井上靜の気楽ゆえ率直な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも同様にe-mail:ruhig@outlook.jpまで


by ruhiginoue
 公営住宅は家賃が割安なので、入居希望しても抽選になかなか当選しないもので、そこへ入居できたら、よほど成功して一戸建てを買えるようになったというのでもなければ引っ越さないほうがいいと言う意見もある一方で、それでも引っ越してしまい、わざわざ割高な家賃を払って民間経営のアパートやマンションなどの集合住宅に転居する人がいる。

 これは、公営住宅が住みにくいからで、その原因は住民関係である。
 もともと家賃が割安であるため入居には所得制限されて低所得者の住民が多く、過去にはスラム化を防ぐために所得制限に幅を持たせていたが、財政や持家取得推奨の政策が影響して次第に所得制限が厳しくなり、ちょっと所得が増えると追い出されるようになった。こうして、ほんとうに貧乏な人ばかりになり、民度の低下も来した。

 また、貧困層の票を獲得するため、その政党を支持する宗教団体が組織的に応募しているなどの噂があり、実際に団地のあちこちで「ナンミョーホーレンゲーキョー」と唱える声が聞こえ、こういうのが気持ち悪いと言う人が少なくない。よくテレビのSFドラマで、団地の住民たちがみんな宇宙人だったという話が繰り返されていたけれど、これを皮肉ったものだと指摘されている。
 しかも、その宗教団体と仲が悪い政党の党員であるため、集団で迫害されたと言う人の話もある。
 
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 それどころか、命にかかわる問題も起きている。

 これは入居したばかりなのに引っ越してしまった人がよく言っていることだが、単に人付き合いが煩わしいだけでなく、日曜日の朝に全員参加の一斉清掃があって、日曜日に仕事がある人でも休暇を取って参加させられ、有給が無い人は収入に響くし、客商売の人はどうしても休めないと言っても聞き入れられないとか、罰金を払わされたりとか、そういうことで嫌になり、それで家賃が高くても管理組合に任せているほうがよいと転居してしまうそうだ。
 そんな中で、ケガそれも重症を負った人が、退院して自宅療養しているのに、それを説明しても強制されてしまい、マスコミに取り上げてくれないかと訴えたら、そんなこと昔からしょっちゅうのことで、越してきたばかりの人が実態を知らないだけだと言われてしまったそうだ。これは、低所得者たちが、自分より弱い者を虐めているということらしい。だから、あまりにもよくあることなので希少価値がなく、マスコミも取り上げないということだ。
 
 さらに問題なのが、昨日も取り上げたベランダでの喫煙である。臭いや有害物質だけでなく火災にもなるなど深刻な問題である。
 よく、寝煙草は危険だから止せと言われる。綿に火が付いた場合、気づかない程度でしばらく燻り続け、けっこうな時間が経過して急に炎上するからだ。
 これがベランダでの喫煙だと、うっかり灰を落したり風で飛んだりして、干してある寝具に引火して気づかないでいることがあり、そこから一気に燃え広がる。これで消防車が出動し、消火後はガスと電気の会社が来て設備に損傷が無いか点検するなど大騒ぎである。だから集合住宅のベランダ喫煙は危険なのだ。

 このように、命にかかわるのだが、東京都住宅供給公社なんか、もともと都営住宅で吸い殻のポイ捨てと煙草の臭いの苦情があったうえ、ベランダで火災が発生し大騒動になったのに、その直後そこの住民からベランダと廊下の禁煙など対策を求められても「煙に神経質な人だけが騒いでいる」と言って取り合わなかったのだ。

 このようなことがあるから、こんなところ住んで居られないと言って出て行き、わざわざ家賃が高い所に引っ越してしまうのだ。



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# by ruhiginoue | 2018-10-22 12:17 | 社会 | Trackback | Comments(0)
 公用車で出かけるようにして実は喫煙していた松井一郎の行為は、学校の便所や屋上で喫煙するヤンキーみたいでみっともないけど、彼は未成年者ではないので、問題は喫煙それ自体ではない。そこの自治体では規律を厳しくして違反者は処分していたはずだから、なのにその頂点にいる知事がコソコソと規律違反したことが問題だ。

