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by ruhiginoue

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 就職で政治思想調査するのは違法行為だから、やるとしてもコッソリやるはず。興信所に勤務していた人の話によれば、一部の悪い会社に調査を依頼されたことはあって、学生に電話してマスコミを装い支持政党を聞いたことならあるそうだ。
 また、これはテレビで報道されたが、共産党だと言って学生に電話をかけて「赤旗を購読してくれませんか」と言い、どう反応するかということをやった私立探偵がいた。
 
 こういうこともあるので、電話がかかってきてマスコミの世論調査だと言われても信用せず、野党を支持していても自民党だと言う人がいる。だから、マスコミで発表されているよりも、自民党の支持は少なく、野党とくに共産党の支持は多いはずである。

 しかし、企業のほうでも興信所とか私立探偵に依頼することがなくなってきたと言われて久しい。違法行為だからではなく、調査が不正確で信用できないからだ。
 これが浮気調査などだったら、そこで収集した証拠を裁判に提出するから、間違いがあったら判ってしまい、損害賠償請求されたうえ信用を失うけれど、就職で学生を調べても、その結果が本当か確認できない。だから、いいかげんな報告書になる場合がほとんどだと言われる。そういうところで働いていた人たちの、多くの証言もある。
 
 ところで最近、学生がデモをしたら就職できなくなると脅すやつがいるけれど、脅しではなく上から目線で教えてやるという態度でそういうこと言うやつが同級生にいたのを思い出した。

 そいつは中学の時、高校入試の面接の練習で、将来の職業はという質問に「親が自衛官なので自分も」と言った同級生に対し、「日教組の先生だったら落とされるから、そんなこと言ってはダメだよ」と偉そうに説教した。学区の公立高校では面接なく、あるのは一部の私立校だけで、そこでの教職員組合左派の組織率はかなり低かったし、だいたい労組が入試に介入するものかと疑問である。

 また、大学に入った時、そいつは「民青は就職を諦めた奴のやることだから」と偉そうに説教した。「なんで民青なのか。他にもいろんな団体があるけれど。中には、これに比べたら民青なんて穏健だという過激な団体もあるけど」と質問したら、そいつは答えられなかった。それに民青は学生運動の団体ではなく、社会人もいる。たまたま小耳に挟んだ程度のことを、偉そうに言っていただけだった。

 後から判ったのだが、そいつが大学に入ったというのは嘘だった。大学生になり現場で情報を仕入れたにしてはお粗末だったが、そういうことだった。まるで大江健三郎の小説であった。

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by ruhiginoue | 2015-07-30 10:28 | 社会 | Comments(1)
 個人攻撃は目的でないので、それが誰なのかはツィッターのフォローワーやリツイートでも見れば判るとだけ言っておくが、共産党の議員があの菊池誠センセイに騙されている様子があまりにも無様なので、嘆いておく。
 
 まず、メディア懐柔や国民分断や世論操作の工作「PA」(パブリック・アクセスタンス)について、特に原発事故から盛んになっているので、共産党の機関誌『赤旗』は入手したマニュアルを暴露して注意を呼びかけており、そのなかに「文系はやたらと数字をありがたがる」という手口が紹介されているのだから、読んでいるはずの共産党の議員が騙されてはいけない、という前提がある。

 ところがその議員は、その記事を全然読んでいなかった。まあ、共産党に限らず党員なのに機関紙を読んでいない人はいくらでもいて、聖教新聞と同様「お布施」の感覚でいる人も少なくない。
 それに、読まずにチラ見しただけだったとか、忘れてしまったのかもしれないが、とにかく認識が全くなかったうえ、こちらからその記事を提示したのに、「菊池誠先生の著書は数値をあげているから正しい」と言い、それでいて数値が正確かという検証する能力は文系なので無いとも認め、さらに「私は日本共産党員として唯物的弁証法によって立っているから、科学的であることを重視している」という調子だから失笑させられた。これはギャグみたいだけれど言質を取っている。

 しかも、数字など素人の部分でお粗末というだけでなく、政治とか社会の基本的な認識すらできていないことが、次の菊池センセイのツイートに共産党の同議員がすっかり感心してしまっていたことから判明した。

