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by ruhiginoue

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酒の代用品になるもの

 ロシアの田舎で、アルコールの代わりに色々な工業製品を飲んでしまい死者が出た、という報道で思い出したのだが、日本でも昔から消毒用アルコールを飲んでの悲惨な話があるけど、その他にも例えばビデオやカセットテープのデッキにあるヘッドを掃除する液もアルコールが使われているから、それを嗅いだらつい飲みそうになるという人がいた。
 それくらい、アルコールに魅せられる人がいるということだ。

 そのように、アルコールの匂いに反応して飲料でなくても口に入れたくなる人たちの他に、もっと酔った感じになりたいからと、なんでもいいから麻痺するものを口にする人がいる。例えば咳止め薬を一瓶一気飲みするといい気分になると言う人たちがいて、これを知り合いがやっていたから「よせよ」と注意したことがある。

 この咳止め薬のように、酒があっても麻薬のようなものを欲しがる人がいるけど、そうではなく酒が好きなのに手に入らないからと、飲料ではない製品でアルコールが入っているものに手を出してしまう人たちがいる一方、買えないなら作ろうという人も昔からいる。
 これがロシアでは、昔から酒不足で店が売り切れがちだと自前で作る人たちがいて、砂糖から作れるそうだ。そうするほうが変な物を飲むよりは良いし、上手にできたら買うより美味しい。

 そういえば大学で税法を習った先生はあの「どぶろく裁判」の前田俊彦氏の弁護団に加わっていた。日本で酒造りが規制されて不味いものばかりなのは、課税の見返りに大手以外は製造できないよう規制したからで、もう時代が変わっているのに法律が変わらないのは、自民党の歴代総理には造り酒屋が実家という人が大勢いるからだ。宮尾登美子の『蔵』に描かれるように、大量の良質な米を使い職人を大勢雇う酒づくりは、地主でないとできなかったからだ。

 しかし、酒に課税をしはじめた当時と違い今は産業が発達しているから、酒税が無くても財政に影響しないことはもう言うまでもないことだし、なのに酒造り規制が続いているのは不当だと訴訟まで起こされたけれど、裁判所は頑なに現実を無視してきた。
 この裁判所の不当判決について前田氏は、「この判決は、自分の酒を飲んじゃいかん、店に行って金を払って飲めっちゅうこっちゃ。てめえの女房と寝るな、ソープランドに行けっちゅうこっちゃ」と皮肉った。
 これは受けて大笑いだったが、この後で前田俊彦氏も言ったように、やはり司法権の独立が圧力によって侵害されているのだろう。

 そして、ほんとうにまともな酒が飲みたければ輸入品に頼るしかないのだが、これは料金のほとんどが税金であり、なんかバカバカしくなる。一番良いのは、やはり一切飲まないことだ。



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by ruhiginoue | 2016-12-31 13:46 | 雑感 | Comments(7)
 今年は芸能人の訃報が目立つ。他にはカストロ氏のように政治家で有名な人が亡くなったけれど、芸能人が次々と死去した印象の年だった。

 そして元俳優の根津甚八氏も亡くなった。彼は病気を複数抱えていたため数年前に引退を発表していた。
 その出演作で年末年始にかかわる話がある。浅田次郎の小説が原作の『ラブレター』で、これは劇場長編映画と単発テレビドラマと韓国で翻案された映画にもなっている。そのうち中井貴一が主演の映画に根津甚八は出演している。

 その森崎東監督の映画『ラブレター』では、主人公に偽装結婚を依頼する暴力団組長に根津甚八がふんしていて、覚醒剤にも手を出したため組が警察に目を付けられてしまい、その子分にふんした今は政治家の山本太郎が覚せい剤を隠そうとして逃げ回る。
 そうした様子をコミカルに描いているのだが、主人公は一緒にいたため関係しているのではないかと警察に拘束されて問い詰められてしまう。彼はほんとうに何も知らなかったので釈放されるが、年末年始を留置場で過ごすはめになる。

