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by ruhiginoue

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 あの籠池氏の証人喚問に先立ち、自民党の国体幹部が「国家に対して喧嘩を売るってことがどれだけ大変なのか分かってないよ」と発言したと報じられている。

 これと同じようなことを、防衛医大の医療過誤で国家賠償請求訴訟を起こしたときに言われた。
 「国を裁判に訴えるとは天に唾する行為だ」
 これは、警察が民事介入してのことだ。医者の側の弁護士が担当警官を唆した。
 そして警官は「医者からどんな被害を受けたのか聴きたい」と呼び出しておいて、警察署に行ったら「防衛医大を訴えた政治的背景はなんだ」と質問した。
 そんなものは無いと言ったら「とぼけるんじゃねえよアカ野郎、自衛隊に難癖つけるのが目的だろう」と机を叩きながら怒鳴ったのだった。
 そのうえで、何度も「国を裁判に訴えるとは天に唾する行為だ」と。

 これに原告の弁護士が「警察が介入する事件ではないはずだ」と毅然として通告した。
 また、防衛医大の側でも「手術の内容からして裁判沙汰も当然だ」と他の医師たちが指摘し、現職自衛官も「人間がやることなのだから国にも間違いはあり、自衛隊だって例外ではない。被害の救済を求めて裁判を起こすことは国民の正当な権利だ。それに、責任を追及してくれたほうが医官の質向上になり自衛官とその家族と国家のためになる」と喝破した。

 このあたりは拙書『防衛医大の場合はドキュメント医療裁判』で詳しく述べている。これはアマゾンに、まあ綺麗なほうで値段が安い古本もあるので、それでもいいから読んでいただきたい。

 後に、その問題の医師からは非常に有名な芸能人も被害に遭ったので、これを週刊誌がとりあげ、当方にも取材がきて記事になったこと、さらにNHKまでが取り上げたことは先述した通りだ。
 この医療裁判のことは新聞とテレビが取り上げていたが、被告が防衛医大というだけで医師の誰が問題かは追及されなかった。それで医師について知らない人が多く、また問題が起きたということだ。

 とにかく、同じく公的な地位にいても、その防衛医大同僚医師や現職自衛官のような立派な人がいる一方で、唆される警官や自民党国対幹部のように驕った人もいる、というこことだ


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by ruhiginoue | 2017-03-24 17:56 | 政治 | Comments(3)
 「餃子の王将」というチェーン店が読売新聞と提携し、紙面に「無料クーポン券」を載せているが、これを図書館の新聞から切り取って持って行く者がいるそうだ。
 このようなことは器物損壊罪になるので、警告を表示する図書館もある。
  
 これで思い出したが、理科の授業で使うから新聞に載っている天気図を切り抜いて学校に持ってこいと言われて、うちで新聞をとってない貧しい家の子が図書館の新聞から切り抜いたという話が昔あった。これは無料クーポン券を切り取るセコイ感じとは違い悲しい感じがする話だった。

 この天気図だが、中学のときに理科の教師が頭にくることを言ったので、今も忘れられない。今日の新聞から切り抜けと言うので、それでは裏面の記事が読めなってしまうから、古新聞で日付を指定して統一すればいいという提案が生徒からあったのだが、その教師は「どうせ天気図の裏面なんて政治や経済の欄だから読まないだろう」と言った。生徒だけでなく親らもバカにしている。

 まあ、大人でも新聞を細かく読まない人の方が多いという現実もあるが、教師がこれでは困る。
 また、理科の教師だから政治や経済なんて無関心だったのかもしれないが、天候は軍事機密だったこともあるし、商売に天気が影響して株価も動く。そういう総合的な視野がなく自分の専門しか興味がない人も少なくない。テレビ欄とスポーツ欄にしか関心がない人は、教師にもいる。