 この知事をすでに「ヤンキー」だと指摘して先見性を示していた人がいて、前に役所の前でヤンキーは出て行けとデモと一緒に叫んでいたが、その一方でTwitterに煙草を吹かす自分の写真のアイコンを載せて、日本会議が何たら言ってたけれど、喫煙の問題については猛反発していた。
 この人には、女性に対しての性的に暴力的な態度という加害行為があり、このためカセリングを受けていると公言していたが、禁煙もしたほうがいい。この煙草についての言動は、ヤンキーだからではなく依存症だろうから。

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 だいたい、喫煙の被害が当然の問題になっただけで反発する人は依存症だ。ただ吸う人は極端な反応はしない。迷惑かけずに喫煙なんていくらでもできるのに、迷惑かけて咎められたら反発したり居直ったり「じゃあ、どこで吸えばいいの」などと言ったするのは依存症だからだ。

 あの、ベランダで夜中に煙草の火が宙を漂っているように見えるから「蛍族」と揶揄される人たちが、煙と臭いで近所迷惑をしたり火災を起こしたりで深刻な問題になっているけれど、この「蛍族」とは、もともと不動産のテレビCMがきっかけで知られるようになった言葉で、子供が産まれたからと気遣ってベランダで喫煙しているより、もっと広い家に住もうという宣伝だった。
 なのに、甲斐性が無くて狭い集合住宅にしか住めないから、その惨めさのため、迷惑行為を咎められると、自分は加害者なのに被害者だと錯覚する。モテない奴がストーカー行為をして、加害者なのに被害者だと錯覚するのと同じことだ。

 それなら、ただでさえ貧乏なのに、そのうえ余計に税金を払ったり、健康を害して医療費がかかったり、ということをやめるべきなのだが禁煙できない。わかっていても自制できない。まさに依存症である。
 
 これについて医師も指摘しているが、依存症なら利用を完全に絶つしかない。例えばスマホ依存症で目を悪くしたり寝不足になったり歩きながら使用して人にぶつかったりと、自分にも他人にも危険な行為をしている人は、スマホを手放すか通信会社の代理店に行って契約を解除すべきで、他に方法がない。酒や煙草と同じように、自制することができないから依存症なのであって、依存症でなければ元から適切なはずで、美味しく楽しく便利であっても迷惑行為や危険行為にはならないもの。
 それがダメだから依存症であり、完全に絶つしかないのだ。



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# by ruhiginoue | 2018-10-21 12:12 | 社会 | Trackback | Comments(4)
 10月20日の皇后誕生日にさいし、代替わりなどについて文書で心情の発表があったと報じられているが、かつて誕生日に心労で倒れてしまい、その原因は週刊文春に虐められたからだった、なんてことがあったものだ。

 もちろん、皇族に対してでも言うべきことを言うのは言論報道の自由として重要である。しかしあの記事は、宮内庁の誰かが意地悪して焚きつけたとしか思えない内容だと言われたものだった。

 もともと週刊文春は虐めが大好きだ。
 しかし、今回は虐められているのがあの片山さつき地方創生担当大臣なので、これはいいぞと皆が喝采している。大臣になった途端に記事が出たということは、前からネタとして掴んでいたのだろう。
 もともと週刊誌などは、ネタになりそうな情報を手に入れると、裏付けをとるために取材しながら出すタイミングを狙っているものだ。今回も、一国会議員から大臣になったのだから、もっと騒ぐ価値が出る。

 こういうことがありそうだから大臣にできなかったのかもしれない。そして在庫処分人事と皮肉られる内閣なので入閣できた。そうしたら念願の大臣になれたと喜んでいたところで週刊誌に暴露されたという次第なのだろう。


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# by ruhiginoue | 2018-10-20 16:48 | 社会 | Trackback | Comments(2)
 ウーマンラッシュアワー村本というお笑い芸人から批判された放送作家・百田尚樹が、名誉毀損で訴えようかと思っていると発言した。これは、自分がデマを流しておいて被害者面し、法的措置をとると恫喝しているという指摘がある。
 もともと百田尚樹という人は、小説は露骨な剽窃だと指摘され、ノンフィクションは裁判沙汰となり嘘が判明し、あとは政治的に権力に媚びて差別的な発言ばかり。つまりパクリとガセとヘイトのベストセラー作家というわけだ。