 この時、留置場の食事に正月だから餅が出て、主人公は他の閉じ込められた人たちと一緒に食べているのだが、そこへ外から「軍艦マーチ」が聞こえて来て、さらに拡声器で男性のがなりたてる声がする。
 「愛国義勇軍の斎藤くん、あけましておめでとう。警察に負けずにがんばろーっ」
 すると、その斎藤らしい人が立ち上がるので、右翼の活動家が逮捕されているのを街宣車で仲間が励ましに来たということがわかる。

 このように警察署の前で街宣車が仲間の逮捕に抗議して「かーえーせー、かーえーせー」と拡声器で連呼している様子は、ときどき見かける。そして、右翼だけでなく政治性があると嫌がらせ目的で年末年始に逮捕するということが行われてきた。あの鈴木邦男氏も右翼活動家だったときにやられたことがあると言って怒っていた。

 こういう実態が、あの映画ではコミカルに描かれていて告発ではないが、現実に即して要素として取り入れられていたのだ。それを年末の訃報によって思い出したというわけだ。
 この他にも、その出演作は色々と面白いものがあるけれど、それは別にまた語りたい。
 
 


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by ruhiginoue | 2016-12-30 17:50 | 芸能 | Comments(2)
 上西小百合議員が、家庭の経済的事情により進学できない人がいることについて、何も問題がないという趣旨の話をSNSで発信したために「炎上」した。
 そして上西議員の見識を批判する人たちが後を絶たない。

 たしかに、このような発想でいては、社会の不平等というだけでなく、国の発展にも悪影響するだろうから、強く批判の声が巻き起こること自体は当然と言える。

 しかし、上西小百合議員は、親にお金があったから進学できたし、かなりの貯金があったから選挙資金に使えて政治家になれたと率直に話している。こういう発言も貴重だろう。意見がどうか以前にまず現実を正しく認識して率直に述べていることは評価してもよいだろう。
 少なくとも、ほんとはお金のおかげなのに、なにか努力したみたいに言う人よりは、よっぽどいいんじゃないのか。

 そして、上西小百合議員のように自分は親が裕福だったから大学に進学できたし政治家になれたと正直に言う人と、片山さつき議員のように家庭が恵まれていたのに自分は努力したから東大さらに大蔵省に入ったと言うのと、どっちがタチ悪いのだろうか。

 この問題は政治家だけではなく、マスコミにも言える。社会の構造にある現実を観ないふりしたり認識できなかったりすると、それが政治家なら政策に反映するし、マスコミなら報道と論調に反映するので、どちらも社会に悪影響であり、社会が良くなることに貢献しない。
 このことでは片山さつき議員と同じなのが朝日新聞であった。家庭の経済格差は昔から教育にも影響してきたと言われていて常識のはずだが、それでも本人の努力次第だと強弁し、貧困で進学できないなんていうのは甘えだと昔から主張してきた。

 これについて詳しいことは拙書『朝日新聞の逆襲』で述べているが、政治家でも官僚でも医師でも大手メディア勤務でも、絶対に現実を直視しない。この異様に頑なな態度に比べたら、上西小百合議員の発言は率直に現実を認めているだけはるかにマシである。



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by ruhiginoue | 2016-12-30 12:00 | 社会 | Comments(0)
 『帰ってきたウルトラマン』で、主人公が小学生のころ最も仲良しだった同級生と再会する話があり、その回想場面で「花・太陽・雨」という歌が流れる。
 これは、監督の山際永三氏が思いつき、よく組んでいた脚本家の市川森一氏を通じて萩原健一氏に使用承諾を得たそうだ。当時、市川氏が萩原氏と同じマンションの別の階に住んでいたので顔見知りだったから頼めたとのこと。
 この話は、その同級生が新しい生命の研究をしてついに大発明をしたのだが、それは怪獣と化してしまうという筋。
 その同級生は、小学校のころから成績が良かった秀才で、スポーツが得意だった主人公とは個性は違ったが、なぜか小学生の時に気が合った。
 そして偶然再会すると、同級生は危ない研究に没頭していた。父親から、いくら優等生でも生物学なんて金にならないことに夢中になるなんてバカと言われたことが悔しかったから、派手な成果のあるものを追求したのだった。
 
