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by ruhiginoue

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 宮崎駿監督がまた長編を作ると言いアニメーター募集している。これはよい経験になるから応募したらと言うアニメーターがいて、おそらく宮崎作品を足掛かりにした庵野秀明のようになれるかもしれないということだろうが、しかしヒット作を出してもお金で泥仕合をしているし、それより低賃金労働なんて団結してボイコットを呼びかけるべきではないかと言う業界人もいる。

 たしかに条件が悪すぎる。そして良質なアニメ映画は世界各地で製作されていて、日本製は低賃金労働により安いから世界各地で買われているだけ。なのに世界中で愛される日本アニメとか世界に誇る文化とか言っている人がいて呆れさせられる。
 そんな日本よりは、外国の製作現場がよほど良いらしいことは賃金など数字で判ると言われているが、かつて宮崎駿などを虜にしたソビエト連邦のアニメ製作現場はどうだったのだろうか。日本よりは良かっただろうが、政治的な背景ばかり語られる。

 その点、先日話題にした『森は生きている』は原作に封建制度批判があった。女王がワガママばかり言うのは両親を早く亡くして寂しいうえ跡を継いで即位し権力者になってしまったからだが、こういう視点はディズニーの作品にはない。それでもシンデレラや白雪姫のころとは変わってアナ王女がしょうもない王子をぶっ飛ばしたりはするようになった。
 それにしても、総理は辞書に載っていると言ったけど載ってないので閣議決定してしまうなんでのは、マツユキ草がないうちは新年ではない、今日は1月1日ではなく12月32日、というワガママな女王陛下と同じで、日本は封建時代に逆戻りしたようだ。

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 また、安倍総理は家計氏と「逆らうこと莫(な)し」の親しい間柄「莫逆の友」だと書いた草稿の「莫逆」を「ばくぎゃく」ではなく「ばくしん」と読み違えたらしいが、どうやったらそう読めるのだろうか。かつて新選組をSFにした『バクシンガー』というアニメがあったのを思い出してしまった。

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 そんな自民党に媚びうる人たちがマスコミにはいっぱいで、芸能人にも目立つが、特にひどいのが寿司食ったりしている人たち。志賀直哉の『小僧の神様』じゃあるまいしと思っていたら、今度は総理が三浦瑠璃と会食したそうだ。曽野綾子や櫻井よしこが歳をとりすぎたので次の餌付けということだろう。
 しかし、先日の読売新聞に掲載された「識者」の意見で「国際政治学者」という肩書で三浦瑠璃が載っていたのを読んだある同級生が笑っていた。ヒデエ内容だということだ。これが識者とか国際政治学者とか、最大発行部数の新聞から呼ばれるのかと。
 また、「三浦瑠璃ってラリルレロみたいな名前だな」と言って替え歌を作っていた。

 ♪パーパー瑠璃はー、御用学者ー、自民の為ならエンヤトットドッコイショ、ラリホー、ラリホー、ラリルレロン

 そういえば、ディズニーよりハンナバーバーラのアニメのほうが子供には親しまれてきた。これはオリジナルより吹き替えとか主題歌が良かったからだろう。



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by ruhiginoue | 2017-05-29 20:38 | 映画 | Comments(2)
 新聞業界が、公正競争規約を遵守すると宣言するチラシを配布した。この規約は、景品の提供を制限したり、値引き販売や無料提供を禁止するものだ。
 このチラシを見た人が、これはカルテルであり新聞だけが特権を持っていて不当だと非難していた。

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 しかし、この制度の趣旨は報道と言論の自由を守るのが目的である。この規制がもしもなかったら、どうなるか。大企業や大富豪やカルト団体や外国の諜報機関が金を出し、高額な景品や無料や値引きにより自分らに都合の良い報道と論調の新聞を安売りさせ、そうでない新聞の経営を圧迫することができてしまう。

