井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

<   2015年 09月 ( 29 )   > この月の画像一覧

 あまり思い出したくないことだったが、今どうしても記憶に蘇ってしまったことがある。安保法制のためである。
 これで国会前に抗議におしかけた人たちを、自分なら就職で採用しないと、ホリエモンこと堀江貴文が言った。これには大きな批判の声があがった。

 こういうことは、かつてベトナム反戦運動でもあったことだし、しかも警察が中心に学校や親の勤務先に嫌がらせをするなど、公的機関が弾圧を堂々と行っていたから、それに比べれば一介の経営者が放言したことなど取るに足りないことだろう。
 また、学生運動で暴れても、よほどの刑事事件にでもなれば別だが、そうでなければ実力主義で、専門職となった人もいれば大企業に就職してのけた人までもいる。

 そういう現実からすると、市民として社会意識を持つのは当然のことなのに就職を気にする人とは、そういうことをしなければならない一部の人であると言えるし、それとは無関係に、とにかく生意気な感じがして気に食わないというホリエモンのような人が殊更に言っていることなのだろう。

 この点で、高校の担任の教師が、同じ思考をしていた。同じクラスで仲良くしていた人について、よく、彼が素直で従順であることを絶賛し、「おまえなんかと違って素晴らしい。だから彼はわけあって進学しないで就職するということだから、良い所に入れるように全力で就職指導するつもりだ」と繰り返し言った。
 この同級生とは、卒業後もしばらくは付合っていたが、人生の路線が根本的に異なるので、その後は疎遠になった。

 その一つが、彼は政治や経済には一切関心がないと明言したがいわゆるノンポリではなく、「上」に従順ということだった。
 だから、当時はまだ冷戦時代だったが、そこで軍拡の一方アフリカなどが飢えるという話に、進歩的な教師が社会批判的な見解を示すと、こちらは共感するが、これに対して彼は「でも、アメリカのご機嫌をとっておかないと日本はあぶないんでしょう。ソ連に侵略されて奴隷にされるんでしょう。ソ連は自由がないんでしょう」と素朴すぎる表現でみごとなほどの素直さを表明していた。
 
 しかし、これが担任教師にとっては絶賛の対象なのだった。担任教師は権力に媚びる人でもなければ右翼でもないが、とにかく素直で従順であることを重んじるのであった。そこは年配で古くさいところがあった。
 ただ、この教師も、ある程度の理解はもっていて、どうしても思考の波長や価値観が合わないから仕方ないとし、来年の担任は別の先生が良いかと言って、ある年配の教師の名をあげた。
 そうして、ほんとうに翌年はその教師が担任になった。前よりは理解があったけれど、満足ではなかった。本当に慕っていた先生は、新人に近くてまだ担任を持たない年齢二十代の教師たち数人だった。
 
 だから、思う所を堂々と表明できる後世の人たちは羨ましいし、一方で堀江という人は、年齢のわりに老け込んだ発想をする気の毒な人だと感じた。
 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-18 08:33 | 社会 | Comments(2)
 日本共産党の一部に「ニセ科学追放」を叫んでいる人たちがいるけれど、その勝手に悦に入っている態度からすると「日本共産党ならではのエセ同和追及」と同じ感覚があるようだ。
 「EM菌などのニセ科学の蔓延は問題なので、日本共産党の松崎いたる議員や、小川淳也議員のような、ニセ科学問題を追及してくださる方を応援しましょう」と言う人たちがいて、こう言われて名前が出た議員は大喜びしている。
 こういう批判ができるのは、共産主義で科学的社会主義で唯物法的弁証法によってたつ日本共産党だからこそだと、当の議員は悦に入りながら語っている。
 
 しかし、学術的分野に政治家が口を出すことは非常に危険である。現にソ連と中国がこれで大失敗をしている。
 ソ連では、政治家に取り入った者が気に入らない者を排除するために疑似科学というレッテル貼りで迫害した。例えば、ロシアのような寒冷地でも育つ農作物を作るために品種改良しようという提案に対し、「それはニセ科学だ。なぜなら遺伝学でナチスの思想だからだ」と難癖をつけた「農学者」がいて、「種子を氷付けにしておけば寒さに耐久性ができる」と荒唐無稽な説を唱えた。このほうがよほどニセ科学だろう。
 ところが、そのさい「遺伝ではなく環境によって変化するというマルクスの思想とも合致する」というまさに「木と竹を繋いだ」論法に、ソ連共産党の政治家はまるめこまれてしまった。そして農業が大失敗する一因になった。