 この話を思い出したのは、「もんじゅはわが子」「失敗していない」という元所長の発言が報じられたからだ。よくSFで怪獣を作ってしまった科学者が言うセリフと同じだから。そして、この『帰ってきたウルトラマン』のような状態なのだろう。
 ついにSFに現実が追いついたか。


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by ruhiginoue | 2016-12-29 12:09 | 映画 | Comments(6)
 今年は歌手の訃報がやけに多いけれど、そこへキャリーフィッシャーの訃報も。
 キャリーフィッシャーは女優として知られているけれども、父がポップス歌手のエディーフィッシャー、母がミュージカル女優のデビーレイノルズだから、親の影響で子供のころから母親と一緒に舞台に立ち唄っていた。日本でいえば松田聖子と神田沙也加のように。

 その後、英国留学して演劇を学ぶと俳優に転じ、とくに『スターウォーズ』のレイア姫役は映画のメガヒットのため有名で、現役で活躍を続けていた母親が「レイア姫のママ」といわれるほどだった。『スターウォーズ』が初めて観た映画という人の世代ではそうだろう。日本で松田聖子のことを小さい子供は「アナ王女のお母さん」と思っているのと同じだ。

 その後、キャリーフィッシャーが出演した映画では『ブルースブラザーズ』や『メイフィールドの怪人』が有名だが、ウディアレンの『ハンナとその姉妹』では歌の得意な役で出ていて、オーディションで歌う場面もあった。
 また、エッセーやシナリオで活躍し文才も発揮するマルチタレントだった。特に自伝では精神を病んだことなどを率直に語ったり、父がエリザベステイラーと不倫したことについて赤裸々に語りベストセラーになっていた。


 私生活では歌手のポールサイモンと夫婦だった時期があり、ユダヤ教の結婚式を挙げたので、ボブディランらと同様に彼もユダヤ系だったかと日本でも知られた。

 ところが、また新作の『スターウォーズ』撮影終了後に心臓発作を起こして入院中のロサンぜルスにある病院で死去し、共演していたマークハミルやハリソンフォードも驚いていると報じられた。

 かつて『スターウォーズ』のスタッフは、日本で吹き替え上映されたのを観て、このほうがレイア姫の声が良いと言っていた。キャリーの声の芝居は良くないと言って。彼女の声は響きに特徴があって、やはり地声からして歌手のものという感じだった。
 日本語吹き替えは色々な女優がやっていたが、多くの人に記憶されているのは三作通して吹き替えていた島本須美だろう。あの当時はクラリスとナウシカでお姫様の声優といえば島本須美だったから。 
 
 余談だが世代の違いといえば、ホームシアター売り場でドルビーサラウンドについて、77年公開の最初の『スターウォーズ』で、その威力が初めて知られるようになったという話をしたら、若い店員が、そのころからだったのかーと言っていた。
 さらに前の世代の話になると、映画を観たことない人でもどこかで聴いたことがあるほど有名だが、これは「レイア姫のママ」デビーレイノルズが歌っている。




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by ruhiginoue | 2016-12-28 20:49 | 映画 | Comments(1)
 先日は、有権者にも同僚にも粗暴な松崎いたる議員は勝手に共産党を出て行った、という話題を取り上げたが、この議員の件を勝手な政治的利用する人たちがいる。

 その松崎いたる議員は、ニセ科学を批判して裁判に訴えられ、共産党から見捨てられたかのようにSNSで述べていた。しかし、その話をよく読むと、これについての共産党の結論とは、その裁判の内容があまりに個人的で、議員活動とは直接の関係がないから個人で対応するべきであり党としては関与しないというだけのことだった。