 そういう人たちは、アンチジャイアンツでもない限り読売新聞を読んで、ついでに餃子の王将のクーポン券を切り抜けばいいだろう。
 そうでないハイレベルな朝日新聞は、受験に役立つ天声人語という宣伝をしているが、それでこの広告はなんだろうか。
 
 
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 この場合は「関心」ではなく「感心」じゃないのか。「なるほど」なんだから。アンケートで主婦が書いたことから抜粋したにしても、間違った言葉の使い方を大きく宣伝に使うというのはお粗末だ。
 あと、「本質」は「迫る」とか「捉える」もので、「突く」なら「核心」などになるはずだが、「本質を突く」という使われ方もされていて間違いとは言いにくいが、語彙からすると不自然ではある。
 どうであれ、「なんだろう」というなら「関心」もつだろうが、「なるほど」というなら「感心」するものである。
 こんな広告するなら、天声人語ではなく餃子の王将とか他のどこか飲食チェーン店のクーポン券で売ったほうがいい。
  


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by ruhiginoue | 2017-03-23 17:34 | 社会 | Comments(0)
 顔の変形、痣、傷、麻痺、などにより人とは違う外見の人たちが受ける学校でのいじめや恋愛や就職の苦労などの「見た目問題」について、朝日新聞の岩井建樹記者がその当事者に本音を尋ねる記事を発表した。
 この記事は、細かいところに難があり、例えば、同じような外見の問題でも原因は異なるのだが、それを病気や怪我が原因としか書かれていない記述があり、生まれつきの奇形もあることに触れていないなどの不備がある。

 それでも、このように当事者から率直な話を聴き、その現実を報道することには大いに意義があるので、記者はよくやってくれたと感じる。
 なぜなら、顔に変形や傷跡や痣がある人たちが、やはりそれゆえ悩んでいるということを周知させて欲しいからだ。身体的な問題を抱えていれば色々と不都合があるなどするから悩んで当たり前だが、そんな常識ともいうべきことを否定し、そうすることで人を苦しめたり傷つけたりすることが横行しているからだ。

 この中には、苦悩して当然なのに明るく元気に振る舞っている人、ということで見世物にして悦に入る「感動ポルノ」もあり、そのいやらしさが批判されているけれど、さらにこれを利用していやがらせが行われているのを、よく見聞きする。
 それは、傷跡などが顔ではなく服で隠れる身体の部分の人に、学校の教師などが無神経や時にはいじめ感覚で曝しものにすることだ。不幸中の幸いで服に隠れるというのに、それを「ほんとうの自分を隠すのは良くない」とか無茶苦茶なことを偉そうに言って、それで羞恥や屈辱を味合わせ、いじめの対象にする。

 そして「顔の人は隠せないから気にしないでいる。そんなこと気にしなければいいんだ」と正当化し「気にしないで明るくしている立派な人に、おまえもなれ。いくらいじめられても我慢するんだ」と説教や訓示をし、他人を苦しめ傷つけることで自分が見識をもつ偉い人だと自己満足する。
 これをわかっていてやっている確信犯も明らかにいるが、しかし、よく教師や宗教家などは自分のしていることの罪深さに気づかず本気で自分は立派だと錯覚している。そうすることで手前は幸せなのだろうが、その種の幸せな人は迷惑でしかない。
 
 そういう連中が変なネタにしないように、当たり前のことを当たり前にするための報道をして欲しいということだ。だから今回の記事は有意義である。





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by ruhiginoue | 2017-03-22 17:16 | 社会 | Comments(0)
 ほんとうに自衛隊の任務が大事なら、もっとマシな防衛大臣にしてくれないかと、内心では列席した人みんな思っているのではないか。
 という感じがした防衛大の卒業式だが、その訓示で稲田朋美防衛相は、自衛隊の幹部となる人たちに「栄光あれ」と言ったそうだ。

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 これで思い出したのは、金正日総書記が軍の式典で将校に言ったこと。
 「栄光あれ」(ヨンゴァンイズラ 영광있으라)
 
 調子も似ているので、もしかすると稲田防衛大臣は影響されたのかしら?