 これを知らない人がいたというわけだ。この人は医師で、四人の子供がいると言っていた。その年齢からすると、90年代の当時はとうに成人していたはずだ。
 あの時「自由競争」と言って規制を無くせと言い出した人たちがいたので、言論と報道の自由を守るべきだと声を上げた人たちがいる。筑紫哲也など報道の仕事をしている人たちは当然のこと、スポーツ選手だった長嶋茂雄らも加わっていた。

 こうした、社会の中で起きたことに無関心でいる人が、それなりの地位にいて子供もあり、それでいて的外れなことを言っていることには、よく出くわす。だから個人を批判しても仕方ないが、どうしたらいいのかと困ってしまう。

 ところで、かつて筑紫哲也が言っていた。新聞に活気がない原因は宅配だ、と。商売にとっては好都合でも報道にとっては良くない。いい記事が載ったからみんな読もうとして買うので売れる、ということであるべきだ。そういう指摘だった。
 その点では、先日の朝日新聞が加計学園の件でスクープし大いに話題になり、コンビニや駅のスタンドから朝日新聞だけ早々に売り切れとなったことは、結構なことである。



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by ruhiginoue | 2017-05-28 17:58 | 社会 | Comments(0)
 安倍総理とカミさんら自民党内閣の連中がやってることは育ちのせいでワガママというのが見て取れるが、まるで『森は生きている』でワガママな女王様が12月にマツユキ草が欲しいと言い出し家来も国民も振り回されてるようなものだ。

 特に、辞書に載っていると言うけど実際には載っていないなら閣議決定するなんざ「マツユキ草がないうちは新年ではない。明日は12月32日」と女王様が言っているのと同じだろう。 

 ところで、この『森は生きている』はアニメ映画になっているが、宮崎駿が影響されたという『雪の女王』と同様に、この当時のソビエトアニメはすごい。

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by ruhiginoue | 2017-05-27 18:50 | 映画 | Comments(1)
 台湾が、アジアで初の同性婚合法化へと踏み出したとの報道。
「嬉しくて泣いている」と、結婚できる人たちは言っているそうだ。

 これで思い出したのは『ウエディングバンケット』という90年代の映画。アメリカが舞台だけど米国人男性をパートナーにする台湾男性が主人公の台湾とアメリカ合作映画だった。
 そんな映画が製作されるくらいだから意識も進んでいたのだろうか、と思ってしまった。ほかにも色々と社会の中に事情があるはずだろうが。

 ところで、この映画が面白いと紹介したら観たという知人たちのうち、印象的だった感想が二つある。
 
 その一つは、劇中で主人公が同性愛であることを親に隠すため婚約者のふりを頼む女性について。これでも女性かというくらいガサツで、主人公のパートナーの男性のほうが家事はできるし神経は細やかだ。
 これを観て、その知人は「この女のガサツさ、俺の妹とソックリだ」と言った。その妹は知っているが、たしかにひどい。

 もう一つは、観て面白かったけどラブシーンが少ないので物足りないと言った男性。この男性は上野の映画館にかかっているものが好きだと言う。そこは「ハッテンバ」と言われ男性同士の出会いの場として有名だが、そこに行くのだから鑑賞だけが目的ではあるまい。

 それはともかく、台湾が変わったことの反映だから良かったのではないか。政治も、かつて台湾の国会は強行採決と乱闘が名物だったが、だいぶ良くなったらしい。日本のほうが遅れていると言えるかもしれない。


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by ruhiginoue | 2017-05-26 20:13 | 映画 | Comments(2)
 英国のマンチェスターで22人が死亡したテロ事件を捜査していた英警察は、実行犯を自爆した英国籍のリビア系男性であると断定した。

 これについて今日の朝日新聞は「リビアのカダフィ政権が民主化運動『アラブの春』で倒れてから妻子を残し帰国」と書いているが、実際はNATO軍の攻撃によって侵略されたものだった。また、そもそも民主化運動ではなく外国からそそのかされた傀儡による反乱であった。
 これは客観的事実であり周知のことだが、NATO軍記者クラブから垂れ流される「情報」を受け売りするメディアは相変わらず虚偽を報じ続ける。