 そもそも、ニセ科学を批判したから裁判沙汰なんてことは法的にあり得ない。これについて他の人からも「科学的真理の真偽自体を直接訴訟対象とすることはできません」と指摘があった。

 これに対して左巻健男という人が、奇妙な反論をしたらしい。当人を名乗るSNS掲載されていて、誰かが受け売りして「拡散」していた。この人は松崎議員と親しく、同議員がニセ科学を批判するというのは大体この人の著書の受け売りと言ってもよい。
 そこで左巻という人は、ニセ科学を批判して訴えられたというのは「ざっくりした話」だという。
 これにまず呆れさせられる。「ざっくりした話」を辞書(goo)では「大ざっぱなさま」「全体を大きくとらえるさま」「おおまかに」「使用例 要旨をざっくりととらえる」と説明してある。実際、一般的にもこのような意味と使用法である。
 だから本件のように要旨がまるで違っているという指摘に対し、おおまかな話だという反論はまるで成立しないし、それどころか、全体を大きくとらえたとしながら実際と異ったら大問題だ。

 また、この左巻健男という人は、松崎いたる区議が訴えられたのは「言葉尻を捉え」ることで名誉毀損にされたものだと騒ぐが、これも事実ではない。そのような反論が可能なのは文理解釈に影響のない部分で揚げ足取りされた場合だ。そうではなく、松崎区議の問題発言は、それらの言葉を使用することで趣旨が定まるものだった。 
 そして、左巻健男という人が名誉毀損の訴えを不当だとするわけとは「言葉尻を捉え」たものだからということだが、その言葉とは訴状と証拠によると以下のごとき言葉である。
 「インチキ」「詐欺」「トンデモ」「いかがわしい」「たわ言」「でっちあげ」「無知かペテン師」「根拠のないウソ話」「妄想」……。
 こうした言葉の数々を、板橋区の議員が同区の職員に向けて執拗に反復して浴びせ続けた。

 このため裁判に訴えられたうえ共産党でも問題にされた。疑似科学批判は結構だが、こんな言葉づかいで罵声を浴びせるような内容を公言して議員が訴えられたのでは、党として裁判の支援ができないだけでなく体面的にも困る。議員としての立場をわきまえて品位を保ち節度をもってやって欲しいということだ。これは常識からして当たり前のことだろう。
 そして法的には次のように問題となった。まず、このような言葉を執拗に浴びせることは正当な批判の範疇ではない侮辱や中傷誹謗である。また、このような言葉を使えばその語彙から、科学の研究や実験に対し、その信憑性を疑うのではなく、悪意を以て捏造したという意味になってしまい、そこに何の根拠も存在しない。だから不法行為として訴えることが可能な形になったのだ。

 ところが、これら党の対応に不満の松崎区議が騒ぎたて、そこへ悪意ある人たちが「共産党は偽科学支持だ」というデマ宣伝をはじめた。これでは科学ではなく政治的意図が露骨だ。

 しかも、そこで左巻という人は、自分の言動のお粗末を指摘されたら、それを誤魔化すために低レベルの屁理屈を公言したのであるが、もともと彼は何か批判しようとすると先ずブロックして反論されないようにしておいてから陰口の形でツイートすることで知られている。そんなことをなぜするのかというと、こんな内容だから、ということに尽きるのだろう。
 その後、左巻健男と明記しているSNSについて、他の誰かが勝手に身代わり成りすまし反論したという否定は出ていない。

 こんな結果になりそうだから、前々から松崎いたる板橋区議や左巻健男という人のことを問題にしていたのに、少なくない共産党員らは身内が批判されたとしか考えずに反発していた。そして松崎議員の除籍という事態になったら、その態度も急変したというわけだ。

 追記。
 この議員は「無知かペテン師」と言うのだから、「無知」と「ペテン」は別概念であることを理解しているはずで、それでいて「ペテン」に属する言葉を羅列している、という指摘があった。
 たしかに、ここがおかしい。
 そして、「ペテン」とか「詐欺」とか「インチキ」となると、批判するだけでなく、それをやっている証拠が要るのだが、無かったから、この議員は訴えられたのだ。



