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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を購入して支援を頂けたら助かります。下記の他は別人や海賊版なので買わないでください。Googleが誤情報を混ぜているので信じないで下さい。アマゾンのコメント欄に嘘の書評が書いてあるのは過日倒産した出版社の宣伝です。この種の輩に対抗する意味でも何卒よろしくお願いいたします。品切れのさいはご容赦ください。


by ruhiginoue
 自称ジャーナリストが取材したふりして記者クラブの類から垂れ流ししている実態は、過去にウェッブ論座などの実例を挙げて報告したが、これとは様子が違う取材したふりもある。
自称ジャーナリストの取材したふり_f0133526_16103692.jpg

 一昨年、市民による大規模な抗議行動が催され、これにその自称ジャーナリストが「取材」に来ていた。しかし、こちらが現地に着いた時には、そいつは帰ってしまっていた。これからだったのに。
 そこで居合わせた参加者たちが「ネトウヨ団が嫌がらせに来た」と言い合っていた。ジャーナリストが取材に来たとは見做さなかったのだ。

 そのうちの一人の女性が、スマホで撮った写真を見せてくれた。夜で暗かったから顔がハッキリしないけれど、背が高い細身で長髪にしている素人ヘビメタバンドの兄ちゃんという風袋だから、誰かすぐに判った。 前から知っていたから。
 なぜなら、知り合いの自民党所属の地方議員が、弱者のために党派とは無関係に議員として打ち込んでいることについて、変なふうに罵しられたと言っていたからだ。自民党議員も賛同していることを攻撃しながらネトウヨの立場にもなるということは、社会の弱者を虐げる側に付くのが信念または商売なのだろう。

 しかし、ここで問題なのは、その自称ジャーナリストが取材したと言っても現場をよく見ないでサッサと帰ってしまったということだ。これでは取材で現場に赴いたというのがアリバイ作りでしかない。
 だから、ことさら騒動になることをするのだろう。前から、取材と称して押しかけた先で揉めて、これが刑事で問題になったと聞いていたから、その一環と見るべきだ。

 こんなことする人たちが、よく、自分は現場に拘っていると殊更に強調するのだ。騙されてはいけない。



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# by ruhiginoue | 2020-05-31 05:07 | 社会
 先日、女子プロレスラーが自殺したと報じられたが、この背景にテレビ局やSNSでのイジメがあったとも指摘された。
 もともと、スポーツ選手が悩んで自殺することは珍しくもなく、その悩みにはイジメも結構ある。

 それなのに、「イジメくらいで自殺するのは根性が無いからで、運動部で鍛えれば全部解決する」と言う人たちが、昔からいたものだ。
 
スポーツ選手が自殺するのに部活でイジメ解決と言う滑稽_f0133526_16053782.jpg


 コロナウイルスに対してマスクを付けず根性で立ち向かうと宣う森喜朗もと総理はスポーツ推薦入学であったし、文部大臣だった当時も学校教育の問題で同じ調子の発言ばかりしていた。
 しかも、親の七光りの政治家とはいえ、それなりに人望がある。だから今もスポーツに影響力を持っている。

 自衛隊のレンジャー訓練は、部活どころではない「地獄の特訓」だから、これをやり遂げた隊員は一目置かれる。
 そんな人でも隊内でイジメにあって自殺した例がある。防衛大卒の中谷元防衛庁長官(当時)は、自分も自衛隊に居たときレンジャー訓練をしたが、あれに耐えられる人がイジメで自殺ということに驚いたと述べていた。

 そもそもイジメなんて耐えるものではないし、心身を鍛えたからと耐えられるようになるわけではない。つまり、イジメについて解っていない人が多いのだ。





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# by ruhiginoue | 2020-05-30 05:00 | 体操
 芸能人などがTwitterなどSNSによる嫌がらせを受けることで、発信情報開示を簡易にするよう求めている人たちがいて、加害者にネトウヨが多いことから、これとは反対の立場の人たちや野党の議員も前向きである。

 しかし、法に頼ろうとする姿勢が安易なので危うい。
 もともと、裁判官や警察の対応が「右下がりハードル」であることは昔から常識である。このため、発信情報開示請求に対しても常に不公正である。
 この実態について知らない人が多すぎることも問題であるが、知らないにしても、自分が反感を持つ相手を法で裁くためだとしか思わず、そこに副作用があることや、逆手に取られることをまるで考えないのは軽率である。
SNSの嫌がらせに対して安易に法に頼るのは危険_f0133526_16211022.jpg
 だいたい、権力および権力にすり寄る者に司法が常に大甘であるくらい、安倍総理のネットデマ流布の被害に遭った菅元総理や、櫻井よしこの不当な攻撃の被害に遭った元朝日新聞記者が、裁判に訴えて敗訴したさいの屁理屈や「アクロバット」の判決などなど、いちいち挙げていたらきりがない実例を知っていれば、ひどい誹謗中傷や差別でも政権に近いなら甘く、逆なら事実に基づいた批判でも違法とされることは、法改正があっても変わらず、よけいにひどくなることは火を見るよりも明らかだ。

