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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

裁判員より参議院を抽選にすべき

 衆議院で可決された法案が、参議院で否決され衆議院に差し戻しとなり、再可決された。
 参議院で否決されたからには、否決された原因から法案を見直して、何らかの修正をしたうえで再可決となるべきだ。そうでなければ参議院の存在意義が無い。
 こうなってしまったのは、参議院が本来の機能を果たしていないからだ。今はたまたま衆参で与野党の勢力が逆転しているが、そのようなことは稀で、ほとんどの場合は衆参で政党の勢力が変わらず、「カーポンコピー」と皮肉られて来たとおりだから、「良識の府」である参議院が衆議院をチェックすることをせず同じ結論を出してしまう。それに慣れきってしまっていて、たまに違う結論となっても、単に衆議院の優越性によって、差し戻されはしてもそのまま再可決となってしまうのだ。
 だから、莫大な税金の無駄遣いであるとして、参議院の無用論が、もう何十年も前からあった。
 そもそも参議院は、周知のとおり戦前の貴族院で、特権階級の代弁が仕事だった。それを戦後の民主化で選挙することになった。だから、かつての名残りから、議員バッヂは参議院の方が材料が良くてコストも高く、「代議士」とは衆議院議員を指す言葉だ。
 ところで民主化はけっこうだが、政治的な組織力や資金力が反映する選挙をやれば、どうやってもほぼ同じ結果となることが多いに決まっている。ほんらいの存在意義である良識の府としてチェック機能を果たさず、民主化したつもりが無用の長物と化しただけだ。
 それなら、前から提案があったように、参議院は選挙をやめて、有権者から無作為抽出によって議員を決めたほうがいい。専門家と称する者たちに任せっきりにしておくと危ないので、一般市民の見識を取り入れる、裁判の陪審員と同じである。
 陪審員とは似て非なるものだとして批判が多いのに始まってしまった裁判員制度なんかやるくらいなら、参議院こそ議員を一般市民から抽選で決めるべきだ。そうすれば、ほんらいの仕事であるチェック機能を果たせるし、そのうえ選挙にかかる費用と手間と騒音が省けて良い。

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by ruhiginoue | 2009-06-20 10:27 | 政治