「映画は電力そのもの」宮崎駿談
2010年 08月 19日
「『ナウシカ』のようなテーマを扱うと、いろいろなところから手紙が来て困るんですね。自然保護とか言われても、そういう運動を自分で何かしているわけではないし、原発の問題を言われても、映画なんて電力そのもの。電力会社の宣伝によると電気の四分の一が原発だそうだし、アニメのセル画なんて石油の固まりだし」
と、宮崎駿監督は、『ナウシカ』公開直後にNHKテレビのインタビューで語っていた。とぼけながら明らかに皮肉も込めている。
昔から、原発に反対するなら電気を使うなという人がいるけど、その論法の決定的な欠陥は、では電気を使わないから原発を止めてくれと言えばそうなるのかというと、そんなこと有り得ないという前提を欠くことだ。
また、原発が無くなったら今のような消費生活は不可能かというと、それは嘘の宣伝で、電力需要とは無関係に利権となっていることを、映画化もされた田原総一郎の名著『原子力戦争』が詳しく告発していた。
ところで、最近「トトロ」の縫いぐるみが東京電力福島第二原発のPR施設で販売されていることに批判の声が挙がり、製作元の「ジブリ」は、誤解を招くとして出店をとりやめることにしたそうだ。
原発どころかコンビニが出来ただけで映画の雰囲気ぶち壊しだから、宣伝として不向きすぎて、原発以前の問題だが、かつては、最も向いていそうな『鉄腕アトム』も、作者が同意してくれなくて使用できず、後に手塚治虫は「私も原発には反対なんです」と明言した。
しかし、何を言おうと「日本人は一度原発がドカンといかないと解らないんじゃないの」と宮崎駿監督は雑誌上で発言していた。そのとおり。だから、そもそも原子力業界は、無駄なPRをして、かえって反感を買っているのた。
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と、宮崎駿監督は、『ナウシカ』公開直後にNHKテレビのインタビューで語っていた。とぼけながら明らかに皮肉も込めている。
昔から、原発に反対するなら電気を使うなという人がいるけど、その論法の決定的な欠陥は、では電気を使わないから原発を止めてくれと言えばそうなるのかというと、そんなこと有り得ないという前提を欠くことだ。
また、原発が無くなったら今のような消費生活は不可能かというと、それは嘘の宣伝で、電力需要とは無関係に利権となっていることを、映画化もされた田原総一郎の名著『原子力戦争』が詳しく告発していた。
ところで、最近「トトロ」の縫いぐるみが東京電力福島第二原発のPR施設で販売されていることに批判の声が挙がり、製作元の「ジブリ」は、誤解を招くとして出店をとりやめることにしたそうだ。
原発どころかコンビニが出来ただけで映画の雰囲気ぶち壊しだから、宣伝として不向きすぎて、原発以前の問題だが、かつては、最も向いていそうな『鉄腕アトム』も、作者が同意してくれなくて使用できず、後に手塚治虫は「私も原発には反対なんです」と明言した。
しかし、何を言おうと「日本人は一度原発がドカンといかないと解らないんじゃないの」と宮崎駿監督は雑誌上で発言していた。そのとおり。だから、そもそも原子力業界は、無駄なPRをして、かえって反感を買っているのた。
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by ruhiginoue
| 2010-08-19 19:55
| 映画