井上靜の気楽な日誌です。気楽にコメントしてください。おたよりも気楽にe-mail:ruhiginoue@excite.co.jpまで


by ruhiginoue

井上嘉浩被告の死刑は気に入らない

 サリン事件のとき、ついているのかいないのか、千代田線に乗っていて大混乱に巻き込まれたがいちおう無事だった者として、また、宗教とくにオカルト傾倒には大反対の者として、それでも犯人の一人である井上嘉浩被告の死刑判決は気に入らない。
 これは死刑制度に反対だからではない。一度は無期懲役の判決が出ているからだ。それが高裁で否定されて死刑である。特に死刑は慎重であるべきだが、他の刑でも、罰金でも執行猶予付きでも、もちろん有罪か無罪かでも、一度でも裁判で判断した結果を否定して良いのは、後から決定的な新証拠でも出ない限り、被告人に利益となるように変更するときだけとすべきである。これは先進国の司法では常識である。
 また、特に日本の場合は、全体的に官僚が威張り散らしている国であり、それだけでも先進国とは言えないが、司法では検察官と裁判官が馴れ合いをしているのだから、なおさら問題である。
 また、法廷で廷吏が開始の宣言をするさい、アメリカ合衆国の裁判で刑事事件の原告と被告について「誰々VS何処の州」と言うのと同じように、「被告・誰々個人、原告・国家権力」と事件番号とともに言うべきである。それでも有罪とか死刑とか考えられたなら、まだ結構である。そうしないと、物事の構造が理解できないだろう。裁判員制度も出来たのだから、なおさらである。

人気ブログランキングへクリックして投票を

Excite エキサイト : 社会ニュース
[PR]
トラックバックURL : https://ruhiginoue.exblog.jp/tb/12657268
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 芸術的な日々 at 2010-01-13 20:45
タイトル : 映画「日本の黒い夏 冤罪」 警察とマスコミは信用できない
Excite エキサイト : 社会ニュース 1994年、長野県の松本市で起こった松本サリン事件で、被害者になりながら、サリンを製造した加害者の容疑をかけられ、警察とマスコミによって疑惑の人に仕立て上げられた男性の苦悩を描く実話ドラマ。 この映画では、いかに警察とその警察の発表やリーク情報を鵜呑みにするマスコミが信用できないという実態が浮き彫りにされている。警察は面子をかけて犯人と仕立て上げられた人を徹底的に黒く塗り固め、マスコミも加担する。ある一定の方向に報道が固定されると、それを逆回しに...... more
Commented by masagata2004 at 2010-01-13 20:44
アメリカではPeople VS. だと思ったのですが。つまり、刑事事件では原告は人々。
Commented by ruhiginoue at 2010-01-14 05:23
 人民を代表して依託を受けた州の司法当局が原告となる、との意味のはずです。
 手続きを欠落させたら西部劇に出てくるリンチとなってしまうから。
Commented by ケーキイーター at 2010-01-18 12:47 x
無期どころか、ムキになって死刑にしているみたいですね。とにかく最近はやたら死刑判決が多いような気がします。
Commented by ruhiginoue at 2010-01-19 07:35
 日本が上り調子だったときは、犯罪が起きてから罰するより、その前に、そんなことがないようにしようという風潮だったけれど、今は低落する一方になってしまったということではないかと。
名前
URL
削除用パスワード
by ruhiginoue | 2010-01-13 19:09 | 司法 | Trackback(1) | Comments(4)