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by ruhiginoue

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NHKの詐欺に騙されるな

 NHKの職員か、その委託をうけた勧誘業者が、デタラメを言って回っている。
 もともと、委託を受けた外部の者が「営業成績」をよくするために強引で執拗な態度をとる。これだけなら新聞の勧誘も同じだが、それでもいちおう洗剤など景品をもってくるし、契約した後に販売店の人は集金のさい家庭用品などの景品でいちおう気持ちを示す。朝日新聞などは関与している展覧会など催しの入場券をくれたりするし、これが読売新聞だとプロ野球のチケットになったりもする。
 ところが、そういうことをNHKはまったくやらないどころか、公共性に理解を示して協力してくれたという態度は一切とらず、権力を笠に着て他人の懐に勝手に手をつっこむ横暴な威張り腐った態度であるから、昔から嫌われている。

 ただでさえそうなのに、最近ではNHKが嘘を言って受信料を騙し取っている。ここまでやると犯罪である。人から聞いてはいたが、先日、自宅にも来て、聞いていたのと同じことを言った。
 まず、マンションや団地などの集合住宅による共同のアンテナやケーブルテレビを媒介して地域一体で放送受信できるようにしていることがあるが、そうした地域では住民にNHKの受信契約の義務があると言う。
 ひどい嘘なので。NHKに電話で確認したところ、受信できたうえ世帯にテレビなど受信設備があれば、ということで、そういう意味で言ったつもりだが、誤解を招いたかもしれないという。
 しかし、あの時の者の言い方はそんなのではなく、わざと騙そうとしたとしか思えない。これをあちこちで聞く。もしかすると組織的にそうやるよう指示しているのではないかと疑いが湧いてくる。

 それに、電話で問い合わせするにしても、受信契約の申し込みだけがフリーダイヤルで、他は有料であるというケチというかセコイというかのNHKである。おそらく、フリーダイヤルで受信料や放送内容についての問い合わせを受け付けたら、苦情と怒りの声が殺到するであろうことを、NHKはわかっているのだろう。
 しかし、NHKは高すぎる受信料を強制徴収したうえ、それで番組制作に他の大手マスメディアとは比較にならない大金を湯水のごとく使うだけでなく、口実を設けて宴会を高級ホテルで開いて職員が飲み食いをしたり、政治家など関係者を招待するなどしているのだから、視聴者の話を聞くことに電話代を使うくらいのこと、して当然ではないか。

 また、NHKの嘘には携帯電話のワンセグから受信料を取るという詐欺をやっていて、こちらは故意に組織的やっていることを認めていた。これについて次回の話題とする。


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by ruhiginoue | 2015-11-21 13:02 | 社会 | Comments(0)

川島なお美とカンニング

 亡くなった人の過去をほじくり出そうということではないが、どうしても思い出してしまうのは、それが最初の印象だったし、その後もいろいろ考えさせられることがあったからだ。

 川島なお美が女子大生タレントとして知られるようになった当時、八二年か八三年だと記憶しているが、彼女が大学の試験でカンニングをして、芸能人だったため騒がれると、ラジオに出演したさい、
 「カンニングなんて誰でもやっていることじゃないの」
 と言って開き直り、トンデモ発言として非難され、一般新聞のラジオテレビ欄の投書にも批判が掲載されていた。

 これについて、当時自分の通っている学校の先生が、「カンニングは小学校でも中学校でも高校でも駄目だが、大学は特に厳しい。その認識がないと軽い気持ちでやって重い処分になる。将来、みんなも大学に行ったら注意しないといけない。芸能人の言うことなんて真に受けてはいけない」と言った。
 その通りで、大学生に訊いたら、カンニングする者はいても、誰だってやっているからいいんだ、というようなことにはならないと、どこの大学に通う人も言うし、これは川島なお美と同じ青山学院大学に通っている人もそうだった。

 後に自分が大学生になってからも、予め厳重注意されたものだ。
 カンニングをしたらその試験が無効になるうえ他の教科も受験不可となり、まず留年しなければ卒業に必要な単位が取れなくなる。
 また、よく大学の試験では辞書使用可などがあるけれど、ここで辞書に試験と関連することを書いた紙が挟まっていて、それがたまたまメモをウッカリそのままにしていただけだったとしても、カンニングとみなされてしまう。
 だから、カンニングはやってはいけないし、やったとみなされることをしないように「李下に冠を正さず」で臨み、注意しなければならないということだった。

