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by ruhiginoue

大葉か大馬鹿か

 青じその葉はなぜ大葉というのかとのコラムによると、シソの葉について「大葉」というのは実と区別して売る商品名で、もともと勝手に生えるものをちぎって食べていたのが、商品化して売られるようになったということだが、そこに問題があると以前から指摘されてきた。
 ちぎって食べるのとは違い、商品として売られるものは刺身盛り合わせなどの飾りである。飾り物だから、破損していては商品にならない。ところがこの葉はダニに食われやすい。穴があいては駄目だから、ダニ殺しのため「オダサン」という有機スズ系の殺生薬をひっきりなしに振りかけて栽培する。
 この薬は、バラやキクの栽培にさいしてダニの害を防ぐため使用されてきた。これは園芸である。だから大葉は観賞用であって食用ではないということになる。
 ところが八百屋やスーパーの野菜売り場で売っているのだから、分類としては食用である。実質的には装飾品なのだが。そして殺虫剤とか農薬は、過熱すると成分が飛んでしまうことが多く、人間に餌付けされた猿に奇形児が多いのは、生で食べてしまうからだろうと言われ、つまり過熱しないと危険が高まる。
 洗って落とすことがある程度はできても、薄い葉は少しでも穴があいては駄目とひっきりなしに塗布するのだから、しっかりと染み込んでいて、それを生で食べると、身体に良い訳がないはずだ。
 飾りだから食べなければいいが、そんなくだらない飾りが値段に含まれていると考えると馬鹿げているし、装飾ならまだビニール製の「バラン」のほうがマシである。ゴミが微増するが、周囲に殺性薬品を移さない。
 それで、宴会などで刺身の盛り合わせが出た時、必ずといって良いほどシソの葉が飾り付けされているので、その部分は食べないようにしていると、そうとは知らずに葉とくっ付いた刺身を食べている人がいて馬鹿だなあと思い、葉も一緒に食べて「刺身に大葉を巻くと美味い」と言っている人には「大馬鹿だなあ」と思う。
 ただ、妊娠している女性には、さりげなく話題にして食べないように促すことにしている。


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青ジソなのに、なぜ「大葉」?(Excite Bit コネタ) - エキサイトニュース
by ruhiginoue | 2010-11-23 12:53 | 雑感