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by ruhiginoue | 2017-03-21 14:13 | 政治 | Comments(3)

卒業式とサリン事件

 多くの学校や大学で卒業式が行われる日に、地下鉄サリン事件が有った。個人的には「有った」というより「遭った」というべきだった。あの日は裁判所に行くため地下鉄千代田線に乗っていたが、霞が関駅が封鎖されているので、隣の国会議事堂前駅から行くしかなかった。
 このときは、なにか不明だが薬物が撒かれたためだと言われていた。そして国会議事堂前駅で降りたら周囲には防護服の集団がいて、まるで『カサンドラクロス』だと思った。

 その後、防衛医大の待合室には「サリン事件で被害に遭われた方はご相談ください」という張り紙がしてあり、いかにも専門家がいるように振る舞っているけど、実は俄かに仕立てられた医師が慌てて文献を読み始めたのが実態だと、研修医に聴いた。
 そもそも、軍事的な医学を研究するのではないかという危惧に対して、一般の医学しか行わないと説明していたのだから、後になってから専門家がいるというのでは整合性に問題が起きる。
 つまり、場当たり的にご都合主義の態度をとったということだ。

 ところで、防衛医大にも制服と制帽があり、その卒業式では帽子投げをするのだが、学生の任意によるものなので投げた後で自分で拾うと、卒業生の研修医が言っていた。
 しかし防衛大では恒例行事で、これはアメリカの士官学校のマネだから、みっともないのでやめた方がいいという意見も昔からあった。これは主題歌が大ヒットしたアメリカ映画『愛と青春の旅立ち』の卒業場面でも有名だが、このあたりから『愛とナントカのナニナニ』という邦題が流行したのだった。

 さて、防衛大の卒業式では総理大臣の訓示があるもので、今年は安倍総理がなんだかんだと言っていることに対するいろいろな意見があるけれど、なんであれ自衛隊が重要な仕事をするという趣旨だから、それならもっとまともな防衛大臣を任命してくれと卒業生も言いたいのではないだろうか。

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by ruhiginoue | 2017-03-20 18:06 | 社会 | Comments(3)

♪裸の王様がやってきた

 渡哲也(本名・渡瀬道彦)は、若いころから度重なる病魔の襲撃に遭っていたが、実弟の渡瀬恒彦は屈強そのものな印象だった。しかし最近では重病で危ういことが何度かあり、兄より先に亡くなった。
 
 渡瀬恒彦は、時代劇や任侠物や刑事物では強面な感じだったが、その後はテレビで良いお父さんを演じて、その延長で出演した入浴剤のCМが話題だった。活劇でならしただけに体つきはやはりがっちりしていると言われていた。
 そのさい唄ったCМソングが受けたのでCDシングルが発売され、これはその当時、学校のお遊戯や運動会にも取り上げられたし、またテレビのコントの中で志村けんもネタにして「♪はーだかのーおうさまがーやってきたーやってきたー」と、よく唄っていたものだ。 
 渡哲也は俳優の一方で歌手としても「くちなしの花」のようなヒット曲があり、出演したドラマの主題を歌ったりもしていたが、渡瀬恒彦は俳優一筋の感じで、親しい人によるとカラオケもあまりやらなかったそうだ。ところが思いがけずヒット曲を出したわけだ。

 このたびの訃報で思い出し、入浴の時につい「♪はーだかーのーおうさまがー」と口ずさんでしまうが、しかしその宣伝の会社をはじめ合成着色料などが入った入浴剤は使わない。口にするわけではないし、ただちに害があるのでもないが、しかし全身浸かるのが良い訳ないだろうと言う医師がいたから、それもそうだと考えた。

 そうでないものは、どこの店にも置いていないから、取り寄せている。だからアマゾンを利用してしまう。やや高額だが評判の良いものを近所で唯一置いてあったウェルパーク(いなげや系で薬から食品まである)は、それが高くて買う人が少ないからと置かなくなってしまった。