 こういうことがシリアにもみられる混乱とテロの原因であり、アメリカとヨーロッパとロシアの関係に影響していて、さらに北朝鮮の態度にも影響しているのだが、これらを故意に無視し続ける(そうせざるを得ない)ため、安保でも沖縄でも国内の問題について本質に迫る報道ができないのだ。

 しかし、この一方で朝日新聞は一面から社会面まで加計学園と総理の関係について証言を取り上げるなど大きく報じている。
 これに比べ、読売新聞のあのひどい体たらく。証言者が「ミスターグッドバー」をやっていたかのような記事を大きく掲載し、御用新聞どころか週刊誌にも劣るだろう。
 これで思い出すのは警察を告発した映画『ポチの告白』の、あの場面。不祥事が裁判沙汰になったが、警察から裁判官に電話があって「あなた風俗店に行ったことありませんか」と脅す。これを読売新聞が請負うとは、ひどい堕落である。

 これだから、拙書『朝日新聞...』でも紹介した「最近の朝日新聞はダメじゃん」に対する伊藤千尋記者の「じゃあ読売新聞でいいんですか」は、まだ有効だということになる。


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by ruhiginoue | 2017-05-25 17:29 | 社会 | Comments(8)
 共謀罪は条約も法律も本当のテロとは関係なく、朝日新聞がスクープしたように総理大臣やそのカミさんらの不正を明らかにすることが「テロ」であるから取り締まれという弾圧が安倍総理大臣の意図だろう。
 だから朝日新聞を「言論テロ」と言った今井一隆に安倍総理は賛同したわけだ。とんでもないことで、外国メディアにも取り上げられた。

 ここで多くの人が初耳の今井ってどんなやつかと調べた人がいる。すると、彼は自サイトで子供のころを述懐し、母親を侮辱したため父親が怒ってしまいボコボコにされたそうで、このおかげで国会や沖縄で「駄々っ子」のようにしている者たちとは違うようになったと言う。
 こうして、強いものには逆らうべきではないという家畜根性が身についた男だった。これでは、自己主張は悪いことだと思い、権力に従順でないことに敵意を抱いて当然だろう。

 この指摘に対して、本来の性質はぶん殴られたくらいでは変わらないという指摘もあった。ボコボコにされれば態度が一時的とか表面的とかの変化はするけど、その程度のこと。つまりこの男は殴られたことによってなんとかこの程度で済むようになった。だから、彼はもともと腐っていた性根を別方向に向けただけだった、ということになる。
 たしかに、彼は自己主張ではなく母親を侮辱したと述べている。これでは父親が怒っても当然だ。彼は自己主張ではなく単なる駄々っ子で叱られてたのだろう。なのに、自分の醜さを理解できず、ただ力で屈服させられたとしか自覚できない。
 それで、権力に異議を申し立てすることも駄々っ子だとしか思えないのではないか。

 さらに厳しい指摘があった。この今井という男は、単に親の目から見ても可愛げがなかったはずだ。どんな出来が悪くても生意気でも、親からすると可愛いものだが、そうではなかった。親の暴力を愛情だと思うことで自分を納得させたいのだろうが、残念ながら彼の親は彼を愛してなかった。だから執拗に殴った。
 これに彼は自分でも薄々気がついているから、政府に抗議する市民や政府の不正を追及する新聞を悪く言ってみせはするが、実は本当に皆に聴いてほしかった話は、彼が子供のころ可愛くなくて親すら愛してくれなかったことだったのではないか。
 こういう指摘だ。

 それで思い出したが、同じような人たちがいて、そのうち真っ先に思い出したのが、高校の同級生の父親だった。
 この人は親と対立して口もきかなかったと言いながら、親に虐待された人の話に対しては「子供が親を誤解してるに決まっている」と頭ごなしに否定しているのを見たことがある。自分が苦労したといいながらなぜ他人の苦労は否定するのかと不可解だったが、おそらくその同級生の父さんも、親から愛されてなかった自覚があったのだろう。