 ということで、もちろんカンニングなんて駄目だが、あと芸能人の話なんて基本的にトンデモだと思っているくらいでちょうどよいのだろう。

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by ruhiginoue | 2015-11-20 17:44 | 芸能 | Comments(0)

川島なお美と青山学院

 同級生に、お父さんが青山学院大卒という人がいる。晩婚だったので、青山学院ではなくその前身の東京英和学校だったころの卒業生だったのではないかと、息子にからかわれていた。

 そんな昔の卒業生は、故山本七平がそうだったという話を聞いた。それにしては英文和訳で間違えてばかりいるから、でっちあげたニセ外人イザヤ ベンダサンの正体がすぐバレたうえ、それでも学校出ているのかとコケにされたのだった。

 そんな昔ではなく、同級生のお父さんは森村誠一と同期だったそうで、駆け出しのころは同窓会で、よく、「おれの小説、読んでくれよ」なんて言っていたのに、今ではベストセラー作家で、あれは角川の宣伝のお陰だと、僻んでいたそうだ。
 もちろん、たしかに角川の宣伝は上手かった。テレビのCМなど、とても刺激的だった。
 「森村誠一、ギルティ。横溝正史、ギルティ。高木彬光、ギルティ。なにゆえ世間を騒がせるのか」
 というナレーションとともに、留置場の鉄格子の中にいる三人の推理作家たち。次の場面では三人の姿が消え、サイレンととも「脱獄だ!」
 それはともかく、そのお父さんも、やはり川島なお美のことは昔の卒業生としても恥ずかしいと言っていたそうだ。
 また、私立大学が芸能人の女の子を推薦入学させても、それが早稲田大の吉永小百合とか玉川大の薬師丸ひろ子とか、まじめに勉強する人なら宣伝にもなるうえ好印象だが、軽薄な女子大生タレントでは情けない。ましてカンニングなんて最悪ということだった。

 ただ、カンニングしてまで卒業しようとするだけマシかもしれない。入学してもろくに通わず辞めてしまうアイドルを、大学が宣伝に利用していると批判されたことがあったから。いちおう入学はしたけれど全く通っていないタレントの女の子を入試要項の表紙にあしらっていた私立大まであったし、早稲田大が広末涼子を無理に入れたさい、いくら少子化といっても、「Fラン大」ならともかく「私学の雄」が、なにやっているのか、と。
 それだけ大学が堕落しているということだ。そういう指摘が、あちこちでされていたものだ。

 ちなみに青山学院大の門のとろにある不気味な像はなんだと、卒業生に訊いたら、あれは「ウエスレー像」というものだそうで、よく二宮金次郎の像が言われるのと同じように、夜になると構内を歩き回ると噂されているとのことだ。


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by ruhiginoue | 2015-11-19 17:44 | 芸能 | Comments(0)
 前回に続いて食肉の話。

 朝鮮戦争では、初めてジェット戦闘機同士の空中戦となったが、これはアメリカ軍のF86戦闘機の圧勝だったそうだ。戦闘機の性能はほとんど変わらなかったが、アメリカ軍のパイロットは熟練していたのに対し、ソ連から供与されたミグ戦闘機に中国人のパイロットが乗った方では訓練が足りず、操縦技術に大差があったためだと言われている。

 また、ミグ戦闘機は交戦中に攻撃を受けてもいないのに墜落してしまったことがあり、これを目撃したアメリカ軍の操縦士は、その様子から、敵機は操縦士が気絶したようだと指摘していた。ジェット戦闘機の推進力による身体への重圧は強く、この負担に耐えかねて操縦士が気絶してしまったと考えられている。

 つまり、アメリカ人の操縦士にくらべて中国人の操縦士は体力で劣っていたということだ。これは、もともと東洋人が小柄であることが大きかったことに加えて、食べ物が違ったという指摘もある。やはり当時のアメリカでは精の付く物をたくさん食べられたが、戦後まもなくの中国の食糧事情ではアメリカのようにはいかなかったらしい。

 そして数年前に、各地で軍用機の撮影をしてまわっている人から、アメリカの基地へ行ったときの話を聞いたのだが、撮った写真を見せてもらったら、その中にパイロットの食事のボリュームがすごいのでそれも一緒に撮影したというものがあって、見たらステーキがバカでかく、朝鮮戦争の話を思い出した。
 これが普通に基地の食堂で出てくるというだけでビックリだが、それをアメリカ人のパイロットはペロリと平らげてしまったそうだ。それくらいでないと、ジェット戦闘機の操縦をする体力が維持できないということか。