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by ruhiginoue | 2016-12-28 12:37 | 政治 | Comments(9)
 かつて板橋区で、こんな問題が起きていた。
 平成27年3月25日付で、日本共産党板橋区議団の大田伸一団長に対し、内容証明郵便によって抗議文が送付された。また板橋区議会事務局の鍵屋一事務局長に対しても、この抗議文を共産党に送付したという通知がされた。
 
 その抗議文によると、平成27年3月19日16時50分頃、区内の男性が板橋区議会事務局で議会資料の閲覧をしていたところ、日本共産党に所属(当時)する松崎いたる議員が現れ「自分は被告なのだから何を閲覧しているのか知ることができる」と言い、閲覧の妨害行為をし続けた。被告というのは同議員が訴えられているという意味のようだが、その強引さとしつこさから身の危険を感じるほどで、この行為は、他の共産党議員によって控え室に連れ戻されるまで続けられた。
 しかも、閲覧が終わり帰る時、同議員はその男性が帰るのをエレベーターホールソファに座り待ち受けており、あまりの異常な態度に不安となったため区議会事務局職員に頼んでエレベーターに乗るまで同行してもらったという。

 こうした同議員の言動は板橋区議会基本条例が謳う情報公開の理念に違反するものであるとして抗議文を送付されたが、これに対して共産党から謝罪などが無かったので、この対応にも区民から批判の声があがっていたということだった。

 そして今年、同議員は自分の思い通りにならないのが不満だからと同党議会派から勝手に出て行ってしまったので除籍となった。このやり取りのさい、同議員は共産党の議員団の中で会談中に感情的になってしまい、これについて自分でも「激高した」とSNSの中で認めている。激昂したが自分は正しいと主張しており、「懸命に主張している中でつい言葉がきつくなったが」と言うような取り繕いすらしない。

 このような、有権者にも同僚にも粗暴な態度をとる議員はどこの党でも困る。すると、同議員は勝手に出て行ってしまった。ところが、それを共産党が追放したというデマを流す人たちがいる。こんなことは絶対に許してはならない。共産党を擁護するということではなく、嘘はいけないということだ。
 もちろん、そんな議員を議会に送り、抗議を受けた段階できちんとした対応をせず、このため市民たちに批判されてきた共産党にも責任がある。



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by ruhiginoue | 2016-12-27 19:21 | 政治 | Comments(0)
 デビッド ボウイ、プリンス、エマーソンにレイク、今年は有名人の訃報が色々な分野であったけれど、特に音楽家が目立つと思ったら、今度はジョージ マイケルであった。

 ジョージ マイケルはイラク戦争の時に、こう言っていた。
 「私は決してアメリカ嫌いではないが、ブッシュ大統領とその取り巻きたちとなると事情が異なる。ブレアさん、この件について私達とちゃんと話し合いましょうよ」
 こう呼びかけたが無視された。英首相ブレアはアメリカに追従してイラク戦争に協力。
 怒ったジョージ マイケルはプロモーションビデオのアニメで痛烈に皮肉った。

 それにしても、今年はどういうことでしょうか。


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by ruhiginoue | 2016-12-26 19:08 | 音楽 | Comments(0)
 クリスマス映画の定番といえば『素晴らしき哉、人生』だが、これは日本での人気はどうなのだろうか。他にも題名を挙げる人の多い映画は色々とあるが、『戦場のメリークリスマス』という人もいて、これは出演しているデビッド ボウイの死去などもあって、また放送されている。
 
 ところで、その監督の大島渚は「徹子の部屋」に出たさい『戦場のメリークリスマス』に話が及び、映画に俳優として出演したのはコメディしか経験のないビートたけし扮する軍曹が最初は不安だったが役にはまったと言った。 
 あれは勝新太郎や緒方拳も候補になっていたが、決まらないでいるうちに時間が無くなり、いわゆる見切り発車のようにしてビートたけし起用となったらしい。そして、風貌は合っているけど喜劇ではないから雰囲気が合うだろうかと疑問だったということのようだ。
 
