井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

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 参院TPP特別委で、安倍総理は「私はJAや全農を攻撃しているわけではない。励ましているんだ」 と発言した。これでは、暴力教師の「体罰は愛の鞭」や、育児ノイローゼ母親の「虐待ではなく躾」と同じだと言われている。

 この背景に、日本には批判する文化が育っておらず、黙って耐えることを美徳とする奴隷根性が身についている、ということがある。それで、結婚した途端に婚約中とは一変して暴君と化して平気でいる人がいるのだろう。ちょうど安倍総理の「これまでの約束とは異なる新しい判断」というわけだ。


 ところで、暴力亭主のため入院するほどの怪我をした知り合いの女性が、人権擁護委員に相談したら委員は地元の寺の住職で、必死の訴えに対し読経と同じム~ニャ・ム~ニャという口調で「人間には忍耐の精神が最も大切である」などとクドクドと説法されてしまったそうだ。

 こういうことがあるから、日本人のマゾヒズムは仏教の影響ではないかと疑っている。また、大昔から寺請制度とか檀家の制度で権力が一般人を縛る役目を仏教界は果たしてきたこともある。

 今でも地域によってはちょっと田舎に行くと檀家の影響が生き残っていて、これは墓は郊外の霊園じゃダメだとか言ってる人がまだいるためだ。あと無縁仏は全部つぶして駐車場や幼稚園にし、親に呼びかけ住職が市議会議員に立候補とかいうこともある。その住職が、まさにそれだった。


 これについて、坊主だからDVを隠蔽したと言うより、むしろ「人権擁護委員」だからという指摘もある。公的な役職を得るには「アカみたいなこと言わない人」であることが必要だからだ。それに、人権擁護委員をやっている人でも「ここだけの話、こんな所に相談しても無駄」と言っているそうで、こういうことは自分でも直接に知っている話が色々とある。
 また、訴えるにしても、とにかく今の暴力から逃れなければ危険なので一時的に身を隠すいわゆるシェルターを、という意見があるけれど、そうしたら自民党など保守派が「家族制度の崩壊につながる」と反対していた。日本の伝統的な家制度は家族をツールや道具としか思っていない。だから人を粗末にする。これなら自民党の改憲草案があの調子であるのも当然だ。

 ただ、その女性はDVにもいちおう人権擁護委員が対応する建前なので相談していて、これは埼玉県の話で、東京ならそこまでひどいことはないと聞いたから夫に黙って引っ越し、そこで役所や色々な人や団体に相談して解決(離婚など)したそうだ。
 そして「やっぱりダサイタマだ。もう二度と埼玉には住まない」と言っていた。
 
 そうえいえば、港湾バスのストライキについて、「あれは自分も利用するから不便ではあったが、労働者の権利だし、安全の為であるから利用客のためでもある」と言って理解を示す人がいる。
 あの西武線は、例の堤義明が他社のベアに少し上乗せしてやるからと言って労働組合を作らせず、そこで公私混同のやりたい放題だったことは有名だけど、それを沿線の住民たちの多くを占める埼玉県民たちは「ストがないから良いね」と言って何も考えないから、「やっぱりダサイタマ民度が低い」と昔から笑われてきたのだった。

 あの『パタリロ』で知られる魔夜峰央が埼玉を「ディスる」漫画を描いていたが、こういう実態に触れていないのであまり面白くなかった。



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by ruhiginoue | 2016-12-05 18:01 | 社会 | Comments(0)
 千葉大医学生らの集団レイプ事件で、犯人の身元が伏せられているのは、被害者が誰なのか判ってしまう可能性があるためだと警察は発表した。
 ところが、これを百田尚樹は、政治家など誰かエライ人の息子が犯人だからではないかという憶測があるとしたうえで、そうでなく実は犯人が在日外国人だからではないか、などと言いふらし、こうした彼の言動に対し大きな批判の声が巻き起こっている。

 そもそも、これまでずっと、在日外国人が犯人である場合も実名は発表されるし、報道もされている。在日外国人なので実名を伏せられたというのは最初からありえない話だ。在日外国人の排除と差別を扇動する目的でデマを飛ばしたのならトンデモナイことだが、それにしても口からデマカセの程度がひどすぎる。だから、この百田という人の心性はネトウヨとほとんど同じだと言われるのだ。

