『言論の自由』
2009年 05月 20日
アメリカで最も人気がある画家ノーマン=ロックウェルの「言論の自由」は、普通の身なりをした庶民が周囲から様々な視線を向けられながらも毅然として自分の意見を述べている絵だが、描かれたものすべてが鑑賞する者の視線を主題に向けて誘導することで山なりの安定した図柄を築いており、内容とともにそれを表現する優れた構図の例として絵の講座でよく引き合いに出される。

陪審員制度の理想を描いた映画『12人の怒れる男』では、ヘンリー=フォンダふんする陪審員が、他の11人は有罪と決めてかかっていたところへ疑問を投げかけ、最初はあまのじゃく呼ばわりされるが、正直であることに勇気がいる時あえて発言したことなどで評価され、慎重におさらいしてみると確かに色々と問題が見つかり、最後は全員一致で無罪の評決となる。
これは、日本のように「空気を読め」と言われる社会では、ほとんどありえないことだろう。
さて、そうした日本の社会で、陪審員とは違い、全員一致ではなく多数決で、裁判官を抑制ではなく補佐する裁判員なる珍妙な制度が、大反対のなかついに実施される。
前にも言ったとおり、裁判員なんてやりたくないという人は、やらされそうになったら司法を批判するブログを実名入りで作れば裁判所から忌避される。一時的には睨まれても、無実の人を死刑にして悪夢に一生うなされるよりはマシではないか。
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陪審員制度の理想を描いた映画『12人の怒れる男』では、ヘンリー=フォンダふんする陪審員が、他の11人は有罪と決めてかかっていたところへ疑問を投げかけ、最初はあまのじゃく呼ばわりされるが、正直であることに勇気がいる時あえて発言したことなどで評価され、慎重におさらいしてみると確かに色々と問題が見つかり、最後は全員一致で無罪の評決となる。
これは、日本のように「空気を読め」と言われる社会では、ほとんどありえないことだろう。
さて、そうした日本の社会で、陪審員とは違い、全員一致ではなく多数決で、裁判官を抑制ではなく補佐する裁判員なる珍妙な制度が、大反対のなかついに実施される。
前にも言ったとおり、裁判員なんてやりたくないという人は、やらされそうになったら司法を批判するブログを実名入りで作れば裁判所から忌避される。一時的には睨まれても、無実の人を死刑にして悪夢に一生うなされるよりはマシではないか。
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by ruhiginoue
| 2009-05-20 18:07
| 司法