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 そうなると通販になり、しかも、まとめて買うと店より安い。だから、過日ヤマト運輸が通販でバンクしそうだという話題が出たけれど、どうしても通販ということになってしまう人が増えるのだろう。



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by ruhiginoue | 2017-03-19 15:57 | 芸能 | Comments(1)
 病気を苦にしての自殺と思われるキースエマーソンの命日で思い出したが、彼は恐怖映画ファンだと公言し、よく恐怖映画の音楽も作っていて、特に『インフェルノ』の音楽は受賞するなど評価されているけれど、綺麗すぎて作品と合っていないと言う人もいる。
 やはり、ダリオアルジェント監督の映画は、同じプログレ系の音楽でもゴブリンのドロドロした響きが良いとのことだった。

 そのアルジェント作品で特に人気が高いのは『サスペリア』で、これは怖いけれどスタイリッシュであるとして女性にも人気がある。少女漫画に怖い話という分野があり、それと同じだというわけだ。そして少女恐怖漫画雑誌名に「サスペリア」というものまで登場したほどだ。
 そもそもアルジェント監督はマンガ好きを公言していて、色々な作品を読んでいるから日本のマンガもよく読んでいたそうで、『サスペリア』の主役にジェシカハーパーを起用したのは、彼女の顔は目が大きくて日本の少女漫画みたいだからと言っていたと伝えられる。
 
 この『サスペリア』の主人公は、製作会社が輸出を意識してハリウッドスターにという意向だった。それで、主人公はアメリカからヨーロッパにやって来て、イタリア映画だがドイツが舞台でセリフは英語で撮影されている。
 そして、宗教と芸術の関わりは世界中にあるが、舞踊と儀式も関係が深く、中世から続く名門バレエ学校に留学してきた主人公は、そこが魔女の作ったものだと知る、という話である。
 
 そのうえで、その秘密を知ってしまったものたちは口封じに消され、その惨殺される場面が怖い見せ場となっているが、魔力を持っているにしては刃物を持って暗闇から襲ってくるなど、アルジェント監督が得意とする「ジャロー」と呼ばれる犯罪サスペンスと見せ場が同じである。これは、呪いで病気にするなどでは見せ場にならないから仕方ない。
 また、いくつか不可解なことが解決されないで終わるから台本が破綻しているという人の意見がネット上に見受けられるが、現実では何もかも解かることはむしろ少ないのだから、何もかも判明したのではかえって非現実的で作り話だと思ってしまうということで故意にやっているのだ。つまりミケランジェロアントニオーニ監督の真似である。

 それだけでなく、どうも隠された意図があったのではないかという気して、かつて観たときとは解釈が変わってしまった。
 まず、商業主義の要請で主人公をアメリカ人にしているというだけでなく、合理主義と近代科学文明のアメリカから来た主人公が、ヨーロッパの古い伝統を学ぼうとしたけれど対決する図式に気づいた。

 しかも、イタリア映画なのにドイツを舞台にしていて、そこで魔女の手下となっている者たちの中にはルーマニア人の下男とロシア人の家政婦がいる。ルーマニアはドラキュラ伯爵が有名だが、深い森があって妖怪の話が特に豊富な土地柄だから、その程度の意図の設定と言える。
 ところが、ロシア人の家政婦たちは古いロシアの太った女性というステロタイプであり、家政婦たちで話しているときはロシア語で、他では訛った英語を話している。
 そして、最後のほうで主人公は一人だけ取り残され、バレエ学校の他の生徒たちはみんなどこへ行ったのかと主人公から問われてロシア人の家政婦は、ボリショイバレエの公演を見に行ったと言う。主任教師が勉強のためにと行かせたのだが、主人公を独りにして抹殺するつもりだったわけだ。