 〝おそらく、人数で言うと、戦争反対の人は原発反対の人よりも圧倒的に多いと思うので、「戦争に反対の人は原発にも反対のはずだ」という思い込みは間違っている〟

 解説するのもあほらしいが、自分の思うことを根拠に他人の思い込みを否定する奇妙さや実際の数はともかく、「こうであるはずだ」という言葉の表現は、何らかの訳や理屈によってそうだと考えることができる、という意味であり、思い込みではない。思い込んでいる場合は、推定などではなく断定する言葉を使うものだ。
 そして、「戦争反対なら原発反対のはずだ」というのは、そういう考えの人なら、この考えにも賛同する可能性があり、少なくともそうでない人よりは可能性が高い、ということだ。

 こんなこともわからない人が国立大の教授ではあるが、ただ、言葉の表現の適切さとか、戦争と原発に反対する理由が重なっていることとか、これらについては、素人だから詳しくないということかもしれない。だから仕方ないとまでは言えないが、そうであろうということで理解ならできる。
 
 しかし、政治家は困る。とくに戦争と原発とで反対の人たちがいる構造については、ちゃんと考えていないと駄目だ。しかも共産党の議員なら、同党の理念や主義主張から、とくに関心が高くなければならない。どんな主張をどんな人に訴えるか、ということを考えなければならないからだ。

 なのに、このお粗末である。これで議員が務まるのが信じられないが、駄目な人はどこの組織にもいるものだ。それがいちおうの位置にいたりすることも、よくある。だから仕方が無い。
 「共産党に対する長年の信頼が少し損なわれてしまいましたよ」(羽仁五郎著『都市の論理』より)

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by ruhiginoue | 2015-07-29 09:54 | 政治 | Comments(14)
 北朝鮮が67メートルの長距離ミサイル発射台増築し、10月に挑発の「可能性」と、前から判っていたのに今になって報道されている。
 これにより世論が実際に変わるのではなく、何か動きがあれば結果の決まった緊急世論調査をして、作られた数値をマスコミが発表して大騒ぎするだろう。
 実際「有事法制」のときは、国会で審議が始まると絶妙のタイミングで「不審船」が出現して、あの悪名高い海保が出動してヤラセ臭い追跡をした。
 これについて知り合いの海保の海猿に訊いたら、それについては、見ざる言わざる聞かざる、とのこと。

 この調子では徴兵されると危惧する若い人たちがいる。
 しかし、徴兵制度は既に存在している。実質的に陰で。学校の体育で「集団行動」は必須と指導要録にある。隊列を作り行進など軍隊と全く同じ。学校の記録は健康診断とか体力測定ともに自衛隊に送られ名簿作成。
 卒業したら勧誘する。正式入隊なら警察に委託し、本人や家族の思想を調査する。後は戦争になったりして足りなくなったら強制動員するだけ。
 
 あと、運動会とか体育祭は、国体の下準備や北朝鮮のマスゲームみたいなものだけど、軍隊に投入するのに便利だからやらせる意味がある。武器なんか後からでも教えられるけど、統率された動きはあらかじめ丁寧に教え込んでおかなければいけない。
 
 例外的なのはイスラエル軍かもしれない、マサダ要塞の跡地を見学に行くのが必須とか、精神的なものは既にある。軍事パレードより実戦ばかり。
 こうしたイスラルでも、徴兵拒否はあって、引き合いに出されるのがアドルフ アイヒマンだそうだ。ユダヤ人大虐殺「ホロコースト」を実施したナチの高官で、南米に逃げていたが例のモサドに捕まり戦犯として裁判にかけられた。すると国の命令だったから忠実にしたがったという弁解をしたのは有名。このアイヒマンと同じではいけないから国の命令でも徴兵にはしたがわないと若者が言ったそうだ。

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by ruhiginoue | 2015-07-27 20:27 | 社会 | Comments(8)
 猛暑の中で元気の良い人は昼間にデモっているが、自分もそうだが暑いのに弱い者は日が暮れてから地下鉄を降りる。だから夜も国会議事堂の前には人でいっばいなのだ。入れ替わり立ち替わりで、数えるより多いだろう。

 そんなとき、学生が政治活動をすると就職に影響するという脅しが流布されている。それだけ政府が焦っている証拠だと言われ、かえって気勢があがっている。
 もちろん何らかの影響がある場合も考えられはするし、これは今も昔も変わらない。ただし、昔はいちおう脅しになる程度の就職および就職することの恩恵があったけど、今はそんなことで脅されても笑ってしまうくらい世の中が変わってしまった。この現実を知らないで、脅す人がいるのだろう。

