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by ruhiginoue

メルボルン事件

 裁判員裁判で、被告が無罪主張する初の事件が大阪地裁にかかり判決は13日だそうだ。覚せい剤約3キロをスーツケースに入れてドイツから関西国際空港に密輸した罪に問われたドイツ国籍の被告は「違法薬物が入っていると認識していなかった」と述べ、弁護側は無罪を主張した。
 かつて「メルボルン事件」と呼ばれる冤罪の疑いが濃厚な事件があった。メルボルンで日本人旅行者たちが、荷物検査で麻薬が発見され、密輸で逮捕されたけれど、身に覚えが無く、知らない間に運び屋にされた可能性があった。
 犯罪組織が観光客の荷物運びの仕事に紛れ込み、持ち主の気づかないうちに仕込み、到着後に仲間がやはり業者に紛れ込んでいて、抜き取るという手口。見つかったら麻薬は損するが持ち主に罪を着せて自分は逃げられる。
 逮捕された日本人たちは、無罪を主張したつもりだったが、そうならずに実刑判決を受けてしまった。通訳の不備が原因らしいが、十年も刑務所に入れられてしまい、出所はしたがもう人生設計は滅茶苦茶。
 まるで実話に基づいた映画『ミッドナイトエクスプレス』だが、ここでは主人公が脱獄する。この映画が日本のテレビで放送されるさい事件の舞台となったトルコの日本大使館からクレームがついて中止になり、後に深夜にひっそり放送されたことが83年にあった。
 当裁判のドイツ人被告が潔白かどうかは不明だが、慎重な審議をしてほしいものだ。日本人も外国に行って、知らない間に荷物に麻薬を入れられて逮捕される可能性は誰でもある。いいかげんなことをしたら、映画のように日本人が報復される可能性も有り得る。

人気ブログランキングへ『ミッドナイトエクスプレス』はアカデミー賞で脚本賞(監督になる前のオリバー=ストーン)と音楽賞(ジョルジォ=モロダーの映画音楽デビュー)だけども見てなくてもクリックを


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by ruhiginoue | 2009-11-10 21:38 | 司法 | Trackback(1) | Comments(0)