 ところが、最後の戦いで主人公はたった一人で魔女と対峙して勝つ。そして中世から続いた魔女のバレエ学校は崩壊し炎上する。秘密を知った者たちはみな抹殺されたが、主人公のアメリカ娘は違った。
 このとき、炎上する学校に居なかったので他の生徒たちは難を逃れたが、それは偶然だがボリショイバレエを観劇に出かけていたからだ。これは魔女の召使となっている古いロシアのステロタイプの口から聞いた話であり、この映画の当時の77年はロシア革命で近代化と科学文明を追及し続けたソビエト連邦であり、アメリカのライバルであった。戦争でソ連はドイツをやっつけたし、もともとロシアでバレエは盛んだったが、革命後は国技として力を入れていた。

 そして最後は、魔女とその手下たちが死に中世から続いた学校が爆発炎上し、そこから脱出したアメリカ人の主人公は安堵の笑みを浮かべるが、一瞬のことではなく、ダメ押しのようにまた微笑む。彼女が魔女を退治したのであり、勝利による満面の笑顔であった。

 これだから、『サスペリア』は非常に怖い映画であるのに、観た夜に眠れなくなることがなく、むしろ逆に安心してよく眠れたのだ。
 

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by ruhiginoue | 2017-03-18 14:39 | 映画 | Comments(0)

日本人の大いなる勘違い

 このことは、何度でも念を押しておかなければならないことだ。

 お友達にタダ同然で国民の財産をあげて検察も警察も動かず、マスコミ各社の世論調査でも内閣支持率が大して下がらないのが不可解だとか訳が解らないという人たちがいる。
 また、この森友学園問題だけでなく、普通ならこれ一発だけで政権が吹っ飛ぶという危機に何度も見舞われたのに未だ倒れていないのは、安倍自民党政権が凄いからではなく、この国の社会が、不正や間違いを正すというまともな自浄能力を失ったからだろうと考える人たちがいる。
 これらは、とんでもない勘違いである。

 もともと日本人には不正を憎む心がない。あったけれど失ったというのは、老人がよく「最近の若い者は」というウワゴトを吐くのと同じだ。間違った認識を持ち、昔を美化して懐かしみ、社会問題を後の世代に責任転嫁する。そうすることで、昔はよかったけど今はだめになったと思い込もうとする。

 では、なんで日本人は不正を憎もうとしないのか。それは、不正があればその利益のオコボレにあずかろうとするからだ。日本人には伝統的にタカリ根性があるという指摘は昔からあって、これが日本人の醜いところだと言われてきた。
 このタカリ根性によって、不正を憎むより不正による利益のオコボレにあずかろうとする。これは日本人が歴史的に培ったメンタリティであり、二千年の長きにわたり成立して染みついた伝統的な処世術であり、まさに国体の精華なのだ。

 この認識が、自民党政権は悪いと批判したり怒ったりしている人たちに欠落しているから、その批判や怒りが有効にならないのだ。



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by ruhiginoue | 2017-03-17 19:33 | 政治 | Comments(14)
 このblogに突然アクセスが殺到した部分があり、それは今話題の菅野完氏について触れた話だ。彼は運動がらみの女性に強引に迫り無理矢理チューっとやってしまったと問題にされたが、そういう場合は後から変なことを言われないよう仲間の女性を同伴して会うものなのに、なんでそうしなかったのか。自分は美容外科の問題で女性に相談されて会うときはそうしている、という話をした。
 これに寄せられたコメントは、あの人は人相とか目つきからすると本当だったんでしょう、というものだった。

 しかし、彼のおかげで困ったことになった稲田防衛相は、初の女性総理の候補とまで言われていたけどダメになりそうで、これに最も喜んでいるのは小池都知事で、そうなったら自分の出番だとほくそ笑み、菅野氏にお礼のチューでもしてやりたい気分ではないだうか。