 また、ある朝日新聞の記者が指摘していた。市民の権利を穏健に行使することすら否定する会社に就職してしまったら、徹底的にこき使われて、会社のために不正を働かされたり、過労死させられたりする可能性があるから、そんな会社は願い下げでいいのではないか、と。

 あと、映画監督の大島渚は、京都大学で成績優秀だったが、学生運動のため就職試験で落とされてばかりで、その一つが朝日新聞だそうだ。
 しかし、彼は単に運動していたからじゃなく、目立ちたがり屋だったり徒党を組んだりで嫌われていたそうだ。就職が駄目だったのも、学生運動というより、そこに反映した性格を見られたからだと考えた方が良いかもしれない。
 なのに大島は学生運動のせいで就職がダメになるドラマを作っていた。それが世間にそうした印象を与えた部分もある。

 これに文句がある人は、安倍のじいさんの岸総理に言いなさい。
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by ruhiginoue | 2015-07-27 12:23 | 社会 | Comments(2)
 原発の件で早野と左巻と菊池の御三家に会うなどして全面的に賛同する共産党の地方議員がいる。前から知り合いだが他の分野でも不見識を感じていた。もともと共産党にはこのような人が一定いるので、そうでない人を応援しているが、逆にこの人は、党内の賛同しない人の意見を党の指示で変えるべきと言う。
 
 その共産党議員は、『しんぶん赤旗』が報じた原発推進へ国民分断、メディア懐柔PA「パブリック・アクセプタンス」という記事を認知しておらず、例の御三家は原発推進の「理解促進」活動はしてないから安心で、なのにPAだという他の党員の存在は残念だとまで言う。
 そう思わせるのがPAの芸だ。原発推進ではなく、原発事故の被害が誇張され福島差別を煽っていると騒ぐ。これにウッカリ引っかかる人がいる。
 しかし被害の大きさを否定して得するのは、賠償金を少なくしたい業界や避難の援助を打ち切りたい政府だ。
 だから共産党に対して、業界や政府に味方したとか変節だという非難が起きる。こうして反原発勢力の分断につながる。最初からこれを意図している。そうでなければ芸がない。

 もちろん、同議員が何を思おうと勝手だが、共産党の議員として発言するのなら、社会に影響がある話なので党の評価に関わる。発言するにあたり他の議員や党員とどの程度話し合ったのか。党内に別の考えの人もいるのに自分が正しく異論は否定だと言うなら、一議員であり党全体のものではない、と表明するべきだ。

 また、同議員は、これは共産党の唯物的弁証法による立場だというが、まさにその点であの3人は不適切なのだ。彼らは、政府や業界に好都合な発言をし、自分らの本を売る商売をしている。そのくせ異なる見解は政治的と非難するのだから批判されてきた。

 そんな本でも、読んで参考にするならよいが、受け売りや宣伝の片棒担ぎしては駄目だ。共産党の議員として、自分の頭で考えて党内で議論をし、それに基づき語ったり、それが本になり共産党系の新日本出版社から出たと紹介したりするならいいが、他所の営利企業や政治的活動でやっていることを議員活動の中に持ち込んで内容の受け売りをし、自分の議員活動のよりどころとして紹介するのは、共産党だけでなくどの政党でも、また原発だけでなく他の問題でも、不適切な行為である。

 ところが、この議員の言い分だと、本を出しているだけで政治的活動をしているわけではないそうだ。複数人で提携して政治に関わる特定の主張をしており、その宣伝の媒体として本を出しているというのに。
 それでも政治活動ではないなら、あの歴史修正主義の教科書を作る会の連中にたいしても同じことが言えてしまう。

 この議員のような無見識な行為が党内で主流となれば、共産党は崩壊するだろう。


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by ruhiginoue | 2015-07-27 07:23 | 政治 | Comments(6)

共産党は狙われている

 ニセ科学批判の本の発行者らが、共産党の機関誌『赤旗』に広告を載せたとわざわざツイートした。掲載料を払って載せただけなのを、なんか共産党は賛同したかのように印象づけていた。
 その人たちは同時に原発事故の被害まで否定している。これは共産党に対する分断工作の意図が透けて見える。なのに共産党の議員がリツイートしていた。まったく無思慮だ。
 
