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by ruhiginoue

「即身成仏」と信教の自由

 東京都足立区の民家で、そこの住人の一部白骨化した遺体が見つかり、その人は生きていれば111歳となるが、その家族の話では、30年前に「即身成仏したい」と話しており、それから自室に閉じこもったままだったという。
 「即身成仏」は、法的にどうなるか。
 まず自殺ということになるが、家族は知っていたわけだから。保護責任者遺棄致死の疑いをかけられているようで、また、遺体は医師の診断を受け死亡宣告のうえ役所の埋葬許可を受けて火葬すると決められている。
 そうしたのち、「弔意をもって」行うなら、骨壺に入れようと散骨しようと、どうしようと自由ということだ。
 そこで拙宅では親戚で意見が分かれており、先祖代々の墓が良いという者に対して父は霊園の真新しいものを購入して反感を買ったし、母はインドみたいに荼毘に付して散骨が自然で良いから墓は拒否と予め宣言したうえ、「人は必ず死ぬのに、その度に墓を作っていたら、地球の表面がみんな、SFアニメの何とか星みたいに見渡す限り墓標だらけになってしまう」から、墓なんてそもそも無用と言っていた。
 余談だが、その「イスカンダル」とは梵語で、孫悟空らが有り難いものを取りに行くことに引っかけてある。
 しかし、即身成仏はその自由に至る前の段階に問題がある。信教の自由は憲法で保障しているが、社会の秩序を乱してもいけない。公共の福祉と個人の権利とかの問題になってしまう。
 
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社会総合 - エキサイトニュース
by ruhiginoue | 2010-07-29 14:43 | 司法