 これは、もちろん後から間違いだということになり、問題になった。しかし、こんなことがあったため、経済的に大損害だったうえ、研究も政治的批判を恐れて萎縮させられてしまった。つまり国の発展が色々な意味で妨げられたのだ。

 中国でも、前に述べたとおり文化大革命の当時に問題があった。
 また、最近では「法輪功」が騒動になっている。これは世界中で抗議行動があり、日本でも、中国政府を批判している中国人の街頭宣伝を見た人が少なからずいるだろう。
 ただし、法輪功なるもを如何わしいと感じる人も多いし、その気功の効果もわからない。だから、それに頼り医療を受けなくなる人が増えて病気が悪化した人が続出し、社会に有害であるという中国政府の言い分も、それが事実なら一理ある。
 それでも、政府をあげて取り締まることは適切なのか。権力がどこまでやっていいのか。そういう問題がある。

 だから、日本共産党の一部が熱心なニセ科学追放運動にも、違和感と危険を覚える。問題があるなら、あくまで学術的見地から批判や議論を行うべきで、政治が介入するべきではない。
 特に、日本共産党系の新日本出版社が「ニセ科学批判」の本を出して著者の記念講演を行い、共産党を代表してニセ科学を追及しているという議員がそれについて発言するというのは尋常ではない。
 この著者である左巻健男という人は、自分と見解の異なる人たちに対して実名をあげて仲間内だけで悪口を言い、そこには事実誤認も指摘されている。このお仲間の一人である菊池誠という人の嫌らしさは言うまでもなく、同業者からも間違いを散々指摘されている。

 ところが、この人たちに全面共感して他は否定の松崎いたる区議は、ニセ科学批判の名を借りて人身攻撃におよび、そのため訴えられて裁判の係争中である。これについて、SNSに虚偽を書いたことをとがめられると、共産党盲従者らをけしかけて文化大革命での紅衛兵よろしく攻撃させ、都合が悪くなると密かに自発言は削除するという卑劣な行動をとった。
 そもそもこの区議は、自然科学を知らないために、信奉する社会科学との牽強付会をされると飛びつくという、先のソ連の例と酷似した態度であるから痛々しい。
 
 こうした現実から、科学論争とは別にして、日本共産党の一部で行われているニセ科学批判の動きとは学術を隠れ蓑にした政治であり、危うさをはらんでいると危惧せざるを得ない。
 これをわかっている共産党員がいることも知っているが、わからない人ほど妙に威勢がいいものである。そして政党として社会への影響もある。それで、外部からも問題にしなければならなくなるのだ。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-17 08:46 | 政治 | Comments(9)

統計なのか詮索なのか

 国勢調査について、あれは統計をとることが目的であるなら名前は書かなくて良いはずだという問題をとりあげたが、これで思い出したのが中学生の時のことだ。
 誰が職員会議で言い出したのかは確認できなかったが、学年で生徒の意識調査をするということで、アンケート用紙のようなものを配布され、これに記入しろとホームルームの時間に言われた。
 そこで書いていたら、担任の教師が名前を書き忘れていると言う。それで気づいたのだが、記名欄がある。ただのアンケートだと思っていたから、まさか名前を書くとは思わなかったのだった。
 そう言うと、担任教師は、生徒ひとりひとりのことを考える参考にすると言う。それで「好きな教科は何か」などという質問が並んでいるらしい。そして「今やりたいことは何か。(率直に)」という設問があるので、そこに当時人気のビデオゲーム名を書いていたら、それを見て担任教師は駄目だから別のことを書けと言う。
 そんな干渉をされては何が「率直」なのかと疑問だが、それについて担任教師は言う。
 「ゲームセンターに行くことは校則で禁止だから駄目だ。禁止されてないことで、今一番やりたいことを率直に書けという意味だ」
 そんなことを言われても困るなあ、と思ったら、近くの席の男子生徒が言った。
 「じゃあ〝セックス〟って書けば良いですか?」
 みんな笑ったので、そいつはウケたと喜んだ様子だ。
 「駄目に決まってるだろう」
 「なんで駄目なんすか。校則で禁止されてなくて、今一番やりたいことで、率直に書くんでしょう」
 「禁止されてなくても、そんなことを考えてはいけない」
 「考えちゃいけないんすか?先生は考えたことないんすか?性欲がないんすか?」
 こっちも可笑しくなってきたので言い添えた。
 「じゃあ、この間、奥さんに息子が産まれたというのは何ですか?人工授精ですか?」
 周囲も調子に乗って口々に言った。
 「人工授精ってホルスタインみたいですね」
 「そんな失礼なことを先生に言ってはいけません。きっと聖母マリアさまみたいに精霊によってご懐妊なさったのです」
「いや、間男だよ」
 「まじめにやんなさい」と教師は怒鳴ったけど、すでに教室内は笑いで満ちていた。
  
