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井上靜に関するblog(網誌)です。下記の著書を読んでもらえたら嬉しく存じます。


by ruhiginoue

ビートたけし庶民の出

 いつもビートたけしを持ち上げる芸能記者の本多圭という人は、自分も貧しい出身だからたけしのように庶民からのし上がった人に共感するそうだ。
 また、かつて記事をめぐりたけしが暴力沙汰を起こしたフライデー誌に、最近たけしは女性と一緒にいるところを写真に撮られたが、それで困る相手ではないと言うたけしに、本多氏はさらなる声援を送っている。

 しかし、たけしの言う意味は、前は困る相手だったということだ。前に彼が記事に激高してフライデー編集部で暴行し執行猶予付き有罪判決となった事件のもとになったのは、たけしが既婚者であるうえ力徳恵という女性と情交関係になっていたことだが、その彼女が当時未成年だったから、たけしとしては焦ったのだった。

 うわさになって困る相手ではないから堂々としているというのは、かつて音楽家の三枝成彰が言っていたことだ。かつて彼は週刊誌などに女性関係を面白おかしく書き立てられ、その殆どは嘘の記事で、中には会ったこともない女性と親しくしていると書かれたことまである。しかし、頭には来ても、それで逃げ隠れしたり恥ずかしがったりしては女性に失礼だと思い、堪えて堂々としていたそうだ。

 これを、ビートたけしは出来なかった。既婚者が未成年者と不倫したのだから。そこで、たけしは「家族のためにやった」と言った。たけしが言うには、フライデー事件は女性関係だけでなく、そのころ彼の妻が子供を有名私立校に入れようと面接に連れて行くところを写真に撮られ、それが学校側の印象を損ね入学拒否されたこともあり、こちらのほうがむしろ原因だと言った。

 しかし、そもそもたけしは他人をやじり倒して大きくなった人だと三枝は指摘。そのさいたけしは散々、他人の家族を傷つけてきた。ひどい場合は身体的なことまで言っていた。それでよく、自分の暴力の言い訳に家族を持ち出せたものだ。
 また、そんなたけしの拠り所は、自分が庶民の出だということで、だから綺麗事ではなく本音を言うんだと、普通なら許されない発言を正当化してきた。それならどうして自分の子供を公立学校ではなく有名私立校に入れようとするのか。庶民なら公立学校に入れれば良いし、週刊誌に載ろうと拒否されない。有名私立校は綺麗事を好むから拒否したのであり、これはたけしがこき下ろしてきたことのはずだ。だいたい、庶民を売りにして名をあげ成金の途端に上流階級か中産階級の真似をしようなんて卑しい。

 という三枝の指摘は正しいと思う。彼の作る曲は好きではないが、それとは別問題である。一方、本多の芸能記事は面白いし、彼には数回会って誠実な人であると認めるけど、たけしにエールを送る気にはなれない。




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by ruhiginoue | 2010-04-25 20:22 | 芸能