセージだ。
 北朝鮮は先日演習を行い、その中で島を空母に見立て、これを破壊する戦略を策定した。演習は金正恩氏自らが指揮をとったことから、これは米国のマスコミに大きな反響を呼んだ。
 北朝鮮が、海から米海軍の攻撃に対し反撃を備えていることは明白だ。米国は主権国家の体制変換に、特に中東で常にこの手を使ってきたからだ。
 これらはすべて、北朝鮮が自国領土へのいかなる介入の試みにも断固として反撃する決意に満ちていることを示している。たとえそれが軍事的に圧倒的に強い敵国のものであっても。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-05 14:29 | 国際 | Comments(0)
 先日、芸能人がテレビで嘘を話す問題に言及したが(少年事件のたびに歪んだ心で嘘つきが喚く)、そんなテレビで「ネットは気軽に不確かな情報を書き込めるから危険」などと批判していたりする。
 だったら、まずテレビこそ自らを律するべきだ。出演するコメンテーターが識者面して口から出任せするために、多くの人々が迷惑したり傷ついたりしている。

 また、新聞の投書欄で医者が「最近の患者はよくインターネットで見たと言うけど、そんなもの真に受けてはいけない」と言ってた。
 だったら、患者が心配したり確認したりしなくてもいいように、まず医師が信頼を築く努力をするべきだ。情報開示がなされないため、どれだけ患者が不安になっていることか。

 そもそも、インターネットで調べること自体が問題ではない。例えば、足の裏が痒いのが水虫かどうかは、学校の理科室にある顕微鏡でも調べられる。原因となる白線菌の有無は、それで充分に見える。
 しかし、使い方を知っていて正しく見たとしても、認識する方法が解っていなければ、見たいものが発見できない。見えていても気づかないからだ。
 なので問題は、顕微鏡で調べることではなく、使い方を知っているかどうかでもなく、見方を知らないことだ。

 これと同じことで、インターネットで調べることは問題ではない。ただの道具であり、その使い方だって正しくても、そこから得た情報への認識がどうかという問題だ。これは専門家でも失敗することがある。

 では、どうすればいいのか。「インターネットで調べた」とバカ正直に言うからいけないのだ。インターネットで見ても、「このあいだ東大医学部の教授から直接聞いた」などと言えばいい。そうすると、大抵の医者はびっくりして丁寧に調べてくれる。その結果を聞いて、「なるほど、いろいろな見解があるんですねえ」と感心して見せながら、内心でどうしようかと考えればいい。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-04 13:05 | 学術 | Comments(2)
 イスラム国が遺跡を破壊していると欧米は非難している。かつてタリバンもバーミヤンで同じことをした。自分たちの信仰にそぐわないからだ。

 では、アメリカが日本との戦争で、広島と長崎を核爆弾で吹き飛ばし東京や大阪や神戸を焼夷弾で丸焼けにしながらも京都と奈良は文化財があるから爆撃しなかったぞ、っていう「良識」みたいなのを発揮すれば良いのだろうか。

 よく欧米人は、異民族を殺戮しておいて、その残された文化を猛獣狩りの成果の剥製みたいにしているが。そんなことされるなら殺される前に自分では破壊しようというのが、誇り高い種族である。
 
 また、アメリカは、「中東の奈良京都」と呼ばれるイラクの首都バグダッドを「バグダッドなんて駐車場にしてしまえ」と言って攻撃し、歴史的に貴重な文化財を破壊と略奪に曝した。
 
 これでイスラム原理主義集団を非難する資格あるだろうか。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-03 12:48 | 国際 | Comments(4)
 ロシアの首都モスクワで、野党のリーダー・ネムツォフ氏が射殺された事件の追悼のデモが行われた。
 これに集まったのは7万人、というのは主催者発表で、警察によると2万人に満たない数字。これも情報戦の一環ということだろう。
 
 日本でも、主催者発表と警察発表に差がありすぎる。最近では、原発関連の集会で、主催者発表が多いのは当然にしても、警察発表は空撮と比して少なすぎると言われた。

 80年代には、『やじうま』という朝の番組で、元読売記者の塩田丸男という自民党べったりの老人が、反核集会の参加者数を朝日新聞は主催者発表も載せたのでイカン、警察の発表だけ載せよと批判したけど、警察も中立じゃないのに変だよねぇと当時から言われてた。

 情報戦を仕掛ける者がいれば、そのさい権利とか体制とか強者に媚びて商売するマスコミ人もいるものだ。それにしても、この塩田丸男はゲスすぎた。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-03-02 18:30 | 国際 | Comments(6)