 ということで、そもそも半端な発想でくだらない「意識調査」なんてやるから、反発されるのだ。それが笑っていられるうちは良いけど、それで済むことばかりではない。
 
人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-15 07:30 | 雑感 | Comments(5)
 内戦状態のシリアから脱出した難民で、ヨーロッバが混迷している。アメリカは一定の受入れを表明したが、そのやり方には疑いをむけておくべきだ。ベトナム戦争の時には、自国が原因をつくっておきながら被害者を助けると言ってのけ、戦傷による身体障害のない子供を選ぶことでテレビ映りをよくするなど、受入れる人をえり好みしたうえで人道的とみせかけた。こうしたひどく見え透いたやり方をして批判された前科があるのだから。

 一方、日本はもともと難民の受入れに消極的だった。そうした日本の、もともとあった態度は別に問題としてもいいが、今回のシリア難民については、こう言ったらいい。「欧米と違ってシリアの内戦の原因を作ったりそそのかしたりしておりませんから、責任は欧米でとってください」と。

 そもそも、シリア難民の受け入れ問題とか言うより、とにかくシリアの内戦を終わらせ治安を回復するのが筋だ。反政府勢力に外国が武器を渡さず、過激派退治でシリア政府に協力し、その代わり、穏健な反体制派に対しては民主的な態度をとるように国際社会でシリア政府を監視する、など色々とやり方があるはずだ。
 しかし、それらに欧米は関心がない。ロシアと権益で合意するアサド政権を潰したいのだから、シリアの国民など二の次三の次というのが欧米の態度だ。だから、本当に悪いのはアサド大統領より欧米である。

 ところが、シリアの難民を日本も受け入れるべきと言う人たちがいて、その中には、人道的ぶっている一方、内戦と難民の原因を作ったあの地域への欧米による石油絡みの介入は免罪し、その一帯が欧米式に民主的でないから悪いとまで言う人がいる。
 特に朝日新聞関係など、その点で偽善の極みだ。CNN、AFP、アルジャジーラ、など敵対する国々のマスメディアや、ヒューマンライツウオッチなどヨーロッパ製「人権団体」による根拠不明の一方的な情報を、あたかも客観的真実であるかのごとく受け売りして、物見遊山に行った程度の中東の話を独自取材であるかのように垂れ流したうえでのことだから。

 なので、日本には費用や受入れ体制など問題があるうえ、そもそも難民問題は欧米に原因があるのだから、まずは欧米が責任をとって受入れるべきである。



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-14 06:44 | 国際 | Comments(3)
 また国勢調査である。
 今度は、インターネットで回答することができるという。用紙を回収する手間が省けるが、情報の管理は大丈夫かと心配だし、もしかすると「マイナンバー」と絡めて徹底管理するつもりではないかと疑いたくもなる。
 もともと、国勢調査には管理主義の心配があった。だから、あくまで統計というなら、正直に回答するにしても、名前は仮名を記入するべきだと、三十年くらい前に本多勝一さんも書いていた。

 このように国勢調査は、今はなおさらだが昔から個人情報の問題が指摘されていた。また、プライバシーを覗き見されて嫌な思いをする場合があり、調査員が記入漏れがないか調べるとか言って、勝手に見てはいけないことを見てしまうなど、苦情があって、国勢調査のたびに新聞などにとりあげられていた。
 それで、記入したら書類に封をして渡すことができる形式にしたのだった。
 
 こうした国勢調査に問題を感じ、拒否する人も昔からいる。
 これはマスコミでも紹介されたことだが、ある若い女性が思うことあって拒否することにしたけれど、住んでいるアパートの大家の老夫妻が親切というかお節介で、よく落語のネタにあるような感じの人だから、住人たちから預かってまとめて調査員に渡してあげると言う。仕事などで出かけているときに回収に来ることもあるから、と。

 こういうとき、インターネットがあれば、それで送ったと言えばすむ。実際には無回答でもいい。その点は便利だ。
 その女性は、当時インターネットはまだなかったが封はできる形式になってはいたので、何も書かずに厳重な糊付けで封して大家に渡した。