 今、国会で議席が躍進した共産党は狙われているんだから気をつけないといけない。前にも政権交代の失敗で批判票を獲得して躍進したけど、そうなれば自民党からも他の野党からも攻撃されて当然なのに、のぼせ上がった共産党は無防備で、そこに集中放火を浴びて大打撃となった。
 マスコミには不公平な扱いをされるわ中傷ビラや怪文書をばらまかれるわの共産党は、汚いとか言って怒ったけれど、そういうことする連中と戦っているはず。そんなことは最初からわかっていること。だから汚いことをされるのは前提にして戦わなければいけない。

 また共産党の議員や支持者たちが共感してリツイートしてる中に、田中龍作とか木村結までがいる。この連中が自民党や原発を批判する一方で露骨に共産党を侮辱してることは有名なのに。
 知らなかったけど、その部分の意見だけなら、というのであれば他に同じこと言っている人はいくらでもいるので、そっちをリツイートすればいい。なにも敵を宣伝してやることない。


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by ruhiginoue | 2015-07-27 07:13 | 政治 | Comments(3)
 猛暑である。

 夏バテ対策で土用の丑の日に鰻を食べて精をつけようという宣伝は、エレキテルで有名な平賀源内の発案だと言うのは有名だけど、そもそもは夏になると売れなくなっちゃうから、どうしたら良いかを鰻屋に相談されたからで、なんで売れないかと言うと夏は鰻が不味いから。うなぎは脂のってるから美味い。だから食べるなら冬にきまっている。

 それに、鰻は大量養殖で薬漬けとかいろいろ問題を指摘されてるけど、それと言うのも一年のうちの一日に集中する不自然な消費をするからだ。わざわざ不味い時にだけ食べて、それが原因で不健康な食べ物にし、絶滅危惧にまで追い込んでいる。

 こんなバカなこと、いい加減にやめるべきだ。


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by ruhiginoue | 2015-07-27 06:56 | 雑感 | Comments(6)

『野火』の再映画化

 『野火』が再映画化されて好評だ。
 原作は大岡昇平の同名小説で、かつて高校の現代国語の教科書に載っていたことがある。「私は頬をぶたれた」で始まる出だしから「私」が敵の猛砲撃を受けて逃げ惑う仲間の姿を見てなぜか自分でもわからず笑い出すまでの抜粋だった。この続きは文庫本を買って読んだが、買ってから自宅にある文学全集に収録されていると気づき、損した気分になった。
 
 『野火』を読んで思ったのは、映画にしたら良いということだった。そうしたら、すでに市川昆監督に映画化されていると知った。ただ、当時はビデオなど無かった。そうしたら、旧文芸座で毎年夏になると戦争特集があり、そこで『野火』も上映すると広告で知り、観に行った。
 いきなり殴られる場面から始まるのは同じだが、原作のような恐い感じがしない。ジャングルの中を行進する場面はどう見ても『羅生門』で薮の中に入って行くあの場面のようで、映像も芥川也寸志の音楽も意識しているのが判る。
 少々ガッカリした。二本立てで併映されていた、山本薩夫監督、野間宏原作、『真空地帯』のほうが印象が強かった。

 市川昆監督は『ビルマの竪琴』を自分でリメイクしている。『野火』と同様モノクロ映画だったが、宝石の映像があるからカラーにしたいということだった。
 そして公私共にパートナーの和田夏十が書いた同じ脚本を使ったが一部改ざんしていた。旧作と違い新作では、地元の人たちが日本軍に好意的に描かれている。
 この再映画化はフジテレビの製作で、大々的な宣伝と営業がされた。フジテレビの社員はチケットを強制的に売らされ、「ノルマの大事」だと皮肉っていた。
 
 そうしてリメイクされた『ビルマの竪琴』は、改竄されて戦争加害行為を隠蔽し、戦没者の追悼を訴え、当時の中曽根首相の靖国神社公式参拝強行に合わせたプロパガンダとなっていた。

 しかし、それらの映画化を見てきた世代の監督が、『野火』を寄付やスタッフとキャスト兼任で再映画化し、告発が真に迫っていると好評であるから、日本映画にも良いことがあったのだった。

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by ruhiginoue | 2015-07-27 06:02 | 映画 | Comments(0)
 JR駅トイレに「自民党」と落書きされているのが複数見つかり、器物損壊容疑で警視庁が捜査するという報道があった。
 ここで多くの人が疑問に感じるのは、なぜ落書きだと器物損壊になるのか、ということだ。壊れてなどいないじゃないか。