 さらに、先日発売された週刊誌『フライデー』が、「千葉大学医学部レイプ事件『これがエリート医大生の素顔だ』」と題して、容疑者たちの素性をスッパ抜いた。
 これで、「犯人は在日外国人」という百田のツイートにはなんの根拠もないことが、さらにハッキリした。
 この記事によれば、犯人は父親も兄も弁護士という法曹一家、日本法曹界でも指折りの名家、曾祖父は東京帝国大学法学部で岸信介元総理の学友、最高裁判事などを務め、また身内には法律関係の財団法人の理事長や各弁護士会の幹部経験者などが「ゴロゴロ」いる、と知人が証言している。

 つまり千葉県警が成年の容疑者であるにもかかわらずその氏名を公開しなかったのは“法曹界の名家”であることに配慮した結果だったのであり、ちまたで囁かれていた憶測のとおりだったのだ。
 しかし、百田尚樹は相変わらずしょうがない奴だというのは、もう分かり切っていることだ。むしろここで真に問題なのは、それなりの地位の人の馬鹿息子が犯人だったから名を伏せたということの方だ。

 これについて、すでに指摘するメディアも出始めている。
 周知のとおり、弁護士・検察・警察の司法は身内に甘いうえ、組織同士もお互いにべったりの関係であり、不祥事をかばい合う関係にある。
 そうなると、当然ながら今回の事件についても法曹界のルートを通じて情報公開に圧力がかかったであろうことは想像に難くないし、容疑者の曾祖父が安倍晋三首相の祖父・岸信介と親密な関係にあったことを警察組織が忖度した可能性もあるだろう。
 ということだ。

 法曹界が身内の不祥事をかばい合い、そのため露骨に汚いことをする実態は、すでにここで具体的に取り上げている。
 例えば、防衛医大の医療裁判の件である。防衛医大の側でも、問題のある医師を放置しては自衛官とその家族さらに国民全体の命に関わるとして責任の所在を明らかにして被害の賠償もした。
 ところが、問題を起こした医師個人に雇われた弁護士は、その医師が防衛医大を去ってから開業して商売できるようにと、不祥事の隠蔽工作をした。そのため捏造の証拠を出したとか、事務所のホームページに虚偽を書いたとか、そういう問題を法廷で問われることになった。
 すると、その弁護士はまともに反論をせず、元高裁判事であることや国の委員をしていることなどを強調して露骨に「政治的配慮」を求めた。
 すると呆れたことに裁判官も応え、訴えられた後から事務所のホームページを書き直しているので最初からこう書くつもりだったはずだから違法ではない、などなど非常識が満載された判決であった。
 これは何かの冗談かと思うほどだが、判決文に堂々と書かれていて、読んだら弁護士も法学部教授も椅子から転げ落ちそうなほどビックリ仰天した。

 また、その弁護士が所属する東京弁護士会に懲戒請求したところ、侮辱的な文書を送り付けてきたうえ関係者にまで送付するなどの迫害を受けた。
 このため訴訟にしたところ、訴えのとおりその東弁の作成した文書には証拠の裏付けのないことが書かれていると判示はされた。
 だが、日弁連に異議を申し立てて訂正する制度となっているし、誤りが故意であるか不明なので、損害賠償請求は棄却された。

 そこで、この判決を基に日本弁護士連合会に異議を申し立てたが、日弁連は何の根拠も示さず、東京弁護士会は正しいという文書を送り付けて来た。そのうえ綱紀委員会に異議を申し出たが、なんと日弁連から、提出期限に遅れたから無効だという返答があった。
 もちろん遅れていないし、提出したさい窓口で日付入りの受け取り印を捺されているなど明確な証明がある。
 しかし、それを訴える場が無い。これを知っていて、日弁連は毎度のようにこの手口を使用している。このことも周知であり、各地で大勢の人たちが問題にして批判しているが、それでもお構いなしにイカサマをし続けている恥知らずぶりである。

 そうしたら、例の『週刊ポスト』などが取り上げた大橋巨泉氏の死去に関しての問題である。あの元防衛医大の医師が関与していたのだ。彼が大橋氏に薬の誤投与をして衰弱を促進してしまったという指摘を他の医師がしていた。
 これに遺族は悔しがり、まさか防衛医大で医療過誤事件を起こし裁判で敗訴した「前科」のある医師だとは知らなかったし、防衛医大で皮膚科の講師だったのに辞めてから専門外に手を出していたとも知らなかったと言う。