 そもそも、イジメを集団でやるなら群集心理で安心だと思い、権勢に媚びてやるなら司法も甘い、と考えている人が多くいて、一部の例外を除けば実際その通りになるから、それでネトウヨが蔓延るのだ。
 これは日本人の昔から続く陰湿さが原因である。SNSは新しく実用化した道具の一つに過ぎない。これを忘れてはいけない。





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# by ruhiginoue | 2020-05-29 05:09 | 司法
 「朕は国家なり」と言ってのけたルイ14世みたいであると、外国メディアが安倍総理を皮肉った。身勝手な国の私物化に合わせて法律を変えようとしたからだ。あの黒川検事長のこと。
 これについて安倍総理は、ルイ16世のようになるつもりはないと言った。これは単に間違えたのではなく、妻と一緒にギロチンにかけられるような恐れを抱いているのではないかと話題になった。

 それで久しぶりに『ベルサイユのばら』略して「ベルばら」がSNSで話題になっていた。フランス革命の直前の時代、封建制度のため男装して家の跡取りを演じさせられる女性が主人公だが、脇の王妃マリーアントワネットも重要な役どころである。
 これは内容的に宝塚歌劇と合っていたので、俳優の長谷川一夫が関与して舞台化し、「宝塚歌劇の革命」と言われるほどの大当たりとなった。
 この原作は池田理代子の漫画だが、手塚治虫の漫画『リボンの騎士』に影響されている。手塚治虫は宝塚市の出身で、宝塚歌劇のファンだったから、『リボンの騎士』を着想した。それでテレビの連続アニメになるとミュージカル仕立てだった。そして影響された漫画が宝塚歌劇になる。

安倍夫妻とベルサイユのばら_f0133526_17294938.jpg

 こうして、マリーアントワネットといえばミュージカルという印象になり、かつてテレビのCМでも「ベルばら」ふうにした女優が「私はマリーインターネット」と言うのをNTTがやっていた。
 この当時はインターネットが一般化し始める時期だったが、他にもソニーのイメキャラ「モモちゃん」が選挙に立候補して「ソネッ党」と連呼して街宣して回るなど、プロバイダーのCМはダジャレばっかりだった。
 
 「バンがないならケーキを食べれば」と、生活に困窮する国民の訴えを理解できないマリーアントワネットが言って、これは国王夫妻が殺されたことに影響したと言われるけれど、ロシア革命を描いた映画の代表的な『戦艦ポチョムキン』でも、食糧庫の肉に蛆が湧いているのに軍医が「塩水で洗えば食える」と言ったので乗組員たちはブチ切れて反乱がおきる。
 革命はイデオロギーではなく食い物の恨みで起きるということだ。
 
 伝染病で生活に困窮する人がいるのに、政府は「和牛券」とか言っていたうえ、定年延長のつもりが博打に手を染めていたことが週刊誌のネタになり辞職する黒川検事長の退職金は七千万円以上というのだから、みんな怒って当たり前である。



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# by ruhiginoue | 2020-05-28 05:26 | 政治

博打で稼ぐ映画監督


 スタンリーキューブリック監督は、『時計じかけのオレンジ』の原作に無い脚色で主人公に『雨に唄えば』を歌わせるかだけで三日くらい考えたと言い、これは全体の中でここぞという要点だったからだそうだ。チェスの対局と同じで、ここぞという場面でしくじると全体がうまくいかなくなるというわけだ。
 なんでチェスに喩えるかというと、彼はチェスが得意で、映画の仕事が無いと賭けチェスで稼いだほどだったから。

 長谷川和彦監督も、映画の仕事が無いと麻雀で稼いでいた。そして『太陽を盗んだ男』の後に撮っていないことについて、当時の妻がテレビに出たさい、新作がなくて本来なら家計が心配だけど夫は博打が強くて稼いだ実績もあるから大丈夫だと言った。
 これはNHKだったので、司会者が少し慌てて博打の話はチョットと言っていた。

 かつて「私は、この禁煙パイポで、タバコを止めました」とサラリーマンのおじさんが言う宣伝があった。今は亡き市川準監督がテレビのCМを専門に撮っていた当時のものだったらしい。
 ここでサラリーマンのおじさんたちが次々と「私もこれで、タバコを止めました」と禁煙パイポを指で摘みながら言うのだが、最後の人は小指を立てて「私はコレで、会社を辞めました」という落ちで笑わせていた。
博打で稼ぐ映画監督_f0133526_18553470.jpg

 今年は麻雀の点棒を持って「私はコレで検察を辞めました」という人がいた。博打は違法であるが、そもそも映画の製作と興業は博打である。公務員とくに司法官僚はダメというわけだ。

 そのNHKの番組で、長谷川和彦監督の妻は、夫が映画製作について「もっとお金があったら」と、こぼすことがあると言っていたが、同席していた大林宣彦監督の妻は、そういうことを自分の夫は口にしないと言っていた。
 そして先日、大林宣彦監督が死去すると、彼は広島の出身で故郷に思い入れの映画を撮りながら平和への想いを語り原爆にも原発にも反対しているのに、原子力業界のプロパガンダCМに出演して大金をもらうという整合のない処世術が指摘されていた。
 これに比べたらチェスや麻雀で稼ぐほうが嫌らしくなくていい。





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# by ruhiginoue | 2020-05-27 04:53 | 映画