 それなら、全人類が菜食主義者になれば戦争がなくなるかというと、ジェット戦闘機の代わりに巡航ミサイルということになるだけだろうが、肉を食べなければ環境破壊も食糧難も減ることは確実だから、そうなれば間接的には平和に貢献するはずだ。

 あのガンジーもそうだったが、非暴力主義の人で、殺して肉をたべることをせず牛乳なら、という人がいる。
 しかし、牛乳を受け付けない人もいる。自分はそんなことないと思っていて、よく飲んでいたが、次第に駄目になってきた。飲むと初めて飲んだ人のように発疹ができるようになり、次には飲むと下痢するようになってしまった。体質が変わってしまったのだろうか。
 

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by ruhiginoue | 2015-11-18 17:42 | 国際 | Comments(4)
 肉が好きで食べてばかりいて病気になった加藤茶と石原裕次郎の話が前回だったが、そうした芸能人のことが気になったのは、自分の周囲にもそういう人がいるからだ、ということだった。その続きである。
 
 ある友達に、美味しいと評判のトンカツ屋の話をしたら、ぜひ食べたいと言うので連れて行ったところ、出てきたロースかつ定食を「これは美味しい」と言って彼は食べ始めたが、早く次々つまみあげ口に放り込み、漫画などの表現でヒョイパク・ヒョイパクというのがあるけれど、まさにそんな感じでトンカツだけ一気に食べてしまい、ごはんとみそ汁とキャベツの千切りがまるごと残ってしまった。

 この話を後日に彼の配偶者に笑い話のつもりで言ったら、笑ってもらえずに深刻な顔をされてしまった。実は、このところ彼は体の具合がよくなくて、医師に相談したら生活習慣病という診断だった。それで薬を飲んでいるが、食生活が原因だから改善するよう医師に指示されているのに、それでも肉ばかり食べたがるから困っていたそうだ。
 そうなってしまうのは、あの勢いに任せるような食べ方のためだろう。そんな食べ方をする人が、肉ばかりという人には多い。

 その後、彼はオリーブやアボカドを毎日のように食事に出されていると言っていた。なるほど、これはコッテリしたものを食べたような感覚が得られる。それに、殺生をしないですむ。

 そういえば、『ウルトラマンA』に、そんなオチの話があった。ゲスト出演した蟹江敬三の演技が語り草だった。ヒッピーふうの彼が、蓄牛慰霊場の鼻輪をくすねて腕輪にしてしまい、祟りがあるぞと言われても迷信だと聞かず、そうしたら腕の輪をはめた部分から牛の毛が生え始め、全身に広がり顔もすっかり牛の牛人間となってしまう。
 最後はウルトラマンAの力で元に戻り、反省して農場で働くようになる。そこではオリーブなどを作っていて、こういう実を食べていれば肉が無くてもよく、健康的で殺生しないでよいと農場主は言うだった。
 これも、石堂淑郎脚本と山際永三監督だった。前に話題に出した『君待てども』と同様、円谷プロのSFだけどオカルトという話は、この二人によるものが多い。

 ということで、アボカドを買ってきたのだが、売っているのはメキシコ産ばかり。他の産地のものは、あるのだろうか。 



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by ruhiginoue | 2015-11-17 17:40 | 芸能 | Comments(4)
 ドリフターズの加藤茶が、かつて大病をしたことについて、食生活に問題があったと言っていた。離婚で自暴自棄ぎみだったため暴飲暴食をしていて、毎日のように朝からステーキを食べていたそうだ。
 にもかかわらず、その後も肉の多い食事をするので、医師に注意されたらしい。巷では、四十歳も年下の女性と再婚するからだと批判もされていた。もう高齢者の域なのに、若い人と同じ食生活になっていて、しかし新しい若い妻が可愛くてしょうがなくて、作ってもらった料理を大喜びで食べてばかりいるらしいという噂だった。また「どうせ彼女は財産目立ての結婚だから、夫が早く死ねばいいと思ってるのだろう」などと悪口を言われていた。

 それで妻は作る料理の内容を一変させた。すると加藤茶は、食事が野菜ばかりになってしまい、唯一の肉は野菜スープの中に入っていたソーセージだけで、もっと肉が食べたいとブログでぼやいていたことが話題になった。
 もしも加藤茶が亡くなったら、食事とは関係なくても後妻が叩かれてしまうだろう。そうしたら、いかに夫に尽くしてきたかという本を出版することだが、これも百田尚樹に書いてもらったら訴訟沙汰だろうから、別の人に依頼するか、自分で書くべきだろう。