 そして、村本という芸人の発言に対し、安倍総理が幹事長時代に起こした名誉毀損裁判で月刊誌『噂の真相』を廃刊に追い込んだほどの辣腕弁護士から「これは名誉毀損でやれます」と言われたとのことだ。
 ところが、その名誉毀損裁判はあったが、その前から同誌は発行を止めると公言していた。つまり別の事情であり、これを前から発表していたのだから、「百田は嘘をついてコケ脅し」という指摘がされているのだ。

 しかし、そんなことは他で騒げばいい。ここで問題にしたいのは弁護士の問題だ。

 かつて、その『噂の真相』を、森総理が名誉毀損で訴えたことがあった。総理大臣在職中である。なので、公人中の公人であるから、事実であるかどうかだけが問題である。この同誌の記事とは、森総理が早稲田大学在学中に買春で検挙されたというもので、これは事実無根だという訴えだった。
 ならば警察が記録しているから、裁判所から警察に調査嘱託という問い合わせをすればはっきりする。これは主張ではなく調査だから、原告被告双方の同意があれば行うものだが、森総理の側が同意しなかった。なので「自ら訴えておいて唯一確実に明らかになる方法に同意しないとは不可解」と判決で指摘されてしまった。やはり事実だったということになる。
 
 この判決は、愛人について書かれたという枝葉の部分で森総理の側が勝訴している。だが、肝心の最も恥ずかしい部分では森総理にとって藪蛇になった。
 しかし弁護士にとっては、いちおう賠償金を払えという判決だから儲かっているし、勝訴は勝訴だから記録も単に一件としてカウントされキャリアにはなっている。
 このようなことは、他にも色々と存在する。

 ようするに、弁護士が訴訟を薦めるのは自分にとって商売になりそうだからで、そのさいの依頼人への色々な影響までは考慮しないということだ。
 よく、勝てもしないのに引き受けて着手金を取り、どうせ勝てないからと手抜きする売れない弁護士もいるが、逆に優秀な弁護士が相当の見込みがあると判断したから訴訟を勧めた場合でも、勝訴して得られるのはあくまで弁護士の報酬と実績だけで、依頼人が得られたものは無いとか、逆に失ったものの方が大きかったとか、そういうことが少なくない。

 その現実を弁護士抜きで熟考してから、訴訟の決断と弁護士への依頼をするべきなのだ。

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# by ruhiginoue | 2018-10-19 12:41 | 司法 | Trackback | Comments(0)
 十年以上前に中国へ行ったことのある人が、最近また中国に行くと、都市が整然としているうえ清潔になっていると言う。昔は、中国に行くと街にゴミが散乱していて、地元の中国人たちは所かまわずタンを吐いていたものだった。それが今では全く見かけられなくなり、むしろ日本の街より清潔だと言うことだ。
 これは、国を挙げて美化に努めた結果だ。世界各地から大勢の外国人が来るのだからということで。

 
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 これについては日本も、そうだった。昔はひどかったけど、60年代の東京オリンピックあたりから、外国人が世界各地からやって来るのに、街が汚いと遅れた国だと見做され恥ずかしいということで、懸命に美化に努めた結果、世界的にも清潔な方の都市になって、その前までのゴミ散らかし放題にタンツボだらけで立小便自由自在というひどい状態を改善したのだ。
 このように中国も、同じような経緯で心がけをしたということだろう。

 また、マナーの悪い観光客というと、最近は田舎者の中国人が日本でも傍若無人のふるまいで顰蹙を買っているが、もともと日本人でも公共マナーが悪いというのは田舎者で、マナーの悪い観光客というと「農協ツアー」が代名詞だった。それをSF化したのが筒井康隆の小説『農協月へ行く』だった。
 それで田舎と都市は違う。この差は今でもかなりのものだ。