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by ruhiginoue | 2017-05-24 17:15 | 政治 | Comments(5)
 「維新」の連中は、どいつもこいつも人相から言動までがまるでヤンキーで、それが今回は極道のパシリを務めた。委員でもないのに法務委員会を荒らしたわけだが、そんな丸山議員のツイートに賞賛のリプライが大量に付き、その数もだが内容も異様で、一通り見まわすようなふうに読んでみると、どれも似たり寄ったりの内容が多く、文章の書き方も同じ特徴を持つ。
 これは複数アカウント使用の同一人物が多くいるということではないかと見る向きもある。バイトを雇って「打ち子」をやらせているという指摘が前からあり、この一部ではないかということだ。

 それをいったら「高須院長を応援している」というのにも、同じ特徴が見受けられた。高須クリニックの話に反応するアカウントは、一部の例外を除いてツイートもリツイートも同じ内容のものばかりで、言葉遣づかいまで同じなものも多数。それらが同時に同じ質問もするし、その一方で民族や人種の差別などヘイトツイートを必ずやっている。

 そして、先日は典型的ネトウヨが変なこと言って絡んできたからブロックしたところ、別アカウントが全く同じことを言ってきて「ブロックしても、たくさんアカウント持ってるから無駄だぞ」と何度ブロックしても執拗だった。
 こうして、多数を偽装していることを自らバラしてしまうマヌケが、時々いる。

 ところで、なぜ拙書には高須クリニックの話が医療の本じゃなく『朝日新聞…』のほうに書いてあるのかと質問する人がいるけれども、これはマスメディアの問題であって医療の問題じゃないからだ。それと、ネトウヨ発言する老人は問題が違う。
 そして、高須クリニックを支持している人たちには、いわゆるミソジニストが目立つ。親和性があるから当然だが、そこへ行って手術を受けようって女性がいるわけだ。そういう問題である。



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by ruhiginoue | 2017-05-23 16:16 | 社会 | Comments(2)
 「共謀罪なんて自分には関係ない。警察はそんな暇じゃない」と言う人は勘違いしている。そんな人ほどやられる。現にこれまで、ケチな違反をとがめるほうが楽して一件になるというのが警察の実態だった。

 また、ただでさえ大学病院などが「クレーマー対策」と警察に依頼したりOBを雇い過誤や事故の訴えを封じようと威圧しているのに、共謀罪が施行されたら凄いことになるだろう。特に防衛医大は医師が劣悪で訴えも多い。警察病院も問題があり、これまで警官の暴行などを隠蔽してきた。外国人が被害者の時には裁判に大使館のナンバーつけた車で外交官が傍聴にきたけど、日本の司法に呆れていた。

 防衛医大の裁判の時は、東大医学部や防衛医大内の医師まで手術を批判して不利になった医師の弁護士は警察に依頼。警官は原告に「国を訴えた思想的背景は何だ」。ただの医療過誤被害者と言うことに対し「惚けるなアカめ」。自衛隊も監視していたことがマスコミにリークされてスクープ記事となったから国会で問題になった。
 このように、共謀罪なんて無くても、この国の権力はやりたい放題だった。

 しかも、裁判の真っ最中に、医師に雇われた弁護士が原告の元患者を「ストーカー」と荒唐無稽な法解釈で告訴し、その告訴状には原告を逮捕し口封じするよう請求が記載されていた。これを警察は受理はしたが、いくらなんでも法的に間違いだと相手にしなかった。
 このデタラメ告訴状の作成と提出をした弁護士は、所属する東京弁護士会に懲戒請求されたが、東京弁護士会と日弁連は、どんな内容であっても弁護士の仕事であると正当化。これだから日弁連など弁護士団体が「共謀罪反対」と恰好つけた声明を発しても全然信用できない。マスコミむけに声明を出すだけの弁護士団体は、実質何もせず、裏では権力に協力してきた。だから弁護士はあてにせず聞く耳持つ政治家に陳情する人が増えたのだ。