 このことで思い出したが、離婚と再婚ということ以前に、加藤茶は昔から肉が好きだと言っていた。かなり小さいころの記憶だが、はっきりと憶えている。
 ドリフターズの人気が出て、当時はまだ志村けんがいなくて荒井注がいて、とても若い加藤茶は「すわしんじ」(当時すわ親二)と一緒にブルース リーの真似をしたり、「ちょっとだけよ」「おーおー珍し珍し」「どうも、すんずれいしました」などのギャグを披露したりしていた。
 それくらい昔、平成生まれの人など大化の改新と変わらないくらいに感じるであろう当時から、加藤茶はドリフターズで最も人気があり、だから幼児向けの本にもよく登場していて、そのさい自己紹介の中で好きな食べ物は「肉」だと明言していた。

 あの石原裕次郎もそうで、あれでは病気になっても仕方がないと石原慎太郎に言われていたから、兄と弟が逆だったら良かったのにと、冗談と本気と両方で言われる。

 なんでこんな話題が気になるかというと、よく肉が大好きで食べてばかりいる人が病気になっているのを目撃しているからだ。これについて、次回の話題とする。


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by ruhiginoue | 2015-11-16 17:39 | 芸能 | Comments(2)

ピアノと住宅事情

 前にブーニンの話をしたが、彼は日本で人気が出て来日したさい「赤旗まつり」のステージにもゲストとして出演し、得意のショパンを演奏していたことも思い出す。曲は『英雄』だったが、これはポーランドがロシアに抵抗する曲だと司会がわざわざ解説していたので、当時ソ連共産党と険悪になっていた日本共産党の当てこすりではないかとも言われた。
 
 また、ブーニンは日本の電子ピアノが便利だと買って帰ったとも言われてる。これは住宅事情の良くない日本ならではの発明であった。

 七十四年に、川崎の団地で、小さい女の子が近所迷惑もおかまいなしでピアノを弾き、そのくせ子供の母親がよく「いま子供が昼寝をしているので静かにしてください」という張り紙をドアにしていたから、同じ棟の別の部屋に住む男性が怒っていて、ある時ついにブチ切れてしまい、文句を言いに押しかけて、その勢いで子供と母親を殺害してしまった。
 そのあと自殺を図ったが死にきれず逮捕され、死刑判決を受けたものの精神状態から責任は問えないという鑑定結果となり、裁判をやり直すべきということになったけれど、もともと自殺するつもりだった被告は死刑判決を受け容れ確定させてしまったので、どうすることもできず執行されない死刑囚として最長記録となったのだった。
 これは「ピアノ殺人事件」と騒がれ、住宅の貧困な日本を象徴するものとされた。

 そんなこともあったので、電子ピアノに弱音ペダルというものが作られ、まさに「必要は発明の母」ということだった。
 高橋悠治はプロだが自宅にはピアノが置いてないことを誇りとしているそうで、確かに、ピアノはかさばるし音も大きいし高価だから、公共の場に誰でも好きな時に使えるくらい置いてあることがノ望ましいのではないか。
 高橋悠治と一時は喧嘩したが仲良しであった武満徹は、売れないころにピアノを欲しくても変えなかったので、音が聞こえる家を訪ねて使わせてくれと頼んでいたそうで、その話を聞いた黛敏郎が大いに同情し、自分のピアノをあげてしまったという。
 
 昔、自分が持っていたピアノはバイトして古いものを買ったので弱音ペダルが無く、転居するとき運賃ばかりかかるから処分して買い換えようと思ったが、しかしペダル二つのピアノはもう中古でも売れないと言われ、それで近所の小さい女の子にあげてしまった。
 高低調整の椅子と、カヴァーは暖簾と同じで冬用とは別に夏用のレースの涼し気なものと両方をつけて。年に一度は調律をとご両親に念を入れたのだが、そこがやや心配だった。
 本人と同じくらい喜んでいたのがその子のおばあちゃんで、孫娘はお稽古に通うようになったが、おばあちゃんも見よう見まねで弾いていると言う。良かったと思った。
 ただ、前にもこの話をしたと思うが、そのさいのおばあちゃんの話は、ピアノ教室にもお茶や生け花などのような流派があると思っていて、そのつもりで「ヤマハ」と言うのだった。時々思い出して可笑しくなってしまうことだ。