 そして日本は、整理整頓好きなドイツ人からも、都市が綺麗だと褒められるようになっていたが、このため今の日本は、若い人のほうが、もともと当たり前だと思っているから、公共マナーを守っていて、老人ほど感覚が古くて公共マナーがなってない、という実態である。
 だから、昔は「最近の若い者は…」だったけど、今は「最近の歳よりは…」と言われるようになった。しかも高齢化社会で人数が多いから、問題なのはあくまで一部の者であっても相当の数になる。これは実に困ったことだ。



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# by ruhiginoue | 2018-10-18 12:44 | 国際 | Trackback | Comments(4)
 ノーベル賞をもらった本庶佑という人が「ネイチャー誌、サイエンス誌の9割は嘘」であると指摘し、常識を疑う大切さを説いて、権威に騙されず自分で納得するまで調べるものだと言いいながら、効果への疑問や日本も含む世界各地で悲惨な被害の訴えがある予防注射について、自身では研究も患者診察もしていないのに、政府に勧奨再開を求めたことが報じられている。

 これは、スポンサーの製薬会社の意を受けたのではないかと疑われている。
 それだけではなく、昔から、大企業が研究者を絡めとるために、資金の提供だけでなく「我が社の力でノーベル賞を取らせてあげますよ」と言うことがあったけれど、今回のように露骨な人がでると、単にスポンサーに媚びただけでなく、そもそも受賞それ自体に、そういう如何わしい背景があったのではないかと思えて、この爺さんの研究なんて実はその「9割」に属するものだろうと疑わざるを得ない。

 だいたい、どんな分野の見解でも説でも、もともとの持論をこれまで通りに説くのなら、それが何であっても構わないけど、ノーベル賞で話題になったところで、それによって得た政治的な機会を利用して発言すれば、内容ではなく権威をかさに着てのことになるから不適切な行為である。
 だから、これをマスコミはただ垂れ流すのではなく批判的に捉え、その意図と背景を追及する報道をすべきだ。それができないということは、もちろんマスコミ関係者の意識の低さもあるだろうが、そうでないとしたら、やはりマスコミも大企業を恐れていると考えるべきで、ますます如何わしくなる。


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 そもそも、ノーベル賞をもらった人の言うことだから有難がらないといけないというわけではない。大江健三郎が原発に反対しても日本政府は拝聴しないどころか完全無視で業界の利益を図り、青色発光ダイオードを開発した人は大儲けした大部分を会社に巻き上げられたと訴えたが聞き容れてもらえなかった。
 つまり偉いのは会社である。ノーベル賞をもらった人ではない。だから今回も、ノーベル賞をもらった人が言ったというのではなく、製薬会社が儲かるように言ったと解釈すべきである。



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# by ruhiginoue | 2018-10-17 17:30 | 学術 | Trackback | Comments(0)
 昨日、インターネット上の名誉毀損など違法行為に対して、犯人の発信情報開示を請求しても、裁判官から悪意によって拒絶されてしまう現実を指摘したが、これは犯人を隠匿するだけでなく、犯人ではない人に濡れ衣を着せるためでもある。
 つまり、裁判の誤りではなく、故意に冤罪を作り出すのだ。この実態について今日は述べる。

 そもそも、どんな裁判でも結果はやってみなければ判らないのだから、それは別問題としたうえで、裁判にして維持できそうな違法性は明らかということであるなら、その場合はインターネットの情報開示を認めるものだ。
 それを悪意のある裁判官は、裁判に訴える前から判決と同じ程度でなければならないなどとデタラメを言い出す。これはインターネットのことだけでなく他のことでも前からよくあることなのだ。例えば証拠保全とか差し押さえとかで申立を却下するなど、片方に依怙贔屓するため、前段階で妨害するのだ。
 こういう実態であるから、インターネットの発信情報開示についても不公正は当然である。

 そして、情報開示をすれば犯人が明らかになるのに拒絶することは、犯人の隠匿だけでなく、犯人でないと解っている人を犯人にしてしまうにも好都合である。物理的に明確となるのにこれをせず、また、他の証拠からあり得ないことなのに、「あるはずだ」「いかにもやりそうだ」「他にやりそうな者はいない」など到底裁判の判決とは言えない文言と「優に推認できる」という決まり文句により冤罪を仕立て上げる。