 ところが、その後、大家の爺さんが怒鳴り込んで来た。
 「何も書いてないじゃないか」
 「開けて中を見たんですか。そんなことしてはいけなんいですよ、そんなことするのは犯罪ですよ」
 「ちゃんと書かなきゃ駄目じゃないか」
 という具合で、話が通じない。
 そのあと、大家の奥さんの婆さんが電話してきて、優しい調子で言った。
 「難しかったですか。それなら他の人の見ますか」
 唖然呆然とはこのことだが、このように、世の中には無邪気にノゾキを悪いと思っていない人がいるから、困ったものである。
 

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-13 06:46 | 社会 | Comments(4)
 安保法制の審議でもめているときに記録的大雨で自衛隊が救助活動とは皮肉な話だ。自衛隊でも(ヒゲの隊長みたいな出世亡者は別にして)こうした災害救助には積極的な隊員が多いそうだ。
 これは、よく隊員が言ってる。人助けができて、直接、喜んでいる姿を見たり、感謝されたりするから嬉しい、と。これが人情というものだろう。
 なのに、国を守るためならまだしも、あの方々の日本とは関係のない戦争を手伝うなんて、冗談じゃないだろう。

 ところが、そんなときに経団連は、武器輸出を「国家戦略として推進すべき」と提言したと報じられている。日本経済の先行きは暗いと指摘されているが、このためだろう。
 それで、あの有名な風刺画の戦争成金みたいに札ビラに火をつけてニタニタしながら「どうだ、明るくなったろう」と言いたいのか。

 
f0133526_12354717.jpg



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-11 12:35 | 経済 | Comments(3)
 このところ問題にしている板橋区の職員だった阿部宣男氏と松崎いたる共産党区議の裁判には、「薬害エイズ」の裁判と共通する部分がある。

 この構造薬害事件の国賠訴訟および加害医師の刑事裁判を熱心に応援していた小林よしのりが、その直後から極右に転向した原因の一つとしてよく言われることは、薬害被害者の広告塔である川田龍平を共産党の手先だと思い込んで喧嘩別れした、という程度の下らない動機であろう、ということだ。
 しかも、安部英医師は感染の危険を知りながら非加熱製剤を使った、と悪の権化のように小林は描いたが、これは安部医師から訴えられた櫻井よしこの出世作『エイズ犯罪血友病患者の悲劇』ともども完全に否定されている。

 この、小林よしのり、櫻井よしこ、と同じなのが、今訴えられている日本共産党の松崎いたる板橋区議である。仮に清廉潔白ではない相手を批判するにしても、悪意を持ってやったと明確な根拠もなく憶測で決めつければ、別の話になってしまうからだ。

 さて、松崎いたる区議によると、SNSの発言も含め一連のことは個人ではなく日本共産党の議員としての活動であるそうだ。現に板橋区に於いては党を代表して発言し、また福島に視察に行って来たばかりである。

 だから、もし自分が原告の阿部宣男氏の立場なら、松崎いたる区議と日本共産党の「共同不法行為」として連帯責任を問い両者を被告にするだろう。
 そして、「仮に、批判されて当然の間違いが自分にあって反省しなければならないとしても、それを悪意によるものと決めつけて良いことにはならないし、また、議員の立場から周囲の支持者を煽動して政治的に個人を吊るし上げるとは、まるで中国の文化大革命のようである」と主張し、日本共産党の体質を厳しく糾弾するだろう。
 このほうが社会的インパクトがあるし、党内では松崎区議の品位を欠いた言動が問題にされるはずだ。そんな良識が日本共産党に存在しなかったとしても、迷惑がりはするはずだ。

 なので、原告がどう考えているかは不明だが、少なくとも自分ならそのように訴える。そうすれば、運良く日本共産党に非好意的な裁判官に当たるかもしれないし、運悪く敗訴したとしても、松崎いたる区議と日本共産党板橋区議団に社会的打撃を与えられる。
 これは日本共産党が憎いからではなく、もともと政治的裁判とは、そうやるものだからだ。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-11 12:16 | 司法 | Comments(4)
 講演会の録音を「テープ起こし」して雑誌の記事にする仕事をよくやっているけれども、これは医療裁判でやった経験から慣れているためだ。文章と違い喋っている言葉を文字にするのは、発音と語彙と趣旨の読み取りが大変な面倒くさい作業である。