 このように、法曹界の腐敗と身内不祥事隠蔽は人命にかかわる問題である。それに比べたら、小説家の下品な発言もひどいとはいえ深刻さが違う。


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by ruhiginoue | 2016-12-04 15:13 | 司法 | Comments(3)
 毎年、年末になると今年の言葉というのを雑誌や寺などが発表するが、そのさい「流行語大賞」に疑問が出る。それは自分と意見が違うという反感ではなく、そんな言葉は流行していないというもので、かつ、そもそも流行語ではないということだ。

 もうずいぶん前のことだが、あるテレビ番組で「流行語大賞」が発表されたという話題のさい、女性お笑い芸人が語尾に付けて言う決まり文句「だっちゅーの」と、人気だったテレビドラマの題名「ショムニ」が選ばれたということに対し、いつも出ているアナウンサーが「だっちゅーの、ならふざけて言っている人がいたけど、ショムニなんて誰も言ってませんよね」と指摘していた。ドラマの題名だとは知っていても、そこから転じて何かの表現に使うということは無かったからだ。
 
 こんな昔から、そもそも流行語ではないものが流行語大賞になってきたのだった。みんなが使うから流行語であり、ただ話題になったものを表す言葉ではないのに。
 だいたい、日常的に使える言葉でないと流行しない。だから昔から「超〇〇」とか「記憶にございません」とか、そんなのが流行語とされた。なのに話題になったものを示す言葉だというだけで「流行語」と言ってしまうことが多い。

 しかし今年の「日本死ね」は、使える点では合格だ。実際にこの匿名ブログの怒りの言葉は模倣もされたし、この言葉の意味は、国の政策を批判し、こんなことでは日本の将来はお先真っ暗ということを、他人事でも一般論でもなく自分の子供のことでまず怒っていて「保育園落ちた日本死ね」と表現したものだったから、政治家が取り上げもして、これまで日の当たりにくかった問題を明るみに出したという意義が認められた。

 また、これにいわゆるネトウヨおよびその体質の人たちが反発し、「日本死ねなんて流行ってない」とか言っているが、そんなことを言っている人たちに限って、そのブログを書いた誰かや、これをきっかけに問題として取り上げた議員らに対し、「日本死ね」は反日だなんだと罵声を浴びせていたのだから、手前で流行させる役割を担っておいて後で否定する滑稽さである。

 ところで、これについて、つるの剛士とかいう芸人が、汚い言葉だと文句をつけたり、大して流行ってもいない「神ってる」が相応しいとかツイートし、そこには生まれたばかり子供を抱く自分の写真が掲載されていて、「日本人としても親としても僕はとても悲しい気持ちになりました」と述べている。
 これでは、国に対する批判が起きる現状を子供を持つ者として残念に思う、というのではなく、他人事なので必死の叫びなど意に介さず、言葉尻を非難して国の無策を免罪しているだけだ。
 まず曽野綾子の二番煎じであり、津川雅彦の「言う奴が死ね」に比して少し綺麗事っぽくして、上品ぶり、いい子ぶり、体制に媚びようとする意図が見え透いている。しょせん芸人にはこの程度の人が少なくない。

 ただ、保育園落ちた日本死ね、は飽くまで怒りの比喩だけど、武器輸出して儲けようとかカジノで儲けようとかいう国は、ほんとに死ねと言いたくなる。少子化といいながら保育園に入れず、無認可とか無資格の人しかいない保育所で乳幼児が死んだりする国は無策だが、戦争や博打で儲けようとする国は悪徳である。



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by ruhiginoue | 2016-12-03 13:26 | 芸能 | Comments(3)
 先月の11月25日も、また三島由紀夫の追悼式典が行われたが、正直言って子供の頃は、自衛官たちがバカで三島の説く崇高さに付いて行けなかったと思っていたが、いちおう大人になり社会で多少とも苦労したら考えが変わった。

 それは、当時自衛官だった人が言っていたことを、よく理解できるようになったということだ。ちょっと体験入隊して仕事もせず特別扱いされ「先生」とチヤホヤされていた有名人が、いきなり日本刀を振りまわして暴れ重傷者をだしたうえ、バルコニーから隊員たちを見下ろし、まさに「上から目線」で説教したら、これは誰でも怒るはずだ。

 また、自民党の政治家も、よく若い自衛官のことを散々「頼りない」とか「もうちょっとマシなのがいないのか」とか言ってきた。そんなことが続いてきたのだから、たまには言い返したくもなるだろう。
 もちろん、頼りない防衛相なのは事実でも自衛官募集のビラに書くのは褒められたことじゃないし、それが女性であることを強調していては問題になって当然だ。