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by ruhiginoue | 2015-11-15 18:50 | 音楽 | Comments(5)
 FMでピアノ曲を放送してるのを聴いていたら、演奏はキーシンだと言っていた。彼は今でも第一線で活躍していて、意識していなくても実によく聴く。
 彼は八十年代後半の十四歳の時に「神童」と騒がれて注目されたが、演奏会を開くため来日したさい日本のマスコミのインタビューで神童と呼ばれていることについて問われると否定したが、それは謙遜ではなく「ぼくはもう子供じゃない」だった。生意気でなかなか良いとも思ったが、よく考えると、彼としてはあくまで演奏で評価してほしいということだったのではないか。
 なぜなら、彼はなかなかの美少年だったので、そこに目をつけた日本のレコード会社がアイドルのように扱ったから、これに反発したと思えるからだ。

 その当時、日本ではブーニン人気で沸いていて、十九歳だがチョビ髭を生やしているユーモラスな風貌も受けてアイドル扱いだったが、そこへキーシンが登場すると、演奏を聴いた人がみな、キーシンのほうがずっと上手だと言い、しかもずっと容姿端麗だと話題になったのだった。
 その後、ブーニンは夜中にピアノを弾いて迷惑がられアパートから退去させられてしまい、外貨をたくさん稼いだのにソ連当局が冷遇していると不満を言って亡命してしまった。このとき実は母親のことで事情があったというのが本音だったようで、「ブーニンのマザコン亡命」とマスメディアに揶揄されてもいた。
 これについてキーシンは、深夜に弾くのが悪いと批判していたが、キーシンはブーニンと違いソ連当局から厚遇されていて、一戸建ての自宅をあてがわれていたらしい。それだけ実力に差があって、ブーニンは日本だけでアイドルとして大人気だった。
 だから、その後、ブーニンは海外ではリサイタルに出演しても前座扱いで、一方キーシンは国際的なスターとして活躍するということだったようだ。ただ、あの当時から、変にアイドル扱いしてはブーニンにとってもよくないという指摘が日本でもあり、もっとしっかりしていたキーシンは自ら否定して見せたということではなかったか。

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by ruhiginoue | 2015-11-14 18:30 | 音楽 | Comments(2)

山本七平と稲田朋美

 山本七平の話で思い出したが、それをネタに売り出したといわれる稲田朋美が、なんと、女性初の首相候補と言われているそうだから、日本も末期的だ。
 
 稲田朋美は売れない田舎弁護士だったが、それでせっせと右翼雑誌に投稿をしたうえ、毎日新聞と朝日新聞を訴えるようにけしかけ、決起集会でヒステリックな絶叫調でアジ演説をしたうえ、自ら訴訟代理人を買って出て、ずさんな裁判をして当然のように敗訴したが、それについて支援者に力及ばずと詫びるのではなく、選挙に立候補するからよろしくと露骨な宣伝をした。
 だから、訴訟は自分の宣伝と踏み台ということだった。これについて集会に来た人の中には呆れたと言っていた人もいて、その稲田に呆れた一人は右派の論客ともいわれる歴史研究家の秦郁彦だった、というほど。

 稲田朋美がけしかけた訴訟とは、戦時中に中国で日本軍の兵士が「百人切り競争」をしたという武勇伝を『毎日』の前身である東京日日新聞が報じ、これを『朝日』が受け売りしたが、虚偽の報道であり、犯人とされた兵士の関係者が名誉毀損されたというものだった。
 この判決は、『毎日』の記事は古すぎて時効だし、『朝日』のほうは虚偽と断定できないというものだったが、そもそも変なのは、『毎日』の記事は武勇伝として報じた戦意高揚のプロパガンダであり、戦争を告発したものとはいえず、これを戦後に『朝日』が、こんなことが過去にあったと記事で紹介したというだけのことだった。
 
 おそらく、稲田朋美は裁判などどうでもよく、煽りたいというだけだったから、週刊文春の記事に基づいて騒いだだけだったのだろう。前に週刊文春が、「百人切り競争」についてデタラメな扇動記事を書いて騒いでおり、これと稲田朋美の訴訟は酷似しているから、売れない弁護士が目をつけて宣伝に利用したということではないか。そうでもなければあんないい加減な、自分さえ目立てれば良いという行いはできまい。