 なのに、よく、「証拠がある」と言い録音そのものを持ってくる依頼人がいるから、弁護士が困る。手間ひまのかかる作業を多忙な弁護士はやってられないし、できる事務員を法律事務所が雇っていればいいが、そうでなければ依頼人が自分でやるしかない。
 また、自分でできない人は、その家族も大体できないことが多い。外の誰かに依頼するにしても、事情を理解しているうえに予備知識があるのでないと、正確に聴き取り争点を明確にする文章として構成することは難しい。
 だから、当人ができなければ、その家族も大体できないという傾向となるのだ。めんどくさい作業をコツコツとできる性格か、語彙や作文の能力がそれなりか、ということは家族で共通していることが多いからだ。

 ところでこの「テープ起こし」という表現は、今では録音テープがほとんど使われていないが昔からの慣習で言われている。今主流のICレコーダーは小型なうえ録音時間が長く回転モーターの音がしないので、隠し録りしやすくて便利だ。テープが廃れるわけだ。
 しかし、気付かれたり身体検査されたりで取り上げられてしまうこともある。だから念のため携帯電話を通話状態にして通話相手に録音してもらったりする。

 昔のサスペンスやミステリーでは、写真を撮るとカメラがそのデータを直後に電波で転送すると言うものが出てきたものだ。これはスパイが捕まったりした場合の備えであり、早く情報を届けられるようにするためでもある。
 それが今は携帯電話やスマホでもできてしまう。

 そのあとは、裁判で録音を証拠として出す場合の問題がある。録音は誘導で言わされた場合がある。例えば、オウム真理教に殺されたことで知られる坂本弁護士は、労働争議で証拠の録音を分析し、挑発してやらせた陰謀を暴いた実績があったし、あのマルコムX の娘がFBIの巧みな誘導にひっかけられた時は、キング牧師の未亡人が助けた。夫がFBIに散々やられていたので敵の手口をわかっていたからだ。

 自分の防衛大の裁判の場合、最初は、防衛医大の助教授(今の准教授)が患者に対し驕った口をきいていたので頭にきたから、それを録音しておき法廷で暴露したのだが、後から弁護士が、テープ起こしを見て、問題になった手術をその助教授が、自分ではやらないし執刀医のしたことを理解できないと言っていることに着目した。
 そして、上司ですら理解できないものを、患者に丁寧に説明し納得の上で手術同意書をとったなんてあり得ない、執刀医が言っていることは明らかに虚偽である、と突いた。
 ただし、実際には、こんな単純な話ではなく、そこまでに至るまで、非常な手間と調査と根気が必要だった。

 そして、あの手この手を使いはしたが偶発的な材料もあった。その防衛大の助教授が、録音は誘導尋問だと逃げることも予想して対応策を練っていたが、その前に助教授が証言したくないと言い始め、おかしいじゃないかという話になった。実は学会で東大の教授に「あの手術は何だ」と言われヤバイと思い逃げたのだった。

 あと、これは債権回収業者がよくやることだけども、盗み録りだと、本意な発言じゃなかったとか別の意味で言ったとか色々と弁解されてしまうので、あらかじめ、こういう話だから録音をせてもらいますと宣言しておくことだ。

人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-11 11:24 | 司法 | Comments(0)
 日本共産党の松崎いたる板橋区議は、今度の連休に左巻健男教授の出版記念講演にゲストとして発言する予定であるが、このさいのテーマと関わることで、名誉毀損により訴えられて係争中である。
 この講演と訴訟に具体的に踏み込むつもりは無いが、被告の松崎区議がSNSに虚偽の投稿をしたことは問題である。自信があるなら、訴訟の内容を正しく説明したうえで主張するべきだが、曲げてしまっている。これを批判したところ、原告に味方したという印象操作を区議は繰り返した。だから卑怯だと抗議した。

 ところが、また松崎区議は同様の嫌がらせをツィターで行った。匿名のアカウントが、松崎区議を擁護するため事実無根の中傷をしたら、これをリツイートしたのだ。
 
[元院試芸人ヒカルリ ‏@hikaru3pitch3 9月7日
インチキホタル博士に寄り添う人は、自分は匿名で、無防備な松崎区議を誹謗中傷して、事実ではなく被害妄想、陰謀論により貶める。これはインチキホタル博士が訴えを起こしていることと共通している。類は友を呼ぶということでしょう。]

 ここに、こちらのアカウントの画像が掲載されている。他の名はないから、誰が見てもこちらを名指ししている。
 もちろん変な内容だ。名乗っている者に「匿名」というのだから。他は、もう説明するまでもなく醜く非常識な罵声だ。