 あと、「強行採決を中継しないNHKは許せない」とか「受信料なんてもう払わん」とか、物書きとかジャーナリストとか、あまりテレビに出ない人は発言している。しかし勇気を持って政権にズバズバ言っているけれどもテレビに出ているタレントは、やっぱりNHKには遠慮している。これはある程度は仕方ない。

 しかし、後から場当たり的に受け狙いする者の空々しさはひどすぎる。
 これで最低なのが『報道特集』に出た「ノンフィクション作家」保阪正康だ。漫画家の小林よしのりとまったく同じ。共謀罪は一般人に関係ないという政府を批判して「想像力も日常の批判の目も現実に対する意識も全部捨てて、政府の言いなりになっている人が『一般の人』じゃないですか」と、もっともなことを言うが、もともと彼は右翼丸出しで、進歩的文化人を誹謗し、市民運動を敵視してきた。

 そのなかで、彼は歴史の他に医療問題も一時は書いていたが、そのさい患者に寄り添うような発言もあったが、一方では防衛医大を批判する市民は裏に政治性があると書くなど、まさに一般人を一般人でなくする共謀罪の恐怖を実践する側にいた。

 これらは既に『防衛医大…』などで説いてきたが、本を読んで納得する人のほとんどは、実際に自分でも体験した人ばかりで、そうでない人は「まさか」という反応であった。


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by ruhiginoue | 2017-05-22 19:43 | 政治 | Comments(3)
 この件で前回すでに述べたとおり、高須クリニックの院長が裁判を起こしたのは宣伝と目立ちたがり屋のためであるとしか考えられず、この指摘は誰でもみんなしていることだ。

 この推測を補完する事実として、その質問をした大西議員と高須院長とどちらを支持するかという「投票」がネット上で行われ、高須院長は自分の圧勝だと勝手にはしゃいでいる、ということがある。法的問題を素人の多数決に委ね、しかも投票はいくらでも多重にできて、匿名の野次馬による無責任なものである。これを本気で「支持」されたとか「勝」と思っているとしたらよほどのバカであるから、そうではなくただの悪ふざけであろう。

 しかも、Twitterで高須クリニックの話に反応する多くがネトウヨのアカウントで、それらは一部の例外を除いて同じ内容のものばかり。tweetもretweetも画像から言葉づかいまで完全に同じなものがほとんどで、ヘイトスピーチとその団体および代表者を支持してることでも共通している。また独りで多数のアカウントを持っていることが確認できたものもある。

 そもそも、議会で質問するからにはスタッフが調査をしていて、高須クリニック固有の問題もよく知ってのことだし、高須クリニックが宣伝ばかりしていることを否定するのは不可能だ。
 しかし、問題はその宣伝ではない。あの議員の質問は、つぎのようなものだった。
 「だからその、非常にですね、CMも陳腐なものが多いんですね」
 「皆さんよくご存知のように、例えば『イエス、○○』と、クリニック名を連呼するだけのCMとかですねぇ」
 この「陳腐」という表現が高須院長は気に入らないと言う。この語彙は「ありふれている」とか「ありきたり」とかで、よくない意味ではある。
 しかし、あの国会質問は医療に関わる宣伝の法規制についてのものであった。だから、その質問趣旨からすると、規制があるため漠然とした具体性のないものにならざるを得ない、ということである。この前提に立ち、そういうものばかり幅を利かせている現状は消費者にとって如何なものか、ということだ。

 このため当然ながら、同議員は高須院長が「誤解」していると言ったのだ。
 あのときテレビの宣伝に言及したことは質問の趣旨と直接の関係はなく、あくまで例として出すのが目的だった。だから特定の医師や診療所を質問にかこつけて攻撃するものではないという意味で固有名詞は出さなかった。
 なのに「名を伏せても判る」という非難は的外れである。
 それに、広告の問題を一般論として述べているわけだから、具体的にどこが悪徳かどうかは別問題であり、そういうことはそれに相応しい別の場でやることだ。

