未成年に死刑は社会の破綻
2010年 11月 25日
宮城・石巻の3人殺傷事件は、裁判員も参加した裁判で二件目の、そして少年には初の死刑判決となったが、仙台地裁の鈴木信行裁判長は「事件当時18歳だったことは死刑を回避する理由にならない」と述べており、これは日本社会が破綻したということだ。
そもそも、罪状がどんなにひどいものであっても、判断力の乏しい子供と老人の罪は、周囲の人間と社会の責任である、というのが世界的傾向であり、日本の場合は江戸時代に明文規定が作られていた。
そして、責任の所在を明らかにし、起きてしまったことの修復および今後は起きないようにする対策という、建設的な対応ができてこそ成熟した社会であるというのが、普遍的な認識であったはずだ。
ところが、それができなくなってしまった。命で償えといっても解決にはならないが、解決のしようが無くなってしまっているから、殺して決着するしかないという情けない状態ということだ。だから未成年で死刑回避の理由なしというわけで、日本の社会が破綻してしまったという告白の判決である。
つまり、それだけ日本が貧しくなったわけで、逆に中国が、今は死刑が多過ぎると批判されているけれど、豊かになっていけば、そのうち死刑廃止が議論され始めるだろう。
社会総合 - エキサイトニュース
そもそも、罪状がどんなにひどいものであっても、判断力の乏しい子供と老人の罪は、周囲の人間と社会の責任である、というのが世界的傾向であり、日本の場合は江戸時代に明文規定が作られていた。
そして、責任の所在を明らかにし、起きてしまったことの修復および今後は起きないようにする対策という、建設的な対応ができてこそ成熟した社会であるというのが、普遍的な認識であったはずだ。
ところが、それができなくなってしまった。命で償えといっても解決にはならないが、解決のしようが無くなってしまっているから、殺して決着するしかないという情けない状態ということだ。だから未成年で死刑回避の理由なしというわけで、日本の社会が破綻してしまったという告白の判決である。
つまり、それだけ日本が貧しくなったわけで、逆に中国が、今は死刑が多過ぎると批判されているけれど、豊かになっていけば、そのうち死刑廃止が議論され始めるだろう。
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by ruhiginoue
| 2010-11-25 22:13
| 司法