 しかし、前に、公園の公衆便所に落書きして器物損害罪で有罪になった人が、実際にいた。この裁判には批判が多かった。落書きを消す費用を民事で賠償請求すれば良いのに、器物損壊で刑事事件になるとは不可解だから。
 
 そもそも器物損害とは、壊すなど使用できなくすることであり、壊さなくても使用できなくすれば該当する。そして落書きしたことを壊したというのは変だが、不愉快な落書きならトイレを使にいくくなり、壊したも同然ということだった。かなり屁理屈っぽい。

 しかも、そのトイレには前から落書きがあって、しかも卑猥なものだったから変態っぽい人が前に来たと思うと気味が悪くて使い難い。だから既に壊れていたことになる。もう壊れて使用不可能なものを損壊なんて有り得ない。そう弁護側は主張した。
 
 なのに有罪判決になった。被告人の落書きとは「戦争反対」だった。卑猥な落書きがあっても使用可能で、戦争反対だと使用不能になるということだ。
 つまり屁理屈で有罪にしたのは政治的な意図だったという批判が巻き起こったのだった。

 では、このたび警察が器物損壊で捜査を開始した駅のトイレの落書きも、それによって使用不可能になるほど不快な内容だということだろう。
 まあ、確かに「自民党」なんて書いてあるトイレは「感じ悪いよね」


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by ruhiginoue | 2015-07-26 23:50 | 司法 | Comments(0)
 亡くなった鶴見俊輔氏は、今また国立競技場での発言が話題の森喜朗もと総理の在任中にギャグマンガ「がきデカ」主人公みたいだと皮肉っていた。また、もともとこのマンガの大ファンだとも言っていた。まわりからは、そんな下品なギャグ漫画を読んでると呆れられたが、ほんとに面白いと言ってた。
 
 この「がきデカ」が大ヒットする前の1970年に、作者の山上たつひこ氏は、近未来SFポリティカルサスペンス「光る風」を発表していた。これは70年代半ばから急速に軍国主義が復活する日本を舞台に、兵器工場の爆発事故の後に産まれる奇形児たち、アメリカの要請による海外派兵、対米従属を本格化させるために強行される基地工事、反政府デモに容赦なく発砲する機動隊、大地震で崩壊する都市と災害に便乗する権力、などが描かれる。

 こんなシリアスなマンガの後にナンセンスギャグで大ヒットさせたので、その意外性が話題だったし、「がきデカ」が有名なので先に知り、あとから「光る風」を知って驚いた人もいる。
 また、作者は権力から睨まれて洗脳されたのではないかとまで言われたけれど、「光る風」も筋はシリアスな内容だが、残酷な権力の描写は笑うに笑えないギャグともいうべきだから、そのあと「がきデカ」の少年警官こまわり君の名ギャグ「死刑」とも共通していると解釈できる。

 『光る風』は少年マンガで、主人公は高校生だ。彼は、防衛大を出た兄が軍事介入で東南アジアに行くのを止めて叫ぶ。
 「俺たちの世代は誤ちを許されないんだ!なぜならーこれと全く同じ誤ちを既に過去に我々の親父やおじいさんが犯しているからだ!前例がありながらそれと同じ誤ちを繰り返すなんて人間のすることじゃない!」
 しかし、親と大衆から迫害され、負傷してしまう。
 別の場面では、主人公に行きずりの年長の男が、こう言う。
 「こんなめちゃくちゃな世の中になった今、何もこっちから騒動の渦に飛び込んでいく必要もないからな。世の中の揉め事なんてのは、いってみりゃ周期的な祭りみたいなもんでな、行くとこまで行きゃいい。そうすりゃ自然に収まるってもんよ」
 反発する主人公。
「『周期的な祭りみたいなもん』だと⁈誤ちが繰り返されなきゃならない理由なんて1つもないよ。そう思い込んでるだけさ」
 それで男は言う。
 「わかるよ、お前さんの言いたい事は。だがな、多くの俺みたいに無力な人間たちにとって、そう思うことが自分自身に対しての一種の慰めになることだってあるんだ」

 今、改めて読んで、この情勢と重なることがあるので薄ら寒くなったと言う人がいるし、だから出版社も今年になって再版し、解説を内田樹氏が書いているというわけだろう。
 
 この機会に買って読み返してみた。
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by ruhiginoue | 2015-07-24 10:05 | 社会 | Comments(10)