 こんな当たり前のことも理解できないとは、いくらパフォーマンスでやっていることであっても無様としか言いようがなく、こんなことに付き合わされた弁護士は金のためと割り切っているにしても恥だが、そうと気づかないのだろうか。




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by ruhiginoue | 2017-05-21 13:17 | 司法 | Comments(2)
 過日、テレビでとりあげられた北朝鮮の技術者優遇が話題になった。
 もともと、都会と地方との格差はどこの国にもあるが、北朝鮮には極端な特徴があって、辺鄙なところでみすぼらしい生活をしている人たちと、都会で東京と大して変わらない生活をしている人たちとで、その違いがすごいと言われ、どちらになるかは子供が成績優秀かスポーツや芸術の才能があるか、などが影響するから北朝鮮の人たちは子供の教育に熱心だといわれてきた。

 これに対して日本はどうか。教育と学術が冷遇されていることについて、いちいち言うまでもない。
 それと同時に、政府の相談役のようにしている「文化人」たちは、どんな発言をしているか。例の百田尚樹が漢文を学校教科から無くせと言ったり、曾野綾子が連立方程式は自分にとって無用だったから要らないと言ったりしている。
 これは、なんてことない自分が学校で苦手だった科目は自分の頭が悪いんじゃなくその科目が悪いと否定しようとする「他罰的傾向」があるということだろう。よく劣等感を持つネトウヨが、そんな教科は要らないとか、授業が解らなかったのは日教組のせいだとか、そんなふうに責任転嫁をしているが、これと同じだ。

 しかしネトウヨは笑い話ですむが、政府の要人および政府に影響力がある人だったら、笑っていられない。前に曽野綾子が、白人と黒人は性格が違うので別々に住むべきだと産経新聞に書いて「人種隔離(アパルトヘイト)」の推奨だとして国際的に批判されたが、それは一介のモノカキではなく政府の委員などをよくしている人だったからだ。
 これと同じことで、産経の「正論大賞」をもらうには連立方程式なんて要らないだろうが、そんなことを言う人が政府の肝いりで教育を審議したりする諮問機関の構成員などをしているのでは危ないことになるだろう。北朝鮮が教育に力を入れ技術者を優遇しているのに、日本の政府は方程式なんて要らないという人の意見を重宝がっていたのだから。

 また、科学技術だけじゃなく文学だって、古文と漢文を勉強するから、大昔から中国は「論語」「兵法」なのに、日本は「つれづれなるままに」「はるはあけぼの」だったと悟り、国際社会でしっかりしなきゃいけないと思うものだ。その自覚なしに、ただ百田尚樹のような嫌中ヘイトスピーチやってりゃ負けてしまう。

 こんな「文化人」たちが、なぜ日本政府から贔屓されるのか。他でもない総理大臣が子供のころから勉強嫌いで、お坊ちゃま私立大学を必修科目未履修で卒業し、国会でカンニングペーパーの漢字を誤読したり立法府と行政府の取り違えしたり、という醜態である。北朝鮮も三代目だが、真面目でよく勉強し成績が良かったから、まだ若いけど後継者にしようということになり、放蕩息子の兄貴は邪魔になって殺された。
 つまり北朝鮮と違い日本の三代目は実に劣等で、だから親しくしたがる相手も同類項となるわけだ。

 そして、その同類項たちが委員になり教育政策やNHKにまで関与し、そもそも政府の政策自体が教育や学術を冷遇しているから国立大学の国際ランクが低下する。一方で北朝鮮は教育や科学を優遇しミサイルも遠くまで飛ぶようになってきて、これが脅威だと政府は言うなら、まずあんたらが辞職しろと言いたい。

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by ruhiginoue | 2017-05-20 17:06 | 国際 | Comments(3)