 これによって、身に覚えのない罪を着せられた人が、今まで何人も出ている。何か不正を追及しているフリーのジャーナリストが「やられた」と言っていることもあるが、これもひどいけれど何故か解るだけまだマシで、中にはカフカの小説のように、ある日突然、自宅や勤務先に裁判所から訴状が届けられて、わけがわからないまま、いくら否認しても、発信情報開示をすれば判ると抗弁しても、すべて拒絶されたうえで「やってないわけがない」「不合理な言い訳に終始しており反省しない」などの決まり文句で高額な賠償金を払えという判決である。

 これは具体的に政治的な背景があって行われていることでもあるし、人々を不安にさせることで社会に疑心暗鬼と恐怖をもたらすことは昔から支配の手段でもある。
 こうした故意による不正だけでなく、もともと裁判がいいかげんに行われることもよくあるのだ。これは昔から弁護士たちが指摘してきた。
 それに「ロシアンルーレット」みたいな感じで当たってしまうことが、誰にだってあるということだ。まさか自分が...という思い込みは甘いのだ。


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# by ruhiginoue | 2018-10-16 18:02 | 司法 | Trackback | Comments(2)
 Twitterでの発言で何かと話題の人である岡口基一判事やタレント・マイリーキクチが、Twitterで現実と乖離した話をしていて、見過ごせないので指摘しておく。

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 Twitterや掲示板など匿名で利用できるインターネット上のウエッブサイトといわれる場で違法行為をすると、そこでは匿名でも、接続するために情報を供給するプロバイダーと呼ばれる業者とは実名で契約しているから、その送信記録から情報開示されて判ってしまうことがあり、注意すべきだとか変なことは書くなとか、そういうことをTwitterでつぶやくだけでなく講演までしているそうだ。

 ところが、これはあくまで建前であり、実態はまるで違う。
 まず、殺害や爆破の予告とか麻薬の取引など物騒さが甚だしくて刑事案件になることは、警察が予算を使って技術者を雇い調査する。そうでなければ、名誉毀損や営業妨害などの違法性があってもだいたい個人的な範疇に収まる問題なので、警察に訴えても民事にするよう言われるものだ。
 すると、次は個人で調査しないといけない。でも捜査権が無いから、接続業者に対して教えるよう求めて同意してもらうことが必要だ。
 しかし、業者は契約者の個人情報を保護する責任がある。それで、違法性が明らかである場合に限って認められている例外を求める。だから、これを規定した法律を「プロバイダー責任制限法」と呼ぶ。

 そして、業者は基本的に契約者を守る。そのうえ個人情報を開示してよいのは違法性が明白であることが条件とされていて、これについて業者は顧問弁護士と相談するかというと必ずしもそうではない。そこまで対応できる専門性をもった顧問弁護士とは限らないからだ。
 そうなると、違法性が明白であるか否かより、契約者の社会的地位によって対応を決める。社会的地位が高い相手だと、その影響力が業者としては当然ながら気になるし、そもそも名誉毀損や業務妨害は社会的地位のある者のために作られた法律だから、逆に地位ある者が違法行為をした場合は司法が常に甘い。
 このため、もともと刑事で対応してもらえない軽微な違法行為ということで、だいたいは業者から情報開示を拒絶される。

 そうなると、業者を裁判に訴えないといけない。これは関係する会社の登記簿謄本を取り寄せたり訴訟費用の印紙を買ったりするし、違法性の証明などで弁護士を雇わないと難しいこともあるから、何かと金がかかる。
 そうまでしても、期待してはいけない。もともとプロバイダーが発信情報開示に難色を示したなら社会的地位のある契約者だと裁判官も考えるから、やはり開示請求を認めないのだ。名誉毀損などは特にそうだが、法廷に持ち込まれても、ほとんどの裁判官は上ばかり見る「ヒラメ判事」だから、「法の下の平等」など無視して、地位ある者たちにえこひいきしたり忖度したりである。それ以前の情報開示など認めるわけがない。地位が無い相手でも、それがネトウヨだったら、政権に好都合な者であるとして味方する裁判官が当然いる。