 その、女性の稲田防衛相が少々頼りないという秋田の自衛官募集ビラのため関係者の処分が検討されているとの報道で感じたことは、少々頼りないんだったら前の中谷防衛相もだけどね、ということだ。
 あの人が防衛大を出ていて自衛官のころにレンジャー訓練をやったことがあるなんて言ってたから、それが本当だとしたら、若者を自衛隊に入れて鍛えるべきだと言う話を聞くたびに、無駄だよと思ってしまう。
 そもそも、三島由紀夫のような見かけだけの筋肉を作るのとは大違いの地獄の特訓を成し遂げて隊内で一目置かれる人が、内部のイジメで自殺ということがあるから、鍛えればいいというのは迷信だ。
  
 そして、強がって見せる危険は女性にもあり、昔から「女性だから」と言われたくないので強がり無闇に戦争をしたがる女性の政治家がいる。あのサッチャーもヒラリーも「鉄の女」を気取り多くの血を流したし、小池都知事がかつて防衛相になったとき自衛隊の内部では危惧があったそうだ。
 だから、国会答弁で突っ込まれて涙ぐむなどしたとしても、いくら頼りないと言いたくても、それは言ってはいけない。危険だからだ。



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by ruhiginoue | 2016-12-02 17:35 | 政治 | Comments(0)
 今日は、長い間に渡り忘れられたようになっていた映画が、福島第一原発事故の後にDVDになったという話。
 この『悪魔が最後にやって来る』は『オーメン』を意識した内容で、製作と監督が『エクソシスト』を意識した『夢魔』と同じである。だから同じ人たちがホラー映画の二大ヒット作のエピゴーネンとかパチモンを作ったと言われたものだった。

 ところが、『夢魔』は『エクソシスト』の真似であったが、『悪魔が最後にやって来る』は『オーメン』の真似ではなく続編に使えるネタを先取りしたような内容で、続編『オーメン2』より先に製作された。

 そのうえ、悪魔の化身の壁画を女性ジャーナリストが主人公に教えるとか、悪魔の分身の謎を解いた者が電話で主人公に知らせようとしたが機械の誤作動で室内に閉じ込められたうえ逃げようとして密室内で機械に胴体を挟まれて死ぬとか、『オーメン2』と共通するものがあり、本家の方が影響されたのではないかと思えるほどだ。

 さらに、悪魔の申し子が成長してイケメンの経営者になって権力にも接近し、世界を破滅に導く陰謀をその事業の中で実行しようとするところなど、『悪魔が最後にやって来る』が先にやってしまったため、第三作『オーメン最後の闘争』でダミアンはやることがなくなってしまい、大きなことをせず暗殺ばかりしているかのようだ。

 その大きな陰謀というのが、黙示録の怪物といわれる七つの頭を持った悪魔の獣を思わせる七基から成る巨大原子炉の建設であった。黙示録の怪物が火を吐いて世界を炎上させるように、七基の原子炉は爆発したら連鎖反応で地球を焼き尽くす。
 最初、建設会社を経営している主人公は、エネルギー危機に対応するためと言って乗り気だったが、跡取り息子の推進する計画がまるで黙示録であると神父などから警告され、息子は本当に自分の子供なのかと疑い、計画をやめさせようとする。

 しかし、計画に疑問を抱いたり反対したりする者たちは次々と不可解な惨死を遂げる。主人公は、反核団体や環境保護団体が叫ぶ建設反対のシプレヒコールを、最初はウザいと思っていたが、次第に不安になってくる。

 こちらのほうが『オーメン』の完結よりはるかに面白い。もちろん、製作したのがマカロニウエスタンのイタリアだから、やはりエピゴーネンとかパチモンとかの映画ではある。
 そんなものに、よくカーク ダグラスが出演したものだと言われたが、彼はこの当時『フューリー』というオカルトがかったスパイアクションにも出演していた。
 そして、息子のマイケル ダグラスは『チャイナシンドローム』で真面目な原発を告発していたが、もっと大スターの父カーク ダグラスがオカルトで原発批判していたというのも面白い。

 また、イタリア映画音楽の巨匠エンニオ モリコーネの音楽も素晴らしい職人技である。『エクソシスト2』とともに、彼のホラースコアの傑作だ。




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by ruhiginoue | 2016-12-01 19:00 | 映画 | Comments(0)