 この話に黒柳徹子が「あの役は普段のたけしさんと違って悪い人でしたよね。あれ以来よく悪い人の役をやるようになりましたね」と言った。
 すると大島は「ああ、大久保清とかね。そして本当に悪い人になっちゃったね」
 これは週刊誌の取材に文句を言いに行って暴力沙汰となり逮捕されてしまった「フライデー事件」を皮肉っているのだった。

 このビートたけし扮する軍曹が、映画の最後に「メリークリスマス、ミスターローレンス」と照れながら言うと、カンヌ映画祭では観客たちがみんな立ちあがり拍手したそうだ。
 だが、あれは、ついに理解し合えたという意味ではなく、戦争で日本が物質文明だけでなく精神文化でも敗北して英語とキリスト教をモノマネしたのが痛快だったからだという指摘もある。
 しかも、これはヨーロッパの観客が勝手にそう解釈したのではなく、もともとこの映画はそういう描き方をしていて、だから、戦犯として囚われた元軍曹が英国軍の将校に向ける笑顔は、親しみというより卑屈さであり、そうとしか見えないというわけだ。

 これまで『戦メリ』は、もちろん同性愛の映画だとも言われた。最初は原作者と親しいロバート レッドフォードを紹介されたがハリウッド映画と違い過ぎるとして断られ、そして大島渚はテレビのCМに出ているのを見てデビッド ボウイに持ち掛けたら興味をもってもらえたと言うことだった。
 これは時期からすると宝焼酎「純」の宣伝「ロックでわればジンロックジャパン」だろうが、こうした偶然だったとはいえ、原作者の意図とは異なる同性愛の要素を強調するキャスティングになったし、しかも、監督がこだわってきた日韓問題を組み入れるため原作には無い朝鮮人軍属の話を脚色しているものの、それは同性愛行為で処刑されるという役であった。

 しかし、テーマの中心は戦争であり、戦争の原因を異文化への無理解による衝突とし、和解を模索する話だという解釈が日本では一般的であるが、実は日本が西欧に完敗して当然という話であり、そもそも大島渚は新左翼を自認してきたが、そんな日本の左翼に多い西洋崇拝者に彼も漏れず、特にフランス好きを自称し、そのうえ日本は嫌いだとテレビで明言したことがある。
 なら、『戦場のメリークリスマス』は「反日映画」ということになる。さて、どんなもんだろうか。



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by ruhiginoue | 2016-12-25 22:23 | 映画 | Comments(1)
 この「クエート人少女涙の証言」というあからさまな捏造のヤラセを口実に、アメリカはイラクに戦争を仕掛け、大勢の人命が奪われ、環境破壊が深刻に。
 さらに「大量破壊兵器」の嘘でまた戦争を。
 
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 だから今回シリアの女の子はどうなのかと言われてきた。当たり前だろう。

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 この、「アレッポの少女バナ」のツイッターは、欧米メディアのプロパガンダ・アカウントで、SNSのメタデータプロファイルから、アカウントが英国で登録され、例の「ホワイト・ヘルメット」という世論操作の団体が関与しているとも言われる。

 ただ、この少女の話があまりにも美談仕立てで、いかにも他所で作られたという印象だったこと、そして何より、もともと米英はこのようなことを昔から戦争のたびにやってきており、それが、いろいろと言われている原因だ。
 例えばベトナム戦争の時など、アメリカは宣伝に使う子どもを探し回り、戦争の負傷や火傷が無くて「手足の揃った」顔の見てくれも可愛らしい子供を選別し、マスメディアに登場させて、その子供を抱いて頬ずりするアメリカの軍属夫人や政治家という様子を見せて派手に騒いでいたのだ。

 そういうことを散々されてきたのが世界の現実なのだ。



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by ruhiginoue | 2016-12-24 17:15 | 国際 | Comments(5)