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by ruhiginoue

外国人参政権反対論はズレている

 また亀井大臣が、今度は永住外国人の地方参政権について、ズレた反対論をぶっている。
 それなら帰化するべきで、そうしないと加熱する、と言う。
 もちろん、大島渚監督のテレビドキュメンタリー『忘れられた皇軍』に描かれるような問題もある。
 日本の軍属として闘い負傷して障害を負った人たちが、国籍が無いため軍人恩給も障害者年金も生活保護も受けられず、それで帰化を勧められて従う人もいたが、一方では、意地もあって拒否し、特例を求めて運動し、運動内部で時には半島の政権が南北に分かれているため、その所属を巡り対立もしながら、日本政府の冷たさを訴えてきたものだ。
 しかし、これは今回の問題の背景の一つに過ぎない。
 そもそも、国政は国民のことだから国籍がある人だけで当然だが、地方自治はそこに住んでいる人のことだから、国籍はなくても相当の居住実態がある人によるべきもの、ということで、なのに、住んでいるのに国籍がないから駄目だという現状のほうが、本来の制度の趣旨から外れていて間違っているということだ。
 今、これを書いている者が住んでいる地元で、自民党の女性議員が何か家庭に事情があったらしく(子供のお受験とか離婚ないし家庭不和など噂されてる)他の自治体の住所に転居しながら、議員の資格を失いたくなくて住民票だけ形式的に残していることが、問題になっている。
 つまり、地方参政権とは実際に住んでいる人のものだから、ということだ。それでも駄目だというなら、そこに問題があることを指摘すべきで、安っぽい排外主義で人気取りしてはいけない。
 また、もともと参政権がある日本国籍を持つ人たちで、投票率が低すぎるから、外国人票が創価学会票みたいに影響力を持ってしまう不安があるけれど、それなら投票率が上がるよう政治不信を払拭するのが、政治家の本来の義務だろう。 

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by ruhiginoue | 2010-02-04 15:24 | 政治