 これが実態だから、むなしい建前を語る人たちの話など、真に受けては危険である。



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# by ruhiginoue | 2018-10-15 17:24 | 司法 | Trackback | Comments(0)
 このあいだ潰れた月刊誌『新潮45』に昔、ビートたけしが連載していて、これをまとめた単行本『だから私は嫌われる』がベストセラーになったけれど、ここでビートたけしは「消費税の何が悪いってんだ」という見出しで、これから高齢化社会になるのだから福祉の財源が必要なんだから当たり前だと説いていた。
 もともと「ババアの首をしめろ」などと老人虐めを言っておいて、政府に媚びる処世術では心にも無いことを書くビートたけし。他の週刊誌では、相対的に低所得者ほど負担が重たい消費税が不公平だと説いていた。いくら芸人の商売でも露骨すぎる二枚舌だと批判されていた。


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 それでも、高齢化社会にむけて広く薄く税金を集めて福祉制度の財源にするという建前を、ある程度は実現していたなら、不十分であっても仕方ないとまだ言い得た。
ところが、福祉はまるで充実してない。だから少子高齢化になって困り、今さらもう遅いのに、慌てて子供を作れと若い夫婦に対して言い出す人たちがいるわけだ。

 また、消費税のほとんどは、大企業の法人税を減らした穴埋めに使われた。もちろん自民党が政治献金をもらう見返りだ。これについて、もう死んだ三宅久之など御用マスコミ人たちが、大企業を優遇しないと外国に出て行ってしまうとテレビで必死になって連呼していた。こんなに大企業にとって居心地の良い日本から出ていけるものなら出て行ってみろよとみんな言っていたが、マスコミは御用のほうを取り上げて拡声する。これもビートたけし同様に商売だからだ。

 だから、商売の人たちは、それで儲かればなりふり構わずだろうが、それ以外の人たちがどうなのかという問題だ。



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# by ruhiginoue | 2018-10-14 16:34 | 政治 | Trackback | Comments(2)
 僧侶でありながら、声楽を披露したり、後には寺の中にプラネタリウムや天体望遠鏡を設置して天文学の講釈もするようになる春日了という人がいる。かつて、よくテレビに出演していた。僧侶としては珍しく率直に自由な意見を述べていたからだ。

 例えば、彼は寺で産まれて僧侶になるよう仏教の大学に行ったが、これは決して僧侶は世襲しないといけないということではなく、住職が引退したり死去したりすれば、その寺を運営している宗派が後継者を派遣することになっていると説明し、なのに子供を跡継ぎにしようとするのは、そうしないと住職の家族は、これまで家賃タダだったのに出ていかないといけなくなるからだ、などとテレビで痛快なほどハッキリ言ってしまうなどする。

 そして、こんなことも言っていた。よく、オペラや能をテレビで放送すると歌やセリフのテロップを入れているが、同じようにして仏教のお経も、読経している録画にテロップを入れて意味が解るようにしたらどうかと、かつて提案したが仏教界から賛同してもらえず、それはなぜかと言うと、意味が解らないからこそありがたみがあるように感じるから、だった。
 つまり、日本の仏教界は権威主義のため難解ぶっているだけということだ。

 あの、就任早々に柴山昌彦文科相が言い出した教育勅語も同じで、もともと難解な文であるため大人でも意味をほとんど理解できなかった。それゆえ子供には呪文のような効果があった。つまり意味があったのはあくまで雰囲気であって内容ではなかった。この歴史的現実を、どうやら今の文科相は知らないらしい。だから教育勅語について語っていると、そこにはツッコミどころ満載ということになったのだ。

 また、お経も教育勅語も、勿体つけた言い回しで内容の本質をわからないようにしながら強制する意味がある。
 ただし、これは今のインターネットにも、よくあることだ。細かい文字のまわりくどい文を読んだうえで「同意」をクリックしないと先に進めない、など。


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# by ruhiginoue | 2018-10-13 16:42 | 社会 | Trackback | Comments(0)