 しかし、稲田防衛相は国会答弁で、なんですぐバレる話をしたのか疑問だと言う人もいる。あのひとは物憶えが悪いか、あるいは都合の悪い話はサッサと忘れるかで、ほんとうに記憶違いしていたのではないか、ということだ。
 それにしても稲田防衛相は、あのとき質問されて、否定したら何か証拠を出して突っ込んでくるのではないかと警戒すべきで、だから、時間が経っているから細かいことは確認しないとよくわからないというように応じるものなのに、真正面から否定してしまったからダメなのだ。

 あの質問をした小川もと法相は、前に裁判官と検察官と弁護士をやっていた。法廷戦術では、後から「記憶違いであって虚偽ではない」と言い逃れされないように予め伏線を張り釘を刺しておき、実際には記憶違いである場合でさえそうでないように断言させてしまうのが上手い尋問である。
 そして、重ねて否定する稲田防衛相に対し、小川議員は裁判書面を取り出し、これに名前が載っていると言って突っ込んだ。小川議員は、入手したばかりで配っていないと言っていたけど実は奇襲攻撃するため伏せていたのだろう。
 これで後から訂正して謝罪する稲田防衛相は、弁護士のくせにかなりマヌケである。

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by ruhiginoue | 2017-03-16 19:18 | 政治 | Comments(0)
 これは既に拙書『防衛医大の場合は』で詳しく述べたことだが、裁判の尋問で「ほんとうにそうですか」「間違いありません」「それならこれは何なんですか」と書面をつき出すのは常套手段だ。

 「同意書が無ければ手術は絶対にできない。この同意書をとっている」 
 「これがその同意書ですか」
 「そうです」
 「手術を執刀したあなた自身で実際に書いたものですか」
 「間違いありません。これは確かに私の字です」
 「では、同じ病院の他の複数の医師らが手術したあとから見て診療録に記述した内容と、あなたが書いた同意書の手術名が食い違っているのはなぜですか」
 これで医師は困ってしまった。そして、この問題が判決でも重く視られた。その後、この医師はさらに、これも前に以下に述べた通りの問題を起こしたということだ。



 これと基本的に同じなのが、国会での質問だった。質問した小川もと法相は、前に裁判官と検察官と弁護士をやっていた。答弁した稲田防衛相も弁護士だった。
 しかし稲田防衛相は、関係が無いと強調して法律相談も裁判の代理人も受けていないと繰り返したが、そこへ裁判の書面を出されて、名前が載っているではないかと問い詰められた。

 すると、同じ事務所の弁護士が連名で書面に載ることがあり、それだけだと言った。関与していないけど連名ということは実際にある。コケ脅しのことが多い。大勢の弁護士名が並んでいると、素人に対してはハッタリになる。
 また、有名な腕利きの弁護士だと、相手方の弁護士も緊張する。あの弘中弁護士も、同じ事務所の書面に、実際には関与してなくても名を載せている。しかし稲田朋美弁護士ではコケ脅しやハッタリになるだろうかと疑問だ。

 そして、書面に記名があるだけでなく出廷の記録が裁判所にあることを報じられると、後から詫びて訂正し「突然の質問だったので」と言い訳する稲田防衛相というお粗末。小川議員が「手に入れたばかりでまだ配っていないが」と書面の写しを持ち出したけど、そう言っているだけで、わざといきなり出したに決まっている。法廷では奇襲攻撃が当たり前だ。

 これで、彼女が弁護士として敗訴してばかりであることが納得できるというものだ。
 しかし、拙書『朝日新聞の逆襲』に書いた通り、稲田朋美という人は売れない田舎の弁護士だったが、産経に売り込んで騒ぎ立て、朝日新聞に嫌がらせの訴訟を呼びかけ、支援者集会では弁護士として敗訴を詫びるのではなく選挙演説。日本は無能者がそれゆえ出世するとんでもない社会ということである。


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by ruhiginoue | 2017-03-15 17:39 | 司法 | Comments(2)