 その週刊文春の記事はひどい虚偽であった。『朝日』が『毎日』の記事を唯一の証拠として報じたとし、その『朝日』記事を書いた本多勝一記者は、文芸春秋の発行する極右総合誌として有名だった月刊誌『諸君!』の誌上で、「百人切り競争」をめぐって山本七平と論争をしたということになっていた。
 しかし、本多勝一記者と論争したのは山本七平ではなくイザヤ=ベンダサンである。その後、イザヤ=ベンダサンは架空の人物で、山本七平の自作自演だろうと言われてきたし、その後、山本七平の息子も認める発言をしているが、当時存命だった山本七平は自認していなかったはずだ。
 また、その論争が『諸君!』に掲載されたものを見ると、例の『毎日』の記事が話題になり、それについて既に他の人が書いているとか、実行した兵士の抗弁とか、いろいろなその後の反響を提示したものであった。

 まったく、週刊文春は自社の雑誌が掲載した記事にも食い違う話をして騒いだわけだが、これを仕掛けたのはあの悪名高い花田編集長であったから、当然の手口ということなのだろう。この花田は不祥事があった後に文春を辞めて、なりふり構わず。朝日新聞社とすら契約して仕事仲間から裏切者と言われるし、手掛ける雑誌はことごとく失敗して「ミスター文春」から「マガジンクラッシャー」に成り下がったと笑われ、今ではほとんど総会屋雑誌とされている月刊誌『WILL』にいるというお粗末であった。

 ところが、こんなことをネタにして逆に売れない田舎弁護士から大臣に成り上がったのが稲田朋美である。そのうえコミケみたいなコスプレをして見せたり、挙句に総理候補とは、いくら安倍内閣の下でも冗談がひどすぎる。こうなると、日本は終わってしまったという指摘も、もっともだということになる。

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by ruhiginoue | 2015-11-13 17:44 | 政治 | Comments(8)

山本太郎と山本七平

 同じ姓でも関係があるわけではない。しかも山本というのは佐藤と鈴木の次くらいに多い姓だ。なので姓が同じなのは「たまたま」だ。
 山本太郎議員が天皇に手紙を渡したことで責められていたが、七十年代の前半に山本七平という出版社の経営者が架空のユダヤ人を騙って、天皇に手紙を出せと主張したことがあった。
 このニセユダヤ人はイザヤ=ベンダサンという名で、「さあ、うんこしよう」で「いざや便出さん」というふざけた意味だったらしい。そして、日本語は得意ではないとしながら達者な一方で英語やヘブライ語は間違ってばかりだから日本人バレバレだった。
 後に山本七平の騙りであると親族も認めていたイザヤ=ベンダサンは、天皇の戦争責任などを問題にするなら、間接的に主張するよりまず天皇に直接手紙を出すべきだと説き、これが文芸春秋の今は無き極右月刊誌『諸君!』に掲載されたさい、この主張の部分は大見出しになっていた。
 
 この山本七平の主張したとおりにした山本太郎であった。しかし、天皇に手紙を出しても届かないだろうし、直接手渡しても読まれなかった。その程度のことは、山本太郎だってよくわかっているはずだ。彼がバカだからわからなかった可能性があることも留保しておくべきかもしれないが、いちおう、ふつうの判断力があるとしておくなら、手紙を読んで共感してもらおうというより、ただ直訴する姿を見せたかったと考えるべきだ。
 そして、彼は選挙に立候補した主な動機と公約である原発問題を訴えたかったらしいので、あれは田中正造もどきのパフォーマンスをしたのだろうと言われている。それなら、読まれない前提の手紙には、なにも書いていなくてよいし、そうすることで、とにかく直訴した事実が作りたかったという意思表示にもなる。  

 足尾銅山鉱毒問題は映画になっていて、主役にふんしていたのは三国連太郎であった。また三国連太郎は二二六事件の背景を描いた映画『戒厳令』北一輝にふんしていたが、ここで彼は、政治改革について訴えると、政府から丁寧な返事が天皇の名のもとで届いたので期待して開封したら白紙だった、というところから始まる。

 つまり、訴えても無駄であること、訴えられても無視すること、これらの意思表示ということで白紙を仰々しく渡すのだ。だから山本太郎から天皇への手紙というのは、書いたと言ってはいても実は何も書いていなかったのだろうと勘ぐっている。

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by ruhiginoue | 2015-11-12 17:36 | 政治 | Comments(2)