 このツイートの流れは、まず松崎区議を援護している匿名アカウント(女性を自称)が、次のようにツイートしたことが問題になっていた。

[apj@apj 阿部vs松崎の訴訟資料サイト作り始めた時から、阿部さんからの嫌がらせの提訴もあり得ると覚悟は決めてるし、どう攻撃防御するかだって考えてはいる。]

 この阿部さんとは「インチキホタル博士」と罵られている農学者だ。もとはといえば、「インチキ」とは松崎区議が罵って言ったことだ。これは訴えられた原因の一つだ。間違いではなく悪意だということになるからだ。
 そして、「ミスをしたらそこにつけ込まれて訴えられる」とでも言うならともかく、ただ裁判の資料サイトを作ったら「阿部さんから」と実名をあげて「嫌がらせの提訴」と、非常識なことを匿名で書いていたのだ。阿部という人をどう評価するかは別にして、ずいぶんとタチが悪いツイートだという話になり、そこで匿名アカウントの卑怯さも批判されていた。
 これに対して、醜い非常識な罵声を浴びせて来た別の匿名アカウントがあったというわけだ。

 そこへさらに、「京都府宇治市」「作曲家」「林 保雄」と名乗るアカウントが便乗した。

[@hikaru3pitch3 @itallmatuzaki へぇー、私も匿名扱いか。確かに評論家には資格試験など無いしね。トンチンカンな人がいるかも知れない。] 

 このように、元の話を確認せず、匿名の無責任なツイートだけを根拠に、職業を侮辱してきた。「作曲家」も同じように言うことができるが、この人はそういうことに平気なのだろうか。
 しかし、まずは経緯を知らないであろうことが問題なので、それを指摘したが通じないので、簡単に説明をした。すると、これである。
 
[林 保雄‏@hy_uji おやおやずいぶん粘着質なことで。]

 ただ、間違いを人から指摘されて素直に「はいそうですか」なんてそう簡単に言えるもんじゃないし、よくわからないこともあるから安易に返事をしてもいけないけど、嫌らしい態度は相手と周りを不愉快にさせるだけでなく自分を貶めもするから、気をつけないといけない。
 また、この件でも一般論でも、丁寧に説明すると大体の人は理解してくれるものだが、一部にはいくら説明しても無駄という人もいるものだ。
 そのうえ、松崎区議がリツイートしたものだから、それ相当だと信じもするはずだ。この人は共産党を熱心に支持していると見受けられるから、なおさらだろう。
 
 そうなると、やはり問題は松崎いたる区議である。どんなひどい非常識な内容でも、自分に都合が良さそうだとみれば安易に拡散してしまうのだから。


人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-10 07:59 | 政治 | Comments(0)
 今日は何の日かというと、9月9日は「占いの日」で、この由来は「ノストラダムスの予言の日が、1999年9月9日だったことに因むのだそうだ。もともとこれは予言ではなく当時の世相を語っていたものを勝手に未来のことだと解釈したものだったし、予言だとしても結局ハズレだったのに、それが記念日の日付の由来になっている。
 また、「ノストラダムスの大予言は」1999年7月に「恐怖の大王」が天から来ると言うもので、核戦争が起きる予言ではないかと言われたものだった。それを9月9日と勘違い。つまり二重の間抜けさだ。
 
 これは、日本占術協会からの申請に基づいてこの記念日が制定されていたそうで、これを教えてもらって今日知った。http://www.nnh.to/09/09.html  日本記念日協会は、申請をそのまま利用して誤情報を拡散させてしまうことが他にもあるという。

 1999年9月9日なら、英国のテレビSFドラマ『スペース1999』だ。『サンダーバード』や『謎の円盤UFO』の製作者によるもの。1999年9月9日に、主人公ジョン=コーニッグ指揮官(マーチン=ランドー)がムーンベースαに着任するところからドラマが始まり、9月13日に核廃棄物の爆発事故が発生、月が地球周回軌道から離れ、基地の人々が宇宙を放浪する。
 ということは、コーニグが恐怖の大王ということになってしまう。

 90年代に入ってから、子供の頃に見たドラマのような月面基地建設が始まらないので、現実が追いついていないと思ったものだ。
 2001年が迫っている当時は、映画のようになっていないことについてスタンリー=キューブリック監督は「NASAが怠けている」とコメントしたらしい。

 冒頭の場面
f0133526_23212711.png



人気ブログランキングへ1日1クリック投票をお願いします
[PR]
by ruhiginoue | 2015-09-09 23:22 | 雑感 | Comments(0)